JP5463990B2 - 通信システムおよび議事録作成プログラム - Google Patents

通信システムおよび議事録作成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5463990B2
JP5463990B2 JP2010062822A JP2010062822A JP5463990B2 JP 5463990 B2 JP5463990 B2 JP 5463990B2 JP 2010062822 A JP2010062822 A JP 2010062822A JP 2010062822 A JP2010062822 A JP 2010062822A JP 5463990 B2 JP5463990 B2 JP 5463990B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
minutes
memo
memos
time
communication system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010062822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011197914A (ja
Inventor
裕章 藤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2010062822A priority Critical patent/JP5463990B2/ja
Publication of JP2011197914A publication Critical patent/JP2011197914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5463990B2 publication Critical patent/JP5463990B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、複数の通信装置を用いて実行された会議の結果を記録するための通信システムおよび議事録作成プログラムに関する。
従来、同一拠点にいない複数のユーザが遠隔会議を実行するために、ネットワークを介して接続された複数の通信装置を備える通信システムが利用されている。通信システムを使用するユーザは、会議に参加できなかった者に会議の内容を把握させるため、遠隔会議の結果を記録することがある。しかし、会議の参加者が一人で会議の議事録を作成すると、議事録に不要な情報が入ったり、必要な情報が入らなかったりする。また、議事録作成者の負担も増大する。
特許文献1に記載の電子会議システムでは、時間情報等が付加された文書、画像、および音声のデータが、システムを構成する全ての通信装置にブロードキャストされる。サーバは、ブロードキャストされたデータを全て記憶する。サーバは、記憶した音声データを時間順に再生しながら、一定間隔で文書データを生成し、議事録として保存する。サーバは、時間情報が重複した複数のデータを、重要項目として抽出し、再生する場合もある。
特開平8−297624号公報
特許文献1に記載の電子会議システムは、議事録を作成するための文書によって議事録を作成することはできないため、不要な内容が議事録に含まれる場合がある。さらに、一定間隔で文書データを生成するため、必要な内容が議事録に含まれない場合もある。時間情報が重複した複数のデータを重要項目として抽出する場合には、不要なデータも含めて全てサーバが記憶している必要があった。従って、議事録を作成するために必要な情報を効率よく抽出して最適な議事録を作成することが困難であった。
本発明は、議事録を作成するために必要な情報を効率よく抽出し、通信システムを利用する遠隔会議の最適な議事録を作成することができる通信システムおよび議事録作成プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に係る通信システムは、複数のユーザが遠隔会議を実行するために、複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを相互に送受信する複数の通信装置と、前記複数の通信装置に接続する装置、または前記複数の通信装置の少なくともいずれかであり、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成する議事録作成装置とを備えた通信システムであって、前記通信装置は、遠隔会議中に、前記議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモの入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって議事録メモの入力が受け付けられた場合に、時間の情報を前記議事録メモに対応付ける対応付け手段と、前記対応付け手段によって時間の情報が対応付けられた議事録メモのデータを前記議事録作成装置に送信する送信手段とを備え、前記議事録作成装置は、前記複数の通信装置から議事録メモのデータを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられている時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出することで、議事録を作成する作成手段とを備え、前記作成手段は、会議の開始から終了までの間に設定された複数の時間帯のそれぞれについて、前記対応付け手段によって対応付けられている時間が前記時間帯に含まれる1または複数の議事録メモを特定する特定手段と、前記特定手段によって1つの時間帯について特定された1または複数の議事録メモの中から、前記議事録に含める議事録メモを所定条件に基づいて抽出する抽出手段とを備え、前記作成手段は、前記抽出手段が前記1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモの中から前記所定条件に基づいて議事録メモを1つも抽出しなかった場合には、当該1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモを議事録に含めず、前記抽出手段が前記1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモの中から前記所定条件に基づいて議事録メモを抽出した場合には、抽出された議事録メモを含む議事録を作成し、前記議事録作成装置はさらに、前記作成手段によって作成された1または複数の前記抽出された議事録メモを含む議事録を保存手段に保存させる保存制御手段を備えている。
第一の態様に係る通信システムは、議事録を作成するためにユーザによって入力される議事録メモに時間の情報を対応付ける。通信システムは、1または複数の議事録メモの中から、時間の情報に基づいて議事録メモを抽出し、議事録を作成する。従って、通信システムは、ユーザが議事録を作成するために必要であると判断した情報を、時間の情報に基づいて効率よく抽出し、最適な議事録を作成することができる。通信システムは、議事録を作成するために記憶される情報のデータ量を低下させることができる。同一時間帯には、複数のユーザによって同一内容の議事録メモが入力されやすい。従って、通信システムは、同一時間帯に複数のユーザによって入力された同一内容の議事録メモが、重複して議事録に含まれることを、議事録メモに対応付けられた時間の情報によって効率よく防止することができる。その結果、通信システムは、必要な内容を含み、且つ同一内容の重複がない議事録を、容易に作成することができる。通信システムは、議事録を作成するために記憶する情報のデータ量を低下させることができる。
第二の態様に係る通信システムは、複数のユーザが遠隔会議を実行するために、複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを相互に送受信する複数の通信装置と、前記複数の通信装置に接続する装置、または前記複数の通信装置の少なくともいずれかであり、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成する議事録作成装置と、を備えた通信システムであって、前記通信装置は、遠隔会議中に、前記議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモの入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって議事録メモの入力が受け付けられた場合に、時間の情報を前記議事録メモに対応付ける対応付け手段と、前記対応付け手段によって時間の情報が対応付けられた議事録メモのデータを前記議事録作成装置に送信する送信手段とを備え、前記議事録作成装置は、前記複数の通信装置から議事録メモのデータを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられている時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出することで、議事録を作成する作成手段とを備え、前記作成手段は、前記取得手段によって取得された1または複数の議事録メモのそれぞれの議事録メモに対応付けられている時間の情報に基づいて、前記複数の通信装置のうちの、同一の通信装置から取得される前記議事録メモのデータの数が同一の時間帯において1以下となるように、会議の開始から終了までの間に複数の時間帯を設定する時間帯設定手段と、前記時間帯設定手段によって設定された前記複数の時間帯のそれぞれについて、前記対応付け手段によって対応付けられている時間が前記時間帯に含まれる1または複数の議事録メモを特定する特定手段と、前記特定手段によって1つの時間帯について特定された1または複数の議事録メモの中から最大で1つの議事録メモを、前記議事録に含める議事録メモとして所定条件に基づいて抽出する抽出手段とを備えている
第二の態様に通信システムは、議事録を作成するためにユーザによって入力される議事録メモに時間の情報を対応付ける。通信システムは、1または複数の議事録メモの中から、時間の情報に基づいて議事録メモを抽出し、議事録を作成する。従って、通信システムは、ユーザが議事録を作成するために必要であると判断した情報を、時間の情報に基づいて効率よく抽出し、最適な議事録を作成することができる。通信システムは、議事録を作成するために記憶される情報のデータ量を低下させることができる。同一時間帯には、複数のユーザによって同一内容の議事録メモが入力されやすい。従って、通信システムは、同一時間帯に複数のユーザによって入力された同一内容の議事録メモが、重複して議事録に含まれることを、議事録メモに対応付けられた時間の情報によって効率よく防止することができる。その結果、通信システムは、必要な内容を含み、且つ同一内容の重複がない議事録を、容易に作成することができる。通信システムは、議事録に含めることが必要な内容が議事録に含まれなくなる可能性を低下させることができる。
第三の態様に係る通信システムは、複数のユーザが遠隔会議を実行するために、複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを相互に送受信する複数の通信装置と、前記複数の通信装置に接続する装置、または前記複数の通信装置の少なくともいずれかであり、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成する議事録作成装置とを備えた通信システムであって、前記通信装置は、遠隔会議中に、前記議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモの入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって議事録メモの入力が受け付けられた場合に、時間の情報を前記議事録メモに対応付ける対応付け手段と、前記対応付け手段によって時間の情報が対応付けられた議事録メモのデータを前記議事録作成装置に送信する送信手段とを備え、前記議事録作成装置は、前記複数の通信装置から議事録メモのデータを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられている時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出し、抽出された議事録メモの中の、あらかじめ記憶手段に記憶されたキーワードの少なくともいずれかを含む議事録メモに基づき、議事録を作成する作成手段とを備えている。
第三の態様に係る通信システムは、議事録を作成するためにユーザによって入力される議事録メモに時間の情報を対応付ける。通信システムは、1または複数の議事録メモの中から、時間の情報に基づいて議事録メモを抽出し、議事録を作成する。従って、通信システムは、ユーザが議事録を作成するために必要であると判断した情報を、時間の情報に基づいて効率よく抽出し、最適な議事録を作成することができる。通信システムは、議事録を作成するために記憶される情報のデータ量を低下させることができる。通信システムは、議事録を作成するために重要なキーワードを予め設定しておくことで、必要な内容が含まれた議事録を容易に作成することができる。
第三の態様に係る通信システムにおいて、前記作成手段は、会議の開始から終了までの間に設定された複数の時間帯のそれぞれについて、前記対応付け手段によって対応付けられている時間が前記時間帯に含まれる1または複数の議事録メモを特定する特定手段と、前記特定手段によって1つの時間帯について特定された1または複数の議事録メモの中から最大で1つの議事録メモを、前記議事録に含める議事録メモとして所定条件に基づいて抽出する抽出手段とを備えてもよい。
同一時間帯には、複数のユーザによって同一内容の議事録メモが入力されやすい。従って、通信システムは、同一時間帯に複数のユーザによって入力された同一内容の議事録メモが、重複して議事録に含まれることを、議事録メモに対応付けられた時間の情報によって効率よく防止することができる。その結果、通信システムは、必要な内容を含み、且つ同一内容の重複がない議事録を、容易に作成することができる。通信システムは、議事録を作成するために重要なキーワードを予め設定しておくことで、必要な内容が含まれた議事録を容易に作成することができる。
前記作成手段は、前記特定手段によって1つの時間帯について特定された議事録メモの数が閾値以上であるか否かを判断する第一判断手段をさらに備えてもよい。前記抽出手段は、前記第一判断手段によって議事録メモの数が閾値以上であると判断された場合に1つの議事録メモを抽出すればよい。通信システムは、多数のユーザが議事録に含めるべきと判断した内容を、適切に議事録に含めることができる。その結果、通信システムは、必要な内容を含む議事録を容易に作成することができる。
前記作成手段は、前記特定手段によって1つの時間帯について特定された議事録メモの中に、あらかじめ記憶手段に記憶されたキーワードの少なくともいずれかを含む議事録メモがあるか否かを判断する第二判断手段をさらに備えてもよい。前記抽出手段は、前記第二判断手段によってキーワードを含む議事録メモがあると判断された場合に1つの議事録メモを抽出すればよい。通信システムは、議事録を作成するために重要なキーワードを予め設定しておくことで、必要な内容が含まれた議事録を容易に作成することができる。
前記議事録作成装置は、前記取得手段によって前記複数の通信装置から取得された議事録メモのそれぞれを、議事録メモの入力を受け付けた通信装置に対応付けてもよい。前記抽出手段は、前記特定手段によって1つの時間帯について複数の議事録メモが特定された場合に、あらかじめ記憶手段に記憶された前記複数の通信装置の各々の優先順位に従って、前記優先順位が最も高い通信装置から取得された議事録メモを、前記議事録に含める議事録メモとして抽出してもよい。通信システムは、同一時間帯に入力された同一内容の議事録メモの1つを、優先順位に従って容易且つ適切に抽出することができる。
前記抽出手段は、前記特定手段によって1つの時間帯について複数の議事録メモが特定された場合に、特定された議事録メモに含まれる文字の数に基づいて、前記議事録に含める議事録メモを抽出してもよい。通信システムは、同一時間帯に入力された同一内容の議事録メモの1つを、文字数に基づいて容易且つ適切に抽出することができる。通信システムは、適切な文字数の議事録メモを議事録に含めることができる。
本発明の第四の態様に係る議事録作成プログラムは、複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを複数の通信装置間で送受信することで遠隔会議を実行する通信システムにおいて用いられる議事録作成装置に実行させる議事録作成プログラムであって、前記議事録作成装置のコンピュータに、遠隔会議中に、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモのデータを前記通信装置から取得する取得ステップと、前記取得ステップによって議事録メモのデータが取得された場合に、取得された前記議事録メモに時間の情報を対応付ける対応付けステップと、前記取得ステップによって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられた時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出することで、議事録を作成する作成ステップとを実行させ、前記作成ステップでは、会議の開始から終了までの間に設定された複数の時間帯のそれぞれについて、前記対応付けステップで対応付けられている時間が前記時間帯に含まれる1または複数の議事録メモを特定する特定ステップと、前記特定ステップで1つの時間帯について特定された1または複数の議事録メモの中から、前記議事録に含める議事録メモを所定条件に基づいて抽出する抽出ステップとを実行させ、前記作成ステップでは、前記抽出ステップで前記1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモの中から前記所定条件に基づいて議事録メモを1つも抽出されなかった場合には、当該1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモを議事録に含めず、前記抽出ステップで前記1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモの中から前記所定条件に基づいて議事録メモが抽出された場合には、抽出された議事録メモを含む議事録が作成され、前記作成ステップで作成された1または複数の前記抽出された議事録メモを含む議事録を保存手段に保存させる保存制御ステップをさらに実行させる
第四の態様に係る議事録作成プログラムによると、議事録作成装置は、議事録を作成するためにユーザによって通信装置に入力される議事録メモに、時間の情報を対応付ける。議事録作成装置は、1または複数の議事録メモの中から、時間の情報に基づいて議事録メモを抽出し、議事録を作成する。従って、議事録作成装置は、ユーザが議事録を作成するために必要であると判断した情報を、時間の情報に基づいて効率よく抽出し、最適な議事録を作成することができる。議事録作成装置は、議事録を作成するために記憶される情報のデータ量を低下させることができる。同一時間帯には、複数のユーザによって同一内容の議事録メモが入力されやすい。従って、通信システムは、同一時間帯に複数のユーザによって入力された同一内容の議事録メモが、重複して議事録に含まれることを、議事録メモに対応付けられた時間の情報によって効率よく防止することができる。その結果、通信システムは、必要な内容を含み、且つ同一内容の重複がない議事録を、容易に作成することができる。通信システムは、議事録を作成するために記憶する情報のデータ量を低下させることができる。
第五の態様に係る議事録作成プログラムは、複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを複数の通信装置間で送受信することで遠隔会議を実行する通信システムにおいて用いられる議事録作成装置に実行させる議事録作成プログラムであって、前記議事録作成装置のコンピュータに、遠隔会議中に、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモのデータを前記通信装置から取得する取得ステップと、前記取得ステップによって議事録メモのデータが取得された場合に、取得された前記議事録メモに時間の情報を対応付ける対応付けステップと、前記取得ステップによって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられた時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出することで、議事録を作成する作成ステップとを実行させ、前記作成ステップでは、前記取得ステップによって取得された1または複数の議事録メモのそれぞれの議事録メモに対応付けられている時間の情報に基づいて、会議の開始から終了までの間に複数の時間帯を設定する時間帯設定ステップと、前記時間帯設定ステップで設定された複数の時間帯のそれぞれについて、前記対応付けステップによって対応付けられている時間が前記時間帯に含まれる1または複数の議事録メモを特定する特定ステップと、前記特定ステップによって1つの時間帯について特定された1または複数の議事録メモの中から最大で1つの議事録メモを、前記議事録に含める議事録メモとして所定条件に基づいて抽出する抽出ステップとを実行させる。
の態様に係る議事録作成プログラムによると、議事録作成装置は、議事録を作成するためにユーザによって通信装置に入力される議事録メモに、時間の情報を対応付ける。議事録作成装置は、1または複数の議事録メモの中から、時間の情報に基づいて議事録メモを抽出し、議事録を作成する。従って、議事録作成装置は、ユーザが議事録を作成するために必要であると判断した情報を、時間の情報に基づいて効率よく抽出し、最適な議事録を作成することができる。議事録作成装置は、議事録を作成するために記憶される情報のデータ量を低下させることができる。同一時間帯には、複数のユーザによって同一内容の議事録メモが入力されやすい。従って、議事録作成装置は、同一時間帯に複数のユーザによって入力された同一内容の議事録メモが、重複して議事録に含まれることを、議事録メモに対応付けられた時間の情報によって効率よく防止することができる。その結果、議事録作成装置は、必要な内容を含み、且つ同一内容の重複がない議事録を、容易に作成することができる。議事録作成装置は、議事録に含めることが必要な内容が議事録に含まれなくなる可能性を低下させることができる。
第六の態様に係る議事録作成プログラムは、複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを複数の通信装置間で送受信することで遠隔会議を実行する通信システムにおいて用いられる議事録作成装置に実行させる議事録作成プログラムであって、前記議事録作成装置のコンピュータに、遠隔会議中に、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモのデータを前記通信装置から取得する取得ステップと、前記取得ステップによって議事録メモのデータが取得された場合に、取得された前記議事録メモに時間の情報を対応付ける対応付けステップと、前記取得ステップによって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられた時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出し、抽出された議事録メモの中の、あらかじめ記憶手段に記憶されたキーワードの少なくともいずれかを含む議事録メモに基づき、議事録を作成する作成ステップとを実行させる。
第六の態様に係る議事録作成プログラムによると、議事録作成装置は、議事録を作成するためにユーザによって通信装置に入力される議事録メモに、時間の情報を対応付ける。議事録作成装置は、1または複数の議事録メモの中から、時間の情報に基づいて議事録メモを抽出し、議事録を作成する。従って、議事録作成装置は、ユーザが議事録を作成するために必要であると判断した情報を、時間の情報に基づいて効率よく抽出し、最適な議事録を作成することができる。議事録作成装置は、議事録を作成するために記憶される情報のデータ量を低下させることができる。議事録作成装置は、議事録を作成するために重要なキーワードを予め設定しておくことで、必要な内容が含まれた議事録を容易に作成することができる。
第一の実施形態に係る通信システム100のシステム構成を示す図である。 PC1の電気的構成を示すブロック図である。 遠隔会議中に表示装置34に表示される画像の一例を示す図である。 PC1がクライアントPCとして動作する場合に実行するクライアント処理のフローチャートである。 PC1がホストPCとして動作する場合に実行するホスト処理のフローチャートである。 ホストPCが各PC1から取得してRAM12に記憶される議事録メモのデータ構成の一例を示す図である。 図6に示す議事録メモから議事録が作成される過程を説明するための説明図である。 第二の実施形態に係る通信システム200のシステム構成、およびサーバ101の電気的構成を示す図である。 PC102が実行するクライアント処理のフローチャートである。 サーバ101が実行するサーバ処理のフローチャートである。
以下、本発明の第一の実施形態に係る通信システム100、および通信システム100が備えるパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)1について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1を参照して、第一の実施形態に係る通信システム100のシステム構成について説明する。通信システム100は、複数のPC1を備える。各PC1は、インターネット等のネットワーク8を介して、他のPC1との間でデータを送受信する。詳細には、PC1は、他のPC1のそれぞれとの間で、P2P(peer to peer)で映像、音声、テキスト等のデータを直接送受信することができる。なお、本発明における通信装置および議事録作成装置として用いることができるのはPC1に限られない。例えば、テレビ会議を実行するために各拠点に配置される専用のテレビ会議端末等を、本発明における通信装置および議事録作成装置として用いることも可能である。
通信システム100は、音声および映像を用いた遠隔会議を実行するためのテレビ会議システムである。各PC1は、自拠点のマイク31(図2参照)によって入力した音声のデータ、およびカメラ33によって入力した映像のデータを、他のPC1に送信する。各PC1は、他のPC1から受信したデータに基づいて、他の拠点の音声をスピーカ32(図2参照)から出力し、且つ他の拠点の映像を表示装置34に表示させる。その結果、複数の拠点の音声および映像が、通信システム100内で共有される。よって、通信システム100によると、全てのユーザが同一の拠点にいない場合でも、ユーザは円滑に会議を実行することができる。1つの拠点にいるユーザは1人でもよいし、複数でもよい。
さらに、通信システム100は、遠隔会議の検討状況の結果である議事録を作成することができる。通信システム100は、議事録に含める必要があるとユーザによって判断された情報を、自動的に効率よく抽出し、最適な議事録を作成することができる。
図2を参照して、PC1の電気的構成について説明する。PC1は、PC1の制御を司るCPU10を備えている。CPU10には、ROM11、RAM12、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」という。)13、および入出力インターフェース19が、バス18を介して接続されている。ROM11は、PC1を動作させるためのプログラムおよび初期値等を記憶している。RAM12は、制御プログラムで使用される各種の情報を一時的に記憶する。HDD13は、制御プログラム等の各種の情報を記憶する不揮発性の記憶装置である。HDD13の代わりに、EEPROMまたはメモリカード等の記憶装置を用いてもよい。後述する処理を実行するためのプログラムはHDD13に記憶されている。プログラムは、CD−ROM等の記憶媒体からHDD13に読み込まれてもよいし、ネットワークを介してサーバ等からHDD13にプログラムが記憶されてもよい。
入出力インターフェース19には、音声入力処理部21、音声出力処理部22、映像入力処理部23、映像出力処理部24、操作入力処理部25、および外部通信I/F26が接続されている。音声入力処理部21は、音声を入力するマイク31からの音声データの入力を処理する。音声出力処理部22は、音声を出力するスピーカ32の動作を処理する。映像入力処理部23は、映像を撮像するカメラ33からの動画データの入力を処理する。映像出力処理部24は、映像を表示する表示装置34の動作を処理する。操作入力処理部25は、キーボードおよびマウス等の操作部35から入力されるデータを処理する。外部通信I/F26は、PC1をネットワーク8に接続する。
図3を参照して、各PC1に接続されている表示装置34に遠隔会議中に表示される会議中画面の一例について説明する。図3に示す例は、拠点A、拠点B、および拠点CのそれぞれにPC1が配置されて遠隔会議が実行されている場合に、拠点Aの表示装置34に表示される会議中画面の例である。会議中画面内の上部には、他拠点である拠点Bの映像が表示される映像表示部41と、拠点Cの映像が表示される映像表示部42とが設けられる。拠点Aのユーザは、遠隔地である拠点Bおよび拠点Cの映像を見ながら円滑に会議を実行できる。会議中画面内の左下には、資料が表示される資料表示部44が設けられる。PC1は、遠隔会議中に共有される資料を資料表示部44に表示させることができる。よって、ユーザは、共有された資料を見ながら会議を実行できる。
会議中画面内の右下には、入力メモ表示部45が設けられる。入力メモ表示部45には、ユーザが操作部35(図2参照)を操作してPC1に入力する議事録メモが表示される。議事録メモとは、議事録を作成するためにユーザによって入力されるメモである。通信システム100では、遠隔会議の実行中、ユーザは、議事録に含めることが必要であると判断した会議内容を、操作部35を操作することで自拠点のPC1に入力する。PC1は、操作部35に入力された文字データを、議事録メモとして受け付ける。PC1は、議事録メモの入力を受け付けた場合に、時間の情報を議事録メモに対応付ける。
通信システム100では、複数のPC1のうち、ホスト装置として動作するPC1(以下、「ホストPC」という。)が、システム内の各PC1によって受け付けられた議事録メモを全て取得する。ホストPCは、各議事録メモに対応付けられた時間情報に基づいて、議事録に含める議事録メモを抽出する。その結果、通信システム100は、ユーザが議事録を作成するために必要であると判断した情報を、自動的且つ適切に議事録に含めることができる。
以下、PC1が実行する処理について説明する。前述したように、通信システム100では、複数のPC1のうちの1つが、議事録を作成するホストPC(本発明における「議事録作成装置」)として動作する。通信システム100内のホストPC以外のPC1は、クライアントPCとして動作する。第一の実施形態では、通信システム100内の複数のPC1のそれぞれが、ホストPCおよびクライアントPCのいずれの動作も実行できる。ユーザは、いずれのPC1をホストPCとして動作させるかを、PC1に指示する。指示されたPC1が、ホストPCとして動作する。しかし、ホストPCの選択方法はこれに限られない。例えば、通信システム100は、システム内の複数のPC1のうち、各種データの処理能力(例えば、CPUクロック数)が最も高いPC1を、ホストPCとして選定してもよい。
遠隔会議を実行するための処理の概要について説明する。クライアントPCのCPU10およびホストPCのCPU10の各々は、遠隔会議を開始させる指示が入力されると、他のPC1との間の通信を確立し、音声データ等のデータを他のPC1との間で送受信する。各CPU10は、受信したデータに基づいて会議中画面(図3参照)を表示装置34に表示させると共に、他の拠点の音声をスピーカ32に出力させる。その結果、遠隔会議が実行される。遠隔会議を実行させるための処理は周知であるため、この詳細な説明は省略する。
図4を参照して、議事録を作成するためにクライアントPCが実行するクライアント処理について説明する。ユーザが操作部35を操作し、遠隔会議を実行する指示をクライアントPCに入力すると、クライアントPCのCPU10は、HDD13に記憶されているプログラムに従ってクライアント処理を実行する。クライアント処理は、前述した遠隔会議を実行するための処理と並行して行われる。
クライアント処理が開始されると、通信システム100内の他のPC1との間で時刻が統一化されて、時間の計測が開始される(S1)。複数のPC1の間の時刻が統一化されることで、通信システム100は、議事録メモに対応付けられた時間情報に応じて、適切な議事録メモを議事録に含めることができる。各PC1が遠隔会議開始前に計測していた時刻がずれている場合(特に、時差が存在する遠隔地同士で遠隔会議が行われる場合等)でも、通信システム100は、適切な議事録を作成することができる。具体的には、PC1は、通信システム100の特定のPC1(例えば、ホストPC)の時刻を基準として時間を計時すればよい。PC1は、通信システム100内の全ての通信が確立した時点を基準として時刻を統一化してもよい。
操作部35によって議事録メモが入力されたか否かが判断される(S2)。入力されていなければ(S2:NO)、ホストPCから議事録メモの送信指示を受信したか否かが判断される(S3)。詳細は後述するが、ホストPCは、遠隔会議が終了すると、クライアントPCに対し、入力された議事録メモをホストPCに送信する指示を行う。送信指示を受信していなければ(S3:NO)、S2およびS3の判断が繰り返される。
クライアントPCのユーザが操作部35を操作し、入力メモ表示部45(図3参照)に議事録メモを入力して確定指示を行うと(S2:YES)、クライアントPCのCPU10は、議事録メモの入力を受け付ける(S4)。詳細には、入力された議事録メモの文字データが、その時点で計測されている時間の情報に対応付けられて、HDD13に記憶される。処理はS3へ移行する。ホストPCから議事録メモの送信指示を受信すると(S3:YES)、クライアントPCのCPU10は、HDD13に記憶した全ての議事録メモのデータを、対応付けた時間の情報と共にホストPCに送信する(S5)。クライアント処理は終了する。
図5から図7を参照して、議事録を作成するためにホストPCが実行するホスト処理について説明する。ユーザが操作部35を操作し、遠隔会議を実行する指示をホストPCに入力すると、ホストPCのCPU10は、HDD13に記憶されているプログラムに従ってホスト処理を実行する。ホスト処理は、前述した遠隔会議を実行するための処理と並行して行われる。
ホスト処理が開始されると、クライアント処理開始時の処理と同様に、通信システム100内の他のPC1との間で時刻が統一化されて、時間の計測が開始される(S11)。操作部35によって議事録メモが入力されたか否かが判断される(S12)。入力されていなければ(S12:NO)、遠隔会議が終了したか否かが判断される(S13)。遠隔会議が終了していなければ(S13:NO)、S12およびS13の判断が繰り返される。
ホストPCのユーザが操作部35を操作し、入力メモ表示部45(図3参照)に議事録メモを入力して確定指示を行うと(S12:YES)、ホストPCのCPU10は、議事録メモの入力を受け付ける(S14)。詳細には、クライアント処理と同様に、入力された議事録メモの文字データが、その時点で計測されている時間の情報に対応付けられて、HDD13に記憶される。処理はS13へ移行する。遠隔会議を実行するためにホスト処理と並行して行われている処理が終了すると(S13:YES)、ホストPCのCPU10は、議事録メモから議事録を作成する処理を行う。
クライアントPCによって時間の情報と共に記憶された議事録メモの全てを、ホストPCへ送信させるために、送信指示が各クライアントPCに対して送信される(S16)。各クライアントPCから送信された議事録メモ、およびホストPC自身が入力を受け付けた議事録メモの全てが取得される(S17)。第一の実施形態の通信システム100は、遠隔会議終了後に議事録メモをホストPCに集約するため、遠隔会議中に送受信されるデータの量が増加することを防止することができる。従って、遠隔会議が円滑に実行される。
図6に示すように、取得された議事録メモは、議事録メモを受け付けたPC1のそれぞれに対応付けられてRAM12に記憶される。前述したように、各議事録メモには、議事録メモの入力の確定指示が行われた時間の情報が対応付けられている。遠隔会議中には、各ユーザは、それぞれ独自に議事録メモの入力内容を判断する。しかし、ユーザは遠隔会議の進行状況に応じて入力内容を判断するため、各ユーザが議事録メモを入力した時間が近ければ、議事録メモの内容は同一の内容となる可能性が高い。従って、ホストPCのCPU10は、通信システム100内の各PC1が入力した全ての議事録メモ(図6参照)から、各議事録メモに対応付けられた時間の情報に基づいて、議事録に含める議事録メモを抽出する。
図5の説明に戻る。同一時間帯に入力された1または複数の議事録メモを特定するための処理が行われる(S18〜S20)。まず、未だ特定されていない議事録メモのうち、対応付けられている時間(入力時間)が最も早い議事録メモの入力時間が取得される(S18)。図6に示す例では、A拠点で「10:00」に入力された議事録メモの入力時間が最も早いため、「10:00」が取得される。
議事録メモを抽出するための時間帯が、1つ設定される(S19)。ホストPCは、同一時間帯に含まれる複数の議事録メモが同一の内容であると仮定して以後の処理を行う。時間帯の始点は、S18で取得された時間に設定される。各ユーザが時間帯の始点から所定時間(例えば、図7に示す例では5分)以内に入力した議事録メモが1つ以下であれば、時間帯の終点は始点から所定時間後に設定される。ホストPCは、1つの時間帯を所定時間以下とすることで、所定時間経過後に入力された(異なる時間帯に入力された)議事録メモの内容が異なると仮定して以後の処理を行うことができる。一方、1人のユーザが始点から所定時間以内に2つ目の議事録メモを入力している場合には、1つ目の議事録メモの入力時点と2つ目の入力時点とで会議内容が異なっていることが想定される。従って、いずれかのユーザが最初に2つ目の議事録メモを入力した時点の直前(例えば、2つ目の入力時点の1秒前)が、時間帯の終点に設定される。その結果、ホストPCは、議事録に含めることが必要な内容が議事録に含まれなくなる可能性を低下させることができる。
具体的には、図6に示す例では、S18で「10:00」が取得されると、時間帯の始点が「10:00」に設定される。「10:00」から5分以内に同一ユーザが2つ目の議事録メモを入力しているか否かが探索される。「10:00」から5分以内の時間帯において、拠点Aおよび拠点Bでは1つの議事録メモのみが入力されており、拠点Cでは議事録メモは1つも入力されていない。従って、図7に示すように、始点が「10:00」、終点が5分後である「10:05」(詳細には、「10:05」の1秒前)である時間帯が1つ設定される。ホストPCは、「10:05」以降に入力された議事録メモの内容が、「10:05」よりも前に入力された議事録メモの内容とは異なると仮定して、以降の処理を行なうことができる。
「10:05」よりも前に入力された議事録メモが、議事録に含める候補として既に特定されていた場合には、S18では、最も早い入力時間として「10:08」が取得される。S19では、時間帯の始点が「10:08」に設定される。「10:08」から5分以内の時間帯において、拠点Aでは議事録メモは1つも入力されておらず、拠点Bおよび拠点Cでは1つの議事録メモのみが入力されている。従って、図7に示すように、始点が「10:08」、終点が「10:13」である時間帯が1つ設定される。
「10:13」よりも前に入力された議事録メモが既に候補として特定されていた場合には、S18では、最も早い入力時間として「10:14」が取得される。S19では、時間帯の始点が「10:14」に設定される。「10:14」から5分以内の時間帯に同一ユーザが2つ目の議事録メモを入力しているか否かが探索される。図6に示す例では、拠点Aのユーザは、「10:14」に1つ目の議事録メモを入力し、さらに2分後の「10:16」に2つ目の議事録メモを入力している。拠点Cのユーザは、「10:14」に1つ目の議事録メモを入力し、さらに3分後の「10:17」に2つ目の議事録メモを入力している。従って、図7に示すように、2つ目の議事録メモが最初に入力された時間である「10:16」が時間帯の終点に設定されて、1つの時間帯が設定される。以降も同様のアルゴリズムに従って時間帯が設定される。
図5の説明に戻る。時間帯が設定されると(S19)、設定された1つの時間帯に含まれる1または複数の議事録メモが、議事録に含める候補として特定される(S20)。不要な議事録メモが議事録に含まれる可能性を低下させるために、S20で特定された議事録メモが所定数以上であるか否かが判断される(S21)。判断基準となる所定数は任意に設定できる。第一の実施形態では、通信システム100内のPC1の半数以上の自然数のうちの最小値が所定数とされる。よって、図6および図7に示す例では「2」が所定数とされる。1つの時間帯に含まれる議事録が所定数以上であれば(S21:YES)、特定された複数の議事録メモが、議事録に含める内容を示す議事録メモとして選択される(S23)。
図7に示す例では、「10:29〜10:34」の時間帯、および「10:45〜10:50」の時間帯では、候補として特定される議事録メモの数は1つのみであり、所定数よりも小さい。しかし、上記の時間帯以外の全ての時間帯では、特定される議事録メモの数は2つまたは3つであるため、議事録に含める内容を示す議事録メモとして選択される。
1つの時間帯に含まれる議事録が所定数未満であれば(S21:NO)、特定された議事録メモの中に、あらかじめ定められたキーワードが含まれているか否かが判断される(S22)。キーワードは、議事録を作成するための重要な内容が入力される際に含まれる可能性が高い単語および文章である。第一の実施形態では、複数のキーワードがあらかじめHDD13に記憶されている。例えば、期限を示す内容が議事録メモとして入力される場合のキーワードである「期限」、遠隔会議の議題が入力される場合のキーワードである「議題」、会議の結果が入力される場合に含まれる可能性が高いキーワードである「まとめ」「結果」「目標」等が、HDD13に記憶されている。議事録メモにキーワードが含まれている場合には(S22:YES)、キーワードを含む議事録メモが、議事録に含める内容を示す議事録メモとして選択される(S24)。従って、ホストPCは、議事録に含めることが必要な議事録メモが議事録に含まれない可能性を低下させることができる。キーワードが含まれていなければ(S22:NO)、特定された議事録メモは議事録に含まれずに、処理はそのままS28の判断へ移行する。
図7に示す例では、「10:29〜10:34」の時間帯、および「10:45〜10:50」の時間帯では、議事録メモの数が所定数未満である。しかし、「10:29〜10:34」の時間帯の議事録メモは、キーワードである「期限」を含むため、議事録に含める内容を示す議事録メモとして選択される。一方、「10:45〜10:50」の時間帯の議事録メモは、キーワードを含まないため、議事録には含まれない。
議事録に含める内容を示す議事録メモが選択されると(S23、S24)、複数のPC1に優先順位が設定されているか否かが判断される(S25)。ユーザは、同一内容である可能性が高い複数の議事録メモの1つを、議事録に含める議事録メモとして抽出させる場合に、PC1の優先順位に従って議事録メモをホストPCに抽出させることができる。例えば、ユーザは、遠隔会議の書記を担当するユーザの優先順位を1番、司会を担当するユーザの優先順位を2番として、遠隔会議開始時にあらかじめホストPCに入力することができる。ホストPCのCPU10は、優先順位が設定されている場合には(S25:YES)、選択された1または複数の議事録メモのうち、設定されている優先順位が最も高いユーザのPC1において入力された議事録メモを、議事録に含める議事録メモとして抽出する(S27)。優先順位が設定されていない場合には(S25:NO)、選択された1または複数の議事録メモのうち、文字数が最も少ない議事録メモが抽出される(S26)。CPU10は、文字数が最も少ない議事録メモを抽出することで、簡潔で読みやすい議事録を作成することができる。
取得された議事録メモの全てが、議事録に含める候補として既に特定されたか否かが判断される(S28)。全ての議事録メモが特定されていなければ(S28:NO)、処理はS18へ戻り、時間帯の設定、および議事録メモの抽出等の処理が繰り返される(S18〜S27)。取得された議事録メモの全てが特定された場合には(S28:YES)、抽出された議事録メモが、対応付けられている時間順に並べられて、議事録が作成される(S29)。その結果、図7の右に例示するような議事録が作成される。図7は、拠点A、拠点C、拠点Bの順にPC1に優先順位が設定されている場合に作成される議事録を例示している。作成される議事録は、ユーザが必要であると判断した内容を効率よく抽出して作成された議事録である。同一時間帯に入力された同一内容の議事録メモは重複しておらず、且つ必要な内容が議事録に含まれている。作成された議事録は、HDD13に記憶される。ホスト処理は終了する。
以上説明したように、第一の実施形態に係る通信システム100は、議事録を作成するためにユーザによって入力される議事録メモに、時間の情報を対応付ける。通信システム100は、入力された1または複数の議事録メモの中から、時間の情報に基づいて議事録メモを抽出し、議事録を作成する。従って、通信システム100は、ユーザが議事録を作成するために必要であると判断した情報を、時間の情報に基づいて効率よく抽出し、最適な議事録を作成することができる。通信システム100は、遠隔会議中に入力された音声等を記憶する必要はなく、議事録メモのみを記憶すれば議事録を作成できる。よって、通信システム100は、議事録を作成するために記憶する情報のデータ量を低下させることができる。
詳細には、通信システム100は、遠隔会議が開始してから終了するまでの間に、他の時間帯に重複しないように1または複数の時間帯を設定する。通信システム100は、同一の時間帯に入力された議事録メモの中から最大で1つを、議事録に含める議事録メモとして抽出する。同一時間帯には、複数のユーザによって同一内容の議事録メモが入力され易い。従って、通信システム100は、同一時間帯に複数のユーザによって入力された同一内容の議事録メモが、重複して議事録に含まれることを、議事録メモに対応付けられた時間の情報によって効率よく防止することができる。その結果、通信システム100は、必要な内容を含み、且つ同一内容の重複がない議事録を、容易に作成することができる。
通信システム100は、所定数以上の数のユーザが議事録に含めるべきと判断した内容を、適切に議事録に含めることができる。その結果、通信システム100は、必要な内容を容易に議事録に含めることができる。通信システム100は、同一時間帯に属する議事録メモの中に、所定のキーワードを含む議事録メモが存在する場合に、議事録メモの内容を議事録に含めることができる。従って、議事録を作成するために重要なキーワードがあらかじめ設定されていれば、ユーザは、必要な内容が含まれた議事録を容易に通信システム100に作成させることができる。
通信システム100は、1つの時間帯に複数の議事録メモが属する場合に、あらかじめ定められた優先順位が最も高いPC1に入力された議事録メモを、議事録に含める議事録メモとして抽出することができる。従って、通信システム100は、同一時間帯に入力された同一内容の議事録メモの1つを、優先順位に従って適切に抽出することができる。通信システムは、同一時間帯に入力された同一内容の議事録メモの1つを、文字数に基づいて容易且つ適切に抽出することができる。換言すると、通信システム100は、適切な文字数の議事録メモを議事録に含めることができる。
上記第一の実施形態において、PC1が本発明の「通信装置」に相当する。複数のPC1のうち、ホストPCとして動作するPC1が、「議事録作成装置」に相当する。図4のS4および図5のS14で議事録メモの入力を受け付けるCPU10が「受付手段」として機能する。図4のS4および図5のS14で議事録メモに時間の情報を対応付けるCPU10が「対応付け手段」として機能する。図4のS5で議事録メモのデータをホストPCに送信するCPU10が「送信手段」として機能する。図5のS17で議事録メモのデータを取得するCPU10が「取得手段」として機能する。図5のS18〜S19で議事録メモを作成するCPU10が「作成手段」として機能する。
図5のS20で議事録に含める候補となる議事録メモを時間帯毎に特定するCPU10が「特定手段」として機能する。図5のS21〜S27で最大1つの議事録メモを抽出するCPU10が「抽出手段」として機能する。図5のS21で議事録メモの数が所定数以上であるか否かを判断するCPU10が「第一判断手段」として機能する。図5のS22でキーワードを含む議事録メモがあるか否かを判断するCPU10が「第二判断手段」として機能する。
図4のS4および図5のS14で議事録メモの入力を受け付ける処理が「受付ステップ」に相当する。図4のS4および図5のS14で議事録メモに時間の情報を対応付ける処理が「対応付けステップ」に相当する。図4のS5で議事録メモのデータをホストPCに送信する処理が「送信ステップ」に相当する。図5のS17で議事録メモのデータを取得する処理が「取得ステップ」に相当する。図5のS18〜S19で議事録メモを作成する処理が「作成ステップ」に相当する。
本発明の第二の実施形態に係る通信システム200、および通信システム200が備えるサーバ101およびPC102について、図8から図10を参照して説明する。第二の実施形態に係る通信システム200は、システム構成および実行される処理の一部が、第一の実施形態に係る通信システム100の構成および処理と異なるのみである。よって、同一の構成および処理については説明を簡略化する。
図8を参照して、第二の実施形態に係る通信システム200のシステム構成について説明する。通信システム200は、サーバ101と、複数のPC102とを備える。各PC102は、サーバ101を介して他のPC102との間でデータを送受信する。その結果、各PC102が配置されている複数の拠点の音声および映像が、通信システム200内で共有される。第二の実施形態でも、第一の実施形態と同様、PC102の代わりにテレビ会議端末等を使用することも可能である。
図8を参照して、サーバ101の電気的構成について説明する。サーバ101は、CPU110を備える。CPU110には、ROM111、RAM112、HDD113、および入出力インターフェース119が、バス118を介して接続されている。さらに、入出力インターフェース119には、外部通信I/F126が接続されている。サーバ101は、外部通信I/F126によってネットワーク8に接続される。なお、PC102の電気的構成は、第一の実施形態に係るPC1の電気的構成と同一であるため、この説明を省略する。
図9を参照して、第二の実施形態に係るPC102が実行するクライアント処理について説明する。ユーザが操作部35を操作し、遠隔会議を実行する指示をPC102に入力すると、PC102のCPUは、HDD13に記憶されているプログラムに従ってクライアント処理を実行する。処理が開始されると、ユーザによって議事録メモが入力されたか否かが判断される(S52)。議事録メモが入力された場合には(S52:YES)、文字データである議事録メモのデータがすぐにサーバ101へ送信される(S54)。入力されていなければ(S52:NO)、サーバ101から遠隔会議を終了させる指示を入力したか否かが判断される(S53)。終了指示を入力していなければ(S53:NO)、S52およびS53の判断が繰り返される。終了指示を入力すると(S53:YES)、クライアント処理は終了する。
図10を参照して、第二の実施形態に係るサーバ101が実行するサーバ処理について説明する。サーバ101のCPU110は、遠隔会議を実行する指示をPC102のいずれかから受信すると、HDD113に記憶されているプログラムに従ってサーバ処理を実行する。処理が開始されると、時間の計測が開始される(S61)。PC102から議事録メモのデータを受信したか否かが判断される(S62)。受信した場合には(S62:YES)、受信した議事録メモのデータが、その時点で計測されている時間の情報に対応付けられて、HDD113に記憶される(S64)。つまり、いずれのPC102に入力された議事録メモに対しても、サーバ101で計測されている時間が対応付けられる。よって、通信システム200内で時刻を統一化する必要はない。議事録メモのデータを受信していない場合には(S62:NO)、遠隔会議を終了させる指示をいずれかのPC102から受信したか否かが判断される(S63)。受信していなければ(S63:NO)、処理はS62の判断へ戻る。
遠隔会議の終了指示を受信すると(S63:YES)、議事録メモから議事録を作成する処理が行われる。まず、議事録に含める候補として未だ特定されていない議事録メモのうち、対応付けられている時間(サーバがデータを受信した受信時間)が最も早い議事録メモの受信時間が取得される(S65)。議事録メモを抽出するための時間帯が、1つ設定される(S66)。第二の実施形態では、所定時間(例えば、3分)内に同一ユーザが2つ目の議事録メモを入力したか否かに関わらず、時間帯の始点がS65で取得された受信時間に設定され、受信時間から所定時間経過後が時間帯の終点に設定される。この場合、ユーザは、同一内容の議事録メモを繰り返し入力することで、入力した内容が議事録に含まれる可能性を上げることができる。
設定された時間帯に含まれる1または複数の議事録メモが、議事録に含める候補として特定される(S67)。設定された1つの時間帯に含まれる議事録メモが複数であるか否かが判断される(S68)。1つであれば(S68:NO)、議事録メモに所定のキーワードが含まれるか否かに関わらず、特定された1つの議事録メモが、議事録に含める議事録メモとして抽出される(S69)。処理はS73の判断へ移行する。第二の実施形態では、全ての時間帯から最低1つの議事録メモが抽出される。よって、通信システム200は、必要な内容が含まれていない議事録が作成されることを、より強く防止することができる。
1つの時間帯に含まれる議事録メモが複数である場合には(S68:YES)、複数のPC102に優先順位が設定されているか否かが判断される(S70)。設定されている場合には(S70:YES)、優先順位が最も高いユーザの議事録メモが、議事録に含める議事録メモとして抽出される(S72)。優先順位が設定されていない場合には(S70:NO)、特定された複数の議事録メモのうち、文字数が最も多い議事録メモが抽出される(S71)。CPU110は、文字数が最も多い議事録メモを抽出することで、情報量が多い議事録を容易に作成することができる。なお、S71およびS72の処理を行っても未だ複数の議事録メモが抽出される場合には、CPU110は、複数の議事録メモを議事録に含めてもよいし、複数の議事録メモの1つをランダムに選んで議事録メモに含めてもよい。
受信した全ての議事録メモが、議事録に含める候補として既に特定されたか否かが判断される(S73)。全ての議事録メモが特定されていなければ(S73:NO)、処理はS65へ戻る。受信した議事録メモの全てが特定された場合には(S73:YES)、抽出された議事録メモが、対応付けられている時間順に並べられて、議事録が作成される(S74)。作成された議事録が、通信システム200内のPC102の各々に送信される(S75)。サーバ101は、作成した議事録を各PC102に送信することで、議事録を通信システム200内で容易に共有することができる。サーバ処理は終了する。
以上説明したように、PC102の各々に接続されているサーバ101が、遠隔会議の議事録を作成することもできる。第二の実施形態に係るサーバ101は、第一の実施形態に係る通信システム100と同様に、ユーザが必要であると判断した情報を、時間の情報に基づいて効率よく抽出し、最適な議事録を作成することができる。
第二の実施形態におけるサーバ101が本発明の「議事録作成装置」に相当する。図10のS64で議事録メモのデータをPC102から取得するCPU110が「取得手段」として機能する。図10のS64で議事録メモに時間の情報を対応付けるCPU110が「対応付け手段」として機能する。図10のS65〜S74で議事録を作成するCPU110が「作成手段」として機能する。図10のS64で議事録メモのデータをPC102から取得する処理が「取得ステップ」に相当する。図10のS64で議事録メモに時間の情報を対応付ける処理が「対応付けステップ」に相当する。図10のS65〜S74で議事録を作成する処理が「作成ステップ」に相当する。
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、様々な変形が可能であることは言うまでもない。上記実施形態の通信システム100,200は、音声を利用して遠隔会議を実行するためのテレビ会議システムである。しかし、本発明は他の形態の通信システムにも適用できる。例えば、各通信装置が文字データを他の通信装置との間で送受信する、所謂「チャット」を行う通信システムにも、本発明は適用できる。映像を用いずに、音声または文字のデータのみを送受信する通信システムにも適用できる。音声に加えて図、写真等の資料データを共有しながら遠隔会議を実行する通信システムにも本発明は適用できる。
第一の実施形態の通信システム100は、複数のPC1が相互にP2Pでデータを送受信する、所謂P2P型の通信システムである。しかし、複数のPC1がサーバを介してデータを送受信する通信システム(所謂「サーバ型」の通信システム)に、第一の実施形態の通信システム100を変更することも可能である。同様に、第二の実施形態に係るサーバ型の通信システム200を、P2P型の通信システムに変更することもできる。
上記実施形態では、ユーザによって入力された議事録メモに対応付けられる時間は、第一の実施形態では入力の確定指示が行われた時間であり、第二の実施形態ではサーバ101がPC102から議事録メモを受信した時間である。議事録メモに対応付けられる時間はこれに限られない。例えば、PC1,102が議事録メモをHDD13に記憶した時間でもよい。ユーザが議事録メモの入力を開始した時間でもよい。
上記実施形態では、入力が開始されてから確定指示が行われるまでに入力された文字を1つの議事録メモの単位として、各種処理が行われている。しかし、1文を1つの単位としてもよい。句読点が入力される毎に議事録メモの単位を区切ってもよい。段落毎に単位を区切ってもよい。
上記第二の実施形態では、設定される1つの時間帯の長さは5分で固定されている。しかし、1つの時間帯の長さは変更できる。例えば、ユーザが1つの時間帯の長さを指定してもよい。ユーザが1つの時間帯の長さを長くすれば、各ユーザによって同一内容の議事録メモが入力される時間にずれが生じても、同一内容の議事録メモが同一の時間帯に含まれやすくなる。ユーザが1つの時間帯の長さを短くすれば、同一の時間帯に異なる内容の議事録メモが含まれにくくなる。通信システムは、議事録メモが入力される頻度に応じて1つの時間帯の長さを変更してもよい。例えば、通信システムは、短時間の間に多数の議事録メモが入力される場合には時間帯の長さを短くし、議事録メモの入力頻度が低ければ時間帯の長さを長くすればよい。
上記実施形態の通信システム100,200は、同一時間帯に属する議事録メモが複数特定された場合、PC1,102の優先順位または議事録メモの文字数に基づいて、議事録に含める議事録メモを1つ抽出する。しかし、1つの議事録メモを抽出する方法は、これらに限られない。例えば、通信システムは、複数の議事録メモの1つを、乱数等を用いてランダムに抽出してもよい。通信システムは、システムに接続した順に各PCに自動的に優先順位を設定し、設定した優先順位に従って議事録メモを抽出してもよい。
文字数に基づいて1つの議事録メモを抽出する方法は、上記実施形態で示した方法に限られない。例えば、通信システムは、文字数が所定数以上である議事録メモのうち、文字数が最も少ない議事録メモを、議事録に含める議事録メモとして抽出してもよい。この場合、通信システムは、文字数が所定数未満である議事録メモを抽出することがない。従って、通信システムは、情報量が不十分な議事録メモ(例えば、メモの入力中に誤って確定指示が入力された議事録メモ等)が議事録に含まれることを防止することができる。通信システムは、文字数が最も少ない議事録メモを抽出する設定(第一の実施形態における設定)、および、文字数が最も多い議事録メモを抽出する設定(第二の実施形態における設定)のいずれかを、ユーザに選択させてもよい。
1 PC
10 CPU
13 HDD
34 表示装置
35 操作部
100 通信システム
101 サーバ
102 PC
110 CPU
113 HDD
200 通信システム

Claims (11)

  1. 複数のユーザが遠隔会議を実行するために、複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを相互に送受信する複数の通信装置と、
    前記複数の通信装置に接続する装置、または前記複数の通信装置の少なくともいずれかであり、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成する議事録作成装置と
    を備えた通信システムであって、
    前記通信装置は、
    遠隔会議中に、前記議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモの入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって議事録メモの入力が受け付けられた場合に、時間の情報を前記議事録メモに対応付ける対応付け手段と、
    前記対応付け手段によって時間の情報が対応付けられた議事録メモのデータを前記議事録作成装置に送信する送信手段とを備え、
    前記議事録作成装置は、
    前記複数の通信装置から議事録メモのデータを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられている時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出することで、議事録を作成する作成手段と
    を備え
    前記作成手段は、
    会議の開始から終了までの間に設定された複数の時間帯のそれぞれについて、前記対応付け手段によって対応付けられている時間が前記時間帯に含まれる1または複数の議事録メモを特定する特定手段と、
    前記特定手段によって1つの時間帯について特定された1または複数の議事録メモの中から、前記議事録に含める議事録メモを所定条件に基づいて抽出する抽出手段と
    を備え、
    前記作成手段は、前記抽出手段が前記1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモの中から前記所定条件に基づいて議事録メモを1つも抽出しなかった場合には、当該1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモを議事録に含めず、前記抽出手段が前記1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモの中から前記所定条件に基づいて議事録メモを抽出した場合には、抽出された議事録メモを含む議事録を作成し、
    前記議事録作成装置はさらに、前記作成手段によって作成された1または複数の前記抽出された議事録メモを含む議事録を保存手段に保存させる保存制御手段を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 複数のユーザが遠隔会議を実行するために、複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを相互に送受信する複数の通信装置と、
    前記複数の通信装置に接続する装置、または前記複数の通信装置の少なくともいずれかであり、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成する議事録作成装置と、
    を備えた通信システムであって、
    前記通信装置は、
    遠隔会議中に、前記議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモの入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって議事録メモの入力が受け付けられた場合に、時間の情報を前記議事録メモに対応付ける対応付け手段と、
    前記対応付け手段によって時間の情報が対応付けられた議事録メモのデータを前記議事録作成装置に送信する送信手段とを備え、
    前記議事録作成装置は、
    前記複数の通信装置から議事録メモのデータを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられている時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出することで、議事録を作成する作成手段と
    を備え、
    前記作成手段は、
    前記取得手段によって取得された1または複数の議事録メモのそれぞれの議事録メモに対応付けられている時間の情報に基づいて、前記複数の通信装置のうちの、同一の通信装置から取得される前記議事録メモのデータの数が同一の時間帯において1以下となるように、会議の開始から終了までの間に複数の時間帯を設定する時間帯設定手段と、
    前記時間帯設定手段によって設定された前記複数の時間帯のそれぞれについて、前記対応付け手段によって対応付けられている時間が前記時間帯に含まれる1または複数の議事録メモを特定する特定手段と、
    前記特定手段によって1つの時間帯について特定された1または複数の議事録メモの中から最大で1つの議事録メモを、前記議事録に含める議事録メモとして所定条件に基づいて抽出する抽出手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  3. 複数のユーザが遠隔会議を実行するために、複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを相互に送受信する複数の通信装置と、
    前記複数の通信装置に接続する装置、または前記複数の通信装置の少なくともいずれかであり、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成する議事録作成装置と
    を備えた通信システムであって、
    前記通信装置は、
    遠隔会議中に、前記議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモの入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって議事録メモの入力が受け付けられた場合に、時間の情報を前記議事録メモに対応付ける対応付け手段と、
    前記対応付け手段によって時間の情報が対応付けられた議事録メモのデータを前記議事録作成装置に送信する送信手段とを備え、
    前記議事録作成装置は、
    前記複数の通信装置から議事録メモのデータを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられている時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出し、抽出された議事録メモの中の、あらかじめ記憶手段に記憶されたキーワードの少なくともいずれかを含む議事録メモに基づき、議事録を作成する作成手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  4. 前記作成手段は、
    会議の開始から終了までの間に設定された複数の時間帯のそれぞれについて、前記対応付け手段によって対応付けられている時間が前記時間帯に含まれる1または複数の議事録メモを特定する特定手段と、
    前記特定手段によって1つの時間帯について特定された1または複数の議事録メモの中から最大で1つの議事録メモを、前記議事録に含める議事録メモとして所定条件に基づいて抽出する抽出手段と
    を備えたことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  5. 前記作成手段は、
    前記特定手段によって1つの時間帯について特定された議事録メモの数が閾値以上であるか否かを判断する第一判断手段をさらに備え、
    前記抽出手段は、前記第一判断手段によって議事録メモの数が閾値以上であると判断された場合に1つの議事録メモを抽出することを特徴とする請求項1,及び4のいずれかに記載の通信システム。
  6. 前記作成手段は、
    前記特定手段によって1つの時間帯について特定された議事録メモの中に、あらかじめ記憶手段に記憶されたキーワードの少なくともいずれかを含む議事録メモがあるか否かを判断する第二判断手段をさらに備え、
    前記抽出手段は、前記第二判断手段によってキーワードを含む議事録メモがあると判断された場合に1つの議事録メモを抽出することを特徴とする請求項1,2,4及び5のいずれかに記載の通信システム。
  7. 前記議事録作成装置は、前記取得手段によって前記複数の通信装置から取得された議事録メモのそれぞれを、議事録メモの入力を受け付けた通信装置に対応付けており、
    前記抽出手段は、前記特定手段によって1つの時間帯について複数の議事録メモが特定された場合に、あらかじめ記憶手段に記憶された前記複数の通信装置の各々の優先順位に従って、前記優先順位が最も高い通信装置から取得された議事録メモを、前記議事録に含める議事録メモとして抽出することを特徴とする請求項1,2,及び4からのいずれかに記載の通信システム。
  8. 前記抽出手段は、前記特定手段によって1つの時間帯について複数の議事録メモが特定された場合に、特定された議事録メモに含まれる文字の数に基づいて、前記議事録に含める議事録メモを抽出することを特徴とする請求項1,2,及び4からのいずれかに記載の通信システム。
  9. 複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを複数の通信装置間で送受信することで遠隔会議を実行する通信システムにおいて用いられる議事録作成装置に実行させる議事録作成プログラムであって、
    前記議事録作成装置のコンピュータに、
    遠隔会議中に、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモのデータを前記通信装置から取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって議事録メモのデータが取得された場合に、取得された前記議事録メモに時間の情報を対応付ける対応付けステップと、
    前記取得ステップによって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられた時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出することで、議事録を作成する作成ステップとを実行させ
    前記作成ステップでは、
    会議の開始から終了までの間に設定された複数の時間帯のそれぞれについて、前記対応付けステップで対応付けられている時間が前記時間帯に含まれる1または複数の議事録メモを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップで1つの時間帯について特定された1または複数の議事録メモの中から、前記議事録に含める議事録メモを所定条件に基づいて抽出する抽出ステップと
    を実行させ、
    前記作成ステップでは、前記抽出ステップで前記1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモの中から前記所定条件に基づいて議事録メモを1つも抽出されなかった場合には、当該1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモを議事録に含めず、前記抽出ステップで前記1つの時間帯に含まれる前記1または複数の議事録メモの中から前記所定条件に基づいて議事録メモが抽出された場合には、抽出された議事録メモを含む議事録が作成され、
    前記作成ステップで作成された1または複数の前記抽出された議事録メモを含む議事録を保存手段に保存させる保存制御ステップをさらに実行させるための議事録作成プログラム。
  10. 複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを複数の通信装置間で送受信することで遠隔会議を実行する通信システムにおいて用いられる議事録作成装置に実行させる議事録作成プログラムであって、
    前記議事録作成装置のコンピュータに、
    遠隔会議中に、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモのデータを前記通信装置から取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって議事録メモのデータが取得された場合に、取得された前記議事録メモに時間の情報を対応付ける対応付けステップと、
    前記取得ステップによって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられた時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出することで、議事録を作成する作成ステップとを実行させ、
    前記作成ステップでは、
    前記取得ステップによって取得された1または複数の議事録メモのそれぞれの議事録メモに対応付けられている時間の情報に基づいて、会議の開始から終了までの間に複数の時間帯を設定する時間帯設定ステップと、
    前記時間帯設定ステップで設定された複数の時間帯のそれぞれについて、前記対応付けステップによって対応付けられている時間が前記時間帯に含まれる1または複数の議事録メモを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップによって1つの時間帯について特定された1または複数の議事録メモの中から最大で1つの議事録メモを、前記議事録に含める議事録メモとして所定条件に基づいて抽出する抽出ステップと
    を実行させるための議事録作成プログラム。
  11. 複数の拠点の各々における音声のデータおよび文字データの少なくともいずれかを含むデータを複数の通信装置間で送受信することで遠隔会議を実行する通信システムにおいて用いられる議事録作成装置に実行させる議事録作成プログラムであって、
    前記議事録作成装置のコンピュータに、
    遠隔会議中に、前記遠隔会議の内容の記録である議事録を作成するためにユーザによって入力される文字データである議事録メモのデータを前記通信装置から取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって議事録メモのデータが取得された場合に、取得された前記議事録メモに時間の情報を対応付ける対応付けステップと、
    前記取得ステップによって取得された1または複数の議事録メモの中から、それぞれの議事録メモに対応付けられた時間の情報に基づいて前記議事録に含める議事録メモを抽出し、抽出された議事録メモの中の、あらかじめ記憶手段に記憶されたキーワードの少なくともいずれかを含む議事録メモに基づき、議事録を作成する作成ステップと
    を実行させるための議事録作成プログラム。
JP2010062822A 2010-03-18 2010-03-18 通信システムおよび議事録作成プログラム Expired - Fee Related JP5463990B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010062822A JP5463990B2 (ja) 2010-03-18 2010-03-18 通信システムおよび議事録作成プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010062822A JP5463990B2 (ja) 2010-03-18 2010-03-18 通信システムおよび議事録作成プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011197914A JP2011197914A (ja) 2011-10-06
JP5463990B2 true JP5463990B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=44876050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010062822A Expired - Fee Related JP5463990B2 (ja) 2010-03-18 2010-03-18 通信システムおよび議事録作成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5463990B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9449303B2 (en) * 2012-01-19 2016-09-20 Microsoft Technology Licensing, Llc Notebook driven accumulation of meeting documentation and notations
JP2014179806A (ja) 2013-03-14 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 通信システム、通信管理装置、及びプログラム
JP6171715B2 (ja) * 2013-08-19 2017-08-02 富士ゼロックス株式会社 議事録作成装置及びプログラム
JP6131812B2 (ja) * 2013-10-02 2017-05-24 富士ゼロックス株式会社 議事録作成システム、議事録作成装置及びプログラム
JP6631501B2 (ja) * 2016-12-27 2020-01-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 議事録作成システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06266632A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Toshiba Corp 電子会議システムの情報処理方法及び同装置
JP2005109928A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Dowango:Kk 電子会議システム及び電子会議管理方法
JP2007156534A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コミュニケーション装置
JP4807092B2 (ja) * 2006-02-11 2011-11-02 富士ゼロックス株式会社 議事録作成システム及び議事録作成方法。
WO2008047643A1 (fr) * 2006-10-10 2008-04-24 Nikon Corporation Programme de traitement d'image, dispositif de traitement d'image et procédé de traitement d'image
JP2008172582A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Ricoh Co Ltd 議事録作成再生装置
JP2009187479A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Sharp Corp 会議情報通知システム、及びこれに利用されるサーバ、サーバ制御プログラム、及びこのプログラムを記録したサーバ読取可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011197914A (ja) 2011-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6961994B2 (ja) デバイス上でのメッセージ管理とドキュメント生成のためのシステムと方法、メッセージの管理プログラム、モバイルデバイス
US8027998B2 (en) Minutes production device, conference information management system and method, computer readable medium, and computer data signal
JP6065019B2 (ja) 再生制御装置、再生制御方法、およびプログラム
CA2830622C (en) Synchronizing digital content
JP6961993B2 (ja) デバイス上でのメッセージ管理とドキュメント生成のためのシステムと方法、メッセージの管理プログラム、モバイルデバイス
US10600448B2 (en) Streaming digital media bookmark creation and management
KR20150132074A (ko) 콘텐트를 구성하는 방법
CN101989173A (zh) 图像编辑装置、图像编辑方法和程序
JP5463990B2 (ja) 通信システムおよび議事録作成プログラム
CN103052926A (zh) 利用社交联网进行媒体共享
JP2010211569A (ja) 評価装置、プログラム及び情報処理システム
US20210274106A1 (en) Video processing method, apparatus, and device and storage medium
JP2011028747A (ja) サーチ・タームを生成するシステムと方法
JP2020087105A (ja) 情報処理方法、情報処理装置及びコンピュータプログラム
JP2012178028A (ja) アルバム作成装置、アルバム作成装置の制御方法、及びプログラム
JP2010078926A (ja) デュエット相手抽出システム
US20230260549A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP7254842B2 (ja) アプリとウェブサイトの連動によって音声ファイルに対するメモを作成する方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4981631B2 (ja) コンテンツ送信装置、コンテンツ送信方法及びコンピュータ・プログラム
KR101677805B1 (ko) 소셜 러닝을 통한 러닝 콘텐츠 수집 및 제공 방법, 이를 위한 사용자 단말 및 소셜 러닝 서버
CN109711893A (zh) 会员业务的办理方法、装置及系统
CN113949940B (zh) 信息展示确定方法和设备以及信息展示方法和设备
KR102427213B1 (ko) 음성 파일에 대한 텍스트 변환 기록과 메모를 함께 관리하는 방법, 시스템, 및 컴퓨터 판독가능한 기록 매체
EP4164229A1 (en) Information processing device, information processing method, and program
JP2008301290A (ja) コミュニケーション判定装置、及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees