JP5455439B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式により画像形成を行うプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に定着後のシートの先端に圧縮した気体を吐出して、定着部からシートを剥離する画像形成装置に関する。
一般的に、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置では、加熱源を含む定着回転体としての加熱ローラ及び加熱ローラに圧接する加圧回転体としての加圧ローラを有する定着部としての定着装置を備えている。加熱ローラと加圧ローラとのニップ部には、未定着のトナー像が形成されたシートが搬送される。そして、定着装置は、ニップ部を通過するシートに熱及び圧力を加えて未定着トナーを溶融し、シートにトナー像を定着させている。
このようにシートに熱及び圧力を加えてトナー像を定着させる場合、稀ではあるが、溶融したトナーによってシートが加熱ローラに巻きつくことがあった。これを解消すべく、従来、上記のような定着装置は、加熱ローラに巻きついたシートを剥離するために、加熱ローラに当接した分離爪を有していた。この分離爪は、画像濃度が低い場合や、シートの端と画像までの間隔(以下余白という)が空いている場合には、加熱ローラからシートを容易に剥離させることができる。
しかし、例えば坪量の小さいシート(特にコート紙)において、カラー画像で濃度の濃い画像や余白が少ない画像の場合には、溶融したトナーの加熱ローラへの粘着力が大きくなるため、シートと加熱ローラとの間に分離爪が入り込みにくい。このため、分離爪がシートの端を傷つけることがあった。また、溶融したトナー像に分離爪が接触するため、トナー画像に傷が付きやすいという問題もあった。さらに分離爪は加熱ローラに接触しているため、加熱ローラに傷が付き、この傷が溶融したトナーに転写され画像不良となる場合があった。
そこで、シートに定着される画像や加熱ローラに傷をつけない分離方法として、加熱ローラとその近傍に配置した剥離案内板との間へノズルを配置し、ノズルから圧縮気体を吐出する分離方法が提案されている(特許文献1参照)。この分離方法では、圧縮気体を吐出することで加熱ローラに張り付いたシートの先端を加熱ローラから分離させ、その後の剥離案内板でシート全体を加熱ローラから剥離するようにしている。
上記した圧縮気体を用いた剥離方法では、パイプ状の導通路及びその先端に設けられた吐出口からなるノズルからパルス状の圧縮気体を加熱ローラの表面に当てるようにしている。このため、ノズルから吐出された圧縮気体が、加熱ローラの一部に何度も噴射されると部分的に加熱ローラの表面温度が低下することがある。加熱ローラの表面温度が低下すると、得られる定着画像にグロスむらや定着不良などの画像不良を引き起こす場合がある。
このため、吐出する圧縮気体を加熱して、吐出気体の温度を上昇させることにより加熱ローラの温度低下を防止し、画像不良を防止する提案がされている(特許文献2参照)。
実開平05−071865号公報 特開2005−157179号公報
しかしながら、上記した圧縮気体を加熱する方法では、気体を加熱するためのヒータが必要となり、また、ヒータを動作させるために電力が消費されるので、コストが上昇してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、吐出した気体による定着回転体の温度低下に起因する画像不良を防止し、かつコスト及び消費電力を低減させることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、シートにトナー像を転写する転写部と、加熱源を含む定着回転体及び前記定着回転体に圧接する加圧回転体を有する定着部と、を備え、前記定着回転体と前記加圧回転体とのニップ部に前記転写部にてトナー像が転写されたシートを搬送して、トナー像をシートに定着させる画像形成装置において、前記ニップ部を通過したシートの先端と前記定着回転体の周面との間に向けて気体を吐出可能であり、シート搬送方向と直交する幅方向の複数の気体吐出位置から選択的に気体を吐出可能な気体吐出部と、前記気体吐出部により気体が吐出された時点での前記定着回転体の回転位置を検知する検知部と、前記検知部により検知された回転位置に対応する位置データを順次記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている複数の位置データの内、最後に記憶された位置データと同じ位置データの数が所定数に達した場合、前記気体吐出部の気体吐出位置を変更する変更部と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明は、シートにトナー像を転写する転写部と、加熱源を含む定着回転体及び前記定着回転体に圧接する加圧回転体を有する定着部と、を備え、前記定着回転体と前記加圧回転体とのニップ部に前記転写部にてトナー像が転写されたシートを搬送して、トナー像をシートに定着させる画像形成装置において、前記ニップ部を通過したシートの先端と前記定着回転体の周面との間に向けて気体を吐出可能であり、シート搬送方向と直交する幅方向の複数の気体吐出位置から選択的に気体を吐出可能な気体吐出部と、前記気体吐出部が気体を吐出する前に、前記気体吐出部により気体が吐出される時点での前記定着回転体の回転位置を予測する予測部と、前記予測部により予測された回転位置に対応する予測位置データを順次記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている複数の予測位置データの内、最後に記憶された予測位置データと同じ予測位置データの数が所定数に達した場合、前記気体吐出部の気体吐出位置を変更する変更部と、を備えた、ことを特徴とするものである。
また、本発明は、シートにトナー像を転写する転写部と、加熱源を含む定着回転体及び前記定着回転体に圧接する加圧回転体を有する定着部と、を備え、前記定着回転体と前記加圧回転体とのニップ部に前記転写部にてトナー像が転写されたシートを搬送して、トナー像をシートに定着させる画像形成装置において、前記ニップ部を通過したシートの先端と前記定着回転体の周面との間に向けて気体を吐出可能であり、シート搬送方向と直交する幅方向の複数の気体吐出位置から選択的に気体を吐出可能な気体吐出部と、前記気体吐出部により気体が吐出された時点での前記定着回転体の回転位置を検知する検知部と、前記検知部により検知された前記回転位置に対応する位置データを順次記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている複数の位置データの内、最後に記憶された位置データと同じ位置データの数が所定数に達した場合、所定時間が経過するまで前記定着部へのシートの搬送を停止する制御部と、を備えた、ことを特徴とするものである。
本発明によれば、吐出した気体による定着回転体の温度低下が抑制され、定着回転体の温度低下に起因する画像不良を防止することができ、気体加熱用のヒータが不要となるので、消費電力を低減させることができ、コストを低減させることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。 プリンタの定着部及びその近傍に配置される機器を示す説明図である。 加熱ローラの近傍を示す図であり、(a)は、加熱ローラに対する気体吐出部の配置図、(b)は、加熱ローラのホームポジションを検知するためのHPフラグ片と、HP検知センサの概略構成図である。 気体吐出部及びその制御装置の概略構成を示すブロック図である。 重複位置検知部の概略構成を示す図であり、(a)は、重複位置検知部のブロック図、(b)は、重複位置検知部の記憶部の概略構成を示す説明図である。 重複位置検知部の動作を示すタイミングチャートである。 データ照合/カウント部の動作を説明するフローチャートである。 制御装置の各部の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの制御装置の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの重複位置予測部の概略構成を示すブロック図である。 重複位置予測部の動作を示すタイミングチャートである。 制御装置の各部の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態の定着部に対する気体吐出部の配置図である。 気体吐出部及びその制御装置の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。なお、このプリンタは、原稿画像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックによる4色のトナー像でカラープリントするものである。図1において、1は画像形成装置としてのプリンタである。プリンタ1は、シートSを給送するシート給送部101と、手差し給送部102と、シートSに画像(トナー像)を形成する画像形成部103と、を備えている。
画像形成部103は、形成する色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)毎に画像形成ユニット104(104a,104b,104c,104d)を備えている。画像形成ユニット104は、像担持体として感光体ドラム2(2a,2b,2c,2d)を有している。画像形成ユニット104は、感光体ドラム2表面を均一に帯電する帯電器3(3a,3b,3c,3d)及び感光体ドラム2上に静電潜像を形成するレーザ走査ユニット5(5a,5b,5c,5d)を備えている。また、画像形成ユニット104は、レーザ走査ユニット5による露光により形成された感光体ドラム2上の静電潜像を現像する現像ユニット7(7a,7b,7c,7d)を備えている。また、画像形成ユニット104は、感光体ドラム2上に残ったトナーを除去するクリーナ4(4a,4b,4c,4d)を備えている。感光体ドラム2は不図示の駆動部によって、例えば図1に示す矢印の如く反時計回りに回転駆動されるようになっている。この感光体ドラム2の回転方向に沿ってその周りに、帯電器3、レーザ走査ユニット5、現像ユニット7及びクリーナ4が順次配設されている。
また、プリンタ1は、中間転写体としての中間転写ベルト8を有する中間転写部105と、感光体ドラム2上に形成したトナー像を中間転写ベルト8に一次転写する一次転写部としての一次転写ブレード6(6a,6b,6c,6d)とを備えている。また、プリンタ1は、中間転写ベルト8上のトナー像を、シートSへ二次転写する二次転写部としての二次転写ローラ22と、トナー像をシートSに定着する定着部23と、を備えている。また、プリンタ1は、二次転写ローラ22にシートSを搬送するレジストローラ対16を備えている。このレジストローラ対16は、二次転写ローラ22のシート搬送方向上流に配置されている。更に、プリンタ1は、定着部23のシート搬送方向下流に配置され、トナー定着されたシートSを本体外部に排出する排紙ローラ対24と、排紙ローラ対24により排出されたシートSを受ける排紙トレイ25と、を備えている。
画像形成ユニット104は、それぞれ中間転写ベルト8に沿って水平方向に並列配置される。感光体ドラム2と共に中間転写ベルト8を挟持する位置には、一次転写ブレード6が対向設置されている。中間転写部105は、テンションローラ10,11及び二次転写対向ローラ21を備え、3つのローラ10,11,21に中間転写ベルト8が張架されている。中間転写ベルト8を挟んでテンションローラ11に対向する位置には、クリーナ12が配置され、中間転写ベルト8の表面に付着している転写残りトナーがクリーナ12によって除去されるようになっている。また、二次転写対向ローラ21と共に中間転写ベルト8を挟持する位置には、二次転写ローラ22が対向配置されている。これら二次転写対向ローラ21、中間転写ベルト8及び二次転写ローラ22でシートSにトナー像を転写する転写部106が構成されている。
シート給送部101は、シートSが積載されるシート積載部としての給紙カセット17と、給紙カセット17のシートSをピックアップするピックアップローラ18と、シートSを一枚ずつ分離搬送するリタードローラ対19と、を備えている。手差し給送部102は、シートSが積載される手差しトレイ13と、手差しトレイ13のシートSをピックアップするピックアップローラ14と、シートSを一枚ずつ分離搬送するリタードローラ対15と、を備えている。
次に、このように構成されたプリンタ1の画像形成動作について説明する。外部の不図示のホストコンピュータから印字命令を受信すると、画像形成動作が開始される。これにより、例えばイエローの画像形成ユニット104aにおいて、まず帯電器3aにより感光体ドラム2aの表面がマイナス帯電され、次にレーザ走査ユニット5aにより画像露光が行われる。この結果、感光体ドラム2aの表面には原稿のイエロー画像成分と対応した静電潜像が形成される。次に、この静電潜像は、現像ユニット7aによりイエロートナーを用いて現像され、イエロートナー像として可視化される。そして、このようにして得られたイエロートナー像は、転写バイアスが印加された一次転写ブレード6aにより、中間転写ベルト8上に一次転写される。なお、トナー像が転写された後、感光体ドラム2aは、表面に付着している転写残りトナーがクリーナ4aによって除去され、次の画像形成に供される。そして、このようなトナー画像形成動作を、他の画像形成ユニット104b,104c,104dにおいて所定のタイミングを持って行う。さらに、各感光体ドラム2b,2c,2d上に形成された各色トナー像を、それぞれの一次転写ブレード6b,6c,6dで中間転写ベルト8上に順次重ねて一次転写する。このように各色の感光体ドラム2上のトナー像を、対向した中間転写ベルト8に各色順次転写、重ね合わせることにより、中間転写ベルト8上に静電吸着されたひとつのフルカラートナー像が形成される。次に、中間転写ベルト8上に転写された4色のトナー像は、中間転写ベルト8の矢印方向の回転に伴い、二次転写対向ローラ21と二次転写ローラ22とにより形成されるニップに移動される。
一方、このようなトナー画像形成動作に伴って、シート給送部101又は手差し給送部102からはシートSが給送される。シート給送部101から給送されたシートSは、縦パスローラ対20により静電搬送部30に搬送され、また、手差し給送部102から給送されたシートSは、直接静電搬送部30に搬送される。静電搬送部30に搬送されたシートSは、横レジが補正され、レジストローラ対16に搬送される。このときレジストローラ対16は回転が停止しており、このレジストローラ対16のニップに突き当てられることにより、シートSの斜行が補正される。次に、シートSは、このように斜行が補正された後、レジストローラ対16により所定のタイミングで転写部106に搬送され、転写バイアスが印加された二次転写ローラ22において中間転写ベルト8上のトナー像がシートS上に転写される。次に、トナー像が転写されたシートSは、定着部23に搬送される。この定着部23では、熱及び圧力がシートSに付与され、シートS上のトナーを溶融・定着させる。この定着部23によりトナー像が定着されたシートSは、排紙ローラ対24により排紙トレイ25上に排出される。
シートSの両面に画像形成する場合、定着部23を通過したシートSは、切換部材26の動作により、反転パス27へ導かれ、この反転パス27でスイッチバックし、両面パス28へ搬送された後、転写部106へ再搬送される。そして、転写部106でトナー像が転写され、定着部23でトナー像が定着されたシートSは、排紙ローラ対24により排紙トレイ25上に排出される。
図2は、プリンタ1の定着部23及びその近傍に配置される機器を示す説明図である。定着部23は、定着回転体としての加熱ローラ202と、加圧回転体としての加圧ローラ203と、を有している。加熱ローラ202は、ローラ本体202A及び加熱源であるヒータ202Bを有している。加圧ローラ203は、加熱ローラ202の下方に対向して配置されている。そして、加圧ローラ203が加熱ローラ202に圧接することにより、ニップ部Npが形成されている。
表面に未定着トナーTが転写されているシートSは、図2中矢印A方向に搬送され、ヒータ202Bを含む加熱ローラ202と加圧ローラ203とのニップ部Npによって加熱及び加圧される。これにより、転写された未定着トナーTが融着しシートSに定着される。加熱ローラ202の近傍であってそのシート搬送方向下流には、剥離案内板206が設置されている。
本第1実施形態では、プリンタ1は、剥離案内板206の上部であって剥離案内板206と加熱ローラ202との隙間に配置され、圧縮気体を吐出させるための気体吐出部204を備えている。また、プリンタ1は、定着部23のシート搬送方向上流であって、転写部106と定着部23との間の搬送パス208に配置され、通過するシートSを検知するシート検知部としてのシート検知センサ508を備えている。シート検知センサ508は、気体吐出部204によってシート先端に吹付ける気体の吐出タイミングの生成に使われる。
図3(a)に示すように、気体吐出部204は、シートの先端と加熱ローラ202の周面との間に向けて気体を吐出可能とするように、加熱ローラ202の軸方向に沿って並設される4つ(複数)のノズルとしてのエアーノズル505a〜505dを有している。ここで、加熱ローラ202の軸方向は、シート搬送方向と直交する幅方向と平行である。
また、気体吐出部204は、各エアーノズル505a〜505dにそれぞれ接続された4つ(複数)の制御弁としての電磁弁504a〜504dを有している。電磁弁504a〜504dは、連結配管522で接続されており、この連結配管522を通して適切な圧力の気体が電磁弁504a〜504dに供給される。エアーノズル505a〜505dと電磁弁504a〜504dとは、連結配管523〜526(図4参照)で接続されている。エアーノズル505a〜505dは、加熱ローラ202と加圧ローラ203のニップ部Np(図2)に向かって各々配置されている。各エアーノズル505a〜505dから吐出された気体は、図2の破線矢印で示すように、加熱ローラ202及び剥離案内板206に沿ってニップ部Npに吹付けられる。
ここで、各エアーノズル505a〜505dから吐出される気体は、断続したパルス状の圧縮気体であり、ニップ部Npを通過したシートSの先端と加熱ローラ202の周面との間に向けて瞬間的に吹付けられる。これにより、シートSが加熱ローラ202に貼り付いている場合にはシートSを加熱ローラ202から剥離させることができる。その後、シートSは、剥離案内板206に案内されて加熱ローラ202から剥離するので、このシートSに対しては各エアーノズル505a〜505dから気体を吐出する必要はなくなる。
ところで、本第1実施形態では、気体吐出部204は、エアーノズル505a〜505d及び電磁弁504a〜504dを有しており、シート搬送方向と直交する幅方向の4つ(複数)の気体吐出位置から選択的に気体を吐出可能としている。つまり、電磁弁504a〜504dを選択的に弁開することで、全てのエアーノズル505a〜505dから気体を吐出させるのではなく、4つのエアーノズル505a〜505dのうちのいずれかから気体を吐出させることが可能である。従って、ある気体吐出位置からエアーノズルにより気体を吐出して加熱ローラ202の温度が部分的に低下した場合には、別のエアーノズルから気体を吐出させて、気体吐出位置を変更することにより、加熱ローラ202が過剰に温度低下するのを防止できる。
図3(b)に示すように、加熱ローラ202の側端面には、加熱ローラ202の特定の回転位置であるホームポジション(HP)に対応する位置にHPフラグ片209が設けられている。プリンタ1の装置本体には、加熱ローラ202ホームポジションを検知可能なセンサとしてのHPセンサ507が設けられている。このHPセンサ507は、透過型のフォトインタラプタであり、加熱ローラ202の回転により到達したHPフラグ片209を検知した時点でパルスを出力する。つまり、HPセンサ507は、加熱ローラ202の回転速度に応じたパルス周期で1回転ごとにパルスを出力する。
図4に示すように、気体吐出部204は、エアーポンプ501、レギュレータ502及びエアータンク503を有する。エアーポンプ501は、圧縮した気体を配管520を通じてレギュレータ502に圧送する。レギュレータ502は、エアーポンプ501から圧送された圧縮気体の圧力を調整し配管521を通じて圧送するためのもので、エアータンク503内の圧力が一定となるよう調整する。エアータンク503は、エアーノズル505a〜505dに送る気体を溜めておくものである。そして、エアータンク503には連結配管522(図3参照)が接続されており、各電磁弁504a〜504dを介してエアーノズル505a〜505dから所定のタイミングで加熱ローラ202に圧縮気体を噴射することが可能となっている。
制御装置200は、制御部506、HPセンサ507、シート検知センサ508及び重複位置検知部509等からなる。HPセンサ507は、加熱ローラ202のホームポジションを検知した時点で、パルスであるHP位置検知信号610を重複位置検知部509に出力する。また、シート検知センサ508(図2参照)は、シートSの先端を検知したときにシート検知信号611を重複位置検知部509に出力する。重複位置検知部509は、HP位置検知信号610及びシート検知信号611に基づき、所定時間内の気体吐出位置に対応した吐出回数をカウントして重複情報を示す重複検知信号618を制御部506に出力する。
制御部506は、プリンタ全体を制御するものであり、CPU,ROM,RAM等からなり、本第1実施形態では、電磁弁504a〜504dの開閉制御を行い、気体吐出部204の気体吐出位置を変更する変更部として機能する。更に、制御部506は、エアータンク503内の圧縮気体の圧力を調整するレギュレータ502の制御、シートSの搬送制御等を行う。具体的には、制御部506は、制御信号511〜514を電磁弁504a〜504dに出力して弁の開閉を行い、所定のタイミングでエアーノズル505a〜505dから圧縮気体を吐出させることができる。つまり、制御部506は、未定着トナーが形成されて搬送されてくるシートSの紙種や坪量、サイズ、重複検知信号618に応じて、最適なエアーノズル505a〜505dを選択し、それに対応した電磁弁504a〜504dを制御する。また、制御部506は、制御信号515をレギュレータ502に出力して、エアータンク503内の圧縮気体の圧力を調整することができる。
次に、重複位置検知部509の概略構成及び動作について詳細に説明する。図5(a)において、重複位置検知部509は、基準パルス発生部602、位置データ出力部である加熱ローラ位置検知部601、吐出タイミング発生部603、検知部であるエアー吐出位置検知部604、記憶部606及びデータ照合/カウント部607を有する。
基準パルス発生部602は、加熱ローラ位置検知部601及び吐出タイミング発生部603に、図6に示すような所定周期Tの基準パルス信号619を出力する。加熱ローラ位置検知部601は、HP位置検知信号610及び基準パルス信号619を入力して、エアーノズル505a〜505dにより圧縮気体が吐出された時点での加熱ローラ202上の吹き付け位置に対応する回転位置を検知する。ここで、加熱ローラ位置検知部601は、加熱ローラ202のホームポジションを基準とする回転位置を検知する。具体的には、加熱ローラ位置検知部601は、パルスであるHP位置検知信号610をトリガーに基準パルス信号619をカウントアップするアップカウンタである。そして、加熱ローラ位置検知部601は、HPセンサ507により検知されたホームポジションを基準とする加熱ローラ202の回転位置に対応する位置データ(カウントデータ)612を逐次出力する。つまり、加熱ローラ位置検知部601は、図6に示すようなHP位置検知信号610を検知した時点でカウントアップし、その位置データ612を逐次出力する。
吐出タイミング発生部603は、シート検知センサ508のシート検知信号611及び基準パルス信号619を入力して、圧縮気体をシートSの先端に向けて吐出する吐出タイミングデータ613を生成する。具体的には、吐出タイミング発生部603は、シート検知信号611をトリガーに基準パルス信号619をカウントダウンするダウンカウンタである。カウントダウンする際の初期値mは、シート検知センサ508から気体吐出位置までの距離sと、シート搬送速度P、および基準パルス信号619の周期Tとすると、m=s/P/Tの式で求められる。つまり、吐出タイミング発生部603は、図6に示すようなシート検知信号611を示すパルスを検知した時点で、初期値mからカウントダウンする。
エアー吐出位置検知部604は、位置データ612及び吐出タイミングデータ613を入力して、位置データ614を出力するものである。つまり、エアー吐出位置検知部604は、吐出タイミングデータ613が0になったタイミング、すなわち気体を吐出する時点で、位置データ612を取得し、取得した位置データ612を位置データ614として記憶部606へ出力する。したがって、エアー吐出位置検知部604は、気体吐出部204により気体が吐出された時点での加熱ローラ202の回転位置を示す位置データ614を検知していることとなる。例えばエアー吐出位置検知部604は、図6に示すように、吐出タイミングデータ613が0になったタイミングで取得した位置データ612である「110」を示すデータを、位置データ614として記憶部606へ出力する。
記憶部606は、入力した位置データ614を順次記憶するためのものである。図5(b)に示すように、記憶部606には、予め入力した位置データ614を格納するためのn+1個(複数)の記憶領域が割り当てられている。各記憶領域は、先頭アドレスをst_adrsとし、最終アドレスはst_adrs+nで表している。位置データ614が入力される度に、アドレスを1ずつインクリメントして、順次格納していく。そして、各アドレスst_adrs〜st_adrs+nには、位置データPD0〜PDnが格納されることとなる。入力した位置データ614が、最終アドレスst_adrs+nに格納されると、アドレスを先頭アドレスst_adrsに戻すことで、常に最新のn+1個の位置データPD0〜PDnが格納される。位置データPD0〜PDnの個数n+1は、圧縮気体を吹付けられて定着性に支障が出る温度まで低下した加熱ローラ202の温度が、回復する時間以上に相当するシート枚数に設定することが望ましい。
図5(a)に示すデータ照合/カウント部607は、記憶部606に最後に記憶された最新の位置データ(例えばPDn)と、以前のn個の位置データ(例えばPD0〜PDn−1)とを照合する。そして、データ照合/カウント部607は、記憶部606に記憶されている最新の位置データPDnと残りの位置データPD0〜PDn−1とが重複しているか否かを判別する。そして、データ照合/カウント部607は、重複している位置データの数が所定数Nに達した場合は、重複検知信号618を制御部506へ出力する。
次に、図7のフローチャートを参照しながら、データ照合/カウント部607の動作について詳細に説明する。まず始めに、データ照合/カウント部607は、記憶部606から最新の位置データPDを入力する(S801)。次に、データ照合/カウント部607は、記憶部606に以前に記憶された1番目の位置データMDを入力する(S802)。そして、データ照合/カウント部607は、入力した最新の位置データPDと位置データMDを照合する(S803)。データ照合/カウント部607は、照合結果が真の場合(S803:Yes)は、重複回数カウンタCNTに1を加え(S804)、照合結果が偽の場合(S803:No)は、そのまま進める。データ照合/カウント部607は、過去のn個の位置データとの照合が終了したか否かを判断する(S805)。データ照合/カウント部607は、終了していない場合は(S805:No)、S802の処理に移行して次の位置データMDを記憶部606から入力し、同様に最新の位置データPDと位置データMDの照合を繰り返し行う。
データ照合/カウント部607は、過去のn個の位置データとの照合が終了すると(S805:Yes)、重複回数CNTを予め規定した所定数Nと比較する(S806)。データ照合/カウント部607は、CNT≧Nの場合(S806:Yes)、気体吐出位置が重複していると判断し、重複検知信号618を制御部506へ出力する(S807)。つまり、データ照合/カウント部607は、最後に記憶された最新の位置データと同じ位置データの数が所定数Nに達した場合(S806:Yes)、重複検知信号618を制御部506へ出力する(S807)。
ここで、所定数Nは、加熱ローラ202の周方向の同一位置に気体を吐出した際に、定着不良による画像不良が発生する表面温度まで加熱ローラ202が温度低下する気体吐出回数よりも低い数に設定されている。つまり、加熱ローラ202の周方向の同一位置に吐出された気体吐出回数が所定数Nとなった時点では、画像不良となることはない。この所定数Nは、予め実験により求められた値である。
データ照合/カウント部607は、CNT<Nの場合(S806:No)は気体吐出位置が重複していない、又は重複していても定着部23による定着に支障をきたさないため、重複検知信号618を出力することなく、データ照合を終了する。
次に、制御装置200の各部の制御動作について、図8に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。なお、本第1実施形態では、4つのエアーノズル505a〜505dのうち、2つのエアーノズルを用いて気体吐出位置を変更する場合について説明する。制御部506は、定着部23における定着動作を開始すると、まず始めに、エアーノズル505a及び505dを選択し、最初の気体吐出位置を設定する(S1001)。つまり、制御部506は、例えば電磁弁504a及び504dを制御対象とする。次に、データ照合/カウント部607は、図7に示す重複位置検知のルーチンを実行する(S1002)。
制御部506は、気体吐出位置の重複があったか否か、すなわちデータ照合/カウント部607から重複検知信号618を入力したか否かを判断する(S1003)。つまり、重複検知信号618は、記憶部606に記憶されている複数の位置データの内、最後に記憶された位置データと同じ位置データの数が所定数Nに達したことを示す信号である。したがって、制御部506は、最後に記憶された最新の位置データと同じ位置データの数が所定数Nに達したか否かを判断していることとなる。
制御部506は、重複検知信号618を入力した場合(S1003:Yes)、すなわち、所定数Nに達した場合、現在の気体吐出位置から別の気体吐出位置に変更可能かを判断する(S1004)。この場合、制御部506は、今回のジョブでまだ未使用の気体吐出位置があるので、気体吐出位置の変更が可能と判断する(S1004:Yes)。次いで、制御部506は、気体を吐出させるエアーノズルをエアーノズル505b及び505cに変更することで、気体吐出位置を変更する(S1005)。つまり、制御部506は、電磁弁504a及び504dから電磁弁504b及び504cに開閉制御する制御対象を変更する。これにより、吐出した気体による定着部23の加熱ローラ202が定着に支障をきたす温度にまで低下するのを防止することができ、加熱ローラ202の温度低下に起因する画像不良を防止することができる。また、このように制御することで、気体を加熱するヒータは不必要であるので、装置の低コスト化、低消費電力化を実現することができる。なお、このように気体吐出位置を変更した場合には、変更後に記憶した位置データとの混在を避けるため、記憶部606の位置データPD0〜PDnはリセット(消去)される。
ここで、制御部506は、気体吐出位置変更の時点又は最後に気体を吐出した時点から定着温度の回復に要する所定時間をカウントする。そして、制御部506は、定着温度の回復に要する所定時間が経過するまでは、変更前の気体吐出位置への変更(つまり、エアーノズル505a及び505dの使用)を禁止する。そして、制御部506は、今回の気体吐出位置の変更によってエアーノズル505b及び505cを使用した際にも、S1003の処理において、同様に重複検知信号618を検知することがある。このとき、制御部506は、定着温度の回復に要する所定時間が経過している場合には、気体吐出位置の変更が可能と判断する(S1004:Yes)。しかし、所定時間が経過していない場合には、変更が禁止されている気体吐出位置への変更はできないので、制御部506は、他の全てのエアーノズルが使用不可である場合には、気体吐出位置の変更ができないと判断する(S1004:No)。
そして、制御部506は、シートSの搬送間隔を大きくする(第1搬送間隔からこれよりも大きい第2搬送間隔に設定する)か、又はシートSの搬送を止めて、定着動作を一時停止する(S1006)。具体的に説明すると、制御部506は、シートSの搬送間隔を大きくする場合、給紙カセット17からの給紙タイミングを遅らせるように制御する。また、制御部506は、シートSの搬送を止める場合、給紙カセット17からのシートSの給送を止めるように制御する。このとき、制御部506は、定着部23の加熱ローラ202の温度を検知することで、その温度低下に応じてシートSの搬送を停止させるか、又はシートSの搬送間隔を大きくするかを選択する。例えば、制御部506は、検知した温度が、第1温度以下であり、第1温度よりも低い第2温度よりも高い場合には、シートSの搬送間隔を大きくすることにより、徐々に加熱ローラ202の温度の回復を行う。また、制御部506は、検知した温度が、第2温度以下の場合には、加熱ローラ202の温度を逸早く回復させるためにシートSの搬送を停止させる。
次に、制御部506は、最後に気体を吐出したときから所定時間が経過した場合、加熱ローラ202は定着温度に回復しているので、シートSの搬送間隔を第2搬送間隔から第1搬送間隔に戻したり、シートSの搬送を開始したりする。なお、この所定時間は、シートSの搬送間隔を大きくする場合とシートSの搬送を停止する場合とで異なる値に設定してもよいし、同一の値に設定してもよい。例えば、シートSの搬送を停止する場合に温度回復に要する時間は、予め実験等によって定着部23の加熱量(ヒータ202Bの電圧)や、雰囲気温度などからデータを取り、それらに基づいて求めることが可能である。また、搬送間隔を大きくする場合に温度回復に要する時間は、シートSの種類やサイズにより奪われる熱量を予め実験等でデータを取り、求めることが可能である。したがって、カウントする所定時間を異なる値に設定する場合は、それぞれの値を、同一の値に設定する場合は、大きい方の値を採用すればよい。このように、シートSの搬送間隔を大きくするか、又はシートSの搬送を止めて、定着動作を一時停止することで、定着温度に回復するので定着部23の温度低下に起因する画像不良が発生するのをより効果的に防止することができる。
[第2実施形態]
図9は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの制御装置の制御動作を示すフローチャートである。なお、装置構成は、上記第1実施形態と同様であるため、図1〜図7を参照しながら説明する。制御部506は、定着部23における定着動作を開始すると、複数のエアーノズルのうち、いずれかのエアーノズル、例えばエアーノズル505a及び505dを選択し、気体吐出位置を設定する(S1101)。つまり、制御部506は、例えば電磁弁504a及び504dを制御対象とする。次に、データ照合/カウント部607は、図7に示す重複位置検知のルーチンを実行する(S1102)。制御部506は、気体吐出位置の重複があったか否か、すなわちデータ照合/カウント部607から重複検知信号618を入力したか否かを判断する(S1103)。制御部506は、重複検知信号618を入力している場合は(S1103:Yes)、図8のS1006の処理と同様に、所定時間が経過するまでシートSの搬送間隔を大きくするか、又はシートSの搬送を停止して定着動作を一時停止する(S1104)。したがって、本第2実施形態においても、定着部23の加熱ローラ202が定着温度に回復するので、定着部23の温度低下に起因する画像不良が発生するのをより効果的に防止することができる。
[第3実施形態]
上記第1実施形態では、重複位置検知部509(図4参照)により重複位置を検知する場合について説明したが、本第3実施形態では、プリンタが上記重複位置検知部509に代わり、重複位置を予測する重複位置予測部を有する場合について説明する。なお、本第3実施形態の説明において上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
図10は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの重複位置予測部509Aの概略構成を示すブロック図である。図11は、重複位置予測部509Aの動作を示すタイミングチャートである。まず、重複位置予測部509Aについて説明する。重複位置予測部509Aは、HPセンサ507から入力したHP位置検知信号610及びシート検知部508から入力したシート検知信号611に基づき、重複検知信号1418を制御部506へ出力する。この重複位置予測部509Aは、基準パルス発生部602、位置データ出力部である加熱ローラ位置検知部601、予測部であるエアー吐出位置予測部1404、記憶部606及びデータ照合/カウント部607を有する。
基準パルス発生部602は、加熱ローラ位置検知部601に、図11に示すような所定周期Tの基準パルス信号619を出力する。加熱ローラ位置検知部601は、HP位置検知信号610及び基準パルス信号619を入力して、エアーノズル505a〜505dのいずれかにより圧縮気体が吐出された時点での加熱ローラ202上の吹き付け位置に対応する回転位置を検知する。ここで、加熱ローラ位置検知部601は、加熱ローラ202のホームポジションを基準として回転位置を検知する。具体的には、加熱ローラ位置検知部601は、HP位置検知信号610をトリガーに基準パルス信号619をカウントアップするアップカウンタである。そして、加熱ローラ位置検知部601は、HPセンサ507により検知されたホームポジションを基準とする加熱ローラ202の回転位置に対応する位置データ(カウントデータ)612を逐次出力する。つまり、加熱ローラ位置検知部601は、図11に示すようなHP位置検知信号610を示すパルスを検知した時点でカウントアップし、その位置データ612を逐次出力する。
エアー吐出位置予測部1404は、位置データ612及びシート検知信号611を入力して、予測位置データ1414を出力するものである。具体的に説明すると、まず、エアー吐出位置予測部1404は、シート検知信号611を入力トリガーとして、位置データ612をラッチして一時保存する。例えば、エアー吐出位置予測部1404は、図11に示すように、シート検知信号611を入力トリガーとして、位置データ612である「6」をラッチして一時保存する。つまり、エアー吐出位置予測部1404は、加熱ローラ位置検知部601からシート検知センサ508のシート検知タイミングで位置データ612を取得している。
そして、エアー吐出位置予測部1404は、予め算出した吐出タイミングカウント用データである初期値mに、保存した位置データ612(図11では、「6」)を加算して、予測位置データ1414として、記憶部606へ出力する。ここで、初期値mは、シート検知センサ508から気体吐出位置までの距離s、シート搬送速度P及び基準パルス信号619の周期Tとすると、m=s/P/Tの式で求められる。そして、シートの検知タイミングで初期値mからカウントダウンされ、0となったタイミングでエアーが吐出されるようになっている。つまり、エアー吐出位置予測部1404は、シート検知センサ508のシート検知タイミングで取得した加熱ローラ位置検知部601からの位置データ612に基づいて記憶部606に記憶させる予測位置データ1414を求める。このようにして、エアー吐出位置予測部1404は、気体吐出部204が気体を吐出する前に、気体吐出部204により気体が吐出される時点での加熱ローラ202の回転位置を予測している。
記憶部606は、エアー吐出位置予測部1404により予測回転位置に対応する予測位置データ1414を順次記憶するが、記憶部606の構成は、上記第1実施形態と同様である。データ照合/カウント部607は、記憶部606に最後に記憶された最新の予測位置データと、以前のn個の予測位置データとを照合する。そして、データ照合/カウント部607は、記憶部606に記憶されている最新の予測位置データと残りの予測位置データとが重複しているか否かを判別する。そして、データ照合/カウント部607は、重複している予測位置データの数が所定数Nに達した場合は、重複検知信号1418を制御部506へ出力する。
図12は、制御装置の各部の制御動作を示すフローチャートである。なお、本第3実施形態では、4つのエアーノズル505a〜505dのうち、2つのエアーノズルを用いて気体吐出位置を変更する場合について説明する。
制御部506は、定着部23における定着動作を開始すると、まず始めに、エアーノズル505a及び505dを選択し、最初の気体吐出位置を設定する(S1201)。つまり、制御部506は、例えば電磁弁504a及び504dを制御対象とする。エアー吐出位置予測部1404は、シート検知センサ508により用紙検知されたか否か、つまり、シート検知センサ508からシート検知信号611を入力したか否かを判断する(S1202)。エアー吐出位置予測部1404は、用紙検知された場合(S1202:Yes)、加熱ローラ位置検知部601からシート検知センサ508のシート検知タイミングで位置データ612を取得し、予測位置データ1414を求めて記憶部606に出力する。そして、データ照合/カウント部607は、上記第1実施形態と同様の重複位置検知のルーチン(図7参照)を実行する(S1203)。
制御部506は、気体吐出位置の重複があったか否か、すなわちデータ照合/カウント部607から重複検知信号1418を入力したか否かを判断する(S1204)。つまり、重複検知信号1418は、記憶部606に記憶されている複数の予測位置データの内、最後に記憶された予測位置データと同じ予測位置データの数が所定数Nに達したことを示す信号である。したがって、制御部506は、最後に記憶された最新の予測位置データと同じ予測位置データの数が所定数Nに達したか否かを判断していることとなる。
制御部506は、重複検知信号1418を入力した場合(S1204:Yes)、すなわち、所定数Nに達した場合、現在の気体吐出位置から別の気体吐出位置に変更可能かを判断する(S1205)。この場合、制御部506は、今回のジョブでまだ未使用の気体吐出位置があるので、気体吐出位置の変更が可能と判断する(S1205:Yes)。次いで、制御部506は、気体を吐出させるエアーノズルをエアーノズル505b及び505cに変更することで、気体吐出位置を変更する(S1206)。つまり、制御部506は、電磁弁504a及び504dから電磁弁504b及び504cに開閉制御する制御対象を変更する。なお、このように気体吐出位置を変更した場合には、変更後に記憶した予測位置データとの混在を避けるため、記憶部606の予測位置データPD0〜PDnはリセット(消去)される。
ここで、制御部506は、気体吐出位置変更の時点又は最後に気体を吐出した時点から定着温度の回復に要する所定時間をカウントする。そして、制御部506は、定着温度の回復に要する所定時間が経過するまでは、変更前の気体吐出位置への変更(つまり、エアーノズル505a及び505dの使用)を禁止する。そして、制御部506は、今回の気体吐出位置の変更によってエアーノズル505b及び505cを使用した際にも、S1204の処理において、同様に重複検知信号1418を検知することがある。このとき、制御部506は、定着温度の回復に要する所定時間が経過している場合には、気体吐出位置の変更が可能と判断する(S1205:Yes)。しかし、所定時間が経過していない場合には、変更が禁止されている気体吐出位置への変更はできないので、制御部506は、他の全てのエアーノズルが使用不可である場合には、気体吐出位置の変更ができないと判断する(S1205:No)。そして、制御部506は、第1実施形態のS1006(図8参照)の処理と同様に、シートSの搬送間隔を大きくする(第1搬送間隔からこれよりも大きい第2搬送間隔に設定する)か、又はシートSの搬送を止めて、定着動作を一時停止する(S1207)。
以上、本第3実施形態では、記憶部606に記憶されている複数の予測位置データに基づいて、気体吐出位置を変更するようにしたので、加熱ローラ202に気体を吐出する前に気体吐出位置を変更でき、より早く制御を切り換えることが可能になる。
そして、吐出した気体による定着部23の加熱ローラ202が定着に支障をきたす温度にまで低下するのを防止することができ、加熱ローラ202の温度低下に起因する画像不良を防止することができる。また、このように制御することで、気体を加熱するヒータは不必要であるので、装置の低コスト化、低消費電力化を実現することができる。
[第4実施形態]
上記第1〜第3実施形態では、複数のノズル505a〜505dを選択することで、複数の気体吐出位置から選択的に気体を吐出する場合について説明した。本第4実施形態では、ノズルを移動することで、複数の気体吐出位置から選択的に気体を吐出する場合について説明する。なお、本第4実施形態の説明において上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。図13は、定着部23に対する気体吐出部204Aの配置図である。また、図14は、気体吐出部204A及びその制御装置200の概略構成を示すブロック図である。
気体吐出部204Aは、シートの先端と定着部23の加熱ローラ202周面との間に向けて気体を吐出可能とするように、加熱ローラ202の軸方向に並設される2つのノズルとしてのエアーノズル505a,505bを有している。また、気体吐出部204Aは、各エアーノズル505a,505bにそれぞれ接続された2つの制御弁としての電磁弁504a,504bを有している。電磁弁504a,504bは、連結配管522で接続されており、この連結配管522を通して適切な圧力の気体が電磁弁504a,504bに供給される。気体吐出部204Aは、シート搬送方向と直交する幅方向に不図示のフレームに架け渡されたシャフト2101と、ノズル駆動部2001と、を有する。
エアーノズル505a,505bは、電磁弁504a,504bと共に、シート搬送方向と直交する幅方向に移動可能に、電磁弁504a,504bがシャフト2101に支持されている。このシャフト2101には、軸方向に不図示の溝が形成されており、電磁弁504a,504bには、溝に引っ掛る不図示の凸部が形成されており、エアーノズル505a,505bの回転を防止している。
ノズル駆動部2001は、制御部506からのノズル移動信号2002により、電磁弁504a、504bと共にエアーノズル505a、505bを駆動する。つまり、制御部506は、ノズル移動信号2002をノズル駆動部2001に出力することで、エアーノズル505a,505bを幅方向に移動させる。これにより、気体吐出位置を変更することができる。
なお、上記実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記第1〜第4実施形態では、記憶部606に記憶されている複数の位置データ又は予測位置データに基づき、同一のデータの数が所定数に達したら気体吐出位置を変更する場合について説明したが、これに限定するものではない。すなわち、同一の気体吐出位置から所定回数気体を吐出したら、気体吐出位置を変更するようにしてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、気体吐出部204が4つのノズルを有する場合について説明したが、その個数に限定するものではなく、気体吐出部が2つ以上のノズルを有していればよい。
また、上記第4実施形態では、気体吐出部204Aが2つのノズルを有する場合について説明したが、その個数に限定するものではなく、ノズルが1つ、又はそれ以上であってもよい。
また、上記第1実施形態では、エアー吐出位置検知部604が吐出タイミング発生部603により出力された吐出タイミングデータ613のタイミングでエアー吐出位置検知部604からの位置データ612を取得する場合について説明したがこれに限定されない。すなわち、エアー吐出位置検知部604が、シートが到達する一定周期のタイミング信号でエアー吐出位置検知部604からの位置データ612を取得する場合であってもよい。この場合のタイミング信号は、制御部506で生成されるのがよい。
1…プリンタ(画像形成装置)、23…定着部、106…転写部、202…加熱ローラ(定着回転体)、202B…ヒータ(加熱源)、203…加圧ローラ(加圧回転体)、204,204A…気体吐出部、504a〜504d…電磁弁(制御弁)、505a〜505d…エアーノズル(ノズル)、506…制御部(変更部)、507…HPセンサ(センサ)、601…加熱ローラ位置検知部(位置データ出力部)、604…エアー吐出位置検知部(検知部)、606…記憶部、1404…エアー吐出位置予測部(予測部)、Np…ニップ部

Claims (11)

  1. シートにトナー像を転写する転写部と、加熱源を含む定着回転体及び前記定着回転体に圧接する加圧回転体を有する定着部と、を備え、前記定着回転体と前記加圧回転体とのニップ部に前記転写部にてトナー像が転写されたシートを搬送して、トナー像をシートに定着させる画像形成装置において、
    前記ニップ部を通過したシートの先端と前記定着回転体の周面との間に向けて気体を吐出可能であり、シート搬送方向と直交する幅方向の複数の気体吐出位置から選択的に気体を吐出可能な気体吐出部と、
    前記気体吐出部により気体が吐出された時点での前記定着回転体の回転位置を検知する検知部と、
    前記検知部により検知された回転位置に対応する位置データを順次記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている複数の位置データの内、最後に記憶された位置データと同じ位置データの数が所定数に達した場合、前記気体吐出部の気体吐出位置を変更する変更部と、を備えた、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着回転体が特定の回転位置に回転したのを検知可能なセンサと、
    前記センサにより検知された特定の回転位置を基準とする前記定着回転体の回転位置に対応する位置データを逐次出力する位置データ出力部と、を備え、
    前記検知部は、前記気体吐出部により気体が吐出された時点で、前記記憶部に記憶させる位置データを前記位置データ出力部から取得する、ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記変更部は、前記気体吐出部の気体吐出位置を変更した場合には、所定時間が経過するまで変更前の気体吐出位置への変更を禁止し、
    前記記憶部に記憶されている複数の位置データの内、最後に記憶された位置データと同じ位置データの数が所定数に達した場合に、前記気体吐出部の気体吐出位置の変更ができないときには、前記所定時間が経過するまで前記定着部へのシートの搬送を停止する、ことを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  4. 前記変更部は、前記気体吐出部の気体吐出位置を変更した場合には、所定時間が経過するまで変更前の気体吐出位置への変更を禁止し、
    前記記憶部に記憶されている複数の位置データの内、最後に記憶された位置データと同じ位置データの数が所定数に達した場合に、前記気体吐出部の気体吐出位置の変更ができないときには、前記所定時間が経過するまで前記定着部へのシートの搬送間隔を大きくする、ことを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  5. シートにトナー像を転写する転写部と、加熱源を含む定着回転体及び前記定着回転体に圧接する加圧回転体を有する定着部と、を備え、前記定着回転体と前記加圧回転体とのニップ部に前記転写部にてトナー像が転写されたシートを搬送して、トナー像をシートに定着させる画像形成装置において、
    前記ニップ部を通過したシートの先端と前記定着回転体の周面との間に向けて気体を吐出可能であり、シート搬送方向と直交する幅方向の複数の気体吐出位置から選択的に気体を吐出可能な気体吐出部と、
    前記気体吐出部が気体を吐出する前に、前記気体吐出部により気体が吐出される時点での前記定着回転体の回転位置を予測する予測部と、
    前記予測部により予測された回転位置に対応する予測位置データを順次記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている複数の予測位置データの内、最後に記憶された予測位置データと同じ予測位置データの数が所定数に達した場合、前記気体吐出部の気体吐出位置を変更する変更部と、を備えた、ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記定着回転体が特定の回転位置に回転したのを検知可能なセンサと、
    前記センサにより検知された特定の回転位置を基準とする前記定着回転体の回転位置に対応する位置データを逐次出力する位置データ出力部と、
    前記定着部のシート搬送方向上流に配置され、搬送されてくるシートを検知するシート検知部と、を備え、
    前記予測部は、前記シート検知部のシート検知タイミングで取得した前記位置データ出力部からの位置データに基づいて前記記憶部に記憶させる予測位置データを求める、ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記変更部は、前記気体吐出部の気体吐出位置を変更した場合には、所定時間が経過するまで変更前の気体吐出位置への変更を禁止し、
    前記記憶部に記憶されている複数の予測位置データの内、最後に記憶された予測位置データと同じ予測位置データの数が所定数に達した場合に、前記気体吐出部の気体吐出位置の変更ができないときには、前記所定時間が経過するまで前記定着部へのシートの搬送を停止する、ことを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  8. 前記変更部は、前記気体吐出部の気体吐出位置を変更した場合には、所定時間が経過するまで変更前の気体吐出位置への変更を禁止し、
    前記記憶部に記憶されている複数の予測位置データの内、最後に記憶された予測位置データと同じ予測位置データの数が所定数に達した場合に、前記気体吐出部の気体吐出位置の変更ができないときには、前記所定時間が経過するまで前記定着部へのシートの搬送間隔を大きくする、ことを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  9. 前記気体吐出部は、前記幅方向に並設され、気体が吐出可能な複数のノズルと、前記各ノズルにそれぞれ接続された複数の制御弁と、を有し、
    前記変更部は、前記複数の制御弁のうち、開閉する制御対象の制御弁を変更することで前記気体吐出位置を変更する、ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記気体吐出部は、前記幅方向に移動可能であり、気体が吐出可能なノズルと、前記ノズルに接続された制御弁と、を有し、
    前記変更部は、前記ノズルを前記幅方向に移動させて前記気体吐出位置を変更する、ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. シートにトナー像を転写する転写部と、加熱源を含む定着回転体及び前記定着回転体に圧接する加圧回転体を有する定着部と、を備え、前記定着回転体と前記加圧回転体とのニップ部に前記転写部にてトナー像が転写されたシートを搬送して、トナー像をシートに定着させる画像形成装置において、
    前記ニップ部を通過したシートの先端と前記定着回転体の周面との間に向けて気体を吐出可能であり、シート搬送方向と直交する幅方向の複数の気体吐出位置から選択的に気体を吐出可能な気体吐出部と、
    前記気体吐出部により気体が吐出された時点での前記定着回転体の回転位置を検知する検知部と、
    前記検知部により検知された前記回転位置に対応する位置データを順次記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている複数の位置データの内、最後に記憶された位置データと同じ位置データの数が所定数に達した場合、所定時間が経過するまで前記定着部へのシートの搬送を停止する制御部と、を備えた、ことを特徴とする画像形成装置。
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