JP5463977B2 - 電子装置、入力検出回路および入力検出方法 - Google Patents

電子装置、入力検出回路および入力検出方法 Download PDF

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Description

本件は電子装置、入力検出回路および入力検出方法に関する。
現在、携帯端末装置等の電子装置の多機能化が進んでいる。例えば、携帯端末装置には、音声通話、文書作成、ウェブサイトへのアクセス、電子メールの送受信、音楽再生、写真等の画像表示、動画再生等、様々な種類の情報処理を行えるものがある。また、このような機能をユーザが快適に利用できるよう、ユーザの入力操作も高度化および複雑化している。例えば、カーソル移動等を行うために上下左右の十字形状のキーや斜め操作が可能な多方向対応のキーを有する電子装置が存在する。
このような高度な操作が可能な電子装置では、例えば、十字形状のキーでの斜め移動に対する入力操作は、上下左右の4方向にそれぞれ対応する4個の電気的な接点を有する十字形状のキーで受け付けるものがある。すなわち、ユーザがこのような十字形状のキーの斜め方向を押下すると、4方向の接点に対して物理的に押下された位置の隣接する2個の接触を検出(例えば、ユーザが右上を押下した場合には、上および右の接点の接触を検出)する。
また、接点を、例えば4個増加させ、増加させた4個の接点に対して斜め方向のそれぞれの入力を割り当てることにより、多方向入力(例えば、8方向入力)が可能なスイッチを構造的に実現する電子装置もある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−351476号公報
上記のような4個の接点で多方向対応操作が可能な電子装置では、接点が無く、操作感が無い箇所をユーザに押下させることで、上下左右方向の接点のうちの2個の接点を接触させる。従って、ユーザは、2個の接点が同時に接続されることを狙って、接点がない方向に押下することになるため、ユーザにとって煩わしく、かつ不安定な操作である場合があるという問題点がある。
また、多方向入力が可能なスイッチを構造的に実現することにより、ユーザが斜め方向の操作を行いやすく改善している技術もある。しかし、このような技術では、接点をキーマトリクス回路の接点に対して専用の割り当てを設けるか、キーマトリクス回路の接点の信号を制御部に対して直接割り込み信号として入力する等のように実現している。このため、数少ないキーマトリクス回路の占有や、信号線の増加に繋がり、回路規模の拡大を引き起こすという問題点がある。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、入力操作時のユーザの操作性の低下を防止しつつ、回路規模の拡大を抑制可能な電子装置、入力検出回路および入力検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、複数の信号線同士を電気的に接続するか否かを切り替え可能な複数の接点により入力操作を検出する電子装置が提供される。この電子装置では、検出回路は、第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第1の接点と、第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続すると共に第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続しないと共に第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能な第2の接点と、第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第3の接点と、を有する。入力キー部は、受け付けた入力操作に基づいて検出回路が有する接点の状態を切り替える。検出回路制御部は、検出回路に信号を入力すると共に検出回路から出力される検出信号を取得し、取得した検出信号から入力操作を検出する。
また、上記課題を解決するために、複数の信号線同士を電気的に接続するか否かを切り替え可能な複数の接点により入力操作を検出する入力検出回路が提供される。この入力検出回路では、検出回路は、第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第1の接点と、第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続すると共に第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続しないと共に第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能な第2の接点と、第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第3の接点と、を有し、入力キー部が受け付けた入力操作に基づいて接点の状態を切り替え可能である。検出回路制御部は、検出回路に信号を入力すると共に検出回路から出力される検出信号を取得し、取得した検出信号から入力操作を検出する。
また、上記課題を解決するために、複数の信号線同士を電気的に接続するか否かを切り替え可能な複数の接点により入力操作を検出する入力検出方法が提供される。この入力検出方法は、入力キー部が、受け付けた入力操作に基づいて、第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第1の接点と、第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続すると共に第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続しないと共に第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能な第2の接点と、第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第3の接点と、を有する検出回路の接点の状態を切り替える。検出回路制御部が、検出回路に信号を入力すると共に検出回路から出力される検出信号を取得し、取得した検出信号から入力操作を検出する。
上記電子装置、入力検出回路および入力検出方法によれば、対応する入力操作が行われた場合には、左右に隣接する接点の接続を足し合わせたものと同一の接続を行う接点を用いて入力操作を検出することで、入力操作時の操作性の低下を防止しつつ、回路規模の拡大を抑制することができる。
第1の実施の形態の電子装置を示す図である。 第2の実施の形態の携帯端末装置の外観を示す図である。 第2の実施の形態の携帯端末装置のハードウェアを示すブロック図である。 第2の実施の形態の携帯端末装置の機能を示すブロック図である。 第2の実施の形態の方向入力キーを示す図である。 第2の実施の形態のキーマトリクス回路を示す図である。 第2の実施の形態の方向入力操作とキーマトリクス回路の検出信号との対応関係を示す図である。 第2の実施の形態の方向入力キー押下時のキースキャンを示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態の方向入力キー押下時のキースキャンを示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態の方向入力キー押下時のキースキャンを示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態の方向入力キー押下時のキースキャンを示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態のキー入力判定処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態のキー入力判定処理を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の電子装置を示す図である。例えば、第1の実施の形態に係る電子装置1として、携帯端末装置、携帯電話機、携帯テレビ、携帯型ゲーム機、電子辞書装置等の電子機器が考えられる。また、ノート型コンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置も考えられる。
電子装置1は、検出回路1a、入力キー部1b、検出回路制御部1c、信号線1d1(第1の信号線),1d2(第2の信号線),1d3(第3の信号線)を有する。電子装置1は、信号線1d1〜1d3同士を電気的に接続するか否かを切り替え可能な複数の接点により、ユーザの入力操作を検出する。
検出回路1aは、接点1a1(第1の接点),1a2(第2の接点),1a3(第3の接点)、整流部1e1,1e2を有する。接点1a1〜1a3は、ユーザの入力操作と対応付けられており、ユーザが入力キー部1bの押下等による所定の入力操作を行った場合、ユーザの入力操作に基づいて対応する接点が接続状態に切り替えられる。また、入力操作を終了すると、入力操作により接続状態であった接点が開放状態に切り替えられる。以下では、検出回路制御部1cから検出回路1aに対して、信号線1d2から信号が入力され、信号線1d1,1d3から検出信号が出力され、この検出信号を検出回路制御部1cで検出することにより、ユーザの入力操作を検出するものとして説明する。
接点1a1は、信号線1d1と信号線1d2とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能である。すなわち、接点1a1が接続状態になった場合、信号線1d1から検出信号が出力される。
接点1a2は、信号線1d1と信号線1d2とを電気的に接続すると共に信号線1d2と信号線1d3とを電気的に接続する接続状態と、信号線1d1と信号線1d2とを電気的に接続しないと共に信号線1d2と信号線1d3とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能である。すなわち、接点1a2が接続状態になった場合、信号線1d1,1d3から検出信号が出力される。従って、接点1a2が接続状態になると、信号線1d1〜1d3から、接点1a1が接続状態であって、かつ、接点1a3が接続状態である場合と同一の検出信号が出力される。
接点1a3は、信号線1d2と信号線1d3とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能である。すなわち、接点1a3が接続状態になった場合、信号線1d3から検出信号が出力される。
入力キー部1bは、ユーザの入力操作を受け付け、受け付けた入力操作に基づいて検出回路1aが有する接点1a1〜1a3の状態を、接続状態と開放状態とに切り替える。これにより、入力キー部1bで受け付けたユーザの入力操作が、検出回路1aの接点1a1〜1a3の状態に反映される。
検出回路制御部1cは、検出回路1aに信号を入力すると共に検出回路1aから出力される検出信号を取得し、取得した検出信号から入力操作を検出する。このとき検出回路制御部1cは、信号線1d2から検出回路1aに信号を入力した場合に、信号線1d1から検出信号が検出されると共に信号線1d3から検出信号が検出されなければ、接点1a1が接続状態であると判断して、接点1a1に対応する入力操作を検出する。また、検出回路制御部1cは、信号線1d2から検出回路1aに信号を入力した場合に、信号線1d1から検出信号が検出されないと共に信号線1d3から検出信号が検出されれば、接点1a3が接続状態であると判断して、接点1a3に対応する入力操作を検出する。また、検出回路制御部1cは、信号線1d2から検出回路1aに信号を入力した場合に、信号線1d1から検出信号が検出されると共に信号線1d3から検出信号が検出されれば、接点1a2が接続状態であると判断して、接点1a2に対応する入力操作を検出する。
これにより、ユーザが接点1a2に対応する入力操作を行っていた場合において、検出回路制御部1cは、接点1a2と共に接点1a1,1a3の少なくともいずれか一方が接続状態になっていた場合や、接点1a1,1a3がいずれも接続状態であるが接点1a2が開放状態である場合にも、接点1a2に対応する入力操作が行われているものとして検出することができる。
整流部1e1,1e2は、接点1a2が接続状態に切り替えられた場合に信号線1d1と信号線1d3との短絡を防止する。
なお、本実施の形態では、検出回路制御部1cから検出回路1aに対して、信号線1d2から信号が入力され、信号線1d1,1d3から検出信号が出力されるものとして説明した。しかし、これに限らず、検出回路制御部1cから検出回路1aに対して信号線1d1,1d3のそれぞれに対して、例えばタイミングを異ならせる等により、信号線毎に識別可能に信号を入力してもよい。そして、信号線1d2から信号線1d1,1d3に入力されたそれぞれの信号に応じた検出信号が出力され、これらの検出信号を検出回路制御部1cで検出することにより、ユーザの入力操作を検出してもよい。
また、本実施の形態では、検出回路1aは、接点1a1〜1a3の3個の接点を有するが、接点の個数はこれに限らず、4個以上であってもよい。また、検出回路1aは、信号線1d1〜1d3の3本の信号線を有するが、信号線の本数はこれに限らず、4本以上であってもよい。
また、本実施の形態では、整流部1e1,1e2によって、接点1a2が接続状態の場合に信号線1d1,1d3の短絡を防止する。しかし、これに限らず、整流部1e1,1e2を設けずに、信号線1d1,1d3を絶縁すると共にそれぞれ別個に接点1a2に接続してもよい。この場合、接点1a2の接続状態では、接点1a2の内部で信号線1d1および信号線1d2、信号線1d1および信号線1d3を、それぞれ別個に接続可能にするとよい。
このような電子装置1によれば、対応する入力操作が行われた場合には、左右に隣接する接点の接続を足し合わせたものと同一の接続を行う接点を用いて入力操作を検出することで、入力操作時のユーザの操作性の低下を防止しつつ、回路規模の拡大を抑制することができる。
以下の第2の実施の形態では、第1の実施の形態に係る電子装置1の応用例として、携帯端末装置を挙げる。ただし、前述の通り、電子装置1は、携帯端末装置以外の様々な電子機器に応用できる。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態の携帯端末装置の外観を示す図である。第2の実施の形態の携帯端末装置100は、無線による通話機能を備えた携帯端末装置の一例である。
図2に示す携帯端末装置100は、本体部101および表示部102が折り曲げ可能に接続されている。本体部101は、ユーザの操作を受け付ける操作部101aを有する。表示部102は、表示画面部102aを有する。また、操作部101aは、ユーザの8方向の入力操作を受け付ける方向入力キー101a1を有する。
図3は、第2の実施の形態の携帯端末装置のハードウェアを示すブロック図である。第2の実施の形態に係る携帯端末装置100は、操作部101a、表示画面部102a、制御部111、無線通信部112、LED(Light Emitting Diode)部113、表示制御部114、撮像部115、電源制御部116、バッテリ部116a、音響制御部117、スピーカ117a、レシーバ117b、マイクロホン117cを有する。また、制御部111は、キーマトリクス制御部111aを有する。
操作部101aは、方向入力キー101a1等の操作キー、操作ボタン、タッチパネル等の入力装置を有し、アプリケーションの操作、カーソル移動操作、数値や文字の入力操作、電源のオンおよびオフ、各種モードの切り替え等の操作を受け付ける。操作部101aは、制御部111が有するキーマトリクス制御部111aにより、キーマトリクス回路がスキャンされることで、キー操作が検出される。
表示画面部102aは、表示制御部114の制御に従って、ユーザに対して画像や文字等の各種情報を表示する画面である。液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイを用いることができる。表示画面部102aで表示される画像には、例えば、待ち受け画面、操作画面、テキスト、コンテンツ画像等が含まれる。
制御部111は、携帯端末装置100全体を制御する。制御部111は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)で実現できる。CPUは、ROMからプログラムやデータを読み出し、RAMに展開してプログラムを実行する。RAMは、プログラムやデータの少なくとも一部を一時的に格納する揮発性メモリである。なお、RAMに代えて、他の種類のメモリを用いてもよい。ROMは、制御部111が使用するプログラムやデータを格納する不揮発性メモリである。なお、ROMに代えて、例えば、フラッシュメモリを用いてもよい。制御部111で行われる制御には、通信制御、音声入出力制御、キー操作制御等が含まれる。また、制御部111は、キー押下監視タイマ等の各種の内部タイマを有する。
キーマトリクス制御部111aは、操作部101aが有するキーマトリクス回路(図6において後述)等のキーマトリクス回路を用いてユーザによる操作部101aの操作の検出を制御する。
無線通信部112は、制御部111の制御に従って、公衆回線と無線通信を行う。無線通信部112は、例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)通信等のモバイル通信で直接に公衆回線と通信してもよく、IEEE802.11a/b/g/n等の無線LANを介して通信してもよい。
LED部113は、LEDを有し、制御部111の制御に従って、LEDにより携帯端末装置100の状態をユーザに報知する。
表示制御部114は、制御部111の制御に従って、表示画面部102aに各種画像を表示する。
撮像部115は、カメラを有し、カメラで撮像した静止画像または動画像を画像データに変換する。
電源制御部116は、携帯端末装置100の各部にバッテリ部116aや外部電源による電源の供給を制御する。また、電源制御部116は、バッテリ部116aの充電を制御する。
バッテリ部116aは、携帯端末装置100に接続される外部電源から電力の供給を受けて充電を行うことにより電気を蓄えて電池として繰り返し使用可能な二次電池(蓄電池)を有しており、この二次電池により携帯端末装置100に電力を供給する。バッテリは、本実施の形態ではリチウムイオン電池を用いるが、これに限らずあらゆる二次電池を用いることができる。
音響制御部117は、通話等のためにスピーカ117a、レシーバ117b、マイクロホン117cから入出力される音響信号を制御する。
スピーカ117aは、携帯端末装置100がユーザの耳から離れた状態で音を出力する拡声器である。レシーバ117bは、携帯端末装置100がユーザの耳に接した状態で音を出力する受話器である。ユーザは、携帯端末装置100の使用時に、状況や好みに合わせてスピーカ117aおよびレシーバ117bを切り替えて使用することできる。スピーカ117aおよびレシーバ117bは、音響制御部117の制御に従って、電気信号を物理振動に変換して音を再生する。例えば、ユーザが通話を行っているとき、通話相手の声や通話相手側の背景雑音がスピーカ117aまたはレシーバ117bから出力される。
マイクロホン117cは、音の物理振動を電気信号に変換して音声入力を受け付け、音響制御部117に出力する。例えば、ユーザが通話を行っているとき、ユーザの声やユーザ側の背景雑音がマイクロホン117cから入力される。
図4は、第2の実施の形態の携帯端末装置の機能を示すブロック図である。
携帯端末装置100は、キーマトリクス回路101a2、方向入力キー101a1、キーマトリクス制御部111a、信号線KBC1,KBC2,KBR0,KBR5を有する。携帯端末装置100は、信号線KBC1,KBC2,KBR0,KBR5同士を電気的に接続するか否かを切り替え可能な複数の接点により、ユーザの方向入力操作を検出する
キーマトリクス回路101a2は、図6において後述するように複数の接点を有する。キーマトリクス回路101a2の接点は、ユーザの方向入力操作と対応付けられており、ユーザが方向入力キー101a1で所定の方向入力操作を行った場合、方向入力キー101a1の押下による、ユーザの方向入力操作に基づいて対応する接点が接続状態に切り替えられる。また、方向入力キー101a1の押下の終了等、方向入力操作を終了すると、方向入力操作により接続状態であった接点が開放状態に切り替えられる。キーマトリクス回路101a2は、検出回路として機能する。
方向入力キー101a1は、ユーザの8方向の方向入力操作およびその他の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作に基づいてキーマトリクス回路101a2が有する接点の状態を、接続状態と開放状態とに切り替える。これにより、方向入力キー101a1で受け付けたユーザの方向入力操作が、キーマトリクス回路101a2の接点の状態に反映される。方向入力キー101a1は、入力キー部として機能する。
方向入力キー101a1は、ユーザの斜め方向の方向入力操作を受け付け可能であると共に、斜め方向の方向入力操作を受け付けた場合に、接点を接続状態に切り替える。ここで、斜め方向とは、“上”、“下”、“左”、“右”の垂直方向に対して、45°の角度で傾いている方向であって、具体的には“右上”、“右下”、“左下”、“左上”であるものとする。すなわち、本実施の形態では、上下左右と斜め方向を合わせて8方向の方向入力操作を受け付けることが可能である。なお、これに限らず、16方向等、8方向よりも多くの方向の方向入力操作を受け付けてもよく、例えば、8方向の一部の“左”、“左上”、“上”、“右上”、“右”の5方向等、8方向よりも少ない方向の方向入力操作を受け付けてもよい。
キーマトリクス制御部111aは、キーマトリクス回路101a2に信号線KBC1,KBC2信号を入力すると共にキーマトリクス回路101a2の信号線KBR0,KBR5から出力される検出信号を取得し、取得した検出信号から垂直方向や斜め方向の8方向入力操作やその他の入力操作を検出する。キーマトリクス制御部111aは、検出回路制御部として機能する。
なお、本実施の形態では、キーマトリクス制御部111aからキーマトリクス回路101a2に対して、信号線KBC1,KBC2から信号が入力され、信号線KBR0,KBR5から検出信号が出力され、この検出信号をキーマトリクス制御部111aで検出することにより、ユーザの方向入力操作を検出するものとして説明したが、これに限らず、キーマトリクス制御部111aからキーマトリクス回路101a2に対して信号線KBR0,KBR5から信号が入力され、信号線KBC1,KBC2から検出信号が出力され、この検出信号をキーマトリクス制御部111aで検出することにより、ユーザの方向入力操作を検出してもよい。
図5は、第2の実施の形態の方向入力キーを示す図である。方向入力キー101a1は、図6において後述するキーマトリクス回路101a2と共に、ユーザによる8方向の入力操作を受け付ける。
方向入力キー101a1には、接点211,212,213,214,215,216,217,218が設けられている。接点211,212,213,214,215,216,217,218は、それぞれユーザによる上方向、右上方向、右方向、右下方向、下方向、左下方向、左方向、左上方向の入力操作に基づいて、電気的に接続する。接点211〜218は、キーマトリクス回路101a2に配置されていると共に、信号線を介して制御部111が有するキーマトリクス制御部111aと接続されており、接点211〜218の接続および開放に基づく検出信号がキーマトリクス回路101a2から出力され、出力される検出信号がキーマトリクス制御部111aによって検出される。キーマトリクス制御部111aは、キーマトリクス回路101a2から出力される検出信号に基づいて、ユーザによる方向入力操作を受け付ける。
携帯端末装置100を操作するユーザは、例えば、方向入力キー101a1によって上方向の入力操作を行う場合、方向入力キー101a1を上方向に傾斜させるように押下する。これに従い、方向入力キー101a1の接点211が電気的に接続される。
また、詳しくは図6において後述するが、本実施の形態では、ユーザが入力操作を誤ることより、ユーザが斜め方向の方向入力操作を意図した場合に、意図する斜め方向の接点の両側に隣接する上下左右方向のうちの1個または2個の接点について接続された場合にも、さらに意図する斜め方向の接点が接続されずに隣接する2個の接点のみが接続された場合にも、ユーザが入力操作を意図する斜め方向の方向入力操作として検出することができる。例えば、右上方向の方向入力操作を受け付ける接点212の上側に隣接する上方向の方向入力操作を受け付ける接点211および接点212の右側に隣接する右方向の方向入力操作を受け付ける接点213について、ユーザの操作により接続されたものとする。この場合にも、キーマトリクス回路101a2により右上方向の方向入力操作として検出することができる。また、接点212と共に接点211,213のいずれかが接続された場合や、接点211および接点213のみが接続された場合にも、同様に右上方向の方向入力操作として検出することができる。
図6は、第2の実施の形態のキーマトリクス回路を示す図である。本実施の形態の操作部101aは、方向入力操作の検出に関して、図6に示すキーマトリクス回路101a2を有する。キーマトリクス回路101a2は、接点211,212,213,214,215,216,217,218、ダイオード221,222,223,224,225,226,227,228、信号線KBC1,KBC2,KBR0,KBR5を有する。
キーマトリクス回路101a2は、信号線KBC1,KBC2,KBR0,KBR5によって制御部111が有するキーマトリクス制御部111aと接続されている。キーマトリクス回路101a2によるキースキャンについては、詳しくは後述するが、キーマトリクス制御部111aによって、信号線KBC1,KBC2からキーマトリクス回路101a2にハイレベル信号(High)またはロウレベル信号(Low)が入力される。そして、キーマトリクス制御部111aによって、このときの信号線KBR0,KBR5からハイレベル信号またはロウレベル信号のうちいずれかが検出される。そして、信号線KBR0,KBR5から検出された信号の組み合わせにより、ユーザの方向入力操作が検出される。
接点211〜218は、図5において前述した方向入力キー101a1のユーザによる操作に従って、各信号線が電気的に接続される接続状態と、電気的に接続されない開放状態とに切り替え可能である。
具体的には、接点211は、信号線KBR0と信号線KBR5とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能である。接点212は、信号線KBR0と信号線KBR5とを電気的に接続すると共に信号線KBR5と信号線KBC2とを電気的に接続する接続状態と、信号線KBR0と信号線KBR5とを電気的に接続しないと共に信号線KBR5と信号線KBC2とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能である。
同様に、接点213は、信号線KBR5と信号線KBC2とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能である。接点214は、信号線KBR5と信号線KBC2とを電気的に接続すると共に信号線KBC2と信号線KBC1とを電気的に接続する接続状態と、信号線KBR5と信号線KBC2とを電気的に接続しないと共に信号線KBC2と信号線KBC1とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能である。
同様に、接点215は、信号線KBC2と信号線KBC1とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能である。接点216は、信号線KBR0と信号線KBC1とを電気的に接続すると共に信号線KBC2と信号線KBC1とを電気的に接続する接続状態と、信号線KBR0と信号線KBC1とを電気的に接続しないと共に信号線KBC2と信号線KBC1とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能である。
同様に、接点217は、信号線KBR0と信号線KBC1とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能である。接点218は、信号線KBR0と信号線KBR5とを電気的に接続すると共に信号線KBR0と信号線KBC1とを電気的に接続する接続状態と、信号線KBR0と信号線KBR5とを電気的に接続しないと共に信号線KBR0と信号線KBC1とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能である。
ダイオード221〜228は、整流することにより、信号線KBC1とKBC2、信号線KBR0と信号線KBR5の間の短絡を防止する。これにより、接続している接点以外の接点が接続されているように誤認識されることが防止される。
本実施の形態のキーマトリクス回路101a2では、ユーザの方向入力操作のうち、「上」、「右」、「下」、「左」に対応する接点211,213,215,217が、信号線KBR0,KBR5のいずれか一方、および信号線KBC1,KBC2のいずれか一方を接続するように配置する。また、ユーザの方向入力操作のうち、「右上」、「右下」、「左下」、「左上」の斜め方向に対応する接点212,214,216,218が、「上」、「右」、「下」、「左」のうちの隣接する方向の間に配置すると共に、信号線KBR0,KBR5を分配し、または信号線KBC1,KBC2を分配する。
これにより、斜め方向の方向入力操作を受け付けるためにマトリクス回路や他の信号線を新たに追加したり、新たに斜め方向の方向入力操作を受け付けるために割り込み等を設けたりしなくて済む。従って、2本の信号線のみで、信号処理も複雑化させずに、8方向の方向入力操作を受け付けることが可能である。
また、本実施の形態では、斜め方向の方向入力操作を受け付ける接点の接続と、その接点と共にその接点に隣接するいずれかの接点の接続と、その接点に隣接する2個の接点を含めた3個の接点の接続とにおいて、同一の検出結果が得られる。
例えば、本実施の形態では、右上方向の方向入力操作を受け付ける接点212の接続により、右上方向の方向入力操作を検出する。また、接点212ならびに接点212の上側に隣接する上方向の方向入力操作を受け付ける接点211および接点212の右側に隣接する右方向の方向入力操作を受け付ける接点213のいずれか1個の合計2個の接続によっても、右上方向の方向入力操作を検出することができる。さらに、接点211〜213の3個の接続によっても、右上方向の方向入力操作を検出することができる。
すなわち、これらのいずれの場合にも、信号線KBC1へのロウレベル信号の入力に対して、信号線KBR0,KBR5のいずれについてもハイレベル信号が検出されると共に、信号線KBC2へのロウレベル信号の入力に対して、信号線KBR0,KBR5のいずれについてもロウレベル信号が検出される。このように、接点212のみが接続されている場合にも、接点211,213が接続されている場合にも、接点212と接点211,213のいずれか一方が接続されている場合にも、さらに、接点211,212,213が接続されている場合にも、キーマトリクス回路101a2により右上方向の入力として検出することができる。
なお、本実施の形態のキーマトリクス回路101a2は、携帯端末装置100が有するキーマトリクス回路の一部であって、ユーザの方向入力キー101a1による方向入力操作を検出する回路のみを示したものである。
また、本実施の形態では、「上」、「右」、「下」、「左」に対応する各接点が、信号線KBR0,KBR5のいずれか一方、および信号線KBC1,KBC2のいずれか一方を接続すると共に、「右上」、「右下」、「左下」、「左上」に対応する接点が、信号線KBR0,KBR5を分配し、または信号線KBC1,KBC2を分配する。しかし、これに限らず、「右上」、「右下」、「左下」、「左上」に対応する各接点が、信号線KBR0,KBR5のいずれか一方、および信号線KBC1,KBC2のいずれか一方を接続すると共に、「上」、「右」、「下」、「左」に対応する接点が、信号線KBR0,KBR5を分配し、または信号線KBC1,KBC2を分配してもよい。
また、キーマトリクス回路101a2およびキーマトリクス回路101a2に入出力される信号は、図6に示す回路および信号に限らず、異なる回路や信号により同様の機能を有するものであってもよい。
また、本実施の形態では、キーマトリクス回路101a2は、8個の接点を有するが、接点の個数はこれに限らず、7個以下であってもよく、9個以上であってもよい。また、キーマトリクス回路101a2は、4本の信号線を有するが、信号線の本数はこれに限らず、3本以下であってもよく、5本以上であってもよい。
図7は、第2の実施の形態の方向入力操作とキーマトリクス回路の検出信号との対応関係を示す図である。図7に示すように、本実施の形態では、信号線KBC1,KBC2からキーマトリクス回路101a2に入力される入力信号と、これらの入力信号がキーマトリクス回路101a2に入力された場合に信号線KBR0,KBR5から検出される検出信号との組み合わせにより、ユーザが方向入力操作により入力した方向が検出される。
図7における“検出タイミング”は、入力信号および検出信号の組み合わせで方向入力操作の検出が行われる時点を示す。本実施の形態の携帯端末装置100では、詳しくは図8から図11において後述するが、キーマトリクス回路101a2について、“T1”→“T2”→“T3”→“T4”の順に検出を行う。なお、検出タイミングの順序は、これに限らず任意の順序で設定することができる。
“入力信号”は、検出タイミングにおいて信号線KBC1,KBC2のいずれか一方からキーマトリクス回路101a2に入力される信号を示す。“検出信号”は、検出タイミングにおいてキーマトリクス回路101a2から信号線KBR0,KBR5のいずれか一方に出力される信号を示す。本実施の形態のキーマトリクス回路101a2では、ロウレベル信号が入力信号および検出信号における「オン」として扱われるが、これに限らず、入力信号および出力信号の両方またはいずれか一方について、ハイレベル信号がオンとして扱われるように設定してもよい。
例えば、検出タイミングT1では、各方向入力操作において、信号線KBC1からロウレベル信号が入力された場合に、信号線KBR0についてロウレベル信号が検出されるか否かを示す。
“方向入力操作”は、ユーザが方向入力キー101a1を使用して方向入力操作することにより入力した方向を示す。ユーザが入力した方向における各検出タイミングの検出結果が、ロウレベル信号であれば、“1”であり、ハイレベル信号であれば、“0”である。例えば、ユーザが方向入力キー101a1により上方向の入力を行った場合、図7により、検出タイミングT1の検出信号はハイレベル信号であり、検出タイミングT2の検出信号はハイレベル信号であり、検出タイミングT3の検出信号はロウレベル信号であり、検出タイミングT4の検出信号はハイレベル信号である。各検出結果は、各方向において一意に識別可能であるため、キーマトリクス回路101a2により、ユーザが方向入力操作で入力した方向を検出することができる。
また、前述したように、本実施の形態では、ユーザが斜め方向の方向入力操作を行った場合、斜め方向の方向入力操作を受け付ける接点の接続と、斜め方向の方向入力操作を受け付ける接点に隣接する2個の接点の接続と、さらに、斜め方向の方向入力操作を受け付ける接点およびその接点に隣接する2個の接点を含めた3個の接点の接続とにおいて、すべて同一の検出結果が得られる。
これを図7に基づいて説明すると、例えば、ユーザが右上方向の方向入力操作を行った場合、検出信号は、検出タイミングT3,T4においてロウレベル信号が検出され、検出タイミングT1,T2においてハイレベル信号が検出される。また、ユーザが上方向の方向入力操作を行った場合、検出信号は、検出タイミングT3においてロウレベル信号が検出され、検出タイミングT1,T2,T4においてハイレベル信号が検出される。また、ユーザが右方向の方向入力操作を行った場合、検出信号は、検出タイミングT4においてロウレベル信号が検出され、検出タイミングT1,T2,T3においてハイレベル信号が検出される。
ここで、図7において、右上方向の方向入力操作を行った場合の検出結果は、上方向の方向入力操作を行った場合の検出結果と、右方向の方向入力操作を行った場合の検出結果との論理和となっている。このため、ユーザの方向入力操作により接点212(右上)が接続された場合、接点211(上)および接点213(右)が接続された場合、ならびに接点211〜213が接続された場合のいずれの場合も、検出結果が同一となる。これにより、本実施の形態のキーマトリクス回路101a2では、ユーザが斜め方向の方向入力操作を行った場合において、両隣の接点のみが接続されたとき、さらに斜め方向および両隣の接点と共に接続されたときのいずれの場合にも斜め方向の入力操作として受け付けることが可能になる。従って、ユーザの斜め方向の方向入力操作の操作性を向上させることが可能になる。
図8から図11は、第2の実施の形態の方向入力キー押下時のキースキャンを示すタイミングチャートである。図8から図11に示すタイミングチャートは、携帯端末装置100においてユーザが方向入力キー101a1により方向入力操作を行った場合におけるキーマトリクス回路101a2のスキャンの様子を示す。
図8は、ユーザが方向入力キー101a1を上方向に押下することにより上方向の方向入力操作を行った場合における、信号線KBC1にロウレベル信号が入力され、その後信号線KBC2にロウレベル信号が入力されたときの信号線KBR0および信号線KBR5で検出される検出信号の例を示す。以下に、図8に従って、ユーザが方向入力キー101a1を上方向に押下し、キーマトリクス回路101a2の接点211が接続された場合の検出信号について説明する。
キーマトリクス制御部111aは、キーマトリクス回路101a2によるキースキャンの開始時に、信号線KBC1,KBC2に対してハイレベル信号を出力する(図8における(a1))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1,KBC2からハイレベル信号が入力される。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT1において、信号線KBC1に対して出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替えて出力する(図8における(a2))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1からロウレベル信号が入力され、信号線KBC2からハイレベル信号が入力される。そして、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBR0から出力されるハイレベル信号を検出する(図8における(a3))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT2において、信号線KBR5から出力されるハイレベル信号を検出する(図8における(a4))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT3において、信号線KBC1に対して出力していたロウレベル信号をハイレベル信号に切り替えて出力する(図8における(a5))と共に、信号線KBC2に対して出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替えて出力する(図8における(a6))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1からハイレベル信号が入力され、信号線KBC2からロウレベル信号が入力される。そして、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBR0から出力されるロウレベル信号を検出する(図8における(a7))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT4において、信号線KBR5から出力されるハイレベル信号を検出する(図8における(a8))。
その後、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBC2から出力していたロウレベル信号をハイレベル信号に切り替える(図8における(a9))。その後、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBC1,KBC2から出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替え、キースキャンを終了する(図8における(a10))。
図9は、ユーザが方向入力キー101a1を右上方向に押下することにより右上方向の方向入力操作を行った場合における、信号線KBC1にロウレベル信号が入力され、その後信号線KBC2にロウレベル信号が入力されたときの信号線KBR0および信号線KBR5で検出される検出信号の例を示す。以下に、図9に従って、ユーザが方向入力キー101a1を右上方向に押下し、キーマトリクス回路101a2の接点212が接続された場合の検出信号について説明する。
キーマトリクス制御部111aは、キーマトリクス回路101a2によるキースキャンの開始時に、信号線KBC1,KBC2に対してハイレベル信号を出力する(図9における(b1))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1,KBC2からハイレベル信号が入力される。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT1において、信号線KBC1に対して出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替えて出力する(図9における(b2))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1からロウレベル信号が入力され、信号線KBC2からハイレベル信号が入力される。そして、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBR0から出力されるハイレベル信号を検出する(図9における(b3))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT2において、信号線KBR5から出力されるハイレベル信号を検出する(図9における(b4))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT3において、信号線KBC1に対して出力していたロウレベル信号をハイレベル信号に切り替えて出力する(図9における(b5))と共に、信号線KBC2に対して出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替えて出力する(図9における(b6))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1からハイレベル信号が入力され、信号線KBC2からロウレベル信号が入力される。そして、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBR0から出力されるロウレベル信号を検出する(図9における(b7))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT4において、信号線KBR5から出力されるロウレベル信号を検出する(図9における(b8))。
その後、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBC2から出力していたロウレベル信号をハイレベル信号に切り替える(図9における(b9))。その後、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBC1,KBC2から出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替え、キースキャンを終了する(図9における(b10))。
図10は、ユーザが方向入力キー101a1を右下方向に押下することにより右下方向の方向入力操作を行った場合における、信号線KBC1にロウレベル信号が入力され、その後信号線KBC2にロウレベル信号が入力されたときの信号線KBR0および信号線KBR5で検出される検出信号の例を示す。以下に、図10に従って、ユーザが方向入力キー101a1を右下方向に押下し、キーマトリクス回路101a2の接点214が接続された場合の検出信号について説明する。
キーマトリクス制御部111aは、キーマトリクス回路101a2によるキースキャンの開始時に、信号線KBC1,KBC2に対してハイレベル信号を出力する(図10における(c1))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1,KBC2からハイレベル信号が入力される。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT1において、信号線KBC1に対して出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替えて出力する(図10における(c2))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1からロウレベル信号が入力され、信号線KBC2からハイレベル信号が入力される。そして、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBR0から出力されるハイレベル信号を検出する(図10における(c3))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT2において、信号線KBR5から出力されるロウレベル信号を検出する(図10における(c4))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT3において、信号線KBC1に対して出力していたロウレベル信号をハイレベル信号に切り替えて出力する(図10における(c5))と共に、信号線KBC2に対して出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替えて出力する(図10における(c6))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1からハイレベル信号が入力され、信号線KBC2からロウレベル信号が入力される。そして、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBR0から出力されるハイレベル信号を検出する(図10における(c7))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT4において、信号線KBR5から出力されるロウレベル信号を検出する(図10における(c8))。
その後、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBC2から出力していたロウレベル信号をハイレベル信号に切り替える(図10における(c9))。その後、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBC1,KBC2から出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替え、キースキャンを終了する(図10における(c10))。
図11は、ユーザが方向入力キー101a1を左上方向に押下することにより左上方向の方向入力操作を行った場合における、信号線KBC1にロウレベル信号が入力され、その後信号線KBC2にロウレベル信号が入力されたときの信号線KBR0および信号線KBR5で検出される検出信号を示す。以下に、図11に従って、ユーザが方向入力キー101a1を左上方向に押下し、キーマトリクス回路101a2の接点218が接続された場合の検出信号について説明する。
キーマトリクス制御部111aは、キーマトリクス回路101a2によるキースキャンの開始時に、信号線KBC1,KBC2に対してハイレベル信号を出力する(図11における(d1))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1,KBC2からハイレベル信号が入力される。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT1において、信号線KBC1に対して出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替えて出力する(図11における(d2))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1からロウレベル信号が入力され、信号線KBC2からハイレベル信号が入力される。そして、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBR0から出力されるロウレベル信号を検出する(図11における(d3))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT2において、信号線KBR5から出力されるハイレベル信号を検出する(図11における(d4))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT3において、信号線KBC1に対して出力していたロウレベル信号をハイレベル信号に切り替えて出力する(図11における(d5))と共に、信号線KBC2に対して出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替えて出力する(図11における(d6))。これにより、キーマトリクス回路101a2に、信号線KBC1からハイレベル信号が入力され、信号線KBC2からロウレベル信号が入力される。そして、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBR0から出力されるロウレベル信号を検出する(図11における(d7))。
次に、キーマトリクス制御部111aは、検出タイミングT4において、信号線KBR5から出力されるハイレベル信号を検出する(図11における(d8))。
その後、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBC2から出力していたロウレベル信号をハイレベル信号に切り替える(図11における(d9))。その後、キーマトリクス制御部111aは、信号線KBC1,KBC2から出力していたハイレベル信号をロウレベル信号に切り替え、キースキャンを終了する(図11における(d10))。
なお、本実施の形態では、ユーザが方向入力キー101a1によって右方向、下方向、左下方向、左方向に押下した場合のキースキャンについては説明を省略するが、同様に行われる。
図12および図13は、第2の実施の形態のキー入力判定処理を示すフローチャートである。キー入力判定処理は、携帯端末装置100のキーマトリクス回路101a2についてキースキャンを行うことにより、方向入力操作等の入力操作を受け付ける処理である。以下では、図12および図13に示すキー入力判定処理をフローチャートのステップ番号に沿って説明する。キー入力判定処理は、例えば、携帯端末装置100の起動完了後等、携帯端末装置100がユーザのキー操作を受け付け可能な状態で実行される。
[ステップS11]キーマトリクス制御部111aは、キーマトリクス回路101a2等のキーマトリクス回路に対して、信号線KBC1,KBC2等の入力側の信号線にロウレベル信号を出力し、信号線KBR0,KBR5等の出力側の信号線から検出信号を検出し、入力操作されたキーを検出するキースキャンを行う。
[ステップS12]キーマトリクス制御部111aは、ステップS11のキースキャンにおいてキーの入力操作を検出したか否かを判定する。入力操作を検出していれば(ステップS12 YES)、処理はステップS13に進められる。一方、入力操作を検出していなければ(ステップS12 NO)、処理はステップS11に進められる。
[ステップS13]キーマトリクス制御部111aは、キーマトリクス制御部111aが有するキースキャンに基づいて入力操作を検出したキーを示すキー入力レジスタの値を更新する。なお、更新前の入力レジスタの値も、キーマトリクス制御部111aが有するメモリに保持されるものとする。キー入力レジスタは、入力操作されたキーを示す値およびいずれのキーも入力操作されていない「開放」を示す値のいずれかを取るものとする。
[ステップS14]キーマトリクス制御部111aは、キーマトリクスのすべての信号線のスキャンが終了したか否かについて判定する。終了していれば(ステップS14 YES)、処理はステップS16に進められる。一方、終了していなければ(ステップS14 NO)、処理はステップS15に進められる。
[ステップS15]キーマトリクス制御部111aは、ステップS11と同様にキースキャンを行う。
[ステップS16]キーマトリクス制御部111aは、キー入力レジスタの値および保持されている更新前のキー入力レジスタの値を参照して、前回のキースキャンによる入力操作の検出数と、今回のキースキャンによる入力操作の検出数とを比較して同じであるか否かを判定する。検出数が同じであれば(ステップS16 YES)、処理はステップS21に進められる。一方、検出数が異なれば(ステップS16 NO)、処理はステップS13に進められる。
このステップS16により、今回のキースキャンの検出数が前回のキースキャンの検出数と一致しない場合には、ユーザの入力操作が不安定であると判定して、連続して検出数が同じとなるまでステップS15のキースキャンが繰り返されることにより、入力操作の検出を安定化することができる。
ここで、ステップS16の処理の1回目の実行時には、更新前のキー入力レジスタの値は「開放」(いずれのキーも入力操作されていない状態)、すなわち検出数は“0”を示すものとする。これにより、ステップS16の処理の1回目の実行時には、更新前の値は“0”である一方、更新後のキー入力レジスタの値はステップS11でキースキャンにより検出した入力操作のキーの検出数、すなわち1以上であり、一致しないためステップS15のキースキャンが繰り返される。
[ステップS21]キーマトリクス制御部111aは、キー入力レジスタの値を参照して、入力操作を検出したキーの組み合わせ等からゴースト現象を検出する。ここで、ゴースト現象とは、ユーザが複数のキーを同時に操作した場合に生じる誤認識であり、本来入力操作されていないキーまで操作されたものとして検出してしまう現象である。
ここで、本実施の形態では、前述したようにユーザの斜め方向の入力操作において意図する斜め方向の接点に加えて、隣接する接点が1個または2個、共に接続されている場合や、意図する斜め方向の接点は接続されずに隣接する接点が2個接続されている場合にも、ユーザの意図する斜め方向の方向入力操作を検出することができる。従って、本実施の形態では、このようにユーザの意図する斜め方向の入力操作を検出可能な場合には、ユーザが意図する斜め方向以外の接点が接続されているが、ゴースト現象は発生していないものとして扱い、入力操作を有効に検出する。
[ステップS22]キーマトリクス制御部111aは、ステップS21でゴースト現象を検出したか否かを判定する。ゴースト現象を検出していれば(ステップS22 YES)、処理はステップS24に進められる。一方、ゴースト現象を検出していなければ(ステップS22 NO)、処理はステップS23に進められる。
[ステップS23]キーマトリクス制御部111aは、キー入力レジスタの値を参照して、入力操作を検出したキーを通知し、またはキーが開放された状態であることを通知する。この通知に基づいて、携帯端末装置100や、携帯端末装置100で動作するアプリケーション等がユーザの入力操作を取得する。
[ステップS24]キーマトリクス制御部111aは、キー入力レジスタの値を参照して、キーが開放された状態であるか否かを検出する。キーが開放された状態であれば(ステップS24 YES)、処理はステップS25に進められる。一方、キーの入力操作が検出されていれば(ステップS24 NO)、処理はステップS26に進められる。
[ステップS25]キーマトリクス制御部111aは、キー入力レジスタの値を開放された状態に更新する。その後、処理はステップS11に進められる。
[ステップS26]キーマトリクス制御部111aは、キーの操作の監視に待ち時間を設けてキースキャンの間隔を調整するために、キー押下監視タイマに所定時間(例えば、0.1秒)をセットする。
[ステップS27]キーマトリクス制御部111aは、キー押下監視タイマの経過時間をチェックして、セットした所定時間が満了したか否かを判定する。所定時間が満了していれば(ステップS27 YES)、処理はステップS28に進められる。一方、所定時間が満了していなければ(ステップS27 NO)、ステップS27の処理が繰り返される。
[ステップS28]キーマトリクス制御部111aは、キー押下監視タイマをクリアする。その後、処理はステップS11に進められる。
以上、第2の実施の形態に係る携帯端末装置100によれば、対応する入力操作が行われた場合には、左右に隣接する接点の接続を足し合わせたものと同一の接続を行う接点を用いて方向入力操作を検出することで、方向入力操作時のユーザの操作性の低下を防止しつつ、回路規模の拡大を抑制することができる。
すなわち、キーマトリクス回路101a2に対して、新たなキーの割り当てを行わなくて済むので配線を増加することなく、少ない配線数のままで斜め方向の方向入力操作を実現する。
また、斜め方向の入力を受け付ける接点を設けることで、ユーザの斜め方向の方向入力操作の操作性の低下を抑制できる。
また、ユーザが斜め方向の方向入力操作を行おうとする場合に、入力しようとしている斜め方向と共に誤って垂直方向の接点が接続状態にされている場合や、入力しようとしている斜め方向の接点が接続状態にされておらず、隣接する2つの垂直方向が接続状態にされている場合にも、入力しようとしている斜め方向の方向入力操作として検出することができるので、ユーザの斜め方向の方向入力操作の操作性が向上する。
ここで、本実施の形態では、携帯端末装置を挙げて説明したが、これは例示であり、あらゆる電子装置に適用可能である。適用可能な電子装置として、例えば、携帯型テレビ、携帯型ゲーム機、電子辞書装置、ノート型コンピュータ、PDA等を挙げるが、必ずしもこれらに限らない。
以上、開示の電子装置、入力検出回路および入力検出方法を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、上記については単に本発明の原理を示すものである。開示の技術は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、開示の技術に他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、開示の技術は前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成を組み合わせたものであってもよい。また、開示の技術に対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
1 電子装置
1a 検出回路
1a1,1a2,1a3 接点
1b 入力キー部
1c 検出回路制御部
1d1,1d2,1d3 信号線
1e1,1e2 整流部

Claims (6)

  1. 複数の信号線同士を電気的に接続するか否かを切り替え可能な複数の接点により、方向を入力する方向入力操作を検出する電子装置であって、
    第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第1の接点と、前記第1の信号線と前記第2の信号線とを電気的に接続すると共に前記第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、前記第1の信号線と前記第2の信号線とを電気的に接続しないと共に前記第2の信号線と前記第3の信号線とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能な第2の接点と、前記第2の信号線と前記第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第3の接点と、を有する検出回路と、
    前記第1の接点の接続で検出される方向入力操作の方向と隣接すると共に、前記第3の接点の接続で検出される方向入力操作の方向と隣接する斜め方向の方向入力操作を受け付けた場合に、前記第2の接点を前記接続状態に切り替える入力キー部と、
    前記検出回路に信号を入力すると共に前記検出回路から出力される検出信号を取得し、取得した前記検出信号から前記斜め方向を含む方向入力操作を検出する検出回路制御部と、
    を有することを特徴とする電子装置。
  2. 前記検出回路は、
    前記第2の信号線と前記第3の信号線とを電気的に接続すると共に前記第3の信号線と第4の信号線とを電気的に接続する接続状態と、前記第2の信号線と前記第3の信号線とを電気的に接続しないと共に前記第3の信号線と前記第4の信号線とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能な第4の接点と、
    前記第3の信号線と前記第4の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第5の接点と、
    前記第1の信号線と前記第4の信号線とを電気的に接続すると共に前記第3の信号線と前記第4の信号線とを電気的に接続する接続状態と、前記第1の信号線と前記第4の信号線とを電気的に接続しないと共に前記第3の信号線と前記第4の信号線とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能な第6の接点と、
    前記第1の信号線と前記第4の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第7の接点と、
    前記第1の信号線と前記第2の信号線とを電気的に接続すると共に前記第1の信号線と前記第4の信号線とを電気的に接続する接続状態と、前記第1の信号線と前記第2の信号線とを電気的に接続しないと共に前記第1の信号線と前記第4の信号線とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能な第8の接点と、
    を有し、
    前記入力キー部は、8方向の方向入力操作を受け付け可能であると共に、受け付けた前記8方向の方向入力操作に基づいて前記検出回路が有する接点の状態を切り替え、
    前記検出回路制御部は、前記検出回路に信号を入力すると共に前記検出回路から出力される検出信号を取得し、前記取得した検出信号から前記8方向の方向入力操作を検出する、
    ことを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  3. 前記検出回路は、前記第2の接点が前記接続状態に切り替えられた場合に前記第1の信号線と前記第3の信号線との短絡を防止する整流部を有することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の電子装置。
  4. 複数の信号線同士を電気的に接続するか否かを切り替え可能な複数の接点により、方向を入力する方向入力操作を検出する電子装置であって、
    第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第1の接点と、前記第1の信号線と前記第2の信号線とを電気的に接続すると共に前記第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、前記第1の信号線と前記第2の信号線とを電気的に接続しないと共に前記第2の信号線と前記第3の信号線とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能な第2の接点と、前記第2の信号線と前記第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第3の接点と、前記第2の接点が前記接続状態に切り替えられた場合に前記第1の信号線と前記第3の信号線との短絡を防止する整流部と、を有する検出回路と、
    受け付けた入力操作に基づいて前記検出回路が有する接点の状態を切り替える入力キー部と、
    前記検出回路に信号を入力すると共に前記検出回路から出力される検出信号を取得し、取得した前記検出信号から入力操作を検出する検出回路制御部と、
    を有することを特徴とする電子装置。
  5. 複数の信号線同士を電気的に接続するか否かを切り替え可能な複数の接点により、方向を入力する方向入力操作を検出する入力検出回路であって、
    第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第1の接点と、前記第1の信号線と前記第2の信号線とを電気的に接続すると共に前記第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、前記第1の信号線と前記第2の信号線とを電気的に接続しないと共に前記第2の信号線と前記第3の信号線とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能な第2の接点と、前記第2の信号線と前記第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第3の接点と、を有し、入力キー部が、前記第1の接点の接続で検出される方向入力操作の方向と隣接すると共に、前記第3の接点の接続で検出される方向入力操作の方向と隣接する斜め方向の方向入力操作を受け付けた場合に、前記第2の接点を前記接続状態に切り替え可能な検出回路と、
    前記検出回路に信号を入力すると共に前記検出回路から出力される検出信号を取得し、取得した前記検出信号から前記斜め方向を含む方向入力操作を検出する検出回路制御部と、
    を有することを特徴とする入力検出回路。
  6. 複数の信号線同士を電気的に接続するか否かを切り替え可能な複数の接点により、方向を入力する方向入力操作を検出する入力検出方法であって、
    入力キー部が、第1の信号線と第2の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第1の接点と、前記第1の信号線と前記第2の信号線とを電気的に接続すると共に前記第2の信号線と第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、前記第1の信号線と前記第2の信号線とを電気的に接続しないと共に前記第2の信号線と前記第3の信号線とを電気的に接続しない開放状態とに切り替え可能な第2の接点と、前記第2の信号線と前記第3の信号線とを電気的に接続する接続状態と、接続しない開放状態とに切り替え可能な第3の接点と、を有する検出回路について、前記第1の接点の接続で検出される方向入力操作の方向と隣接すると共に、前記第3の接点の接続で検出される方向入力操作の方向と隣接する斜め方向の方向入力操作を受け付けた場合に、前記第2の接点を前記接続状態に切り替え、
    検出回路制御部が、前記検出回路に信号を入力すると共に前記検出回路から出力される検出信号を取得し、取得した前記検出信号から前記斜め方向を含む方向入力操作を検出する、
    ことを特徴とする入力検出方法。

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