JP5459049B2 - 信号伝送用ケーブルコネクタ及びこれを用いたコネクタ付き信号伝送用ケーブル並びに信号伝送用ケーブルの電気接続部 - Google Patents

信号伝送用ケーブルコネクタ及びこれを用いたコネクタ付き信号伝送用ケーブル並びに信号伝送用ケーブルの電気接続部 Download PDF

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Description

本発明は、通信用途の信号線及び遮蔽層を有する信号伝送用ケーブルの端末同士を接続するための信号伝送用ケーブルコネクタ及びそれを用いたコネクタ付き信号伝送用ケーブル並びに信号伝送用ケーブルの電気接続部に関するものである。
図5(a)、(b)は、後述するが別々の信号伝送用ケーブルコネクタであり、信号線及び遮蔽層を有する信号伝送用ケーブル(コネクタ付き信号伝送用ケーブル)の端末同士を接続するための信号伝送用ケーブルコネクタ50を端末側から見た正面図である。
当該信号伝送用ケーブルコネクタ50は、一端側に複数の貫通孔が形成される端面部材53が備えられると共に、他端側に信号伝送用ケーブルが接続されるコネクタホルダ54を有する。
端面部材53は、ゴム、プラスチック等の絶縁材料からなるため、端面部材53の複数の貫通孔の各々に、銅等の金属材料からなる複数の信号線用端子51及び複数の遮蔽層用端子52を挿通することにより、各々の信号線用端子51及び遮蔽層用端子52は、互いに絶縁される。
信号伝送用ケーブルの信号線は、その端末部において信号線用端子51が電気的に接続されると共に、その遮蔽層も、その端末部において遮蔽層用端子52が電気的に接続される。
そして、信号伝送用ケーブルの端末同士を接続する場合、即ち、信号伝送用ケーブルコネクタ50同士を接続(嵌合)する場合、一方の信号伝送用ケーブルコネクタ50に係るコネクタホルダ54には、信号線用端子である信号線用ピン状端子(凸部)と遮蔽層用端子である遮蔽層用ピン状端子を有し、他方の信号伝送用ケーブルコネクタ50に係るコネクタホルダ54には、割りスリーブ等の信号線用端子である信号線用ソケット状端子(凹部)と遮蔽層用端子である遮蔽層用ソケット状端子を有している。そして、信号伝送用ケーブルコネクタ50同士が接続されると、ピン状端子と該ピン状端子に対応するソケット状端子も接続されるので、これにより、所定の信号線同士や遮蔽層同士が電気的に接続されるようになる。
ここで、端面部材53の形状(最外郭寸法及び貫通孔の配置間隔)は、信号線用端子51や遮蔽層用端子52間において所望の心線間耐電圧(信号線用端子51、51間の耐電圧)や対地間電圧(信号線用端子51と遮蔽層用端子52間の耐電圧)が得られるように設計されている。
実開平4−23083号公報 実開平4−49484号公報
しかしながら、従来の信号伝送用ケーブルコネクタ50の構成では、信号線用端子51及び遮蔽層用端子52は、端面部材53に一括して固定されているため、心線間耐電圧や対地間電圧は、両端子51、52間の距離や端面部材53の材質の抵抗率に依存する。
例えば、屋内で使用可能なコネクタ付き信号伝送用ケーブルとして、信号伝送用ケーブルコネクタ50の端面部材53の絶縁材料として合成ゴムを用いて、心線間耐電圧及び対地間電圧の仕様値が2000Vになる場合を考える。
この場合、信号線用端子51、51間の距離である距離dと信号線用端子51と遮蔽層用端子52間の距離である距離Dを3.2mm程度確保すれば良い。
従って、図5(a)に示すように、全端子51、52の外径を5.0mmとし、83本の信号線用端子51と、2本の遮蔽層用端子52を一括して固定する端面部材53の外径を90mmとすることができる。なお、この端面部材53の外周面に形成されたコネクタホルダ54の外径は、110mmとなる。
次に、雷などの影響を受ける屋外でも使用可能なコネクタ付き信号伝送用ケーブルとして、信号伝送用ケーブルコネクタ50の端面部材53の絶縁材料として合成ゴムを用いて、心線間耐電圧の仕様値が2000V、対地間電圧の仕様値が10000Vになる場合を考える。
この場合では、信号線用端子51、51間の距離である距離dは、3.2mm程度確保すれば良いが、信号線用端子51と遮蔽層用端子52間の距離Dを30mm程度確保しなければならない。
従って、図5(b)に示すように、全端子51、52の外径を5.0mmとし、83本の信号線用端子51と、2本の遮蔽層用端子52を一括して固定する端面部材53の外径を160mmとすることができる。なお、この端面部材53の外周面に形成されたコネクタホルダ54の外径は、180mmとなる。
このように、対地間電圧の要求仕様値が大きくなるにつれて、信号線用端子51と遮蔽層用端子52間の距離Dを大きくしなければならず、それに伴い、信号伝送用ケーブルコネクタ50のコネクタホルダ54の外径も、大きくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、たとえ対地間電圧を大きくしても、小型化が可能な信号伝送用ケーブルコネクタ及びこれを用いたコネクタ付き信号伝送用ケーブル並びに信号伝送用ケーブルの電気接続部を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために創案されたものであり、信号線と該信号線の外周に形成された遮蔽層とを有する信号伝送用ケーブルに接続される信号伝送用ケーブルコネクタにおいて、上記信号伝送用ケーブルコネクタは、少なくとも、第1貫通孔が形成される第1端面部材と、上記第1貫通孔に挿通され、上記信号線と電気的に接続される信号線用端子と、第2貫通孔が形成される第2端面部材と、上記第2貫通孔に挿通され、上記遮蔽層と電気的に接続される遮蔽層用端子と、を有するコネクタホルダを備えており、上記第1端面部材と上記第2端面部材とが互いに交わる平面上に別々に配置されること特徴とする信号伝送用ケーブルコネクタである。
また、上記コネクタホルダは、上記第1端面部材と、上記信号線用端子と、を有する第1コネクタホルダと、上記第2端面部材と、上記遮蔽層用端子と、を有する第2コネクタホルダとからなり、上記第1コネクタホルダに上記信号伝送用ケーブルが接続されると共に、その外周面に上記第2コネクタホルダが配置されることで、上記第1端面部材と上記第2端面部材とが互いに交わる平面上に別々に配置されることを特徴とする。
また、上記信号線用端子と上記遮蔽層用端子との間の対地間電圧が所定の値となるように、上記第2端面部材と上記第1端面部材とが離間して配置されることを特徴とする。
また、上記第1端面部材と上記第2端面部材とは、互いに直交する平面上に別々に配置されることを特徴とする。
また、上記信号線用端子は、上記信号線の端部に接着剤により接着固定されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記信号伝送用ケーブルコネクタを備えることを特徴とするコネクタ付き信号伝送用ケーブルでもある。
また、本発明は、上記コネクタ付き信号伝送用ケーブルを2個用い、上記信号伝送用ケーブルコネクタに係る上記コネクタホルダ同士を接続することにより、上記信号線用端子同士を電気的に接続し、上記遮蔽層用端子同士を電気的に接続するための電線を用いて、上記遮蔽層用端子同士を電気的に接続することを特徴とする信号伝送用ケーブルの電気接続部でもある。
本発明によれば、たとえ対地間電圧を大きくしても、小型化が可能な信号伝送用ケーブルコネクタ及びこれを用いたコネクタ付き信号伝送用ケーブル並びに信号伝送用ケーブルの電気接続部を提供することができる。
信号伝送用ケーブルの構成を示す側面図である。 本発明の一実施の形態に係る信号伝送用ケーブルコネクタの内部構造図である。 本発明の一実施の形態に係る信号伝送用ケーブルコネクタを用いて、コネクタ付き信号伝送用ケーブルの端末同士を接続したときの側面図である。 本発明の一実施の形態に係る信号伝送用ケーブルの電気接続部の他の実施態様を示す側面図である。 従来の信号伝送用ケーブルコネクタの端末側から見た正面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付の図1〜3を用いて説明する。
まず、信号伝送用ケーブルコネクタ31の一端側に接続される信号伝送用ケーブル10について、図1を用いて説明を行う。
1.25mm2の銅製の撚り線導体からなる信号線11の外周にポリエチレンからなる被覆層で被覆してなる外径3.0mmの信号伝送用心線12を83本用意し、これらをポリエチレンからなる心線押え巻きテープ13によって一体化する。
そして、この心線押え巻きテープ13の外側を屈曲性の向上のためにコルゲート管形状(最外径51mm、肉厚0.9mm)に形成されたアルミ製の第1外部導体(遮蔽層)14で覆う。
この第1外部導体14の外側をポリエチレンからなる内部シース15で覆ってから、電磁遮蔽性を高めるための第2外部導体(遮蔽層)16で覆う。この第2外部導体16は、2本の鋼帯を用いて互いに逆方向に螺旋状に巻いたものである。
そして、最後に、第2外部導体16の外側を、ポリエチレンからなる外径63mmの外部シース17で覆って、信号伝送用ケーブル10となる。
次に、この信号伝送用ケーブル10を、信号伝送用ケーブルコネクタ31に接続した様子を図2に示す。
図2は、コネクタ付き信号伝送用ケーブル20の信号伝送用ケーブルコネクタ31の内部構造図である。
まず、信号伝送用ケーブル10を段剥きして、先端側から順次、信号線11、信号伝送用心線12、第1外部導体14、第2外部導体16を露出させる。
信号伝送用心線12と第1外部導体14は、硬化後の弾性率が約50〜100MPaとなるエポキシ系の第1接着剤25で接着固定されている。
ここでは、第1外部導体14の端面付近から信号線11の端末方向に約50mmの位置まで第1接着剤25で接着固定を行っている。
信号伝送用ケーブル10は、温度環境が変化したり、外力が作用したりすると、信号伝送用ケーブル10に伸縮が発生する。信号伝送用ケーブル10が縮んだ場合、露出させた信号線11が外部シース17内に引き込まれる方向に引っ張られ、反対に、信号伝送用ケーブル10が伸びた場合、外部シース17内に収納された信号伝送用心線12が押し出され、露出させた信号線11も信号線用端子21側に押される。どちらの場合も、信号線11と信号線用端子21との電気接続部に負荷が掛かり、断線やショートなどの恐れがある。
そこで、後述のようにケーブル固定具(ケーブルクランプ30)によって、第1外部導体14を信号伝送用ケーブルコネクタ31に対して固定する。そして、この固定された第1外部導体14に対して、信号伝送用心線12を第1接着剤25で接着固定する。これにより、温度環境の変化等により、たとえ信号伝送用ケーブル10が伸縮したとしても、露出させた信号線11が引っ張られたり、押されたりすることを防止することができるので、信号線11と信号線用端子21との接続に対する信頼性を高めることができるようになる。
次に、信号伝送用ケーブルコネクタ31について説明を行う。
信号伝送用ケーブルコネクタ31は、一端側に第1貫通孔が形成される第1端面部材22と他端側に信号伝送用ケーブル10の第1外部導体14を信号伝送用ケーブルコネクタ31に対して固定するためのケーブルクランプ30とを有する第1コネクタホルダ24と、この第1コネクタホルダ24の外周面に形成された第2コネクタホルダ26とを有している。即ち、信号伝送用ケーブルコネクタ31は、第1貫通孔が形成される第1端面部材22と、第1貫通孔に挿通され、信号線11と電気的に接続される信号線用端子21と、を有する第1コネクタホルダ24と、第2貫通孔が形成される第2端面部材28と、第2貫通孔に挿通され、第1外部導体14(遮蔽層)と電気的に接続される遮蔽層用端子27と、を有する第2コネクタホルダ26とからなる。
そして、第1端面部材22と第2端面部材28とは、互いに交わる平面上に別々に配置されており、より詳しくは、互いに直交する平面上に別々に配置されている。
このように構成することにより、第1コネクタホルダ24の外郭寸法(外径)を一定としたままで、第1端面部材22と第2端面部材28との距離(信号線用端子21と遮蔽層用端子27との距離)を大きく設定することができるので、対地間電圧も大きく設定することができるようになる。即ち、たとえ対地間電圧を大きくしても、小型化が可能な信号伝送用ケーブルコネクタ31を実現することができる。
なお、本実施形態においては、第1端面部材22には、83本の信号線用端子21が所定の心線間耐電圧を有するように、これらの信号線用端子21が挿通される83個の第1貫通孔が形成され、その第1貫通孔に信号線用端子21は挿通されている。そして、各々の信号線11と信号線用端子21とが半田やカシメ等の方法を用いて直接、かつ、電気的に接続されてから、それぞれの電気接続部を保護するように端子保護用の第2接着剤23で接着固定されている。
本実施形態においては、絶縁材料である合成ゴムを用いて第1端面部材22を形成し、信号線用端子21の外径を5.0mmとし、2000Vの心線間耐電圧が得られるように信号線用端子21、21間の距離を3.2mmにした。
この第2接着剤23により、第一に、信号線11と信号線用端子21との電気接続部において錆が発生することを防止することできる。これにより、錆が発生して心線間耐電圧が低下したり、さらには、信号線11間で短絡が発生したりすることを効果的に防止することができる。
第二に、信号線11と信号線用端子21との電気接続部へ応力が集中することを防止することができる。この電気接続部は、外力に対して弱い部分であるが、信号伝送用ケーブルコネク31に信号伝送用ケーブル10を接続するといった組立作業中や使用時において、信号線11に捻りや引張りなどの外力が作用した場合でも、この外力が電気接続部へ集中して作用することを防止できるので、信号線11と信号線用端子21の接続に対する信頼性を高めることができる。
第2コネクタホルダ26は、2本の遮蔽層用端子27と、これらの2本の遮蔽層用端子27を囲い、ゴム・プラスチックなどの絶縁材料からなる第2端面部材28を囲うよう形成されており、後述の両端コネクタ付連結線32の両端に備えられるコネクタ33に接続するためのものである。なお、2本の遮蔽層用端子27は、互いに絶縁された状態で第2端面部材28の第2貫通孔内に挿通されている。
そして、第2コネクタホルダ26は、所定の対地間電圧が得られるように、第1端面部材22から所定の距離だけ離間して配置される(所定の対地間電圧が得られるのに必要な信号線用端子21と遮蔽層用端子27との距離となる位置)。
この2本の遮蔽層用端子27は、導体をポリエチレンなどの絶縁体で被覆した絶縁心線からなる遮蔽層連結線29を介して、遮蔽層である信号伝送用ケーブル10の第1外部導体14と、第2外部導体16とにそれぞれ電気的に接続されている。
ケーブルクランプ30は、ネジの保持力によって信号伝送用ケーブル10の外部シース17を固定するためのケーブル固定具である。なお、外部シース17の固定は、信号線11、第1外部導体14及び第2外部導体16の電気接続が終了してから行う方が、作業が容易である。
両端コネクタ付連結線32について説明を行う。
この両端コネクタ付連結線32は、1.25mm2の銅製の撚り線導体を2本用意し、これらの外周にポリエチレンからなる被覆層で被覆してなる外径3.0mmの2芯の絶縁心線からなる電線34の両端部に、コネクタ付き信号伝送用ケーブル20の第2コネクタホルダ26に接続するためのコネクタ33を有するものである。
両端コネクタ付連結線32内の2本の導体は、それぞれ遮蔽層用端子27に電気的に接続される。
最後に、図3を用いて、コネクタ付き信号伝送用ケーブル20の電気接続部35について説明を行う。
信号伝送用ケーブルコネクタ31を2個用意し、図3の左右の第1コネクタホルダ24の内部には、その一方に信号線用端子として信号線用ピン状端子を有し、他方に信号線用端子として信号線用ソケット状端子を有している。そして、左右の第1コネクタホルダ24をそれぞれホルダ連結部材43の左右方向から挿入することで、左右の第1コネクタホルダ24同士を接続するようにしている。即ち、左右の第1コネクタホルダ24同士をホルダ連結部材43を介して連結しているのである。
そして、左右の第1コネクタホルダ24同士における連結が完了すると、その内部に有する信号線用ピン状端子とそれに対応する信号線用ソケット状端子も電気的に接続が完了する(図3(a)に示す状態)。その後、両端コネクタ付連結線32の両端にあるコネクタ33をそれぞれ第2コネクタホルダ26、26に接続することで、第1外部導体14同士及び第2外部導体16同士を電気的に接続する(3(b)に示す状態(使用形態))。この様にして、信号伝送用ケーブル10の電気接続部35を形成した。
なお、これらコネクタ付き信号伝送用ケーブル20同士を接続する際に要する時間は、5分以内と短時間であった。
このように作製した信号伝送用ケーブルコネクタ31を用いたコネクタ付き信号伝送用ケーブル20は、心線間電圧2000V、対地間電圧10000Vの仕様を満足し、第1端面部材22の外径は、90mm、第1コネクタホルダ24の外径は、110mmであった。これは、従来品(図5(b))と比較して、同等の電気特性を有しつつも、大幅に小型化ができていることが分かる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
本実施形態は、図4(a)に示すように、両端コネクタ付連結線32の電線34をSUSなどで編み上げた金属製の保護チューブ41で覆ったものである。
両端コネクタ付連結線32は、信号伝送用ケーブル10と比較して、細径であり、金属からなる外部導体(遮蔽層)も有しておらず、外力に対して弱い。
そこで、保護チューブ41によって両端コネクタ付連結線32を覆うことにより、外力を受ける可能性があるような環境にケーブルを敷設したとしても、両端コネクタ付連結線32の断線などを防止して、コネクタ付き信号伝送用ケーブル20同士の接続に対する信頼性を高めることができる。
さらに、本発明の他の実施形態について説明する。
本実施形態は、図4(b)に示すようにコネクタ付き信号伝送用ケーブル20同士の接続作業後に、金属、プラスチック、FRP(Fiber Reinforced Plastics)などからなる保護筐体42で電気接続部35を覆ったものである。
この方法によっても、外力を受ける可能性があるような環境にケーブルを敷設したとしても、両端コネクタ付連結線32の断線などを防止して、コネクタ付き信号伝送用ケーブル20同士の接続に対する信頼性を高めることができる。
このように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、第1コネクタホルダ24と第2コネクタホルダ26とは別体で形成し、組み合わせることで構成したが、一体形成としても良い。
また、第2コネクタホルダ26を形成しないで、直接、第2端面部材28を第1コネクタホルダ24の外周面に形成された貫通孔に嵌合させる構成であっても良い。その際、第2端面部材28を第1コネクタホルダ24と一体形成としても良い。ただ、第2端面部材28を第1コネクタホルダ24と一体形成とした場合、第2端面部材28の第2貫通孔に遮蔽層用端子が挿入し難い問題がある。そうした問題に対しては、詳述はしないが、第1コネクタホルダ24を図2で言えば上下方向に分割構成とすると良い。
10 信号伝送用ケーブル
11 信号線
14 第1外部導体(遮蔽層)
16 第2外部導体(遮蔽層)
20 コネクタ付き信号伝送用ケーブル
21,51 信号線用端子
27,52 遮蔽層用端子
22 第1端面部材
28 第2端面部材
24 第1コネクタホルダ
26 第2コネクタホルダ
29 遮蔽層連結線
31 信号伝送用ケーブルコネクタ
32 両端コネクタ付連結線
35 信号伝送用ケーブルの電気接続部

Claims (7)

  1. 信号線と該信号線の外周に形成された遮蔽層とを有する信号伝送用ケーブルに接続される信号伝送用ケーブルコネクタにおいて、
    上記信号伝送用ケーブルコネクタは、少なくとも、
    第1貫通孔が形成される第1端面部材と、
    上記第1貫通孔に挿通され、上記信号線と電気的に接続される信号線用端子と、
    第2貫通孔が形成される第2端面部材と、
    上記第2貫通孔に挿通され、上記遮蔽層と電気的に接続される遮蔽層用端子と、
    を有するコネクタホルダを備えており、
    上記第1端面部材と上記第2端面部材とが互いに交わる平面上に別々に配置されること特徴とする信号伝送用ケーブルコネクタ。
  2. 上記コネクタホルダは、
    上記第1端面部材と、上記信号線用端子と、を有する第1コネクタホルダと、
    上記第2端面部材と、上記遮蔽層用端子と、を有する第2コネクタホルダと
    からなり、
    上記第1コネクタホルダに上記信号伝送用ケーブルが接続されると共に、その外周面に上記第2コネクタホルダが配置することで、上記第1端面部材と上記第2端面部材とが互いに交わる平面上に別々に配置されることを特徴とする請求項1に記載の信号伝送用ケーブルコネクタ。
  3. 上記信号線用端子と上記遮蔽層用端子との間の対地間電圧が所定の値となるように、上記第2端面部材と上記第1端面部材とが離間して配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の信号伝送用ケーブルコネクタ。
  4. 上記第1端面部材と上記第2端面部材とは、互いに直交する平面上に別々に配置されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の信号伝送用ケーブルコネクタ。
  5. 上記信号線用端子は、上記信号線の端部に接着剤により接着固定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の信号伝送用ケーブルコネクタ。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の信号伝送用ケーブルコネクタを備えることを特徴とするコネクタ付き信号伝送用ケーブル。
  7. 請求項6に記載のコネクタ付き信号伝送用ケーブルを2個用い、
    上記信号伝送用ケーブルコネクタに係る上記コネクタホルダ同士を接続することにより、上記信号線用端子同士を電気的に接続し、
    上記遮蔽層用端子同士を電気的に接続するための電線を用いて、上記遮蔽層用端子同士を電気的に接続することを特徴とする信号伝送用ケーブルの電気接続部。
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