JP5452079B2 - 顕微鏡 - Google Patents
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Description
本発明は、レーザ光を射出するレーザ光源と、該レーザ光源からのレーザ光を走査する走査手段と、該走査手段により走査されたレーザ光を標本に照射する一方、標本からの光を集光する対物レンズと、該対物レンズにより集光された光を検出する光検出器と、該光検出器により検出された光の輝度情報を複数ライン分の画像として記憶する記憶部と、該記憶部によって記憶された複数ライン分のライン画像において、注目画素の輝度情報と該注目画素に隣接する複数の隣接画素の輝度情報とを比較して、前記注目画素にノイズが含まれているか否かを判別する判別部と、該判別部によりノイズが含まれていると判別された注目画素からノイズを低減するノイズ低減部とを備え、前記判別部が、少なくとも2つの前記隣接画素の輝度情報が他の前記隣接画素の輝度情報よりも大きく、かつ、前記注目画素の輝度情報が前記少なくとも2つの隣接画素の輝度情報よりも大きい場合に、該注目画素にノイズが含まれていると判別し、前記ノイズ低減部が、前記注目画素の輝度情報を、前記少なくとも2つの隣接画素の大きい方の輝度情報に置き換える、または、前記少なくとも2つの隣接画素の輝度情報の中間値に置き換える顕微鏡を採用する。
上記発明において、前記判別部が、前記注目画素の輝度情報が、少なくとも2つの前記隣接画素の輝度情報と等しく、かつ、他の前記隣接画素の輝度情報よりも大きい場合に、該注目画素にノイズが含まれていないと判別することとしてもよい。
上記発明において、前記所定の倍率が1〜√2の範囲であることとしてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る顕微鏡について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の顕微鏡1の構成図である。図1に示すように、本実施形態の顕微鏡1は、レーザ光源10と、顕微鏡本体100と、制御部200と、モニタ22とを主な構成要素として備えている。
AD変換器24は、光検出器20により変換された電気信号(アナログデータ)をディジタルデータに変換し、演算回路25に出力するようになっている。
コンピュータ21は、これらの信号に基づいて、時系列の輝度データを2次元的に並べ替えて試料Aの画像を生成し、モニタ22に生成した画像を表示させるようになっている。
演算回路25は、図2に示すように、3ラインバッファメモリ(記憶部)31と、比較演算器(判別部)32と、ノイズ除去演算器(ノイズ低減部)33とを備えている。
3ラインバッファメモリ31は、光検出器20により検出され、AD変換器24によりディジタル化された輝度データを、3ライン分のライン画像として記憶するようになっている。
レーザ光源10から出射されたレーザ光は、顕微鏡本体100内にあるダイクロイックミラー17を透過して、2次元走査機構12に入射し、2次元走査機構12の動作によって偏向され、試料A上において2次元的に走査される。
まず、対象画素を中心とする3×3の画素ブロックの9画素の輝度データが、3ラインバッファメモリ31から取り出される(ステップS1)。
次に、対象画素の輝度値と隣接画素の輝度値との比較が行われる(ステップS2)。具体的には、対象画素の輝度値から隣接画素の輝度値を減算した値DEFが、0よりも大きいか否かが判断される。
そして、対象画素の輝度値が8つ全ての隣接画素の輝度値との比較が完了するまで、ステップS2からS5までの処理が繰り返される(ステップS6)。
そして、比較が完了した場合には、コンピュータ21への出力データとして、対象画素の輝度値からDEF(MIN)を減算した値が出力される(ステップS7)。
対象画素の輝度値が隣接画素の輝度値よりも大きい場合として、図4(a)、図4(b)、図4(c)に示す場合が考えられる。
また、演算回路25における処理は、AD変換器24からのデータをコンピュータ21に取り込んだあと、コンピュータ21内のメモリと演算機能で処理してもよい。
また、上記の処理はリアルタイムに処理することも可能だが、オフラインですでに取得済みのデータを使用してノイズ低減処理を行ってもかまわない。
次に、本発明の第2の実施形態について以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡が第1の実施形態と異なる点は、取り出した複数画素の輝度値を大きさ順に並び替えて、対象画素にノイズが含まれているか否かを判断する点である。以下、本実施形態の顕微鏡2について、第1の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
ソート回路35は、3ラインバッファメモリ31から、演算対象となる対象画素と、該対象画素に隣接する隣接画素8つとから構成される3×3の画素ブロックを取り出し、対象画素の輝度データと8つの隣接画素の輝度データを受け取る。ソート回路35では、これらの輝度データの並び替えが行われ、最大値と2番目に大きい値が抽出される。
まず、対象画素を中心とする3×3の画素ブロックの9画素の輝度データが、3ラインバッファメモリ31から取り出される(ステップS11)。
また、係数kの値を変化させることで、ノイズの低減レベルを可変とすることができ、画像状態に応じてノイズを低減して、標本を精度良く観察することができる。
また、隣接画素として3×3画素の領域で比較を行っているが、ノイズ判別の条件を詳しくするために、例えば対象画素を中心とする5×5画素における25個のデータで比較を行ってもよい。
次に、本発明の参考例としての発明の一参考実施形態について以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡が前述の各実施形態と異なる点は、複数の隣接画素の輝度値の平均値および標準偏差を算出し、対象画素の輝度値が、前記平均値よりも所定の偏差以上に大きい場合に、対象画素にノイズが含まれていると判断する点である。以下、本実施形態の顕微鏡3について、前述の各実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
比較演算器32では、ソート回路35により抽出された最大値が対象画素の輝度値であるか否かを判別し、最大値が対象画素の輝度値でない場合、コンピュータ21への出力データはそのままの値とされる。
最大値>k×ρ+AV・・・(1)
ここで、kは、例えば1以上の予め設定された係数である。
ノイズ除去演算部33では、コンピュータ21への出力データとして、(1)式の右辺k×ρ+AVを出力する。
まず、対象画素を中心とする3×3の画素ブロックの9画素の輝度データが、3ラインバッファメモリ31から取り出される(ステップS21)。
ステップS26において、対象画素の輝度値と9画素の輝度値における最大値とが等しくない場合、すなわち、対象画素の輝度値よりも大きな輝度値を有する隣接画素が存在する場合には、コンピュータ21への出力データとして、対象画素の輝度値がそのまま出力される。
一方、ステップS27において、対象画素の輝度値が(k×ρ+AV)よりも大きい場合には、対象画素の輝度値として、(1)式の右辺(k×ρ+AV)が、コンピュータ21に出力される(ステップS28)。
また、隣接画素として3×3画素の領域で比較を行っているが、ノイズ判別の条件を詳しくするために、例えば対象画素を中心とする5×5画素における25個のデータで比較を行ってもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡4は、前述の各実施形態における演算回路25において、コンピュータ21により生成された画像の状態に応じて、対象画素からノイズを低減するか否かを切り替えることができるようになっている。
例えば、各実施形態において、ノイズの判定および低減処理を1画素ずつ行うものとして説明したが、対象画素を2画素以上のブロックとして、該ブロックでノイズの判定および低減処理を行うこととしてもよい。
1,2,3,4 顕微鏡
10 レーザ光源
12 2次元走査機構(走査手段)
13 2次元走査駆動制御回路
14 対物レンズ
20 光検出器
21 コンピュータ(画像生成部)
22 モニタ
25 演算回路
31 3ラインバッファメモリ(記憶部)
32 比較演算器(判別部)
33 ノイズ除去演算器(ノイズ低減部)
35 ソート回路
36 偏差平均値演算回路
100 顕微鏡本体
200 制御部
Claims (7)
- レーザ光を射出するレーザ光源と、
該レーザ光源からのレーザ光を走査する走査手段と、
該走査手段により走査されたレーザ光を標本に照射する一方、標本からの光を集光する対物レンズと、
該対物レンズにより集光された光を検出する光検出器と、
該光検出器により検出された光の輝度情報を複数ライン分の画像として記憶する記憶部と、
該記憶部によって記憶された複数ライン分のライン画像において、注目画素の輝度情報と該注目画素に隣接する複数の隣接画素の輝度情報とを比較して、前記注目画素にノイズが含まれているか否かを判別する判別部と、
該判別部によりノイズが含まれていると判別された注目画素からノイズを低減するノイズ低減部とを備え、
前記判別部が、少なくとも2つの前記隣接画素の輝度情報が他の前記隣接画素の輝度情報よりも大きく、かつ、前記注目画素の輝度情報が前記少なくとも2つの隣接画素の輝度情報よりも大きい場合に、該注目画素にノイズが含まれていると判別し、
前記ノイズ低減部が、前記注目画素の輝度情報を、前記少なくとも2つの隣接画素の大きい方の輝度情報に置き換える、または、前記少なくとも2つの隣接画素の輝度情報の中間値に置き換える顕微鏡。 - 前記判別部が、前記注目画素の輝度情報が、少なくとも2つの前記隣接画素の輝度情報と等しく、かつ、他の前記隣接画素の輝度情報よりも大きい場合に、該注目画素にノイズが含まれていないと判別する請求項1に記載の顕微鏡。
- レーザ光を射出するレーザ光源と、
該レーザ光源からのレーザ光を走査する走査手段と、
該走査手段により走査されたレーザ光を標本に照射する一方、標本からの光を集光する対物レンズと、
該対物レンズにより集光された光を検出する光検出器と、
該光検出器により検出された光の輝度情報を複数ライン分の画像として記憶する記憶部と、
該記憶部によって記憶された複数ライン分のライン画像において、注目画素の輝度情報と該注目画素に隣接する複数の隣接画素の輝度情報とを比較して、前記注目画素にノイズが含まれているか否かを判別する判別部と、
該判別部によりノイズが含まれていると判別された注目画素からノイズを低減するノイズ低減部とを備え、
前記判別部が、前記注目画素の輝度情報が、前記複数の隣接画素のうち最大の輝度情報を有する隣接画素の輝度情報よりも所定の倍率以上に大きい場合に、前記注目画素にノイズが含まれていると判別する顕微鏡。 - 前記所定の倍率が1〜√2の範囲である請求項3に記載の顕微鏡。
- 前記ノイズ低減部は、前記判別部によりノイズが含まれていると判別された注目画素の輝度情報を、前記複数の隣接画素のうち最大の輝度情報を有する隣接画素の輝度情報に前記所定の倍率を乗じた値に置き換えることによって、前記注目画素からノイズを低減する請求項3または請求項4に記載の顕微鏡。
- 前記ノイズ低減部は、前記判別部によりノイズが含まれていると判別された注目画素の輝度情報を、前記複数の隣接画素のうち少なくとも2つの隣接画素の輝度情報の中間値に置き換えることによって、前記注目画素からノイズを低減する請求項3または請求項4に記載の顕微鏡。
- 前記光検出器により検出された光の輝度情報に基づいて画像を生成する画像生成部を備え、
前記ノイズ低減部が、前記画像生成部により生成された画像の状態に応じて、前記注目画素からノイズを低減するか否かを切り替える請求項1から請求項6のいずれかに記載の顕微鏡。
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