JP5457698B2 - ファイルバックアップ装置およびその方法 - Google Patents

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本発明は、コンピュータで用いられるファイルをバックアップするファイルバックアップ装置およびその方法に関する。
パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)の普及と記憶装置の大容量化に伴い、ユーザの使用するファイル容量は増大している。一方、機器の小型化、モバイル化が進むにつれ過酷な環境での使用が増え、衝撃や疲労によって急にPCを使用できなくなる事態が発生している。そこで、機器が使用できなくなった時に備えてファイルをバックアップしておくことが重要である。しかし、ファイル容量の増大に伴ってバックアップ処理の時間や必要容量も増大しており、全ファイルのバックアップを最新の状態に保つことは難しい。そこで、バックアップするファイルにユーザが優先順位をつけておき、前回のバックアップから一度も更新アクセスのないファイルの優先順位を自動的に下げることによりバックアップの効率化を図る技術が開発されている(特許文献1参照)。また、携帯用電子装置において、落下を検知し、衝撃を受けるまでの間にデータをサーバーに送信してバックアップをする技術が開発されている(特許文献2参照)。また、PCの振動や温度を計測して性能低下や疲労度合いを算出する技術の研究が進められている。
特開平3-48948号公報 特開2000-148562号公報
急な障害発生に備えてファイルのバックアップは重要となっているが、緊急時にはバックアップ先の容量不足や、処理時間不足などにより、全ファイルのバックアップは不可能な場合が多い。予めユーザが指定したファイルを優先的にバックアップする技術が開発されているが、緊急時向けではなく通常のバックアップ時の無駄を減らすことを目的としたもので、処理時間の短縮を狙ったものではなかった。また、ファイル数が多い場合はユーザの手間が増え、指定ミスもあった。特許文献1においては前回のバックアップ以降更新をしていないファイルの優先順位を自動的に下げる技術が開示されているが、優先度の高いファイルはユーザ指定によるため、ユーザの手間がかかり、最新のユーザ使用状況を反映したものではなかった。また、特許文献2においては携帯用電子装置において落下前にデータをサーバーに送信する技術が開示されているが、落下という明らかな衝撃以外にも長時間使用による機器内部の熱疲労などによっても使用できなくなることがあった。
本発明は、ユーザによる手間を低減しつつ、緊急時に重要なファイルを確実にバックアップできるようにしたファイルバックアップ装置およびファイルバックアップ方法を提供する。
本発明の一態様としてのファイルバックアップ装置は、
複数のファイルを格納する第1記憶装置を有前記第1記憶装置内のファイルを所望のタイミングで予め指定された第2記憶装置へバックアップする対象機器、とネットワークを介して通信するファイルバックアップ装置であって、
前記対象機器から前記第1記憶装置内のファイルの前記第2記憶装置へのバックアップ履歴情報を、前記ネットワークを介して取得するバックアップ履歴取得部と、
前記バックアップ履歴情報を記憶するバックアップ履歴記憶部と、
前記対象機器から前記第1記憶装置内のファイルの更新履歴情報を、前記ネットワークを介して取得するファイル更新履歴取得部と、
前記更新履歴情報を記憶するファイル更新履歴記憶部と、
前記バックアップ履歴記憶部内の前記バックアップ履歴情報と前記ファイル更新履歴記憶部の前記更新履歴情報に基づいて前記第1記憶装置内のファイルに対する緊急バックアップの優先順位を決定する優先順位決定部と、
計測センサまたは計測ツールにより前記対象機器の状態を計測する計測装置と前記ネットワークを介して通信して、前記対象機器の計測データを取得する計測データ取得部と、
前記計測データを記憶する計測データ記憶部と、
前記計測データ記憶部に基づいて前記対象機器の機器状態を診断して、診断結果に基づき前記第1記憶装置内のファイルの緊急バックアップの要否を判定する機器状態診断部と、
前記緊急バックアップが要と判定されたとき、前記優先順位決定部で決定された優先順位に従って前記第1記憶装置内のファイルを前記第1記憶装置から、予め指定された緊急バックアップ先である第3記憶装置へバックアップする緊急バックアップ実行部と、
を備える。
本発明の一態様としてのファイルバックアップ方法は、
複数のファイルを格納する第1記憶装置を有し前記第1記憶装置内のファイルを所望のタイミングで予め指定された第2記憶装置へバックアップする対象機器、とネットワークを介して通信するコンピュータ実行するファイルバックアップ方法であって、
前記対象機器から前記第1記憶装置内のファイルの前記第2記憶装置へのバックアップ履歴情報を、前記ネットワークを介して取得するバックアップ履歴取得ステップと、
前記バックアップ履歴情報をバックアップ履歴記憶部に記憶する記憶ステップと、
前記対象機器から前記第1記憶装置内のファイルの更新履歴情報を、前記ネットワークを介して取得するファイル更新履歴取得ステップと、
前記更新履歴情報をファイル更新履歴記憶部に記憶する記憶ステップと、
前記バックアップ履歴記憶部に記憶された前記バックアップ履歴情報と、前記ファイル更新履歴記憶部に記憶された前記更新履歴情報とから前記第1記憶装置内のファイルに対する緊急バックアップの優先順位を決定する優先順位決定ステップと、
計測センサまたは計測ツールにより前記対象機器の状態を計測する計測装置と前記ネットワークを介して通信して、前記対象機器の計測データを取得する計測データ取得ステップと、
前記計測データを計測データ記憶部を記憶する記憶ステップと、
前記計測データ記憶部に記憶された前記計測データに基づいて前記対象機器の機器状態を診断して、診断結果に基づき前記第1記憶装置内のファイルの緊急バックアップの要否を判定する機器状態診断ステップと、
前記緊急バックアップが要と判定されたとき、前記優先順位決定ステップで決定された優先順位に従って第1記憶装置内のファイルを前記第1記憶装置から、予め指定された緊急バックアップ先である第3記憶装置へバックアップする緊急バックアップ実行ステップと、
を備える。
本発明によれば、ユーザによる手間を低減しつつ、緊急時に重要なファイルを確実にバックアップできる。
本発明の第1の実施の形態に係るファイルバックアップ装置とPCとをネットワークを介して接続した緊急バックアップシステムの構成を示す図。 バックアップ履歴記憶部の内容の一例を示す図。 ファイル使用情報記憶部の内容の一例を示す図。 優先順位テーブルの一例を示す図。 PCのユーザによりファイルが更新(保存)されたときに行われる動作を説明するフローチャート。 通常バックアップの開始条件が満たされたときに行われる動作を説明するフローチャート。 機器診断状態部および緊急バックアップ実行部の動作を説明するフローチャート。 パフォーマンスモニタの監視項目の一例を示す図。 機器の疲労度合いの診断方法を説明する補足図。 バックアップ先の決定方法の一例を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係るファイルバックアップ装置とPCとをネットワークを介して接続した緊急バックアップシステムの構成を示す図。
以下の図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に従ったファイルバックアップ装置を、ネットワークを介してパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)に接続した全体構成(緊急バックアップシステム)を示す。
PC31は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)32と、メモリー33と、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)などの記憶装置34と、入出力装置35と、ネットワーク41を介して通信を行う通信部36と、計測センサ(たとえば基板に配置された温度センサなど)または計測ツール(PC31の起動時間、衝撃情報などの計測ツール)によりPC31の状態を計測する計測装置37とを備える。計測装置37はCPU32により実行されるアプリケーションとして実装されてもよい。また計測装置37はPC31の内部でなくPC31とは分離して設けられてもよい。
PC31では通常バックアップシステム38が稼働している。通常バックアップシステム38はCPU32により実行されるOS(Operating System)の一機能として含まれ、記憶装置34内のファイル(バックアップ対象ファイル)のバックアップを行う。通常バックアップシステム38を含むOSは記憶装置34内に格納されており、CPU32によりメモリー33にロードおよび展開され、実行される。
バックアップ対象ファイルは、記憶装置34内のあらかじめ指定された領域(ドライブ、フォルダなど)に含まれるファイル、または、記憶装置34内においてあらかじめ指定されたファイルなどである。通常バックアップシステム38によるバックアップ(通常バックアップ)は、たとえば前回の通常バックアップから更新のあったファイルのみ行うとする。またバックアップは所望のタイミングで行われ、本実施の形態では定期的に行われるものとする。定期的なバックアップに加えて、ユーザによるバックアップ指示が入力された際に、バックアップを行うようにしてもよい。
バックアップ先は、記憶装置34自体、PC31内において記憶装置34とは別の記憶装置(たとえば光学ドライブの光ディスク)、PC31に外付けされたバックアップ記憶装置51(たとえばUSB外付けHDD)、または、ネットワーク41に接続されたサーバー53内のバックアップ記憶装置52、またはファイルバックアップ装置11に外付けされたバックアップ記憶装置54(たとえばUSB外付けHDD)である。通常バックアップシステム38は、これらの記憶装置のうち、あらかじめ指定された記憶装置にバックアップ先を決定する。あるいは後述するように、各記憶装置との通信に要する時間、各記憶装置の空き容量などに基づいて、バックアップ先を決定してもよい。また1つのファイルを複数の記憶装置のそれぞれにバックアップしてもよい。
ファイルバックアップ装置11は、ネットワーク41を介して通信を行う通信部12、バックアップ履歴取得部13、バックアップ履歴記憶部14、ファイル使用情報取得部(ファイル使用履歴取得部)15、ファイル使用情報記憶部(ファイル使用履歴記憶部)16、優先順位決定部17、優先順位テーブル18、計測データ取得部19、計測データ記憶部20、機器状態診断部21、緊急バックアップ実行部22を備えている。
バックアップ履歴取得部13は、PC31において通常バックアップシステム38によりファイルのバックアップが行われると、バックアップの履歴情報(バックアップ履歴)を、通信部12を介してPC31から取得し、取得したバックアップ履歴をバックアップ履歴記憶部14のバックアップ履歴テーブルに書き込む。バックアップ履歴の取得タイミングは、バックアップが完了した時点でもよいし、バックアップの完了後、規定の時刻になった時点でも良いし、その他の時点でもよい。
図2はバックアップ履歴テーブルの一例を示す。ここでは2つのファイルの情報(レコード)のみが図示され、それ以外のファイルについては簡単のため図示を省略している。
バックアップ履歴テーブルは、バックアップ日時、ファイル名、ファイル容量、バックアップに要した処理時間、バックアップ先(どこにバックアップしたか)、バックアップが問題なく行われたか否かを示すバックアップ結果(OK/NG)を記録している。
このように、前回のバックアップから更新のあったファイルについて通常バックアップが行われると、バックアップ履歴取得部13は、そのファイルのバックアップの情報により、バックアップ履歴テーブルにおける該当する情報(レコード)を更新する。前回の通常バックアップから更新のなかったファイルはバックアップされないため、そのファイルの情報(レコード)は更新されない。
ファイル使用情報取得部15は、PC31においてユーザがファイルにアクセスし、更新(追加、削除、変更)を行った場合(具体的には保存により更新が確定された場合)、当該ファイルの使用履歴を示すファイル使用情報(更新履歴情報)を取得し、取得したファイル使用情報をファイル使用情報記憶部(ファイル更新履歴記憶部)16内のファイル使用テーブルに書き込む。なお本例ではファイルの更新をユーザが行っているが、本発明はこれに限定されず、ファイルの更新はコンピュータにより自動的に行われるものであってもよい。
図3は、ファイル使用テーブルの一例を示す。
ファイル毎に、更新日時、前回バックアップ(通常バックアップシステムによるバックアップ)からの差分容量(更新容量)、更新回数などを含む。なお、更新により、前回バックアップ時からデータ量が減少した場合は、差分容量(更新容量)の値は負になる。これらの情報は通常、OSによって記録されている情報であり、取得は困難ではない。同じファイルについて複数回、ファイル使用情報が取得された場合は、更新回数以外の項目を後に取得されたファイル使用情報によって上書きし、更新回数を1インクリメントする。
図3の例では更新容量は、前回バックアップからの差分量である例を示したが、更新容量は、直前の更新からの差分量とし、これをPC31から取得して、テーブルに書き込むようにしてもよい。この場合、同じファイルについて複数回、ファイル使用情報が取得された場合に、上書きでなく、ファイル使用情報が取得されるたびに、レコードを追加するようにする。この場合更新回数の項目は不要である。前回バックアップ以降の更新回数は、前回バックアップ日時以降の更新日時をもつレコード数をカウントすることによって計算可能である。
なお、ここでファイル単位ではなくセクタやブロック単位で記録することも考えられるが、説明の簡単のため本実施の形態ではファイル単位で記録されているものとして説明する。
優先順位決定部17は、バックアップ履歴記憶部14内のバックアップ履歴テーブルと、ファイル使用情報記憶部16内のファイル使用テーブルを用いて、現在PC31上の記憶装置34内のファイル(バックアップ対象ファイル)の緊急バックアップの優先順位を決定する。また、優先順位決定部17は、各ファイルの現在容量を計算する。優先順位決定部17は、決定した優先順位および計算した容量を、ファイル名、前回バックアップ日時、前回バックアップからの更新容量・更新有無と関連づけて、優先順位テーブルに保存する。
図4は、優先順位テーブルの一例を示す。
各ファイルに対し、前回バックアップ日時と、前回バックアップ以降の更新容量・更新有無と、ファイル容量と、バックアップの優先順位とが付加されている。
優先順位決定部17は、PC31の通常の利用の中でなんらかのファイルが更新されて(具体的にはファイルの保存(save)により更新が確定されて)ファイル使用テーブルが更新される度に、優先順位テーブルを更新する。また、優先順位決定部17は、バックアップ履歴テーブルが更新された際にも優先順位テーブルの更新を行う。これら以外にも、優先順位決定部17は、一定時間ごとに優先順位テーブルを更新するようにしてもよい。これにより、緊急にバックアップが必要な際にも最新の状態を反映してバックアップを実行することが可能である。
優先順位決定部17は、優先順位の決定では、たとえば(1)前回バックアップの日時が古いほど優先順位を高くし、(2)前回バックアップからの更新容量が多いほど優先順位を高くし、(3)前回バックアップから更新されているファイルの優先順位を更新されていないものよりも高くし、この際、(1)→(2)→(3)の順に高い優先度を与えて、決定を行う。ただしこれは一例であり、これらの順番を入れ替えてもよいし、または、他の要素、たとえば前回バックアップからの更新回数、現在のファイル容量なども、考慮して優先順位を決定してもよい。
計測データ取得部19は、通信部12を介してPC31の計測装置37から、PC31の起動時間(電源ONしてからの稼働時間)、PC31内に配置した1つまたは複数の温度センサによる内部温度、衝撃に関する情報などを表す計測データを取得し、取得した計測データを計測データ記憶部20に格納する。計測データとしては、OS(Windows(登録商標)など)が取得しているパフォーマンスモニタの値も利用することができ、たとえばCPUの利用率、起動時間、現在利用可能な物理メモリーのサイズなどがある。パフォーマンスモニタの監視項目の一例を図8に示す。ここでは6個のデータが示され、IDの値が大きいほど新しいデータである。また計測データ取得部19は、バックアップ先の候補となり得る各記憶装置の計測データを取得する機能も有する。
機器状態診断部21は、計測データ記憶部20内の計測データを用いて、機器の疲労度合いを診断する。診断対象となる機器は、PC31全体、または、記憶装置34、CPU32、メモリー33等の個々の部品である。また機器状態診断部21は、バックアップ先の候補となり得る各記憶装置の疲労度合いをそれぞれの計測データに基づき診断する機能も有する。機器状態診断部21は、診断の結果に基づき、緊急バックアップを行う必要があるか否かを判断する。具体的に、機器の疲労度合いが強く記憶装置34内のデータが利用できなくなる恐れがある(たとえば(1)記憶装置34自体の劣化や故障によって記憶装置34内のデータが失われる恐れがある、あるいは(2)記憶装置34自体には問題なくてもCPU32等の個々の部品の劣化や故障によりPC31を用いて記憶装置34内のデータを利用できなくなる)か否かを判断する。そのような恐れがあると判断したときは、緊急バックアップ実行部22に緊急バックアップの指示を発行する。この際、機器状態診断部21は、ファイルのバックアップ先についても決定し、決定したバックアップ先も緊急バックアップ実行部22に通知する。
例えば、CPU使用率、ハードディスク読み込みエラー量、PC内部温度などの計測データをそれぞれx1,x2,x3,...xi,...とする。それらに対し
Figure 0005457698
のように一定値αを超えた場合に緊急バックアップの指示を発行する。判定に当たり、計測データはたとえば最新のものを用いる。ここでfはPCの疲労度を判定するモデルであり、例としてつぎのような関数が考えられる。
Figure 0005457698
上式で、aiはそれぞれの計測項目に対する重みである。機器の部品のうち、診断対象の部品(ハードディスクが複数ある場合はその一つ一つ)に対して設定される。また、同時に記憶装置の場合にはバックアップ先としてふさわしいかどうかが診断される。疲労度の高い記憶装置、たとえばf(xi)の値が所定値以上の記憶装置、はバックアップには適さない。
また、別の方法としては、過去の計測値の履歴データを利用する方法も考えられる。例えば、
現在の計測値x1,x2,x3,...xi,...に対し、過去の平均計測値を
Figure 0005457698
とする。過去の平均値から現在の計測値がどのくらい上回っているかを以下の式を用いた確率で評価する。
Figure 0005457698
これは、図9に示すように、i番目の計測値に対し、平均値
Figure 0005457698
に対し、計測値xi以上となる確率を表している。つまり、計測値が平均値に近いほど確率は大きく、計測値が大きいほどその確率は小さくなる。ここで、計測値が平均値を下回っている場合は、一般に疲労度は高くないと考えられるので、特に上回っている場合を評価している。
これを各計測項目に対して実施し、その中で最小の確率を持つ項目、すなわち極めて稀なくらいに過去の平均値を上回っている項目に対して、その確率が一定値を超えている場合には緊急バックアップを実施する、と判断される。これは次式で表される。
Figure 0005457698
なお、緊急バックアップを実施するか否かの機器状態の診断方法について2つ挙げたが手法はこれに限るものではない。
緊急バックアップ実行部22は、機器状態診断部21から緊急バックアップの指示とバックアップ先の情報とを受けると、優先順位テーブル18の順位に従ってファイルを、指定されたバックアップ先に、バックアップする。すなわち緊急バックアップ実行部22は、PC31と通信して、記憶装置34のファイルを優先順位に従って取得し、取得したファイルを、指定されたバックアップ先に書き込む。あるいは、PC31に対して記憶装置34のファイルを、指定されたバックアップ先に書き込む指示を送ることによりバックアップを行うようにしてもよい。緊急バックアップ実行部22は、PC31に実際に異常が発生してファイルの読み出しが不能(バックアップ不能)にならない限り、または記憶容量が不足しない限りは、優先順位テーブルに示されるすべてのファイルについてバックアップを行う。緊急バックアップに時間制限を設け、時間制限内に限り、バックアップを行うようにすることも可能である。
図5は、図1の全体構成において、PC31のユーザによりファイルが更新(保存)されたときに行われる、PC31およびファイルバックアップ装置11の動作を説明するフローチャートである。
PC31のユーザによりファイルが開かれ、通常の使用によりファイルが操作される。ユーザによりファイルが更新(保存(save))されると(S101)、ファイルバックアップ装置11におけるファイル使用情報取得部15により当該ファイルの使用情報が取得され、ファイル使用情報記憶部16が更新される(S102)。
ファイル使用情報記憶部16が更新されると、ファイルバックアップ装置11における優先順位決定部17は、ファイル使用情報記憶部16内のファイル使用テーブルとバックアップ履歴記憶部14内のバックアップ履歴テーブルに基づき優先順位テーブル18を更新する(S103)。
図6は、図1の全体構成において通常バックアップの開始条件が満たされたときに行われる、PC31およびファイルバックアップ装置11の動作を説明するフローチャートである。
PC31において通常バックアップの開始条件が満たされた(たとえば所定日時になった)か否かを検査し(S201)、開始条件が満たされたら、通常バックアップシステム38により、前回の通常バックアップ以降に更新があったファイルをバックアップする(S202)。
通常バックアップが行われたら、ファイルバックアップ装置11におけるバックアップ履歴取得部13が、通常バックアップシステム38からバックアップ履歴を取得し、取得したバックアップ履歴によりバックアップ履歴記憶部14のバックアップ履歴テーブルを更新する(S203)。
バックアップ履歴記憶部14が更新されたら、優先順位決定部17は、バックアップ履歴記憶部14とファイル使用情報記憶部16に基づき優先順位テーブル18を更新する(S204)。
図7は、ファイルバックアップ装置11における機器診断状態部21および緊急バックアップ実行部22の動作を説明するフローチャートである。
機器状態診断部21は、計測データ記憶部20内の計測データに基づき、機器状態を診断する(S301)。
機器状態診断部21は、機器状態の診断結果に基づき、緊急バックアップを行うか否かを判断し(S302)、行わないと判定したときはS301に戻り、行うと判定したときは、緊急バックアップの指示を緊急バックアップ実行部22に送る。
緊急バックアップの指示を受けた緊急バックアップ実行部22は、優先順位テーブル18に記述された優先順位に従って、バックアップを行う(S303)。
上記ステップS302において、機器状態診断部21は、緊急バックアップが要と判定したときは、バックアップ先についても決定する。たとえば、機器診断によりPC31の内部の記憶装置34(HDD)に不具合の恐れを検出した場合には、同じHDD34へのバックアップは無意味であり、別の記憶装置へのバックアップが必要である。
PC31内部の記憶装置34以外のバックアップ先としては、例えば、ネットワーク41経由のサーバー53や、ファイルバックアップ装置11に外付けされた記憶装置54(USB外付けHDDなど)や、PC31に外付けされた記憶装置51や、PC31の内部に設けられた光学ドライブ(図示せず)が考えられる。また、SSD(Solid State Drive)の場合には、1台のPCに複数台のSSDが備わっていることがあり、1つのSSDに不具合が生じた場合は別のSSDにバックアップをとることが考えられる。
また機器状態診断部21は、バックアップ先の決定では、あらかじめ指定された記憶装置をバックアップ先として決定してもよいし、候補となりうる各記憶装置との通信に要する時間、候補となり得る各記憶装置の空き容量などに基づいて、バックアップ先を決定してもよい。
図10はバックアップ先の決定方法の一例を示すフローチャートである。
まずバックアップ先となる候補(USB外付けUDD、ネットワーク上のサーバー、PC内部のSSDなど)を列挙し(S401)、各候補に対してステップS402a〜S402fを行う(S402)。
すなわち、各候補についてそれぞれ動作状態および空き容量をチェックし、動作に問題がある場合(S402aのNO)、あるいは空き容量がない場合(S402cのNO)は、候補から外す(S402b、S402d)。動作に問題があるか(正常状態にあるか否か)はたとえば動作状態の問い合わせ信号を当該候補または当該候補の管理装置(たとえば候補がPCの内部記憶装置の場合は当該PC)に送信することにより判定してもよい。また先述した疲労度判定モデルで疲労度が所定値以上の記憶装置は動作に問題がある(正常状態にない)と見なしても良い。空き容量がないとは空き容量がゼロもしくは閾値以下の場合を指す。
一方、問題なく動作(正常に動作)しており(S402aのYES)、かつ空き容量がある場合(S402cのYES)は、当該候補から、空き容量を収集し(S402e)、また通信速度を収集する(S402f)。問題なく動作している候補はたとえば疲労度が所定値未満の候補を含んでもよい。空き容量があるとは空き容量がゼロより大きいもしくは上記閾値より大きい場合を指す。通信速度は、サーバー53の記憶装置52の場合はネットワーク41との通信速度、PC31に外付けされた記憶装置51の場合はPC31との通信速度、PC31内の記憶装置であればバスとの通信速度があり得る。通信速度は対象となる記憶装置と通信を行って当該記憶装置から通知を受けてもよいし、記憶装置が接続されている装置(PC等)と通信を行って通知を受けても良い。またバックアップ先の候補となり得る各記憶装置の通信速度をあらかじめファイルバックアップ装置に記憶させておいてもよい。
次に、バックアップ対象となる各ファイルに対してステップS403a、S403bを行う(S403)。
すなわち当該ファイルの容量より大きい空き容量をもつバックアップ先候補をすべて選定し(S403a)、その中で通信速度が最も速いものあるいは閾値以上のものをバックアップ先として決定する(S403b)。
また、緊急バックアップ実行部22では、バックアップの際、バックアップに要する処理時間や、バックアップ先の空き容量に応じて、優先順位を変更してもよい。すなわち、優先順位テーブルにおいて上位にあるファイルの容量が大きいために、大きな処理時間を要しまたは記憶容量が不足する場合には、そのファイルからバックアップをしていると結局一つもバックアップできない結果にもなり得る。そのような時は、近似的に所定時間内にバックアップされるファイルの価値の合計を最大化するという方法により優先順位を変更することが考えられる。例えば、「ファイルの優先順位/バックアップに要する時間」(バックアップに要する時間=ファイルの容量/バックアップ先との通信速度)の大きい順番にソートしてバックアップする。なお記憶装置への書き込み速度は、通信速度に比べて十分に大きいため、ここでは考慮しないものとする。
以上のように本発明の実施形態によれば、重要なファイル(たとえば前回の通常バックアップから最も使用頻度の高いファイル、前回の通常バックアップから最も時間が経過しているファイルなど)から優先的にバックアップすることができる。また、PCの振動、温度から使用状況や疲労度合いを推測し、バックアップのタイミングまたはバックアップ先デバイスまたはこれらの両方を提案することにより、重要なファイルの損失を未然に防ぐことができる。
(第2の実施の形態)
図11は、本発明の第2の実施の形態に従ったファイルバックアップ装置を、ネットワーク41を介してPC31に接続した全体構成(緊急バックアップシステム)を示す。
ユーザが、バックアップしたいファイルを優先的に設定するためのユーザ設定部61が追加的されている。
ユーザ設定部61では、ユーザがバックアップしたいファイル名を直接入力することにより設定を行う。優先順位決定部17では、ユーザ設定部61での設定をさらに利用して優先順位を決定する。たとえば(1)前回バックアップの日時が古いものほど優先順位を高くし、(2)前回バックアップからの更新容量が多いものほど優先順位を高くし、(3)前回バックアップから更新があったファイルの優先順位をそうでないものよりも高くし、(4)ユーザ設定されたファイルの優先順位をそうでないものよりも高くし、この際、(1)→(2)→(3)→(4)の順に高い優先度を与えて、優先順位を設定する。ただし、この順は一例であり、たとえば(1)→(3)→(2)→(4)の順に高い優先度を与えてもよく、運用のポリシーに応じて柔軟に決定すればよい。
11:ファイルバックアップ装置
12:通信部
13:バックアップ履歴取得部
14:バックアップ履歴記憶部
15:ファイル使用情報取得部(ファイル使用履歴取得部)
16:ファイル使用情報記憶部(ファイル使用履歴記憶部)
17:優先順位決定部
18:優先順位テーブル
19:計測データ取得部
20:計測データ記憶部
21:機器状態診断部
22:緊急バックアップ実行部
31:PC
32:CPU
33:メモリー
34:記憶装置
35:入出力装置
36:通信部
37:計測装置
38:通常バックアップシステム
41:ネットワーク
51〜53:バックアップ記憶装置
54:サーバー
61:ユーザ設定部

Claims (11)

  1. 複数のファイルを格納する第1記憶装置を有前記第1記憶装置内のファイルを所望のタイミングで予め指定された第2記憶装置へバックアップする対象機器、とネットワークを介して通信するファイルバックアップ装置であって、
    前記対象機器から前記第1記憶装置内のファイルの前記第2記憶装置へのバックアップ履歴情報を、前記ネットワークを介して取得するバックアップ履歴取得部と、
    前記バックアップ履歴情報を記憶するバックアップ履歴記憶部と、
    前記対象機器から前記第1記憶装置内のファイルの更新履歴情報を、前記ネットワークを介して取得するファイル更新履歴取得部と、
    前記更新履歴情報を記憶するファイル更新履歴記憶部と、
    前記バックアップ履歴記憶部内の前記バックアップ履歴情報と前記ファイル更新履歴記憶部の前記更新履歴情報に基づいて前記第1記憶装置内のファイルに対する緊急バックアップの優先順位を決定する優先順位決定部と、
    計測センサまたは計測ツールにより前記対象機器の状態を計測する計測装置と前記ネットワークを介して通信して、前記対象機器の計測データを取得する計測データ取得部と、
    前記計測データを記憶する計測データ記憶部と、
    前記計測データ記憶部に基づいて前記対象機器の機器状態を診断して、診断結果に基づき前記第1記憶装置内のファイルの緊急バックアップの要否を判定する機器状態診断部と、
    前記緊急バックアップが要と判定されたとき、前記優先順位決定部で決定された優先順位に従って前記第1記憶装置内のファイルを前記第1記憶装置から、予め指定された緊急バックアップ先である第3記憶装置へバックアップする緊急バックアップ実行部と、
    を備えたファイルバックアップ装置。
  2. 前記優先順位決定部は、
    前記バックアップ履歴情報に基づき、前記第1記憶装置内のファイルの前記第2記憶装置へのバックアップがそれぞれ前回行われてからの経過時間を取得し、
    前記バックアップ履歴情報と前記更新履歴情報とに基づき、前記第1記憶装置内のファイルについて前記第2記憶装置への前回のバックアップが行われてからの容量変化量を取得し、
    前記第1記憶装置内のファイルの緊急バックアップの優先順位をそれぞれ、前回のバックアップが行われてからの経過時間と、前回のバックアップが行われてからの容量変化量とに基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のファイルバックアップ装置。
  3. 前記優先順位決定部は、
    前記バックアップ履歴情報に基づき、前記第1記憶装置内のファイルの前記第2記憶装置へのバックアップがそれぞれ前回行われてからの経過時間を取得し、
    前記バックアップ履歴情報と前記更新履歴情報とに基づき、前記第1記憶装置内のファイルについて前記第2記憶装置への前回のバックアップが行われてからの更新の有無を特定し、
    前記第1記憶装置内のファイルの緊急バックアップの優先順位をそれぞれ、前回のバックアップが行われてからの経過時間と、前回のバックアップが行われてからの更新の有無とに基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のファイルバックアップ装置。
  4. 前記優先順位決定部は、
    前記バックアップ履歴情報に基づき、前記第1記憶装置内前記第2記憶装置へのバックアップがそれぞれ前回行われてからの経過時間を取得し、
    前記バックアップ履歴情報と前記更新履歴情報とに基づき、前記第1記憶装置内のファイルについて前記第2記憶装置への前回のバックアップが行われてからの更新回数を計算し、
    前記第1記憶装置内のファイル緊急バックアップの優先順位をそれぞれ、前回のバックアップが行われてからの経過時間と、前回のバックアップが行われてからの更新回数とに基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のファイルバックアップ装置。
  5. 前記優先順位決定部は、
    ユーザがバックアップを行いたいファイルを指定するユーザ設定入力部からユーザの指定ファイルを取得し、
    前記第1記憶装置内の緊急バックアップのファイルの優先順位をそれぞれ、前回のバックアップが行われてからの経過時間と、前回のバックアップが行われてからの更新回数とユーザの設定とに基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のファイルバックアップ装置。
  6. 前記機器状態診断部は、
    緊急バックアップ先の候補となる複数の第3記憶装置のうちバックアップするファイルの容量以上の空き容量をもつ記憶装置を特定し、
    特定した記憶装置のうち、通信速度が最も高いものあるいは閾値以上のものを前記第1記憶装置内のファイルの前記緊急バックアップ先として決定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のファイルバックアップ装置。
  7. 前記計測データ取得部は、バックアップ先の候補となる複数の第3記憶装置のそれぞれから、前記記憶装置の複数の監視項目を含む計測データを取得し、
    前記機器状態診断部は、
    前記複数の記憶装置のそれぞれについて、前記複数の監視項目の値から前記記憶装置の疲労度を推定する疲労度モデルを保持しており、
    前記複数の記憶装置のそれぞれについて前記計測データと前記疲労度モデルとから疲労度を算出し、
    前記疲労度が所定値未満の記憶装置のうちバックアップするファイルの容量以上の空き容量をもつ記憶装置を前記第1記憶装置内のファイルの緊急バックアップ先として決定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のファイルバックアップ装置。
  8. 前記緊急バックアップ実行部は、前記優先順位決定部で決定されたファイルの優先順位を、前記ファイルのバックアップに要する時間で除算し、除算値の大きい順に前記ファイルのバックアップを行い、前記ファイルのバックアップに要する時間は、前記ファイルの容量を前記ファイルのバックアップ先との通信速度で除算することにより計算される
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のファイルバックアップ装置。
  9. 前記計測データ取得部は、前記対象機器の複数の監視項目を含む計測データを取得し、
    前記機器状態診断部は、前記複数の監視項目の値を重み付け合計することにより前記対象機器の疲労度を推定し、前記疲労度が閾値以上の場合に、前記緊急バックアップを要と判定する
    請求項1〜8のいずれか一項に記載のファイルバックアップ装置。
  10. 前記計測データ取得部は、前記対象機器の複数の監視項目を含む計測データを取得し、
    前記機器状態診断部は、前記監視項目の計測値の平均値を平均とする正規分布に対して、前記監視項目の最新値以上となる確率を計算し、各監視項目について計算した確率のうちの最小値が閾値以上の場合に、前記緊急バックアップを要と判定する
    請求項1〜8のいずれか一項に記載のファイルバックアップ装置。
  11. 複数のファイルを格納する第1記憶装置を有し前記第1記憶装置内のファイルを所望のタイミングで予め指定された第2記憶装置へバックアップする対象機器、とネットワークを介して通信するコンピュータ実行するファイルバックアップ方法であって、
    前記対象機器から前記第1記憶装置内のファイルの前記第2記憶装置へのバックアップ履歴情報を、前記ネットワークを介して取得するバックアップ履歴取得ステップと、
    前記バックアップ履歴情報をバックアップ履歴記憶部に記憶する記憶ステップと、
    前記対象機器から前記第1記憶装置内のファイルの更新履歴情報を、前記ネットワークを介して取得するファイル更新履歴取得ステップと、
    前記更新履歴情報をファイル更新履歴記憶部に記憶する記憶ステップと、
    前記バックアップ履歴記憶部に記憶された前記バックアップ履歴情報と、前記ファイル更新履歴記憶部に記憶された前記更新履歴情報とから前記第1記憶装置内のファイルに対する緊急バックアップの優先順位を決定する優先順位決定ステップと、
    計測センサまたは計測ツールにより前記対象機器の状態を計測する計測装置と前記ネットワークを介して通信して、前記対象機器の計測データを取得する計測データ取得ステップと、
    前記計測データを計測データ記憶部を記憶する記憶ステップと、
    前記計測データ記憶部に記憶された前記計測データに基づいて前記対象機器の機器状態を診断して、診断結果に基づき前記第1記憶装置内のファイルの緊急バックアップの要否を判定する機器状態診断ステップと、
    前記緊急バックアップが要と判定されたとき、前記優先順位決定ステップで決定された優先順位に従って第1記憶装置内のファイルを前記第1記憶装置から、予め指定された緊急バックアップ先である第3記憶装置へバックアップする緊急バックアップ実行ステップと、
    を備えたファイルバックアップ方法。
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