JP5460203B2 - 樹脂製管路の連通孔穿孔具 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂製管路の連通孔穿孔具に関する。
下水等を導く地下埋設管は、通常、各家庭やビル等の建物から排出され下水等を導く多数の支管と、これら支管に導かれた下水等を集めて更に下流に導く本管とからなっている。
この種の地下埋設管は、一般的には合成樹脂の配管が広く用いられており、支管と本管との接合に際しては、下水等の流動性を良好に確保するために、本管に対し支管が傾斜して接合されるようになっている。
このような地下埋設管路において、新たに住宅が建築された場合のように、既設の地下埋設管の本管に支管を新たに分岐させる際には、支管を本管に接合し、該支管の取付部における本管の壁部を穿孔して支管と本管の内孔とを連通させることが必要となる。
このような管同士の穿孔方法としては、ホルソーとラチェット工具を使用して穿孔する方法が一般的である。すなわち、ラチェット工具の先端にホルソーを取り付け、ホルソーを支管の内部に挿入し、ホルソーの回転軸をラチェット工具により手動で回動操作してホルソーを回転させ、この回転によって本管の壁部を穿孔するというものである。
また、これに関連する管路に穿孔する方法として、下記特許文献1に記載の方法が知られている。
特許文献1に示す穿孔方法は、図8に示すように、本管100に対して支管101が接合された既設の配管構造において、本管100と支管101との接合部分が劣化した際に本管100の壁面にライニング材105を配置し、該ライニング材105を開口する方法である。
この穿孔方法においては、ホルソー106の回転軸107にフレキシブルシャフト108を接続し、フレキシブルシャフト108を支管101の外部に導出し、該フレキシブルシャフト108をモータMにより回転駆動してホルソー106を回転させるものである。
この構成においては、エアバッグ109を膨出させて支持板110を支管101の壁面101dに押し付け、これによって支持板110を定位置に固定することによりホルソー106を位置決めした状態で、モータMを駆動してホルソー106を回転させ、ホルソー106先端のドリル111によってライニング材105に小孔を穿孔し、更にホルソー106によってライニング材105を所定の径に穿孔するものである。
特開2006−320971号公報
ところで、上記ラチェット工具(不図示)又はモータMを用いる穿孔方法においては、穿孔に際し、例えば図8に示すように、ホルソー106先端のドリル111によって下孔を形成する必要があるが、本管100に対して支管101が傾斜して接合されている関係から、ホルソー106のドリル111が本管100外面の定位置に留まることが難しく、該本管100外面において滑ってしまうことにより、予定された位置からドリル111の先端がずれて定められた位置に孔を形成するのが困難であるという問題があった。
すなわち、ラチェット工具を用いて下孔の穿孔を行う際には、下孔を開けるドリルの位置決めを作業者の操作によって行うから極めて不安定で正確な位置決めが困難であり、また図8に示すモータMを使用した穿孔方法においては、ホルソー106をエアバッグ109及び支持板110によって固定しているが、エアバッグ109ではホルソー106の定位置への保持が確実でなく、穿孔に際してドリル111が定位置からずれたり、穿孔途中にホルソー106の回転軸芯がぶれたりして正確な位置への下孔穿孔作業が困難であるという問題があった。
また、特に穿孔する下孔の位置から外れた時に、予定した位置と異なる壁部を切削してしまうことによって支管101や本管100の肉厚が薄くなったり傷ついたりして、各管路の強度を低下させてしまうという問題があった。
また、ラチェット工具により穿孔する場合には、ラチェット工具を繰り返し回動操作する必要があるため、穿孔に時間と手間がかかり、作業効率が極めて悪いという問題があった。
また、穿孔方向への負荷(押圧力)が軽くても穿孔可能なライニング材105の場合には、本管100に対して支管101が傾斜していても、特許文献1に示す方法によって正確な位置に本管を穿孔することが可能であるが、堅固な樹脂製の管の場合には、穿孔方向に強い押圧力をかける必要があることから、特許文献1に示す方法ではホルソーが滑って正確な位置に穿孔することが難しくなり、不適であるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本管に支管が傾斜して接合された配管に対して、本管と支管との連通孔を正確かつ作業効率よく穿孔可能とする樹脂製管路の連通孔穿孔具を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を提供している。
請求項1の発明は、本管に所定の傾斜角をもって接合された支管内から前記本管の壁部に連通孔を形成する樹脂製管路の連通孔穿孔具であって、ホルソーと、該ホルソーをその回転出力軸に装着して回転させる回転駆動機と、前記回転駆動機から突出する姿勢保持部と、この姿勢保持部の先端部に設けられ回転駆動機の押圧を行う把持部と、前記支管の開口端部に着脱自在であり、かつ前記回転駆動機に装着されたホルソーを挿通させる孔を備えた支持リングと、該支持リングにより前記支管の開口端部に対して位置決めされ、前記支管の延長軸線に沿って延び、前記回転駆動機の前記姿勢保持部を案内するガイド溝を備えたガイド体とを備えてなることを特徴とする。
請求項1に記載の連通孔穿孔具によれば、回転駆動機に姿勢保持部が形成され、これが支持リングによって前記支管の開口端部に対して位置決めされたガイド体により案内されるように構成されているため、狙った位置に確実に連通孔を穿孔することができるという効果を奏する。
は、本発明の適用対象となる管路の構成を示す図である。 は、本発明の一実施形態として示した下孔穿孔具により下孔を穿孔する状態を示した正面図である。 は、本発明の一実施形態として示した連通孔穿孔具により連通孔を穿孔する状態を示した正面図である。 は、本発明の一実施形態として示した連通孔用支持部の側面図である。 は、本発明の一実施形態として示した連通孔用支持部の底面図である。 は、本発明の一実施形態として示した連通孔用支持部の平面図である。 は、本発明の一実施形態として示した連通孔穿孔具の使用状態を示した斜視図である。 は、従来の管路の穿孔方法を示した図である。
以下、図を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の適用対象となる管路の構成を示す図であって、100は本管、101は支管を示す。本管100は、下水等の流路となる配管であり、支管101は、本管100に接合されるものである。
本発明は、(1)本管100が既に地中に埋設されており、この既設の本管100に対して、事後、支管101を接合し、支管101と本管100の内孔を連通させる場合、及び(2)工場内において、地中に埋設する前の本管100に対し、予め支管101を接合すると共に、支管101と本管100の内孔を連通させておき、これら本管100、支管101を施工現場に埋設する場合の、いずれの孔開けにも適用できるものである。
支管101は、サドル部103を備えており、このサドル部103の内面側にはEF融着部(図示せず)を備えている。
支管101は、そのサドル部103を本管100の取付部102に当接させ、サドル部103に備えられた電極104、104に通電することにより熱融着によって本管100に接合するものである。
この場合、支管101は、本管100の軸線に対して所定の傾斜角をもって接合されるものであるが、当該傾斜角は、支管101の管路に対するサドル部103の固定位置を適宜設定することにより、例えば30度、45度、又は60度の傾斜角が選択される。
なお、支管101を地中に既設の本管100に接合するには、予め本管100内の汚水等の流通を停止させた状態で行う。
本発明による樹脂製配管の孔開け方法には、本管100に下孔を開ける図2に示す下孔穿孔具1と図3に示す連通孔を開ける連通孔穿孔具30とが用いられる。
まず、図2に示す下孔穿孔具1の構成について説明する。下孔穿孔具1は、回転駆動機2と、この回転駆動機2に取り付けた回転切削部3と、支持部4とを組み合わせて下孔を穿孔するものである。各部の構成は、以下のとおりである。
回転駆動機2は、回転駆動部5の先端に回転出力軸6が形成されたものであり、該回転出力軸6の先端には、回転切削部3が装着されている。この回転駆動機2は、回転切削部3が付け替え自在とされており、後述する連通孔穿孔具30にも用いられるものである。
回転切削部3は、シャフト3aの先端に交換自在な刃先3bを備え、シャフト3aの基端部に接続軸部3cが突出したものである。この回転切削部3は、接続軸部3cが前記回転駆動機2の回転出力軸6の先端に装着されている。
支持部4は、下孔穿孔時に支管101に装着・固定されて、前記回転切削部3をガイドするものである。
支持部4において、該支持部4を支管101に固定する部材は、外筒7とこれに螺子止めされた保持リング8と緊締部材9である。
外筒7は、筒状に形成された部材であって、その上端部にフランジ部10が形成されている。外筒7の外形は、支管101の内部に挿入したときに、該支管101の内面に密着して嵌合できる寸法とされている。また、フランジ部10は、外筒7を支管101内に挿入した際に、支管101上端の開口端部101aに係合し、その外周面が面一となる外径とされている。
保持リング8は、リング状の部材であり、外筒7のフランジ部10を有する側に被冠されている。保持リング8は、筒状の壁部11と上端壁12とからなっており、上端壁12の内部には内筒20が露出するように孔13が形成されている。
保持リング8には、雌螺子孔14、14が形成されており、雌螺子孔14、14には緊締部材9、9の雄螺子棒15、15が螺着されている。
緊締部材9は、雄螺子棒15と緊締レバー16とからなっており、緊締レバー16を操作して雄螺子棒15を緊締することにより、保持リング8を介して支持部4全体が支管101に固定される。
外筒7の上下端部には、ベアリング17、17を介して内筒20が回転自在に支持されている。この内筒20には、その上端にフランジ部21が形成され、また下端に溝22が形成されており、この溝22にはスナップリング23が係合されている。
内筒20の内孔となる保持孔20aは、回転切削部3のシャフト3aの外径よりも極僅かに大径とされており、シャフト3aがスムーズかつ密に挿入される寸法とされている。また、内筒20は、フランジ部21及びスナップリング23によって外筒7及びベアリング17、17から離脱しないようになっている。
次に、連通孔穿孔具30について説明する。
図3に示すように、連通孔穿孔具30は、ホルソー31及びハンドル部32とを装着した回転駆動機2と、該回転駆動機2を支持する連通孔用支持部33とを、組み合わせて連通孔を穿孔するものである。
回転駆動機2は、前述した下孔形成のために用いられるものと略共通のものである。
図3に示すように、回転駆動機2は、回転駆動部5の先端に回転出力軸6を設けたものであり、回転出力軸6には、後述するホルソー31が着脱自在に固定されている。さらに、回転駆動機2の回転駆動部5には、連通孔穿孔の際に用いられるハンドル部32が取り付けられている。
回転駆動機2に装着されるホルソー31は、ガイド軸34に有底円筒形のホルソー本体35を固定して形成されたものである。ホルソー本体35の側壁部35bの先端には、刃先35cが形成されている。ホルソー本体35の底壁部35aは、固定部材36を介してガイド軸34の後端部に固定されており、固定部材36の後部には、軸部34aが形成されている。この軸部34aが、前記回転駆動機2の回転出力軸6の先端に装着されている。
ホルソー本体35の側壁部35bの外径L1は、支管101の内径より極僅かに小径とされており、支管101内に密に挿入される寸法とされている。
また、ハンドル部32は、回転駆動部5から水平方向に突出するように設けられた雄螺子棒37と、この雄螺子棒37の先端部に設けられた把持部38と、把持部38の内端側に設けられた位置規制プレート39と、雄螺子棒37の基端部側に螺着された雌螺子40、40とからなるものである。
このハンドル部32の雄螺子棒37における雌螺子40、40間に形成された部分は、後述するガイド溝65(図4参照)に案内されて回転駆動機2の姿勢を一方向に向けて保持する姿勢保持部41を構成している。
連通孔用支持部33は、連通孔穿孔時に支管101に装着・固定されて、前記姿勢保持部41を一方向にガイドするものである。
連通孔用支持部33において、該連通孔用支持部33を支管101に固定する部材は、図3、図4に示す支持リング42と緊締部材43である。
支持リング42は、図3に示すように、その下面に支管101の開口端部101aに装着する凹所44を備えており、環状の上端の周壁部45と、側壁部46とからなっている。
この支持リング42の周壁部45の内方には、支管101の内部と連通する孔47が形成されている。
図4は、図3を矢印方向Xから見た側面図であり、図5は、連通孔用支持部33を底面方向から見た横断面図で、緊締部材43の取り付け状態を示している。上記支持リング42には、図4に示すように、その下方かつその周方向の一部に切欠部48が形成されている。緊締部材43は、前記切欠部48内に嵌合させた平面視C字状に形成された緊締リング49(図4及び図5参照)と、この緊締リング49を支持リング42に対して接近・離間させる操作部材53とを備えており、操作部材53を操作して緊締リング49を支持リング42へ近接させたときに、緊締リング49と支持リング42とが支管101の開口端部101aを挟持し、これによって連結孔用支持部33全体が支管101に固定されるようになっている。
この緊締リング49は、内周面49aが支持リング42の側壁部46の内壁面46aと同一曲率を持った湾曲面とされている。この際、支持リング42には、雌螺子孔51、51が形成されている。
図4、図5に示すように、緊締リング49には、2つの貫通孔52、52が形成されており、この貫通孔52、52に操作部材53、53の雄螺子棒54、54が挿通されている。
操作部材53は、雄螺子棒54と、該雄螺子棒54を回動操作する操作レバー55を備えたものであり、緊締リング49に抜出不能に回転自在に取付けられ、雄螺子棒54の先端が、雌螺子孔51に螺着されている。
この構成の下に、操作部材53、53を回動操作して支持リング42に対する緊締リング49の位置を変化させたときに、支持リング42の内面46aと緊締リング49の内面49aとで形成される内径を縮径・拡径でき、縮径したときに、上述したように連通孔用支持部33全体を支管101に固定出来るようになっている。
図3に示すように、前記支持リング42の上面には、プレート58と固定具59が固定され、固定具59にはガイド体60が固定されている。
図3、図6に示すように、プレート58は、雄螺子61、61・・により支持リング42に固定されている。プレート58には、孔58aが形成されており、孔58aは、支持リング42の孔47と連通している。
このプレート58の一側部には、固定具59が螺子62により固定されている。
この場合、プレート58には、図6に示すように長孔63、63が形成されており、螺子62、62はこの長孔63、63を介して固定具59を該プレート58に固定している。したがって、螺子62を緩めて固定具59の位置を変更可能とされている。
固定具59には、図3、図4に示すように、プレート58と直交する方向、即ち支管101の延長軸線方向に伸びるガイド体60が固定されている。
ガイド体60は、螺子64、64により固定具59に固定されている。ガイド体60には、上下方向にガイド溝65が形成されている。
この構成の下に、回転駆動機2は、図3、図4に示すように、ナット40、40間の姿勢保持部41がガイド溝65内に挿入自在であり、ガイド溝65に沿って移動できるようにされている。
上記のようにして構成された下孔穿孔具1及び連通孔穿孔具30により、図3に示す本管100に下孔100b及び連通孔100aを開口する方法について説明する。
まず、図2に示すように、支管101の開口端部101aに支持部4を装着する。この場合、緊締レバー16を回して支持部4を支管101に固定する。この状態において、図2に示す回転駆動機2の回転出力軸6の先端に回転切削部3を取り付け、該回転切削部3を支持部4の内筒20内に挿入し、回転切削部3の刃先3bが本管100の外面に当接する位置まで押し込む。
そして、回転駆動機2を起動させて回転切削部3を回転させ、回転切削部3に押圧力を与えつつ刃先3bによって本管100の壁部に下孔を形成する。この場合、回転切削部3は、穿孔が進むにつれて内筒20の保持孔20aに沿って下方へ移動するが、シャフト3aが内筒20に接するため、この内筒20と共に回転して穿孔を行う。したがって、回転切削部3は、本管100方向へ正確に位置決めされた状態で移動し穿孔が行われるため、正確な位置に穿孔がなされることになる。
上記のようにして本管100へ下孔を穿孔した後、回転切削部3、回転駆動機2、及び支持部4を支管101から取り外す。そして、上記の下孔を利用して本管100へ連通孔を開ける作業を行う。
この作業においては、まず、図3、図4に示すように、連通孔用支持部33を支管101に装着する。この場合、支持リング42を支管101の開口端部101aに被冠し、操作部材53を操作して緊締リング49を支持リング42側に押圧することによって開口端部101aに堅固に固定する。
その後、図3に示すように、回転駆動機2にホルソー31を装着して、ホルソー31の先端のガイド軸34を下孔100bに挿入し、回転駆動機2に設けられたハンドル部32の姿勢保持部41をガイド溝65に嵌合させる。そして回転駆動機2を起動する。
更に、図3、図7に示すように、作業者は、ハンドル部32を把持すると共に、姿勢保持部41をガイド体60のガイド溝65内に位置させ、回転駆動機2を本管100方向に押圧する。これにより回転駆動機2の回転出力軸6が回転してホルソー31が回転することによって、ガイド軸34が下孔100bに案内されつつホルソー本体35が本管100の外面に向けて進行し、刃先35cが本管100の壁部を切削して連通孔100aを穿孔する。かくして、この部分に連通孔100aが形成されることになる。
この場合、作業者が回転駆動機2を下方へ押圧し、ホルソー31が本管100の壁部を切削する際に、姿勢保持部41がガイド溝65により案内されるので、回転駆動部5が側方へ揺動することがなく、予定された姿勢のまま本管100方向へ進行するため、連通孔100aが正確な位置に開けられることになる。
連通孔100aが形成された後、切り取られた壁部100xはホルソー本体35の内部に残された状態となって、ホルソー31を支管101内部から引き上げた場合に外部に取り出される。これを外部から取り出すことによって開口部分の壁部100xを容易に排除することが出来る。
本実施形態の樹脂製配管の孔開け方法によれば、支管101が傾斜して本管100に接合されている場合であっても、回転切削部3が、保持孔20aによって本管100の下孔を形成すべき方向に向かって一定の方向に案内されるため、設定した位置以外を削ってしまったり傷つけたりすることなく、目的の位置に確実に下孔100bを穿孔することができるという効果が得られる。
また、連通孔100aの穿孔においても、支管101が傾斜して本管100に接合されていても、連通孔穿孔具30を用いるにあたりホルソー31のガイド軸34が下孔100bに保持されると共に、回転駆動機2の姿勢保持部41がガイド体60のガイド溝65に一定の方向に案内されるため、二点により穿孔方向が決定されることから、定めた位置に連通孔100aを確実に形成することが出来るという効果が得られる。
また、回転駆動機2を使用してブレを生ずることなく穿孔することができるため、短時間で容易に樹脂製本管100を穿孔することができ、作業効率が飛躍的に向上するという効果を奏する。
さらに、本実施形態の下孔穿孔具1及び連通孔穿孔具30によれば、構造が複雑でないため、これらを安価に製造することが出来るという効果が得られる。
1 下孔穿孔具
2 回転駆動機
3 回転切削部
4 支持部
6 回転出力軸
7 外筒
20 内筒
20a 保持孔
8 保持リング
30 連通孔穿孔具
33 連通孔用支持部
31 ホルソー
34 ガイド軸
42 支持リング
60 ガイド体
65 ガイド溝
41 姿勢保持部
100 本管
100a 連通孔
100b 下孔
101 支管
101a 開口端部

Claims (1)

  1. 本管に所定の傾斜角をもって接合された支管内から前記本管の壁部に連通孔を形成する樹脂製管路の連通孔穿孔具であって、
    ホルソーと、
    該ホルソーをその回転出力軸に装着して回転させる回転駆動機と、
    前記回転駆動機から突出する姿勢保持部と、
    この姿勢保持部の先端部に設けられ回転駆動機の押圧を行う把持部と、
    前記支管の開口端部に着脱自在であり、かつ前記回転駆動機に装着されたホルソーを挿通させる孔を備えた支持リングと、
    該支持リングにより前記支管の開口端部に対して位置決めされ、前記支管の延長軸線に沿って延び、前記回転駆動機の前記姿勢保持部を案内するガイド溝を備えたガイド体とを備えてなることを特徴とする樹脂製管路の連通孔穿孔具。
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