JP5457053B2 - 皮膚洗浄料組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、手や身体の洗浄料に好適に用いられる皮膚洗浄料組成物に関する。
皮膚洗浄分野において、手や身体における洗浄剤の主基剤としては、アニオン界面活性剤や両性界面活性剤や非イオン界面活性剤が用いられ、それを活用した石鹸やボディソープやハンドソープ等に応用されてきた。その中でアニオン活性剤としては、古くからは石けんがあり、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェートのような硫酸塩型、アシルグルタメートのようなアミノ酸型、モノアルキルホスフェートのようなリン酸エステル型、アルキルグルコシドのようなノニオン型が使用されている。
しかしながら、これらの成分を含む洗浄料やクレンジング剤を使用して皮膚を洗浄すると、皮膚の汚れとともに、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質、皮脂膜などの皮膚の潤いを保つための有用成分も除去されてしまうという問題がある。
前記皮膚の潤いを保つための有用成分は、一度除去されると回復までに、数時間あるいは数日かかり、これにより、外的刺激に対する防御機能が低下し、肌荒れに繋がる。
一方、クレンジングや洗浄料を使用した後に、損失した水分や油分を皮膚の角質細胞に補給することを目的に、皮膚外用剤として化粧水、乳液、クリーム等のスキンケア剤を用いたスキンケアがなされている。
しかし、これらのスキンケア剤を使用しても、環境の変化等により皮膚から水分や油分を失ったり、手の洗浄については、洗浄頻度が他の皮膚の部位と比べ多く、つまり洗浄料に暴露される回数が多いことから、洗浄剤により手荒れが生じたりするリスクが高いという問題がある。
特に、外的刺激に弱い敏感肌のユーザー、子供、老人においては、肌荒れのリスクが顕著であり、皮膚の潤いが十分でない問題がある。
また、メイクアップ化粧料を洗い落とす分野においては、油分を多く含む洗浄料を用いることで洗浄力効果が高いことが知られているが、油分特有の洗い流しにくさを有し、洗浄性が不十分であるという問題がある。
こうしたことから、油分を多く含む洗浄料が有する問題を解決するため、種々の提案がされている。
例えば、(a)油性成分を50〜95質量%と(b)脂肪酸エステル型又はアルキルエーテル型非イオン性界面活性剤を5〜15質量%、(c)水を0.1〜5質量%を含有した液状油性皮膚化粧料であって、(b)成分の合計量に対し、HLB8以上、16以下の界面活性剤を50〜80質量%、HLB6以上、8未満の界面活性剤を5〜30質量%、HLB4以上、6未満の界面活性剤を5〜30質量%の液状油性皮膚化粧料が開示されている(特許文献1参照)。
また、液状油性成分、HLB3〜13の界面活性剤、多価アルコールおよび水を必須成分として含有する自己乳化型油性化粧料組成物が開示されている(特許文献2参照)。
また、N−長鎖アシル中性アミノ酸エステルを含有する油性成分50〜95質量%と、HLBが5〜16である非イオン界面活性剤4〜30質量%とを含有することを特徴とする油性洗浄料が開示されている(特許文献3参照)。
また、液状高級アルコール、ポリオキシエチレン鎖を持つHLB5〜16の非イオン性界面活性剤1〜3質量%、ジイソステアリン酸ポリグリセリル及び/又はトリイソステアリン酸ポリグリセリル、及び液状炭化水素油を配合することを特徴とする油性皮膚クレンジング料が開示されている(特許文献4参照)。
また、(A)HLB8以下の非イオン界面活性剤1〜15質量%、(B)HLBが13より大きい非イオン界面活性剤5〜30質量%、(C)HLBが8より大きく13以下である非イオン界面活性剤1〜10質量%、(D)30℃における粘度が15mPa・s以下である油剤10〜40質量%、(E)水溶性溶剤10〜60質量%、(F)水5〜50質量%を含有し、成分(E)及び成分(F)の合計含有量が40〜70質量%である透明液状クレンジング組成物が開示されている(特許文献5参照)。
また、油約30%〜約80%及びHLB値約7〜約12の非イオン系界面活性剤約5%〜約9%を含有する油相等を含有するスキンケア組成物が開示されている(特許文献6参照)。
また、HLB値7〜14の非イオン界面活性剤5.0〜15.0重量%、水0.1〜2.0重量%、常温で液状の油等をからなるクレンジング化粧料が開示されている(特許文献7参照)。
また、油性成分として(A)25℃における粘度が1000〜50000mPa・sの油剤と、(B)25℃における粘度が20mPa・s以下の油剤とを含有し、全油性成分中における(A)成分と(B)成分の含有量が合計で30質量%以上であり、その質量比が(B)/(A)=1〜5である液状クレンジング剤組成物が開示されている(特許文献8参照)。
しかしながら、これらの化粧料組成物等においては、洗浄性と皮膚の潤いとのそれぞれの問題を解決することのできるものはなく、したがって、洗浄性と皮膚の潤いとを両立させた皮膚洗浄料組成物としては、満足できるものが存在しないというのが現状である。
特許第3881953号公報 特開2001−270808号公報 特開2004−10553号公報 特開2007−217302号公報 特開2008−184415号公報 特開平2−15021号公報 特開平3−161428号公報 特開2006−306780号公報
本発明の目的は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、油分特有の洗い流しにくさ及びべたつきを抑えるとともに、しっとり感及び潤い(水分保持)を付与し洗浄後の皮膚を保護する皮膚洗浄料組成物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては以下の通りである。即ち、
<1> HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)と、HLB値が10〜16の非イオン界面活性剤(B成分)と、40℃で液状の流動パラフィン(C成分)と、植物油(D成分)とを含み、前記C成分の皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率と、前記D成分の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率との和(C+D)が70質量%〜90質量%であり、次式、0.20≦D/(C+D)≦0.90、の関係を満たすことを特徴とする皮膚洗浄料組成物である。
<2> HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)が、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール、及びジオレイン酸ポリエチレングリコールのいずれかから選択される1種以上であり、HLB値が10〜16の非イオン界面活性剤(B成分)が、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ジイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、及びトリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルのいずれかから選択される1種以上である前記<1>に記載の皮膚洗浄料組成物である。
<3> 植物油(D成分)が、ホホバ油、アーモンド油、コメヌカ油、及びコメ胚芽油のいずれかから選択される1種以上を含有する前記<1>から<2>のいずれかに記載の皮膚洗浄料組成物である。
本発明によれば、前記従来における諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、本発明は、油分特有の洗い流しにくさ及びべたつきを抑えるとともに、しっとり感及び潤い(水分保持)を付与し洗浄後の皮膚に潤いをあたえる皮膚洗浄料組成物を提供することができる。
本発明の皮膚洗浄料組成物は、HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)と、HLB値が10〜16の非イオン界面活性剤(B成分)と、流動パラフィン(C成分)と、植物油(D成分)とを含み、必要に応じて、その他の成分を含んでなる。
−HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)−
前記HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)は、洗い流し易く、べたつきを抑える成分として作用する。
前記HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ジステアリン酸ポリエチレングリコール(HLB値;5〜8)、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール(HLB値;5〜8)、ジオレイン酸ポリエチレングリコール(HLB値;5〜8)が好ましく、その中でも、前記ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール(HLB値;5〜8)がより好ましい。
前記HLB値としては、6〜8がより好ましく、この条件を満たす前記HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)としては、例えば、日本エマルジョン社製のジイソステアリン酸PEG−8の400di−ISEX(HLB値;6)、ジイソステアリン酸PEG−12の600di−ISEX(HLB値;8)が挙げられる。
前記HLB値が5未満であると、洗い流しやすさやべたつきのなさの点において不十分になる。また、前記HLB値が8を超えると、洗い流しやすさやべたつきのなさに点において不十分になる。なお、前記HLB値は、界面活性剤を構成している親水基と疎水基の強さのバランスを示す値であり、その算出法は、下記川上の式による。
HLB値=7+11.7log(M/M
:界面活性剤親水部分の分子量
:界面活性剤親油部分の分子量
前記HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1.0質量%〜10.0質量%が好ましく、洗い流しやすさやべたつきのなさの点で、2.0質量%〜6.0質量%がより好ましい。
1.0質量%未満であると、洗い流しやすさやべたつきのなさの点において不十分になり、10.0質量%を超えると、しっとり感の点において不十分になる。
−HLB値が10〜16の非イオン界面活性剤(B成分)−
前記HLB値が10〜16の非イオン界面活性剤(B成分)は、乾燥後のしっとり感を付与し、洗い流し易い成分として作用する。
前記HLB値が10〜16の非イオン界面活性剤(B成分)としては、特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができるが、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(HLB値;10〜16)、ジイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(HLB値;10〜14)、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(HLB値;10〜13)が好ましく、その中でも、HLB10〜12のトリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルがより好ましい。
前記HLB10〜12のトリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルとしては、例えば、日本エマルジョン社製のトリイソステアリン酸PEG−30グリセリルのGWIS−330(HLB値;10)、トリイソステアリン酸PEG−40グリセリルのGWIS−340(HLB値;11)、トリイソステアリン酸PEG−50グリセリルのGWIS−350(HLB値:12)、が挙げられる。
前記HLB値が10未満であると、洗い流しやすさやべたつきのなさに点において不十分になる。また、前記HLB値が16を超えると、洗い流しやすさやべたつきのなさに点において不十分になる。
前記HLB値が10〜16の非イオン界面活性剤(B成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、4.0質量%〜23.0質量%が好ましく、乾燥後のしっとり感の点で、8.0質量%〜18.0質量%がより好ましい。
4.0質量%未満であると、洗い流しやすさやべたつきのなさの点において不十分になり、23.0質量%を超えると、しっとり感や水分量の点において不十分になる。
−流動パラフィン(C成分)及び植物油(D成分)−
前記流動パラフィン(C成分)及び前記植物油(D成分)は、皮膚の水分蒸発を防ぎ、皮膚中の角質層の保湿バランスを整える、いわゆるエモリエント成分としての役割を有し、乾燥後のしっとり感を付与し、水分保持する成分として作用する。
前記流動パラフィン(C成分)は、40℃で液状である流動パラフィンである。
前記40℃で液状である流動パラフィン(C成分)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、流動パラフィン、40−S(動粘度3.4mm−1〜5.4mm−1)、55−S(動粘度7.0mm−1〜9.0mm−1)、60−S(動粘度8.5mm−1〜10.5mm−1)、70−S(動粘度11.7mm−1〜13.7mm−1)、80−S(動粘度12.8mm−1〜14.8mm−1)、90−S(動粘度14.4mm−1〜16.4mm−1)、100−S(動粘度16.0mm−1〜20.0mm−1)、120−S(動粘度18.5mm−1〜22.5mm−1)、150−S(動粘度23.4mm−1〜27.4mm−1)、260−S(動粘度46.0mm−1〜52.0mm−1)、350−S(動粘度64.0mm−1〜70.0mm−1)、以上(中央化成(株)製)、などが挙げられ1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
る。
前記流動パラフィン(C成分)の40℃での動粘度としては、液状を示すものであれば、特に制限はないが、乾燥後のしっとり感を高めるためには、18.5mm−1〜70mm−1が好ましい。
前記動粘度が18.5mm−1〜70mm−1である流動パラフィン(C成分)としては、前記流動パラフィン、120−S、150−S、260−S、350−Sが挙げられる。
前記流動パラフィン(C成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率としては、後述する植物油(D成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率との関係で規定される含有率の範囲内であれば、特に制限はないが、8.0質量%〜64.0質量%が好ましく、24.0質量%〜56.0質量%がより好ましい。
8.0質量%未満であると、洗い流しやすさ、べたつきを抑える点で劣る場合があり、64.0質量%を超えると、乾燥後のしっとり感が劣り、水分量が少なくなる場合がある。
また、40℃における前記流動パラフィン(C成分)の動粘度の測定方法としては、JIS K2283に基づいて測定することができ、具体的には、一定容量(25ml)の試料が、40℃の条件下でウベローデ型粘度計の毛細管を自然流下するのに要した時間(秒)を測定した値を動粘度とすることができる。
前記植物油(D成分)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ホホバ油、アーモンド油、コメヌカ油、コメ胚芽油、オリーブ油、ゴマ油、サフラワー油、ダイズ油、ナタネ油、ヒマシ油、パーム油、が挙げられる。その中でも、ホホバ油、アーモンド油、コメヌカ油、コメ胚芽油がしっとり感を付与する点において好ましく、コメヌカ油、コメ胚芽油がより好ましい。
前記植物油(D成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率としては、後述する植物油(D成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率との関係で規定される範囲内であれば、特に制限はないが、16.0質量%〜72.0質量%が好ましく、乾燥後のしっとり感付与と水分保持の点で、24.0質量%〜56.0質量%がより好ましい。
16.0質量%未満であると、乾燥後のしっとり感が劣り、水分量が少なくなる場合があり、72.0質量%を超えると、洗い流しやすさ、べたつきを抑える点で劣る場合がある。
また、前記40℃で液状の流動パラフィン(C成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率と、植物油(D成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率との和(C+D)は、70質量%〜90質量%であり、乾燥後のしっとり感付与と水分保持の点で、75.0質量%〜85.0質量%が好ましい。
70.0質量%未満であると、しっとり感や水分量の点において不十分になり、90.0質量%を超えると、洗い流しやすさやべたつきのなさの点において不十分になる。
また、前記皮膚洗浄料組成物において、前記D成分の含有率と、前記和(C+D)とは、次式、0.20≦D/(C+D)≦0.90、の関係を満たすものであり、しっとり感付与、水分量の保持の点で、前記D/(C+D)の値が0.30〜0.70の範囲にあることが好ましい。
前記D/(C+D)の値が0.20未満であると、水分量やしっとり感が不十分であり、0.90を超えると、洗い流しやすさやべたつきのなさの点において不十分になる。
さらに、前記皮膚洗浄料組成物において、前記D/(C+D)の値が0.30〜0.70の範囲で、HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率と、HLB値が10〜16の非イオン界面活性剤(B成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率との和(A+B)、及び、前記40℃で液状の流動パラフィン(C成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率と、植物油(D成分)の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率との和(C+D)が、次式、0.12≦(A+B)/(C+D)≦0.36、より好ましくは、0.12〜0.27の関係を満たすことである。 該関係式を満たすと、洗い流し易く、べたつきを抑えられるとともに、しっとり感及び潤い(水分保持)が付与される点で好ましい。
−その他の成分−
前記その他の成分としては、本発明の目的を妨げない範囲であれば、特に制限はなく、皮膚洗浄料組成物に、通常用いられているものの中から適宜選択することができ、例えば、保湿剤としてのポリオール類、エモリエント剤としての前記流動パラフィン(C成分)及び前記植物油(D成分)以外の油分類、低級/高級アルコールなどのアルコール類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、高分子化合物、ビタミン類、アミノ酸類等の薬剤、殺菌剤、抗炎症剤、植物抽出剤又はその誘導体、紫外線吸収・散乱剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、キレート剤、色素、天然色素、香料組成物、清涼剤、前記非イオン界面活性剤(A成分及びB成分)以外の界面活性剤としてのノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤、顔料、シリコーン等が挙げられる。
前記保湿剤としてのポリオール類は、特に制限はなく、分子内に水酸基2個以上有し、常温において液状を呈するものを挙げることができ、具体的には、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ペンタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、ヘキシレングリコール、イソプレングリコール、ソルビト−ル、エリスリト−ル、トレハロ−ス等が挙げられる。
これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
エモリエント剤としての前記流動パラフィン(C成分)及び前記植物油(D成分)以外の油分類としては、特に制限はなく、例えば、乳酸ミリスチル、乳酸イソステアリル、カプリル酸ヤシ油アルキル、カプリン酸ヤシ油アルキル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸コレステリル、ステアリン酸フィトステリル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸セトステアリル、イソオクタン酸セチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オレイン酸エチル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸コレステリル、オクタン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸フィトステリル、エルカ酸オレイル、エルカ酸オクチルドデシル、エイコセン酸カプリリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、トリオクタノイン、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ラノリンアルコール、グリセロールトリ−2−エチルヘキサン酸エステル、2−エチルヘキシルステアレート、オレイン酸オクチルドデシル、コレステロールオレート、スクワレン、ワセリン等が挙げられる。
これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記高分子化合物としては、特に制限はなく、例えば、官能基がジメチルジアリルアンモニウムハライドである塩化ジメチルジアリルアンモニウムホモポリマー、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド・アクリル酸3元共重合体、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化デキストラン、カチオン化プルラン、四級化ビニルピロリドン−アミノエチルメタクリレート共重合体、ポリエチレンイミン、ジプロピレントリアミン縮合物、アジピン酸ジメチル−アミノヒドロキシプロピルジエチルトリアミン共重合体、第四級窒素含有スターチ等の他、加水分解ケラチン、加水分解シルク、加水分解コラーゲン、加水分解小麦、カチオン化加水分解ケラチン、カチオン化加水分解シルク、カチオン化加水分解コラーゲン、カチオン化加水分解小麦、シリコーン化加水分解コラーゲン、シリコーン化加水分解シルクのタンパク加水分解物にカチオン基を導入したもの、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、トラガントガム、デンプン等の天然高分子、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、可溶性デンプン等の半合成高分子、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、メタクリロイルエチルベタイン・メタクリル酸エステル共重合体等の合成高分子が挙げられる。
これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してよい。
前記ビタミン類としては、特に制限はなく、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンF、ビタミンK、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロット酸及びその誘導体等を挙げられる。
これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記アミノ酸類としては、特に制限はなく、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン及びその誘導体等が挙げられる。
これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記殺菌剤としては、特に制限はなく、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサンなどが挙げられる。
抗炎症剤としては、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルレチン酸、アラントインなどが上げられる。
前記動植物抽出剤又はその誘導体としては、特に制限はないが、例えば、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が好ましい。具体的には、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カルカデエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、蜂蜜、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等が挙げられる。
これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記紫外線吸収・散乱剤としては、特に制限はなく、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチルパラアミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシサイナメート、酸化チタン、カオリン、タルク等を例示することができる。
前記防腐剤としては、特に制限はなく、例えば、アミノエチルスルホン酸、安息香酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸ベンジル、液状フェノール、塩化セチルピリジニウム、カンテン、強力サンプレザーN(商品名:三栄源エフ.エフ.アイ.社製)、クロロクレゾール、クロロブタノール、ゲンチジン酸エタノールアミド、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、セイセプト(商品名:成和化成社製)、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、チモール、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、2−ナフトール、ヒノキチオール、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル、パラホルムアルデヒド、フェニルエチルアルコール、フェノール、プロキセルGXL(商品名:ゼネカ社製)、ベンジルアルコール、ホウ酸、ホウ砂、d−ボルネオール、硫酸オキシキノリン、ウンデシレン酸モノエタノールアミド、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液、塩酸(グルコン酸)クロルヘキシジン、オルトフェニルフェノール、クレゾール、クロラミンT、クロルキシレノール、クロルフェネシン、臭化アルキルイソキノリニウム液、臭化ドミフェン、チアントール、トリクロロカルバニリド、パラクロルフェノール、ハロカルバン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ヘキサクロロフェン、レゾルシン、フェノキシエタノール等が挙げられる。
これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記pH調整剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、酸、塩基、及びこれらの塩が挙げられる。
前記酸化防止剤としては、特に制限はなく、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、アスコルビン酸等を例示することができる。
前記キレート剤としては、エデト酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸塩、ヘキサメタリン酸塩、グルコン酸、クエン酸等を例示することができる。
前記色素としては、特に制限はなく、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等が挙げられる。
前記天然色素としては、例えば、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等から選ばれる粉体が挙げられる。
前記香料組成物は、香料成分、香料用溶剤、及び、香料安定化剤からなる混合物である。 前記香料組成物の含有率としては、前記皮膚洗浄料組成物中、0.005質量%〜40質量%が好ましく、0.01質量%〜10質量%がより好ましい。
前記香料成分として使用される香料原料のリストは、様々な文献、例えば、「Perfume and Flavor Chemicals」,Vol.I and II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994);「合成香料化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996);「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994);「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989);「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996);「Flower oils and Floral Compounds In Perfumery」,Danute Lajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)等で参照することができ、前記香料成分としては、例えば、これらの文献に記載された香料原料の中から、適宜選択することができる。具体的には、ユーカリ油、カンフル、ボルネオール、レモン油、ライム油、グレープフルーツエキス、ラベンダー油、ラベンダーエキス、ローズマリー油、ローズマリーエキスなどが挙げられる。
前記香料用溶剤としては、特に制限はなく、例えば、エタノール、ベンジルベンゾエート、アセチン(トリアセチン)、MMBアセテート(3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート)、エチレングリコールジブチレート、ヘキシレングリコール、ジブチルセバケート、デルチールエキストラ(イソプロピルミリステート)、メチルカルビトール(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)、カルビトール(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、TEG(トリエチレングリコール)、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、フタル酸ジエチル、トリプロピレングリコール、アボリン(ジメチルフタレート)、デルチルプライム(イソプロピルパルミテート)、ジプロピレングリコールDPG−FC(ジプロピレングリコール)、ファルネセン、ジオクチルアジペート、トリブチリン(グリセリルトリブタノエート)、ヒドロライト−5(1,2−ペンタンジオール)、プロピレングリコールジアセテート、セチルアセテート(ヘキサデシルアセテート)、エチルアビエテート、アバリン(メチルアビエテート)、シトロフレックスA−2(アセチルトリエチルシトレート)、シトロフレックスA−4(トリブチルアセチルシトレート)、シトロフレックスNo.2(トリエチルシトレート)、シトロフレックスNo.4(トリブチルシトレート)、ドゥラフィックス(メチルジヒドロアビエテート)、MITD(イソトリデシルミリステート)、ポリリモネン(リモネンポリマー)、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。
前記香料用溶剤の含有率としては、前記香料組成物中、0.1質量%〜99質量%が好ましく、0.1質量%〜10質量%がより好ましい。
前記香料安定化剤としては、特に制限はなく、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ビタミンEとその誘導体、カテキン化合物、フラボノイド化合物、ポリフェノール化合物等が挙げられ、これらの中でも、ジブチルヒドロキシトルエンが好ましい。
前記香料安定化剤の含有率としては、前記香料組成中、0.0001質量%〜10質量%が好ましく、0.001質量%〜5質量%がより好ましい。
前記清涼剤としては、特に制限はなく、メントール、ペパーミント油、ハッカ油などが挙げられる。
前記冷涼剤としては、特に制限はなく、N−エチルパラメンタンカルボキサミド(商品名:WS3),l-メンチルグリセリルエーテル(商品名:CA−10),メンチルラクテート(商品名:FrescolatML,FrescolatMGA)などが挙げられる。
前記その他の界面活性剤であるノニオン性界面活性剤としては、特に制限はなく、ポリオキシエチレン脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、脂肪酸モノエタノールアミド等が挙げられる。
これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記その他の界面活性剤である両性界面活性剤としては、特に制限はなく、アルキルベタイン系活性剤、アミドベタイン系活性剤、スルホベタイン系活性剤、ヒドロキシスルホベタイン系活性剤、アミドスルホベタイン系活性剤、ホスホベタイン系活性剤、イミダゾリニウムベタイン系活性剤、アミノプロピオン酸系活性剤、アミノ酸系活性剤等が挙げられる。
より具体的には、例えば、N−デシルベタイン、セチルベタイン、ステアリルベタイン、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドメチルベタイン、ミリスチン酸アミドメチルベタイン、パルミチン酸アミドメチルベタイン、ステアリン酸アミドメチルベタイン、ヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタイン、ステアリルジメチルスルホプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミノメチルスルホプロピルベタイン、ステアリルアミノメチルジメチルスルホプロピルベタイン、ミリスチルアミノメチルジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルアミノメチル−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−スルホプロピルベタイン、N−ラウロイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−カルボキシメチルエチレンジアミン、N−ラウロイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N’,N’−ビス(カルボキシエチル)エチレンジアミン、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−カルボキシメトキシエチルエチレンジアミン、N−ラウロイル−N’−カルボキシエチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)−エチレンジアミン、N−ラウロイル−N’−カルボキシエトキシエチルエチレンジアミン、N−ラウロイル−N’−カルボキシエチル−N’−カルボキシエトキシエチルエチレンジアミン、2−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記シリコーンとしては、特に制限はなく、通常の洗浄料に用いられる、20℃で液状のもので、例えば、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ポリシロキサン等が挙げられる。
−皮膚洗浄料組成物の製造方法−
前記皮膚洗浄料組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、皮膚洗浄料組成物の常法に準じて調製することができる。
前記皮膚洗浄料組成物を調製する装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、剪断力と全体混合できる複数の攪拌羽根、例えば、プロペラ、タービン、ディスパーなどを備えた攪拌装置が好ましい。
以下、実験例、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、以下の例において配合量はいずれも質量%である。
下記表1〜表5に示す組成に基づき、下記に示す製造方法により、実施例1〜30及び比較例1〜14における皮膚洗浄料組成物を製造した。
また、得られた実施例1〜30及び比較例1〜14における皮膚洗浄料組成物を下記の方法で評価した。その結果を下記表1〜表5に併せて示す。
<製造方法>
約40℃の温度条件下で、HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)と、HLB値が10〜16の非イオン界面活性剤(B成分)と、40℃で液状の流動パラフィン(C成分)と、植物油(D成分)と、を所定量ビーカーに添加し、パドルミキサーで攪拌し、A成分〜D成分を含む組成物を調製した。
また、別のビーカーにおいて、約40℃の温度条件下で表1〜表5の共通成分である、精製水、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、β-グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ジカリウムを所定量添加後パドルミキサーで攪拌し、共通成分からなる組成物を調製した。
1%水溶液にした40℃で液状の流動パラフィン(C成分)と、植物油(D成分)とを、共通成分からなる組成物が添加されたビーカーに所定量添加し、さらにパドルミキサーで攪拌し、その後、先に攪拌していたA成分〜D成分を含む組成物が添加されたビーカーに添加し、パドルミキサーで十分攪拌することで、実施例1〜30及び比較例1〜14における皮膚洗浄料組料成物を得た。
<評価方法>
−水分量の測定方法−
30代健常男性のパネラー3名の前腕内側部に対して、実施例1〜30及び比較例1〜14の皮膚洗浄料組成物5mLを触れさせるように、5分間カップシェイキングした後、精製水5mLにて同様の操作を行い、流水で洗い流した。その後、SKICON200(IBS社製)を用いて角質水分量を測定した。SKICON200(IBS社製)は、次のように設計されている。
角質層で保持されている水分を生体内で測定する方法として、インピーダンス測定法がある。これは直径6mmの同心円状の真鍮製電極を軽く皮膚に当て、3.5MHzの高周波の弱い交流を流す手法である。
このとき損出抵抗計の出力(VR)は角質層の水分含有量をきわめて鋭敏に反映することが知られている。このVRは電導度と平行した動きを示し、今回測定に用いた測定装置SKICON200は直接電導度を出力するように設計されている。
この測定装置を用いて、洗浄前後の皮膚の角質水分量変化率を次式により求めた。
変化率(%)=W/W×100
:洗浄前の電導度
W:洗浄後の電導度
Wは、それぞれ10回測定時の最大値と最小値各2点の結果を除いた8点の平均値とした。変化率については、それぞれのパネラーの平均値(小数点以下切捨て)を平均し、小数点以下を四捨五入した。その結果を下記表1〜表5に示す。
−「洗い流しやすさ」と「乾燥後のしっとり感」と「べたつき」の評価−
洗い流しやすさ、乾燥後のしっとり感、べたつきの評価は、専門評価パネラー5名が、実施例1〜30及び比較例1〜14のテストサンプルを使用して評価した。
洗い流しやすさの評価方法としては、2mLを両手に延ばし、水ですすいだ時の洗い流しやすさを評価した。
乾燥後のしっとり感の評価方法としては、タオルドライ後、手に残った水分を風乾し、乾燥後のしっとり感を評価した。
べたつきの評価方法としては、タオルドライ後、手に残った水分を風乾し乾燥後のべたつきを評価した。
評価は、下記に示す評価基準に基づき5段階の評点を付け、各サンプルの評点の平均値を基に下記判定基準を用いて判定した。
ここでいう、「洗い流しやすさ」とは、すすぎ時の皮膚洗浄料組成物の流れ落ちやすさのことをいう。また、「乾燥後のしっとり感」とは、タオルドライ後に手を揉み合わせ指先で触った際に感じた肌がうるおった状態のことをいう。また、「べたつき」とは、手を揉み合わせて、指先で触った際の接着感のことをいう。
−評価基準−
前記流しやすさ、乾燥後のしっとり感、べたつきのそれぞれについての評価基準は、以下の通りである。
(評点):(評価)
5点 : 非常に良い
4点 : 良い
3点 : どちらともいえない
2点 : 悪い
1点 : 非常に悪い
また、前記評価基準に基づく、流しやすさ、乾燥後のしっとり感、べたつきのそれぞれについての判定基準は、以下の通りである。
(判定基準):(評点の平均点)
◎ : 4.5点〜5点
○ : 3.5点〜4.5点未満
△ : 2.5点〜3.5点未満
× : 1点〜2.5点未満
(実施例1〜5)
Figure 0005457053
(実施例6〜11)
Figure 0005457053
(実施例12〜17)
Figure 0005457053
(実施例18〜30)
Figure 0005457053
(比較例1〜14)
Figure 0005457053
本発明の皮膚洗浄料組成物は、油分特有の洗い流しにくさ及びべたつきを抑えるとともに、しっとり感及び潤い(水分保持)を付与し洗浄後の皮膚を保護することができるため、ハンドソープなどの手洗用洗浄料、ボディソープなどの身体洗浄料、洗顔料などに好適に利用することができる。

Claims (4)

  1. HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)と、HLB値が10〜16の非イオン界面活性剤(B成分)と、40℃で液状の流動パラフィン(C成分)と、植物油(D成分)とを含み、
    前記C成分の皮膚洗浄料組成物の全量に対する含有率と、前記D成分の前記皮膚洗浄料組成物全量に対する含有率との和(C+D)が70質量%〜90質量%であり、次式、0.20≦D/(C+D)≦0.90、の関係を満たすことを特徴とする皮膚洗浄料組成物。
  2. HLB値が5〜8の非イオン界面活性剤(A成分)が、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール、及びジオレイン酸ポリエチレングリコールのいずれかから選択される1種以上であり、
    HLB値が10〜16の非イオン界面活性剤(B成分)が、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ジイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、及びトリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルのいずれかから選択される1種以上である請求項1に記載の皮膚洗浄料組成物。
  3. 植物油(D成分)が、ホホバ油、アーモンド油、コメヌカ油、及びコメ胚芽油のいずれかから選択される1種以上を含有する請求項1から2のいずれかに記載の皮膚洗浄料組成物。
  4. (A)成分の含有量が、1.0質量%〜10.0質量%であり、
    (B)成分の含有量が、4.0質量%〜23.0質量%であり、
    (C)成分の含有量が、8.0質量%〜64.0質量%であり、
    (D)成分の含有量が、16.0質量%〜72.0質量%である請求項1から3のいずれかに記載の皮膚洗浄料組成物。
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