以下、本発明の実施形態について図1〜図7を用いて説明する。本発明に係る車両システムは、車両Cに搭載される車載装置1およびユーザに携行される携帯機2を含んで構成されており、携帯機2が車両C周囲の無線通信エリア内に入ったときに車両ドアのアンロック等の制御を実行するいわゆるスマートエントリー機能、および携帯機2が有するプッシュスイッチ26・27の操作に応じて車両ドアのロックやアンロック等の制御を実行するいわゆるリモートキーレスエントリー機能を有する。
まず、図1を用いて、車載装置1の概略的な構成について説明を行う。図1は、車載装置1の概略的な構成を示すブロック図である。図1に示すように車載装置1は、制御部11、LF送信部12、UHF受信部13、エンジンスイッチ14、ドアアンテナ15a、室内アンテナ15b、バックドア外アンテナ15c、メータコンピュータ16、エンジンコンピュータ17、車載ナビゲーション装置(以下、ナビ装置)18、およびBluetooth(登録商標)通信部19を備えている。
制御部11は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM、I/O等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。例えば、制御部11は、前述のスマートエントリー機能やリモートキーレスエントリー機能に関する処理を実行する。また、制御部11は、後述する収集転送処理を実行する。なお、収集転送処理の詳細については後述する。
LF送信部12は、LFアンテナを有しており、このLFアンテナを介して携帯機2にLF帯(例えば30kHz〜300kHz)の電波にて信号(情報)を送信する。LF送信部12から送信される信号は、車両Cの4箇所に配置されるドアアンテナ15a、室内アンテナ15b、およびバックドア外アンテナ15cを介して、それぞれ限られた通信エリア内に対してのみ到達する。
UHF受信部13は、UHFアンテナを有しており、UHF帯(例えば300MHz〜3GHz)の電波にて携帯機2から送信されてくる信号(情報)をUHFアンテナで受信する。また、UHF受信部13は、制御部11に接続されており、UHFアンテナで受信した信号を制御部11に出力する。
エンジンスイッチ14は、図示しない車載エンジンを動作開始するべくユーザが操作するためのプッシュスイッチであり、制御部11に接続されている。エンジンスイッチ14は、ユーザによって操作されると、その旨を示す電気信号を制御部11に出力する。制御部11は、この電気信号に基づいて、「IG−ON(車載エンジンの動作開始)」、「ACC(アクセサリ)」および「IG−OFF(車載エンジンの動作停止)」の中から車両Cの状態を制御する。エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されると、制御部11によって制御されることにより、車載エンジンは動作開始し、車載装置1を含む各種車載機器は図示しない車載バッテリから電源が供給されて動作可能となる。ユーザによってエンジンスイッチ14が「ACC」に設定されると、制御部11によって制御されることにより、車載エンジンは動作停止し、各種車載機器は図示しない車載バッテリから電源が供給されて動作可能となる。ユーザによってエンジンスイッチ14が「IG−OFF」に設定されると、制御部11によって制御されることにより、車載エンジンは動作停止し、各種車載機器も図示しない車載バッテリから電源が供給されなくなるため動作停止する。
メータコンピュータ16は、インストルメントパネルに設置されたメータやインジケータランプやモニタの制御を総合的に行うためのコンピュータである。また、メータコンピュータ16は、ユーザによってエンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されている間、車載バッテリから電源が供給され、車両Cに取り付けられた各種センサから逐次得られた各種情報をもとに、メータやモニタへの表示やインジケータランプの点消灯の制御を行う。
メータコンピュータ16は、車速センサや車輪速センサから例えば0.5〜1秒程度おきに得られた車両Cの速度の情報(以下、車速情報)を、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されている間、制御部11に出力し続ける。また、メータコンピュータ16は、インストルメントパネルに設けられるエコドライブインジケータランプ(以下、エコインジケータ)の例えば0.5〜1秒程度おきの点消灯の状態の情報(以下、点消灯情報)も、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されている間、制御部11に出力し続ける。ここで言うところのエコインジケータとは、ドライバーのアクセル操作等をモニタし、メータコンピュータ16で所定の値よりも燃費効率の高い運転をしていると判断した場合に点灯されるものである。よって、メータコンピュータ16は、請求項の省燃費運転推奨装置として機能する。なお、エコインジケータの点消灯の制御については周知の方法を用いる構成とすればよい。
また、メータコンピュータ16は、リセットによって区切られた走行区間のトリップメータの値(つまり、リセットによって区切られた走行区間の走行距離の値)の情報を得て、制御部11に出力する。よって、メータコンピュータ16は、請求項の走行距離検出装置としても機能する。なお、制御部11に出力するトリップメータの値を、リセットしてからドライバーの降車時(降車直前や降車したとき)までの走行区間のトリップメータの値とする構成としてもよい。なお、ドライバーが降車直前や降車したことは、車両Cの内部からドアロックの解除が行われたことの検出やドライバー席のドアの開閉状態の検出や着座センサでのドライバー席からの退去の検出など、ドライバーが降車直前や降車したことを検出する周知の方法によって検出する構成とすればよい。また、メータコンピュータ16は、上述の走行区間における燃料消費量の情報(燃料消費量情報)を得て、制御部11に出力する。よって、メータコンピュータ16は、請求項の燃料消費量測定装置としても機能する。なお、燃料消費量については、例えば燃料配管に流量センサを取り付けて実際の流量を測ることによって得るなど、周知の方法によって得る構成とすればよい。
さらに、メータコンピュータ16では、数秒程度おきに得られた車両Cの瞬間燃料消費量の情報を、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されている間、制御部11に出力し続ける。なお、瞬間燃料消費量については、例えば燃料調節部材(コントロールラック)の位置に検出センサを取り付けることによって実際の燃料噴射量を検出し、この燃料噴射量とその時のエンジン回転数および気筒数とを用いて瞬間的な燃料消費量を算出して得るなど、周知の方法によって得る構成とすればよい。また、メータコンピュータ16では、数秒程度おきに得られた車両Cの瞬間燃費の情報を、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されている間、制御部11に出力し続ける。なお、瞬間燃費については、例えば一秒間の燃料噴射量とその間の走行距離とをもとに算出して得るなど、周知の方法によって得る構成とすればよい。よって、メータコンピュータ16は、請求項の瞬間燃費検出装置としても機能する。
エンジンコンピュータ17は、エンジン運転における電気的な制御を総合的に行うためのコンピュータである。また、エンジンコンピュータ17も、ユーザによってエンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されている間、車載バッテリから電源が供給され、車両Cに取り付けられた各種センサから逐次得られた各種情報をもとに、エンジン運転における電気的な制御を行う。
エンジンコンピュータ17は、スロットル開度センサから例えば0.5〜1秒程度おきに得られた車両Cのスロットル開度の情報(以下、スロットル開度情報)を、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されている間、制御部11に出力し続ける。また、エンジンコンピュータ17は、ブレーキスイッチから例えば0.5〜1秒程度おきに得られた車両Cのブレーキ踏み込み操作状態の情報(以下、ブレーキ操作状態情報)を、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されている間、制御部11に出力し続ける。
なお、本実施形態では、スロットル開度やブレーキ踏み込み操作状態の情報を、エンジンコンピュータ17から制御部11に出力する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、スロットル開度の情報をスロットル開度センサから制御部11に出力する構成としてもよいし、ブレーキ踏み込み操作状態の情報をブレーキスイッチから制御部11に出力する構成としてもよい。
ナビ装置18は、測位用の人工衛星からの測位信号を利用して、車両Cの現在位置、車両Cの進行方向、および目標地点までの距離や道のりなどを算出する周知のナビゲーション装置であって、ナビゲーション機能としての処理(例えば、地図縮尺変更処理、メニュー表示選択処理、目的地設定処理、経路探索実行処理、経路案内開始処理、現在位置修正処理、表示画面変更処理、音量調整処理等)を実行する。また、ナビ装置18は、例えば数秒おきに検出した車両Cの現在位置の情報(以下、位置情報)を制御部11に逐次出力する。
さらに、ナビ装置18には、地図データ入力器が備えられている。なお、この地図データ入力器とは、記憶媒体(図示せず)が装着され、その記憶媒体に格納されている位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図データ、および目印データを含む各種データを入力するための装置である。地図データには、道路を示すリンクデータとノードデータとが含まれる。なお、リンクとは、地図上の各道路を交差・分岐・合流する点等の複数のノードにて分割したときのノード間を結ぶものであり、各リンクを接続することにより道路が構成される。リンクデータは、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端及び終端ノード座標(緯度・経度)、道路名称、道路種別、道路幅員、車線数、右折・左折専用車線の有無とその専用車線の数、および制限速度等の各データから構成される。一方、ノードデータは、地図上の各道路が交差、合流、分岐するノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続するリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、および交差点種類等の各データから構成される。また、上記記憶媒体には、各種施設の種類、名称、住所のデータなども記憶されており、それらのデータは経路探索の際の目的地設定などに用いられる。なお、上記記憶媒体としては、CD−ROMまたはDVD−ROM、メモリカード、HDD等が用いられる。
さらに、ナビ装置18には、Bluetooth(以下、BT)通信部19が備えられている。BT通信部19は、BTアンテナを有しており、このBTアンテナを介して携帯機2に対し2.4GHz帯の電波にて信号(情報)を送信するとともに、2.4GHz帯の電波にて携帯機2から送信されてくる信号を、BTアンテナを介して受信する。このBT通信部19から送信される信号は、LF送信部12から送信される信号よりも通信エリアが広いものの、後述する携帯機2のUHF送信部23から送信される信号ほど通信エリアは広くない。また、BT通信部19はナビ装置18を通して制御部11に接続されており、この制御部11から出力された情報をBTアンテナから送信する一方、このBTアンテナにて受信した情報を制御部11に出力する。
なお、本実施形態では、ナビ装置18にBT通信部19を備える構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、ナビ装置18とBT通信部19とをそれぞれ個別に車載装置1に備える構成としてもよい。この場合、BT通信部19を制御部11に直接接続し、この制御部11から出力された情報をBTアンテナから送信する一方、このBTアンテナにて受信した情報を制御部11に出力する構成とすればよい。
さらに、制御部11は、メータコンピュータ16やエンジンコンピュータ17から出力される情報を収集してBT通信部19から携帯機2に送信する収集転送処理を実行する。例えば収集転送処理では、メータコンピュータ16から出力されたトリップメータの値の情報および燃料消費量情報をともにBT通信部19に送る処理が行われる。なお、この処理については、例えば前述のドライバーの降車時に行うものとする。
また、収集転送処理では、メータコンピュータ16から出力された瞬間燃費の情報およびナビ装置18から取得した位置情報を、時刻の情報とともにBT通信部19に送る処理が行われる。詳しくは、瞬間燃費の情報、この瞬間燃費が得られたときに検出された車両Cの現在位置の情報である位置情報、およびこの瞬間燃費が得られたときの時刻の情報をともにBT通信部19に送る処理が行われる。なお、この処理については、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されたことをトリガとして開始し、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されている間は行い続けるものとする。
さらに、収集転送処理では、メータコンピュータ16から出力された瞬間燃料消費量の情報およびナビ装置18から取得した位置情報を、時刻の情報とともにBT通信部19に送る処理が行われる。詳しくは、瞬間燃料消費量の情報、この瞬間燃料消費量が得られたときに検出された車両Cの現在位置の情報である位置情報、およびこの瞬間燃料消費量が得られるとともにこの現在位置が検出されたときの時刻の情報を、ともにBT通信部19に送る処理が行われる。なお、この処理については、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されたことをトリガとして開始し、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されている間は行い続けるものとする。
また、収集転送処理では、メータコンピュータ16から出力された車速情報および点消灯情報、エンジンコンピュータ17から出力されたスロットル開度情報およびブレーキ操作状態情報、ならびにナビ装置18から取得した位置情報を、時刻の情報とともにBT通信部19に送る処理が行われる。詳しくは、車速情報、点消灯情報、スロットル開度情報、ブレーキ操作状態情報、これらの情報が示す車両状態(つまり、これらの情報が示す車両Cの速度、エコインジケータの点消灯の状態、スロットル開度、およびブレーキ踏み込み操作状態)が得られたときに検出された車両Cの現在位置の情報である位置情報、およびこれらの車両状態が得られたときの時刻の情報を、ともにBT通信部19に送る処理が行われる。なお、この処理については、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されたことをトリガとして開始し、エンジンスイッチ14が「IG−ON」に設定されている間は、間欠的に行い続けるものとする。
なお、車速情報、点消灯情報、スロットル開度情報、ブレーキ操作状態情報等の車両Cの状態を示す車両状態の情報のうち、車速情報、スロットル開度情報、ブレーキ操作状態情報といった車両Cの挙動自体の情報や車両Cの挙動に直結する運転操作についての情報を以降では、車両Cの運転状態の情報と呼び、この運転状態の情報の示す車両Cの挙動自体や車両Cの挙動に直結する運転操作を車両Cの運転状態と呼ぶ。また、収集処理において、ともにBT通信部19に送られた一組のデータを、以降では収集データと呼ぶ。
そして、収集転送処理では、収集処理に続いて、収集処理によって得られた収集データを制御部11がBT通信部19から携帯機2に送信させる転送処理が行われる。よって、BT通信部19は、請求項の通信装置として機能する。また、収集転送処理のうちの転送処理は、収集処理に連続して行われたり、ドライバーの降車時に行われたりする。詳しくは、収集データがトリップメータの値の情報および燃料消費量情報であったときには、転送処理がドライバーの降車時に行われる。また、収集データが瞬間燃費の情報、位置情報、および時刻の情報であったときと、収集データが瞬間燃料消費量の情報、位置情報、および時刻の情報であったときには、転送処理が収集処理に連続して行われる。従って、この場合には、例えば数秒程度おきに転送処理が行われる。さらに、収集データが車速情報、点消灯情報、スロットル開度情報、ブレーキ操作状態情報、位置情報、および時刻の情報であったときには、転送処理が収集処理に連続して行われる。従って、この場合には、例えば0.5〜1秒程度おきに転送処理が行われる。
なお、ドライバーの降車時のように、エンジンスイッチ14が「IG−OFF」に設定されている状態のときには、前述の収集処理や転送処理は、アクセサリ電源や常時通電されている予備の電源等により車載装置1の各部に電源を供給することによって行う構成とすればよい。
続いて、図2を用いて、携帯機2の概略的な構成について説明を行う。図2は、携帯機2の概略的な構成を示すブロック図である。図2に示すように携帯機2は、制御部21、LF受信部22、UHF送信部23、BT通信部24、記憶部25、プッシュスイッチ26・27、操作入力部28、スピーカ29、および表示器30を備えている。
制御部21は、CPU、ROM、RAM、I/O等(いずれも図示せず)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで各種の処理を実行するものである。例えば、制御部21は、前述のスマートエントリー機能やリモートキーレスエントリー機能に関する処理を実行する。
LF受信部22は、LFアンテナを有しており、車載装置1から送信されてくるLF帯の信号(情報)をこのLFアンテナを介して受信する。また、LF受信部22は、制御部21に接続されており、LFアンテナにて受信した信号を制御部21に出力する。
UHF送信部23は、UHFアンテナを有しており、このUHFアンテナを介して車載装置1にUHF帯の電波にて信号(情報)を送信する。また、UHF送信部23は、制御部21に接続されており、この制御部21から出力された情報をUHFアンテナから送信する。
BT通信部24は、BTアンテナを有しており、このBTアンテナを介して車載装置1に対し2.4GHz帯の電波にて信号(情報)を送信するとともに、2.4GHz帯の電波にて車載装置1から送信されてくる信号を、BTアンテナを介して受信する。このBT通信部24から送信される信号は、UHF送信部23から送信される信号ほど通信エリアは広くない。また、BT通信部24は、制御部21に接続されており、この制御部21から出力された情報をBTアンテナから送信する一方、このBTアンテナにて受信した情報を制御部21に出力する。詳しくは、BT通信部24では、車載装置1のBT通信部19から送信される収集データを受信することによって収集データを取得する。よって、このBT通信部24が請求項の運転状態情報取得手段、点消灯状態情報取得手段、瞬間燃費情報取得手段、瞬間燃料消費量情報取得手段、位置情報取得手段、走行距離情報取得手段、および燃料消費量情報取得手段として機能する。
記憶部25は、電気的に内容を書き換えることが可能なメモリによって構成され、各種の情報を記憶する。記憶部25は、制御部21がBT通信部24から受け取った収集データを格納する。よって、記憶部25は、請求項の格納手段として機能する。
また、制御部21では、転送処理によって車載装置1から収集データが送信されてきたときに、収集データが記憶部25に格納された順番が後に制御部21によって判別可能なように格納される。なお、制御部21では、車載装置1から収集データが逐次送信されてきた場合には、これらの収集データを逐次記憶部25に格納していくこととなり、記憶部25には複数の収集データが格納されることとなる。
プッシュスイッチ26・27は、主にリモートキーレスエントリー機能を利用するためのスイッチである。プッシュスイッチ26がワンプッシュ操作されると、車両ドアのロックが行なわれる一方、プッシュスイッチ27がワンプッシュ操作されると、車両ドアのアンロックが行なわれるようになっている。
操作入力部28は、例えば表示器30と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、スイッチ操作により制御部21へ各種機能の操作指示を行う。なお、操作入力部28によって行われる各種機能の操作指示の詳細については後述する。
スピーカ29は、制御部21に接続されており、予め定められた警告音を出力する。また、表示器30は、テキストや画像を表示するものであって、例えばフルカラー表示が可能な液晶ディスプレイ等を用いて構成することができる。また、表示器30は、制御部21の指示に従って、車両Cの運転状態と当該運転状態でのエコインジケータの点消灯の状態との時系列に沿った変化を示す表示や車両Cの走行区間における平均燃費の情報を示す表示や車両Cの走行区間における瞬間燃費の時系列に沿った変化を示す表示等を行う。
また、制御部21は、記憶部25に格納されている収集データをもとにした表示を表示器30に表示させる情報表示処理を行う。よって、制御部21および表示器30が請求項の表示手段として機能する。なお、情報表示処理については後に詳述する。
次に、車載装置1と携帯機2との間における無線通信を用いたコード照合の結果に応じて、車両ドアのアンロックを行なうスマートエントリー機能の概要を説明する。なお、スマートエントリー機能における車載装置1および携帯機2の各部での処理については、例えば特許文献2および特許文献3に開示の技術と同様にして行われるものとすればよい。
車載装置1の各部は、制御部11に制御されて作動し、その制御下で、LF送信部12は、応答信号の送信を要求するいわゆるリクエスト信号を定期的に発信する。また、携帯機2の各部は、制御部21に制御されて作動し、携帯機2がLF送信部12からの上記リクエスト信号を受信可能な無線通信エリア内に入った場合、そのリクエスト信号をLF受信部22が受信する。
なお、LF送信部12とLF受信部22との間では、LF帯の電波を利用した無線通信が行なわれる。車載装置1と携帯機2との通信エリアを車両Cの周辺に制限するべく、リクエスト信号の送受信についてLF帯の電波を利用している。詳しくは、ドアアンテナ15a、室内アンテナ15b、およびバックドア外アンテナ15c等から信号を送信することにより、通信エリアを車両ドアの近傍、車室内、トランク外の近傍に制限することができる。これにより、携帯機2が例えば他の車両の車載装置1からのリクエスト信号を受信してしまう可能性を低くすることができる。
LF受信部22が車載装置1からのリクエスト信号を受信すると、UHF送信部23は、携帯機2に対応する車両Cに固有のコードを含んだ応答信号を送信する。すると、車載装置1では、携帯機2から送信されてくる応答信号をUHF受信部13で受信する。
なお、UHF受信部13およびUHF送信部23間では、UHF帯の電波を利用した無線通信が行なわれる。上記応答信号の送受信についてUHF帯の電波を利用する理由は、携帯機2から送信される信号の出力レベルが微弱でも相応に通信距離が得られ、車載装置1側へより確実に応答信号を伝達することができるためである。
UHF受信部13が携帯機2から送信されてくる応答信号を受信すると、車載装置1の制御部11は、この応答信号に含まれているコードが制御部11に記憶されているコードと一致しているか否かの照合を行ない、一致していれば、車両ドアのアンロックを許可する。
なお、車両ドアのアンロック以降は、この種の車両システムにおける周知の制御が実行される。例えば、上記アンロック許可状態で、運転席ドアの外側のドアノブに設けられている図示しないタッチセンサからの信号により人がそのドアノブを触ったことを検知すると、制御部11は、ドア制御系へアンロック信号を出力し、その結果、図示しないドアロックモータが駆動され車両ドア全てがアンロック状態になる。また、この他にも、エンジン始動が許可される状態になるなど、様々な制御が行なわれるが、これらの制御そのものは、本発明の要部とは直接関連しない事項となるため、これ以上の説明は省略する。
続いて、携帯機2での情報表示処理について説明を行う。情報表示処理では、ユーザからの所定の操作入力を受け付けたことをトリガとして、記憶部25に格納した収集データを読み出し、読み出した収集データをもとに表やグラフを含む表示画面を作成して表示器30に表示する。上述の所定の操作入力は、例えばユーザがプッシュスイッチ26およびプッシュスイッチ27を同時に2秒以上押し続ける等の操作入力とすればよい。なお、本実施形態では、プッシュスイッチ26およびプッシュスイッチ27の双方を利用した操作入力を上述の所定の操作入力の一例として示したが、これに限らず、プッシュスイッチ26およびプッシュスイッチ27のいずれか一方のみを利用した操作入力を上述の所定の操作入力とする構成としてもよいし、操作入力部28を利用した操作入力を上述の所定の操作入力とする構成としてもよい。
例えば、情報表示処理の一例として、記憶部25に格納されているトリップメータの値の情報および燃料消費量情報をもとに、前述の走行区間における走行距離とこの走行区間における平均燃費とを示す表を含む図3に示すような表示画面を作成して表示器30に表示させる。なお、平均燃費については、制御部21が、トリップメータの値の情報が示す走行距離を燃料消費量情報が示す燃料消費量で除算することによって求める構成とすればよい。よって、制御部21は、請求項の平均燃費算出手段としても機能する。なお、トリップメータの値の情報および燃料消費量情報の組が、例えばトリップメータAとトリップメータBとの2種類についてそれぞれに記憶部25に複数格納されている場合には、図3に示すように、トリップメータAに対応する走行区間(図3中のTripA)とトリップメータBに対応する走行区間(図3中のTripB)ごとの走行距離と平均燃費とを示す表を含む表示画面を表示させる構成とすればよい。また、制御部21が、燃料消費量情報が示す燃料消費量に二酸化炭素排出係数を乗算することによって求めた二酸化炭素排出量を、これらの表示画面中に加えて表示する構成としてもよい。よって、制御部21は、請求項の二酸化炭素排出量算出手段としても機能する。なお、ここで用いる二酸化炭素排出係数は、燃料消費量から二酸化炭素の排出量を算出するために予め定められた周知の係数であるものとする。
これによれば、降車後に、過去に走行した走行区間における平均燃費の値についてユーザが確認を行うことが可能になるので、その走行区間における運転操作が燃費効率に対してどの程度影響していたのかについてユーザが確認を行うことが可能になる。さらに、以上の構成によれば、降車後に、この確認を行うことが可能になるので、この確認によってユーザが運転中の事故を引き起こすことがない。また、降車後にユーザが落ち着いて確認を行うことができるので、ユーザにとってより確認が行い易い。従って、以上の構成によれば、燃費効率の高い運転操作をより安全、且つ、より簡便にユーザに対して教示することが可能になる。
また、情報表示処理の一例として、記憶部25に格納されている複数組の瞬間燃費の情報、位置情報、および時刻の情報のうちの、複数組の瞬間燃費の情報および時刻の情報をもとに、この複数組の瞬間燃費の情報および時刻の情報が示す瞬間燃費および時刻が得られた走行区間における瞬間燃費の時系列に沿った変化を示すグラフを含む図4に示すような表示画面を作成して表示器30に表示させる。図4に示すように、制御部21が、この走行区間における複数の瞬間燃費の値を平均することによって求めた平均値を、この表示画面中に加えて表示する構成とすることも可能である。
これによれば、降車後に、過去に走行した走行区間における瞬間燃費の時系列に沿った変化についてユーザが確認を行うことが可能になるので、その走行区間における運転操作が燃費効率に対してどの程度影響していたのかについてユーザが確認を行うことが可能になる。さらに、以上の構成によれば、降車後に、ユーザがこの確認を行うことが可能になるので、この確認によってユーザが運転中の事故を引き起こすことがない。また、降車後にユーザが落ち着いて確認を行うことができるので、ユーザにとってより確認が行い易い。従って、以上の構成によれば、燃費効率の高い運転操作をより安全、且つ、より簡便にユーザに対して教示することが可能になる。
さらに、情報表示処理の一例として、記憶部25に格納されている複数組の瞬間燃費の情報、位置情報、および時刻の情報と、地図データとをもとに、この複数組の瞬間燃費の情報、位置情報、および時刻の情報が示す瞬間燃費、現在位置、および時刻が得られた走行区間における瞬間燃費の時系列に沿った変化を示すグラフと、この走行区間における車両Cの走行経路を示した地図とを含む図5に示すような表示画面を作成して表示器30に表示させる。なお、地図データについては、記憶部25に格納されている複数組の瞬間燃費の情報、位置情報、および時刻の情報のうちの位置情報が示す現在位置が含まれる地図データを、例えば、地図データを保持しているGPS機能付き携帯電話機から無線通信(例えば、BT通信部24を介したBT通信)によって取得する構成とすればよい。また、地図データについては、BT通信部24を介したBT通信によってナビ装置18から取得する構成としてもよい。よって、BT通信部24は、請求項の地図情報取得手段としても機能する。
なお、地図中に走行経路を示すときには、記憶部25に格納されている複数組の瞬間燃費の情報、位置情報、および時刻の情報のうちの位置情報と時刻の情報とをもとに、この位置情報が示す現在位置をこの時刻の情報が示す時刻の順に従って地図上にプロットすることによって走行経路を示す構成であってもよい。また、この時刻の情報が示す時刻が最初の現在位置(つまり、走行区間の始点)とこの時刻の情報が示す時刻が最後の現在位置(つまり、走行区間の終点)とを示すマーク(図5中および後述の図7中の例では、走行区間の始点を白抜きの逆三角で示し、走行区間の終点を黒塗りの逆三角で示している)のみを地図上に記すことによって走行経路を示す構成としてもよい。
また、情報表示処理の一例として、記憶部25に格納されている複数組の瞬間燃料消費量の情報、位置情報、および時刻の情報のうちの、複数組の瞬間燃料消費量の情報および時刻の情報をもとに、特定の走行区間における瞬間燃費の時系列に沿った変化を示すグラフを含む表示画面を表示させる前述の構成と同様にして、この複数組の瞬間燃料消費量の情報および時刻の情報が示す瞬間燃料消費量および時刻が得られた走行区間における瞬間燃料消費量の時系列に沿った変化を示すグラフを含む表示画面を作成して表示器30に表示させる構成としてもよい。
さらに、情報表示処理の一例として、記憶部25に格納されている複数組の瞬間燃費の情報、位置情報、および時刻の情報と、地図データとをもとに、特定の走行区間における瞬間燃費の時系列に沿った変化を示すグラフとこの走行区間における車両Cの走行経路を示した地図とを含む表示画面を表示させる前述の構成と同様にして、この複数組の瞬間燃料消費量の情報、位置情報、および時刻の情報が示す瞬間燃料消費量、現在位置、および時刻が得られた走行区間における瞬間燃料消費量の時系列に沿った変化を示すグラフとこの走行区間における車両Cの走行経路を示した地図とを含む表示画面を作成して表示器30に表示させる構成としてもよい。
また、情報表示処理の一例として、記憶部25に格納されている複数組の車速情報、点消灯情報、スロットル開度情報、ブレーキ操作状態情報、位置情報、および時刻の情報のうちの、複数組の車速情報、点消灯情報、スロットル開度情報、ブレーキ操作状態情報、および時刻の情報をもとに、この複数組の車速情報、点消灯情報、スロットル開度情報、ブレーキ操作状態情報、ブレーキ踏み込み操作状態、および時刻が得られた走行区間におけるこれらの運転状態と当該運転状態でのエコインジケータの点消灯の状態の時系列に沿った変化を示すグラフを含む表示画面を作成して表示器30に表示させる。
これによれば、降車後に、過去に走行した走行区間における運転状態と当該運転状態でのエコインジケータの点消灯の状態との時系列に沿った変化についてユーザが確認を行うことが可能になるので、運転操作と燃費効率との相関をユーザに示すことができる。さらに、以上の構成によれば、降車後に、運転操作と燃費効率との相関についてユーザが確認を行うことが可能になるので、この確認によって運転中の事故を引き起こすことがない。また、降車後にユーザが落ち着いて確認を行うことができるので、ユーザにとってより確認が行い易い。従って、以上の構成によれば、燃費効率の高い運転操作をより安全、且つ、より簡便にユーザに対して教示することが可能になる。
また、図6に示すように、運転状態と当該運転状態でのエコインジケータの点消灯の状態との時系列に沿った変化を示すグラフに加え、前述したような瞬間燃費の時系列に沿った変化を示すグラフを含む表示画面を作成して表示器30に表示させる構成としてもよい。この場合には、記憶部25に格納されている運転状態の情報と点消灯情報と瞬間燃費の情報とを、時刻の情報をもとにお互い対応付ける構成とすればよい。なお、図6中の「アクセル」がスロットル開度、「ブレーキ」がブレーキ踏み込み操作状態、「車速」が車両Cの速度、「エコ点灯」がエコインジケータの点消灯の状態、そして、「瞬間燃費」が瞬間燃費を示している。
さらに、運転状態と当該運転状態でのエコインジケータの点消灯の状態との時系列に沿った変化を示すグラフに加え、前述したような瞬間燃料消費量の時系列に沿った変化を示すグラフを含む表示画面を作成して表示器30に表示させる構成としてもよい。この場合には、記憶部25に格納されている運転状態の情報と点消灯情報と瞬間燃料消費量の情報とを、時刻の情報をもとにお互い対応付ける構成とすればよい。また、制御部21が、燃料消費量情報が示す燃料消費量に二酸化炭素排出係数を乗算することによって求めた二酸化炭素排出量を表示画面中に加えて表示する構成としてもよい。
また、情報表示処理の一例として、記憶部25に格納されている複数組の車速情報、点消灯情報、スロットル開度情報、ブレーキ操作状態情報、位置情報、および時刻の情報と、地図データとをもとに、この複数組の車速情報、点消灯情報、スロットル開度情報、ブレーキ操作状態情報、および時刻の情報が示す運転状態、エコインジケータの点消灯の状態、および時刻が得られた走行区間におけるこれらの運転状態と当該運転状態でのエコインジケータの点消灯の状態の時系列に沿った変化を示すグラフと、この走行区間における車両Cの走行経路を示した地図とを含む図7に示すような表示画面を作成して表示器30に表示させる。なお、地図データの取得の方法および地図中に走行経路を示す方法については、前述したのと同様の方法によって行う構成とすればよい。
さらに、情報表示処理では、表示器30に表示が行われた地図上の車両Cの走行経路のうちの一部の区間を指定する入力を操作入力部28によってユーザから受け付けた場合に、指定された区間における運転状態、エコインジケータの点消灯の状態、瞬間燃費、瞬間燃料消費量、二酸化炭素排出量等の時系列に沿った変化を示すグラフを抜き出したり強調したりして表示画面中に表示する構成や指定された区間における平均燃費の表を表示画面中に表示する構成としてもよい。よって、操作入力部28は、請求項の第1指定入力受け付け手段として機能する。なお、一例として、操作入力部28を表示器30と一体になったタッチスイッチとして設けている場合には、表示器30に表示が行われた地図上の車両Cの走行経路上の2点をユーザがタッチすることによってこの2点に挟まれる区間を指定する構成とすればよい。
これによれば、走行経路のうちのユーザが指定した一部の区間についての運転操作と燃費効率との相関についてユーザが確認を行うことが可能になるので、走行経路上のどの場所でどのような運転操作を行って燃費効率はどうだったのかについてユーザがより詳細に知ることが可能になる。
また、情報表示処理では、例えば車両Cが30分走行した際の任意の2分間分といった期間の指定のように、記憶部25に格納した収集データのうちの一部の、時系列に沿った収集データのまとまりを指定する入力を操作入力部28によってユーザから受け付けた場合に、この収集データのまとまりのうちの先頭の収集データ(つまり、この収集データのまとまりのうち最初に格納された収集データ)に含まれる位置情報と最後の収集データ(つまり、この収集データのまとまりのうち最後に格納された収集データ)に含まれる位置情報とをもとに、この収集データのまとまりに対応する車両Cの走行経路のうちの一部の区間を同定する。そして、同定した区間を含むような縮尺の地図に該当する地図データを前述のGPS機能付き携帯電話機やナビ装置18から取得し、取得した地図データとこの同定した区間の情報とをもとに、この同定した区間を示すとともにこの同定した区間を含むような縮尺に合わせられた地図の表示を表示画面中に行う構成としてもよい。また、この場合に、この区間における運転状態、エコインジケータの点消灯の状態、瞬間燃費、瞬間燃料消費量、二酸化炭素排出量等の時系列に沿った変化を示すグラフを抜き出したり強調したりして表示画面中に表示する構成やこの区間における平均燃費の表を表示画面中に表示する構成としてもよい。よって、操作入力部28は、請求項の第2指定入力受け付け手段として機能する。なお、ユーザから指定された任意の期間に該当する収集データのまとまりは、収集データに含まれる時刻の情報を利用して特定する構成とすればよい。
これによれば、運転操作と燃費効率との相関のうち、ユーザが指定した任意の期間に該当する収集データのまとまり分の運転操作と燃費効率との相関についてユーザが確認を行うことが可能になるとともに、この収集データのまとまりに対応する走行経路上の区間を含むように縮尺を合わせて地図の表示を行うので、走行経路上のどの場所でどのような運転操作を行って燃費効率はどうだったのかについて、適切な縮尺の地図をもとにユーザが確認を行うことが可能になる。従って、走行経路上のどの場所でどのような運転操作を行って燃費効率はどうだったのかについてユーザがより詳細に知ることが可能になる。
なお、情報表示処理において表示器30に表示させる表示画面は前述したものに限らず、前述した運転状態、エコインジケータの点消灯の状態、瞬間燃費、瞬間燃料消費量、二酸化炭素排出量、走行距離、平均燃費等のデータや地図を様々に組み合わせたあらゆる表示画面が表示器30に表示可能である。
また、携帯機2は、例えば周知の方法によって記憶部25に格納した収集データを暗号化したり、改竄できないようにしたりすることで簡易ドライブレコーダとして用いる構成としてもよい。さらに、携帯機2は、例えば無線通信網を介して専用のサーバに収集データを送り、この収集データが示す燃費効率の度合いに応じたサービスをこの専用のサーバから受ける構成としてもよい。
なお、前述の実施形態では、車両Cの運転状態の情報として車速情報、スロットル開度情報、およびブレーキ操作状態情報を用いる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、車両Cの運転状態の情報として、車両Cの加速度の情報である加速度情報や車両Cのアクセル開度の情報であるアクセル開度情報等をさらに用いる構成としてもよい。また、車両Cの運転状態の情報として、車速情報、加速度情報、スロットル開度情報、アクセル開度情報、およびブレーキ操作状態情報の一部のみを用いる構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、メータコンピュータ16およびエンジンコンピュータ17で各種センサから取得した運転状態の情報を制御部11が取得する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、制御部11が各種センサからメータコンピュータ16やエンジンコンピュータ17を介さずに運転状態の情報を取得する構成としてもよい。
さらに、前述の実施形態では、本発明を電子キーに適用する構成、つまり、携帯機2に電子キーとしての機能も備える構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、本発明はユーザが携行する通信端末であれば適用可能であって、携帯電話機やPDA(personal digital assistant)等に適用する構成とすることも可能である。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。