JP5451028B2 - 駆動伝達装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動軸と被駆動軸を同軸上に接離可能に配置し、係合部を介して駆動軸から被駆動軸に駆動を伝達する駆動伝達装置とこれを備える画像形成装置に関する。
平行芯ズレや角度ズレがある軸間で駆動伝達する手段として、従来よりユニバーサルカップリング(首振りカップリング)が知られている。これに組み合わせる駆動伝達箇所の形状としては、従来、爪形状のものや平行ピンを用いたものがある(例えば、特許文献1や特許文献2を参照)。
特開平9−230654号公報 特開2002−48148号公報
しかしこれらはいずれも線接触あるいは面接触により駆動を伝達するため、カップリングが首振り運動をしたときに伝達点の位置が大きく変動する。これが振動発生の要因となっていた。
本発明の目的は、駆動軸と被駆動軸との間に軸線ずれが存在した場合に、被駆動側のユニットの振動を防ぐことである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、回転可能に支持された出力駆動軸と、回転可能に支持された入力駆動軸と、軸線方向にスライド可能に設けられ、前記出力駆動軸の端部に設けられた出力側伝達部と、前記入力駆動軸の端部に設けられた入力側伝達部と、前記出力側伝達部から突起し、凸状の曲面を有する複数の第1係合部と、前記入力側伝達部から突起し、凸状の曲面を有し、前記第1係合部と係合することで前記出力駆動軸から前記入力駆動軸に回転駆動を伝達する複数の第2係合部と、前記出力側伝達部を前記入力側伝達部側へ付勢するバネ部材と、前記出力側伝達部と前記入力側伝達部の少なくとも一方が他方に当接可能に設けられ、他方の伝達部に向けて突出する突起部と、を有し、前記出力側伝達部と前記入力側伝達部とを軸線方向に接離可能に配置し、前記出力側伝達部と前記入力側伝達部の少なくとも一方は、設けられた側の軸に対して半径方向に自由度をもつように設けられた駆動伝達装置において、前記第1係合部もしくは前記第2係合部のいずれか一方の複数の係合部のうち、他の係合部よりも長尺となる係合部を備え、該長尺の係合部は、前記出力側伝達部と前記入力側伝達部とが接近、係合する際に他方の伝達部をガイドするように先端にテーパー面を備えていることを特徴とする
以上の構成により、駆動軸と被駆動軸との間に軸線ずれが存在しても、被駆動側のユニットの振動を防ぐことができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
〔画像形成装置〕
図1は画像形成装置の断面図である。図2は画像形成部の1ステーション分の拡大図である。本実施形態では、画像形成装置としてフルカラー複写機を例示して説明する。フルカラー複写機は、イエローY、マゼンタM、シアンC及びブラックKの4色のトナーを重ね合わせてフルカラー画像を形成する装置である。以下の説明においては、適宜、YMCKの符号を省略して説明する。
図1に示すように、画像形成装置は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色に対応する画像形成部10Y、10M、10C、10Kを有する。
カセット1に収納された転写材は、給送部2により給送された後にレジストローラ3に到達する。転写材は、レジストローラ3によって斜行等が補正され、適当なタイミングで転写ベルト4に向かって送り出される。
この間、不図示の原稿読取装置、またはコンピュータの出力装置(不図示)から画像情報信号が送られる。この画像情報信号に応じて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上にはそれぞれ各色に対応した潜像が形成される。
一方、レジストローラ3から転写ベルト4に送り出された転写材は、転写ベルト4上に静電吸着される。その後、転写材は、転写ベルト4によって各色画像形成部10Y、10M、10C、10Kの下を通過しながら搬送される。
各画像形成部10Y、10M、10C、10Kにおいては、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの周りに、複数のプロセス手段が配設される。プロセス手段としては、露光LEDヘッド12Y、12M、12C、12K、現像器13Y、13M、13C、13K、及び注入帯電器14Y、14M、14C、14K等である。これらのプロセス手段を用いることにより、電子写真プロセスを通じて、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面に各色のトナー像が形成される。
転写ベルト4と各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kが近接する転写部では転写部材5Y、5M、5C、5Kが配設される。これらの作用によって、転写材上に各色のトナー像が順次転写される。
4色のトナー像が転写された転写材は、曲率分離によって転写ベルト4から剥がされる。転写材は定着部6に搬送され、定着部6において加熱及び加圧されることでトナー像の定着を受ける。その後、排出トレイ7上に排出されて複写動作が終了する。
〔プロセスカートリッジ〕
次に、プロセスカートリッジ21を図2及び図3を用いて説明する。尚、図3はプロセスカートリッジとその駆動系の構成を示す平断面図である。
プロセスカートリッジ21は感光体ドラム11と現像器13及び注入帯電器14で構成され、これは図3に示すようにキット側板22、23を介して一体的に支持されている。そして、このプロセスカートリッジ21は装置本体に対して前後方向に着脱可能に構成され、一体での交換若しくは部分的な交換・保守が可能である。
感光体ドラム11はキット側板22、23には位置決めされておらず、これを装置本体に装着するときにドラム軸51に嵌合することによって位置決めされる。
これに対して、現像器13と注入帯電器14は、キット側板22、23に固定される。キット側板22、23の軸受部24、25は、現像器13と注入帯電器14との間に配設され、軸受部24、25にドラム軸51を嵌合して保持する。
また、キット側板23から突出したピン23aが、本体側板52の長孔部52aの短径部に嵌合する。これによって、キット側板22、23と現像器13及び注入帯電器14の位置決めがなされる。
また、現像器13の現像スリーブ13aと注入帯電器14の注入スリーブ14aは、それぞれ軸受部24、25との距離が予め高精度に調整され、キット側板22、23に対して組み付けられる。これによってこれらの現像スリーブ13aと注入スリーブ14aは、プロセスカートリッジ21の装置本体への装着時にドラム軸51に対して半径方向に高精度に位置決めされる。そして、感光体ドラム11もドラム軸51に対して位置決めされるため、現像スリーブ13aと注入スリーブ14aの感光体ドラム11表面とのクリアランス(SDギャップ)は高精度に設定される。
図3に示すように、現像スリーブ13aは駆動軸81と同軸的に配設され、駆動軸81からの駆動力が伝達されて駆動される。また注入スリーブ14aは駆動軸91と同軸的に配設され、駆動軸91からの駆動力が伝達されて駆動される。
駆動軸81、91には、電磁クラッチ83、93がそれぞれ備えられており、これらは所定のタイミングで回転可能である。
現像スリーブ13aの駆動軸81の先端には、駆動継手としてのカップリング61が装着されている。カップリング61によって駆動軸81から現像スリーブ13aに駆動力が伝達される。一方、注入スリーブ14aの駆動軸91の先端には、駆動継手としてのカップリング71が装着されている。カップリング71によって駆動軸91から注入スリーブ14aに駆動力が伝達される。
〔駆動伝達部〕
次に、駆動伝達部(駆動伝達装置)の構成について詳細に説明する。図4はスリーブ軸31及び駆動軸81の横断面図(図2のD−D断面図)である。図5は図4のA−A線断面図(図2のE−E線断面図)である。また図6はスリーブ軸31の端部に設けられた入力側伝達部61aの斜視図である。図7は駆動軸81の端部に設けられた出力側伝達部61bの分解図である。現像器13と注入帯電器14の駆動入力部の構成は同一であるため、以下、現像器13における駆動伝達部についてのみ説明する。
図4乃至図6に示すように、駆動軸81と略同一軸線上にあるスリーブ軸31(被駆動軸)の端部には、入力側係合部材611が係合している。入力側係合部材611の内径部とスリーブ軸31の外径部とは嵌合して、スリーブ軸31の半径方向に入力側係合部材611の遊び(ガタ)を無くしている。
入力側係合部材611には、スリーブ軸31と入力側係合部材611とを連結する連結ピン612が貫通して配設されている。連結ピン612がスリーブ軸31と入力側係合部材611を連結する位置には、連結ピン612の外径に対応してスリーブ軸31と入力側係合部材611とに嵌合孔が設けられている。
本実施形態では連結ピン612の外径をφ2mmとし、スリーブ軸の嵌合孔内径を連結ピン612の外径より0〜40μm程度大きく設定している。また入力側係合部材611の嵌合孔内径を連結ピン612の外径より50〜100μm程度小さく設定している。したがって入力側係合部材611の嵌合孔とスリーブ軸31の嵌合孔とを貫通して連結ピン612を挿入すると、連結ピン612は入力側係合部材611に圧入して固定される。このため、スリーブ軸31と入力側係合部材611とが確実に一体的に固定されている。
尚、本実施形態では連結ピン612を挿入する際にスリーブ軸31が変形することを避けるため、スリーブ軸31の嵌合孔径を連結ピン612の外径よりも大きく設定しているが、これに限るものではない。例えば、スリーブ軸31の嵌合孔径を連結ピン612の外径よりも小さく設定して連結ピン612を圧入しても良い。この場合、該箇所での嵌合ガタを無くすことができるため、より大きな振動低減効果が得られる。
入力側係合部材611の外周には入力側伝達部61aの係合部として係合突起611aが配設されている。係合突起611aは、駆動軸81の端部に設けられた出力側伝達部61bの係合部としての係合突起614eと係合して駆動力の伝達を受ける。入力側係合部材611において、係合突起614eと接触する係合突起611aの係合面(図6の斜線部)は、円筒面の一部で形成される。そして、該円筒面の軸線はスリーブ軸31の軸線と直交している。
尚、図6に示すように、本実施形態では係合突起611aをスリーブ軸31と直交する平面内で90度間隔に4箇所配設している。しかしながらこれに限るものではなく、例えば、等角度間隔に2箇所あるいは3箇所、あるいは5箇所以上設けても良い。
スリーブ軸31はアルミニウムあるいはステンレス鋼によって形成されている。また入力側係合部材611はポリアセタール樹脂(POM)、ポリカーボネート樹脂(PC)、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂、あるいはこれらの樹脂を含有する樹脂材料によって形成されている。
図4、図5、図7に示すように、駆動軸81の端部には、前述のとおり出力側伝達部61bが配設される。出力側伝達部61bは、出力側係合部材614と、スライド部材615と、駆動ピン613と、付勢バネ616と、バネ支台617と、止め輪618を有している。
図4及び図7に示すように、出力側係合部材614の駆動軸81側は、駆動軸81の端部が挿入可能になるように、円筒形状に形成された円筒形状部614fがある。円筒形状部の内径面614aは、装着する駆動軸81の外径81bよりも大きく設定されている。
本実施形態では内径面614aの内径をφ9mmとし、対向する外径81bをφ6mmとしている。このため、駆動軸81と出力側係合部材614との間には、半径方向の遊び(ガタ)が形成されている。
図7に示すように、円筒形状部614fの内径面614aには、軸線を挟んで対向する位置に一対の溝614dが形成される。溝614dは、後述のスライド部材615の突起部615a(図5参照)と嵌合する。
出力側係合部材614において、入力側伝達部61aと対向する側の端部には円柱状の係合突起614eが配設される。係合突起614eの円柱面の軸線は内径面614aの軸線と平行である。また係合突起614eは、内径面614aの軸線と直交する平面内で内径面614aの軸線を中心とする同心円上に入力側の係合突起611aに対応する数だけ等角度間隔に設けられている。このように、出力側伝達部61bの係合突起614eの円筒面と、入力側伝達部61aの係合突起611aの円筒面の軸線は、互いに略直交する。
係合突起614eのうち、一箇所は他の係合突起よりも長尺である。この長尺の係合突起614eの先端には、出力側係合部材614の装着側の軸方向にテーパー面614cを有する構成となっている。このテーパー面614cは、出力側伝達部61bと入力側伝達部61aとが接近、係合する際に、係合突起611aをガイドする。
この構成により、出力側係合部材614が入力側係合部材611と接近した後係合をする時には、テーパ―面614cが最初に入力側係合部材611と接触し、出力側係合部材614を案内する。したがって、入力側の係合突起611aと出力側の係合突起614eとが対向する姿勢にてプロセスカートリッジの挿入がなされた場合でも、入力側の係合突起611aと出力側の係合突起614eとの係合がスムーズに果たされる。
図5に示すように、出力側係合部材614のうち、係合突起614eが設けられた側の端部には、内径面614aの軸線上で、入力側伝達部61a方向に突出する位置規制突起614b(突起部)が設けられている。
位置規制突起614bは、入力側伝達部61aと出力側伝達部61bとが係合した状態にて入力側係合部材611と出力側係合部材614との間に軸線方向に一定の隙間を空ける作用がある。
このため、本実施形態においては、位置規制突起614bはスリーブ軸31の軸線上の一端に当接しているが(図4及び図5参照)、これに限るものではない。即ち、スリーブ軸31の略軸線上にあれば、入力側伝達部61aの一部に当接してもよい。
また、位置規制突起614bがあることで、係合部が変位するときに所定の自由度の範囲内で装着側の軸に対して変位動作を行う際には、位置規制突起の先端が変位支点となる作用がある。
スライド部材615は、出力側係合部材614と付勢バネ616との間に配設され、且つ内部に駆動軸81の端部を貫通させた円筒形の部材である。スライド部材615の端部のうち、出力側係合部材614側の内径は、出力側係合部材614の円筒形状部614fの外径よりも大きく設定され、両者が嵌合可能である。
図7に示すように、スライド部材615の軸線を挟んで対向する円筒形状部614fの側面には、一対の溝孔615bが形成されている。溝孔615bの周囲には内径方向に突起部615a(図5参照)が形成され、装着状態において出力側係合部材614の溝614dと嵌合する。
図4に示すように、スライド部材615の円筒部の一部には半径方向に弾性的に変形可能な係止爪615g(パッチン爪)が形成される。出力側係合部材614の円筒形状部614fの外径面に形成された溝部614gに係止爪615gを引っ掛けることにより、これらを一体的に固定している。
スライド部材615は、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリカーボネート樹脂(PC)、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂、あるいはこれらの樹脂を含有する樹脂材料によって形成されている。このため、駆動ピン613となめらかに摺動することができる。
図7に示すように、駆動ピン613は、出力側係合部材614の溝614d及びスライド部材615の溝孔615bとを貫通して、駆動軸81の端部に設けられた孔81aに圧入される。図4及び図5に示すように、駆動ピン613により、スライド部材615と駆動軸81とを一体的に結合する。
本実施形態では駆動ピン613の外径をφ2mmとしている。スライド部材615の溝孔615bの幅は、駆動ピン613の外径よりも0〜40μm程度大きく設定している。このため、出力側係合部材614とスライド部材615は駆動軸81に固定された駆動ピン613の周りを溝孔615bの範囲内で自在に変位させることができる。
また、出力側係合部材614とスライド部材615とを入力側伝達部61a側に付勢するための付勢バネ616と、付勢バネ616の一方端を支持するバネ支台617とは、止め輪618によって駆動軸81に対してその位置を規制され、固定されている。付勢バネ6及びバネ支台617があることで、入力側伝達部61aと出力側伝達部61bとを軸線方向に接離可能に配置している。
〔出力側伝達部〕
次に出力側伝達部61bの構成について説明する。
図4及び図5に示すように、出力側係合部材614とスライド部材615とは、付勢バネ616によって入力側伝達部61a側に付勢される。このとき、入力側伝達部61aと出力側伝達部61bとが係合した状態では、位置規制突起614bが、付勢バネ616の付勢方向に対向する位置にあるスリーブ軸31に当接する。すると、出力側係合部材614は、その移動が規制され、付勢バネ616によって付勢されたスライド部材615が出力側係合部材614に対して押し込まれる。
次に出力側伝達部61bの動作について説明する。図8は出力側伝達部61bを駆動ピン613と平行な方向から見た図である。図9は図8の矢印F方向から出力側伝達部61bを見た図である。
図8及び図9に示すように、スライド部材615が出力側係合部材614に対して押し込まれた状態において、駆動ピン613は溝孔615bのおよそ中央に位置する。このとき、出力側係合部材614とスライド部材615は、駆動ピン613を中心として矢印A方向に変位(首振り)可能である。また溝孔615bがあることによって、矢印B方向へも変位可能である。またそれぞれの方向の変位が組み合わさることで駆動軸81周りの全方位へ変位可能である。
本実施形態においては、出力側伝達部61bは、入力側伝達部61aに対して駆動軸81の軸線に対して半径方向に自由度をもって装着されているが、これに限るものではない。即ち、入力側伝達部61aと出力側伝達部61bの少なくとも一方が軸線から半径方向に自由度をもって装着されていればよい。
図10はスリーブ軸31と駆動軸81に軸線ずれがある状態での入力側伝達部61aと出力側伝達部61bとの係合状態を示す図である。図11は図10の状態を逆側から見た図である。図12は図10の状態を矢印G方向から見た図である。
前述のように、スリーブ軸31は駆動軸81に対して直接に位置決めするものではない。このため、介在する部品公差を積み上げた量だけ軸線ずれ(芯ずれ)が生じる。
本実施形態では、首振り自在な出力側係合部材614とスライド部材615によって、駆動軸81とスリーブ軸31とが連結されている。このため、駆動軸81とスリーブ軸31との間に軸線ずれ(芯ずれ)があっても、駆動軸81からスリーブ軸31への駆動力の伝達を出力側係合部材614とスライド部材615によって円滑に行うことができる。従って、被駆動ユニットであるプロセスカートリッジ21の振動を低減することができる。この理由を以下に詳細に説明する。
図10、図11、図12に示すようにスリーブ軸31と駆動軸81に軸線ずれがある状態では、出力側係合部材614及びスライド部材615が変位する。これにより、軸線のずれを許容しつつ、入力側係合部材611と出力側係合部材614とは係合している。
このとき、入力側の係合突起611aと出力側の係合突起614eとの係合面は軸線が互いに略直交する円筒面である。このため、これらの部材の接触状態は四つの係合箇所の全てで点接触であり、且つ四箇所が同時に接触している。
駆動軸81が回転すると、出力側係合部材614とスライド部材615は軸線ずれを許容するような変位姿勢を保ったまま、駆動ピン613から回転駆動力を受ける。そして、この回転駆動力を入力側係合部材611に伝達する。駆動軸81が一回転する間に前記四つの係合箇所は常に点接触である。これにより、本実施形態は各係合部が恒常的に点接触して、駆動軸から被駆動軸に回転駆動を伝達している。
また、一つの係合箇所について駆動軸81が一回転する間の接触点位置の移り変わりに着目すると、接触点は入力側の係合突起の円筒面上を周方向に移動しながら係合状態を保つことが分かる。
またこのとき入力側の係合突起611aの円筒面と出力側の係合突起614eの円筒面とが相対的に転がって移動することで、接触点の円筒面上の移動が行われる。このため、接触点の移動は連続的かつ滑らかに行われる。このように接触点の移動によって生じる係合部での回転駆動力の変動を抑制することができるため、該箇所での振動の発生を低減でき、被駆動ユニットであるプロセスカートリッジ21の振動が低減される。
さらに本実施形態においては、円筒面同士が相対的に転がりつつ駆動伝達を行う。このため、駆動を伝達する際の荷重が作用する点は、円筒面上の一定の範囲内に分散して分布する。したがって、係合部の磨耗の進行を抑止することができ、係合部部品の長寿命化が可能である。特に、例えば図13に示すように円筒面と凸稜線(エッジ)とで係合する場合に比べて、係合部108a及び108bの磨耗の進行を抑止することができる。尚、図13は比較例としての2点係合カップリングの係合状態を示す図である。
次に本実施形態にて特徴的な係合箇所の数について以下に説明を加える。
まず、説明のための比較例として、180°位相のずれた2箇所で係合するカップリングで駆動伝達する場合を述べる。図14は比較例における駆動側と被駆動側のカップリングをモデル化した図である。図15は比較例における駆動状態が移り変わったときの駆動側と被駆動側のカップリングをモデル化した図である。図16は比較例における各値を説明するための数式を示す図である。また、図17は比較例における2点係合カップリングの駆動側カップリングから被駆動側カップリングに作用する力の推移を示すグラフである。図18は比較例における2点係合カップリングの被駆動側カップリングに作用する力の推移を示すグラフである。
駆動軸と被駆動軸に軸線ずれがあるときの駆動状態は図15のように移り変わる。即ち、図15(a)に示すように、軸線のずれα方向にz軸をとると、駆動軸の位相がθ=0であるとき、図15(a)は駆動側カップリングの駆動伝達点Aと駆動伝達点Bがともに被駆動側カップリングの被駆動伝達面に係合して駆動を伝達する。このとき駆動伝達点Aと駆動伝達点Bが被駆動伝達面に与える力FA及びFBはそれぞれx軸と平行な方向であり、これらの合力のz軸方向成分は0である。したがって駆動軸と被駆動軸には軸線のずれ方向(z軸方向)に力は作用していない。
次に駆動軸がθ=θ1(0<θ1<π)回転したとき図15(b)を考える。このときは駆動伝達点Aのみが被駆動伝達面と係合している。駆動伝達点Aが被駆動伝達面に与える力FAは図15(b)の矢印方向であり、被駆動伝達面に直交する方向である。
ここで駆動軸の回転角θ=θ1に対応する角度φ=φだけ被駆動伝達面は回転している。したがって被駆動伝達面と直交する方向に作用するFAは軸線のずれ方向(z軸方向)に分力FAZを有している。
駆動軸の回転中心と駆動伝達点Aの距離をrp、非駆動軸中心と駆動伝達点Bの距離をrqとすると、rq及びφは、図16に示す(式1)及び(式2)で表される。
したがって非駆動軸の回転負荷トルクをτとすると、FA、FAZの大きさは、(式3)及び(式4)で表される。
次に駆動軸がθ=π回転したとき図15(c)を考える。このときはθ=0であるときと同様に駆動伝達点Aと駆動伝達点Bがともに被駆動側カップリングの被駆動伝達面に係合し、駆動軸と被駆動軸には軸線のずれ方向(z軸方向)に力は作用していない。
次に駆動軸がθ=θ2(π<θ<2π)回転したとき図15(d)を考える。このときは駆動伝達点Bのみが被駆動伝達面と係合している。駆動伝達点Bが被駆動伝達面に与える力FBは図15(d)の矢印方向であり、被駆動伝達面に直交する方向である。θ=θ1の場合と同様に駆動軸の回転角θ=θ2に対応する角度φ=φ2だけ被駆動伝達面は回転している。したがって被駆動伝達面と直交する方向に作用するFBは軸線のずれ方向(z軸方向)に分力FBZを有している。被駆動軸中心と駆動伝達点Bの距離をrsとすると、駆動伝達点Bは駆動伝達点Aと180°位相がずれた位置にあるので、rs、φ2、FB、FBZは(式1)〜(式4)においてθにθ−πを、φにφ−πを代入した値に等しい。したがって、(式5)〜(式8)と表せる。
図16における(式2)、(式4)及び(式6)、(式8)より軸線のずれ方向(z軸方向)に被駆動側カップリングに働く力を求めると図17のようになる。θ=0とπで駆動伝達する伝達点が切り替わるため、軸線のずれ方向の力は図17の実線のように二山形状になる。ここで図17は非駆動軸の負荷トルクを600gf・cm(0.0588399N・m)、軸線のずれ量を0.1mmとして求めている。
図17より、被駆動側カップリングに働く軸線のずれ方向の力は常に0または負の値であることが分かる。即ち、被駆動側カップリングにはθ=0とπの瞬間を除いて常に駆動軸側に向けた力が作用する。一方、駆動側カップリングには反作用によって軸線のずれ方向(z軸方向)に常に0または正の値の力が作用する。即ち、駆動側カップリングにはθ=0とπの瞬間を除いて常に被駆動軸側に向けた力が作用する。これら二つの力によって駆動軸と被駆動軸には互いに近づく方向の力が作用していることになる。
ここで本実施形態に示すように駆動側あるいは被駆動側のカップリングが自由度をもって軸に装着される場合を考える。
このとき、静的状態では自由度を持って装着される側のカップリング(本実施形態では出力側伝達部61b)が駆動軸と被駆動軸の軸線ずれを許容するように、首振り変位して係合する。ここでさらに駆動力が作用すると、前述の調心力の作用によって自由度をもって装着されたカップリングがさらに変位して他方のカップリングと回転中心が一致する。回転中心が一致すると伝達された力は全て回転モーメントに変換されるために、係合部での振動の発生が起きない。
しかしながら、本実施形態の付勢バネ616ような弾性部材などによって自由度をもって装着されたカップリングを元の位置に戻す復元力を作用させる場合には、前記の作用が阻害される場合がある。なぜならば前記復元力は首振り変位したカップリングを元の位置に戻そうとする方向、即ち前記駆動軸と被駆動軸を近づける力とは逆の方向にカップリングに作用するためである。
例えば図17に示すカップリングに0.1kgf(0.980665N)の復元力が作用した場合を考える。このときの軸線のずれ方向の力を図18に示す。
図18のように復元力が作用した場合には、従動側のカップリングに作用する力の合力はT1、T2、T3の範囲で正の値、即ち駆動軸と被駆動軸を離す方向に作用することが分かる。
したがって、この瞬間には自由度をもって装着されたカップリングと他方のカップリングの回転中心がずれてしまうため、駆動伝達箇所で回転モーメントに変換される力以外の力が被駆動側に作用してしまう。この回転中心のずれは駆動軸の回転周期で発生するために回転周期の振動が発生することとなる。
しかしながら、本実施形態では係合箇所を4点とすることで上記問題を解決している。図19は4点係合カップリングの駆動側カップリングから被駆動側カップリングに作用する力の推移を示すグラフである。図20は4点係合カップリングの被駆動側カップリングに作用する力の推移を示すグラフである。
図19には軸に固定されπ/2位相のずれた4箇所で係合するカップリングで駆動伝達する場合の軸線のずれ方向の力を示す。尚、駆動軸と被駆動軸の軸線のずれ方向及び座標軸は図15と同様である。
π/2位相のずれた4箇所で係合する場合には、2箇所で係合する場合と同様にπ/2ごとに4つある駆動伝達点が次々と接触して駆動を伝達する。この結果、被駆動側カップリングに作用する力は図19の実線で示すような4つ山形状になる。各々の山は図16の(式4)のθにθ−π/2、θ−π、θ−2π/3を、φにφ−π/2、φ−π、φ−2π/3を各々代入した式で示される曲線の一部である。
ここで図19は非駆動軸の負荷トルクを600gf・cm、軸線のずれ量を0.1mmとして求めている。この場合には軸線のずれ方向の力は常に負の値であり、被駆動側カップリングには常に駆動軸側に向けた力が作用することが分かる。
一方、駆動側カップリングにも反作用によって常に被駆動軸側に向けた力が作用する。図19より被駆動側カップリングには軸線のずれ方向に常に約0.6kgf(5.88399N)以上の力が作用することが分かる。
ここで、駆動側あるいは被駆動側のカップリングが自由度をもって軸に装着され、該カップリングに0.1kgf(0.980665N)の復元力が作用した場合の軸線のずれ方向の力を図20に示す。すると、この場合でも被駆動側カップリングに作用する力の合力は常に負であり、常に駆動軸側に向けた力が作用する事が分かる。
したがって自由度をもって装着されたカップリングには、復元力が作用した場合でも常に他方のカップリングとの回転中心を一致させる方向に力が働く。このため、2箇所で係合するときのような振動の発生が防がれる。
前記効果を得るため、図16の(式4)から得られる力と復元力の合力が常に負の値となるよう復元力の値を設定する。本実施形態では(式4)から得られる力がおよそ−0.6kgf〜−0.83kgf(−5.88399N〜−8.13952N)であるのに対し、復元力を0.05kgf〜0.2kgf(−0.490332N〜−1.96133N)に設定している。
尚、本実施形態では係合箇所を4点としたが、これに限定されるものではなく3点以上の係合箇所を有するカップリングにおいて同様の効果を得ることができる。
尚、本実施形態では出力側係合部材614が駆動軸81の周りに変位可能に構成したが、入力側係合部材611がスリーブ軸31の周りに変位可能に構成しても得られる効果は変わらない。
また、以上の説明において、プロセスカートリッジ21は現像器13と注入帯電器14及び感光体ドラム11より構成されるものであるが、本発明が適用可能なプロセスカートリッジの構成はこれに限定されるものではない。被駆動軸を有するプロセスカートリッジに対して本実施形態は好適に適用可能である。
次に本実施形態の効果を示す実験の実験装置と実験結果について説明する。図21は実験装置の構成を示す模式図である。本実験では、図2に示す如く感光体ドラムユニットと現像器ユニットとが一体的に結合されたプロセスカートリッジのスリーブに対し外部のスリーブ駆動軸からカップリングを介して駆動を伝達した。
スリーブとスリーブ駆動軸とには軸線ずれを意図的に設けた。本実験では約1mmの軸線ずれを設定した。
スリーブを回転駆動する際の負荷トルクはスリーブ内部に設けられたマグネットローラーの磁極配置や磁力等によって変動し、これらは現像器によって個々に設定されるものである。したがって本実験ではスリーブを駆動するための負荷トルクを任意に設定できるよう構成した。
本実験ではカップリング部での振動低減の効果を感光体ドラム表面の振動量によって定量化した。前述のように感光体ドラムが振動すると、SDギャップが振動周期で変動して画像の濃淡ムラが生じたり、感光体ドラムに形成される静電潜像に倍率ムラが生じたりする。ドラム表面の振動量は外部に固定されたレーザードップラー式変位センサによって測定した。後述の実験結果は振動の下限と上限の差(P−P値)である。本実験においては感光体ドラムへは駆動を入力していない。したがってプロセスカートリッジに与えられる駆動力はスリーブ駆動軸からの回転駆動のみであり、振動の発生源となるのはスリーブへの駆動入力部のみである。
図22は本実験の実験結果を示すグラフである。横軸はスリーブの負荷トルクであり、0kgf・cm〜2.6kgf・cm(0N・m〜0.254972N・m)の範囲を示している。また縦軸はドラム表面の振動量であり、0μmから40μmの範囲を示している。
図23は比較例における駆動伝達装置の係合姿勢を示す図である。図24は図23の状態を逆側から見た図である。図25は図23の状態を矢印H方向から見た図である。図23乃至図25において、100は被駆動軸、101は被駆動軸側の係合部材、102は駆動軸、103は駆動軸側の係合部材、104は係合部材103が変位する点である。
図22に、本実施形態で示す点接触タイプの係合部を設けたカップリングを備えた場合の振動量をひし形プロットにて、図23、図24、図25に示す如く爪タイプのカップリングを備えた場合の振動量を丸型プロットにて示す。
図22より、スリーブの負荷トルクが増すと振動量が比例的に増していることが分かる。これは負荷トルクが増した分、スリーブを回転駆動するための力が増加するが、それと同時に回転駆動に使われる力以外の力(振動の原因となる力)も増したためである。しかしながら、点接触タイプと爪タイプを比較すると、負荷トルクが1.2kgf・cm(0.117679N・m)の場合において、ドラム表面の振動量は爪タイプで約38μmであるのが点接触タイプでは約27μmに低減していることが分かる。
図22の点線及び一点鎖線は得られた実験値を線形近似した線である。点線は点接触タイプを示し、一点鎖線は爪タイプを示す。これらの近似線の傾きを比較すると、点接触タイプの傾きは爪タイプの傾きの約53%であり、約47%の振動低減効果が得られていることが分かる。
尚、本実施形態においては、入力側係合部材611の係合突起611aを円筒面の一部としたが、これに限るものではない。即ち、接触点の移動は連続的かつ滑らかに行われるために、凸状の曲面であればよい。また、必ずしも入力側係合部材の係合部の面を円筒面の一部とする必要はなく、出力側係合部材の係合部に円筒面の一部の形状を採用することとしてもよい。
また、本実施形態においては、出力側係合部材614の係合突起614eを円筒としたが、これに限るものではない。即ち円筒でなくとも、凸状の曲面であればよい。また、入力側係合部材を複数の円筒を用いて係合させてもよい。
以上のように、本実施形態においては、駆動側と被駆動側の駆動伝達箇所の形状が、それぞれ凸状の曲面にて形成される。さらにそれぞれの軸線が互いに直交するよう構成する。これにより、軸間に平行芯ズレや角度ズレがあってカップリングが首振り運動をした場合でも、駆動伝達点の位置が大きく変動することは無い。また、本実施形態によれば、係合部での磨耗を防ぐことができ、伝達部の長寿命化が可能である。
さらに、本実施形態においては、駆動力の伝達点を多点としている。すると、首振り運動の効果により多点が同時に接触するので、カップリングが1回転する間に生じる力の掛かる方向の変動が低減される。これにより、従来よりも駆動伝達部での振動の低減が可能となる。
画像形成装置の断面図。 画像形成部の1ステーション分の拡大図。 プロセスカートリッジとその駆動系の構成を示す平断面図。 スリーブ軸31及び駆動軸81の横断面図(図2のD−D断面図)。 図4のA−A線断面図(図2のE−E線断面図)。 スリーブ軸31の端部に設けられた入力側伝達部61aの斜視図。 駆動軸81の端部に設けられた出力側伝達部61bの分解図。 出力側伝達部61bを駆動ピン613と平行な方向から見た図。 図8の矢印F方向から出力側伝達部61bを見た図。 スリーブ軸31と駆動軸81に軸線ずれがある状態での入力側伝達部61aと出力側伝達部61bとの係合状態を示す図。 図10の状態を逆側から見た図。 図10の状態を矢印G方向から見た図。 比較例としての2点係合カップリングの係合状態を示す図。 比較例における駆動側と被駆動側のカップリングをモデル化した図。 比較例における駆動状態が移り変わったときの駆動側と被駆動側のカップリングをモデル化した図。 比較例における各値を説明するための数式を示す図。 比較例における2点係合カップリングの駆動側カップリングから被駆動側カップリングに作用する力の推移を示すグラフ。 比較例における2点係合カップリングの被駆動側カップリングに作用する力の推移を示すグラフ。 4点係合カップリングの駆動側カップリングから被駆動側カップリングに作用する力の推移を示すグラフ。 4点係合カップリングの被駆動側カップリングに作用する力の推移を示すグラフ。 実験装置の構成を示す模式図。 本実験の実験結果を示すグラフ。 比較例における駆動伝達装置の係合姿勢を示す図。 図23の状態を逆側から見た図。 図23の状態を矢印H方向から見た図。
符号の説明
10…画像形成部
21…プロセスカートリッジ
31…スリーブ軸
61…カップリング
611…入力側係合部材
611a…係合突起
614…出力側係合部材
614b…位置規制突起
614c…テーパー面
614e…係合突起
61a…入力側伝達部
61b…出力側伝達部
81…駆動軸

Claims (5)

  1. 回転可能に支持された出力駆動軸と、
    回転可能に支持された入力駆動軸と、
    軸線方向にスライド可能に設けられ、前記出力駆動軸の端部に設けられた出力側伝達部と、
    前記入力駆動軸の端部に設けられた入力側伝達部と
    前記出力側伝達部から突起し、凸状の曲面を有する複数の第1係合部と、
    前記入力側伝達部から突起し、凸状の曲面を有し、前記第1係合部と係合することで前記出力駆動軸から前記入力駆動軸に回転駆動を伝達する複数の第2係合部と、
    前記出力側伝達部を前記入力側伝達部側へ付勢するバネ部材と、
    前記出力側伝達部と前記入力側伝達部の少なくとも一方が他方に当接可能に設けられ、他方の伝達部に向けて突出する突起部と、を有し、
    前記出力側伝達部と前記入力側伝達部とを軸線方向に接離可能に配置し、
    前記出力側伝達部と前記入力側伝達部の少なくとも一方は、設けられた側の軸に対して半径方向に自由度をもつように設けられた駆動伝達装置において、
    前記第1係合部もしくは前記第2係合部のいずれか一方の複数の係合部のうち、他の係合部よりも長尺となる係合部を備え、該長尺の係合部は、前記出力側伝達部と前記入力側伝達部とが接近、係合する際に他方の伝達部をガイドするように先端にテーパー面を備えていることを特徴とする駆動伝達装置
  2. 前記出力側伝達部と前記入力側伝達部は少なくとも3箇所で係合することを特徴とする請求項1記載の駆動伝達装置。
  3. 前記出力側伝達部の前記第1係合部と前記入力側伝達部の前記第2係合部はそれぞれ円筒面にて形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動伝達装置。
  4. 前記突起部は、前記出力側伝達部と前記入力側伝達部との係合状態において他方の伝達部もしくは他方の伝達部が設けられた軸に当接し、前記出力側伝達部あるいは前記入力側伝達部が所定の自由度の範囲内で設けられた軸に対して変位動作を行う際には、前記突起部の先端が変位支点となることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の駆動伝達装置。
  5. 装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを有し、装置本体よりプロセスカートリッジに駆動の伝達がなされる画像形成装置において、
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載の駆動伝達装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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