JP5463123B2 - 止め具 - Google Patents
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Description
本発明は上記問題点に鑑み、部品点数を少なくすると共に操作レバーを支持ブラケットに容易に組み付けることができるようにしたものである。
操作レバーを第2板材に近接する方向に枢支軸廻りに回動操作して一端部がフック部材に引っ掛けられた弾性引掛け部材の他端部を、該弾性引掛け部材の一端部と枢支軸とを結ぶ線分を乗り越えさせて、操作レバーの長手方向中途部を第2板材若しくは支持ブラケットに接当させることにより、第2板材を第1板材に圧接すべくフック部材を弾性引掛け部材で弾性的に引っ張るようにした止め具であって、
支持ブラケットは互いに対応する取付孔を有する一対の起立片を備え、操作レバーはその長手方向一端側に、前記一対の起立片間に嵌合されかつ二叉状になっていて互いの離間幅が弾性変形により縮小可能とされた一対の嵌合片を有し、一対の嵌合片の外面に、対応する起立片の取付孔に挿入される前記枢支軸が一体に突設され、
前記各枢支軸の軸端面が、該枢支軸の軸心を横切り且つ該枢支軸の軸心に対して傾斜する傾斜面に形成され、
操作レバーの長手方向中途部を第2板材若しくは支持ブラケットに接当させた前記状態において、枢支軸の軸方向長さが、第2板材に近い側が短く、第2板材から遠い側が長くなるように前記傾斜面が形成されている点にある。
また、一対の嵌合片を支持ブラケットの一対の起立片間に、枢支軸の軸方向に短く形成されている側から嵌合挿入していけば、一対の嵌合片は互いの離間幅が弾性変形によりスムーズに縮小して一対の起立片間に嵌合され、枢支軸が枢支軸の傾斜面に案内されて枢支軸が取付孔に内側から簡単に挿入され、操作レバーを支持ブラケットに組み付ける際に、組み付け作業により一層手間がかからず済む。
前記第1板材が後部カバーとされ、前記第2板材が閉鎖カバーとされている点にある。
従って、頭付きピンや割ピンが不要になって、部品点数が少なくなると共に一対の嵌合片の弾性変形を利用して操作レバーを支持ブラケットに容易に組み付けることができるようになり、止め具で閉鎖カバーを後部カバーに容易に連結できる。
図6において、1はトラクタの後部に三点リンク機構を介して昇降自在に装着されるロータリ耕耘機(作業機)である。
このロータリ耕耘機1は、中央のギヤケースから左右にサポートアーム2を突設し、一方のサポートアーム2の左右方向外端側に伝動ケース3の上部を固定すると共に、他方のサポートアーム2の左右方向外端側にサイドフレームの上部を固定して門型に主構成された機枠4を有する。
また、機枠4の左右各サポートアーム2にはロワーリンク取付支持ブラケット7が固定され、このロワーリンク取付支持ブラケット7の前端側に連結ピンを介してロワーリンクの後端側が連結される。
なお、トラクタのPTO軸からPIC軸11を介してギヤケースに入力された動力は、ギヤケース内の動力伝達機構、サポートアーム2内の伝動軸、伝動ケース3内の動力伝達機構を経て爪軸8に伝達されて該爪軸8が、例えば、矢示A方向に回転駆動されるように構成されている。
この耕耘カバー12は、ロータリ耕耘部10の上方側を覆う主カバー13と、ロータリ耕耘部10の後方側を覆う後部カバー14と、ロータリ耕耘部10の上部の左右両側を覆う前後一対の側部カバー15F,15Rとを備えている。
後部カバー14は、その上端側が主カバー13の後端側に支軸16を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されている。
後部カバー14は、ロータリ耕耘部10の後方を覆う主要部14aと、後部カバー14の下端側に位置していて圃場に接地して該圃場を整地する整地部14bとを有する。
左右各閉鎖カバー19の下端部の背面側には、パイプ材等からなる差込み部材20が左右方向に設けられ、この差込み部材20の左右方向内方側は、小径に形成されて差込み部20aとされていると共に閉鎖カバー19から左右方向内方に突出している。
図1、図2、図4において、後部カバー(第1板材)14と閉鎖カバー(第2板材)19との間に切欠き部18を閉鎖カバー19で着脱自在に塞ぐために後部カバー14と閉鎖カバー19とを連結する止め具31が設けられている。
支された操作レバー36と、一端部がフック部材33に引っ掛け可能な弾性引掛け部材37とを備えている。
フック部材33は金属板等により構成され、リベットやボルトナット等の固定具により後部カバー14に固着されている。支持ブラケット34は金属板等でコの字状に形成され、互いに対応する取付孔39を有する一対の起立片40を備え、閉鎖カバー19の凸状部30に溶接やボルトナット等の固定具により固定されている。
また、上記実施の形態では、弾性引掛け部材37の他端部を、一端部と枢支軸35とを結ぶ線分Xを乗り越えさせて、操作レバー36の遊端側を第2板材19に接当させることにより、第2板材19を第1板材14に圧接すべくフック部材33を弾性引掛け部材37で弾性的に引っ張るようにしているが、これに代え、支持ブラケット34の取付部を閉鎖カバー(第2板材)19側に延長し、操作レバー36の遊端側を支持ブラケット34に接当させることにより、第2板材19を第1板材14に圧接すべくフック部材33を弾性引掛け部材37で弾性的に引っ張るようにしてもよい。
14 後部カバー
18 切欠き部
19 閉鎖カバー
34 支持ブラケット
33 フック部材
35 枢支軸
36 操作レバー
37 弾性引掛け部材
39 取付孔
40 起立片
45 嵌合片
47 傾斜面
Claims (2)
- 第1板材(14)にフック部材(33)が設けられ、前記第1板材(14)に連結される第2板材(19)に支持ブラケット(34)が設けられ、この支持ブラケット(34)に操作レバー(36)の長手方向一端側が枢支軸(35)廻りに回動自在に枢支され、一
端部がフック部材(33)に引っ掛け可能な弾性引掛け部材(37)の他端部が操作レバー(36)の長手方向中途部に掛合保持され、
操作レバー(36)を第2板材(19)に近接する方向に枢支軸(35)廻りに回動操作して一端部がフック部材(33)に引っ掛けられた弾性引掛け部材(37)の他端部を、該弾性引掛け部材(37)の一端部と枢支軸(35)とを結ぶ線分(X)を乗り越えさせて、操作レバー(36)の長手方向中途部を第2板材(19)若しくは支持ブラケット(34)に接当させることにより、第2板材(19)を第1板材(14)に圧接すべくフック部材(33)を弾性引掛け部材(37)で弾性的に引っ張るようにした止め具であって、
支持ブラケット(34)は互いに対応する取付孔(39)を有する一対の起立片(40)を備え、操作レバー(36)はその長手方向一端側に、前記一対の起立片(40)間に嵌合されかつ二叉状になっていて互いの離間幅が弾性変形により縮小可能とされた一対の嵌合片(46)を有し、一対の嵌合片(46)の外面に、対応する起立片(40)の取付孔(39)に挿入される前記枢支軸(35)が一体に突設され、
前記各枢支軸(35)の軸端面が、該枢支軸(35)の軸心を横切り且つ該枢支軸(35)の軸心に対して傾斜する傾斜面(47)に形成され、
操作レバー(36)の長手方向中途部を第2板材(19)若しくは支持ブラケット(34)に接当させた前記状態において、枢支軸(35)の軸方向長さが、第2板材(19)に近い側が短く、第2板材(19)から遠い側が長くなるように前記傾斜面(47)が形成されていることを特徴とする止め具。 - ロータリ耕耘機(1)の後部カバー(14)の下端側に設けられた切欠き部(18)を閉鎖カバー(19)で着脱自在に塞ぐために使用される止め具であって、
前記第1板材(14)が後部カバーとされ、前記第2板材(19)が閉鎖カバーとされていることを特徴とする請求項1に記載の止め具。
Priority Applications (1)
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JP2009260948A JP5463123B2 (ja) | 2009-11-16 | 2009-11-16 | 止め具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009260948A JP5463123B2 (ja) | 2009-11-16 | 2009-11-16 | 止め具 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2530059B2 (ja) * | 1990-12-21 | 1996-09-04 | 株式会社クボタ | 均平カバ―の弾下装置 |
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2009
- 2009-11-16 JP JP2009260948A patent/JP5463123B2/ja active Active
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