JP5462528B2 - チェーンソー - Google Patents

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Description

本発明は、チェーンソーに関し、特に、そのソーチェーンの張り具合を調整するチェーン調整機構に関する。
特許文献1に、チェーンソーが開示されている。このチェーンソーは、ソーチェーンの張り具合を調整するチェーン調整機構を備えている。チェーン調整機構は、操作部材と回転シャフトと直動子を備えている。操作部材は、回転シャフトに同軸に固定されている。回転シャフトは、チェーンソーの本体に対して回転可能に設けられているとともに、軸方向の一部の範囲に送りねじが形成されている。直動子は、ガイドバーに係止されているとともに、回転シャフトの送りねじに螺合するねじ穴を有している。直動子は、回転シャフトの回転に伴って、ガイドバーとともに回転シャフトに沿って移動する。
以上の構成により、作業者が操作部材を回転操作すると、チェーンソーの本体に対してガイドバーが進退する。それにより、本体とガイドバーの両者に架け渡されたソーチェーンの張り具合が調整される。
独国特許発明第10353737号明細書
ソーチェーンの張り具合を大きく調整する場合、本体に対してガイドバーを大きく移動させる必要がある。しかしながら、従来のチェーンソーでは、操作部材を回転操作した操作量に対して、ガイドバーが移動する移動量は小さい。このため、ソーチェーンの張り具合を大きく調整する場合に、作業者は操作部材を多く回転操作しなければならない。
本発明は、上記の問題を解決する。本発明は、操作部材を多く回転操作することなく、ソーチェーンの張り具合を大きく調整することができる技術を提供する。
本発明によって具現化されるチェーンソーは、原動機によってスプロケットを駆動するチェーンソー本体と、チェーンソー本体に対して進退可能に取り付けられているガイドバーと、チェーンソー本体のスプロケットとガイドバーとに亘って設けられているソーチェーンと、チェーンソー本体に対して着脱可能に取り付けられ、チェーンソー本体のスプロケットを覆うカバーと、チェーンソー本体に設けられており、チェーンソー本体に対してガイドバーを進退させるチェーン調整機構を備えている。
チェーン調整機構は、操作部材と回転シャフトと直動子を備えている。操作部材は、チェーンソー本体に対して回転可能に設けられている。操作部材には、第1ギヤが同軸に固定されている。回転シャフトは、チェーンソー本体に対して回転可能に設けられており、第1ギヤに係合している第2ギヤが同軸に固定されている。また、回転シャフトには、軸方向の少なくとも一部の範囲に、送りねじが形成されている。直動子は、ガイドバーに係止されているとともに、回転シャフトの送りねじに螺合するねじ穴を有している。それにより、直動子は、回転シャフトの回転に伴って、ガイドバーとともに回転シャフトに沿って移動する。
このチェーン調整機構では、第1ギヤに対する第2ギヤのギヤ比が1未満となっている。従って、作業者が操作部材を回転させたときに、操作部材よりも回転シャフトの方が多く回転する。そのことから、操作部材を多く回転操作することなく、作業者はソーチェーンの張り具合を大きく調整することができる。ここで、第1ギヤとそれに係合する第2ギヤは、スプロケットから見て、ガイドバーとは反対側に位置することが好ましい。
上記したチェーン調整機構では、操作部材及び第1ギヤの回転軸と、第2ギヤ及び回転シャフトの回転軸を、互いに平行に配置することができる。この場合、第1ギヤと第2ギヤのそれぞれには、例えば、平歯車、はすば歯車、やまば歯車等を採用することができる。このとき、第1ギヤの歯数を、第2ギヤの歯数よりも多くすればよい。
あるいは、操作部材及び第1ギヤの回転軸を、第2ギヤ及び回転シャフトの回転軸に垂直な平面内に配置することもできる。この場合、第1ギヤをはすば歯車とし、第2ギヤをねじ歯車とし、ウォームギヤを構成するとよい。この構成によっても、第1ギヤに対する第2ギヤのギヤ比を1未満とし、作業者が操作部材を回転させたときに、操作部材よりも回転シャフトの方が多く回転するようにできる。
本発明は、下記する第2のチェーンソーにも具現化される。このチェーンソーは、原動機によってスプロケットを駆動するチェーンソー本体と、チェーンソー本体に対して進退可能に取り付けられているガイドバーと、チェーンソー本体のスプロケットとガイドバーに亘って設けられているソーチェーンと、チェーンソー本体に対して着脱可能に取り付けられ、チェーンソー本体のスプロケットを覆うカバーと、チェーンソー本体に設けられており、チェーンソー本体に対してガイドバーを進退させるチェーン調整機構を備えている。
チェーン調整機構は、操作部材と直動子を備えている。操作部材は、チェーンソー本体に対して回転可能に設けられており、その回転軸と同軸にねじ穴が形成されている。直動子は、ガイドバーに係止されているとともに、操作部材のねじ穴に螺合している送りねじを有しており、操作部材の回転に伴って前記ガイドバーとともに直線移動する。
上記したチェーン調整機構では、操作部材と直動子との間に、送りねじ機構が形成されている。操作部材は比較的に大きな部材であり、その操作部材と直動子との間に送りねじ機構を設ける構造では、送りねじのリードを比較的に大きくすることが可能となる。それにより、操作部材を多く回転操作することなく、ソーチェーンの張り具合を大きく調整することが可能となる。ここで、操作部材のねじ穴とそれに螺合する直動子の送りねじは、スプロケットから見て、ガイドバーとは反対側に位置することが好ましい。
本発明のチェーンソーでは、少ない操作でソーチェーンの張り具合を大きく調整することができる。そのことから、例えばソーチェーンの取替作業を、作業者は短時間で完了することできる。
実施例1のチェーンソーの外観図を示す。 実施例1のチェーンソーからカバーを取り外した状態を示す図。 実施例1のチェーン調整機構を示す図。 図3中のIV−IV線断面図。 図3中のV−V線断面図。 図3中のVI−VI線断面図。 実施例2のチェーンソーからカバーを取り外した状態を示す図。 実施例2のチェーン調整機構を示す図。 図8中のIX−IX線断面図。 図8中のX−X線断面図。 実施例3のチェーンソーからカバーを取り外した状態を示す。 実施例3のチェーン調整機構を示す図。 図12中のXIII−XIII線断面図。 図12中のXIV−XIV線断面図。 図12中のXV−XV線断面図。 図12中のXVI−XVI線断面図。
最初に、以下に説明する実施例の主要な特徴を列記する。
(特徴1) チェーンソーの本体には、原動機であるモータと、そのモータによって回転駆動されるスプロケットが設けられている。
(特徴2) ソーチェーンは、ガイドバーとスプロケットの両者に亘って掛け渡されている。
(特徴3) ガイドバーは、本体に設けられたスプロケットに対して進退可能に支持されている。
(特徴4) 操作部材は、少なくとも一部が外部に露出しており、作業者が回転操作できるように構成されている。
実施例1について図面を参照しながら説明する。図1は、チェーンソー10の外観図を示す。図2は、後述する本体12からカバー24とソーチェーン32を取り外した状態のチェーンソー10の外観図を示す。チェーンソー10は、本体12と、本体12に取り付けられるガイドバー30と、ソーチェーン32を備える。なお、図1では、ガイドバー30の先端側の部分が図示省略されている。また、図2では、ソーチェーン32が図示省略されている。
図1,2に示すように、本体12は、モータ16と第1グリップ14と第2グリップ18とスプロケット38を備えている。第2グリップ18には、チェーンソー10を起動させるトリガスイッチ20が設けられている。スプロケット38は、本体12の側面に設けられており、本体12に回転可能に支持されている。スプロケット38は、モータ16に接続されており、モータ16によって回転駆動される。モータ16は、トリガスイッチ20への操作に連動して、バッテリ22から電力が供給されるように構成されている。バッテリ22は、本体12に着脱可能に取り付けられている。
本体12には、ガイドバー30が取り付けられている。ガイドバー30は、スプロケット38に隣接して配置されている。ガイドバー30とスプロケット38は、略同一平面上に位置している。ソーチェーン32(図2では図示省略)は、本体12のスプロケット38とガイドバー30の両者を取り囲むように架け渡されている。
チェーンソー10では、作業者がトリガスイッチ20をオン操作すると、原動機であるモータ16が回転を開始する。モータ16が回転することにより、スプロケット38が本体12に対して回転する。これにより、工具であるソーチェーン32が、スプロケット38とガイドバー30の周囲に沿って回転する。作業者は、回転するソーチェーン32を押し当てることによって、木材などを切断することができる。
図2に示すように、ガイドバー30は、支持ボルト34及び支持ピン36によって、本体12の側面で支持されている。支持ボルト34及び支持ピン36は、本体12に固定されている。支持ボルト34及び支持ピン36は、ガイドバー30に形成された長孔30bに挿入されており、ガイドバー30を本体12に対して進退可能に支持している。ガイドバー30が本体12に対して進退すると、ガイドバー30とスプロケット38との距離が変化し、ソーチェーン32の張り具合が変化する。
本体12の側面には、操作ホイール54と、アジャストピン40が設けられている。操作ホイール54とアジャストピン40は、後述するチェーン調整機構50の一部を構成している。
操作ホイール54は、本体12に対して回転可能に支持されている。操作ホイール54は、その一部が外部に露出しており、作業者が回転操作できる構成となっている。作業者は、作業者がソーチェーン32の張り具合を調整する際に、作業者によって回転操作される。
アジャストピン40は、本体12の側面から突出しており、ガイドバー30の係止孔30aに挿入されている。アジャストピン40は、操作ホイール54に加えられた操作に応じて、直線移動するように構成されている。即ち、作業者が操作ホイール54を一方方向に回転させると、アジャストピン40はスプロケット38に接近する方向へ直線移動し、作業者が操作ホイール54を他方方向に回転させると、アジャストピン40はスプロケット38から離間する方向へ直線移動する。それにより、アジャストピン40に係止されたガイドバー30が本体12に対して進退し、ソーチェーン32の張り具合が変化する。なお、チェーン調整機構50の構造については、後段において詳細に説明する。
本体12の側面には、スプロケット38を覆うカバー24と、ガイドバー30を固定するための固定ノブ28が設けられている。固定ノブ28は、本体12の側面から突出する支持ボルト34に螺合している。固定ノブ28を支持ボルト34に対して締め付けると、本体12に対してカバー24とガイドバー30がしっかりと固定される。一方、固定ノブ28を支持ボルト34に対して緩めると、ガイドバー30が本体12に対して進退可能となる。カバー24は、固定ノブ28によって保持されており、固定ノブ28を固定ボルト34から取り外すと、カバー24も本体12から取り外すことができる。
図3、図4、図5、図6を参照し、チェーン調整機構50について説明する。チェーン調整機構50は、本体12に内蔵されており、操作ホイール54の回転運動を、アジャストピン40の直線運動に変換する直動機構である。
チェーン調整機構50は、第1回転シャフト52と、操作ホイール54と、第1ギヤ56と、第2ギヤ58と、第2回転シャフト60とアジャストピン40を備えている。
第1回転シャフト52は、本体12によって回転可能に支持されている。また、第1回転シャフト52は、本体12によって軸方向へ移動不能に支持されている。第1回転シャフト52には、操作ホイール54と第1ギヤ56が固定されている。操作ホイール54と第1ギヤ56は同軸上に位置しており、作業者が操作ホイール54を回転操作すると、第1ギヤ56は一体となって回転する。
第2回転シャフト60は、本体12によって回転可能に支持されている。また、第2回転シャフト60は、本体12によって軸方向へ移動不能に支持されている。第2回転シャフト60は、第1回転シャフト52と平行に配置されている。第2回転シャフト60の一端側には、第2ギヤ58が固定されている。第2ギヤ58は第1ギヤ56に係合しており、第1ギヤ56が回転すると第2ギヤ58も回転する。第1ギヤ56と第2ギヤ58は、共に平歯車である。
第2回転シャフト60の他端側の部分には、送りねじ62が形成されている。送りねじ62には、アジャストピン40が取り付けられている。アジャストピン40の基部42には、第2回転シャフト60の送りねじ62に螺合しているねじ孔44が形成されている。従って、第2回転シャフト60が回転すると、アジャストピン40が第2回転シャフト60に沿って移動する。
以上の構成により、チェーン調整機構50では、作業者が操作ホイール54を回転させると、第1回転シャフト52、第1ギヤ56、第2ギヤ58、第2回転シャフト60がそれぞれ回転し、アジャストピン40が第2回転シャフト60に沿って移動する。アジャストピン40が移動すると、アジャストピン40に係止されたガイドバー30も移動する。その結果、ソーチェーン32の張り具合が変化する。作業者は、操作ホイール54を操作することによって、ソーチェーン32の張り具合を調整することができる。また、ガイドバー30を速やかに大きく移動させることができるので、ソーチェーン32の取替作業なども短時間で完了させることができる。
本実施例のチェーン調整機構50では、第1ギヤ56の歯数が第2ギヤ58の歯数よりも多くなっており、第1ギヤ56に対する第2ギヤ58のギヤ比が1未満となっている。即ち、作業者が操作ホイール54を回転させたときに、操作ホイール54よりも第2回転シャフト60の方が多く回転するように構成されている。従って、作業者は、操作ホイール54を多く回転させることなく、ソーチェーン32の張り具合を大きく調整することができる。ここで、本実施例では、第1ギヤ56の歯数を21とし、第2ギヤ58の歯数を12としているが、この歯数の組み合わせに限定されない。
図7−図10を参照し、実施例2のチェーンソー110について説明する。実施例2のチェーンソー110は、実施例1のチェーンソー10と比較して、チェーン調整機構50、150の構成が相違する。以下の説明では、本実施例におけるチェーン調整機構150の構成を主に説明し、実施例1と共通するその他の構成については、同一の符号を付すことによって説明を省略する。
本実施例のチェーン調整機構150は、第1回転部材152と、操作ノブ154と、はすば歯車156と、ねじ歯車158と、第2回転シャフト60と、アジャストピン40を備えている。
第1回転部材152は、本体12によって回転可能に支持されている。第1回転部材152の回転軸は、本体12の側面に対して略垂直となっている。第1回転部材152には、操作ノブ154とはすば歯車156が固定されている。操作ノブ154とはすば歯車156は同軸上に位置しており、作業者が操作ノブ154を回転操作すると、はすば歯車156は一体となって回転する。ここで、操作ノブ154には、収容可能なツマミ154aが設けられている。
第2回転シャフト60は、本体12によって回転可能に支持されている。ここで、操作ノブ154の回転軸と、第2回転シャフト60の回転軸は、互いに平行ではない。本実施例では、操作ノブ154の回転軸が、第2回転シャフト60に垂直な平面内に位置している。第2回転シャフト60の一端側には、ねじ歯車158が固定されている。ねじ歯車158ははすば歯車156に係合しており、はすば歯車156とねじ歯車158はウォームギヤ機構を構成している。
以上の構成により、チェーン調整機構150では、作業者が操作ノブ154を回転させると、第1回転部材152、はすば歯車156、ねじ歯車158、第2回転シャフト60がそれぞれ回転し、アジャストピン40が第2回転シャフト60に沿って移動する。アジャストピン40が移動すると、アジャストピン40に係止されたガイドバー30も移動する。その結果、ソーチェーン32の張り具合が変化する。作業者は、操作ノブ154を操作することによって、ソーチェーン32の張り具合を調整することができる。
本実施例のチェーン調整機構150では、はすば歯車156を入力側とし、ねじ歯車158を出力側とするウォームギヤ機構が構成されており、作業者が操作ノブ154を回転させたときに、操作ノブ154よりも第2回転シャフト60の方が多く回転するように構成されている。即ち、はすば歯車156に対するねじ歯車158のギヤ比は1未満となっている。従って、作業者は、操作ノブ154を多く回転させることなく、ソーチェーン32の張り具合を大きく調整することができる。
図11−図16を参照し、実施例3のチェーンソー210について説明する。実施例3のチェーンソー210は、実施例1のチェーンソー10と比較して、チェーン調整機構50、250の構成が相違する。以下の説明では、本実施例におけるチェーン調整機構250の構成を主に説明し、実施例1と共通するその他の構成については、同一の符号を付すことによって説明を省略する。
本実施例のチェーン調整機構250は、操作ホイール254と、スライドシャフト242を備えている。スライドシャフト242の先端には、ガイドバー30の係止孔30aに係止されているアジャストピン40が設けられている。
スライドシャフト242は、本体12によって支持されている。スライドシャフト242は、複数箇所において屈曲する形状を有している。この形状により、スライドシャフト242は、本体12に対してスライド移動可能であり、かつ、本体12に対して回転不能に支持されている。また、スライドシャフト242の基端部には、送りねじ243が設けられている。送りねじ243が形成された範囲は、ガイドバー30が進退可能に支持されている方向と平行に伸びている。
操作ホイール254は、スライドシャフト242の送りねじ243によって支持されている。図14に示すように、操作ホイール254には、六角ナット255が同軸に固定されている。六角ナット255のねじ孔255aは、スライドシャフト242の送りねじ243に螺合している。それにより、操作ホイール254を回転させると、操作ホイール254の回転軸と平行にスライドシャフト242が移動する。ここで、操作ホイール254の回転軸は、スライドシャフト242の送りねじ243と平行であって、ガイドバー30が進退可能に支持されている方向と平行である。なお、操作ホイール254は、本体12に設けられたホイールカバー257よって両側から挟持されており(図11参照)、その回転軸と平行な方向へ移動することは禁止されている。
以上の構成により、チェーン調整機構250では、作業者が操作ホイール254を回転させると、スライドシャフト242及びその先端のアジャストピン40が、操作ホイール254の回転軸と平行にスライド移動する。アジャストピン40が移動すると、アジャストピン40に係止されたガイドバー30も移動する。その結果、ソーチェーン32の張り具合が変化する。作業者は、操作ホイール254を操作することによって、ソーチェーン32の張り具合を調整することができる。
本実施例のチェーン調整機構250では、操作ホイール254とスライドシャフト242の間に、六角ナット255と送りねじ243による送りねじ機構が設けられている。この構成によると、送りねじ243の径を大きくすることができ、それに合わせて送りねじ243のリードも大きくすることができる。それにより、操作ノブ154の回転数に対して、アジャストピン40の移動量を大きくすることができる。従って、作業者は、操作ホイール254を多く回転させることなく、ソーチェーン32の張り具合を大きく調整することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10、110、210:チェーンソー
12:チェーンソーの本体
16:モータ
20:トリガスイッチ
22:バッテリ
28:固定ノブ
30:ガイドバー
30a:ガイドバーの係止孔
30b:ガイドバーの長孔
32:ソーチェーン
38:スプロケット
40:アジャストピン
42:アジャストピンの基部
44:アジャストピンのねじ孔
50、150、250:チェーン調整機構
52:第1回転シャフト
54、254:操作ホイール
56:第1ギヤ
58:第2ギヤ
60:第2回転シャフト
62:第2回転シャフトの送りねじ
152:第1回転部材
154:操作ノブ
154a:操作ノブのツマミ
156:はすば歯車
158:ねじ歯車

Claims (4)

  1. 原動機によってスプロケットを駆動するチェーンソー本体と、
    前記チェーンソー本体に対して進退可能に取り付けられているガイドバーと、
    前記チェーンソー本体のスプロケットと前記ガイドバーの両者に亘って架け渡されているソーチェーンと、
    前記チェーンソー本体に対して着脱可能に取り付けられ、前記チェーンソー本体のスプロケットを覆うカバーと、
    前記チェーンソー本体に設けられており、前記チェーンソー本体に対してガイドバーを進退させるチェーン調整機構を備え、
    前記チェーン調整機構は、
    前記チェーンソー本体に対して回転可能に設けられており、第1ギヤが同軸に固定されている操作部材と、
    前記チェーンソー本体に対して回転可能に設けられており、前記第1ギヤに係合している第2ギヤが同軸に固定されているとともに、軸方向の少なくとも一部の範囲に送りねじが形成されている回転シャフトと、
    前記回転シャフトの送りねじに螺合するねじ穴と前記ガイドバーに係止される係止部を有し、前記回転シャフトの回転に伴って前記ガイドバーとともに前記回転シャフトに沿って移動する直動子を備え、
    前記第1ギヤに対する前記第2ギヤのギヤ比が1未満であり、前記操作部材を回転させたときに前記操作部材よりも前記回転シャフトの方が多く回転し、
    前記第1ギヤとそれに係合する前記第2ギヤは、前記スプロケットから見て、前記ガイドバーとは反対側に位置することを特徴とするチェーンソー。
  2. 前記操作部材及び第1ギヤの回転軸と、前記第2ギヤ及び前記回転シャフトの回転軸が、互いに平行であることを特徴とする請求項1に記載のチェーンソー。
  3. 前記操作部材及び第1ギヤの回転軸は、前記第2ギヤ及び回転シャフトの回転軸に垂直な平面内に位置しており、
    前記第1ギヤがはすば歯車であり、前記第2ギヤがねじ歯車であることを特徴とする請求項1に記載のチェーンソー。
  4. 原動機によってスプロケットを駆動するチェーンソー本体と、
    前記チェーンソー本体に対して進退可能に取り付けられているガイドバーと、
    前記チェーンソー本体のスプロケットと前記ガイドバーとに亘って設けられているソーチェーンと、
    前記チェーンソー本体に対して着脱可能に取り付けられ、前記チェーンソー本体のスプロケットを覆うカバーと、
    前記チェーンソー本体に設けられており、前記チェーンソー本体に対してガイドバーを進退させるチェーン調整機構を備え、
    前記チェーン調整機構は、
    前記チェーンソー本体に対して回転可能に設けられており、その回転軸と同軸にねじ穴が形成されている操作部材と、
    前記ガイドバーに係止されているとともに、前記操作部材のねじ穴に螺合している送りねじを有し、前記回転シャフトの回転に伴って前記ガイドバーとともに直線移動する直動子と、
    を備え
    前記操作部材のねじ穴とそれに螺合する前記直動子の送りねじは、前記スプロケットから見て、前記ガイドバーとは反対側に位置することを特徴とするチェーンソー。
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