JP2005320722A - デッキプレート - Google Patents

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Katsu Sadoshima
克 佐渡島
Yoshinori Abe
芳則 阿部
Takayuki Yamakawa
孝幸 山川
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SADOSHIMA KK
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SADOSHIMA KK
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Abstract

【課題】 耐火性、防水性、軽量性及び機械的強度等の要件を充足するデッキプレートを提供する。
【解決手段】 上フランジ(11)、第1ウェブ(13a)、下フランジ(12)及び第2ウェブ(13b)の繰返し単位を形成したデッキプレート(1)において、第1連結部(20)が、鋼板の縁(211c)を折り返すことにより形成した折縁部(211)を具備し、第2連結部(30)は、下方へ折り曲げ形成した凹部(310)内に折縁部(211)と嵌合可能な受容部(311)を具備し、一のデッキプレートの折縁部(211)が、隣接する他のデッキプレートの受容部(311)に嵌合した状態にて第1連結部(20)が第2連結部(30)上に重畳される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、屋根構造に用いられるデッキプレート、特に、耐火性、防水性及び軽量性等に優れたデッキプレートに関する。
いわゆるデッキプレートは、圧延成型された広幅鋼板を、強度を保持すべく所定の波形状に折り曲げ成形することにより製造され、屋根又は屋根下地材として広く用いられている。図7は、一般的なデッキプレートの従来例を示す図である。図7(A)は、1枚のデッキプレートの概略的な部分斜視図である。デッキプレート100は、山部の平坦部分である上フランジ111、谷部の平坦部分である下フランジ112、及び上フランジ111と下フランジ112の間に連なる傾斜部分であるウェブ113a、113bが繰返し単位となる波形状に折り曲げ成型されている。図示の例では、さらに上フランジ111とウェブ113a、113bに対して断面凸又は凹の細い突条であるリブ115、116a、116bが形成されている。これらのリブは必要な断面係数を確保する等の強度的な要請から設けられる。また、幅方向両端の各端縁には、隣接する同形状のデッキプレートと連結するための連結部120、130が設けられている。図示の連結部120と130は、それぞれの鋼板縁を箱状に折り曲げて形成され、互いに掛かり合い嵌合する形状となっている。溶接される場合もある。上下フランジ及びウェブの寸法並びにリブの数、形状及び位置、連結部の形状等は、必要に応じて適宜設定される。
一般的なデッキプレート100は、幅Wが数十cm(例えば60cm)、長さが数m(例えば梁の支持スパンが2400mm〜3350mm)である。板厚は、1.2mm又は1.6mmが多く用いられる。斯かるデッキプレート100を複数枚用いて建物の梁上に幅方向に並設しかつ隣接するデッキプレートの端縁同士を連結することにより屋根構造等を構築する。隣接するデッキプレート同士の連結方法は、単に端縁同士を重畳する場合もある。図7(B)は、連結された3枚のデッキプレート100の幅方向の断面図である。Wは一枚のデッキプレートの幅、W2は繰返し単位の幅、W3は上フランジ幅、W4は下フランジ幅を示す。通常、中立軸Cはデッキプレートの高さHの2分の1の位置にあるように設計される。
屋根構造を構築する場合、耐火性、防水性、軽量性及び機械的強度等の要件を充足しなければならない。従来のデッキプレートは、単体でこれらの要件を充足することができなかったため、デッキプレート上に断熱材層及び防水シート層を積層したユニット屋根構造全体として上記の要件を充足させていた。例えば、国土交通省の耐火認定のほとんどはデッキプレート単体ではなくユニット屋根構造として取得されたものであった。
このようなユニット屋根構造には、例えば、特許文献1〜4に記載されたものがある。これらのユニット屋根構造では、H型鋼等による鉄骨の梁上に図7に示すような亜鉛メッキ鋼等のデッキプレートを固定し、その上に高分子フォーム素材等の断熱材を、さらにその上に塩化ビニル樹脂系等の防水シートを積層固定して構築する工法がとられている。このようなユニット屋根構造は、それ以前のデッキプレートとコンクリート打設を用いた構造に比べて軽量であり、またこの屋根構造を支える梁も軽量化でき、かつ施工日数がかからないという利点がある。
特開平11−336268号公報 特開2000−129818号公報 特開2000−257201号公報 特開2003−293508号公報
しかしながら、ユニット屋根構造の構築には工数が掛かる上、各積層部材のコストも大きい。また、それ以前より軽量化されたとはいえ、多層構造である故、デッキプレート単層に比べれば遙かに重量がある。従来は、耐火性、防水性、軽量性及び機械的強度等の向上を図る方向として、専ら特許文献1〜4のようなユニット屋根構造全体の改良、特に断熱材層や防水シート層の改良に主眼が置かれていた。
以上の現状に鑑み、本発明は、耐火性、防水性、軽量性及び機械的強度等の要件を充足する屋根構造を構築するために、ユニット構造ではなくデッキプレート自体に着目することにより、これらの要件を単体で充足できるデッキプレートを実現することを目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明は、以下の構成を提供する。尚、括弧内の数字は、後述する図面中の符号である。
(1)請求項1に係るデッキプレートは、鋼板を折曲げ成形することにより幅方向に上フランジ(11)、第1ウェブ(13a)、下フランジ(12)及び第2ウェブ(13b)の繰返し単位を形成すると共に幅方向各端縁である第1端縁(20a)及び第2端縁(30a)の近傍に第1連結部(20)及び第2連結部(30)をそれぞれ形成したデッキプレート(1)において、
前記第1連結部(20)は、前記第1端縁(20a)を含む第1連結部上フランジ(21)と、第1連結部ウェブ(22)と、第1連結部下フランジ(23)とから構成され、かつ該第1連結部上フランジ(21)が、前記鋼板縁(211c)を該第1連結部上フランジ(21)より下方位置にて折り返し形成した折縁部(211)を具備し、
前記第2連結部(30)は、前記第2端縁(30a)を含む第2連結部下フランジ(33)と、第2連結部ウェブ(32)と、第2連結部上フランジ(31)とから構成され、かつ該第2連結部上フランジ(31)が、該第2連結部上フランジ(31)の一部を下方へ折り曲げ形成した凹部(310)内に前記第1連結部(20)の前記折縁部(211)と嵌合可能な受容部(311)を具備すると共に、
一のデッキプレートの前記第1連結部の前記折縁部(211)が、隣接する他のデッキプレートの前記第2連結部の前記受容部(311)に嵌合した状態にて該第1連結部(20)が該第2連結部(30)上に重畳されることを特徴とする。
(2)請求項2に係るデッキプレートは、請求項1において、前記第1連結部(20)における前記折縁部(211)は、前記第1連結部上フランジ(21)の途中から斜め下方へ折れ延びる傾斜部(211a)と該傾斜部先端から折り返された水平部(211b)とから形成され、かつ、
前記第2連結部(30)における前記受容部(311)は、前記折縁部(211)の前記傾斜部(211a)及び前記折返し部(211b)とそれぞれ当接する傾斜受け部(311a)及び水平受け部(311b)から形成されることを特徴とする。
(3)請求項3に係るデッキプレートは、請求項2において、前記折縁部(211)における前記傾斜部(211a)と前記水平部(211b)とのなす角度が35°であることを特徴とする。
(4)請求項4に係るデッキプレートは、請求項3において、前記折縁部(211)の前記受容部(311)に対する差し込み深さ(W5)が前記デッキプレートの高さ(H)の35〜39%の範囲であることを特徴とする。
(5)請求項5に係るデッキプレートは、請求項1において、前記第2連結部上フランジ(31)の一部を下方へ折り曲げ形成した凹部(310)内にて前記受容部(311)に隣接してさらに下方へ折り曲げ成形した水受け皿部(312)を設けたことを特徴とする。
(6)請求項6に係るデッキプレートは、請求項1において、前記第1及び第2ウェブ(13a,13b)並びに第1及び第2連結部ウェブ(22,32)のそれぞれにリブを設け、かつ該リブの位置(H2)が、前記デッキプレートの高さ(H)の2分の1より低い位置であることを特徴とする。
(7)請求項7に係るデッキプレートは、請求項1において、前記デッキプレートの板厚が1.0mmの場合に支持スパンが少なくとも3350mmであることを特徴とする。
(8)請求項8に係るデッキプレートは、請求項1において、前記繰返し単位の幅(W2)に対する前記上フランジの幅(W3)の割合が60%であることを特徴とする。
(9)請求項9に係るデッキプレートは、請求項1において、前記第1連結部(20)における前記折縁部(211)は、該第1連結部上フランジ(21)の途中から略下方へ折れ延びる部分と、該部分の先端から前記第1端縁(20a)を突出させて折り返される断面U字状部分(R1)とから形成され、かつ、
前記第2連結部(30)における前記受容部(311)は、前記折縁部(211)の前記断面U字状部分(R1)と当接する断面U字状受け部(R2)を形成したことを特徴とする。
(10)請求項10に係るデッキプレートは、請求項1において、前記第1連結部(20)における前記折縁部(211)は、該第1連結部上フランジ(21)の途中から略下方へ折れ延びる部分と、該部分の先端から前記第1端縁(20a)を突出させて折り返される断面コ字状部分(S1)とから形成され、かつ、
前記第2連結部(30)における前記受容部(311)は、前記折縁部(211)の前記断面コ字状部分(S1)と当接する断面コ字状受け部(S2)を形成したことを特徴とする。
(1)請求項1に係るデッキプレートは、鋼板の折り曲げ成形により上フランジと下フランジとこれらの間の傾斜面であるウェブからなる繰返し単位を形成し、幅方向両端には隣接するデッキプレートと連結するための第1連結部と第2連結部をそれぞれ設けている。例えば、一のデッキプレートの左端に設けた第1連結部は、左隣りのデッキプレートの右端に設けた第2連結部と嵌合することにより連結される一方、一のデッキプレートの右端に設けた第2連結部は、右隣りのデッキプレートの左端に設けた第1連結部と嵌合することにより連結される。従って、本発明のデッキプレートは、互いを連結するためにビスによる締結や溶接が不要であり、差し込み作業のみで連結することができ、施工性に優れる。
本発明では、連結状態において第1連結部が第2連結部の上に重畳される。この重畳部分は、ほぼ平坦な第1及び第2連結部上フランジ、これに続く傾斜面である第1及び第2連結部ウェブ、さらにこれに続く平坦な第1及び第2連結部下フランジから構成され、従来のデッキプレートの一般的な連結部に比べて重畳部分を幅方向に非常に長く設けている。この長い重畳連結部により、連結状態におけるデッキプレートの機械的強度が正圧及び負圧のいずれに対しても従来に比べて向上し、梁の支持スパンを大きくとることを可能とした。
また、本発明では、第1連結部の第1連結部上フランジの端縁部分において鋼板縁を折り返すことにより形成した折縁部と、第2連結部の第2連結部上フランジに設けた凹部内に形成した受容部とを嵌合させることにより、隣り合うデッキプレート同士を連結する。折縁部は、第1連結部上フランジより下方に位置しているため、嵌合連結構造が上フランジ面より上方には突出せず下方に収容されている。また、第1連結部の折縁部は、水平方向において第1端縁側へ突出しており、第2連結部の受容部に対して差し込むように嵌合させることができる。斯かる嵌合連結構造は、上方向への引き抜き力に抗して非常に強固に連結状態を維持できる。従って、この嵌合連結構造によっても、連結状態におけるデッキプレートの機械的強度が従来に比べて向上し、梁の支持スパンを大きくとることが可能となる。
このように、本発明によるデッキプレートは、連結部において折縁部と受容部を嵌合させる嵌合連結構造を具備すると共に大きな重畳部分を具備することから、機械的強度が従来に比べて格段に向上し、常温はもちろん高温においても座屈を生じ難い。従って、従来はユニット屋根構造としなければ取得困難であった国土交通省による耐火認定を、本発明のデッキプレートは単体で取得することができた(2004年4月20日財団法人日本総合建築試験場にて耐火認定試験合格)。この結果、本発明によるデッキプレートは、屋根構造に使用する際にいずれの材料を組み合わせることも可能であり、設計の自由度が大幅に拡張された。これに対し従来は、耐火認定を取得したユニット屋根構造と同じ組合せしか採用できなかった。
加えて、本発明のデッキプレートの嵌合連結構造では、第2連結部上フランジに設ける凹部が、折縁部を受容部へ差し込む作業を行えるだけの余裕をもった空間でなければならないが、斯かる広い凹部空間は、デッキプレート上に断熱材等を積層した場合の固定用ビスの先端を隠す役割も果たすことができる。固定用ビスの先端がこの凹部空間内に突出するように打設すれば、デッキプレートの下面からはビスの先端が見えず、美観上好ましい。
(2)請求項2に係る発明は、嵌合連結構造の好適形状に係る。第1連結部の折縁部が、第1連結部上フランジの途中から斜め下方に延びる傾斜部と、この傾斜部の先端から折り返された水平部とから形成される。傾斜部の先端の折り山がデッキプレートの第1端縁となる。このような傾斜部と水平部とからなる折縁部の形状は、受容部に対して斜め上方から差し込み易く、デッキプレートの連結作業を容易に行うことができる。
(3)請求項3に係る発明は、嵌合連結構造の好適形状に係る。請求項2の折縁部の形状において、傾斜部と水平部とのなす角度が35°であることが最適である。言い換えるならば、折縁部の受容部への差し込み角度が35°であることが最適である。この角度は、大きすぎると耐引き抜き強度が低下し、また小さすぎると受容部へ差し込み難くなり連結作業が困難となる。従って、嵌合強度と差し込み作業の効率とのバランス上、当該角度が最適となる。
(4)請求項4に係る発明は、嵌合連結構造の好適形状に係る。請求項3において、折縁部の受容部に対する差し込み深さが、デッキプレートの高さの35〜39%の範囲であることが好適である。最適には約37%であり、例えば高さ60mmのとき22.3mmである。折縁部の受容部に対する差し込み深さが長くなると耐引き抜き強度が大きくなるが、やはり受容部へ差し込み難くなる。従って、嵌合強度と差し込み作業の効率とのバランス上、斯かる範囲が好適となる。
(5)請求項5に係る発明は、嵌合連結構造の好適形状に係る。請求項1において、第2連結部上フランジの一部を下方へ折り曲げ形成した凹部内にて受容部に隣接してさらに下方へ折り曲げ成形した水受け皿部を設けることが好適である。この水受け皿部は、嵌合連結構造の継ぎ目から侵入した水分(雨水、結露等)を受け、溜める役割を果たす。これにより防水性が確保される。本発明の嵌合連結構造は、デッキプレートの高さ範囲のうち上フランジ位置に近い比較的高い位置にあるため、このような水受け皿部を設けることが可能となる。また、水受け皿部は長手方向に延びる溝状であるので、溝の側壁を越えて下フランジまで雨水等が到達することはない。よってデッキプレート下面側へ漏水することもない。これに対し、従来のデッキプレートの連結部は、下フランジ位置に設けられるため、雨水等がすぐに下フランジまで到達して連結部の継ぎ目から漏れ落ちることがしばしば発生した。加えて、従来のように下フランジ位置に連結部がある場合、漏水受けるための水受け皿部を設ける余地がない。
(6)請求項6に係る発明は、好適なリブ位置に係る。請求項1において、デッキプレートの傾斜面である第1及び第2ウェブ並びに第1及び第2連結部ウェブのそれぞれにリブを設け、かつ該リブの位置が、デッキプレートの高さの2分の1より低い位置であることが好適である。本発明のデッキプレートは、第1及び第2連結部上フランジに嵌合連結構造を設けているので、デッキプレートの比較的高い位置に折り曲げ部分が多く、そのために中立軸がデッキプレートの高さの2分の1より高い位置に偏る傾向がある。曲げモーメントに対する強度を考慮すれば、中立軸はデッキプレート高さの2分の1の位置にあることが望ましい。本発明では、中立軸が高い位置に偏る傾向を補完するために各ウェブ上の比較的低い位置にリブを設けている。リブの形状は段差であっても突条であってもよく、数及び具体的位置は適宜設定する。。
(7)請求項7に係る発明は、好適な板厚及び支持スパンに係る。請求項1において、本発明のデッキプレートは、連結部において嵌合連結構造と大きな重畳部分とを具備することから機械的強度に優れており、従来よりも薄い板厚であっても大きな支持スパンをとることができる。好適には、板厚が1.0mmの場合に支持スパンが少なくとも3350mmである。従来は板厚1.2又は1.6mmが一般的であったが、本発明では板厚をさらに薄い1.0mmとしても、通常の施工における最大支持スパンに耐え得ることから、軽量性が実現できる。
(8)請求項8に係るデッキプレートは、繰返し単位幅に対する上フランジ幅の好適割合に係る。請求項1において、繰返し単位幅に対する上フランジ幅の割合を60%とする。言い換えるならば、下フランジとその両側のウェブを加えた幅(すなわち谷部全体の幅)が40%である。上述の通り、本発明のデッキプレートは単体で耐火認定を取得したので、任意の材料を積層して組み合わせることができるが、例えば、デッキプレート上に発泡スチロール板等の断熱材を重ねた場合に、谷部全体の幅が大きいと、断熱材上で作業中の作業者が断熱材を踏み抜くおそれがある。従来はこのような事態がしばしば発生した。従って、上フランジ幅の割合を上記のようにすれば、標準的寸法(幅60cm)のデッキプレートでは谷部全体の幅が10cm程度と狭くなり、踏み抜きによる破損やひび割れを解消することができる。
(9)請求項9に係る発明は、嵌合連結構造の別の実施例に係る。請求項1において、第1連結部の折縁部と、第2連結部の受容部とが断面U字状である。斯かる形状によっても請求項2の好適形状の場合と同様に嵌合連結構造による機械的強度が実現される。
(10)請求項10に係る発明は、嵌合連結構造の別の実施例に係る。請求項1において、第1連結部の折縁部と、第2連結部の受容部とが断面コ字状である。斯かる形状によっても請求項2の好適形状の場合と同様に嵌合連結構造による機械的強度が実現される。
以上の通り、本発明のデッキプレートは、屋根構造として要求される耐火性、防水性、軽量性及び機械的強度等の要件を単体で充足することを実現した。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
図1(A)は、本発明によるデッキプレートの単体構造を示す平面図である。図1(B)は同じく幅方向の断面図である。デッキプレート1は、圧延成型された鋼板を折曲げ成形することにより、幅方向に山部と谷部からなる繰返し単位の波形状を形成してなる。Lはデッキプレート1の長さを、Wは幅を示している。鋼板の折り曲げは長手方向に平行に行われるため、幅方向の断面形状は長手方向全体に亘って共通である。
図1Bを参照すると、デッキプレート1の両端近傍を除く単層部10に形成される波形状の繰返し単位は、図中左から右へ、山部の平坦部である上フランジ11、下降傾斜面である第1ウェブ13a、谷部の平坦部である下フランジ、及び上昇傾斜面である第2ウェブ13bから構成される。図示の繰返し回数は、約1.5回であるが、繰返し回数は設計により適宜決定される。さらに、幅方向の一方の端縁である第1端縁20a近傍には第1連結部20が形成され、他方の端縁である第2端縁30a近傍には第2連結部30が形成されている。第1及び第2の連結部20、30は、隣接する同形状のデッキプレートと連結する際に使用される部分であり、隣り合うデッキプレートと互いに重畳される部分である。従って、第1連結部20と第2連結部30の幅は同じである。尚、単層部10と、第1及び第2連結部20、30との間に明確な境界はなく、説明の便宜上このように区別する。よって、第1連結部20は、単層部10の最も左側の下フランジ12の途中から第1端縁20aまでの領域である。一方、第2連結部30は、単層部10の最も右側の上フランジ11の途中から第2端縁30aまでの領域である。
第1連結部20は、図中左から右へ、第1端縁20aを含むほぼ平坦な第1連結部上フランジ21、傾斜面である第1連結部ウェブ22、及び平坦な第1連結部下フランジ23から構成される。第1連結部上フランジ21の端部に設ける嵌合のための構造については、後の図2において詳述する。
第2連結部30は、図中右から左へ、第2端縁30aを含む平坦な第2連結部下フランジ33、傾斜面である第2連結部ウェブ32、及びほぼ平坦な第2連結部上フランジ31から構成される。第2連結部上フランジ31上に設ける嵌合のための構造については、後の図2において詳述する。
単層部10に含まれる上フランジ11及び下フランジ12上には、適宜リブ15a、15b、16a、16bが設けられる。また、傾斜面である第1及び第2ウェブ13a、13b上にも適宜リブ17a、17bが設けられる。これらのリブは公知の構造であり、所定の機械的強度を確保する形状とするためである。リブの形状は段差若しくは突条であるが、図1Bではリブの大きさを誇張して示しており、実際にはその大きさはデッキプレートの高さHに比べて僅かである。
図1Aを参照すると、デッキプレート1の幅方向各端縁近傍にそれぞれ設けた第1連結部20及び第2連結部30は、隣り合う別のデッキプレートと重畳されるため、デッキプレート1を複数並設して連結したときの1枚当たりの有効幅W1は、「デッキプレート幅−第1(又は第2)連結部の幅」となる。符号W2は繰返し単位の幅を、符号W3は上フランジ幅を、符号W4は下フランジ幅を、符号W4’は、下フランジ幅に両側の第1及び第2ウェブ幅を加えた谷部全体の幅を示す。
本発明では、繰返し単位幅W2に対する上フランジ幅W3の割合をほぼ60%とすることが好適である。言い換えるならば、下フランジとその両側の第1及び第2ウェブを加えた谷部全体の幅W4’をほぼ40%とする。谷部全体の幅W4’を狭くすることにより、デッキプレート1上に別の層部材(例えば、断熱材等)を積層した際に、その上で作業を行う作業者が層部材を踏み抜くことが避けられる。一例を挙げると、デッキプレート幅Wが標準的な60cmの場合、両端の第1及び第2連結部20、30の幅をそれぞれ約10cmとすると、単一層10の幅は約40cmであるから、繰返し回数が約1.5回の場合の繰返し単位幅W2は約27cmとなる。その60%を上フランジ幅W3とすると約16cmであり、谷部全体の幅W4’は約11cmとなる。このように、谷部全体の幅W4’が10cm前後であれば、踏み抜きの危険性は少ない。従って、従来のように上下フランジ幅をほぼ等しくするより有利である。
次に、図2を参照しつつ本発明のデッキプレート同士の嵌合連結構造を説明する。図2は、一のデッキプレート1の第2連結部30と、隣接する別のデッキプレート1’の第1連結部20との連結状態を示す幅方向の部分断面図である。尚、説明のために、各デッキプレートの板厚及び各リブの大きさを誇張して描いている。
図中右側に位置するデッキプレート1’の第1連結部20の左端には、第1端縁20aを含む第1連結部上フランジ21がある。この第1連結部上フランジ21の平坦部から、傾斜面である第1連結部ウェブ22へと連なり、さらに平坦な第1連結部下フランジ23へと連なる。そして第1連結部下フランジ23は、単層部の下フランジ12へと連続的に続いている。第1連結部上フランジ21は、単層部の上フランジ11と同じ高さの平坦部を具備するが、この平坦部の途中から第1端縁20aまでの間に折縁部211を設けている。折縁部211は、第1連結部上フランジ21の平坦部より下方位置にあって、鋼板縁211cを適宜折り返して形成される。
一方、図中左側に位置するデッキプレート1の第2連結部30の右端には、第2端縁30aを含む平坦な第2連結部下フランジ33から傾斜面である第2連結部ウェブ32へ連なり、さらに、部分的に平坦部をもつ第2連結部上フランジ31へと連なる。この第2連結部上フランジ31の部分的な平坦部は、上フランジ11と同じ高さである。第2連結部上フランジ31には、その一部を下方へ折り曲げ落ち込ませた凹部310が形成されている。この凹部310内には、上記の第1連結部20の折縁部211と嵌合可能な形状の受容部311が形成されている。凹部310の全体空間は、折縁部211を受容部311へ差し込む作業を行えるだけの余裕をもった空間とする必要がある。この点を考慮して凹部310の大きさを設定する。
図2に示すように、隣り合うデッキプレート1とデッキプレート1’の連結状態では、デッキプレート1’の第1連結部20の折縁部211がデッキプレート1の第2連結部30の受容部311に差し込まれた嵌合状態が形成され、このとき、第1連結部20は第2連結部30の上に重畳されている。すなわち、第1連結部上フランジ21と第2連結部上フランジ31の平坦部、第1連結部ウェブ22と第2連結部ウェブ32、そして第1連結部下フランジ23と第2連結部下フランジ33の、互いに対向する面同士が隙間なく当接している。このように本発明のデッキプレートは、従来に比べて連結部の重畳部分が大きい。
図2は、第1連結部20の折縁部211と、第2連結部30の受容部311の好適形状の一例を示している。第1連結部20の折縁部211は、第1連結部上フランジ21の途中から斜め下方へ折れて延びる傾斜部211aと、この傾斜部211a先端から水平方向に反対側へ折り返された水平部211bとから形成される。傾斜部211aから水平部211bへの折れ曲がり部分が、デッキプレート1’の第1端縁20aである。また、折り返された水平部211bの端縁が、鋼板縁211cである。尚、水平部211bの位置H1(下フランジ12からの高さ)は、デッキプレート高さHの2分の1より上に設定する。
一方、第2連結部30の受容部311は、上記の折縁部211の傾斜部211aと当接する傾斜受け部311aと、上記折縁部211の水平部211bと当接する水平受け部311bとから形成される。傾斜受け部311aは、第2連結部上フランジ21の途中から斜め下方へ折れて延びる部分であり、水平受け部311bは、傾斜受け部311aの下端にて水平方向に反対側へ折り返すことにより形成されている。
図2の折縁部211における傾斜部211aと水平部211bとのなす角度αは、折縁部211の受容部311からの引き抜き力(上方への引っ張り力)に対する強度(耐引き抜き強度)と、折縁部211を受容部311へ差し込む作業の容易さを考慮して決定される。例えば、幅914mm厚さ1mmの鋼板を高さ60mmのデッキプレートに折り曲げ成形した場合、好適には角度αが30〜40°、最適には35°である。
また、角度αに加えて、折縁部211の受容部311への差し込み深さ(すなわち図中、折縁部211の幅W5に相当)も耐引き抜き強度に関係する。例えば、上記のデッキプレート条件で角度αが35°において折縁部211の幅W5を22.3mmとしたときに最高の耐引き抜き強度230kg重/mが計測された。この例における折縁部211の受容部311への差し込み深さW5は、デッキプレート高さHの約37%である。試験結果によれば、好適な差し込み深さW5の範囲は、デッキプレート高さHの35〜39%である。
因みに、上記のデッキプレート条件で角度αを30〜40°の範囲、及び、差し込み深さW5を21.0〜23.4mmの範囲とすると、少なくとも200kg重/m以上の耐引き抜き強度が得られる。
このように、本発明のデッキプレートは、連結部において折縁部と受容部を嵌合させる嵌合連結構造を具備すると共に大きな重畳部分を具備することから、機械的強度が従来に比べて格段に向上した。従って、従来は1.2mm又は1.6mmの板厚が最もよく使用されているが、本発明では1.0mmの板厚により少なくとも3350mmの支持スパン(梁間隔)を実現することが可能となった。試験結果では、常温において520kg/mの加圧に対しても、問題となる程度の撓みを生じなかった。また、高温においても機械的強度を維持することができ、後述する図4に示す耐火認定試験にも合格した。
さらに、デッキプレート1の第2連結部30の第2連結部上フランジ31に設けた凹部310内には、受容部311に加えて水受け皿部312を設けることが好適である。水受け皿部312は、受容部311の水平受け部311bの端部に隣接してさらに下方へ折り曲げて適宜の深さD1の溝を形成したものである。従って、第1及び第2連結部の継ぎ目から雨水、結露等の水分が侵入した場合にも、この水受け皿部312に溜まる。水受け皿部312は、両側に側壁のある長手方向に延びた溝であるので、溝の側壁を越えて下フランジ12まで雨水等が到達することはない。従って、デッキプレート1の下面へ漏水することもない。
前述の図1Bにおいて第1及び第2ウェブ13a、13b上にリブ17a、17bが設けられることを示したが、図2に示す通り、第1及び第2連結部ウェブ22、23上にも同様にリブ17a、17aが設けられている。これらのリブの位置H2(下フランジ12からの高さ)は、デッキプレート高さHの2分の1より低い位置に設定する。これは、嵌合連結構造をデッキプレート高さ範囲の高い位置に設けたことにより中立軸Cが中央より上方側へ偏る傾向がある点を補完するためであり、曲げモーメントに対する強度を確保する効果がある。リブを低い位置に設けることにより、上方側へ偏った中立軸Cの位置を中央位置へと修正することが可能である。従って、リブの位置、形状及び数等を調整すれば、中立軸を中央位置とすることができる。
図3は、本発明のデッキプレートを屋根構造に適用した実施例を概略的に示した外観斜視図である。梁50の上に複数のデッキプレート1、1’、1”、1"'が並設され、前述の折縁部211と受容部311を具備する嵌合連結構造により隣接するデッキプレートと互いに連結されている。連結作業は、受容部311に折縁部211を差し込むだけであるので容易である。連結後に適宜のビス40等を用いてデッキプレートの下フランジの適宜箇所を梁50上に固定する。本発明のデッキプレートは、単体で耐火認定を取得したので、単体ではもちろん、他の任意の部材と組み合わせて屋根構造を形成することができる。
図4は、本発明のデッキプレートの耐火認定試験状況の概要を示す図である。図4(A)は平面図、図4(B)は(A)のX−X断面図、図4(C)は(A)のY−Y断面図である。図中の寸法の単位はmmである。デッキプレート1は、厚さ1mm溶融55%アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板を折り曲げ成型したものである。4枚のデッキプレート1、1’、1”、1"'を並設し連結したものをH型鋼70a、70bで形成した梁上に架け渡し、デッキプレート上の所定の箇所に複数の重り60を載置している。重り60の1個の荷重は65kgである。斯かるセッティングにおいて、下方から加熱し30分間840°Cの条件に曝したが、デッキプレートは座屈を生じることなく、当初の形状を維持した。
図5は、本発明のデッキプレートの嵌合連結構造の別の実施例を示す連結部の部分断面図である。本例における第1連結部20の折縁部211は、第1連結部上フランジ21の途中から略下方へ折れ延びる部分と、この部分の先端から第1端縁20aを突出させて折り返される断面U字状部分(R1部分)とから構成される。この折縁部211と嵌合する第2連結部30の受容部311もまた、折縁部211の断面U字状部分と当接する断面U字状受け部(R2部分)を具備する。
図6は、本発明のデッキプレートの嵌合連結構造のさらに別の実施例を示す連結部の部分断面図である。本例における第1連結部20の折縁部211は、第1連結部上フランジ21の途中から略下方へ折れ延びる部分と、この部分の先端から第1端縁20aを突出させて折り返される断面コ字状部分(S1部分)とから構成される。この折縁部211と嵌合する第2連結部30の受容部311もまた、折縁部211の断面コ字状部分と当接する断面コ字状受け部(S2部分)を具備する。
図5及び図6に示した折縁部211及び受容部311の形状は、差し込み作業の容易さでは図2に示した形状に劣るが、同程度の耐引き抜き強度を発揮することができる。
本発明によるデッキプレートの単体構造を示す平面図である。 本発明によるデッキプレートの単体構造を示す幅方向の断面図である。 一のデッキプレートと、隣接する別のデッキプレートとの連結状態を示す幅方向の部分断面図である。 本発明のデッキプレートを屋根構造に適用した実施例を概略的に示した外観斜視図である。 本発明のデッキプレートの耐火認定試験状況の概要を示す図である。(A)は平面図、(B)は(A)のX−X断面図、(C)は(A)のY−Y断面図である。 本発明のデッキプレートの嵌合連結構造の別の実施例を示す連結部の部分断面図である。 本発明のデッキプレートの嵌合連結構造のさらに別の実施例を示す連結部の部分断面図である。 従来のデッキプレートを示す図である。(A)は、デッキプレートの概略的な部分斜視図である。(B)は、連結された3枚のデッキプレートにおける幅方向の断面図である。
符号の説明
1 デッキプレート
10 単層部
11 上フランジ
12 下フランジ
13a 第1ウェブ
13b 第2ウェブ
15a、15b、16a、16b、17a、17b リブ
20 第1連結部
20a 第1端縁
21 第1連結部上フランジ
211 折縁部
211a 傾斜部
211b 水平部
211c 鋼板縁
22 第1連結部ウェブ
23 第1連結部下フランジ
30 第2連結部
30a 第2端縁
31 第2連結部上フランジ
310 凹部
311 受容部
311a 傾斜受け部
311b 水平受け部
312 水受け皿部
32 第2連結部ウェブ
33 第2連結部下フランジ
40 ビス
50 梁
60 重り
61a、61b 重り受け桟
70a、70b H型鋼
C 中立軸
L デッキプレート長さ
W0 デッキプレート幅
W1 有効幅
W2 繰返し単位幅
W3 上フランジ幅
W4 下フランジ幅
W4’ 谷部全体幅
W5 折縁部幅
H デッキプレート高さ
H1 水平部位置
H2 リブ位置
D1 水受け皿部深さ
α 折縁部角度
R1 断面U字状部分
R2 断面U字状受け部
S1 断面コ字状部分
S2 断面コ字状受け部
100 デッキプレート(従来)
111 上フランジ
112 下フランジ
113a、113b ウェブ
115、116a、116b リブ
140a、140b、140c 連結部

Claims (10)

  1. 鋼板を折曲げ成形することにより幅方向に上フランジ(11)、第1ウェブ(13a)、下フランジ(12)及び第2ウェブ(13b)の繰返し単位を形成すると共に幅方向各端縁である第1端縁(20a)及び第2端縁(30a)の近傍に第1連結部(20)及び第2連結部(30)をそれぞれ形成したデッキプレート(1)において、
    前記第1連結部(20)は、前記第1端縁(20a)を含む第1連結部上フランジ(21)と、第1連結部ウェブ(22)と、第1連結部下フランジ(23)とから構成され、かつ該第1連結部上フランジ(21)が、前記鋼板の縁(211c)を該第1連結部上フランジ(21)より下方位置にて折り返し形成した折縁部(211)を具備し、
    前記第2連結部(30)は、前記第2端縁(30a)を含む第2連結部下フランジ(33)と、第2連結部ウェブ(32)と、第2連結部上フランジ(31)とから構成され、かつ該第2連結部上フランジ(31)が、該第2連結部上フランジ(31)の一部を下方へ折り曲げ形成した凹部(310)内に前記第1連結部(20)の前記折縁部(211)と嵌合可能な受容部(311)を具備し、
    一のデッキプレートの前記第1連結部の前記折縁部(211)が、隣接する他のデッキプレートの前記第2連結部の前記受容部(311)に嵌合した状態にて該第1連結部(20)が該第2連結部(30)上に重畳されることを特徴とする
    デッキプレート。
  2. 前記第1連結部(20)における前記折縁部(211)は、前記第1連結部上フランジ(21)の途中から斜め下方へ折れ延びる傾斜部(211a)と該傾斜部先端から折り返された水平部(211b)とから形成され、かつ、
    前記第2連結部(30)における前記受容部(311)は、前記折縁部(211)の前記傾斜部(211a)及び前記折返し部(211b)とそれぞれ当接する傾斜受け部(311a)及び水平受け部(311b)から形成されることを特徴とする
    請求項1に記載のデッキプレート。
  3. 前記折縁部(211)における前記傾斜部(211a)と前記水平部(211b)とのなす角度(α)が30〜40°であることを特徴とする請求項2に記載のデッキプレート。
  4. 前記折縁部(211)の前記受容部(311)に対する差し込み深さ(W5)が前記デッキプレートの高さ(H)の33〜39%の範囲であることを特徴とする請求項3に記載のデッキプレート。
  5. 前記第2連結部上フランジ(31)の一部を下方へ折り曲げ形成した凹部(310)内にて前記受容部(311)に隣接してさらに下方へ折り曲げ成形した水受け皿部(312)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のデッキプレート。
  6. 前記第1及び第2ウェブ(13a,13b)並びに第1及び第2連結部ウェブ(22,32)のそれぞれにリブを設け、かつ該リブの位置(H2)が、前記デッキプレートの高さ(H)の2分の1より低い位置であることを特徴とする請求項1に記載のデッキプレート。
  7. 前記デッキプレートの板厚が1.0mmの場合に支持スパンが少なくとも3350mmであることを特徴とする請求項1に記載のデッキプレート。
  8. 前記繰返し単位の幅(W2)に対する前記上フランジの幅(W3)の割合が60%であることを特徴とする請求項1に記載のデッキプレート。
  9. 前記第1連結部(20)における前記折縁部(211)は、該第1連結部上フランジ(21)の途中から略下方へ折れ延びる部分と、該部分の先端から前記第1端縁(20a)を突出させて折り返される断面U字状部分(R1)とから形成され、かつ、
    前記第2連結部(30)における前記受容部(311)は、前記折縁部(211)の前記断面U字状部分(R1)と当接する断面U字状受け部(R2)を形成したことを特徴とする
    請求項1に記載のデッキプレート。
  10. 前記第1連結部(20)における前記折縁部(211)は、該第1連結部上フランジ(21)の途中から略下方へ折れ延びる部分と、該部分の先端から前記第1端縁(20a)を突出させて折り返される断面コ字状部分(S1)とから形成され、かつ、
    前記第2連結部(30)における前記受容部(311)は、前記折縁部(211)の前記断面コ字状部分(S1)と当接する断面コ字状受け部(S2)を形成したことを特徴とする
    請求項1に記載のデッキプレート。
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