JP5452976B2 - スリーブ部品引き抜き装置 - Google Patents

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本発明は、炭素繊維強化プラスチック製のパネルに挿入された金属製のスリーブ部品を引き抜くためのスリーブ部品引き抜き装置に関する。
近年、例えば航空機の構造材は軽量化のためにアルミ合金から炭素繊維強化プラスチック(CFRP)へと変わりつつあり、燃料が搭載される航空機の主翼部分においてもCFRP複合材が使用されつつある。この場合、主翼部分は、アルミ合金製I型補強リブの上下に一対のCFRP板を配置する構成とされ、I型補強リブにCFRP複合板を接合させる手段として、例えば図11に示す構成がある。これは、CFRP複合板102とアルミ合金103との積層部に貫通孔101を開けてCFRP102側の端面をテーパ状にざぐり、その孔内101にステンレス製のスリーブSを嵌め込み、そこに締結部材としてのチタン製のファスナーFを押し込む構成である。これにより、主翼部分の内部の液密構造が達成可能となる。
ところで、上述したような航空機の主翼に用いられるスリーブは厚さが0.1〜0.2mm程と非常に薄いため、ファスナーを孔内に押し込む際にスリーブが孔の内壁に押しつけられて中間部で亀裂が生じて破断し、ファスナー挿入側の反対側の端面側から出てきたり、CFRPの端面のざぐりが不十分で、スリーブが孔内に収まらずに表面から突き出てしまう場合がある。このような場合には、ファスナーおよびスリーブを一旦孔内から引き抜いて、新しいものに交換したり、貫通孔のざぐり加工をし直したりする必要がある。
このような場合、孔内に圧入された部材を引き抜く装置としては、例えば特公昭55−32511号に開示されているものがある。このものは、図12に示すように、ハウジング1のインロー部1bにネジ棒案内4のインロー4cを嵌合させ、握り8を時計方向に回し続けて、ネジ棒のネジタップ3aを盲蓋の内径にタッピングしていく。そして、タッピング完了後、ハンドルレバー6を時計方向に回転させてネジ棒3を引き上げ、盲蓋2をハウジングより取り外す構成である。
特公昭55−32511号公報
しかしながら上述したような引き抜き装置は、作業スペースが充分に広い場合には有効であるが、狭い箇所で設置や作業を行わなければならない場合には困難が伴ったり、場所によっては使用できない場合があった。また、比較的大きくて厚い部品を引き抜く際には有効であるが、上述した航空機の主翼に使用されているような非常に小さく、薄いスリーブ等においては、そのような装置で取り出すのは容易ではなく、作業中にスリーブが破断したり、孔の内壁に傷がついてしまうという問題が懸念され、到底、実用に供し得ないものである。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、炭素繊維強化プラスチック製のパネルに挿入された金属製のスリーブ部品を引き抜くための引き抜き装置であって、狭い場所でも作業が可能な小型のものを提供することを目的とするものである。
本発明のスリーブ部品引き抜き装置は、炭素繊維強化プラスチック製のパネルに挿入された金属製のスリーブ部品を引き抜くためのスリーブ部品引き抜き装置であって、
前記スリーブ部品の内部に挿入されるスリーブ係合部、このスリーブ係合部と連ねて設けられたネジロッド部、および前記ネジロッド部に連ねて前記スリーブ係合部とは反対側に設けられレンチによる回転操作を可能とするレンチ操作部を一体に有するスリーブ係合ロッドと、底部に滑り面を有し、その滑り面とは反対側にナット支持面を有し、前記滑り面及び前記ナット支持面を貫通して前記スリーブ係合ロッドの前記ネジロッド部を貫通させる貫通孔を備えるナット支持部材と、前記ナット支持部材の前記ナット支持面に設置され前記スリーブ係合ロッドの前記ネジロッド部に螺合するナットとを備えており、前記スリーブ係合ロッドの前記スリーブ係合部は、一定の径の軸本体の外周面に前記スリーブの内周面に係合可能な螺旋状のネジ山が形成されたものであり前記ネジ山の頂部は、前記スリーブ係合ロッドの先端側ほど細くなるように斜めに切り取られた平坦面状とされて、前記ネジ山の頂部を含んだ前記スリーブ係合部の軸径寸法がスリーブ係合ロッドの先端側ほど小さくなるテーパ状をなしているところに特徴を有する。
炭素繊維強化プラスチック製のパネルに挿入されたスリーブ部品を、本発明のスリーブ部品引き抜き装置を使用して引き抜くには、次のようにする。まず、スリーブ係合ロッドを回転させながら、その先端部(スリーブ係合部)をゆっくりとスリーブ部品内に進入させ、スリーブ係合部をスリーブ部品の内壁に係合させる。
次に、スリーブ部品内に挿入されているスリーブ係合ロッドのレンチ操作部側から、ナット支持部材の貫通孔を貫通させて、パネルの表面にナット支持部材を設置する。この時、スリーブ係合ロッドのネジロッド部の少なくとも一部がナット支持部材のナット支持面よりパネル側に位置する状態となるように、ナット支持面のパネル表面からの距離を設定しておく。
次に、スリーブ係合ロッド(レンチ操作部)の回転を規制した状態で、ナットをスリーブ係合ロッドのネジロッド部に螺合させ、ナット支持部材のナット支持面に当接するまで螺進させる。ナットがナット支持面に当接した後も引き続き回転を行うと、ナットはその位置をナット支持面に保持されたままネジロッド部を螺進するから、両者の螺合が相対的に進行することにより、スリーブ係合ロッドはナットの回転に伴いスリーブ部品とともにパネルからゆっくりと引き出される。
また、スリーブ係合ロッドのスリーブ係合部は、ネジ山の先端を含んだ軸径寸法が先端側ほど小さくなるテーパ状であるから、スリーブ係合ロッドをパネル内へ進入させた場合に、スリーブ係合部をスリーブの内周面に確実に引っ掛けることができる。
また、ナット支持部材のパネルの表面への設置面に滑り面を有するから、パネル表面を傷つけることを防止できる。
さらに、上記滑り板の一部、あるいは滑り板および支持筒部の両方に切欠を設ける構成としておくと、スリーブ部品が挿入された孔が例えば飛行機の主翼構造のうち補強リブのR面近くに形成されている場合においても、R面近くにナット支持部材を設置することが可能となる。このため、引き抜こうとするスリーブ部品がR面の近くに存在している場合でも、その引き抜き作業を行うことができるようになる。
また、スリーブ係合部の先端側に、前記スリーブ係合部の最小の軸径以下の挿入案内軸を設けることにより、スリーブ係合ロッドのスリーブ係合部をスリーブ部品内に進入させる際に、その進入姿勢を正規姿勢として軸を曲げることなくスムーズに進入させることができ、スリーブ部品を傷つけることを防止できる。
このように、本発明のスリーブ部品引き抜き装置によれば、パネルの表面に簡単で小型の構成のナット支持部材を設置し、ナットをスリーブ係合ロッドに対して螺進させるだけで、パネルに挿入されたスリーブ部品を引き抜くことができ、狭い場所でも作業が可能である。
本発明のスリーブ部品引き抜き装置の分解斜視図 スリーブの引き抜き状態を示す断面図 支持筒部の側断面図 支持筒部の底面図 滑り板の底面図 スリーブ係合部の部分拡大図 スリーブの引き抜き状態を図2とは異なる方向から見た断面図 参考例のスリーブ係合部の部分拡大図 他の実施形態のスリーブ引き抜き装置の側断面図 支持筒部の平面図 航空機の主翼部分のCFRPおよびアルミ合金の積層部分の接合方法を示す一部拡大断面図 従来のスリーブ引き抜き装置を示す断面図
本発明の一実施形態を図1ないし図7によって説明する。
本実施形態のスリーブ部品引抜装置10は、例えば飛行機の主翼構造の一部をなす炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製のパネルに挿入された金属製のスリーブ部品30を引き抜くためのものである。図1はその分解斜視図、図2は側断面図を示す。同図に示すように、このスリーブ部品引き抜き装置10は、ナット支持部材11と、ナット19と、スリーブ係合ロッド20とを有する。ナット支持部材11は、円形の貫通空間12Aを有して略円筒形をなす金属製の支持筒部12と、その底面に取り付けられて一面側が滑り面とされたフッ素樹脂製の滑り板16とを備える。
支持筒部12の上面(滑り板16とは反対側の面)は、ナット支持面13となっており、その中央に前記貫通空間12Aよりも小さい径の貫通孔14が形成されている(図3、図4参照)。支持筒部12の底面には貫通空間12Aを中心とした等角度間隔で例えば3カ所にネジ穴15が形成されている。
前記滑り板16には、支持筒部12の貫通空間12Aとほぼ同径の開口部17が形成されている。この開口部17の回りには開口部17を中心とした等角度間隔で3カ所に段付きのボルト挿通孔18が形成されている。ボルト挿通孔18に挿通した取付ボルト26を支持筒部12のネジ穴15に螺合することで滑り板16が支持筒部12に固定されている。滑り板16は支持筒部12と概ね同形状の環状部材の一部を、開口部17が側方に向けて開放するように半円よりも狭い角度領域において直線状に切り欠いた形状をなし、全体として略U字状とされている(図5参照)。
一方、スリーブ係合ロッド20は、図1に示すように、一端側からレンチ操作部21、ネジロッド部22、スリーブ係合部23、挿入案内軸24が一体に形成された形態をなす。レンチ操作部21は六角柱状をなし、ネジロッド部22は、このレンチ操作部21に連ねて設けられており、レンチ操作部21より径大、かつ、外周面に螺旋状のネジ山22Aを形成した形態をなす。また、ネジロッド部22に連なるスリーブ係合部23は、ネジロッド部22よりも径小とされており、図6の部分拡大図に示すように、一定の径の軸本体23Cの外周面に螺旋状のネジ山23Aが形成されている。このネジ山23Aの頂部は、スリーブ係合ロッド20の先端側(挿入案内軸24側)ほど細くなるように斜めに切り取って平坦面23Bを形成した形態とされている。さらにこのスリーブ係合部23の先端側には、スリーブ係合部23の最小径と同径で平坦な円筒面を有する挿入案内軸24が設けられている。そして、これらスリーブ係合部23および挿入案内軸24の外周には、両者に連続して軸方向に沿う逃がし溝25が180度隔てて2本、先端部において開放するように設けられている。
ナット19は、ネジロッド部22に螺合可能であって、その外形寸法は支持筒部12の貫通孔14よりも大きく、ナット支持面13に載置可能である。
次に、本実施形態のスリーブ部品引き抜き装置10の使用法について説明する。
図2に示すように、炭素繊維強プラスチックのパネル31と、補強部材32とが重ねられており、その重なり部分に連続する孔33が形成され、その孔33にスリーブ部品30が挿入されているとする。その孔33からスリーブ部品30を引き抜く際には、まず、スリーブ係合ロッド20を挿入案内軸24側からスリーブ部品30内に軽く挿入する。このように、スリーブ部品30の径より径小の挿入案内軸24がスリーブ部品30内に挿入されることにより、スリーブ係合ロッド20全体のスリーブ部品30に対する挿入姿勢が正規姿勢に案内される。
続いて、レンチ操作部21を例えばラチェット付きレンチによりゆっくり回転させる。すると、スリーブ係合ロッド20のスリーブ係合部23にはネジ山23Aが形成されているから、スリーブ係合部23が徐々に深くスリーブ部品30内に進入してゆく。また、ネジ山23Aの先端を含んだスリーブ係合ロッド20の軸径寸法は、、スリーブ係合ロッド20の先端側(挿入案内軸24側)ほど細く(すなわち基端側ほど太く)してあるから、スリーブ係合部23がスリーブ部品30内に進入するほどスリーブ部品30の内周壁に対してネジ山23Aが深く食い込むようになり、徐々に回転抵抗が増大する。なお、ネジ山23Aの先端は平坦面23Bとなっているから、ネジ山23Aはスリーブ部品30の内周面に対して過剰に深く食い込むことはなく、ネジ山23Aの平坦面23Bの螺旋状のエッジ部分がスリーブ部品30の内周壁に対して係合することになる。そこで、回転抵抗がある程度増大したところで、スリーブ係合ロッド20のねじ込みを中止する。
そして次に、ナット支持部材11の滑り板16側が補強部材32側となるようにしてスリーブ係合ロッド20のレンチ操作部21およびネジロッド部22を貫通孔14に貫通させ、ナット支持部材11を補強部材32の上に設置する。
この時、図7に示すように、補強部材32の水平部32Aと立ち上がり部32Bとの間にR面32Cが存在しており、スリーブ部品30がそのR面32Cの近くに挿入されている場合でも、滑り板16は環状部材の一部が切り欠かれた形状をなすため、この切り欠かれた部分で補強部材32のR面32Cを逃がすことにより、ナット支持部材11が傾くことなく設置することができる。
次に、スリーブ係合ロッド20(レンチ操作部21)の回転を規制しつつ、スリーブ係合ロッド20のネジロッド部22にナット19を螺合させ、ナット支持部材11のナット支持面13に当接するまで螺進させる。そしてナット19がナット支持面13に当接した後も、さらにゆっくりと螺進させる。すると、ナット19の回転(螺進)に伴い、スリーブ係合ロッド20が孔内から抜け出る方向に移動する。これにより、スリーブ係合部23に引っ掛かっているスリーブ部品30がスリーブ係合ロッド20とともに孔33内から引き抜かれる。
このように、本実施形態のスリーブ部品引き抜き装置10によれば、狭い場所でもスリーブ部品30を、簡単に、かつ部品や孔の内壁を傷つけることなく引き抜くことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、挿入案内軸24の軸径を、スリーブ係合部23の最小軸径と同径としたが、より小さい軸径としてもよい。また、挿入案内軸は必ずしも必要ではない。
(2)スリーブ係合部は、例えば参考例として図8に示すように、軸径が先端側ほど細い軸本体43Cの外周面に高さHが等しいネジ山43Aを形成する形態としてもよく、要は、スリーブ係合部43のネジ山43Aを含んだ全体の軸径が先細のテーパ状となっていればどのような形態でもよい。
(3)また、同じく図8に示すように、スリーブ係合部43のネジ山43Aは、軸本体43Cの先端側の面が軸本体43Cの軸心に対してなす角度rが、基端側の面が軸本体43Cの軸心に対してなす角度tより小さくなる形態とすることもできる。このような形態とすると、スリーブ係合ロッドのスリーブ部品への挿入時には、ネジ山43Aはスリーブ部品30に対して緩やかに当接し、スリーブ部品30を傷つけることはない。一方引き抜き時には、ネジ山43Aの基端側はスリーブ部品30との接触角度が大きくなるように設定されているから、互いに滑り難く、スリーブ部品30をしっかりと引っ掛けた状態で引き抜くことができる。
(4)上記実施形では、円筒形状で一端側に鍔部を有するT字型のスリーブ部品30を引き抜く例を示したが、端面をテーパ状にざぐった孔に挿入するY字型のスリーブ部品に適用することもできる。
(5)上記実施形態では、滑り板16を半円よりも狭い角度領域において切り欠いた形態を示したが、例えば図9および図10に示すように、滑り板16に加えて支持筒部42も、滑り板16と同等の角度領域において切り欠く形態としてもよい。また、切り欠きは必ずしも必要でなく、切り欠きがない形態としてもよい。
10…スリーブ部品引き抜き装置
11…ナット支持部材
12…支持筒部
13…ナット支持面
14…貫通孔
16…滑り板
19…ナット
20…スリーブ係合ロッド
21…レンチ操作部
22…ネジロッド部
22A…ネジ山
23…スリーブ係合部
23A…ネジ山
23B…平坦面
23C…R面
24…挿入案内軸
25…逃がし溝
30…スリーブ部品
31…パネル
32…補強部材

Claims (5)

  1. 炭素繊維強化プラスチック製のパネルに挿入された金属製のスリーブ部品を引き抜くためのスリーブ部品引き抜き装置であって、
    前記スリーブ部品の内部に挿入されるスリーブ係合部、このスリーブ係合部と連ねて設けられたネジロッド部、および前記ネジロッド部に連ねて前記スリーブ係合部とは反対側に設けられレンチによる回転操作を可能とするレンチ操作部を一体に有するスリーブ係合ロッドと、
    底部に滑り面を有し、その滑り面とは反対側にナット支持面を有し、前記滑り面及び前記ナット支持面を貫通して前記スリーブ係合ロッドの前記ネジロッド部を貫通させる貫通孔を備えるナット支持部材と、
    前記ナット支持部材の前記ナット支持面に設置され前記スリーブ係合ロッドの前記ネジロッド部に螺合するナットとを備え、
    前記スリーブ係合ロッドの前記スリーブ係合部は、一定の径の軸本体の外周面に前記スリーブの内周面に係合可能な螺旋状のネジ山が形成されたものであり
    前記ネジ山の頂部は、前記スリーブ係合ロッドの先端側ほど細くなるように斜めに切り取られた平坦面状とされて、前記ネジ山の頂部を含んだ前記スリーブ係合部の軸径寸法がスリーブ係合ロッドの先端側ほど小さくなるテーパ状をなしているスリーブ部品引き抜き装置。
  2. ナット支持部材は、前記ナット支持面を有する金属製の円筒状をなす支持筒部と、この支持筒部の端面に取り付けられて前記滑り面を構成する滑り板とを備え、前記滑り板は、半円よりも狭い角度領域において直線的に切り欠かれた形状をなす請求項1に記載のスリーブ部品引き抜き装置。
  3. 前記支持筒部は、前記滑り板と同等の角度領域において切り欠かれた形状をなす請求項2に記載のスリーブ部品引き抜き装置。
  4. 前記スリーブ係合部の先端側には、前記スリーブ係合部の最小軸径以下の軸径である平坦な円筒面を有する挿入案内軸がさらに設けられている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のスリーブ部品引き抜き装置。
  5. 前記ネジ山のうち前記軸本体の先端側の面が前記軸本体の軸心に対してなす角度が、基端側の面が前記軸本体の軸心に対してなす角度より小さくなるように形成されている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のスリーブ部品引き抜き装置。
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