JP5458338B2 - 直接形燃料電池、直接形燃料電池システム及び直接形燃料電池の運転方法 - Google Patents
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Description
(A)CH3OH+H2O→6H++6e−+CO2
(B)6H++6e−+3/2O2→3H2O
図1は、直接形燃料電池の単セルの積層構造を概略的に示す断面図である。単セル1は、電極接合体(Membrane Electrode Assembly、以下、「MEA」という。)6と、アノードガスケット2aと、カソードガスケット2bと、アノード側セパレータ7aと、カソード側セパレータ7bとを備えている。セパレーターは燃料が流れるための流路を設けた板状の導電性部材であり、燃料極であるアノードと酸化剤極であるカソードにそれぞれ電気的に接続されている。この図に示すように、アノード側セパレータ7aは、MEA6に臨む面にアノード3aに供給するメタノールを流通するための流路9aを備え、アノード3aに接触している。カソード側セパレータ7bは、MEA6に臨む面にカソード3bに供給する空気を流通するための流路9bを備え、カソード3bに接触している。
以下、第1の実施形態の実施例を説明する。実施例では、第1の実施形態と同様の単セルのDMFCを、以下の<実施例1>から<比較例3>までの条件でそれぞれ運転して評価した。ここで、第2の燃料入口は、第1の燃料入口から燃料出口までの流路の道のりを100としたとき、第1の燃料入口から流路に沿って約85離れた位置に設けられている単セルを用いた。また、単セルの運転は、酸化剤として空気を用い、単セル温度を70[℃]に維持し、150[mA・cm−2]の定電流密度で、1日に8時間発電するDSS(Daily Start and Stop、Daily Start up and Shut down)運転を125回繰り返して総計1000時間実施した。DSS運転とは、一日一回起動と停止とを行うような運転方法である。
第1の燃料入口に1.0[mol/L]のメタノールを、第2の燃料入口に1.5[mol/L]のメタノールをそれぞれ供給する。
<比較例1>
第1の燃料入口に1.0[mol/L]のメタノールを、第2の燃料入口に1.0[mol/L]のメタノールをそれぞれ供給する。
<比較例2>
第1の燃料入口に1.5[mol/L]のメタノールを、第2の燃料入口に1.0[mol/L]のメタノールをそれぞれ供給する。
<比較例3>
第1の燃料入口に1.5[mol/L]のメタノールを、第2の燃料入口に1.5[mol/L]のメタノールをそれぞれ供給する。
図3は、アノード側セパレータ7aの他の形状を概略的に示す図である。この例のように、複数の燃料入口と少なくとも1つの燃料出口からなる流路を複数本、すなわち複数系統設けてもよい。アノード側セパレータ7aは、導電性のある板状の部材であり、図3に示すように、第1の燃料入口11aと、第2の燃料入口12aと、燃料出口13aとを備える流路9aaを1系統として、複数系統、つまり、流路9aa、9ab、・・・、9anのように構成してもよい。また、各流路は、燃料入口や燃料出口の数、大きさ、形状や燃料入口や燃料出口の相対的な配置等の構成を、個別に変更してもよい。このような場合も、第1の実施形態と同様に、二酸化炭素が多量に存在することに起因する燃料の拡散律速による燃料不足を抑えて燃料電池の耐久性を向上させることができる。
図4は、直接形燃料電池システムの一例を概略的に示す構成図である。なお、矢印は、空気やメタノールの流れ方向を、各部を結ぶ実線及び破線は、信号線をそれぞれ示す。直接形燃料電池システム20は、燃料電池スタック21と、熱交換器22と、水タンク23と、燃料タンク24と、循環タンク25と、各種ポンプ(水ポンプ26、燃料ポンプ27、循環ポンプ28、空気ポンプ29)などの補機と、濃度センサー30と、制御ユニット31とを備える。
図5は、直接形燃料電池システムの他の例を概略的に示す構成図である。なお、矢印は、空気やメタノールの流れる方向を、各部を結ぶ実線及び破線は、信号線をそれぞれ示す。基本的に第2の実施形態と同様の構成であるが、第1の実施形態のアノード側セパレータ7aにおいて、第1の燃料入口11に供給するメタノールの濃度と第2の燃料入口12に供給するメタノールの濃度を異にするために、循環タンク、水ポンプ、燃料ポンプ、循環ポンプ及び濃度センサーをそれぞれ2つ備える。以下、第2の実施形態と同様の構成には、同じ符号を用いて説明を省略している。
2a アノードガスケット
2b カソードガスケット
3a アノード(負極)
3b カソード(正極)
4 ガス拡散層
5 触媒層
6 電極接合体(MEA)
7a アノード側セパレータ
7b カソード側セパレータ
8 電解質膜
9a、9b 流路
11、11a、11b、11n 第1の燃料入口
12、12a、12b、12n 第2の燃料入口
13、13a、13b、13n 燃料出口
20 燃料電池システム
21 燃料電池スタック
22 熱交換器
23 水タンク
24 燃料タンク
25 循環タンク
26、26a、26b 水ポンプ
27、27a、28b 燃料ポンプ
28、28a、28b 循環ポンプ
29 空気ポンプ
30、30a、30b 濃度センサー
31 制御ユニット
Claims (8)
- 酸化剤極と、燃料が流れるための流路を設けた板状の導電性部材を接触させた燃料極を有し、前記導電性部材は、燃料を流入させる複数の燃料入口と、燃料を排出させる燃料出口とを備え、前記複数の燃料入口と前記燃料出口とを結ぶ流路とが一つの流路によって接続されている直接形燃料電池の前記酸化剤極に空気その他酸素を含む酸化剤を供給する一方、前記燃料極に液体燃料を供給することにより発電する直接形燃料電池の運転方法であって、
前記燃料出口に近い側の燃料入口は、前記燃料出口に遠い側の燃料入口より高い濃度の前記液体燃料を供給することを特徴とする直接形燃料電池の運転方法。 - 前記流路は、サーペンタイン状である請求項1記載の直接形燃料電池の運転方法。
- 前記流路は、独立した複数の流路で構成された請求項1又は2に記載の直接形燃料電池の運転方法。
- 前記複数の燃料入口は、第1の燃料入口と第2の燃料入口から構成され、前記第2の燃料入口は、前記第1の燃料入口から前記燃料出口までの前記流路の長さを100としたとき、前記第1の燃料入口から60以上85以下離間した位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の直接形燃料電池の運転方法。
- 燃料が流れるための流路を設けた板状の導電性部材を接触させた燃料極を有し、前記導電性部材は、燃料を流入させる複数の燃料入口と、燃料を排出させる燃料出口とを備え、前記複数の燃料入口と前記燃料出口とを結ぶ流路とが一つの流路によって接続されている直接形燃料電池と、
前記燃料出口に近い側の燃料入口は、前記燃料出口に遠い側の燃料入口より高い濃度の液体燃料を供給するように構成された直接形燃料電池システム。 - 前記燃料入口に供給される液体燃料は、いずれもそれぞれ独立した液体燃料供給源から供給される請求項5記載の直接形燃料電池システム。
- 前記液体燃料供給源はいずれも燃料タンクであり、前記燃料タンクに液体燃料を保持すると共に前記流路を通じて前記燃料タンク内の液体燃料を循環させるための燃料ポンプを備えている請求項6記載の直接形燃料電池システム。
- 前記燃料入口は2つであり、燃料出口に近い側の燃料入口から流入される第2の液体燃料の濃度は、燃料出口に遠い側の燃料入口から流入される第1の液体燃料の濃度の1.25倍以上1.75倍以下である請求項5乃至7のいずれか1項に記載の直接形燃料電池システム。
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