JP5455740B2 - 折板屋根用二重葺金具 - Google Patents

折板屋根用二重葺金具 Download PDF

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Description

本発明は、古くなった折板屋根の葺替えや二重構造の折板屋根を構築するための折板屋根用二重葺金具に関するものである。
従来の折板屋根用の二重葺金具としては、金属製の帯板を略コ字状に折曲することで、左右両端の突出板部が下部となり各突出板部の基端部間の連設板部が上部となるコ字形の金具本体を構成し、この金具本体の各突出板部の一部(中程より下方側の部分)をハ字状に対設する形状に折曲して、このハ字状に対設する突出板部の下方側を折板屋根の部の左右の斜面に沿設固定可能な固定用脚部とし、この金具本体上部の前記連設板部に、積層用折板材の部を被嵌固定するための固定部を立設状態に設けたものがある。
更に詳しくは、各固定用脚部には、ビス穴を貫通形成し、このビス穴を介して折板屋根の部に沿設させた各固定用脚部をス止めし得るように構成している。
また、金具本体上部の前記連設板部の中心部には、固定部としての固定ボルトを立設状態に突設し、この固定ボルトに上方から被嵌した前記積層用折板材の部をナット止めし得るように構成している。
また、従来、上記金具本体が複数連続した形状のものも実施されている(例えば、特許文献1参照。)。
意匠登録第1167740号公報
本発明は、この種折板屋根用二重葺金具の実用性を更に追求したもので、折板屋根上に安定的に仮置きできて固定用脚部の固定作業が容易に行われると共に、積層用折板材に上方から加わる荷重に対して高い耐荷重性能を発揮する画期的な折板屋根用二重葺金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
折板屋根1上に、この折板屋根1と間隔を置いた浮上状態にして積層用折板材2を取付する折板屋根用二重葺金具であって、左右両端の突出板部3が下部となり各突出板部3の基端部間の連設板部4が上部となるコ字形の金具本体Aの前記各突出板部3の一部を、前記折板屋根1の山部5の左右の斜面6に沿設固定する固定用脚部7とし、この金具本体A上部の前記連設板部4に固定部8を設けて、この固定部8にこの固定部8の上方から被嵌した前記積層用折板材2の山部9を固定し得るように構成した折板屋根用二重葺金具において、前記左右夫々の突出板部3の対向内側に突出して前記折板屋根1の山部5の頂面5Aに載置する載置用切り出し片部10を、各突出板部3に設け、この載置用切り出し片部10は、各突出板部3から切り出した切り出し片を、この切り出し片の基端部の折縁11を介して各突出板部3の対向内側に向けて折曲突出させたこの折曲切り出し片10で構成すると共に、この載置用切り出し片部10は、各突出板部3に対して水平方向に設けた折縁や垂直方向に設けた折縁ではなく、傾斜方向に設けた前記折縁11を介して折曲突出させた構成として、この載置用切り出し片部10の片縁が前記折板屋根1の山部5の頂面5Aに載置当接する構成としたことを特徴とする折板屋根用二重葺金具に係るものである。
また、前記固定用脚部7を前記折板屋根1の左右の斜面6に沿設した際に、折板屋根1の山部5の頂面5Aに載置する前記載置用切り出し片部10を前記左右夫々の突出板部3に設けたことを特徴とする請求項1記載の折板屋根用二重葺金具に係るものである。
また、前記載置用切り出し片部10は、前記左右夫々の突出板部3の前後二箇所に形成し、この各突出板部3の左右前後の載置用切り出し片部10間に、前記折板屋根1の山部5上に突出状態に設けられる折板屋根固定ナット12を挿入可能なナット挿入用間隙13を形成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の折板屋根用二重葺金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、たとえ折板屋根に多少変形があったとしても左右の突出板部に設けた載置用切り出し片部を折板屋根の山部の頂面に確実に載置して金具本体を安定的に載置(仮置き)することができ、この折板屋根上に安定的に仮置きされた金具本体の固定用脚部を、折板屋根の斜面に対して固定する作業を容易に行うことができ、しかも、本金具を用いて完成した二重葺折板屋根は、積層用折板材上に上方からの大きな荷重が加わった際に、この荷重が金具本体の固定用脚部を介して折板屋根の斜面と、載置用切り出し片部を介して折板屋根の山部とに分散して支えられることになるので、良好な耐荷重性能を発揮することとなる上、載置用切り出し片部が折縁を介して簡単に折れ曲がったり載置用切り出し片部自身が簡単に変形したりしにくいために本金具を介して固定されている積層用折板材が沈み込むような変形を生じにくく、高強度な二重葺折板屋根を構築可能となり、更に本発明では、載置用切り出し片部をコ字形の金具本体の左右の突出板部から切り出す構成であるため、従来品に比して大きな構造変更を施すことなく、簡易に且つコスト安に設計実現可能であるなど、極めて実用性に優れた画期的な折板屋根用二重葺金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、左右の固定用脚部と載置用切り出し片部とが同時に折板屋根上に載置するので、本金具を折板屋根上に一層安定的に載置(仮置き)でき、これにより本金具の固定用脚部を折板屋根の左右の斜面に沿設固定する作業が一層容易に行われる極めて実用性に優れた構成の折板屋根用二重葺金具となる。
また、請求項3記載の発明においては、各突出板部の前後二箇所から対向内側に載置用切り出し片部を突出する構成でありながら、載置用切り出し片部が切り出される各突出板部の強度落ちが少ない上、この載置用切り出し片部が邪魔にならずに折板屋根固定ナットをナット挿入用間隙に挿入するようにして本金具を折板屋根上に固定可能な重ね式折板屋根用に好適な折板屋根用二重葺金具となり、しかも、折板屋根を固定するタイトフレームの上方に本金具を設置固定可能となるので、積層用折板材に上方から加わる荷重が直接的にタイトフレームにも支持される高強度な二重葺折板屋根を構築可能となるなど、一層実用性に優れた構成の折板屋根用二重葺金具となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例を示す別角度からの斜視図である。 本実施例を示す側面図である。 本実施例を示す底面図である。 本実施例を折板屋根の山部に設置しようとする途中の状態を示す説明正面図である。 本実施例を折板屋根の山部に設置した状態を示す説明正面図である。 図4の状態から固定用脚部を折板屋根の斜面にビス止め固定した状態を示す説明正面図である。 本実施例の固定部を利用して折板屋根上に積層用折板材を固定した二重葺折板屋根の完成状態を示す説明正面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
金具本体Aは、下部左右の突出板部3の一部である固定用脚部7を、折板屋根1の山部5の左右の斜面6に沿設固定することによって折板屋根1上に固定するが、この際、金具本体Aの左右夫々の突出板部3の対向内側に突出する載置用切り出し片部10が折板屋根1の山部5の頂面5Aに載置して、金具本体Aが折板屋根1の山部5上に安定的に載置することになる。
従って、例えば、折板屋根1に多少変形があったりすると、固定用脚部7を斜面6に対して安定的に沿設できない場合があるが、本発明によれば、折板屋根1に多少の変形があっても載置用切り出し片部10が山部5の頂面5Aに確実に載置して金具本体Aを安定的に載置することができるので、この折板屋根1上に安定的に載置された(仮置きされた)金具本体Aの固定用脚部7を斜面6に対して固定する作業が容易に行われることとなる。
折板屋根1に固定された金具本体A上部の固定部8に、積層用折板材2の山部9を被嵌固定することで二重葺折板屋根が完成するが、本金具を用いて完成した二重葺折板屋根は、積層用折板材2上に例えば人が載るなどして上方からの大きな荷重が加わると、この荷重が金具本体Aの固定用脚部7を介して折板屋根1の斜面6に支えられるだけでなく、載置用切り出し片部10を介して折板屋根1の山部5にも分散して支えられることになるので、良好な耐荷重性能を発揮して積層用折板材2が変形しにくい。
また、金具本体Aの各突出板部3の傾斜方向に設けた前記折縁11を介して折曲突出させた載置用切り出し片部10は、折板屋根1の山部5の頂面5Aに対し傾斜状態となってその片縁が頂面5Aに載置当接するので(載置用切り出し片部10が頂面5Aに対して斜めに立った状態で載置するので)、水平方向に設けた折縁を介して折曲突出させた載置用切り出し片部10の片面が頂面5Aに当接するような構成と比べると、上方からの荷重を載置用切り出し片部10がその高さ方向の広幅をもって支持できるために強度的に有利となる。
従って、積層用折板材2に上方から大きな荷重が加わった際には、この載置用切り出し片部10が折縁11を介して簡単に折れ曲がったりこの載置用切り出し片部10自身が簡単に変形したりしにくく、よって、本金具を介して固定されている積層用折板材2が沈み込むような変形を生じにくい。
また、コ字形の金具本体Aの左右両端の突出板部3から載置用切り出し片部10を切り出して折曲突出させる本発明の構成は、従来品に比して大きな構造変更を施すことなく構成可能であるため、簡易に且つコスト安に設計実現可能である。
また、例えば、前記固定用脚部7を前記折板屋根1の左右の斜面6に沿設した際に、折板屋根1の山部5の頂面5Aに載置する前記載置用切り出し片部10を前記左右夫々の突出板部3に設ければ、左右の固定用脚部7と数箇所の載置用切り出し片部10とが同時に折板屋根1上に載置するので、本金具を折板屋根1上に一層安定的に載置(仮置き)でき、これにより本金具の固定用脚部7を折板屋根1の左右の斜面6に沿設固定する作業が一層容易に行われることとなる。
また、例えば、前記載置用切り出し片部10は、前記左右夫々の突出板部3の前後二箇所に形成し、この各突出板部3の左右前後の載置用切り出し片部10間に、前記折板屋根1の山部5上に突出状態に設けられる折板屋根固定ナット12を挿入可能なナット挿入用間隙13を形成した構成とすれば、突出板部3の対向内側に載置用切り出し片部10を突出する構成でありながら、この載置用切り出し片部10を邪魔にすることなく、重ね式折板屋根の折板屋根固定ナット12をナット挿入用間隙13に挿入するようにして本金具を折板屋根1上に固定できる。即ち、重ね式折板屋根用として好適であると共に、折板屋根1を固定するタイトフレーム14の上方の山部5に本金具を設置固定可能であるので、積層用折板材2に上方から加わる荷重が直接的にタイトフレーム14にも支持される高強度な二重葺折板屋根を構築可能となる。
尚、載置用切り出し片部10は、垂直方向に設けた折縁を介して折曲突出させた方が上方からの荷重に対して強度的に有利となるが、このようにして載置用切り出し片部10が切り出されると左右の突出板部3の前後二箇所に生じる切り出し穴が突出板部3の水平方向に近接状態に並んでこの切り出し穴による強度落ちを生じてしまう場合がある。
この点、本発明のように、傾斜方向に設けた前記折縁11を介して前後二箇所から折曲突出させた載置用切り出し片部10であれば、切り出し穴も突出板部3の傾斜方向に生じて数箇所の切り出し穴同士が接近しないように構成可能であるので、突出板部3から載置用切り出し片部10を切り出す構成でありながら突出板部3の強度落ちの少ない高強度な金具本体Aを構成可能となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
図面は、重ね式折板構造屋根を示しており、折板屋根1は、タイトフレーム14の山部に立設した取付ボルト17(剣先ボルト)を利用して折板屋根固定ナット12によりタイトフレーム14に固定されていて、折板屋根1の山部5の上部に取付ボルト17と折板屋根固定ナット12とが露出している。
本実施例は、この重ね式の折板屋根1上に、この折板屋根1と間隔を置いた浮上状態にして積層用折板材2を取付する折板屋根用二重葺金具に適用したものである。
具体的には、本実施例の金具本体Aは、背景技術の項で説明したものと同様の構成を採用している。
また、本実施例では、金具本体Aの左右夫々の突出板部3の対向内側に突出して前記折板屋根1の山部5の頂面5Aに載置する載置用切り出し片部10を、各突出板部3の数箇所に設けている。
具体的には、この載置用切り出し片部10は、前記左右夫々の突出板部3の前後二箇所に間隔を置いて形成し、この各突出板部3の左右前後の載置用切り出し片部10間に、前記折板屋根1の山部5上に突出状態に設けられる前記折板屋根固定ナット12を挿入可能なナット挿入用間隙13を形成している。
従って、図5に示すように、折板屋根1の山部5の上部に露出する取付ボルト17と折板屋根固定ナット12とを邪魔にすることなくナット挿入用間隙13に挿入することができ、これにより折板屋根1上で最も強度の高いタイトフレーム1上に本金具本体Aを固定でき、この本金具本体Aを介して固定される積層用折板材2に上方から加わる荷重を強固に支持できる構成としている。また、折板屋根1に多少変形があったりすると、固定用脚部7を斜面6に対して安定的に沿設できない場合があるが、本実施例によれば、折板屋根1に多少の変形があっても前後左右合計四箇所の載置用切り出し片部10が山部5の頂面5Aに確実に載置当接して金具本体Aを安定的に載置することができる構成としている。
また、この載置用切り出し片部10は、各突出板部3の前後位置から切り出した切り出し片を、この切り出し片の基端部の折縁11を介して各突出板部3の対向内側に向けて折曲突出させたこの折曲切り出し片10で構成すると共に、この載置用切り出し片部10は、各突出板部3に対して水平方向に設けた折縁や垂直方向に設けた折縁ではなく、傾斜方向に設けた折縁11を介して折曲突出させた構成としている(図1〜図3参照)。
即ち、この前後左右合計四箇所の載置用切り出し片部10は、いずれもその片面が折板屋根1の山部5の頂面5Aに対し傾斜状態となるように切り出し形成し、且つ折曲突出させたその片縁の下側縁が略水平縁となるように折曲切り出し片10の形状並びに折曲角度などを設定構成して、この載置用切り出し片部10の下側の略水平片縁が頂面5Aに載置当接する(載置用切り出し片部10が頂面5Aに対して斜めに立った状態で載置する)構成としている。
従って、本実施例の載置用切り出し片部10は、水平方向に設けた折縁を介して折曲突出させた載置用切り出し片部の片面が山部5の頂面5Aに当接するような構成と比べると、上方からの荷重を載置用切り出し片部10の片幅方向(載置用切り出し片部10の高さ方向の広幅)で支持できるために強度的に有利となり、積層用折板材2に上方から大きな荷重が加わった際には、この載置用切り出し片部10が折縁11を介して簡単に折れ曲がったりこの載置用切り出し片部10自身が簡単に変形したりしにくく、よって、本金具を介して固定されている積層用折板材2が沈み込むような変形を生じにくい構成としている。
また、本実施例の載置用切り出し片部10は、いずれも折縁11より下方側の部位を略三角形状に切り出して形成している。更に詳しくは、前記各突出板部3の前側の載置用切り出し片部10は、図4中の矢印で示すように、前記切り出し片を前記折縁11を介して突出板部3に対し内側から外側へ向かって(後ろから前に向かって)折曲突出させた前記折曲切り出し片10で構成し、各突出板部3の後側の載置用切り出し片部10は、前記切り出し片を前記折縁11を介して突出板部3に対し内側から外側へ向かって(前から後ろに向かって)折曲突出させた前記折曲切り出し片10で構成した場合を示している。
従って、これにより各突出板部3の前後位置の載置用切り出し片部10を夫々やや前後方向の外側に開き気味に折曲突出させると前後の載置用切り出し片部10間に十分な間隔を確保でき、前記ナット挿入用間隙13を広く確保できるように構成している。
尚、図示していないが、載置用切り出し片部10は、折縁11より上方側の部位を切り出してこの切り出し片を折縁11を介して外側から内側に向かって折曲突出させることで構成しても良い。
また、本実施例では、前記固定用脚部7を前記折板屋根1の左右の斜面6に沿設した際に、前記載置用切り出し片部10が同時に折板屋根1の山部5の頂面5Aに載置当接するように、この各載置用切り出し片部10の前記各突出板部3への形成位置を設定している。
従って、左右の固定用脚部7と数箇所の載置用切り出し片部10とが同時に折板屋根1上に載置するので、本金具を折板屋根1上に極めて安定的に仮置きでき、これにより本金具の固定用脚部7を折板屋根1の左右の斜面6に沿設固定する作業を容易に行うことができるように構成している。
具体的には、各載置用切り出し片部10は、各突出板部3の中ほどの前記固定用脚部7の折曲縁付近から切り出し形成している。
次に、本金具を用いた折板二重葺屋根の構築方法を説明する。
折板屋根1の山部5に金具本体Aを上方から被嵌し(図5参照)、折板屋根1の山部5の上部に露出している取付ボルト17と折板屋根固定ナット12とをナット挿入用間隙13に挿入しつつ、下部左右の固定用脚部7を折板屋根1の山部5の左右の斜面6に沿設すると共に、山部5の頂面5Aに載置用切り出し片部10を載置し(図6参照)、固定用脚部7を斜面6に例えばビス19止めして本金具を折板屋根1上に固定する(図7参照)。
次いで、折板屋根1に固定された金具本体A上部に積層用折板材2を上方から被嵌し、固定ボルト8を積層用折板材2の山部9に貫通してナット16止めすることで積層用折板材2を被嵌固定して二重葺折板屋根を完成する(図8参照)。
また、図8では、折板屋根1とこの折板屋根1の上方に積層する積層用折板材2との間に断熱材15を配して断熱二重葺折板屋根を構築した場合を示している。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 折板屋根
2 積層用折板材
3 突出板部
4 連設板部
5 山部
5A 頂面
6 斜面
7 固定用脚部
8 固定部
9 山部
10 載置用切り出し片部(折曲切り出し片)
11 折縁
12 折板屋根固定ナット
13 ナット挿入用間隙
A 金具本体

Claims (3)

  1. 折板屋根上に、この折板屋根と間隔を置いた浮上状態にして積層用折板材を取付する折板屋根用二重葺金具であって、左右両端の突出板部が下部となり各突出板部の基端部間の連設板部が上部となるコ字形の金具本体の前記各突出板部の一部を、前記折板屋根の山部の左右の斜面に沿設固定する固定用脚部とし、この金具本体上部の前記連設板部に固定部を設けて、この固定部にこの固定部の上方から被嵌した前記積層用折板材の山部を固定し得るように構成した折板屋根用二重葺金具において、前記左右夫々の突出板部の対向内側に突出して前記折板屋根の山部の頂面に載置する載置用切り出し片部を、各突出板部に設け、この載置用切り出し片部は、各突出板部から切り出した切り出し片を、この切り出し片の基端部の折縁を介して各突出板部の対向内側に向けて折曲突出させたこの折曲切り出し片で構成すると共に、この載置用切り出し片部は、各突出板部に対して水平方向に設けた折縁や垂直方向に設けた折縁ではなく、傾斜方向に設けた前記折縁を介して折曲突出させた構成として、この載置用切り出し片部の片縁が前記折板屋根の山部の頂面に載置当接する構成としたことを特徴とする折板屋根用二重葺金具。
  2. 前記固定用脚部を前記折板屋根の左右の斜面に沿設した際に、折板屋根の山部の頂面に載置する前記載置用切り出し片部を前記左右夫々の突出板部に設けたことを特徴とする請求項1記載の折板屋根用二重葺金具。
  3. 前記載置用切り出し片部は、前記左右夫々の突出板部の前後二箇所に形成し、この各突出板部の左右前後の載置用切り出し片部間に、前記折板屋根の山部上に突出状態に設けられる折板屋根固定ナットを挿入可能なナット挿入用間隙を形成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の折板屋根用二重葺金具。
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