JP5453864B2 - 植物病害防除組成物 - Google Patents

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    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
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Description

本発明は、植物病害防除組成物および植物病害の防除方法に関するものである。
植物病害を防除するため植物病害防除剤が種々開発されてきたが、より高活性な植物病害防除剤が常に求められている。
国際特許95−27693−A1パンフレット 国際特許96−07633−A1パンフレット 特開昭62−294665号公報 特公平6−29263号公報 特公平6−49689号公報
本発明の目的は高い活性を有する植物病害防除組成物および植物病害を効果的に防除できる方法を提供することにある。
本発明者らは鋭意検討した結果、特定のアニリノピリミジン系化合物と、下記式(I)で表される化合物またはその塩とを併用することにより、優れた植物病害防除効果が得られることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、以下のものである。
[1]グループAとグループBとを有効成分として含有する植物病害防除組成物(以下、本発明組成物と記す。)。
[グループA]
式(I)
Figure 0005453864
(式中、Rは、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよい水酸基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアミノ基またはニトロ基を表し、
Qは、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロ環基、モノまたはジ置換メチレンアミノ基、置換されていてもよい(置換イミノ)メチル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、置換カルボニル基または置換スルホニル基を表し、
Xは、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基、または置換されていてもよい水酸基を表し、
Yは、置換されていてもよい水酸基、アルキルチオ基、または置換されていてもよいアミノ基(ただし、Rが、水酸基の場合、Yは、アルコキシ基ではない。)を表し、
Zは、酸素原子または硫黄原子を表し、
Mは、酸素原子、S(O)(ここで、Iは、0、1または2を表す。)、NR(ここで、Rは、水素原子、アルキル基またはアシル基を表す。)または単結合を表し、
nは、0、1または2を表し、
mは0、1、2または3を表す。)
で表される化合物またはその塩(以下、化合物(I)と記す。)
[グループB]
4,6−ジメチル−N−フェニル−2−ピリミジナミン(以下、化合物(II)と記す。)、4−メチル−N−フェニル−6−(1−プロピニル)−2−ピリミジナミン(以下、化合物(III)と記す。)および4−シクロプロピル−6−メチル−N−フェニル−2−ピリミジナミン(以下、化合物(IV)と記す。)からなる群より選ばれる一以上のアニリノピリミジン化合物
[2]グループAが式(I)表される化合物またはその塩であり、かつ、
該式(I)で表される化合物は、
1がハロゲン原子、またはC1−4アルキル基もしくはC1−4ハロアルキル基で置換されていてもよい水酸基であり、
Qが[ハロゲン原子、メチル基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基]で1個または複数置換されていてもよいフェニル基であり、
YがC1−3アルキル基で1個または複数置換されていてもよいアミノ基であり
Zが酸素原子であり
Mが酸素原子であり、かつ、
nが1であり
mが0である[1]記載の植物病害防除組成物。
[3]グループAが式(I)表される化合物またはその塩であり、かつ、
該式(I)で表される化合物は、
1がメトキシ基であり、
Qが2,5-ジメチルフェニル基であり、
Yがモノメチルアミノ基であり
Zが酸素原子であり
Mが酸素原子であり、
nが1であり、かつ、
mが0である[1]記載の植物病害防除組成物。
[4]グループBが4,6−ジメチル−N−フェニル−2−ピリミジナミンである[1]から[3]いずれか1項記載の植物病害防除組成物。
[5]グループBが4−メチル−N−フェニル−6−(1−プロピニル)−2−ピリミジナミンである[1]から[3]いずれか1項記載の植物病害防除組成物。
[6]グループBが4−シクロプロピル−6−メチル−N−フェニル−2−ピリミジナミンである[1]から[3]いずれか1項記載の植物病害防除組成物。
[7]グループAとグループBとの重量比が0.125:1〜20:1である[1]から[6]いずれか1項記載の植物病害防除組成物。
[8]グループA及びグループBを植物または植物を栽培する土壌に施用する植物病害防除方法(以下、本発明防除方法と記す。)。
[グループA]
式(I)
Figure 0005453864
(式中、Rは、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよい水酸基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアミノ基またはニトロ基を表し、
Qは、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロ環基、モノまたはジ置換メチレンアミノ基、置換されていてもよい(置換イミノ)メチル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、置換ホルミル基または置換スルホニル基を表し、
Xは、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基、または置換されていてもよい水酸基を表し、
Yは、置換されていてもよい水酸基、アルキルチオ基、または置換されていてもよいアミノ基(ただし、Rが、水酸基の場合、Yは、アルコキシ基ではない。)を表し、
Zは、酸素原子または硫黄原子を表し、
Mは、酸素原子、S(O)(ここで、Iは、0、1または2を表す。)、NR(ここで、Rは、水素原子、アルキル基またはアシル基を表す。)または単結合を表し、
nは、0、1または2を表し、
mは0、1、2または3を表す。)
で表される化合物またはその塩
[グループB]
4,6−ジメチル−N−フェニル−2−ピリミジナミン、4−メチル−N−フェニル−6−(1−プロピニル)−2−ピリミジナミンおよび4−シクロプロピル−6−メチル−N−フェニル−2−ピリミジナミンからなる群より選ばれる一以上のアニリノピリミジン化合物
[9]グループAが式(I)表される化合物またはその塩であり、かつ、
該式(I)で表される化合物は、
1がハロゲン原子、またはC1−4アルキル基もしくはC1−4ハロアルキル基で置換されていてもよい水酸基であり、
Qが[ハロゲン原子、メチル基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基]で1個または複数置換されていてもよいフェニル基であり、
YがC1−3アルキル基で1個または複数置換されていてもよいアミノ基であり
Zが酸素原子であり
Mが酸素原子であり、かつ、
nが1であり
mが0である
[8]記載の植物病害防除方法。
[10]グループAが式(I)表される化合物またはその塩であり、かつ、
該式(I)で表される化合物は、
1がメトキシ基であり、
Qが2,5-ジメチルフェニル基であり、
Yがモノメチルアミノ基であり
Zが酸素原子であり
Mが酸素原子であり、
nが1であり、かつ、
mが0である
[8]記載の植物病害防除方法。
[11]グループBが4,6−ジメチル−N−フェニル−2−ピリミジナミンである[8]から[10]いずれか1項記載の植物病害防除方法。
[12]グループBが4−メチル−N−フェニル−6−(1−プロピニル)−2−ピリミジナミンである[8]から[10]いずれか1項記載の植物病害防除方法。
[13]グループBが4−シクロプロピル−6−メチル−N−フェニル−2−ピリミジナミンである[8]から[10]いずれか1項記載の植物病害防除方法。
[14]グループAとグループBとの重量比が0.125:1〜20:1である[8]から[13]いずれか1項記載の植物病害防除方法。
[15]植物病害防除のためのグループAとグループBとの混合物の使用。
[グループA]
式(I)
Figure 0005453864
(式中、Rは、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよい水酸基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアミノ基またはニトロ基を表し、
Qは、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいヘテロ環基、モノまたはジ置換メチレンアミノ基、置換されていてもよい(置換イミノ)メチル基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、置換ホルミル基または置換スルホニル基を表し、
Xは、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基、または置換されていてもよい水酸基を表し、
Yは、置換されていてもよい水酸基、アルキルチオ基、または置換されていてもよいアミノ基(ただし、Rが、水酸基の場合、Yは、アルコキシ基ではない。)を表し、
Zは、酸素原子または硫黄原子を表し、
Mは、酸素原子、S(O)(ここで、Iは、0、1または2を表す。)、NR(ここで、Rは、水素原子、アルキル基またはアシル基を表す。)または単結合を表し、
nは、0、1または2を表し、
mは0、1、2または3を表す。)
で表される化合物またはその塩
[グループB]
4,6−ジメチル−N−フェニル−2−ピリミジナミン、4−メチル−N−フェニル−6−(1−プロピニル)−2−ピリミジナミンおよび4−シクロプロピル−6−メチル−N−フェニル−2−ピリミジナミンからなる群より選ばれる一以上のアニリノピリミジン化合物
本発明の目的は高い活性を有する植物病害防除組成物および植物病害を効果的に防除できる方法が提供可能となる。
式(I)で表される化合物(I)において、R1で示される「ハロゲン原子」としては、フッ素、塩素、臭素あるいはヨウ素が挙げられる。
1で示される「置換されていてもよいアルキル基」とは、アルキル基の水素原子が水素原子以外の原子または官能基で置換されていてもよいアルキル基を意味する。Rで示されるの「アルキル基」としては、例えば、炭素数1〜8のアルキル基、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。R1で示される「置換されていてもよいアルキル基」の「アルキル基」としては、具体的には例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基及びヘキシル基が挙げられる。
このうち、メチル基およびエチル基が特に好ましいアルキル基として挙げられる。
で示される「置換されていてもよいアルキル基」としては例えば、アルキル基の水素原子がハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子)で置換されたハロアルキル基(例えば、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロメチル基、2−ブロモエチル基及び2,3−ジクロロプロピル基);及びアルキル基の水素原子が炭素数1〜8のアルコキシ基、好ましくは炭素数1〜4のアルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、及びブトキシ基)で置換されたアルコキシアルキル基(例えば、メトキシメチル基、エトキシメチル基及びメトキシエチル基)が挙げられる。
このうち、トリフルオロメチル基及びメトキシメチル基が好ましい置換されていてもよいアルキル基として挙げられる。
1で示される「置換されていてもよい水酸基」とは、水酸基の水素原子が水素原子以外の原子又は官能基で置換されていてもよい水酸基である。Rで示される「置換されていてもよい水酸基」としては、例えば、水酸基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、アルキルカルボニルオキシ基、(アルキルチオ)カルボニルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ基、モノあるいはジアルキル置換カルバモイルオキシ基、アリールオキシ基及びテトラヒドロピラニルオキシ基が挙げられる。
1で示される「アルキルチオ基」としては、例えば、炭素数1〜8のアルキルチオ基、好ましくは炭素数1〜4のアルキルチオ基が挙げられる。R1で示される「アルキルチオ基」としては、具体的には例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基及びブチルチオ基が挙げられる。
このうち、メチルチオ基が好ましいアルキルチオ基として挙げられる。
1で示される「アルキルスルフィニル基」としては、例えば、炭素数1〜8のアルキルスルフィニル基、好ましくは炭素数1〜4のアルキルスルフィニル基が挙げられる。R1で示される「アルキルスルフィニル基」としては、具体的には例えば、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基及びプロピルスルフィニル基が挙げられる。
このうち、メチルスルフィニル基が好ましいアルキルスルフィニル基として挙げられる。
1で示される「アルキルスルホニル基」としては、例えば、炭素数1〜8のアルキルスルホニル基、好ましくは炭素数1〜4のアルキルスルホニル基が挙げられる。R1で示される「アルキルスルホニル基」としては、具体的には例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基及びプロピルスルホニル基が挙げられる。
このうち、メチルスルホニル基が好ましいアルキルスルホニル基として挙げられる。
1で示される「置換されていてもよいアミノ基」とは、アミノ基の水素原子が水素原子以外の原子又は官能基で置換されていてもよいアミノ基を意味する。R1で示される「置換されていてもよいアミノ基」しては、例えば、アミノ基、1個又は2個の炭素数1〜8のアルキル基で置換されたアミノ基(例えば、モノメチルアミノ基、ジメチルアミノ基及びモノエチルアミノ基)、ホルミル基で置換されたアミノ基及び炭素数2〜4のアルキルカルボニル基で置換されたアミノ基(例えば、メチルカルボニルアミノ基)が挙げられる。このうち、1個の炭素数1〜4のアルキル基で置換されたアミノが好ましい置換されていてもよいアミノ基として挙げられ、モノメチルアミノ基が特に好ましい置換されていてもよいアミノ基として挙げられる。
1としては、例えば、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシアルキル基、水酸基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、ハロアルコキシ基、ハロアルケニルオキシ基、ハロアルキニルオキシ基、アルコキシアルコキシ基、アルキルカルボニルオキシ基、(アルキルチオ)カルボニルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ基、1個又は2個のアルキルで置換されたカルバモイルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アルキル基で置換されていてもよいアミノ基、ニトロ基及びテトラヒドロピラニルオキシ基が挙げられる。Rとして好ましい置換基そしては、ハロゲン原子、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルコキシ基及び水酸基が挙げられる。このうちメトキシ基が特に好ましいRとして挙げられる。
Qで示される「置換されていてもよいアリール基」とは、アリール基の水素原子が水素原子以外の原子又は官能基で置換されていてもよいアリール基を意味する。Qで示される「置換されていてもよいアリール基」のアリール基としては、例えば炭素数6〜14のアリール基が挙げられる。Qで示される「置換されていてもよいアリール基」のアリール基としては、具体的には例えば、フェニル基及びナフチル基が挙げられる。
Qで示される「置換されていてもよいアリール基」におけるアリール基の置換基としては、低級アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基及びブチル基)、低級アルケニル基(例えば、ビニル基、アリル基及びクロチル基)、低級アルキニル基(例えば、エチニル基、プロパルギル基及びブチニル基)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロペンチル基及びシクロヘキシル基)、低級アルコキシ低級アルキル基(例えば、メトキシメチル基、エトキシメチル基及び2−メトキシエチル基)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル基及びシクロヘキセニル基)、低級アルカノイル基(例えば、アセチル基、プロピオニル基及びイソブチリル基)、低級アルキルシリル基(例えば、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリプロピルシリル基及びトリブチルシリル基)、ハロ(低級)アルキル基(例えば、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロメチル基、2−ブロモエチル基及び2,3−ジクロロプロピル基)、ジ(低級)アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ基及びジエチルアミノ基)、フェニル基、フェニル(低級)アルキル基(例えば、ベンジル基及びフェネチル基)、フェニル(低級)アルケニル基(例えば、スチリル基及びシンナミル基)、フリル(低級)アルキル基(例えば、3−フリルメチル基及び2−フリルエチル基)、フリル(低級)アルケニル基(例えば、3−フリルビニル基及び2−フリルアリル基)、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子)、ニトロ基、シアノ基、低級アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基及びプロピルチオ基)、低級アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基及びプロポキシカルボニル基)、ホルミル基、アミノ基、モノ(低級)アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ基及びエチルアミノ基)、
−OR
[式中、Rは、水素原子、低級アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基及びブチル基)、低級アルケニル基(例えば、ビニル基、アリル基及びクロチル基)、低級アルキニル基(例えば、エチニル基、2−プロピニル基及び3−ブチニル)、ハロ(低級)アルキル基(例えば、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロメチル基、2−ブロモエチル基及び2,3−ジクロロプロピル基)、低級アルカノイル基(例えば、アセチル基、プロピオニル基及びブチリル基)、フェニル基、低級アルコキシフェニル基(例えば、3−メトキシフェニル基及び4−エトキシフェニル基)、ニトロフェニル基(例えば、3−ニトロフェニル基及び4−ニトロフェニル基)、フェニル(低級)アルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基及びフェニルプロピル基)、シアノフェニル(低級)アルキル基(例えば、3−シアノフェニルメチル基及び4−シアノフェニルエチル基)、ベンゾイル基、テトラヒドロピラニル基、ピリジル基、トリフルオロメチルピリジル基、ピリミジニル基、ベンゾチアゾリル基、キノリル基、ベンゾイル(低級)アルキル基(例えば、ベンゾイルメチル基及びベンゾイルエチル基)、ベンゼンスルホニル基、または低級アルキルベンゼンスルホニル基(例えば、トルエンスルホニル基)]、
−CH2−G−R’
[式中、Gは、−O−、−S−、または−NR’’−(ここで、R’’は、水素原子または低級アルキル基)であり、
R’は、フェニル基、ハロゲン原子で置換されたフェニル基(例えば、2−クロロフェニル基、4−フルオロフェニル基など)、低級アルコキシフェニル基(例えば、2−メトキシフェニル基、4−エトキシフェニル基など)、ピリジル基、またはピリミジニル基である。]などが挙げられる。
ここで、低級とは炭素数が1から8個、好ましくは炭素数が1から6個、さらに好ましくは炭素数が1から4個であることを意味する。
Qで示される「置換されていてもよいアリール基」としては、例えば、ハロゲン原子、メチル基、トリフルオロメチル基及びメトキシ基からなる群より選ばれた少なくとも1個の基で置換されていてもよいフェニル基が挙げられる。Qで示される「置換されていてもよいアリール基」としては、具体的には例えば、2,5-ジメチルフェニル基が挙げられる。
Qで示される「置換されていてもよいヘテロ環基」とは、ヘテロ環基の環構成原子に結合した水素原子が水素原子以外の原子又は官能基で置換されていてもよいヘテロ環基を意味する。Qで示される「置換されていてもよいヘテロ環基」としては、例えば、窒素、酸素および硫黄からなる群より選ばれる1〜4個のヘテロ原子を環構成原子として含有する5〜7員ヘテロ環基が挙げられる。これらのヘテロ環基は、さらに別のヘテロ環またはベンゼン環と縮合環を形成していてもよい。
Qで示される「置換されていてもよいヘテロ環基」としては、具体的には例えば、置換されていてもよいピリジル基(例えば、ピリジン−2−イル基及びピリジン−3−イル基)、置換されていてもよいピリミジニル基(例えば、ピリミジン−4−イル基及びピリミジン−2−イル基)、置換されていてもよいキノリル基(例えば、キノリン−4−イル基)、置換されていてもよいキナゾリニル基(例えば、キナゾリン−4−イル基)、置換されていてもよいベンゾチアゾリル基(例えば、ベンゾチアゾール−2−イル基)、及び置換されていてもよいピラゾリル基(例えば、ピラゾール−5−イル基)が挙げられる。
このうち、置換されていてもよいピリジル基が好ましい置換されていてもよいヘテロ環基として挙げられる。
Qで示される「置換されていてもよいヘテロ環基」の置換基としては、上記Qで示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基として例示した置換基が挙げられる。
Qで示される「モノ置換またはジ置換メチレンアミノ基」としては、例えば、式(a):
Figure 0005453864
[式中、R12およびR13は、同一または異なり、水素原子、置換されていてもよいアルキル基、アシル基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアミノ基、シクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基または置換されていてもよいヘテロ環基を示す]が挙げられる。
式(a)中、R12またはR13で示される「置換されていてもよいアルキル基」とは、アルキル基の水素原子が水素原子以外の原子又は官能基で置換されていてもよいアルキル基を意味する。R12またはR13で示される「置換されていてもよいアルキル基」としては、例えば、R1として例示した「アルキル基」または「置換アルキル基」と同じ基が挙げられる。このうち、メチル基およびエチル基がR12またはR13として示される置換されていてもよいアルキル基として好ましい。
12及びR13で示される「アシル基」としては、例えば、アルキルカルボニル基及びアリールカルボニル基が挙げられる。アルキルカルボニル基としては、例えば、C1-6アルキルカルボニル基、好ましくはC1-4アルキルカルボニル基が挙げられる。アルキルカルボニル基としては、具体的には例えば、アセチル基、トリフルオロアセチル基、プロピオニル基及びブチリル基が挙げられる。アリールカルボニル基としては、例えば、C6-14アリール−カルボニル基が挙げられる。アリールカルボニル基としては、具体的には例えば、ベンゾイル基及びナフトイル基が挙げられる。
12及びR13で示される「アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、置換されていてもよいアミノ基」としては、例えば、R1で例示したアルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基及び置換されていてもよいアミノ基と同じ基が挙げられる。
12及びR13で示される「シクロアルキル基」としては、炭素数3〜7のシクロアルキル基、好ましくは炭素数5〜6のシクロアルキル基が挙げられる。R12及びR13で示される「シクロアルキル基」としては、具体的には例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基及びシクロヘプチル基が挙げられる。
12及びRl3で示される「置換されていてもよいアリール基」とは、アリール基の水素原子が水素原子以外の原子又は官能基で置換されていてもよいアリール基を意味する。Qで示される「置換されていてもよいアリール基」のアリール基としては、例えば炭素数6〜14のアリール基が挙げられる。Qで示される「置換されていてもよいアリール基」のアリール基としては、具体的には例えば、炭素数6〜14のアリール基、具体的には、例えば、フェニル基、ナフチル基(例えば、1−ナフチル基など)及びフルオレニル基が挙げられる。このうち、フェニル基がQで示される置換されていてもよいアリール基として好ましい。
Qで示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基としては、例えばハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよい水酸基、アルキルチオ基、置換されていてもよいアミノ基、ニトロ基、フェニル基及びシアノ基が挙げられる。
12またはR13で示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基としてのハロゲン原子としては、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられる。

12またはR13で示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基としての置換されていてもよいアルキル基としては、例えば、上記R1で示される「置換されていてもよいアルキル基」と同じ基が挙げられる。R12またはR13で示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基としての置換されていてもよいアルキル基としては、例えば、アルキル基及びハロアルキル基が挙げられる。R12またはR13で示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基としての置換されていてもよいアルキル基としては、具体的には例えば、メチル基及びトリフルオロメチル基が挙げられる。
12またはR13で示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基としての置換されていてもよい水酸基としては、例えば、水酸基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アルキニルオキシ基、ハロアルコキシ基及びアリールオキシ基が挙げられる。
該アルコキシ基としては、例えば、炭素数1〜8のアルコキシ基、好ましくは炭素数1〜4のアルコキシ基が挙げられる。該アルコキシ基としては、具体的には例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基及びブトキシ基が挙げられる。このうちメトキシ基が該アルコキシ基として好ましい。
該アルケニルオキシ基としては、例えば、炭素数2〜8のアルケニルオキシ基、好ましくは、炭素数2〜4のアルケニルオキシ基が挙げられる。該アルケニルオキシ基としては、具体的には例えば、ビニルオキシ基、アリルオキシ基及びクロチルオキシ基が挙げられる。このうち、アリルオキシ基が該アルケニルオキシ基として好ましい。
該アルキニルオキシ基としては、例えば、炭素数2〜8のアルキニルオキシ基、好ましくは炭素数2〜4のアルキニルオキシ基が挙げられる。該アルキニルオキシ基としては、具体的には例えば、エチニルオキシ基、プロパルギルオキシ基及びブチニルオキシ基が挙げられる。このうち、プロパルギルオキシが該アルキニルオキシ基として好ましい。
該ハロアルコキシ基としては、例えば、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基及びクロロメトキシ基が挙げられる。このうち、ジフルオロメトキシが該ハロアルコキシ基として好ましい。
該アリールオキシ基としては、例えば炭素数6〜12のアリールオキシ基、好ましくは炭素数6〜8のアリールオキシ基が挙げられる。該アリールオキシ基としては、具体的には例えば、フェノキシ基及びナフトキシ基が挙げられる。
12またはR13で示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基としてのアルキルチオ基としては、例えば、炭素数1〜8のアルキルチオ基、好ましくは炭素数1〜4のアルキルチオ基、さらに好ましくは炭素数1〜2のアルキルチオ基が挙げられる。
12またはR13で示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基としてのアルキルチオ基としては、具体的には例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基及びブチルチオ基が挙げられる。このうち、メチルチオ基がR12またはR13で示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基としてのアルキルチオ基として好ましい。
12またはR13で示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基としての置換されていてもよいアミノ基としては、例えば、アミノ基及び1個又は2個の炭素数1〜8のアルキル基で置換されたアミノ基(例えば、モノメチルアミノ基、ジメチルアミノ基及びモノエチルアミノ基)が挙げられる。
12またはR13で示される「置換されていてもよいヘテロ環基」のヘテロ環基としては、例えば、1〜4個のヘテロ原子、好ましくは1〜2個のヘテロ原子(例えば、酸素、窒素及び硫黄)が環構成原子となっているヘテロ環基が挙げられる。「置換されていてもよいヘテロ環基」のヘテロ環基としては、具体的には例えば、ピリジル基、ピリダジニル基、ピラゾリル基、ピリミジニル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、キノリル基、キナゾリニル基、ピラジニル基、モルホリノ基及びピペラジニル基が挙げられる。このうち、フリル基(例えば、2−フリル基)、チエニル基(例えば、2−チエニル基)、ピリジル基(例えば、2−ピリジル基)、ピラジニル基(例えば、2−ピラジニル基)、ピリミジニル基(例えば、2−ピリミジニル基)及びモルホリノ基が「置換されていてもよいヘテロ環基」のヘテロ環基として好ましい。「置換されていてもよいヘテロ環基」の置換基としては、例えば、R12またはR13で示される「置換されていてもよいアリール基」の置換基と同じの基が挙げられる。
Qで示される「置換されていてもよい置換イミノメチル基」は、例えば、式(b):
Figure 0005453864
[式中、R14およびR15は、それぞれR12およびR13と同じ意味である。]で表される。
Qで示される「置換されていてもよいアルキル基」のアルキル基としては、上記R1で示されるアルキル基が挙げられる。
Qで示される「置換されていてもよいアルケニル基」のアルケニル基としては、例えば、炭素数2〜8のアルケニル基、好ましくは炭素数3〜6のアルケニル基が挙げられる。Qで示される「置換されていてもよいアルケニル基」のアルケニル基としては、具体的には例えば、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、イソブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基及びヘキサジエニル基が挙げられる。
Qで示される「置換されていてもよいアルキニル基」のアルキニル基としては、例えば、炭素数2〜6のアルキニル基、好ましくは炭素数2〜4のアルキニル基が挙げられる。Qで示される「置換されていてもよいアルキニル基」のアルキニル基としては、具体的には例えば、プロパルギル基、エチニル基及びブチニル基が挙げられる。これらのアルキル基、アルケニル基、アルキニル基の置換基としては、例えば、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、置換されたアミノ基、置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよいナフチル基及び置換されていてもよいヘテロ環基が挙げられる。
Qで示される「置換ホルミル基」とは、ホルミル基の水素原子が水素原子以外の原子又は官能基で置換された基を意味する。Qで示される「置換ホルミル基」としては、例えば、(置換されていてもよいアルキル)カルボニル基、(置換されていてもよいフェニル)カルボニル基、(置換されていてもよいナフチル)カルボニル基及び(置換されていてもよいヘテロ環基)カルボニル基が挙げられる。
Qで示される「置換スルフィノ基」とは、スルフィノ基の水素原子が水素原子以外の原子又は官能基で置換された基を意味する。Qで示される「置換スルフィノ基」としては、例えば、(置換されていてもよいアルキル)スルホニル基、(置換されていてもよいフェニル)スルホニル基、(置換されていてもよいナフチル)スルホニル基及び(置換されていてもよいヘテロ環基)スルホニル基が挙げられる。
これら「置換ホルミル基」または「置換スルフィノ基」の置換基としての「置換されていてもよいアルキル基」としては、例えば、上記R1で「置換されていてもよいアルキル基」として例示した基が挙げられる。「置換ホルミル基」または「置換スルフィノ基」の置換基としての「置換されていてもよいフェニル基」、「置換されていてもよいナフチル基」、「置換されていてもよいヘテロ環基」としては、それぞれQとして例示した基と同じ基が挙げられる。
Qとして好ましい基は、2,5-ジメチルフェニル基である。
Xで示される「ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基および置換されていてもよい水酸基」とは、それぞれ、前記R1で示される「ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル基及び置換されていてもよい水酸基」と同じ基が挙げられる。
Yで示される「置換されていてもよい水酸基」および「アルキルチオ基」とは、それぞれ、前記R1で示される「置換されていてもよい水酸基」及び「アルキルチオ基」と同じ基が挙げられる。
このうち、メトキシ基がYで示される置換されていてもよい水酸基として好ましい。
Yで示される「置換されていてもよいアミノ基」は、例えば、一般式(II):
−NR56 (II)
[式中、R5は水素原子またはアルキル基;
6は水素原子、アルキル基またはヒドロキシアルキル基を示す。]で表される基である。
5またはR6で示される「アルキル基」およびR6で示される「ヒドロキシルアルキル基」の「アルキル基」としては、前記R1で示されるアルキル基と同じ基が挙げられる。
Yとしては、例えば、C1−3アルコキシ基及び上記一般式(II)で表される基が挙げられる。Yとしては、具体的には例えば、メトキシ基及びモノC1−3アルキルアミノ基(例えば、モノメチルアミノ基)が挙げられる。
Mとしては、例えば、酸素原子、硫黄原子及びNR2で示される基が挙げられる。
2で示される「アルキル基」としては、例えば、前記R1で示されるアルキル基と同じ基が挙げられる。
このうち、メチル基がR2で示される「アルキル基」として好ましい。
2で示される「アシル基」としては、例えば、ホルミル基;炭素数1〜8のアキル基で置換されたホルミル基、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基で置換されたホルミル基(例えば、アセチル基、プロピオニル基及びブチリル基);及びベンゾイル基が挙げられる。
このうち、アセチル基がR2で示される「アシル基」として好ましい。
化合物(I)の態様としては、以下のものが挙げられる。
[1]式(I)において、
1がハロゲン原子、またはC1−4アルキル基もしくはC1−4ハロアルキル基で置換されていてもよい水酸基であり、
Qがハロゲン原子、メチル基、トリフルオロメチル基及びメトキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1個の基で置換されていてもよいフェニル基であり、
YがC1−3アルキル基で1個または複数置換されていてもよいアミノ基であり、
Zが酸素原子であり
Mが酸素原子であり、
mが0であり、かつ、
nが1である化合物。
[2]式(I)において、
1がメトキシ基であり、
Qが2,5-ジメチルフェニル基であり、
Yがメチルアミノ基であり
Zが酸素原子であり
Mが酸素原子であり、
mが0であり、かつ、
nが1である化合物。
Figure 0005453864
式(I)で表される化合物及びその塩は、WO95−27693−A1号公報に記載の化合物である。式(I)で表される化合物及びその塩は、WO95−27693−A1号公報に記載された方法によって合成することができる。
化合物(II)は、特開昭62−294665号公報に記載の化合物で、ピリメサニルの一般名で知られている化合物である。
化合物(III)は、特公平6−29263号公報に記載の化合物で、メパニピリムの一般名で知られる化合物である。
化合物(IV)は、特公平6−49689号公報に記載の化合物で、シプロジニルの一般名で知られる化合物である。
本発明組成物は、畑、水田、芝生、果樹園等の農耕地の植物病害防除用途に使用することができる。本発明組成物は、以下に挙げられる作物を栽培する農耕地等において、該作物に対して薬害を与えることなく、作物の病害を防除することができる。
農作物;トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク、ソルガム、ワタ、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ等、
野菜;ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ等、
花卉;
観葉植物;
果樹;仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ等、
果樹以外の樹;チャ、クワ、花木、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ)等。
上記「作物」とは、イソキサフルトール等のHPPD阻害剤、イマゼタピル、チフェンスルフロンメチル等のALS阻害剤、グリホサート等のEPSP合成酵素阻害剤、グルホシネート等のグルタミン合成酵素阻害剤、セトキシジム等のアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤、フルミオキサジン等のPPO阻害剤、ブロモキシニル、ジカンバ、2,4−D等の除草剤に対する耐性を古典的な育種法、もしくは遺伝子組換え技術により付与された作物も含まれる。
古典的な育種法により耐性を付与された「作物」の例として、イマゼタピル等のイミダゾリノン系ALS阻害型除草剤に耐性のナタネ、コムギ、ヒマワリ、イネがありClearfield(登録商標)の商品名で既に販売されている。同様に古典的な育種法によるチフェンスルフロンメチル等のスルホニルウレア系ALS阻害型除草剤に耐性のダイズがあり、STSダイズの商品名で既に販売されている。同様に古典的な育種法によりトリオンオキシム系、アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤などのアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された作物の例としてSRコーン等がある。アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された作物はプロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)87巻、7175〜7179頁(1990年)等に記載されている。またアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の変異アセチルCoAカルボキシラーゼがウィード・サイエンス(Weed Science)53巻、728〜746頁(2005年)等に報告されており、こうした変異アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子を遺伝子組換え技術により作物に導入するかもしくは抵抗性付与に関わる変異を作物のアセチルCoAカルボキシラーゼに導入する事により、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の作物を作出することができる。さらに、キメラプラスティ技術(Gura T. 1999. Repairing the Genome’s Spelling Mistakes. Science 285: 316−318.)に代表される塩基置換変異導入核酸を作物の細胞内に導入して作物のアセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子やALS遺伝子等に部位特異的アミノ酸置換変異を導入することにより、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤やALS阻害剤等に耐性の作物を作出することができる。
遺伝子組換え技術により耐性を付与された作物の例として、グリホサート耐性のトウモロコシ、ダイズ、ワタ、ナタネ、テンサイ品種があり、ラウンドアップアップレディ(RoundupReady(登録商標))、AgrisureGT等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組換え技術によるグルホシネート耐性のトウモロコシ、ダイズ、ワタ、ナタネ品種があり、リバティーリンク(LibertyLink(登録商標))等の商品名ですでに販売されている。同様に遺伝子組換え技術によるブロモキシニル耐性のワタはBXNの商品名で既に販売されている。
上記「作物」とは、遺伝子組換え技術を用いて、例えば、バチルス属で知られている選択的毒素等を合成する事が可能となった作物も含まれる。
この様な遺伝子組換え作物で発現される毒素として、バチルス・セレウスやバチルス・ポピリエ由来の殺虫性タンパク;バチルス・チューリンゲンシス由来のCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1またはCry9C等のδ−エンドトキシン、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫タンパク;線虫由来の殺虫タンパク;さそり毒素、クモ毒素、ハチ毒素または昆虫特異的神経毒素等動物によって産生される毒素;糸状菌類毒素;植物レクチン;アグルチニン;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等のプロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、ルフィン、サポリン、ブリオジン等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP);3−ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グルコシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ等のステロイド代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HMG−CoAリダクターゼ;ナトリウムチャネル、カルシウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ等が挙げられる。
またこの様な遺伝子組換え作物で発現される毒素として、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1、Cry9C、Cry34AbまたはCry35Ab等のδ−エンドトキシンタンパク、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫タンパクのハイブリッド毒素、一部を欠損した毒素、修飾された毒素も含まれる。ハイブリッド毒素は組換え技術を用いて、これらタンパクの異なるドメインの新しい組み合わせによって作り出される。一部を欠損した毒素としては、アミノ酸配列の一部を欠損したCry1Abが知られている。修飾された毒素としては、天然型の毒素のアミノ酸の1つまたは複数が置換されている。
これら毒素の例およびこれら毒素を合成する事ができる組換え作物は、EP−A−0 374 753、WO 93/07278、WO 95/34656、EP−A−0 427 529、EP−A−451 878、WO 03/052073等に記載されている。
これらの組換え作物に含まれる毒素は、特に、甲虫目害虫、半翅目害虫、双翅目害虫、鱗翅目害虫、線虫類への耐性を作物へ付与する。
また、1つもしくは複数の殺虫性の害虫抵抗性遺伝子を含み、1つまたは複数の毒素を発現する遺伝子組換え作物は既に知られており、いくつかのものは市販されている。これら遺伝子組換え作物の例として、YieldGard(登録商標)(Cry1Ab毒素を発現するトウモロコシ品種)、YieldGard Rootworm(登録商標)(Cry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種)、YieldGard Plus(登録商標)(Cry1AbとCry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種)、Herculex I(登録商標)(Cry1Fa2毒素とグルホシネートへの耐性を付与するためにホスフィノトリシン N−アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現するトウモロコシ品種)、NuCOTN33B(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種)、Bollgard I(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種)、Bollgard II(登録商標)(Cry1AcとCry2Ab毒素とを発現するワタ品種)、VIPCOT(登録商標)(VIP毒素を発現するワタ品種)、NewLeaf(登録商標)(Cry3A毒素を発現するジャガイモ品種)、NatureGard(登録商標)Agrisure(登録商標)GT Advantage(GA21 グリホサート耐性形質)、Agrisure(登録商標) CB Advantage(Bt11コーンボーラー(CB)形質)、Protecta(登録商標)等が挙げられる。
上記「作物」とは、遺伝子組換え技術を用いて、選択的な作用を有する抗病原性物質を産生する能力を付与されたものも含まれる。
抗病原性物質の例として、PRタンパク等が知られている(PRPs、EP−A−0 392 225)。このような抗病原性物質とそれを産生する遺伝子組換え作物は、EP−A−0 392 225、WO 95/33818、EP−A−0 353 191等に記載されている。
こうした遺伝子組換え作物で発現される抗病原性物質の例として、例えば、ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤(ウイルスが産生するKP1、KP4、KP6毒素等が知られている。)等のイオンチャネル阻害剤;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;PRタンパク;ペプチド抗生物質、ヘテロ環を有する抗生物質、植物病害抵抗性に関与するタンパク因子(植物病害抵抗性遺伝子と呼ばれ、WO 03/000906に記載されている。)等の微生物が産生する抗病原性物質等が挙げられる。このような抗病原性物質とそれを産生する遺伝子組換え作物は、EP−A−0392225、WO95/33818、EP−A−0353191等に記載されている。
上記「作物」とは、遺伝子組換え技術を用いて、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質などの有用形質を付与した作物も含まれる。例として、VISTIVE(登録商標)(リノレン含量を低減させた低リノレン大豆)あるいは、high−lysine(high−oil) corn(リジンあるいはオイル含有量を増量したコーン)等が挙げられる。
さらに、上記の古典的な除草剤形質あるいは除草剤耐性遺伝子、殺虫性害虫抵抗性遺伝子、抗病原性物質産生遺伝子、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質などの有用形質について、これらを複数組み合わせたスタック品種も含まれる。
本発明組成物により防除することができる植物病害としては、例えば以下の病害を挙げることができる。本発明組成物は、種々の作物の灰色かび病(Gray mold)、菌核病(Sclerotnia rot、 Stem rot、 White mold)及びうどんこ病(Powdery mildew)に対して特に優れた防除効果を示す。
イネの病害:いもち病(Magnaporthe grisea)、ごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、紋枯病(Rhizoctonia solani)、馬鹿苗病(Gibberella fujikuroi)。
ムギ類の病害:うどんこ病(Erysiphe graminis)、赤かび病(Fusarium graminearum, F. avenacerum, F. culmorum, Microdochium nivale)、さび病(Puccinia striiformis, P. graminis, P. recondita, P. hordei)、雪腐病(Typhula sp.,Micronectriella nivalis)、裸黒穂病(Ustilago tritici, U. nuda)、なまぐさ黒穂病(Tilletia caries)、眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、雲形病(Rhynchosporium secalis)、葉枯病(Septoria tritici)、ふ枯病(Leptosphaeria nodorum)、網斑病(Pyrenophora teres Drechsler)。
カンキツ類の病害:黒点病(Diaporthe citri)、そうか病(Elsinoe fawcetti)、果実腐敗病(Penicillium digitatum, P. italicum)、フィトフトラ病(Phytophthora parasitica、Phytophthora citrophthora)。
リンゴの病害:モニリア病(Monilinia mali)、腐らん病(Valsa ceratosperma)、うどんこ病(Podosphaera leucotricha)、斑点落葉病(Alternaria alternata apple pathotype)、黒星病(Venturia inaequalis)、炭そ病(Colletotrichum acutatum)、疫病(Phytophtora cactorum)。
ナシの病害:黒星病(Venturia nashicola, V. pirina)、黒斑病(Alternaria alternata Japanese pear pathotype)、赤星病(Gymnosporangium haraeanum)、疫病(Phytophtora cactorum);
モモの病害:灰星病(Monilinia fructicola)、黒星病(Cladosporium carpophilum)、フォモプシス腐敗病(Phomopsis sp.)。
ブドウの病害:黒とう病(Elsinoe ampelina)、晩腐病(Glomerella cingulata)、うどんこ病(Uncinula necator)、さび病(Phakopsora ampelopsidis)、ブラックロット病(Guignardia bidwellii)、べと病(Plasmopara viticola)。
カキの病害:炭そ病(Gloeosporium kaki)、落葉病(Cercospora kaki, Mycosphaerella nawae)。
ウリ類の病害:炭そ病(Colletotrichum lagenarium)、うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、つる枯病(Mycosphaerella melonis)、つる割病(Fusarium oxysporum)、べと病(Pseudoperonospora cubensis)、疫病(Phytophthora sp.)、苗立枯病(Pythium sp.);
トマトの病害:輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病(Cladosporium fulvum)、疫病(Phytophthora infestans)。
ナスの病害:褐紋病(Phomopsis vexans)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)。
アブラナ科野菜の病害:黒斑病(Alternaria japonica)、白斑病(Cercosporella brassicae)、根こぶ病(Plasmodiophora brassicae)、べと病(Peronospora parasitica)。
ネギのさび病(Puccinia allii)、べと病(Peronospora destructor)。
ダイズの病害:紫斑病(Cercospora kikuchii)、黒とう病(Elsinoe glycines)、黒点病(Diaporthe phaseolorum var. sojae)、さび病( Phakopsora pachyrhizi)、茎疫病(Phytophthora sojae)。
インゲンの炭そ病(Colletotrichum lindemthianum)。
ラッカセイの病害:黒渋病(Cercospora personata)、褐斑病(Cercospora arachidicola)、白絹病(Sclerotium rolfsii)。
エンドウのうどんこ病(Erysiphe pisi)。
ジャガイモの病害:夏疫病(Alternaria solani)、疫病(Phytophthora infestans)、緋色腐敗病(Phytophthora erythroseptica)、粉状そうか病(Spongospora subterranean f. sp. subterranea)。
イチゴの病害:うどんこ病(Sphaerotheca humuli)、炭そ病(Glomerella cingulata)。
チャの病害:網もち病(Exobasidium reticulatum)、白星病(Elsinoe leucospila)、輪斑病(Pestalotiopsis sp.)、炭そ病(Colletotrichum theae-sinensis)。
タバコの病害:赤星病(Alternaria longipes)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、炭そ病(Colletotrichum tabacum)、べと病(Peronospora tabacina)、疫病(Phytophthora nicotianae)。
テンサイの病害:褐斑病(Cercospora beticola)、葉腐病(Thanatephorus cucumeris)、根腐病(Thanatephorus cucumeris)、黒根病(Aphanomyces cochlioides)。
バラの病害:黒星病(Diplocarpon rosae)、うどんこ病(Sphaerotheca pannosa)、べと病(Peronospora sparsa)。
キクおよびキク科野菜の病害:べと病(Bremia lactucae)、褐斑病(Septoria chrysanthemi−indici)、白さび病(Puccinia horiana)。
種々の作物の病害:ピシウム属菌によって引き起こされる病害(Pythium aphanidermatum, Pythium debarianum, Pythium graminicola, Pythium irregulare, Pythium ultimum)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)。
ダイコンの黒斑病(Alternaria brassicicola)。
シバの病害:ダラースポット病(Sclerotinia homeocarpa)、ブラウンパッチ病およびラージパッチ病(Rhizoctonia solani)。
バナナのシガトカ病(Mycosphaerella fijiensis、Mycosphaerella musicola)。
ヒマワリのべと病(Plasmopara halstedii)。
Aspergillus属、Penicillium属、Fusarium属、Gibberella属、Tricoderma属、Thielaviopsis属、Rhizopus属、Mucor属、Corticium属、Phoma属、Rhizoctonia属、およびDiplodia属菌等によって引き起こされる、各種作物の種子病害または生育初期の病害。
Polymixa属またはOlpidium属等によって媒介される各種作物のウイルス病。
本発明組成物は、グループAとグループBとを、グループAの重量を1としたときの重量比で通常1:0.0625〜1:20、好ましくは1:0.125〜1:20、さらに好ましくは1:0.25〜1:4の割合で混合されている。
本発明組成物は、通常グループAとグループBとの混合物(以下、本有効成分と記す。)と固体担体、液体担体、ガス担体等の不活性担体とを混合し、必要により界面活性剤、その他の固着剤、分散剤、安定剤等の製剤用補助剤を添加して、水和剤、顆粒水和剤、フロアブル剤、粒剤、ドライフロアブル剤、乳剤、水性液剤、油剤、くん煙剤、エアゾール剤、マイクロカプセル剤等に製剤化されている。これらの製剤には本有効成分が重量比で通常0.1〜99%、好ましくは0.2〜90%含有される。
固体担体としては、例えば、粘土類(例えば、カオリン、珪藻土、合成含水酸化珪素、フバサミクレー、ベントナイト、酸性白土)、タルク類、その他の無機鉱物(例えば、セリサイト、石英粉末、硫黄粉末、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ)等の微粉末あるいは粒状物が挙げられる。液体担体としては、例えば、水、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン)、脂肪族炭化水素類(例えば、n−ヘキサン、シクロヘキサノン、灯油)、エステル類(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル)、ニトリル類(例えば、アセトニトリル、イソブチルニトリル)、エーテル類(例えば、ジオキサン、ジイソプロピルエーテル)、酸アミド類(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド)及びハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロエタン、トリクロロエチレン、四塩化炭素)が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類およびそのポリオキシエチレン化物、ポリオキシエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘導体等が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、例えば固着剤、分散剤及び安定剤が挙げられる。かかる製剤用補助剤としては、具体的には例えば、カゼイン、ゼラチン、多糖類(例えば、でんぷん、アラビヤガム、セルロース誘導体及びアルギン酸)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン及びポリアクリル酸類)PAP(酸性りん酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、脂肪酸及び脂肪酸エステルが挙げられる。
本発明組成物は、グループAの製剤とグループBの製剤とを混合することによっても調整することができる。
本発明防除方法は有効成分としてのグループAとグループBとを植物または植物を栽培する土壌に施用することで行われる。有効成分を植物に施用する方法としては、例えば有効成分を植物の茎葉に施用する方法及び植物の種子に施用する方法が挙げられる。
本発明防除方法は、例えば、グループAとグループBとの混合物を植物または植物を栽培する土壌に施用する、グループAとグループBとを同時に植物または植物を栽培する土壌に施用する、若しくはグループAとグループBとを順次に植物または植物を栽培する土壌に施用することにより行われる。
本発明防除方法において有効成分を植物の茎葉に施用する場合及び有効成分を植物を栽培する土壌に施用する場合、施用する有効成分の量は、施用する面積1000mあたりのグループAとグループBとの合計量として、通常1〜500g、好ましくは2〜200gである。本発明防除方法において有効成分を植物の茎葉に施用する場合及び有効成分を植物を栽培する土壌に施用する場合、乳剤、水和剤、懸濁剤等は通常水で希釈して施用され、この場合の全有効成分濃度は、通常0.0005〜2%、好ましくは0.005〜1%である。粉剤、粒剤等は通常希釈することなくそのまま施用される。
本発明防除方法において有効成分を植物の種子に施用する場合は、施用する有効成分量はグループAとグループBとの合計量で種子1kgあたり通常0.001〜100g、好ましくは0.01〜50gの範囲で施用される。有効成分を植物の種子に施用する方法としては、例えば種子に有効成分を含有する製剤を粉衣する方法、有効成分を含有する製剤に種子を浸漬させる方法及び有効成分を含有する担体で種子をコートする方法が挙げられる。
以下、製剤例および試験例にて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は以下の例のみに限定されるものではない。なお、以下の例において、部は特にことわりの無い限り重量部を表す。
なお、化合物(Ia)は、下記式(Ia)で表される化合物である。
Figure 0005453864
また、化合物(Ib)は、下記式(Ib)で表される化合物である。
Figure 0005453864
製剤例1
化合物(Ia)または化合物(Ib)を2.5部、化合物(II)を1.25部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ−テル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部およびキシレン76.25部をよく混合することにより各々の乳剤を得る。
製剤例2
化合物(Ia)または化合物(Ib)を5部、化合物(III)を5部、ホワイトカーボンとポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩との混合物(重量割合1:1)35部および水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより各々のフロアブル製剤を得る。
製剤例3
化合物(Ia)または化合物(Ib)を5部、化合物(IV)を10部、ソルビタントリオレエ−ト1.5部およびポリビニルアルコ−ル2部を含む水溶液28.5部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中にキサンタンガム0.05部およびアルミニウムマグネシウムシリケ−ト0.1部を含む水溶液45部を加え、さらにプロピレングリコ−ル10部を加えて攪拌混合し各々のフロアブル製剤を得る。
製剤例4
化合物(Ia)または化合物(Ib)を1部、化合物(II)を4部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部およびカオリンクレ−62部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより各々の粒剤を得る。
製剤例5
化合物(Ia)または化合物(Ib)を12.5部、化合物(III)を37.5部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪素45部をよく粉砕混合することにより各々の水和剤を得る。
製剤例6
化合物(Ia)または化合物(Ib)を1部、化合物(IV)を2部、カオリンクレ−85部およびタルク10部をよく粉砕混合することにより各々の粉剤を得る。
製剤例7
化合物(Ia)または化合物(Ib)を2部、化合物(IV)を0.25部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ−テル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部およびキシレン77.75部をよく混合することにより各々の乳剤を得る。
製剤例8
化合物(Ia)または化合物(Ib)を10部、化合物(IV)を2.5部、ソルビタントリオレエ−ト1.5部およびポリビニルアルコ−ル2部を含む水溶液30部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中にキサンタンガム0.05部およびアルミニウムマグネシウムシリケ−ト0.1部を含む水溶液47.5部を加え、さらにプロピレングリコ−ル10部を加えて攪拌混合し各々のフロアブル製剤を得る。
製剤例9
化合物(Ia)または化合物(Ib)を1部、化合物(II)を20部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部およびカオリンクレ−47部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより各々の粒剤を得る。
製剤例10
化合物(Ia)または化合物(Ib)を4.5部、化合物(III)を45部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪素45.5部をよく粉砕混合することにより各々の水和剤を得る。
試験例1
プラスチックポットに砂壌土を詰め、キュウリを播種し、温室内で12日間生育させた。化合物(Ia)、化合物(Ib)及び化合物(II)を下記製剤法に従ってフロアブル剤とし、得られたフロアブル剤をそれぞれ水で希釈した後、混合し、所定濃度の化合物(Ia)と化合物(II)とを含有する処理液、及び所定濃度の化合物(Ib)と化合物(II)とを含有する処理液を調製した。該処理液を前記キュウリの葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後植物を風乾し、キュウリ灰色かび病菌の胞子含有PDA培地をキュウリ葉面上に置いた。その後12℃、多湿下に6日間置いた後、防除効果を調査した。
また、化合物(Ia)、化合物(Ib)及び化合物(II)それぞれの水和剤を水で所定濃度に希釈した処理液を調製し、同様の防除試験を行った。
調査時には以下の評価指数を用いた。式1より発病度を算出し、その発病度をもとに、式2を用い防除価(%)を算出した。
製剤法
化合物(Ia)、化合物(Ib)または化合物(II)を10部、ホワイトカーボンとポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩との混合物(重量割合1:1)35部および水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより各々のフロアブル製剤を得た。
その結果を表1に示す。

評価指数
0:病斑直径0mm
1:病斑直径1から5mm
2:病斑直径5から10mm
3:病斑直径10から15mm
4:病斑直径15から20mm
5:病斑直径20mmより大きい

式1:発病度=Σ(調査葉の評価指数)×100/(5×調査葉数)
式2:防除価(%)=100×(A−B)/A
A:無処理区の植物の発病度
B:処理区の植物の発病度
Figure 0005453864
試験例2
プラスチックポットに砂壌土を詰め、キュウリを播種し、温室内で12日間生育させた。化合物(Ia)、化合物(Ib)、化合物(III)及び化合物(IV)を下記製剤法に従ってフロアブル剤とし、得られたフロアブル剤をそれぞれ水で希釈した後、混合し、所定濃度の化合物(Ia)と化合物(III)とを含有する処理液、所定濃度の化合物(Ib)と化合物(III)とを含有する処理液、所定濃度の化合物(Ia)と化合物(IV)とを含有する処理液及び所定濃度の化合物(Ib)と化合物(IV)とを含有する処理液を調製した。該処理液を前記キュウリの葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後植物を風乾し、キュウリ灰色かび病菌の胞子含有PDA培地をキュウリ葉面上に置いた。その後12℃、多湿下に置いた後、防除効果を調査した。
また、化合物(Ia)、化合物(Ib)、化合物(III)及び化合物(IV)それぞれの水和剤を水で所定濃度に希釈した処理液を調製し、同様の防除試験を行った。
防除効果の調査では、キュウリの葉8枚の病斑直径を測定した。病斑直径0mmの場合を防除指数0、病斑直径が1から5mmの場合を防除指数1、病斑直径5から10mmの場合を防除指数2、病斑直径10から15mmの場合を防除指数3、病斑直径15から20mmの場合を防除指数4、および病斑直径が20mmより大きい場合を防除指数5とした。測定した8枚のキュウリの葉の防除指数の合計を表2に示す。
製剤法
化合物(Ia)、化合物(Ib)、化合物(III)または化合物(IV)を10部、ホワイトカーボンとポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩との混合物(重量割合1:1)35部および水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより各々のフロアブル製剤を得た。
Figure 0005453864
高い活性を有する植物病害防除組成物および植物病害を効果的に防除できる方法が提供可能となる。

Claims (7)

  1. グループAとグループBとを有効成分として含有する植物病害防除組成物。
    [グループA]
    式(I)
    Figure 0005453864
    (式中、 1 はメトキシ基を表し、Qは2,5−ジメチルフェニル基を表し、Yはメチルアミノ基を表し、Zは酸素原子を表し、Mは酸素原子を表し、mは0を表し、nは1を表す。)で表される化合物
    [グループB]
    4,6−ジメチル−N−フェニル−2−ピリミジナミン、4−メチル−N−フェニル−6−(1−プロピニル)−2−ピリミジナミンおよび4−シクロプロピル−6−メチル−N−フェニル−2−ピリミジナミンからなる群より選ばれる一以上のアニリノピリミジン化合
  2. グループBが4,6−ジメチル−N−フェニル−2−ピリミジナミンである請求項1に記載の植物病害防除組成物。
  3. グループBが4−メチル−N−フェニル−6−(1−プロピニル)−2−ピリミジナミンである請求項1に記載の植物病害防除組成物。
  4. グループBが4−シクロプロピル−6−メチル−N−フェニル−2−ピリミジナミンである請求項1に記載の植物病害防除組成物。
  5. グループAとグループBとの重量比が0.125:1〜20:1である請求項1〜のいずれか1項に記載の植物病害防除組成物。
  6. グループA及びグループBを植物または植物を栽培する土壌に施用する植物病害防除方法。
    [グループA]
    式(I)
    Figure 0005453864
    (式中、 1 はメトキシ基を表し、Qは2,5−ジメチルフェニル基を表し、Yはメチルアミノ基を表し、Zは酸素原子を表し、Mは酸素原子を表し、mは0を表し、nは1を表す。)
    で表される化合
    [グループB]
    4,6−ジメチル−N−フェニル−2−ピリミジナミン、4−メチル−N−フェニル−6−(1−プロピニル)−2−ピリミジナミンおよび4−シクロプロピル−6−メチル−N−フェニル−2−ピリミジナミンからなる群より選ばれる一以上のアニリノピリミジン化合物
  7. グループAとグループBとの重量比が0.125:1〜20:1である請求項6に記載の植物病害防除方法。
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