JP5458871B2 - 行動提示装置、行動提示方法およびプログラム - Google Patents

行動提示装置、行動提示方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、財またはサービスに用いる物品の提供におけるユーザの行動に関する情報を提示する行動提示装置、行動提示方法およびプログラムに関する。
地球環境問題を考えることが一般的になってきた今日、我々自身の生活を再度考え直す必要が出てきており、その一つとして共同体における物や車両のシェアリングが注目を集めている。シェアリングシステムがうまく運営されるための一つの重要な要素として、ユーザにとって利用するためのコストが低いことが挙げられる。利用するためのコストの例は、使用までにかかる時間、使用料金、使用後の返却にかかる時間などがある。
シェアリングシステムを運営するに当たり、ユーザにとって最も便利なのは、利用直前に自分がいる位置にできるだけ近いところでシェアリングする物を受け取り、利用直後に自分がいる位置にできるだけ近いところへ物を返却することである。非特許文献1には、このようなシステムを車両のシェアリングで実現するマルチステーションモデルが記載されている。
特許文献1には、共用車両の鍵をいちいち管理事務所に返却することなく、現場で車両と鍵をユーザ同士で引渡し、その引渡し情報をサーバに登録することにより管理するシステムが提案されている。
特許文献2には、レンタル品を次の借り手が現れるまで借りた人に保管してもらい、新たな借り手が現れた場合に、現在レンタル品を持っている人から直接配送してもらう物品のレンタルシステムが提案されている。
特許文献3には、ユーザの携帯端末と他のユーザの携帯端末との間の距離に応じて、音を出力する音出力システムが開示されている。
特許文献4には、予約管理コンピュータが商品の有無および返却予定を管理する商品レンタルシステムであって、予約者は商品名と商品受け取り場所、返却場所、および商品引き渡し日と返却日等を指定し、予約管理コンピュータは、ラベルを付加して予約された商品を予約者が指定したコンビニエンスストア等の場所に配送する手配をする商品レンタルシステムが開示されている。この商品レンタルシステムでは、貸し出された商品は、貸し出し時に指定した場所および日に返却し、回収される。
特許文献5には、自己の予想される進行方向を認識し、進行方向の輸送機器所有者特定用ラベルの存在を確認すると、両者の距離が一定距離以内に近づく可能性がある場合に警告を行う交通事故防止システムが開示されている。
特許文献6には、駐車場所在地の緯度、経度情報と、目的地の緯度、経度情報やGPS装置で測定された自車の位置(緯度、経度情報)との両者の距離を演算し、膨大な駐車場の中から目的地や現在地から近いもの選ぶことを可能にする駐車場情報サービスシステムが開示されている。
特許文献7には、人や物に装着され、人と人との距離や人と物との距離(位置関係)を計測する装置として用いることができる無線通信装置が開示されている。
特開2006−011891号公報 特開2002−373300号公報 特開2007−251575号公報 特開2001−243275号公報 特開2002−333838号公報 特開2003−281697号公報 特開2009−152652号公報
M. Barth、M. Todd、「Intelligent transportation system architecture for a multi-station shared vehicle system」、IEEE Intelligent Transportation Systems Conference、2000、p.240−245
しかしながら、ユーザ同士が直接物や方法をやりとりするときに、ユーザ同士がやり取りの際に顔を合わせたくない場合や、各ユーザの個人情報を保護するために顔を合わせたくない場合がある。
特許文献1では、ユーザ間で直接やり取りすることでユーザが利用するためのコストを下げることが可能だが、やりとりの際ユーザ同士が顔を合わせる。特許文献2では、現在レンタル中のユーザから次のユーザに直接配送する際に配送料や配送手続きといった金銭的、時間的コストがかかる。特許文献2には、ユーザ同士で直接受け渡しを行う方法の記載もあるが、やりとりの際はユーザ同士が顔を合わせる。
なお、特許文献3は、ユーザが所持する携帯端末同士の距離を測り、その距離に合わせて出力を制御する方法を記載しているのみである。また、特許文献4は、受け渡しの際、ユーザ同士が顔を合わせないが、貸し出し時に指定した場所および日に返却する必要があるのでユーザの自由度が低く、利用コストが高い。さらに、特許文献5、6、7は、人と人との距離や人と物との距離や人と場所との距離などを計測する方法を記載しているのみである。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの利用コストを低減し、ユーザ間で財またはサービスに用いる物品を受け渡す場合にユーザ同士が遭遇することを避ける行動を提示する行動提示装置、行動提示方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る行動提示装置は、
財またはサービスに用いる物品の提供においてユーザ同士で受け渡しを行うシステムにおける行動提示装置であって、
ユーザからの財またはサービスに用いる物品の返却の要求を取得する要求取得手段と、
前記ユーザの返却の要求を満たすための手段に関する情報である状況情報を取得する状況情報取得手段と、
前記状況情報に基づいて、前記ユーザの返却の要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と受渡場所とを決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した受渡時刻および受渡場所を前記ユーザに提示する返却人提示手段と、
前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認手段と、
前記ユーザが所持する端末からの信号を定期的に受信する受信手段と、
前記確認手段が前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、前記信号が一定数連続で届かないことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定する判定手段と、
前記判定手段が前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記相手ユーザに前記受渡場所を提示する受取人提示手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る行動提示方法は、
財またはサービスに用いる物品の提供においてユーザ同士で受け渡しを行うシステムにおける行動提示方法であって、
ユーザからの財またはサービスに用いる物品の返却の要求を取得する要求取得ステップと、
前記ユーザの返却の要求を満たすためのステップに関する情報である状況情報を取得する状況情報取得ステップと、
前記状況情報に基づいて、前記ユーザの返却の要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と受渡場所とを決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定した受渡時刻および受渡場所を前記ユーザに提示する返却人提示ステップと、
前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認ステップと、
前記ユーザが所持する端末からの信号を定期的に受信する受信ステップと、
前記確認ステップで前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、前記信号が一定数連続で届かないことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定する判定ステップと、
前記判定ステップで前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記相手ユーザに前記受渡場所を提示する受取人提示ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、コンピュータに
ユーザからの財またはサービスに用いる物品の返却の要求を取得する要求取得ステップと、
前記ユーザの返却の要求を満たすためのステップに関する情報である状況情報を取得する状況情報取得ステップと、
前記状況情報に基づいて、前記ユーザの返却の要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と受渡場所とを決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定した受渡時刻および受渡場所を前記ユーザに提示する返却人提示ステップと、
前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認ステップと、
前記ユーザが所持する端末からの信号を定期的に受信する受信ステップと、
前記確認ステップで前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、前記信号が一定数連続で届かないことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定する判定ステップと、
前記判定ステップで前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記相手ユーザに前記受渡場所を提示する受取人提示ステップと、
を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの利用コストを低減することができ、ユーザが財またはサービスに用いる物品を相手ユーザに受け渡す際、ユーザ同士が遭遇することを防ぐことが可能である。
本発明の実施の形態1に係る行動提示システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る行動提示の一例を説明する図である。 実施の形態1に係る行動提示の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る行動提示の一例を説明する図である。 実施の形態2に係る行動提示の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る行動提示システムのの物品の返却時の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る行動提示装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本発明において、状況情報とは、ユーザの返却の要求を満たすための手段に関する情報であって、要求情報や位置情報や受渡場所情報を含む。要求情報とは、財またはサービスに用いる物品に対して他のユーザが入力する借用要求の情報である。位置情報とは、GPSや電波による位置推定によって取得されるユーザの端末および他のユーザの端末の位置座標を示す情報であって、たとえば経度緯度で表現される。受渡場所情報は、財またはサービスに用いる物品の提供を行うシステムが有する複数の受渡場所を示す情報である。なお、状況情報は、ユーザおよび他のユーザのスケジュールを示すスケジュール情報などを含んでもよい。
本発明において受渡場所とは、ユーザが財またはサービスに用いる物品を返却する場所であって、受け渡しの相手ユーザが当該財またはサービスに用いる物品を借用する場所である。受渡場所には、ユーザが財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認装置が設置されていることとする。さらに、ユーザ端末が定期的に発信する信号を受信して行動提示装置に送信する送受信装置が設置されていることとしてもよい。また、本発明において、遭遇する可能性とは、返却人と受取人の一方が他方を視認することによって、受け渡しの対象の物品を返却人が返却することまたは受取人が受け取ることを他方に推測される可能性である。物品の返却または受取が推測されなければ、物理的に視認されることは本発明の遭遇には該当しない。
なお、本発明における財またはサービスに用いる物品の提供を行うシェアリングシステムは、ユーザが返却する物品を確認する手段と、次にその物品を受け取る相手ユーザを認証する手段を備えているか、あるいは、返却する物品の確認と受取人の認証が省略されている。これにより、ユーザ(返却人)と相手ユーザ(受取人)が顔を合わせてやり取りする必要がない。
以下に、発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付す。以下、財またはサービスに用いる物品を総称して単に物品ということがある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る行動提示システムの構成例を示すブロック図である。行動提示システム101は、行動提示装置1と、情報データベース(以下、情報DBという)2と、端末6と、端末7とから構成される。行動提示装置1と情報DB2、行動提示装置1と端末6、行動提示装置1と端末7は、ネットワーク(図示せず)を介して相互に通信可能である。情報DB2は、行動提示装置1に組み込まれる場合や、複数のデータベースである場合がある。また、端末6および端末7は、行動提示装置1の一部であるか、または、附属の装置の場合がある。
行動提示装置1は、情報取得部11、決定部12、判定部13および表示生成部14を備える。
情報取得部11は、ユーザが端末6で入力した物品の返却要求を受け取り、情報DB2に記憶させる。また、情報取得部11は、他のユーザが端末7で入力した物品の借用要求を受け取り、要求情報として情報DB2に記憶させる。さらに、情報取得部11は、ユーザおよび他のユーザの位置情報を端末6および端末7から受け取り、情報DB2に記憶させる。なお、情報取得部11は、端末6および端末7からユーザおよび他のユーザのスケジュール情報を受け取り、情報DB2に記憶させることとしてもよい。
決定部12は、情報取得部11が取得したユーザの返却要求に対応する位置情報および要求情報を情報DB2から取得し、これらの情報に基づいて、ユーザの返却要求を満たす相手ユーザを決定する。次に、決定部12は、ユーザおよび相手ユーザの位置情報と受渡場所情報とに基づいて、受渡時刻および受渡場所を決定する。なお、決定部12は、位置情報、要求情報および受渡場所情報だけでなく、スケジュール情報を加味して相手ユーザ、受渡時刻および受渡場所を決定することとしてもよい。
判定部13は、情報取得部11が取得するユーザの位置情報に基づいて、相手ユーザと遭遇する可能性があるか否かを、ユーザが受渡場所に物品を返却した後に判定する。
表示生成部14は、決定部12が相手ユーザ、受渡時刻および受渡場所を決定すると、受渡時刻および受渡場所の詳細を表示する画像を生成して端末6の表示部62に送り、受渡時刻および受渡場所の概要を表示する画像を生成して端末7の表示部72に送る。表示生成部14と表示部62は、返却人提示手段を構成する。そして、表示生成部14は、判定部13がユーザは相手ユーザと遭遇する可能性がないと判定した後に受渡場所の詳細を表示する画像を生成し、端末7の表示部72に送る。表示生成部14と表示部72は、受取人提示手段を構成する。
情報DB2は、要求情報および位置情報をユーザごとに記憶する。また、情報DB2は、物品の提供を行うシステムが有する複数の受渡場所を示す受渡場所情報を記憶する。なお、情報DB2は、さらにスケジュール情報をユーザごとに記憶することとしてもよい。
端末6は、入力部61と表示部62と位置取得部63を備える。入力部61は、ユーザによる返却要求を受け付ける。表示部62は、行動提示装置1の表示生成部14から送られた画像を表示する。位置取得部63は、GPSや電波のよる位置推定によって端末6の位置を位置情報として取得する。端末7も同様に入力部71と表示部72と位置取得部73を備える。入力部71は、他のユーザによる借用要求を受け付ける。なお、入力部61および入力部71は、さらにユーザおよび他のユーザによるスケジュール情報の入力を受け付けることとしてもよい。端末6および端末7は、インターネット等のネットワークを介したモバイルPCでもよいし、携帯電話でもよい。また、要求やスケジュール情報の入力は、Webページで行ってもよいし、電子メールを用いてもよい。
図2は、実施の形態1に係る行動提示の一例を説明する図である。図2の例ではユーザは、端末6の入力部61に「今日、本1を返却したい」という要求を入力する。厳密には「今日、本1を返却したい」だけでは、要求を規定できない。誰(どのレンタルシステム)に返却するのか、期限等の制約条件はなにかなどが決まらないと、システムにとって要求は規定されないが、図2では、理解を容易にするためにそれらを省略している。図2では、要求を規定するその他の情報は別途入力されるか、あらかじめ与えられているものとする。
ユーザAによって入力された「今日、本1を返却したい」という返却要求は行動提示装置1に送信され、情報取得部11が取得する。情報取得部11は、この返却要求を情報DB2と、決定部12とに送信する。情報DB2は受け取ったこの返却要求を記憶する。決定部12は、情報DB2から、「今日、本1を返却したい」という返却要求に対応する他のユーザの借用要求を示す要求情報と、ユーザAおよび他のユーザの位置情報とを取得する。次に、決定部12は、取得した要求情報および位置情報に基づいて、「今日、本1を返却したい」という返却要求を満たす、相手ユーザを決定する。ここでは、本1を借りたいという借用要求を入力していた他のユーザはユーザBとユーザCであって、ユーザA、ユーザBおよびユーザCの位置情報を参照した結果、ユーザAの位置に最も近い他のユーザはユーザBであったとする。決定部12は、ユーザBを相手ユーザに決定する。
なお、スケジュール情報を加味して相手ユーザ、受渡時刻および受渡場所を決定する場合は、決定部12は、さらに情報DB2から、ユーザAおよび他のユーザのスケジュール情報を取得して加味した上で、相手ユーザを決定する。たとえば、ユーザBの位置はユーザAの位置に最も近いが、ユーザAがユーザCの位置の近くに行く予定がある場合や、ユーザBがすぐには受け取りにいけない場合や、ユーザCはユーザAの最寄りの受取場所の付近に行く途中である場合など、最も都合のよい相手ユーザがユーザBであるとは限らない。そこで、決定部12は、ユーザおよび他のユーザの目的地や、所定の場所での予定や、現在地の滞在時間などのスケジュール情報を考慮して最適な相手ユーザを決定することとしてもよい。実際には、借用要求を入力(予約)した順番を考慮する必要がある。たとえば、ユーザBが先に予約したと仮定して、ユーザBの都合が付かない場合は、ユーザBの承認を得てユーザCに与える。
次に、決定部12は、情報DB2が記憶している受渡場所情報の中からユーザAおよびユーザBの位置から最も近い受渡場所「○○」を決定する。そして、決定部12は、ユーザAの位置から受渡場所「○○」までの距離と、ユーザBの位置から受渡場所「○○」までの距離とを算出して、受渡時刻を決定する。
表示生成部14は、受渡場所「○○」の詳細と受渡時刻△時△分を表示した画像を生成し、端末6の表示部62に送信してユーザAに提示する。提示された受渡場所「○○」と受渡時刻△時△分を見たユーザAは受渡時刻△時△分に受渡場所「○○」に到着するように返却に向かう。また、表示生成部14は、受渡場所「○○」の概要と受渡時刻△時△分を表示した画像を生成し、端末7の表示部72に送信してユーザBに提示する。これにより、ユーザBは受渡時刻△時△分に受渡場所「○○」付近まで行くことができる。
決定部12が決定した受渡時刻△時△分に受渡場所「○○」にユーザAが行き、物品を返却後、判定部13は、ユーザAの位置情報に基づいて、ユーザAが受渡場所「○○」から所定の距離以上離れたか否かを判断する。判定部13は、ユーザAが受渡場所「○○」から所定の距離以上離れたと判断すると、ユーザAとユーザBは遭遇する可能性がないと判定する。
判定部13がユーザAとユーザBは遭遇する可能性がないと判定すると、表示生成部14は、受渡場所「○○」の詳細を表示した画像を生成し、端末7の表示部72に送信してユーザBに提示する。これにより、ユーザBは受渡場所「○○」に到着することができる。ユーザAが受渡場所「○○」から所定の距離以上離れたことを確認してからユーザBに受渡場所「○○」の詳細を提示するので、ユーザAとユーザBが互いを認識して出会うことを防ぐことができる。
図3は、実施の形態1に係る行動提示の動作の一例を示すフローチャートである。まず、ユーザが端末6の入力部61に返却要求を入力すると、情報取得部11は、ユーザが入力した返却要求を受け取る(ステップS11)。決定部12は、情報取得部11が取得した返却要求に対応する他のユーザの要求情報および位置情報を情報DB2から取得し(ステップS12)、この要求情報および位置情報に基づいて、情報取得部11が受け取った返却要求を満たす相手ユーザを決定する(ステップS13)。次に、決定部12は、情報取得部11が取得した返却要求に対応する受渡場所情報を情報DB2から取得し(ステップS14)、この受渡場所情報とユーザおよび他のユーザの位置情報とに基づいて、受渡時刻および受渡場所を決定する(ステップS15)。
表示生成部14は、受渡時刻および受渡場所の概要を表示する画像を生成して端末7の表示部72に送り、相手ユーザに提示する(ステップS16)。また、表示生成部14は、受渡時刻および受渡場所の詳細を表示する画像を生成して端末6の表示部62に送り、ユーザに提示する(ステップS17)。ユーザは受渡時刻に受渡場所に向かい、物品を返却する。判定部13が、ユーザが相手ユーザと遭遇する可能性があると判定した場合(ステップS18;NO)、処理はステップS18を繰り返す。判定部13が、ユーザが相手ユーザと遭遇する可能性がないと判定した場合(ステップS18;YES)、表示生成部14は、受渡場所の詳細を表示する画像を生成して端末7の表示部72に送り、相手ユーザに提示して(ステップS19)、処理を終了する。
以上説明したように実施の形態1の行動提示システム101によれば、ユーザの利用コストを低減することができ、ユーザが物品を相手ユーザに受け渡す際、ユーザが物品を返却後にユーザがその場所から充分に離れて、受渡場所から離れるところまたは受渡場所に近づくところを互いに視認される可能性がなくなってから相手ユーザは当該物品を受け取ることが可能である。これにより、物品を受け渡しの際に、ユーザと相手ユーザが遭遇しないことが期待できる。また、相手ユーザは受渡時刻に受渡場所の付近まで行くことができるので、受け渡しの効率を向上させ、相手ユーザにとっても利用コストの低減が期待できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る行動提示システムの構成は実施の形態1に係る行動提示システム101と同様である。実施の形態2では、決定部12は、情報取得部11が取得した返却要求に対応する位置情報および要求情報を情報DB2から取得し、これらの情報に基づいて、情報取得部11が取得した返却要求を満たす相手ユーザを決定する。決定部12は、ユーザおよび相手ユーザの位置情報に基づいて複数の受渡場所候補を決定する。さらに、決定部12は、複数の受渡場所候補の中から1つの受渡場所を決定し、その受渡場所情報とユーザおよび相手ユーザの位置情報に基づいて、受渡時刻を決定する。表示生成部14は、受渡時刻および複数の受渡場所候補を表示する画像を生成して端末7の表示部72に送る。また、表示生成部14は、受渡時刻および決定した1つの受渡場所を表示する画像を生成して端末6の表示部62に送る。そして、表示生成部14は、判定部13が、ユーザが相手ユーザと遭遇する可能性がないと判定した後、その1つの受渡場所を表示する画像を生成し、端末7の表示部72に送る。
図4は、実施の形態2に係る行動提示の一例を説明する図である。図4の例ではユーザは、端末6の入力部61に「今日、本1を返却したい」という返却要求を入力する。ユーザAによって入力された「今日、本1を返却したい」という返却要求は行動提示装置1に送信され、情報取得部11が取得する。情報取得部11は、この返却要求を情報DB2と、決定部12とに送信する。情報DB2は受け取ったこの返却要求を記憶する。決定部12は、情報DB2から、「今日、本1を返却したい」という返却要求に対応する他のユーザの要求情報と、ユーザAおよび他のユーザの位置情報とを取得する。
決定部12は、取得した要求情報および位置情報に基づいて、「今日、本1を返却したい」という返却要求を満たす相手ユーザを決定する。ここでは、本1を借りたいという借用要求を入力していた他のユーザはユーザBとユーザCであって、ユーザA、ユーザBおよびユーザCの位置情報を参照した結果、ユーザAの位置に最も近い他のユーザはユーザBであったとする。決定部12は、ユーザBを相手ユーザに決定する。
次に、決定部12は、ユーザAおよびユーザBの位置情報に基づいて、情報DB2が記憶している受渡場所情報の中からユーザAおよびユーザBの位置から近い上位3つの受渡場所候補「○○、××、□□」を決定する。ここでは上位3つとしたが、複数であればいくつでもよく、たとえば、上位10個の中からランダムに抽出することとしてもよい。そして、決定部12は、受渡場所候補「○○、××、□□」の中から、ユーザAおよびユーザBの位置から最も近い受渡場所「○○」を実際に受け渡しを行う受渡場所に決定する。ここでは最も近い受渡場所としたが、ランダムに抽出してもよい。決定部12は、ユーザAの位置から受渡場所「○○」までの距離と、ユーザBの位置から受渡場所「○○」までの距離とを考慮して、受渡時刻△時△分を決定する。なお、実施の形態2においても、決定部12は、情報DB2から取得したスケジュール情報を加味して相手ユーザ、受渡時刻△時△分および複数の受渡場所候補を決定することとしてもよい。
表示生成部14は、3つの受渡場所候補「○○、××、□□」と受渡時刻△時△分を表示した画像を生成し、端末7の表示部72に送信してユーザBに提示する。また、表示生成部14は、受渡場所○○」と受渡時刻△時△分を表示した画像を生成し、端末6の表示部62に送信してユーザAに提示する。これにより、ユーザAは受渡場所「○○」へ返却に向かう。受渡場所候補「○○、××、□□」はいずれもユーザAおよびユーザBの位置から近い受渡場所なので、全く方角が違うということはない。よって、3つの受渡場所候補「○○、××、□□」と受渡時刻△時△分を表示した画像を提示されたユーザBは、○○、××、□□に共通する方向に向かうことによって、受渡時刻△時△分に受渡場所「○○」に付近まで行くことができる。
決定部12が決定した受渡時刻△時△分に受渡場所「○○」にユーザAが行き、物品を返却後、判定部13は、ユーザAの位置情報に基づいて、ユーザAが受渡場所「○○」から所定の距離以上離れたか否かを判断する。判定部13は、ユーザAが受渡場所「○○」から所定の距離以上離れたと判断すると、ユーザAとユーザBは遭遇する可能性がないと判定する。
判定部13がユーザAとユーザBは遭遇する可能性がないと判定すると、表示生成部14は、受渡場所「○○」を表示した画像を生成し、端末7の表示部72に送信してユーザBに提示する。これにより、ユーザBは受渡場所「○○」に到着することができる。ユーザAが受渡場所「○○」から所定の距離以上離れたこを確認してからユーザBに受渡場所「○○」を提示するので、ユーザAとユーザBが互いを認識して出会うことを防ぐことができる。
図5は、実施の形態2に係る行動提示の動作の一例を示すフローチャートである。まず、ユーザが端末6の入力部61に返却要求を入力すると、情報取得部11は、ユーザが入力した返却要求を受け取る(ステップS21)。決定部12は、情報取得部11が取得した返却要求に対応する他のユーザの要求情報および位置情報を情報DB2から取得し(ステップS22)、この要求情報および位置情報に基づいて、情報取得部11が受け取った返却要求を満たす相手ユーザを決定する(ステップS23)。次に、決定部12は、情報取得部11が取得した返却要求に対応する受渡場所情報を情報DB2から取得し(ステップS24)、この受渡場所情報とユーザおよび他のユーザの位置情報とに基づいて、受渡時刻、複数の受渡場所候補および1つの実際の受渡場所を決定する(ステップS25)。
表示生成部14は、受渡時刻および複数の受渡場所候補を表示する画像を生成して端末7の表示部72に送り、相手ユーザに提示する(ステップS26)。また、表示生成部14は、受渡時刻および1つの実際の受渡場所を表示する画像を生成して端末6の表示部62に送り、ユーザに提示する(ステップS27)。ユーザは受渡時刻に1つの実際の受渡場所に向かい、物品を返却する。判定部13が、ユーザが相手ユーザと遭遇する可能性があると判定した場合(ステップS28;NO)、処理はステップS28を繰り返す。判定部13が、ユーザが相手ユーザと遭遇する可能性がないと判定した場合(ステップS28;YES)、表示生成部14は、実際の受渡場所を表示する画像を生成して端末7の表示部72に送り、相手ユーザに提示して(ステップS29)、処理を終了する。
以上説明したように実施の形態2の行動提示システム101によれば、ユーザの利用コストを低減することができ、ユーザが物品を相手ユーザに受け渡す際、ユーザが物品を返却後にユーザがその場所から充分に離れて、受渡場所から離れるところまたは受渡場所に近づくところを互いに視認される可能性がなくなってから相手ユーザは当該物品を受け取ることが可能である。これにより、物品を受け渡しの際に、ユーザと相手ユーザが遭遇しないことが期待できる。また、相手ユーザは受渡時刻に受渡場所の付近まで行くことができるので、受け渡しの効率を向上させ、相手ユーザにとっても利用コストの低減が期待できる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3に係る行動提示システムの物品の返却時の構成例を示すブロック図である。行動提示システム102は、物品の返却時、行動提示装置1と、情報DB2と、端末6と、確認装置8とから構成される。図6では便宜上、端末7を省略するが、端末7は端末6と同様の構成である。実施の形態3では、端末6は、信号送信部64をさらに備える。信号送信部64は定期的に確認装置8に信号を送信する。確認装置8は確認部81と送受信部82とを備え、確認部81は、ユーザが物品を返却したことを確認する。
ユーザの確認方法は、たとえば、信号送信部64から受信した信号でユーザを識別してもよいし、信号送信部64から受信した信号をさらに外部の管理装置に送信してユーザ認証を行ってもよい。なお、確認部81は、ユーザが物品を返却したことを確認するだけでなく、相手ユーザが物品を借用したことを確認することとしてもよい。送受信部82は、信号送信部64から信号を受信し、その信号を行動提示装置1の情報取得部11に送信する。情報取得部11は、受信した信号を情報DB2に記憶させる。判定部13は、この信号に基づいて、ユーザが受渡場所に物品を返却した後、相手ユーザと遭遇する可能性があるか否かを判定する。
具体的に、判定部13は、受渡場所の確認装置8を介した端末6からの信号が一定数連続で届かないことで、ユーザAとユーザBは遭遇する可能性がないと判定する。この場合、信号が一定数連続で届かないことは、ユーザAが所定の距離以上離れたか、所定の距離以上離れていなかったとしても信号を遮る何らかの障害物(壁や建物など)の向こう側に行ったことを表しているので、ユーザAとユーザBが遭遇する可能性はないと判定する。または、判定部13は、確認部81がユーザAが物品を返却したことを確認した後、所定の時間以上経過することで、ユーザAとユーザBは遭遇する可能性がないと判定してもよい。
以上説明したように実施の形態3の行動提示システム102によれば、ユーザが物品を相手ユーザに受け渡す際、ユーザが物品を返却後にユーザがその場所から充分に離れて、あるいは、信号を遮る何らかの障害物の向こうに行って、受渡場所から離れるところまたは受渡場所に近づくところを互いに視認される可能性がなくなってから相手ユーザは当該物品を受け取ることが可能である。これにより、物品を受け渡しの際に、ユーザと相手ユーザが遭遇しないことが期待できる。
本発明の実施の形態1および2では、ユーザAとユーザBが遭遇する可能性があるか否かの判定を位置情報に基づいて行うこととしていたが、実施の形態3と組み合わせて、端末6からの信号が一定数連続で届かないことや、ユーザが物品を返却したことを確認した後に所定の時間以上経過することで、ユーザAとユーザBが遭遇する可能性があるか否かの判定を行うこととしてもよい。
図7は、図1または6に示す行動提示装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。行動提示装置1は、図7に示すように、制御部21、主記憶部22、外部記憶部23、操作部24、表示部25、入出力部26、送受信部27および情報収集装置28を備える。主記憶部22、外部記憶部23、操作部24、表示部25、入出力部26および送受信部27はいずれも内部バス20を介して制御部21に接続されている。
制御部21はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部23に記憶されている制御プログラム30に従って、行動提示装置1の情報取得部11、決定部12、判定部13および表示生成部14の各処理を実行する。
主記憶部22はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、外部記憶部23に記憶されている制御プログラム30をロードし、制御部21の作業領域として用いられる。
外部記憶部23は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritable)等の不揮発性メモリから構成され、行動提示装置1の処理を制御部21に行わせるためのプログラムをあらかじめ記憶し、また、制御部21の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを制御部21に供給し、制御部21から供給されたデータを記憶する。
操作部24はキーボードおよびマウスなどのポインティングデバイス等と、キーボードおよびポインティングデバイス等を内部バス20に接続するインターフェース装置から構成されている。操作部24を介して、スケジュール情報などが入力され、制御部21に供給される。図1または6の端末6および/または端末7が行動提示装置1に含まれる構成では、操作部24が入力部61および/または入力部71の場合がある。
表示部25は、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)などから構成される。図1または6の端末6および/または端末7が行動提示装置1に含まれる構成では、表示部25が表示部62および/または表示部72の場合がある。
入出力部26は、シリアルインタフェースまたはパラレルインタフェースから構成されている。入出力部26は、端末6および端末7が附属する装置の場合は、それと接続する。
情報収集装置28は、物品の提供においてユーザの返却の要求を満たすための手段に関する様々な情報(状況情報)を収集する。
送受信部27は、ネットワークに接続する網終端装置または無線通信装置、およびそれらと接続するシリアルインタフェースまたはLAN(Local Area Network)インターフェースから構成されている。送受信部27は、ネットワークを介して、端末6および端末7に接続する。
図1または6に示す行動提示装置1の情報取得部11、決定部12、判定部13および表示生成部14の処理は、制御プログラム30が、制御部21、主記憶部22、外部記憶部23、操作部24、表示部25、入出力部26および送受信部27などを資源として用いて処理することによって実行する。
その他、本発明の好適な変形として、以下の構成が含まれる。
本発明の第1の観点に係る行動提示装置について、
好ましくは、前記状況情報取得手段は、
前記ユーザが返却を要求している財またはサービスに用いる物品の受取を要求している他のユーザの情報である要求情報を取得する要求情報取得手段と、
前記ユーザおよび前記他のユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記財またはサービスに用いる物品の提供における受渡場所を示す受渡場所情報を取得する受渡場所情報取得手段と、
を備え、
前記決定手段は、少なくとも前記要求情報、前記位置情報および前記受渡場所情報に基づいて、前記ユーザの返却の要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と受渡場所とを決定することを特徴とする。
好ましくは、前記受取人提示手段は、前記ユーザが財またはサービスに用いる物品を返却する前に、前記相手ユーザに前記受渡時刻および前記受渡場所の概要を提示し、前記判定手段が前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記相手ユーザに前記受渡場所の詳細を提示することを特徴とする。
好ましくは、前記決定手段は、前記ユーザの返却要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と2以上の受渡場所とを決定し、
前記返却人提示手段は、前記ユーザに前記2以上の受渡場所の中から1つの受渡場所を提示し、
前記受取人提示手段は、前記相手ユーザに前記受渡時刻および前記2以上の受渡場所を提示し、前記判定手段が前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記返却人提示手段が前記ユーザに提示した1つの受渡場所を前記相手ユーザに提示する。
好ましくは、前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認手段を備え、
前記判定手段は、前記確認手段が前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、前記ユーザの位置情報および前記受渡場所の受渡場所情報に基づいて、前記ユーザが前記受渡場所から所定の距離以上離れたか否かを判断し、所定の距離以上離れたと判断した場合に前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定することを特徴とする。
好ましくは、前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認手段を備え、
前記判定手段は、前記確認手段が前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、所定の時間経過したことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定することを特徴とする。
好ましくは、前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認手段と、
前記ユーザが所持する端末からの信号を定期的に受信する受信手段と、を備え、
前記判定手段は、前記確認手段が前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、前記信号が一定数連続で届かないことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定することを特徴とする。
その他、前記のハードウェア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
情報取得部11、決定部12、判定部13および表示生成部14などから構成される行動提示処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する行動提示システム101を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで行動提示システム101を構成してもよい。
また、行動提示システム101の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記憶媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
(付記1)本発明の第2の観点に係る行動提示方法について、
好ましくは、前記状況情報取得ステップは、
前記ユーザが返却を要求している財またはサービスに用いる物品の受取を要求している他のユーザの情報である要求情報を取得する要求情報取得ステップと、
前記ユーザおよび前記他のユーザの位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
前記財またはサービスに用いる物品の提供における受渡場所を示す受渡場所情報を取得する受渡場所情報取得ステップと、
を備え、
前記決定ステップで、少なくとも前記要求情報、前記位置情報および前記受渡場所情報に基づいて、前記ユーザの返却の要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と受渡場所とを決定することを特徴とする。
(付記2)好ましくは、前記ユーザが財またはサービスに用いる物品を返却する前に、前記相手ユーザに前記受渡時刻および前記受渡場所の概要を提示する受取人事前提示ステップを備え、
前記受取人提示ステップで、前記判定ステップで前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記相手ユーザに前記受渡場所の詳細を提示することを特徴とする。
(付記3)好ましくは、前記決定ステップで、前記ユーザの返却要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と2以上の受渡場所とを決定し、
前記返却人提示ステップで、前記ユーザには前記2以上の受渡場所の中から1つの受渡場所を提示し、前記相手ユーザに前記受渡時刻および前記2以上の受渡場所を提示し、
前記受取人提示ステップで、前記判定ステップで前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記ユーザに提示した1つの受渡場所を前記相手ユーザに提示することを特徴とする。
(付記4)好ましくは、前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認ステップを備え、
前記判定ステップで、前記ユーザの位置情報および前記受渡場所の受渡場所情報に基づいて、前記ユーザが前記受渡場所から所定の距離以上離れたことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定することを特徴とする。
(付記5)好ましくは、前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認ステップを備え、
前記判定ステップで、前記確認ステップで前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、所定の時間経過したことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定することを特徴とする。
(付記6)好ましくは、前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認ステップと、
前記ユーザが所持する端末からの信号を定期的に受信する受信ステップと、を備え、
前記判定ステップで、前記確認ステップで前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、前記信号が一定数連続で届かないことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定することを特徴とする。
1 行動提示装置
2 情報データベース
6 端末
7 端末
8 確認装置
11 情報取得部
12 決定部
13 判定部
14 表示生成部
21 制御部
22 主記憶部
23 外部記憶部
24 操作部
25 表示部
26 入出力部
27 送受信部
28 情報収集装置
30 制御プログラム
61 入力部
62 表示部
63 位置取得部
64 信号送信部
71 入力部
72 表示部
73 位置取得部
81 確認部
82 送受信部
101 行動提示システム

Claims (8)

  1. 財またはサービスに用いる物品の提供においてユーザ同士で受け渡しを行うシステムにおける行動提示装置であって、
    ユーザからの財またはサービスに用いる物品の返却の要求を取得する要求取得手段と、
    前記ユーザの返却の要求を満たすための手段に関する情報である状況情報を取得する状況情報取得手段と、
    前記状況情報に基づいて、前記ユーザの返却の要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と受渡場所とを決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した受渡時刻および受渡場所を前記ユーザに提示する返却人提示手段と、
    前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認手段と、
    前記ユーザが所持する端末からの信号を定期的に受信する受信手段と、
    前記確認手段が前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、前記信号が一定数連続で届かないことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記相手ユーザに前記受渡場所を提示する受取人提示手段と、
    を備えることを特徴とする行動提示装置。
  2. 前記状況情報取得手段は、
    前記ユーザが返却を要求している財またはサービスに用いる物品の受取を要求している他のユーザの情報である要求情報を取得する要求情報取得手段と、
    前記ユーザおよび前記他のユーザの位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記財またはサービスに用いる物品の提供における受渡場所を示す受渡場所情報を取得する受渡場所情報取得手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、少なくとも前記要求情報、前記位置情報および前記受渡場所情報に基づいて、前記ユーザの返却の要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と受渡場所とを決定することを特徴とする請求項1に記載の行動提示装置。
  3. 前記受取人提示手段は、前記ユーザが財またはサービスに用いる物品を返却する前に、前記相手ユーザに前記受渡時刻および前記受渡場所の概要を提示し、前記判定手段が前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記相手ユーザに前記受渡場所の詳細を提示することを特徴とする請求項1または2に記載の行動提示装置。
  4. 前記決定手段は、前記ユーザの返却要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と2以上の受渡場所とを決定し、
    前記返却人提示手段は、前記ユーザに前記2以上の受渡場所の中から1つの受渡場所を提示し、
    前記受取人提示手段は、前記相手ユーザに前記受渡時刻および前記2以上の受渡場所を提示し、前記判定手段が前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記返却人提示手段が前記ユーザに提示した1つの受渡場所を前記相手ユーザに提示することを特徴とする請求項1または2に記載の行動提示装置。
  5. 前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認手段を備え、
    前記判定手段は、前記確認手段が前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、前記ユーザの位置情報および前記受渡場所の受渡場所情報に基づいて、前記ユーザが前記受渡場所から所定の距離以上離れたか否かを判断し、所定の距離以上離れたと判断した場合に前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の行動提示装置。
  6. 前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認手段を備え、
    前記判定手段は、前記確認手段が前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、所定の時間経過したことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の行動提示装置。
  7. 財またはサービスに用いる物品の提供においてユーザ同士で受け渡しを行うシステムにおける行動提示方法であって、
    ユーザからの財またはサービスに用いる物品の返却の要求を取得する要求取得ステップと、
    前記ユーザの返却の要求を満たすためのステップに関する情報である状況情報を取得する状況情報取得ステップと、
    前記状況情報に基づいて、前記ユーザの返却の要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と受渡場所とを決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定した受渡時刻および受渡場所を前記ユーザに提示する返却人提示ステップと、
    前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認ステップと、
    前記ユーザが所持する端末からの信号を定期的に受信する受信ステップと、
    前記確認ステップで前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、前記信号が一定数連続で届かないことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記相手ユーザに前記受渡場所を提示する受取人提示ステップと、
    を備えることを特徴とする行動提示方法。
  8. コンピュータに
    ユーザからの財またはサービスに用いる物品の返却の要求を取得する要求取得ステップと、
    前記ユーザの返却の要求を満たすためのステップに関する情報である状況情報を取得する状況情報取得ステップと、
    前記状況情報に基づいて、前記ユーザの返却の要求を満たす受け渡しの相手ユーザと受渡時刻と受渡場所とを決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定した受渡時刻および受渡場所を前記ユーザに提示する返却人提示ステップと、
    前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認する確認ステップと、
    前記ユーザが所持する端末からの信号を定期的に受信する受信ステップと、
    前記確認ステップで前記ユーザが前記受渡場所に財またはサービスに用いる物品を返却したことを確認後、前記信号が一定数連続で届かないことで、前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記相手ユーザと前記ユーザとが遭遇する可能性がないと判定した後に、前記相手ユーザに前記受渡場所を提示する受取人提示ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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