JP5459014B2 - セルフレベリング性水硬性組成物 - Google Patents
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Description
(1)主成分が、ポルトランドセメント100質量部、細骨材100〜400質量部、混和材5〜150質量部及び膨張材3〜30質量部からなり、増粘剤が、2%水溶液の20℃における粘度が20,000〜50,000mPa・sである高粘度タイプのセルロース系水溶性ポリマーであり、ポルトランドセメントと細骨材との合計100質量部に対し、硫酸アルミニウムの含有量が0.1〜0.7質量部、石灰石微粉末の含有量が11〜35質量部、高粘度タイプのセルロース系水溶性ポリマーの含有量が0.005〜0.2質量部である。高粘度タイプのセルロース系水溶性ポリマーの含有量が上記の範囲であり、その増粘剤を石灰石微粉末と共に用いることにより、施工時の温度条件が変化した場合にも、安定して高い流動性を長時間維持でき、ハンドリング性に優れる水硬性スラリーを提供することができる。
(2)収縮低減剤の含有量が、主成分の合計100質量部に対し0.1〜3質量部である。収縮低減剤を配合することにより、硬化時のクラックの発生を抑制することができる。
(3)セルフレベリング性水硬性組成物がさらに繊維を含み、繊維の含有量が、主成分の合計100質量部に対し0.01〜5質量部である。繊維を含むことにより、曲げ強度に優れ、クラックの生じにくい又は生じない硬化物を安定して得ることができる。
(4)セルフレベリング性水硬性組成物がさらに流動化剤と消泡剤とを含み、流動化剤の含有量が、主成分の合計100質量部に対し0.01〜3質量部であり、消泡剤の含有量が、主成分の合計100質量部に対し0.01〜3質量部である。流動化剤及び消泡剤が上記範囲であることにより、経済的に含有量に見合った効果を奏することができる。
(5)セルフレベリング性水硬性組成物が、さらに硫酸アルミニウムを除く他の凝結調整剤を含む。凝結調整剤を含むことにより、セルフレベリング性水硬性組成物の可使時間を調節することができる。
(6)セルフレベリング性水硬性組成物が、住宅基礎コンクリートの天端のレベル調整用のセルフレベリング性水硬性組成物である。本発明のセルフレベリング性水硬性組成物を用いることにより、施工時の温度条件が変化した場合にも、住宅基礎コンクリートの天端のレベルを良好に調整することができる。
(但し式(1)中、R1及びR2は、互いに独立してアルキル基、フェニル基、シクロアルキル基、水素基などであり、Aは炭素数2〜3の1種のアルキレン基(エチレン基、プロピレン基)又はランダム若しくはブロック重合させた2種のアルキレン基であり、nは2〜20の整数である。)
フロー値は、JASS・15M−103に記載の試験方法に準拠して測定する。厚さ5mmのみがき板ガラスの上に内径50mm、高さ51mmの塩化ビニル製パイプ(内容積100ml)を置き、練り混ぜた水硬性モルタルを充填した後、パイプを引き上げる。広がりが静止した後、直角2方向の直径を測定し、その平均値をフロー値とする。
図1に示すSL(セルフレベリング性)測定器を使用し、幅30mm×高さ30mm×長さ750mmのレールに、先端より長さ150mmのところに堰板を設け、混練直後の水硬性モルタルを所定量満たして成形する。成形直後に堰板を引き上げて、水硬性モルタルの流れの停止後に、標点(堰板の設置部)から水硬性モルタルの流れの最短部までの距離を測定し、その値(SL値)をL0とする。また、水硬性モルタルが、堰板から200mm流れるのに要する時間を測定し、その測定時間をSL流動速度(L0)(秒/200mm)とする。
図1に示すSL測定器を使用し、幅30mm×高さ30mm×長さ750mmのレールに、先端より長さ150mmのところに堰板を設け、混練直後のスラリーを所定量満たして成形する。成形直後に堰板を引き上げて、水硬性モルタルの流れの停止後に、水硬性モルタルの流れの先頭部について、細骨材とペーストの材料分離状態を触診により評価する。
・ポルトランドセメント: 早強セメント、宇部三菱セメント社製、ブレーン比表面積4,500cm2/g。
・細骨材A: 珪砂、高野6号(高野商事)。
・細骨材B: 珪砂、N70(瓢屋)。
・混和材: 高炉スラグ、川崎製鉄社製、リバーメント、ブレーン比表面積4,400cm2/g。
・膨張材:石膏、旭硝子社製、フッ酸無水石膏、ブレーン比表面積3,300cm2/g。
・凝結促進剤A: 硫酸カリウム、上野製薬社製。
・凝結促進剤B: 硫酸アルミニウム、大明化学工業社製、S150。
・石灰石微粉末: 炭酸カルシウム微粉末、有恒鉱業社製、TM−1号、ブレーン比表面積4,830cm2/g。
・増粘剤A: MX30000(高粘度タイプのセルロース系水溶性ポリマー:ヒドロキシエチルメチルセルロース(HEMC))、松本油脂製薬社製、粘度30000mPa・s。
・増粘剤B: MP400(低粘度タイプのセルロース系水溶性ポリマー:ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))、松本油脂製薬社製、粘度400mPa・s。
・増粘剤C: ベルモコールE431FQ(高粘度タイプのエチルセルロースを含むセルロース系水溶性ポリマー:エチルヒドロキシエチルセルロース(EHEC))、BASF社製、粘度30000mPa・s。
・収縮低減剤: ヒビダン、竹本油脂社製。
・流動化剤: ポリカルボン酸系減水剤(市販品、建材用)。
・消泡剤B: ADEKA社製、アデカネートB115F。
・凝結遅延剤: グルコン酸ナトリウム、富田製薬社製。
・樹脂粉末: 日本合成化学社製、モビニールパウダーDM200。
・繊維: ポリエステル繊維、京都繊維資材社製、繊維長:2mm。
表1に記載の成分を混合してセルフレベリング性水硬性組成物を製造した。なお、表2には、ポルトランドセメントと骨材との合計を100質量部とした場合の、表1に示す成分のうち凝結促進剤等の成分の含有量の割合を示す。また、表3には、主成分(ポルトランドセメント、骨材、混和材及び膨張材)の合計を100質量部とした場合の、表1に示す成分のうち収縮低減剤等の成分の含有量の割合を示す。次いで水(0.26kg)を入れたポリエチレンビーカ(2.0リットル)内をミキサーで撹拌しながら、水/セルフレベリング性水硬性組成物比が0.26になるようにセルフレベリング性水硬性組成物(1kg)を投入し、3分間混練し、水硬性モルタルを得た。得られた水硬性モルタルの35℃時と10℃時の各フロー値、成形直後及び30分後のSL値及び流動速度を測定し、材料分離の傾向を評価した。その結果を表4、5に示す。また、室温35℃と10℃のSL値の差と変化率、流動速度の差と変化率をそれぞれ表6と7に示す。
18:角部
Claims (10)
- ポルトランドセメント、細骨材、混和材及び膨張材からなる主成分、並びに、
硫酸アルミニウム、収縮低減剤、石灰石微粉末及び増粘剤を含むセルフレベリング性水硬性組成物であって、
増粘剤が、エチルセルロースを含んだセルロース系水溶性ポリマーを含む増粘剤である、セルフレベリング性水硬性組成物。 - 増粘剤が、エチルヒドロキシエチルセルロース系水溶性ポリマーを含む増粘剤である、請求項1に記載のセルフレベリング性水硬性組成物。
- 主成分が、ポルトランドセメント100質量部、細骨材100〜400質量部、混和材5〜150質量部及び膨張材3〜30質量部からなり、
増粘剤が、2%水溶液の20℃における粘度が20,000〜50,000mPa・sであり、
ポルトランドセメントと細骨材との合計100質量部に対し、
硫酸アルミニウムの含有量が0.1〜0.7質量部、
石灰石微粉末の含有量が11〜35質量部、
増粘剤の含有量が0.005〜0.2質量部である、請求項1又は2に記載のセルフレベリング性水硬性組成物。 - 収縮低減剤の含有量が、主成分の合計100質量部に対し0.1〜3質量部である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のセルフレベリング性水硬性組成物。
- セルフレベリング性水硬性組成物がさらに繊維を含み、
繊維の含有量が、主成分の合計100質量部に対し0.01〜5質量部である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のセルフレベリング性水硬性組成物。 - セルフレベリング性水硬性組成物がさらに流動化剤と消泡剤とを含み、
流動化剤の含有量が、主成分の合計100質量部に対し0.01〜3質量部であり、
消泡剤の含有量が、主成分の合計100質量部に対し0.01〜3質量部である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のセルフレベリング性水硬性組成物。 - セルフレベリング性水硬性組成物が、さらに硫酸アルミニウムを除く他の凝結調整剤を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載のセルフレベリング性水硬性組成物。
- セルフレベリング性水硬性組成物が、住宅基礎コンクリートの天端のレベル調整用のセルフレベリング性水硬性組成物である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のセルフレベリング性水硬性組成物。
- 請求項1〜8に記載のセルフレベリング性水硬性組成物と、水とを混練して得られる水硬性モルタル。
- 請求項9に記載の水硬性モルタルを硬化させて得られるモルタル硬化体。
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