JP5458674B2 - 移動体用スペクトル測定装置 - Google Patents
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請求項1に記載の発明は、波長情報と光強度情報とを測定可能なスペクトルセンサを移動体に搭載し、このスペクトルセンサにて検出される観測光のスペクトルデータに基づいて移動体周辺の測定対象を識別する移動体用スペクトル測定装置であって、前記スペクト
ルセンサは、スリットの走査により順次取り込まれる光像を波長毎に分光しつつ撮像素子に受光させることによってスペクトルデータを取得するものであり、前記移動体には、その環境情報及び運転操作を含む運転者情報の少なくとも一方に基づいて前記スリットの走査領域を制御するスリット走査制御器が設けられてなり、前記スリット走査制御器は、前記スリットの走査領域の制御として、前記走査領域において取得されるスペクトルデータの取得順序を可変とする制御を実行することを要旨とする。
この発明は、上記構成によるように、上記スペクトルセンサが搭載される移動体として自動車に適用して特に有効であり、上記構成によって、移動体の移動を支援する上で必要となる情報の適切な取得が可能となる。
図1に本発明にかかる移動体用スペクトル測定装置を具現化した第1の実施の形態についてその概略構成を示す。
図7に示すように、スリット102の走査領域の制御が開始されると、まず、スペクトルセンサ100の検出帯域及び分解能の初期化が実行される(ステップS100)。そして、環境情報及び運転操作を含む運転者情報の現時点での情報レベルが取得されると、スペクトルセンサ100による観測光の検出に基づき測定対象のスペクトルデータが取得される(ステップS101、S102)。
が存在するか否か、また、信号機が存在するか否か、新しい検出領域が存在するか否か等の緊急情報の有無が判定される(ステップS104)。こうして、スリット走査算出器150では、緊急情報の存在が確認されるまでスペクトルセンサ100の検出に基づく環境情報の取得が実行される(ステップS102〜ステップS104)。
(1)スリット102の走査開始位置及び走査方向を、車両の環境情報に応じて設定することとした。これにより、これら走査開始位置及び走査方向に応じてスペクトルデータを順次取得することが可能となり、測定対象を識別する上で必要とされるスペクトルデータの適切な取得が可能となる。
以下、本発明にかかる移動体用スペクトルセンサ測定装置にかかる第2の実施の形態を図8及び図9を参照して説明する。なお、この第2の実施の形態は、スリット102の走査領域の制御を、上記操作・運転者情報取得装置140によって取得される運転操作を含む運転者情報のうちのステアリングの操舵角情報に基づき行うものであり、その基本的な構成は先の第1の実施の形態と共通になっている。
る環境情報が優先して取得されるようになる。
図9に示すように、スリット102の走査領域の制御が開始されると、まず、スペクトルセンサ100の検出帯域及び分解能の初期化が実行される(ステップS200)。そして、環境情報及び運転操作を含む運転者情報の現時点での情報レベルが取得される(ステップS201)。ここで、例えば各情報のうちステアリングSTの操舵角情報がスリット102の走査領域を設定する上で最も有用であると判断された場合、このステアリングSTの操舵角情報がスリット102の走査領域を設定するために必要な情報として取得される(ステップS202)。こうして操舵角情報が取得されると、この操舵角情報に基づいてステアリングSTが切られた側が新たな環境情報が検出される部位として特定される(ステップS203)。そして、この特定されたスリット走査領域に応じて、まず、スリット102を左端及び右端のうちいずれの位置から開始するか否かの設定が行われる(ステップS204)。こうしてスリット102の走査開始位置が設定されると、同じく上記特定されたスリット走査領域に応じてスリット102の走査方向が設定される(ステップS205)。そしてこれにより、新たに検出される測定対象のスペクトルデータが優先して取得されるようになる。
(1)スリット102の走査開始位置及び走査方向を、ステアリングSTの操舵角情報に基づいて設定することとした。これにより、これら走査開始位置及び走査方向に応じてスペクトルデータを順次取得することが可能となり、測定対象を識別する上で必要とされるスペクトルデータの適切な取得が可能となる。
以下、本発明にかかる移動体用スペクトルセンサ測定装置にかかる第3の実施の形態を図10及び図11を参照して説明する。なお、この第3の実施の形態は、走査開始位置及び走査方向の設定に併せて走査終了位置の設定を行うことにより、スリット102の走査領域の限定的な制御を行うものである。
ら走査終了位置の間で制限されるようになり、スペクトルデータ処理部110には、環境情報の識別を行う上で必要最低限のスペクトルデータが取り込まれるようになる。
図11に示すように、スリット102の走査領域の制御が開始されると、まず、スペクトルセンサ100の検出帯域及び分解能の初期化が実行される(ステップS300)。そして、環境情報及び運転操作を含む運転者情報の現時点での情報レベルが取得されると、スペクトルセンサ100による観測光の検出に基づき測定対象のスペクトルデータが取得される(ステップS301、S302)。
なお、上記実施の形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・上記第1の実施の形態では、緊急性の高い環境情報が優先して取得される態様でスリット102の走査領域を制御することとしたが、スペクトルセンサ100によって検出される環境情報に基づきスリット102の走査領域を制御するものであればよく、上記緊急性の優先度の設定を割愛するようにしてもよい。
によって観測光の光像を取り込むことも可能である。これにより、スリット102の走査領域の制御の自由度が高められるようになり、ひいては、より限定的なスリットの走査領域の設定が可能ともなる。
Claims (10)
- 波長情報と光強度情報とを測定可能なスペクトルセンサを移動体に搭載し、このスペクトルセンサにて検出される観測光のスペクトルデータに基づいて移動体周辺の測定対象を識別する移動体用スペクトル測定装置であって、
前記スペクトルセンサは、スリットの走査により順次取り込まれる光像を波長毎に分光しつつ撮像素子に受光させることによってスペクトルデータを取得するものであり、
前記移動体には、その環境情報及び運転操作を含む運転者情報の少なくとも一方に基づいて前記スリットの走査領域を制御するスリット走査制御器が設けられてなり、
前記スリット走査制御器は、前記スリットの走査領域の制御として、前記走査領域において取得されるスペクトルデータの取得順序を可変とする制御を実行する
ことを特徴とする移動体用スペクトル測定装置。 - 前記スリット走査制御器によって制御される前記スリットの走査領域が、同スリットの走査開始位置及び走査方向の設定である
請求項1に記載の移動体用スペクトル測定装置。 - 前記スリット走査制御器によって制御される前記スリットの走査領域が、同スリットの走査終了位置の設定を更に含む
請求項2に記載の移動体用スペクトル測定装置。 - 前記スリット走査制御器は、取得される環境情報及び運転操作を含む運転者情報から推定される緊急性の高い測定対象を優先して識別し得る態様で前記スリットの走査領域を制御する
請求項2または3に記載の移動体用スペクトル測定装置。 - 前記移動体は操舵用のステアリングを備えており、前記運転操作を含む運転者情報はこのステアリングに設けられた舵角センサにより検出されるステアリングの操舵角情報である
請求項4に記載の移動体用スペクトル測定装置。 - 前記移動体には運転者の顔の向きを検出する顔方向検出センサが設けられており、前記運転操作を含む運転者情報はこの顔方向検出センサにより検出される運転者の顔の向きを示す情報である
請求項4または5に記載の移動体用スペクトル測定装置。 - 前記移動体には運転者の視線の方向を検出する視線検出センサが設けられており、前記運転操作を含む運転者情報はこの視線検出センサにより検出される運転者の視線の方向を示す情報である
請求項4〜6のいずれか一項に記載の移動体用スペクトル測定装置。 - 前記移動体の環境情報は、その都度のスペクトルデータに基づき識別される測定対象の状態として取得される
請求項1〜7のいずれか一項に記載の移動体用スペクトル測定装置。 - 前記移動体の環境情報は、ナビゲーションから得られる移動体の位置情報に基づき、測定対象の出現確率もしくは出現方向の可能性として取得される
請求項1〜7のいずれか一項に記載の移動体用スペクトル測定装置。 - 前記移動体が路面を走行する自動車である
請求項1〜9のいずれか一項に記載の移動体用スペクトル測定装置。
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