JP5463175B2 - 短下肢装具 - Google Patents
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Description
かすことができない患者の短下肢装具として、足底部の踵部位上に略半筒状とされた所要高の下腿部が起立状に一体形成されたものが知られている(実公昭61−43473号公報 第3頁第3図、特開平9−103443号公報 第7頁図5参照)。
そして、かかる従来の短下肢装具は、足底部上に足を載せると共に、ふくら脛に下腿部
を当てがいつつ所要の装着バンドでもって略直角(足首が中立位となるよう)に固定せしめ、足首を底屈と背屈との双方を阻止せしめることにより尖足や下垂足を矯正するものとされている。
定するものであるから、足首の関節が殆んど動けない状態を呈し、ひいては、歩行が極め
て不自然でぎこちないものとなっていた。
報、特公昭61−16173号公報、特開平9−103443号公報などに記載のものが
提案されている。
な略半筒状の下腿部が連結されると共に、該下腿部の両側部位はバネ機能を有する両側一対の略S字形側方支柱を介して足底部に連結された短下肢装具が記載されている。
上述の如く構成された短下肢装具は、足底部上に足を載せると共に、後方支柱と側方支
柱とにより支持せしめつつ下腿部をふくら脛に当てがいながら装着バンドでもって固定せ
しめるものである。そして、歩行時には、後方支柱と側方支柱とにより角度を変えて二方向から支持せしめると共に、底屈時には側方支柱に復元力を発生せしめ、背屈姿勢を楽にせしめるものである。
形成され、該側当部の上端部には略半筒状の下腿部が蝶番等を介して底背屈自在に連結さ
れると共に、スプリングを介して引張された短下肢装具が記載されている。
上述の如く構成された短下肢装具は、足底部上に足を載せると共に、側当部を足首背部位に、下腿部をふくら脛に各々当てがいつつ装着バンドでもって固定せしめるものである
。
そして、歩行時には、固定時における多少の固定余裕分をスプリングでもって弾止せしめ
つつ、底背屈作動に応じて下腿部を蝶番により適正に屈曲せしめるものである。
背屈自在に枢着されると共に、該下腿部の背面側中位と足底部の踵部位とが圧縮スプリン
グでもって連結された短下肢装具が記載されている。
上述の如く構成された短下肢装具は、足底部上に足を載せると共に、下腿部をふくら脛
に当てがいつつ装着バンドでもって固定せしめるものである。そして、歩行時には、足首
が底屈・背屈可能で、背屈筋が圧縮スプリングの力により補助され、自然な歩行状態を補
助せしめることが出来るものである。
下腿部が後方支柱と共にバネ機能を有する両側一対のS字形側方支柱により連結されてい
るから、側方支柱が伸縮する際にS字形の屈曲率が変更されるのみならず、足に対して食
いこむ方向に弯曲するおそれがあり、ひいては、側方安定性に問題があるのみならず、背
屈時における背屈角度を調節することが出来ないものである。
が底背屈自在に枢着されると共に、該下腿部の背部中位が圧縮スプリングでもって足底部に連結されているから、圧縮スプリングの作用により背屈・底屈に制動された位置から背屈へ戻り補助されるも、背屈時の背屈角度調節が不能で背屈遊動しやすく、適正な歩行がしずらいおそれがあるものである。
せしめると共に、下腿部の背屈角度を自由に調節せしめて適正に歩行せしめることが出来
る、短下肢装具を提供するにある。
背屈作動せしめることが出来るのみならず、拡開度調節部材をストッパ−に沿って適宜上
下動せしめつつスリットの拡開自由度を調節して下腿部の背屈角度を適正に調節せしめ、背屈遊動を制御せしめつつ適正に歩行せしめることが出来るものである。
介して止着せしめつつ拡開度調節部材をストッパ−に沿って上下動せしめ、スリットの拡開自由度を調節して常に下腿部の背屈角度を適正に調節せしめることが出来るものである
。
。
その他、11・12は足底部1に付設された爪先部用装着バンドと甲部用装着バンド、13は下腿部3に付設されたふくら脛部用装着バントである。
先ず、拡開度調節部材9を所要の調節孔8に止着材10でもって止着せしめ、スリット
7の拡開自由度を所要の幅に拡開調節せしめる。即ち、図2・3に図示するように、例えば、拡開度調節部材9を最上部の調節孔8に止着材10でもって止着せしめる場合には、スリット7の拡開自由度が小となり、下腿部3の背屈作動において生起する圧力を受けた場合においても拡開幅の変動が少く、ひいては、下腿部3の背屈角度も小となる。逆に、拡開度調節部材9を下方の調節孔8に止着材10でもって止着せしめる場合には、スリット7の拡開自由度が大となり、下腿部3の背屈作動において生起する圧力を受けた場合においても拡開幅の変動が大きく、ひいては、下腿部3の背屈角度も大となる。
しかるのち、足底部1上に足を載せると共に、下腿部3をふくら脛の背面側に当てがいつつ爪先部用装着バンド11・甲部用装着バンド12・ふくら脛部用装着バンド13でもって装着せしめる。
このさい、下腿部3は足底部1の踵部位2に枢軸5を介して枢着されると共に、ストッ
パ−6により背屈制動せしめるものとされているから、下腿部3を所要の背屈角度でもって側方安定性よく底背屈作動せしめることが出来るのみならず、拡開度調節部材9は弾性を有するものとされているから、下腿部3の背屈作動を補助せしめてスム−ズに背屈せしめることが出来る。
そして、例えば、歩行時には下腿部3の背屈角度を調節せしめる必要がある場合には、拡開度調節部材9をストッパ−6に沿って適宜上下動せしめつつ所要の調節孔8に止着せしめてスリット7の拡開自由度を調節して背屈角度を適正に調節せしめるとよい。
2 踵部位
3 下腿部
4 踝部位
6 ストッパ−
7 スリット
8 調節孔
9 拡開度調節部材
10 止着材
Claims (2)
- 足底部の踝部位に下腿部が底背屈自在に枢着され、該下腿部を所定の背屈角度に停止せしめるべく足底部の踵部位上に所要高のストッパ−が起立状に形成され、該ストッパ−にはその上端部から下端方向に向けて所要幅のスリットが拡開自在に切欠き形成されると共に、該スリット間には弾性を有する拡開度調節部材が上下動自在に配設されてなり、上記拡開度調節部材を適宜上下動せしめつつスリットの拡開自由度を調節して下腿部の背屈角度を調節せしめるべく構成されてなることを特徴とする、短下肢装具。
- ストッパ−のスリット両側縁に沿って所要数の調節孔が所定ピッチ毎に対向形成されると共に、対応する該調節孔に止着材を介して止着せしめつつ拡開度調節部材が上下動自在に配設されてなることを特徴とする、請求項1記載の短下肢装具。
Priority Applications (1)
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JP2010063512A JP5463175B2 (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | 短下肢装具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010063512A JP5463175B2 (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | 短下肢装具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011193999A JP2011193999A (ja) | 2011-10-06 |
JP5463175B2 true JP5463175B2 (ja) | 2014-04-09 |
Family
ID=44872945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010063512A Active JP5463175B2 (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | 短下肢装具 |
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-
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- 2010-03-19 JP JP2010063512A patent/JP5463175B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011193999A (ja) | 2011-10-06 |
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