JP5458721B2 - シーリング材用水系プライマー組成物、シーリング材組成物とシーリング材用水系プライマー組成物とのセット、およびこれを用いるシーリング材 - Google Patents

シーリング材用水系プライマー組成物、シーリング材組成物とシーリング材用水系プライマー組成物とのセット、およびこれを用いるシーリング材 Download PDF

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本発明は、シーリング材用水系プライマー組成物、シーリング材組成物とシーリング材用水系プライマー組成物とのセット、およびこれを用いるシーリング材に関する。
一般的に、建築用シーリング剤をアルミ、モルタル等の被着体と接着させるためには、被着体にプライマーを塗布することが必要である。
現在、プライマーは有機溶剤を含有するものが一般的である。しかしながら、環境汚染をできるだけ少なくし、作業者への安全衛生をより一層向上させるために水系プライマーの開発が求められている。
従来、自己乳化性共重合体を含有する樹脂成分および水性コロイダルシリカからなる水系無機塗料が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2001−40272号公報
しかしながら、本発明者は、ケト基および/またはアルデヒド基と親水性基とを有する自己乳化型樹脂と、ヒドラジノ基を2個以上有するヒドラジノ化合物と、水性コロイダルシリカとを含有する組成物を、シーリング材用水系プライマーとして使用する場合、そのような組成物が被着体に対する耐水接着性に劣ることを見出した。
そこで、本発明は、被着体に対する耐水接着性に優れるシーリング材用水系プライマー組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、ケト基および/またはアルデヒド基と親水性基とを有する自己乳化型樹脂と、ヒドラジノ基を2個以上有するヒドラジノ化合物と、コロイダルジルコニアとを含有する組成物が、被着体に対する耐水接着性に優れる、シーリング材用水系プライマー組成物となりうることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、下記1〜9を提供する。
1. ケト基および/またはアルデヒド基と親水性基とを有する自己乳化型樹脂と、
ヒドラジノ基を2個以上有するヒドラジノ化合物と、
コロイダルジルコニアとを含有する、シーリング材用水系プライマー組成物。
2. 前記自己乳化型樹脂が、ウレタンプレポリマーと、親水性基および活性水素基を有する化合物と、下記式(1)で表される化合物とを反応させることによって得られる上記1に記載のシーリング材用水系プライマー組成物。
3. 前記コロイダルジルコニアの量が、前記自己乳化型樹脂(固形分)100質量部に対して、5〜200質量部である上記1または2に記載のシーリング材用水系プライマー組成物。
4. 前記式(1)で表される化合物が、ダイアセトンアクリルアミドおよびジエタノールアミンとのマイケル付加反応によって得られる上記2または3に記載のシーリング材用水系プライマー組成物。
5. 前記コロイダルジルコニアが、一次平均粒子径1〜20nmの球状コロイダルジルコニアである上記1〜4のいずれかに記載のシーリング材用プライマー組成物。
6. 前記自己乳化型樹脂が有する前記親水性基が、親水性アニオン性基である上記1〜5のいずれかに記載のシーリング材用水系プライマー組成物。
7. さらに、ポリカルボジイミド化合物および/またはオキサゾリン化合物を含有する上記1〜6のいずれかに記載のシーリング材用水系プライマー組成物。
8. ウレタンプレポリマーもしくはアクリル樹脂と、ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方とヒドロキシ基とを有する炭化水素化合物と、を少なくとも含有するシーリング材組成物、または
ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するウレタンプレポリマー、またはケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するアクリル樹脂を、少なくとも含有するシーリング材組成物と、
上記1〜7のいずれかに記載のシーリング材用水系プライマー組成物とを有する、シーリング材組成物とシーリング材用水系プライマー組成物とのセット。
9. 第1の部材と第2の部材との間を上記8に記載のセットを用いてシールするシーリング材。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物、本発明のシーリング材組成物とシーリング材用水系プライマー組成物とのセット、および本発明のシーリング材は、被着体に対する耐水接着性に優れる。
本発明について以下詳細に説明する。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物について以下に説明する。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物は、
ケト基および/またはアルデヒド基と親水性基とを有する自己乳化型樹脂と、
ヒドラジノ基を2個以上有するヒドラジノ化合物と、
コロイダルジルコニアとを含有する組成物である。
自己乳化型樹脂について以下に説明する。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物に含有される自己乳化型樹脂は、ケト基および/またはアルデヒド基と親水性基とを有する。
ケト基、アルデヒド基、親水性基は、自己乳化型樹脂の主鎖に結合することができる。
自己乳化型樹脂1モルは、ケト基またはアルデヒド基を少なくとも1個または2個以上有する。耐水接着性により優れ、耐温水接着性、作業性に優れ、初期接着性に優れるという観点から、自己乳化型樹脂1モルが有する、ケト基の数、アルデヒド基の数、またはケト基およびアルデヒド基の合計は、1〜10個であるのが好ましく、1〜5個であるのがより好ましい。
本発明において、ケト基は、カルボニル基が2つの炭化水素基に結合しているものであれば特に制限されない。炭化水素基は特に制限されず、例えば、分岐していてもよい脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、これらの組合せが挙げられる。炭化水素基は、例えば、酸素原子、窒素原子、硫黄原子のようなヘテロ原子を有することができる。炭化水素基はそれぞれ1価、または2価とすることができる。
脂肪族炭化水素基の場合、その炭素原子数が1〜10であるのが好ましい。例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基が挙げられる。
ケト基としては、例えば、R1−CO−R2−が挙げられる。R1は1価の炭化水素基であり、R2は2価の炭化水素基である。
1−CO−R2−で表されるケト基としては、例えば、式(3)で表される基が挙げられる。

式(3)で表される基は、直接、または酸素原子、窒素原子、硫黄原子のようなヘテロ原子を介して自己乳化型樹脂と結合することができる。
アルデヒド基としては、例えば、HCO−R2−で表される。R2は2価の炭化水素基である。
なかでも、耐水接着性により優れ、耐温水接着性、貯蔵安定性に優れるという観点から、R1−CO−R2−で表わされるケト基が好ましく、式(3)で表されるケト基がより好ましい。
本発明において、親水性基は、自己乳化型樹脂が有することができるものであれば特に制限されない。例えば、親水性ノニオン性基、親水性アニオン性基、親水性カチオン性基、親水性両性基が挙げられる。
親水性ノニオン性基としては、例えば、樹脂の主鎖や側鎖に導入されたオキシエチレン基の繰り返し単位の部分が挙げられる。
親水性アニオン性基としては、例えば、カルボン酸、スルホン酸、リン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸、チオスルホン酸等のような酸と、塩基性中和剤とからなるものが挙げられる。
親水性カチオン性基としては、例えば、第三級アミノ基等のような塩基と、酸性中和剤とからなるものが挙げられる。
なかでも、耐水接着性により優れ、耐温水接着性、貯蔵安定性に優れるという観点から、親水性アニオン性基が好ましく、カルボン酸と塩基性中和剤とからなるものがより好ましい。
本発明において、自己乳化型樹脂の主鎖は特に制限されない。例えば、ウレタンプレポリマー、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、スチレン系ポリマー、ウレタン樹脂、ポリエステル、ポリオレフィン、ジエン系ポリマー、酢酸ビニル樹脂、これらの共重合体が挙げられる。
ケト基、アルデヒド基、親水性基の主鎖に対する結合位置は特に制限されない。
本発明において、自己乳化型樹脂のガラス転移温度を低くでき、ゴム弾性に優れるという観点から、自己乳化型樹脂の主鎖は、ウレタンプレポリマーであるのが好ましい。
本発明において、自己乳化型樹脂のガラス転移温度を低くでき、作業性に優れるという観点から、自己乳化型樹脂の分子量は、1,000〜1,000,000であるのが好ましい。自己乳化型樹脂がウレタンプレポリマーである場合、その分子量は1,000〜10,000であるのが好ましい。なお、本発明において、自己乳化型樹脂の分子量はテトラヒドロフラン(THF)を溶媒とするゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算の重量平均分子量であるものとする。
自己乳化型樹脂としては、例えば、両末端にイソシアネート基を有し、側鎖として、ケト基および/またはアルデヒド基と親水性基とを有し、主鎖がポリウレタンである自己乳化型ウレタンプレポリマーが挙げられる。
自己乳化型樹脂は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
自己乳化型樹脂はその製造について特に制限されない。自己乳化型樹脂が自己乳化型ウレタンプレポリマーである場合、例えば、原料としてのウレタンプレポリマー、親水性基および活性水素基を有する化合物、ケト基および/またはアルデヒド基と不飽和結合とを有する化合物とポリアルカノールアミンとをマイケル付加反応させた反応生成物、ならびに中和剤を反応させたのち、得られた樹脂を水に乳化させることによって自己乳化型ウレタンプレポリマーをエマルジョンとして製造することができる。得られた樹脂を水に乳化させてエマルジョンとしたのち、さらに鎖延長剤を反応させることができる。
原料としてのウレタンプレポリマーの製造の際に使用することができるポリイソシアネートとしては、イソシアネート基を2個以上有する化合物であれば特に限定されない。例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、1,4−ブタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートのような脂肪族ジイソシアネート;イソホロンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサンのような脂環族ジイソシアネート;トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネートのような芳香族ジイソシアネート;テトラメチルキシリレンジイソシアネートのような芳香族炭化水素基が脂肪族炭化水素基に結合している脂肪族ジイソシアネートが挙げられる。
耐水接着性により優れ、耐温水接着性、水中での安定性、貯蔵安定性に優れるという観点から、イソホロンジイソシアネートが好ましい。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用することができるポリオールは特に制限されない。例えば、ポリカーボネートポリオール(例えば、ヘキサンジオールから得られるもの);ポリエステルポリオール;ポリテトラメチレングリコール、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシブチレングリコールのようなポリエーテルポリオール;ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオールのようなポリオレフィンポリオール;アクリルポリオール;ポリマーポリオール;水素添加されたポリブタジエンポリオール;エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール等の低分子ポリオールが挙げられる。
耐水接着性により優れ、耐温水接着性、水中での安定性、各種被着体への密着性に優れるという観点から、ポリカーボネートポリオールが好ましい。ポリオール化合物はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
ウレタンプレポリマーの製造は、特に制限されず、従来公知の方法により製造することができる。例えば、溶剤中で、ポリオールとポリイソシアネートとをイソシアネート基がポリオールのヒドロキシ基に対して過剰となるような量で使用し、必要に応じて触媒を使用し、反応温度40〜150℃の条件下で反応させてウレタンプレポリマーを得ることができる。
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用される溶剤としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N−メチルピロリドン、ジアセトンアルコール、アセトニルアセトン、アセトンアルコール、アセトエチルアルコールのようなケトン系化合物が挙げられる。
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用される溶剤触媒としては、例えば、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズ−2−エチルへキソエート、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N−メチルモルホリン等が挙げられる。
ウレタンプレポリマーはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
自己乳化型樹脂を製造する際に使用される、親水性基および活性水素基を有する化合物としては、例えば、親水性ノニオン性基、親水性アニオン性基、親水性カチオン性基および親水性両性基からなる群から選ばれる少なくとも1種の親水性基と、ヒドロキシ基、カルボキシ基およびアミノ基からなる群から選ばれる少なくとも1種の活性水素基とを有する化合物が挙げられる。
なかでも、耐水接着性により優れ、耐温水接着性、貯蔵安定性に優れるという観点から、親水性アニオン性基を有する化合物が好ましい。
親水性アニオン性基を有する化合物としては、例えば、α−ヒドロキシプロピオン酸、ヒドロキシコハク酸、ε−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボン酸、ヒドロキシ酢酸、α−ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシステアリン酸のようなモノヒドロキシ基含有飽和脂肪酸;リシノール酸のようなモノヒドロキシ基含有不飽和脂肪酸;サリチル酸、マンデル酸のような芳香族炭化水素化合物;オレイン酸、リシノール酸、リノール酸等の不飽和脂肪酸をヒドロキシル化したヒドロキシ脂肪酸;グルタミン、アスパラギン、リジン、ジアミノプロピオン酸、オルニチン、ジアミノ安息香酸、ジアミノベンゼンスルホン酸等のジアミン型アミノ酸;グリシン、アラニン、グルタミン酸、タウリン、アミノカプロン酸、アミノ安息香酸、アミノイソフタル酸、スルファミン酸等のモノアミン型アミノ酸;2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメチロール酪酸、2,2−ジメチロール吉草酸、ジヒドロキシコハク酸のようなカルボン酸含有ポリオールが挙げられる。
なかでも、耐水接着性により優れ、耐温水接着性、汎用性に優れるという観点から、2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメチロールブタン酸が好ましい。
親水性アニオン性基を形成するための塩基性中和剤としては、例えば、エチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−フェニルジエタノールアミン、モノエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、モルホリン、N−メチルモルホリン、2−アミノ−2−エチル−1−プロパノール、ピリジン等の有機アミン類;リチウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機アルカリ類;アンモニア等が挙げられる。
なかでも、耐水接着性により優れ、耐温水接着性、初期接着性に優れるという観点から、アンモニア、トリエチルアミンが好ましい。
親水性基及び活性水素基を含有する化合物はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
自己乳化型樹脂を製造する際に使用される、ケト基および/またはアルデヒド基と不飽和結合とを有する化合物とポリアルカノールアミンとをマイケル付加反応させた反応生成物について、ケト基および/またはアルデヒド基と不飽和結合とを有する化合物としては、例えば、ダイアセトンアクリルアミドが挙げられる。
ポリアルカノールアミンとしては、例えば、ジエタノールアミン、ジプロパノールアミンのようなジアルカノールアミンが挙げられる。
マイケル付加反応は、例えば、ケト基および/またはアルデヒド基と不飽和結合とを有する化合物が有する不飽和結合に対して、ポリアルカノールアミンが有するアミノ基(例えば、イミノ基)を1.0〜1.1当量で使用し、これらを60〜100℃の条件下においてバルクで反応させる方法が挙げられる。
ケト基および/またはアルデヒド基と不飽和結合とを有する化合物とポリアルカノールアミンとをマイケル付加反応させた反応生成物としては、例えば、下記式(1)で表される化合物が挙げられる。

式(1)で表される化合物は、ダイアセトンアクリルアミドおよびジエタノールアミンとのマイケル付加反応によって得られる。
ケト基および/またはアルデヒド基と不飽和結合とを有する化合物とポリアルカノールアミンとをマイケル付加反応させた反応生成物はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
原料としてのウレタンプレポリマー、親水性基および活性水素基を有する化合物、ならびにケト基および/またはアルデヒド基と不飽和結合とを有する化合物とポリアルカノールアミンとをマイケル付加反応させた反応生成物の量は、原料としてのウレタンプレポリマーが有するイソシアネート基が、親水性基および活性水素基を有する化合物が有する活性水素基と、ケト基および/またはアルデヒド基と不飽和結合とを有する化合物とポリアルカノールアミンとをマイケル付加反応させた反応生成物が有するヒドロキシ基との合計に対して(イソシアネート基/活性水素基とヒドロキシ基の合計)、1.5〜2.0であるのが好ましい。
自己乳化型樹脂はエマルジョンとして製造することができる。自己乳化型樹脂が自己乳化型ウレタンプレポリマーである場合、例えば、ウレタンプレポリマー、親水性基および活性水素基を有する化合物、ケト基および/またはアルデヒド基と不飽和結合とを有する化合物とポリアルカノールアミンとをマイケル付加反応させた反応生成物、ならびに中和剤を反応させたのち、得られた樹脂を水に分散し乳化させることによって、自己乳化型樹脂のエマルジョンとすることができる。
得られた樹脂を水に分散し乳化させる方法は特に制限されない。例えば、従来公知のものが挙げられる。
自己乳化型樹脂を製造する際、使用することができる鎖延長剤は、特に制限されない。例えば、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−エチル−2−n−ブチル−1,3−プロパンジオール、トリメチロールプロパンのような多価アルコール;ヘキサメチレンジアミン、キシリレンジアミン、イソホロンジアミン等のポリアミン;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアミノアルコール等が挙げられる。鎖延長剤はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
自己乳化型樹脂が両末端にイソシアネート基を有する自己乳化型ウレタンプレポリマーである場合、鎖延長剤の量は、ウレタンプレポリマーが有するイソシアネート基/鎖延長が有する活性水素基=0.8〜1.2であるのが好ましい。
ヒドラジノ化合物について以下に説明する。
本発明において、ヒドラジノ化合物は架橋剤として使用される。ヒドラジノ化合物は、ケト基、アルデヒド基と反応することができる。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物に含有されるヒドラジノ化合物は、2個以上のヒドラジノ基を有する化合物であれば特に限定されない。
ヒドラジノ化合物はヒドラジノ基として例えばヒドラジド基を有することができる。
ヒドラジノ基は、例えば、酸素原子、窒素原子、硫黄原子を有することができる炭化水素基に結合することができる。炭化水素基は特に制限されない。例えば、アルキル基、鎖状の不飽和炭化水素基、脂環族炭化水素、芳香族炭化水素基、これらの組み合わせが挙げられる。炭化水素基は分岐していてもよい。
ヒドラジノ化合物としては、例えば、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、ピメリン酸ジヒドラジド、スペリン酸ジヒドラジド、アゼライン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジドのような飽和ジカルボン酸ジヒドラジド;マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジド等の不飽和ジカルボン酸ジヒドラジド;1,3−ビス(ヒドラジノカルボエチル)−5−イソプロピルヒダントインのようなヒンダトインヒドラジド;3官能以上のカルボン酸のポリヒドラジド化合物;末端に2個以上のヒドラジノ基を有する末端ヒドラジノ基含有ウレタンプレポリマーが挙げられる。
ヒドラジノ化合物は、汎用であり、水への溶解性が良好である点から、アジピン酸ジヒドラジドが好ましい。
ヒドラジノ化合物は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
ヒドラジノ基の量は、耐水接着性により優れ、耐温水接着性、耐水性に優れ、貯蔵安定性に優れるという観点から、自己乳化型樹脂が有する、ケト基のモル数、アルデヒド基のモル数、またはケト基とアルデヒド基の合計モル数の0.8〜1.5倍であるのが好ましく、1.0〜1.2倍であるのがより好ましい。
コロイダルジルコニアについて以下に説明する。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物が含有されるコロイダルジルコニアは、コロイド状の酸化ジルコニウムであれば特に制限されない。
コロイダルジルコニアの形状としては、例えば、球状、円柱状、これらが連結したものが挙げられる。耐水接着性により優れ、耐温水接着性、分散性に優れるという観点から、球状が好ましい。
コロイダルジルコニアが球状の場合、その一次平均粒子径は、耐水接着性により優れ、耐温水接着性、透明性に優れるという観点から、球状コロイダルジルコニアの平均一次粒子径は、1〜20nmであるのが好ましく、1〜10nmであるのがより好ましい。
本発明において、コロイダルジルコニアの平均一次粒子径は、動的光散乱法によって測定されたものである。
コロイダルジルコニアはその製造について特に制限されない。
コロイダルジルコニアの製造において、例えば、ジルコニアはナトリウム中和、アンモニア中和、第三級アミンまたはその塩によって中和することができる。耐水接着性により優れ、耐温水接着性に優れるという観点から、アンモニア中和、第三級アミンまたはその塩による中和が好ましい。
コロイダルジルコニアは、水に分散することができるのが好ましい態様の1つとして挙げられる。
コロイダルジルコニアの形態としては、例えば、水分散タイプのジルコニアゾルが挙げられる。
コロイダルジルコニアはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明において、コロイダルジルコニアの量(固形分量)は、耐水接着性により優れ、耐温水接着性、透明性に優れるという観点から、自己乳化型樹脂(固形分)100質量部に対して、5〜200質量部であるのが好ましく、20〜100質量部であるのがより好ましい。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物は、さらに、ポリカルボジイミド化合物および/またはオキサゾリン化合物を含有することができる。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物がさらにポリカルボジイミド化合物および/またはオキサゾリン化合物を含有する場合、耐水接着性により優れ、耐温水接着性に優れるという観点から好ましい。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物が含有することができるポリカルボジイミド化合物は、1分子内に2個上のカルボジイミド基(−N=C=N−)を有する化合物であれば特に制限されない。
ポリカルボジイミド化合物はその製造について特に制限されず、例えば、2分子以上のポリイソシアネート化合物とカルボジイミド化触媒とを用いて、2個のイソシアネート基を脱炭酸反応させて−N=C=N−を形成させる方法によって製造することができる。ポリカルボジイミド化合物の製造の際に使用されるポリイソシアネート化合物およびカルボジイミド化触媒は特に制限されない。ポリイソシアネート化合物およびカルボジイミド化触媒は、例えば、従来公知のものを使用することができる。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物がさらに含有することができるオキサゾリン化合物は、1分子中に2個以上のオキサゾリン環を有する化合物であれば特に限定されない。オキサゾリン化合物としては、例えば、低分子量のものまたはオキサゾリン環を含有する重合体(以下「オキサゾリン環含有重合体」という。)が挙げられる。
低分子量のオキサゾリン化合物としては、例えば、2,2′−ビス−(2−オキサゾリン)、2,2′−メチレン−ビス−(2−オキサゾリン)、2,2′−エチレン−ビス−(2−オキサゾリン)、2,2′−トリメチレン−ビス−(2−オキサゾリン)が挙げられる。
オキサゾリン環含有重合体は、付加重合性オキサゾリンを重合されることにより得られる重合体であれば特に制限されない。オキサゾリン環含有重合体は、例えば、付加重合性オキサゾリンと、付加重合性オキサゾリンと共重合可能な単量体および/または親水性単量体とを重合させることにより得ることができる。
ポリカルボジイミド化合物、オキサゾリン化合物は、水溶性、水希釈性または水分散性であることが好ましく、水分散性であることがより好ましい。
また、ポリカルボジイミド化合物、オキサゾリン化合物は、水中でエマルジョンとなっているのが好ましい態様の1つとして挙げられる。
ポリカルボジイミド化合物、オキサゾリン化合物の製造方法は特に制限されない。例えば、従来公知のものが挙げられる。
ポリカルボジイミド化合物、オキサゾリン化合物は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明において、ポリカルボジイミド化合物が有するカルボジイミド基の量、オキサゾリン化合物が有するオキサゾリン環の量、またはカルボジイミド基およびオキサゾリン環の合計の量は、耐水接着性により優れ、耐温水接着性、貯蔵安定性に優れるという観点から、自己乳化型樹脂が有するカルボキシ基に対して、0.8〜1.2当量であるのが好ましい。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物は、自己乳化型樹脂、ヒドラジノ化合物、コロイダルジルコニア、ポリカルボジイミド化合物、オキサゾリン化合物以外に、本発明の目的、効果を損なわない範囲で、必要に応じてさらに添加剤を含有することができる。添加剤としては、例えば、タッキファイヤー、充填剤、顔料、ブロッキング防止剤、分散安定剤、揺変剤、粘度調節剤、レベリング剤、ゲル化防止剤、光安定剤、老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、補強材、難燃剤、触媒、消泡剤、増粘剤、分散剤、界面活性剤、有機溶剤が挙げられる。添加剤の量は、特に制限されない。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物はその製造について特に制限されない。例えば、自己乳化型樹脂のエマルジョンと、ヒドラジノ化合物と、コロイダルジルコニアと、必要に応じて使用することができる、ポリカルボジイミド化合物および/またはオキサゾリン化合物と、添加剤とを混合することによって製造する方法が挙げられる。
本発明のセットについて以下に説明する。
本発明のセットは、
ウレタンプレポリマーもしくはアクリル樹脂と、ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方とヒドロキシ基とを有する炭化水素化合物と、を少なくとも含有するシーリング材組成物、または
ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するウレタンプレポリマー、またはケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するアクリル樹脂を、少なくとも含有するシーリング材組成物と、
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物とを有する、シーリング材組成物とシーリング材用水系プライマー組成物とのセットである。
本発明のセットに使用されるシーリング材組成物としては、例えば、
ウレタンプレポリマーもしくはアクリル樹脂と、ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方とヒドロキシ基とを有する炭化水素化合物と、を少なくとも含有するシーリング材組成物、
ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するウレタンプレポリマーを、少なくとも含有するシーリング材組成物、
ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するアクリル樹脂を、少なくとも含有するシーリング材組成物が挙げられる。
シーリング材組成物が含有することができるウレタンプレポリマーは、特に制限されない。例えば、ポリイソシアネートとポリオールとを反応させることによって得られるものが挙げられる。ポリイソシアネート、ポリオールはそれぞれ上記と同様のものが挙げられる。
ウレタンプレポリマーはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
シーリング材組成物が含有することができるアクリル樹脂は、特に制限されない。例えば、従来公知のものが挙げられる。なお、本発明において、アクリル樹脂は、アクリル樹脂またはメタクリル樹脂を意味するものとする。また、アクリル樹脂はアクリルウレタン樹脂を含むものとする。
アクリル樹脂は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
シーリング材組成物が含有することができる、ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するウレタンプレポリマーは、特に制限されない。例えば、ポリイソシアネートと以下に説明する炭化水素化合物Aを少なくとも含むポリオールとを反応させることによって得られるものが挙げられる。
ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するウレタンプレポリマーは、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
シーリング材組成物に含有することができる、ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するアクリル樹脂は特に制限されない。例えば、従来公知のものが挙げられる。
ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するアクリル樹脂は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方とヒドロキシ基とを有する炭化水素化合物について以下に説明する。なお、「ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方とヒドロキシ基とを有する炭化水素化合物」を以下「炭化水素化合物A」ということがある。
本発明において、炭化水素化合物Aは接着付与剤として使用される。
炭化水素化合物Aが有するケト基は、本発明のシーリング材用水系プライマー組成物におけるケト基と同様である。
脂肪族炭化水素基は、その炭素原子数が1〜10であるのが好ましい。例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基が挙げられる。
炭化水素化合物Aが有するアルデヒド基は、本発明のシーリング材用水系プライマー組成物におけるアルデヒド基と同様である。
炭化水素化合物Aは、ケト基および/またはアルデヒド基を1個または2個以上有する。耐水接着性により優れ、耐温水接着性、作業性、耐水性に優れ、貯蔵安定性に優れるという観点から、炭化水素化合物Aが有するケト基および/またはアルデヒド基は、1〜5個であるのが好ましく、1〜2個であるのがより好ましい。
炭化水素化合物Aは、ヒドロキシ基を1個または2個以上有する。炭化水素化合物Aはヒドロキシ基を有することによってウレタンプレポリマーと反応することができる。
耐水接着性により優れ、耐温水接着性、作業性、耐水性に優れ、物性に優れるという観点から、炭化水素化合物Aが有するヒドロキシ基は、1〜5個であるのが好ましく、1〜3個であるのがより好ましい。
ヒドロキシ基は、炭化水素化合物Aが有する炭化水素基に結合することができる。
炭化水素化合物Aとしては、例えば、ケト基および/またはアルデヒド基と不飽和結合とを有する化合物と、ポリアルカノールアミンとをマイケル付加反応させた反応生成物が挙げられる。
ケト基は、カルボニル基が2個の炭化水素基に結合している。炭化水素基は上記と同義である。
不飽和結合はケト基が有する炭化水素基に結合することができる。不飽和結合とケト基とを有する基としては、例えば、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基が挙げられる。
ケト基と不飽和結合とを有する化合物としては、例えば、ケト基を有するアクリルアミドが挙げられる。ケト基を有するアクリルアミドとしては、例えば、ダイアセトンアクリルアミドが挙げられる。
アルデヒド基と不飽和結合とを有する化合物としては、例えば、アクロレインが挙げられる。
ポリアルカノールアミンとしては、例えば、ジエタノールアミン、ジプロパノールアミンのようなジアルカノールアミンが挙げられる。
炭化水素化合物Aの製造方法としては、例えば、ケト基および/またはアルデヒド基と不飽和結合を有する化合物が有する不飽和結合に対して、ポリアルカノールアミンが有するアミノ基(例えば、イミノ基)を1.0〜1.1当量で使用し、これらを40〜100℃の条件下においてバルクでマイケル付加反応させる方法が挙げられる。
炭化水素化合物Aとしては、例えば、下記式(1)で表される化合物が挙げられる。

炭化水素化合物Aはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
炭化水素化合物Aの量は、耐水接着性により優れ、耐温水接着性、物性に優れるという観点から、ウレタンプレポリマーの量、アクリル樹脂の量、またはウレタンプレポリマーとアクリル樹脂との合計の量100質量部に対して、0.01〜10質量部であるのが好ましく、0.1〜5質量部であるのがより好ましい。
本発明においてシーリング材組成物は、硬度発現性に優れるという観点から、さらに硬化剤を含有することができる。シーリング材組成物が2成分形の場合、硬化剤は貯蔵安定性に優れるという観点から第2液に含まれるのが好ましい。
シーリング材組成物がウレタンプレポリマー、またはケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するウレタンプレポリマーを含有する場合、硬化剤は、イソシアネート基と反応できるものであれば特に制限されない。例えば、ヒドロキシ基、アミノ基、メルカプト基等のイソシアネート基と反応可能な官能基を有する化合物が挙げられる。好ましくはヒドロキシ基を有する化合物が挙げられる。
ヒドロキシ基を有する化合物は特に制限されない。上記のポリオールと同様のものが挙げられる。なかでも、ポリプロピレングリコール(PPG)のようなジオール;ポリオキシプロピレントリオールのようなトリオールが好ましい。
硬化剤はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
硬化剤を使用する場合、硬化剤の官能基および炭化水素化合物Aのヒドロキシ基の合計モル数は、ウレタンプレポリマーのイソシアネート基のイソシアネート基1モル、またはケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するウレタンプレポリマーのイソシアネート基1モルに対して、1.2〜2.0モルであるのが好ましく、1.5〜1.8モルであるのがより好ましい。
シーリング材組成物は、ウレタンプレポリマー、アクリル樹脂、炭化水素化合物A、ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するウレタンプレポリマー、ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するアクリル樹脂、硬化剤以外に、本発明の目的、効果を損なわない範囲で、必要に応じてさらに添加剤を含有することができる。添加剤としては、例えば、充填剤、接着付与剤、顔料、ブロッキング防止剤、分散安定剤、揺変剤、粘度調節剤、レベリング剤、ゲル化防止剤、光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、補強材、触媒、消泡剤、増粘剤、分散剤、界面活性剤、有機溶剤が挙げられる。添加剤の量は、特に制限されない。
シーリング材組成物はその製造について特に制限されない。
本発明において、シーリング材組成物は、1成分形、または2成分形とすることができる。
シーリング材組成物が、ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するウレタンプレポリマー、またはケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するアクリル樹脂を含有する場合、ここにさらに必要に応じて使用することができる添加剤を混合して1成分形とすることができる。
また、シーリング材組成物が、ウレタンプレポリマーもしくはアクリル樹脂と、炭化水素化合物Aと、を含有する場合、ウレタンプレポリマーもしくはアクリル樹脂と必要に応じて使用することができる添加剤とを混合して第1液とし、炭化水素化合物Aと必要に応じて使用することができる、硬化剤と添加剤とを混合して第2液とすることができる。
本発明のセットは、例えば、シーリング材(例えば、建築用)、接着剤として使用することができる。
本発明のセットを適用することができる部材(被着体)としては、例えば、ガラス;アルミニウム、陽極酸化アルミニウム、鉄、亜鉛鋼板、銅、ステンレスのような各種金属;モルタルや石材のような多孔質部材;フッ素電着、アクリル電着やフッ素塗装、ウレタン塗装、アクリルウレタン塗装された部材;シリコーン系、変成シリコーン系、ウレタン系、ポリサルファイド系、ポリイソブチレン系のようなシーリング材の硬化物;塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂;NBR、EPDMのようなゴム類が挙げられる。
次に本発明のシーリング材について以下に説明する。
本発明のシーリング材は、
第1の部材と第2の部材との間を本発明のセットを用いてシールするシーリング材である。
本発明のシーリング材において使用されるシーリング材組成物とシーリング材用水系プライマー組成物とのセットは、本発明のセットであれば特に制限されない。
また、本発明のシーリング材に使用される部材は、特に制限されない。例えば、上記と同様のものが挙げられる。
本発明のシーリング材の製造方法としては、例えば、隙間を開けて隣あう少なくとも2つの部材間において、第1の部材の側面および第2の部材の側面にシーリング材用水系プライマー組成物を塗布するプライマー塗布工程と、前記隙間にシーリング材組成物を充填するシーリング材充填工程と、シーリング材組成物を養生させる硬化工程とを有する方法(以下この方法を「方法1」ということがある。)が挙げられる。
なお、方法1において、プライマー塗布工程とシーリング材充填工程との間に、必要に応じてプライマー乾燥工程を設けることができる。
プライマー塗布工程では、隙間を開けて隣あう少なくとも2つの部材間において、第1の部材の側面および第2の部材の側面にシーリング材用水系プライマー組成物を塗布する。なお、対向する、第1の部材の側面と第2の部材の側面に、シーリング材用水系プライマー組成物を少なくとも塗布する。
シーリング材用水系プライマー組成物は、本発明のシーリング材用水系プライマー組成物であれば特に制限されない。
シーリング材用水系プライマー組成物を塗布する方法は特に制限されない。
プライマー塗布工程のあと、シーリング材充填工程の前に、必要に応じてプライマー乾燥工程を設けることができる。
プライマー乾燥工程における乾燥温度は5〜100℃とすることができる。乾燥方法は特に制限されない。
プライマー塗布工程またはプライマー乾燥工程の後、シーリング材充填工程において、隙間(第1の部材と第2の部材との間)にシーリング材組成物を充填する。
シーリング材充填工程において使用されるシーリング材組成物は、本発明のセットが有するシーリング材組成物であれば特に制限されない。
シーリング材組成物を充填する方法は特に制限されない。
シーリング材充填工程の後、硬化工程において、シーリング材組成物が充填された部材を養生させる。
硬化工程において、シーリング材組成物、シーリング材用水系プライマー組成物を乾燥させることによって、シーリング材組成物、シーリング材用水系プライマー組成物を硬化させることができる。
硬化工程における乾燥温度は、5〜50℃であるのが好ましい。乾燥方法は特に制限されない。
以上の工程によって本発明のシーリング材を得ることができる。
以下に、実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されない。
1.式(1)で表される、ケト基とヒドロキシ基とを有する炭化水素化合物
ダイアセトンアクリルアミド(日本化成社製)100質量部に対して、ジエタノールアミン55.9質量部を添加し、90℃で48時間加熱撹拌してダイアセトンアクリルアミドとジエタノールアミンとをマイケル付加反応させて、下記式(1)で表される化合物(分子量274.4)を得た。
2.自己乳化型樹脂の製造
1,6−ヘキサンジオールのカーボネートポリオール(ラベカーブ105、ミテックス社製)100質量部に、イソホロンジイソシアネート(IPDI、三井ポリウレタン社製)35.7質量部およびメチルエチルケトン(モービル石油社製)38質量部を添加し、75〜80℃で100分間反応させた。このときの遊離イソシアネート基含有量(固形分換算)は4.90質量%であった。
次に、反応系の温度を50〜55℃にして、ジメチロールプロピオン酸(広栄パーストープ社製)6.0質量部、上記で得られた式(1)で表される、ケト基とヒドロキシ基とを有する炭化水素化合物13.2質量部および中和剤としてのトリエチルアミン2.4質量部を添加して、75〜80℃で180分間反応させた。
混合液を撹拌しながら水で希釈した後、鎖延長剤としてのIPDI(住化バイエルウレタン社製)を1.9質量部添加して末端イソシアネート基をアミン伸長した。
その後、メチルエチルケトンを留去して自己乳化型ウレタン樹脂のエマルジョンを得た。エマルジョン中の自己乳化型ウレタン樹脂の固形分は35質量%であった。
得られた自己乳化型ウレタン樹脂は、両末端にイソシアネート基を有し、側鎖に、式(3)で表されるケト基とトリエチルアミンで中和されたカルボキシ基(親水性基)とを有し、主鎖がポリウレタンであった。

自己乳化型ウレタン樹脂の軟化点は、80℃以上であった。
3.シーリング材組成物、シーリング材用水系プライマー組成物の製造
第1表に示す成分を、第1表に示す量(単位は質量部)で混合し、シーリング材組成物およびシーリング材用水系プライマー組成物をそれぞれ製造した。
4.試験体の作製
被着体として、縦5cm、横5cm、厚さ3mmの陽極酸化アルミ(TP技研社製)1枚、または縦5cm、横5cm、厚さ10mmのモルタル1枚を用いた。
上記のようにして得られたシーリング材用水系プライマー組成物を塗布量50g/m2で、1枚の被着体の片面の全面に刷毛を用いて塗布し、20℃の条件下で60分間乾燥させた。次いで、プライマーの上にシーリング材組成物を塗布量500g/m2でピール状に塗布したのち、シーリング材組成物を塗布した被着体を20℃、65%RHの条件下に3日間おいて硬化させてピール試験体を作製した。
5.評価
得られた試験体について、以下に示す方法で接着性を評価した。結果を第1表に示す。
(1)初期接着性
上記のようにして得られた試験体を、ナイフカットによる手はく離試験(はく離の角度30°)を行い、破壊状況を評価した。
(2)耐水接着性
得られた試験体を20℃の水中に7日間または14日間置く耐水試験を行い、耐水試験後、ナイフカットによる手はく離試験(はく離の角度30°)を行い、破壊状況を評価した。
(3)耐温水接着性
得られた試験体を50℃の水中に7日間または14日間置く耐温水試験を行い、耐水試験後、ナイフカットによる手はく離試験(はく離の角度30°)を行い、破壊状況を評価した。
(4)評価基準
接着性の評価基準について、CFはシーリング材層の凝集破壊、TCFは薄層破壊(プライマーが被着体との界面で部分的に界面破壊している状態)、AFはプライマー層とシーリング材層との界面破壊であることを示す。
第1表に示されている、シーリング材組成物に使用された各成分の詳細は、以下のとおりである。
・主剤:商品名UH−01NB主剤、横浜ゴム社製、ウレタンプレポリマーを含有する。
・硬化剤:商品名UH−01NB硬化剤、横浜ゴム社製、硬化剤として触媒を含有する
・接着付与剤:上記のようにして得た、式(1)で表される、ケト基とヒドロキシ基とを有する炭化水素化合物
第1表に示されている、シーリング材用水系プライマー組成物に使用された各成分の詳細は、以下のとおりである。なお、第1表中のコロイダルジルコニアは、ジルコニアの正味の量である。
・自己乳化型樹脂:上述のようにして得た自己乳化型ポリウレタン樹脂。第1表中の自己乳化型樹脂の量は、自己乳化型樹脂固形分の量である。
・ヒドラジノ化合物:アジピン酸ジヒドラジド(8質量%水溶液、日本化成社製)第1表中のヒドラジノ化合物の量は、アジピン酸ジヒドラジドの正味の量である。
・コロイダルジルコニア:平均一次粒子径6〜9nmの球状コロイダルジルコニア(ZR−30BH、日産化学社製、固形分30質量%、トリメチルアンモニウムハライド中和タイプ、水分散タイプのアルカリ性ジルコニアゾル)
・ポリカルボジイミド:カルボジイミド基を2個以上有する化合物(40質量%水溶液、商品名カルボジライトE−01、日清紡社製)。第1表においてポリカルボジイミド(ポリカルボジイミド化合物)の量は、カルボジイミド基を2個以上有する化合物の正味の量である。
第1表に示す結果から明らかなように、コロイダルジルコニアを含有しない比較例1は被着体に対する、耐水接着性、耐温水接着性に劣った。
これに対して実施例1は被着体に対する、耐水接着性、耐温水接着性に優れる。
本発明のシーリング材用水系プライマー組成物は有機溶剤を配合していないため環境負荷を低減することができる。

Claims (7)

  1. ケト基と親水性基とを有する自己乳化型樹脂と、
    ヒドラジノ基を2個以上有するヒドラジノ化合物と、
    コロイダルジルコニアとを含有し、
    前記自己乳化型樹脂が有する前記ケト基が、下記式(3)で表されるケト基であり、
    前記自己乳化型樹脂が有する前記親水性基が、親水性アニオン性基であり、
    前記自己乳化型樹脂の主鎖がポリウレタンであり、
    前記ヒドラジノ化合物は、アジピン酸ジヒドラジドであり、
    前記コロイダルジルコニアの量が、前記自己乳化型樹脂(固形分)100質量部に対して、5〜200質量部であるシーリング材用水系プライマー組成物。
  2. 前記自己乳化型樹脂が、ウレタンプレポリマーと、親水性基および活性水素基を有する化合物と、下記式(1)で表される化合物とを反応させることによって得られる請求項1に記載のシーリング材用水系プライマー組成物。
  3. 前記式(1)で表される化合物が、ダイアセトンアクリルアミドおよびジエタノールアミンとのマイケル付加反応によって得られる請求項2に記載のシーリング材用水系プライマー組成物。
  4. 前記コロイダルジルコニアが、一次平均粒子径1〜20nmの球状コロイダルジルコニアである請求項1〜のいずれかに記載のシーリング材用プライマー組成物。
  5. さらに、ポリカルボジイミド化合物および/またはオキサゾリン化合物を含有する請求項1〜のいずれかに記載のシーリング材用水系プライマー組成物。
  6. ウレタンプレポリマーもしくはアクリル樹脂と、ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方とヒドロキシ基とを有する炭化水素化合物と、を少なくとも含有するシーリング材組成物、または
    ケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するウレタンプレポリマー、またはケト基およびアルデヒド基のうち少なくとも一方もしくは両方を有するアクリル樹脂を、少なくとも含有するシーリング材組成物と、
    請求項1〜のいずれかに記載のシーリング材用水系プライマー組成物とを有する、シーリング材組成物とシーリング材用水系プライマー組成物とのセット。
  7. 第1の部材と第2の部材との間を請求項に記載のセットを用いてシールするシーリング材。
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