JP5452160B2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、空気調和機の運転を制御する空気調和機の制御装置に関する。
従来の技術においては、例えば、「制御対象区画に人体感知センサ3を設ける。出力制御部9は、スケジュール格納部6、パラメータ格納部8のデータにより空調機を運転すると同時に、運転時間中における制御対象区画の使用状況を人体感知センサ3により監視する。もし一定時間以上その区画を使用していない場合には、空調機10を停止する。停止した後もスケジュールによる運転予定時間内は、人体感知センサ3による監視を続け、その区画の使用を確認したらスケジュールに合わせて空調機10を起動する。」ものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−248679号公報(要約)
従来の空気調和機の制御装置においては、ユーザーが日時毎の運転制御設定を予め入力後、メモリーに記憶し、その記憶した情報に従って制御を行う機能を備えるものがある。この機能はスケジュール運転機能と呼ばれている。
スケジュール運転の設定は、空調制御される空間の利用が、ある一定の周期的で規則的である場合に利用されることが多い。その周期は、例えば、一日単位、一週間単位、一ヶ月単位、一年間単位などが一般的である。
このようなスケジュール運転は、空気調和制御が可能な空間の利用予定に合わせた制御の設定をしているため、ユーザーは時間が来るたびに空調設定の変更を手動で行う必要がなく、非常に便利な機能である。
しかしながら、従来の空気調和機の制御装置では、スケジュール運転は予めメモリーに記憶された情報に従って設定を変更するだけであり、入力時に想定していた空調される空間の利用予定が急に変わった場合にも、スケジュール運転の設定で空調制御が実行されてしまう、という問題点があった。
この場合、空調が必要であるにもかかわらず運転が停止されてしまうなど、適切な空調制御の効果を得ることができない状況が発生することもある。
一方、この問題点を解決するために、スケジュール運転の設定入力時に想定していた利用予定が急に変わった場合には、スケジュール運転を一時的に停止して、停止期間は現在の空調設定の状態を保つ(ホールド)機能を備える制御装置もある。
しかしながら、スケジュール運転を停止するには、スケジュール運転の停止設定、設定の内容変更、又はホールド機能の設定等、空気調和機の制御装置に対してユーザーによる手動での設定操作を行わなければならない、という問題点があった。
また、スケジュール設定は、予め空気調和機の制御装置に記憶されており、空調空間のユーザーはスケジュール運転の設定内容を既知でない場合もある。
こういった状況では、ユーザーは空気調和機の制御装置に対し、スケジュール運転の設定変更が必要なことに気付かず、快適性が損なわれる可能性があった。
また、空気調和機の制御装置に何らかの操作を行う場合、説明書を見ながら実行するか、その装置の操作に精通している必要がある。
従って、取扱説明書が手元にない場合や、操作の精通者が存在しない場合においては、スケジュール運転の停止・変更・開始の操作が実行できない可能性があった。
また、空気調和機の制御装置に対し操作が必要な状況であっても、「手が届かないため操作できない、操作者の手がふさがっていて操作できない」といった場合もあり、スケジュール運転の設定変更を実行できない場合もあった。
また、ユーザーは空気調和機の制御装置の設置場所を知らないため操作できないといった場合も考えられ、スケジュール運転の設定変更を実行できない場合もあった。
さらに、スケジュール運転が不適切であったのでその動作を停止したが、その後スケジュール運転が適切な状況になりスケジュール運転を再開したい場合には、スケジュール運転の再開をするか、再設定を行うか、ホールドモードの解除をするなどの空気調和機の制御装置への再操作が不可欠であった。
このようなスケジュール運転の再開においても、上述したスケジュール運転の停止と同様に、ユーザーは設定内容を既知でない場合や、操作に精通していない場合など、ユーザーによる設定変更を実行できない場合がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザーによる操作を行うことなく、スケジュール運転を行うのが適切でないとき、スケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止することができる空気調和機の制御装置を得るものである。
また、ユーザーによる操作を行うことなく、スケジュール運転を行うのが適切であるとき、スケジュール運転の設定情報に基づく制御を行うことができる空気調和機の制御装置を得るものである。
この発明に係る空気調和機の制御装置は、
被空調空間の複数種の環境情報を取得する環境情報取得手段と、
スケジュール運転の設定情報が記憶されるスケジュール情報記憶手段と、
前記環境情報の種類に応じて、前記環境情報の基準値又は基準範囲の情報が記憶される基準値記憶手段と、
前記スケジュール運転の設定情報に基づいて、空気調和機の運転を制御する制御手段と
を備え、
前記スケジュール情報記憶手段は、
前記スケジュール運転の設定情報として、時刻、日付及び曜日の少なくとも1つに応じた前記空気調和機の運転状態の情報が記憶され、
前記基準値記憶手段は、
時刻、日付及び曜日の少なくとも1つに応じて設定された前記空気調和機の運転状態ごとに、前記環境情報の基準値又は基準範囲の情報が記憶され、
前記制御手段は、
取得された前記複数種の環境情報のうち、前記環境情報の基準値と一致する環境情報又は基準範囲に属する環境情報の数が、所定の判定基準値数未満のとき、前記スケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止するものである。
この発明は、取得された複数種の環境情報のうち、環境情報の基準値と一致する環境情報又は基準範囲に属する環境情報の数が、所定の判定基準値数未満のとき、スケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止する。このため、ユーザーによる操作を行うことなく、スケジュール運転を行うのが適切でないとき、スケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止することができる。
実施の形態1に係る空気調和機の制御装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る空気調和機の制御装置の基準値の設定動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る空気調和機の制御装置のスケジュール運転の停止・再開動作を示すフローチャートである。 図3のS11の動作を示すフローチャートである。 図3のS12の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る空気調和機の制御装置の基準値の予測動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
<構成>
図1は実施の形態1に係る空気調和機の制御装置の構成を示す図である。
図1(a)は、空気調和機の制御装置7及びこれに接続される機器の配置を示す図である。
図1(b)は、空気調和機の制御装置7及びこれに接続される機器のブロック構成図である。
図1(a)及び(b)に示すように、空気調和機の制御装置7は、入出力インターフェース14を介して、人感センサー1、マイク2、照度センサー3、照明制御装置4、電力計5、及び空気調和機6と接続される。なお、空気調和機の制御装置7と各機器との接続の方法は有線接続でも無線接続でも良い。
この空気調和機の制御装置7は、空気調和機6の運転を制御するものである。
人感センサー1、マイク2、照度センサー3、空気調和機6、及び照明器具8は、空気調和制御が可能な空間13内に配置される。
なお、空気調和制御が可能な空間13に配置されたこれらの機器は、本発明における「被空調空間内の電気機器」に相当する。
また、人感センサー1、マイク2、及び照度センサー3は、例えば、空気調和機6に設置される。
なお、人感センサー1、マイク2、照度センサー3の配置はこれに限らず、空気調和制御が可能な空間13の中であればどこに取り付けられていても良い。例えば、空気調和機の制御装置7に取り付けても良い。
空気調和機6は、冷媒配管により接続された室外機と室内機を備えている。空気調和機6は、空気調和機の制御装置7からの制御により、冷媒配管中を流れる冷媒の圧力を変化させて冷媒の吸熱、放熱により空気調和を行うものである。
人感センサー1は、空気調和制御が可能な空間13内に存在する人の数(以下「利用者数9」という。)を測定するものである。
人感センサー1は、例えば、温度変化に応じて出力が変化する焦電センサーや、絶対温度を検知できるサーモパイルセンサーやCMOSカメラ、CCDカメラなどで構成される。
一般的に、動体である人を検知する素子としては焦電センサーを使用することが多いが、サーモパイルセンサーやカメラを使用することもでき、この場合は、連続で入力した情報の変化を監視しておき、変化が発生すれば動きがあったと判断できる。また、カメラは複数の撮影素子が集積しているため素子ごとに変化情報を検出すれば、どの素子、つまりどの場所に動体が存在するか判断できる。
これに対して、焦電センサーやサーモパイルセンサーは一般的に1素子で検出エリア全体の動きや温度を検出するものであるが、複数素子で使用することでセンサーの検出エリアを特定でき、設置空間のどの場所に動体が存在しているか推測することができる。
このように、人感センサー1は、複数のセンサー素子を使用したり、単数のセンサー素子を走査して複数素子相当として使用することで空気調和制御が可能な空間13の動体の位置を特定することで利用者数9を検出するものである。
そして、人感センサー1で得られた利用者数9の情報は、空気調和機の制御装置7に入力される。
マイク2は、空気調和制御が可能な空間13内の音量(以下「音量10」という。)を測定する。
そして、マイク2で得られた音量10の情報は、空気調和機の制御装置7に入力される。
照度センサー3は、空気調和制御が可能な空間13内の照度を測定する。
そして、照度センサー3で得られた照度の計測値は、照明の点灯状態11として、空気調和機の制御装置7に入力される。
照明制御装置4、及び電力計5は、空気調和制御が可能な空間13内または外のどちらに設置されていても良い。
照明制御装置4は、空気調和制御が可能な空間13内の照明器具8の点灯状態を測定する。この照明器具8の点灯状態としては、例えば照明器具8の点灯・消灯状態、又は照明器具8が複数の場合は、各照明器具8の点灯・消灯状態の情報を、照明の点灯状態11とする。
そして、照明制御装置4で得られた照明の点灯状態11の情報は、空気調和機の制御装置7に入力される。
なお、ここでは照度センサー3及び照明制御装置4を設ける場合を示すが、照度センサー3又は照明制御装置4の何れか一方のみを設け、空気調和制御が可能な空間13の照明の点灯状態11を検知しても良い。
電力計5は、空気調和制御が可能な空間13内の電気機器に供給される電力の消費電力量(以下「消費電力量12」という。)を測定する。
なお、人感センサー1、マイク2、照度センサー3、照明制御装置4、電力計5は、全てが備わっている必要はなく、一つ以上が備わっていれば良い。また、各機器で測定する、利用者数9、音量10、照明の点灯状態11、消費電力量12について、全ての値を測定する必要はなく、一つ以上が測定しても良い。
入出力インターフェース14は、空気調和制御が可能な空間13の環境情報を取得する。
なお、「環境情報」としては、利用者数9、音量10、照明の点灯状態11、消費電力量12がこれに相当する。
また、入出力インターフェース14は、空気調和機6からの運転状態の情報が入力される。また、空気調和機6に対する運転制御情報を出力する。
空気調和機の制御装置7は、CPU15、メモリー16、入力キー17、及び表示部18を備えている。
メモリー16は、スケジュール運転の設定情報と、環境情報の基準値又は基準範囲の情報が記憶される。
スケジュール運転の設定情報としては、例えば、時刻、日付及び曜日の少なくとも1つに応じた空気調和機6の運転状態の情報が記憶される。
基準値又は基準範囲の情報としては、空気調和制御が可能な空間13内における、人の数、音量、照度、照明器具8の点灯状態、及び消費電力量のうち、少なくとも1つの値又は範囲の情報が記憶される。
また、環境情報の基準値又は基準範囲の情報は、例えば、時刻、日付及び曜日の少なくとも1つに応じて設定された空気調和機6の運転状態ごとに記憶される。詳細は後述する。
CPU15は、メモリー16に記憶されたスケジュール運転の設定情報に基づいて、空気調和機6の運転を制御する。
また、CPU15は、入出力インターフェース14を介して取得された空気調和制御が可能な空間13の環境情報が、記憶された環境情報の基準値と一致しないとき又は基準範囲に属さないとき、スケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止する。動作の詳細は後述する。
入力キー17は、環境情報の基準値又は基準範囲の情報を入力させる。
表示部18は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などで構成される。
この表示部18は、空気調和機6の運転状態の情報や、スケジュール運転に関する設定情報などを表示する。
なお、「照明器具8」は、本発明における「照明機器」に相当する。
また、「空気調和制御が可能な空間13」は、本発明における「被空調空間」に相当する。
また、「入出力インターフェース14」は、本発明における「環境情報取得手段」に相当する。
また、「CPU15」は、本発明における「制御手段」に相当する。
また、「メモリー16」は、本発明における「スケジュール情報記憶手段」及び「基準値記憶手段」に相当する。
また、「入力キー17」は、本発明における「入力手段」に相当する。
なお、本実施の形態1では、本発明の「制御手段」の機能を実現するソフトウェアをCPU15により実行する場合を説明するが、これに限るものではない。例えば、「制御手段」の機能を実現する回路デバイスなどのハードウェアを用いることもできる。
<動作>
次に、本実施の形態における空気調和機の制御装置7の動作について、(1)基準値の設定動作、(2)スケジュール運転の停止・再開動作とに分けて説明する。
(1)基準値の設定動作
図2は実施の形態1に係る空気調和機の制御装置の基準値の設定動作を示すフローチャートである。
以下、図2の各ステップに基づき説明する。
(S0)
まず、CPU15は、表示部18に各基準値の入力画面を表示させる。
(S1)
次に、CPU15は、環境情報である利用者数9の基準値又は基準範囲(以下「利用者数基準値9’」という。)の入力動作を開始する。
(S1−1)
CPU15は、入出力インターフェース14に人感センサー1が接続されているか否かを判断する。
人感センサー1が接続されていない場合、利用者数基準値9’の入力動作を終了する。
(S1−2)
一方、人感センサー1が接続されている場合、ユーザーからの入力キー17の操作により入力された利用者数基準値9’の情報を取得する。
例えば、環境情報である利用者数9の基準値が3人である場合には、利用者数基準値9’として「3」の情報が入力される。また、環境情報である利用者数9の基準範囲が3人〜5人である場合には、利用者数基準値9’として「3以上5以下」の情報が入力される。
(S1−3)
メモリー16は、入力された利用者数基準値9’の情報を記憶する。
(S2)
次に、CPU15は、環境情報である音量10の基準値又は基準範囲(以下「音量基準値10’」という。)の入力動作を開始する。
(S2−1)
CPU15は、入出力インターフェース14にマイク2が接続されているか否かを判断する。
マイク2が接続されていない場合、音量基準値10’の入力動作を終了する。
(S2−2)
一方、マイク2が接続されている場合、ユーザーからの入力キー17の操作により入力された音量基準値10’の情報を取得する。
例えば、環境情報である音量10の基準値が50dBである場合には、音量基準値10’として「50」の情報が入力される。また、環境情報である音量10の基準範囲が30〜50dBである場合には、音量基準値10’として「30以上50以下」の情報が入力される。
(S2−3)
メモリー16は、入力された音量基準値10’の情報を記憶する。
(S3)
次に、CPU15は、環境情報である照明の点灯状態11の基準値又は基準範囲(以下「点灯状態基準値11’」という。)の入力動作を開始する。
(S3−1)
CPU15は、入出力インターフェース14に照度センサー3又は照明制御装置4の何れか一方が接続されているか否かを判断する。
何れも接続されていない場合、点灯状態基準値11’の入力動作を終了する。
(S3−2)
一方、照度センサー3又は照明制御装置4の何れか一方が接続されている場合、ユーザーからの入力キー17の操作により入力された点灯状態基準値11’の情報を取得する。
例えば、照度センサー3が接続されているとき、環境情報である照明の点灯状態11の基準値が100lxである場合には、点灯状態基準値11’として「100」の情報が入力される。また、環境情報である照明の点灯状態11の基準範囲が80〜120lxである場合には、点灯状態11’として「80以上120以下」の情報が入力される。
また、例えば照明制御装置4が接続されているとき、照明の点灯状態11の基準値が、点灯状態であるとき、点灯状態基準値11’として照明器具8の点灯を識別する情報(例えば「1」)が入力される。また、照明器具8が複数の場合、点灯状態11の基準範囲が、3つ以上点灯状態であるとき、点灯状態基準値11’として点灯数「3以上」の情報が入力される。
(S3−3)
メモリー16は、入力された点灯状態基準値11’の情報を記憶する。
(S4)
次に、CPU15は、環境情報である消費電力量12の基準値又は基準範囲(以下「消費電力量基準値12’」という。)の入力動作を開始する。
(S4−1)
CPU15は、入出力インターフェース14に電力計5が接続されているか否かを判断する。
電力計5が接続されていない場合、消費電力量基準値12’の入力動作を終了する。
(S4−2)
一方、電力計5が接続されている場合、ユーザーからの入力キー17の操作により入力された消費電力量基準値12’の情報を取得する。
例えば、環境情報である消費電力量12の基準値が2000Wである場合には、消費電力量基準値12’として「2000」の情報が入力される。また、環境情報である消費電力量12の基準範囲が1000〜3000Wである場合には、消費電力量基準値12’として「1000以上3000以下」の情報が入力される。
(S4−3)
メモリー16は、入力された消費電力量基準値12’の情報を記憶する。
このように、空気調和機の制御装置7は、入出力インターフェース14を介して、複数種の環境情報を取得し、この環境情報の種類に応じた基準値又は基準範囲の情報がメモリー16に記憶される。
(S5)
次に、CPU15は、ユーザーからの入力キー17の操作により入力された判定基準値数βの情報を取得する。
(S6)
メモリー16は、入力された判定基準値数βの情報を記憶する。
(S7)
次に、CPU15は、表示部18に表示させた各基準値の入力画面を終了させ、基準値の設定動作を終了する。
ここで、判定基準値数βとは、利用者数9、音量10、照明の点灯状態11、消費電力量12の測定値のうち、いくつ以上の比較結果が基準を満たしていればスケジュール運転が適切であるかを決めるパラメータである。
この判定基準値数βの数が多いほど、スケジュール運転が適切であると判断する条件が複雑になるため、この発明で実現する機能の信頼性が向上する。
判定基準値数βの最小値は「1」である。
また、判定基準値数βの最大値は、環境情報のうち測定可能な全項目数となる。ここでは、利用者数9、音量10、照明の点灯状態11、消費電力量12のうち、測定可能な項目数(接続されている機器数)となる。
なお、判定基準値数βは、スケジュール運転の設定情報として設定された空気調和機6の運転状態ごとに記憶させるようにしても良い。
例えば、空気調和機6の運転を停止する夜間においては、判定基準値数βを「1」に設定し、例えば人の在室の検知のみで判定する。また、例えば空気調和機6の運転する昼間においては、判定基準値数βを「3」に設定し、例えば人、音、電力などの複数の条件で判定する。
これにより、スケジュール運転が適切であるか否かを適切に判断することが可能になる。
なお、本実施の形態1では、ユーザーの操作により判定基準値数βを入力する場合を説明したが、これに限らず、予め、判定基準値数βの情報をメモリー16に記憶させても良い。
なお、図2のステップS1、S2、S3、S4は順番が入れ替わっても良いし、接続されていないセンサー又は測定器がある場合は処理自体を削除しても良い。
以上のような基準値又は基準範囲の情報は、空気調和機6のスケジュール運転の設定情報ごとに設定される。
例えば、スケジュール運転の設定情報として、8時〜17時が運転、その他の時刻が停止状態に設定されている場合、8時〜17時の運転状態に対する基準値又は基準範囲と、その他の時刻の停止状態に対する基準値又は基準範囲とをそれぞれ設定する。
例えば運転状態の環境情報の基準値及び基準範囲として、利用者数基準値9’を0人、音量基準値10’を30dB以下、点灯状態基準値11’を80lx以下、消費電力量基準値12’を1000W以下に設定する。
このような基準値及び基準範囲の設定により、環境情報が基準を満たしている場合には、空気調和制御が可能な空間13内に人が存在せず、照明器具8やその他の電気機器が利用されておらず、空気調和機6を運転する必要がなく、スケジュール設定による運転状態が適切でないと推定できる。
また、例えば17時以降の停止状態の環境状態の基準値及び基準範囲として、利用者数基準値9’を1人以上、音量基準値10’を50dB以上、点灯状態基準値11’を100lx以上、消費電力量基準値12’を2000W以上に設定する。
このような基準値及び基準範囲の設定により、環境情報が基準を満たしている場合には、空気調和制御が可能な空間13内に人が存在し、照明器具8やその他の電気機器が利用されており、空気調和機6を運転する必要があり、スケジュール設定による停止状態が適切でないと推定できる。
このような環境情報の基準値を用いて、スケジュール運転が適切であるか否かを推定して、スケジュール運転の停止・再開を行う動作について次に説明する。
(2)スケジュール運転の停止・再開動作
図3は実施の形態1に係る空気調和機の制御装置のスケジュール運転の停止・再開動作を示すフローチャートである。
以下、図3の各ステップに基づき説明する。
(S10)
まず、CPU15は、現在の制御がスケジュール運転であるか否かを判断する。
現在の制御がスケジュール運転でない場合、スケジュール運転の停止・再開動作を終了し、現在設定されている運転を継続する。
(S11)
一方、現在の制御がスケジュール運転である場合、人感センサー1、マイク2、照度センサー3、照明制御装置4、電力計5の一つ以上を使用して、利用者数9、音量10、照明の点灯状態11、消費電力量12の一つ以上の環境情報について測定を行う。
詳細を図4を用いて説明する。
図4は図3のS11の動作を示すフローチャートである。
(S20)
CPU15は、環境情報である利用者数9の測定を開始する。
(S20−1)
CPU15は、入出力インターフェース14に人感センサー1が接続されているか否かを判断する。
人感センサー1が接続されていない場合、利用者数9の測定を終了する。
(S20−2)
人感センサー1は、空気調和制御が可能な空間13内に存在する人の数(利用者数9)を測定する。
CPU15は、入出力インターフェース14を介して、人感センサー1の測定結果である利用者数9の情報を取得する。
(S20−3)
メモリー16は、取得された利用者数9の情報を記憶する。
(S21)
CPU15は、環境情報である音量10の測定を開始する。
(S21−1)
CPU15は、入出力インターフェース14にマイク2が接続されているか否かを判断する。
マイク2が接続されていない場合、音量10の測定を終了する。
(S21−2)
マイク2は、空気調和制御が可能な空間13内の音量10を測定する。
CPU15は、入出力インターフェース14を介して、マイク2の測定結果である音量10の情報を取得する。
(S20−3)
メモリー16は、取得された音量10の情報を記憶する。
(S22)
CPU15は、環境情報である照明の点灯状態11の測定を開始する。
(S22−1)
CPU15は、入出力インターフェース14に照度センサー3又は照明制御装置4の何れか一方が接続されているか否かを判断する。
何れも接続されていない場合、照明の点灯状態11の測定を終了する。
(S22−2)
照度センサー3は、空気調和制御が可能な空間13内の照度を測定する。
照明制御装置4は、空気調和制御が可能な空間13内の照明器具8の点灯状態を測定する。
CPU15は、入出力インターフェース14を介して、照度センサー3及び照明制御装置4の少なくとも一方の測定結果である照明の点灯状態11の情報を取得する。
(S22−3)
メモリー16は、取得された照明の点灯状態11の情報を記憶する。
(S23)
CPU15は、環境情報である消費電力量12の測定を開始する。
(S23−1)
CPU15は、入出力インターフェース14に電力計5が接続されているか否かを判断する。
電力計5が接続されていない場合、消費電力量12の測定を終了する。
(S23−2)
電力計5は、空気調和制御が可能な空間13内の電気機器に供給される電力の消費電力量12を測定する。
CPU15は、入出力インターフェース14を介して、電力計5の測定結果である消費電力量12の情報を取得する。
(S23−3)
メモリー16は、取得された消費電力量12の情報を記憶する。
なお、図4のステップS20、S21、S22、S23は順番が入れ替わっても良いし、接続されていないセンサー又は測定器がある場合は処理自体を削除しても良い。
(S12)
再び図3において、CPU15は、ステップS11により取得された環境情報と、メモリー16に記憶された環境情報の基準値又は基準範囲とを比較する。
詳細を図5を用いて説明する。
図5は図3のS12の動作を示すフローチャートである。
(S30)
まず、CPU15は、条件合致の数αの初期値を「0」に設定する。
(S31)
次に、CPU15は、利用者数9の比較を開始する。
(S31−1)
CPU15は、入出力インターフェース14に人感センサー1が接続されているか否かを判断する。
人感センサー1が接続されていない場合、利用者数9の比較動作を終了する。
(S31−2)
CPU15は、メモリー16に記憶された利用者数9の測定結果の情報を読み込む。
(S31−3)
CPU15は、メモリー16に記憶された利用者数基準値9’の情報のうち、現在のスケジュール運転の運転状態に応じた利用者数基準値9’の情報を読み込む。
(S31−4)
次に、利用者数9の測定結果が、利用者数基準値9’の範囲内であるか否かを判断する。
なお、利用者数基準値9’が特定の値の場合には、利用者数9が利用者数基準値9’と一致するか否かを判断する。
すなわち、利用者数9の測定結果が利用者数基準値9’と一致するか又は属するか否かを判断する。
利用者数9の測定結果が利用者数基準値9’に一致又は属さない場合、利用者数9の比較動作を終了する。
(S31−5)
一方、利用者数9の測定結果が、利用者数基準値9’の範囲内である場合、CPU15は、条件合致の数αに「1」を加算する。
(S32)
次に、CPU15は、音量10の比較を開始する。
(S32−1)
CPU15は、入出力インターフェース14にマイク2が接続されているか否かを判断する。
マイク2が接続されていない場合、音量10の比較動作を終了する。
(S32−2)
CPU15は、メモリー16に記憶された音量10の測定結果の情報を読み込む。
(S32−3)
CPU15は、メモリー16に記憶された音量基準値10’の情報のうち、現在のスケジュール運転の運転状態に応じた音量基準値10’の情報を読み込む。
(S32−4)
次に、音量10の測定結果が、音量基準値10’の範囲内であるか否かを判断する。
なお、音量基準値10’が特定の値の場合には、音量10が音量基準値10’と一致するか否かを判断する。
すなわち、音量10の測定結果が音量基準値10’と一致するか又は属するか否かを判断する。
音量10の測定結果が音量基準値10’に一致又は属さない場合、音量10の比較動作を終了する。
(S32−5)
一方、音量10の測定結果が、音量基準値10’の範囲内である場合、CPU15は、条件合致の数αに「1」を加算する。
(S33)
次に、CPU15は、照明の点灯状態11の比較を開始する。
(S33−1)
CPU15は、入出力インターフェース14に照度センサー3又は照明制御装置4の何れか一方が接続されているか否かを判断する。
何れも接続されていない場合、照明の点灯状態11の比較動作を終了する。
(S33−2)
CPU15は、メモリー16に記憶された照明の点灯状態11の測定結果の情報を読み込む。
(S33−3)
CPU15は、メモリー16に記憶された点灯状態基準値11’の情報のうち、現在のスケジュール運転の運転状態に応じた点灯状態基準値11’の情報を読み込む。
(S33−4)
次に、照明の点灯状態11の測定結果が、点灯状態基準値11’の範囲内であるか否かを判断する。
なお、点灯状態基準値11’が特定の値の場合には、照明の点灯状態11が点灯状態基準値11’と一致するか否かを判断する。
すなわち、照明の点灯状態11の測定結果が点灯状態基準値11’と一致するか又は属するか否かを判断する。
照明の点灯状態11の測定結果が点灯状態基準値11’に一致又は属さない場合、照明の点灯状態11の比較動作を終了する。
(S33−5)
一方、照明の点灯状態11の測定結果が、点灯状態基準値11’の範囲内である場合、CPU15は、条件合致の数αに「1」を加算する。
(S34)
次に、CPU15は、消費電力量12の比較を開始する。
(S34−1)
CPU15は、入出力インターフェース14に電力計5が接続されているか否かを判断する。
電力計5が接続されていない場合、消費電力量12の比較動作を終了する。
(S34−2)
CPU15は、メモリー16に記憶された消費電力量12の測定結果の情報を読み込む。
(S34−3)
CPU15は、メモリー16に記憶された消費電力量基準値12’の情報のうち、現在のスケジュール運転の運転状態に応じた消費電力量基準値12’の情報を読み込む。
(S34−4)
次に、消費電力量12の測定結果が、消費電力量基準値12’の範囲内であるか否かを判断する。
なお、消費電力量基準値12’が特定の値の場合には、消費電力量12が消費電力量基準値12’と一致するか否かを判断する。
すなわち、消費電力量12の測定結果が消費電力量基準値12’と一致するか又は属するか否かを判断する。
消費電力量12の測定結果が消費電力量基準値12’に一致又は属さない場合、消費電力量12の比較動作を終了する。
(S34−5)
一方、消費電力量12の測定結果が、消費電力量基準値12’の範囲内である場合、CPU15は、条件合致の数αに「1」を加算する。
なお、図5のステップS31、S32、S33、S34は順番が入れ替わっても良いし、接続されていないセンサー又は測定器がある場合は処理自体を削除しても良い。
このような動作により、条件合致の数αは、ステップS31、S32、S33、S34の各比較処理で条件が合致する結果となった数の合計を示す値となる。
一般的にαが大きいほどスケジュール運転を実行するのに適切な状態であることを示す。
(S13)
再び図3において、CPU15は、上記ステップS12で得た条件合致の数αが、判定基準値数β以上であるか否かを判断する。
(S14)
条件合致の数αが判定基準値数β以上である場合、CPU15はスケジュール運転の設定情報に基づいて空気調和機6の運転を制御して、スケジュール運転を開始(または継続)し、フローを終了する。
すなわち、複数種の環境情報のうち基準値又は基準範囲を満たす環境情報の数が、所定の判定基準値数β以上である場合、スケジュール運転を行うのが適切であると推定して、スケジュール運転を開始する。
(S15)
一方、条件合致の数αが判定基準値数β以上でない場合、CPU15はスケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止する。
すなわち、複数種の環境情報のうち環境情報の基準値と一致するか又は基準範囲に属する環境情報の数が、所定の判定基準値数β未満のとき、スケジュール運転を行うのが適切でないと推定して、スケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止する。
以降、ステップS11に戻り、上記ステップS11〜S15を繰り返す。
なお、ステップS15の際に、スケジュール運転停止時における空気調和機6の制御を予め決めておき、これを実行しても良い。
例えば、スケジュール運転による設定が運転状態の場合、空気調和機6の運転を停止させる制御を行う。また、スケジュール運転による設定が停止状態の場合、空気調和機6の運転を開始させる制御を行う。
なお、空気調和機6の制御はこれに限らず、運転モード、設定温度・湿度など、任意に設定することができる。
<効果>
以上のように本実施の形態においては、入出力インターフェース14は、複数種の環境情報を取得し、メモリー16には、環境情報の種類に応じて、基準値又は基準範囲の情報が記憶される。そして、CPU15は、取得された複数種の環境情報のうち、環境情報の基準値と一致する環境情報又は基準範囲に属する環境情報の条件合致の数αが、所定の判定基準値数β未満のとき、スケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止する。
このため、スケジュール運転を行うのが適切でないとき、ユーザーによる操作を行うことなく、スケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止することができる。
また、スケジュール運転を行うのが適切でないとき、スケジュール運転による空調制御によって快適性を損なわれることがなくなり、意図しない空調制御によるエネルギーの消費を抑制することができる。
また、複数種の環境情報を取得する場合、スケジュール運転を行うのが適切であるか否かを判定する環境情報の数を任意に設定することが可能となる。
また、取得された空気調和制御が可能な空間13の環境情報が、記憶された環境情報の基準値と一致するとき又は基準範囲に属するとき、スケジュール運転の設定情報に基づいて、空気調和機6の運転を制御する。
このため、スケジュール運転を行うのが適切であるとき、ユーザーによる操作を行うことなく、スケジュール運転の設定情報に基づく制御を行うことができる。
また、ユーザーによる操作を行う必要がないため、スケジュール運転の設定し忘れや再開し忘れを容易に防ぐことができる。
また、メモリー16には、スケジュール運転の設定情報として、時刻、日付及び曜日の少なくとも1つに応じた空気調和機6の運転状態の情報が記憶される。そして、時刻、日付及び曜日の少なくとも1つに応じて設定された空気調和機6の運転状態ごとに、環境情報の基準値又は基準範囲の情報が記憶される。
このため、空気調和機6の運転状態に応じて、スケジュール運転を行うのが適切であるかを判断する環境情報の基準値又は基準範囲を設定することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、ユーザーからの操作により環境情報の基準値を入力する形態について説明した。
しかし、ユーザーが入力に必要な基準値(利用者数基準値9’、音量基準値10’、点灯状態基準値11’、消費電力量基準値12’)について既知ではない場合が考えられる。
本実施の形態2では、これら環境情報の基準値を予測し、ユーザーからの入力操作を不要とする形態について説明する。
以下、本実施の形態2における基準値の予測動作を説明する。
なお、本実施の形態2における空気調和機の制御装置7及びこれに接続される機器の構成は、上記実施の形態1と同様であり、同一部分には同一の符号を付する。
また、本実施の形態2におけるスケジュール運転の停止・再開動作は、上記実施の形態1(図3〜図5)と同様である。
図6は実施の形態2に係る空気調和機の制御装置の基準値の予測動作を示すフローチャートである。
以下、図6の各ステップに基づき説明する。
なお、図6では代表で利用者数基準値9’の基準値を得るためのフローを示すが、音量基準値10’、照明の点灯状態基準値11’、消費電力量基準値12’についても同様の処理で基準値の予測が可能である。
(S40)
まず、CPU15は、所定の一致回数Nを取得する。
この一致回数Nは、基準値を予測するための測定において、測定結果が一致する回数の条件を決定する数値である。一致回数Nは、大きな値を設定した方が予測値の信頼性が上がる。
この一致回数Nは、ユーザーからの操作により入力キー17で入力しても良いし、予めメモリー16に記憶させても良い。
(S41)
次に、CPU15は、測定値の一致回数をカウントするカウントnの初期値を「0」に設定する。
また、n回目の利用者数9の測定結果を格納する測定値An(n=1,2,…)の初期値を「0」に設定する。
(S42)
次に、CPU15は、利用者数9の測定のタイミングであるか否かを判断する。
この測定のタイミングは、例えば入出力インターフェース14が環境情報を取得する所定周期に設定する。
(S43)
利用者数9の測定のタイミングであると判断した場合、CPU15は、入出力インターフェース14を介して、人感センサー1の測定結果である利用者数9の情報を取得する。
(S44)
CPU15は、取得した利用者数9の情報を、測定値Anに格納する。
(S45)
次に、CPU15は、カウントnが1以上であるか否かを判断する。
(S46)
カウントnが1以上でない場合、すなわち初回測定時の場合、CPU15は、ステップS44で取得した測定値Anを測定値A0に格納する。
(S47)
メモリー16は、測定値A0の値を記憶する。
(S48)
CPU15は、カウントn=1に設定し、ステップS42に戻る。
CPU15は、測定のタイミングにおいて、利用者数9を取得して、n回目の利用者数9の測定結果を測定値Anに格納する。
(S49)
ステップS45において、カウントnが1以上であると判断した場合、CPU15は、メモリー16に記憶された測定値A0を読み出す。
(S50)
次に、CPU15は、n回目の測定値Anが測定値A0とほぼ等しいか否かを判断する。
これにより、所定周期ごとに取得された環境情報が、ほぼ変化しないか否かを判断する。
なお、この測定値AnとA0との比較は、A0を基準として例えば上限値と下限値などの範囲を持たせ、Anがこの範囲に含まれる場合は、ほぼ等しいと判断するようにしても良い。この範囲は、予めメモリー16に記憶させるようにしても良い。
n回目の測定値Anが測定値A0とほぼ等しくない場合、すなわち、所定周期ごとに取得された環境情報が変化した場合、ステップS46に進み、当該カウントnでの測定値Anの値を、測定値A0に格納する。
そして、メモリー16に記憶した測定値A0を更新し、カウントn=1に設定して、ステップS42に戻る。
(S51)
一方、ステップS50において、n回目の測定値Anが測定値A0とほぼ等しい場合、CPU15は、カウントnをインクリメントする。
(S52)
次に、CPU15は、カウントnが所定の一致回数Nと等しいか否かを判断する。
カウントnが所定の一致回数Nと等しくないと判断した場合、ステップS42に戻る。
(S53)
一方、カウントnが所定の一致回数Nと等しいと判断した場合、すなわち、所定周期ごとに取得された環境情報が所定の一致回数N以上ほぼ変化しないとき、CPU15は、測定値A0の値を、利用者数9の基準値である利用者数基準値9’として求める。
(S54)
メモリー16は、CPU15が求めた利用者数基準値9’の情報を記憶する。
以上のように本実施の形態においては、所定周期ごとに取得された環境情報が、所定の一致回数N以上、ほぼ変化しないとき、当該環境情報の値を基準値として求める。
これにより、ユーザーによる基準値の入力操作を行わなくても、基準値を予測することが可能となる。
1 人感センサー、2 マイク、3 照度センサー、4 照明制御装置、5 電力計、6 空気調和機、7 空気調和機の制御装置、8 照明器具、9 利用者数、9’ 利用者数基準値、10 音量、10’ 音量基準値、11 照明の点灯状態、11’ 点灯状態基準値、12 消費電力量、12’ 消費電力量基準値、13 空気調和制御が可能な空間、14 入出力インターフェース、15 CPU、16 メモリー、17 入力キー、18 表示部。

Claims (6)

  1. 被空調空間の複数種の環境情報を取得する環境情報取得手段と、
    スケジュール運転の設定情報が記憶されるスケジュール情報記憶手段と、
    前記環境情報の種類に応じて、前記環境情報の基準値又は基準範囲の情報が記憶される基準値記憶手段と、
    前記スケジュール運転の設定情報に基づいて、空気調和機の運転を制御する制御手段と
    を備え、
    前記スケジュール情報記憶手段は、
    前記スケジュール運転の設定情報として、時刻、日付及び曜日の少なくとも1つに応じた前記空気調和機の運転状態の情報が記憶され、
    前記基準値記憶手段は、
    時刻、日付及び曜日の少なくとも1つに応じて設定された前記空気調和機の運転状態ごとに、前記環境情報の基準値又は基準範囲の情報が記憶され、
    前記制御手段は、
    取得された前記複数種の環境情報のうち、前記環境情報の基準値と一致する環境情報又は基準範囲に属する環境情報の数が、所定の判定基準値数未満のとき、前記スケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止する
    ことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  2. 被空調空間の複数種の環境情報を取得する環境情報取得手段と、
    スケジュール運転の設定情報が記憶されるスケジュール情報記憶手段と、
    前記環境情報の種類に応じて、前記環境情報の基準値又は基準範囲の情報が記憶される基準値記憶手段と、
    前記スケジュール運転の設定情報に基づいて、空気調和機の運転を制御する制御手段と
    を備え、
    前記基準値記憶手段は、
    時刻、日付及び曜日の少なくとも1つに応じて設定された前記空気調和機の運転状態ごとに、所定の判定基準値数の情報が記憶され
    前記制御手段は、
    取得された前記複数種の環境情報のうち、前記環境情報の基準値と一致する環境情報又は基準範囲に属する環境情報の数が、前記所定の判定基準値数未満のとき、前記スケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止する
    ことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  3. 前記環境情報取得手段は、
    前記被空調空間内に存在する人の数を測定する人感センサ、
    前記被空調空間内の音量を測定するマイク、
    前記被空調空間内の照度を測定する照度センサ、
    前記被空調空間内の照明機器の点灯状態を測定する照明制御装置、
    及び前記被空調空間内の電気機器に供給される電力の消費電力量を測定する電力計の少なくとも1つからの測定結果の情報を、前記環境情報として取得し、
    前記基準値記憶手段は、
    前記被空調空間内における、人数、音量、照度、照明機器の点灯状態、及び消費電力量のうち、少なくとも1つの値又は範囲の情報が、前記基準値又は基準範囲の情報として記憶される
    ことを特徴とする請求項記載の空気調和機の制御装置。
  4. 前記環境情報の基準値又は基準範囲の情報を入力させる入力手段を備え、
    前記基準値記憶手段は、
    前記入力手段から入力された前記環境情報の基準値又は基準範囲の情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の空気調和機の制御装置。
  5. 被空調空間の複数種の環境情報を取得する環境情報取得手段と、
    スケジュール運転の設定情報が記憶されるスケジュール情報記憶手段と、
    前記環境情報の種類に応じて、前記環境情報の基準値又は基準範囲の情報が記憶される基準値記憶手段と、
    前記スケジュール運転の設定情報に基づいて、空気調和機の運転を制御する制御手段と
    を備え、
    前記環境情報取得手段は、所定周期ごとに前記環境情報を取得し、
    前記制御手段は、
    所定周期ごとに取得された前記環境情報が、所定の一致回数以上、ほぼ変化しないとき、当該環境情報の値を前記基準値として求め、
    前記基準値記憶手段は、
    前記制御手段が求めた前記基準値の情報を記憶し、
    前記制御手段は、
    取得された前記複数種の環境情報のうち、前記環境情報の基準値と一致する環境情報又は基準範囲に属する環境情報の数が、所定の判定基準値数未満のとき、前記スケジュール運転の設定情報に基づく制御を停止する
    ことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  6. 前記制御手段は、
    取得された前記複数種の環境情報のうち、前記環境情報の基準値と一致する環境情報又は基準範囲に属する環境情報の数が、所定の判定基準値数以上のとき、前記スケジュール運転の設定情報に基づいて、空気調和機の運転を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の空気調和機の制御装置。
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