JP5450727B2 - 商品販売データ処理装置およびその制御プログラム - Google Patents

商品販売データ処理装置およびその制御プログラム Download PDF

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本発明は、コンビニエンスストア、スーパーマーケットおよびドラッグストアなどで商品の販売処理に使用される商品販売データ処理装置およびその制御プログラムに関する。
現在、コンビニエンスストア、スーパーマーケットおよびドラッグストアなどでは一般用医薬品の販売が行われている。一般用医薬品とは、医薬品のうち効能,効果の人体に対する作用が著しくなく、医薬関係者から提供された情報に基づき、需要者の選択により使用されるものである。
上記一般用医薬品は、薬事法36条の3において第1類医薬品,第2類医薬品および第3類医薬品の3つのリスク区分に分類されている。第1類医薬品とは、その副作用等により日常生活に支障をきたす程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品のうちその使用に関し特に注意が必要なものとして厚生労働大臣が指定するものなどであり、第2類医薬品とは、その副作用等により日常生活に支障をきたす程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品(第1類医薬品を除く。)であって厚生労働大臣が指定するものであり、第3類医薬品とは、第1類医薬品及び第2類医薬品以外の一般用医薬品である。また、第2類医薬品のうち特に注意を要する医薬品については指定第2類医薬品と称され、通常の第2類医薬品と商品の包装への表示において若干異なる取扱いがなされる。
一般用医薬品の販売について、図7を用いて説明する。各リスク区分における規定は、販売に対応すべき専門家や情報提供に関して差異がある。すなわち、第1類医薬品は薬剤師でなければ販売することができないのに対し、第2類医薬品および第3類医薬品については薬剤師に加えて登録販売者も販売することができる。また、第1類医薬品は販売時において文書による情報提供が義務付けられているのに対し、第2類医薬品は積極的な情報提供については努力義務に止まり、第3類医薬品は積極的な情報提供について薬事法上の規定が設けられていない。ただし、第1類医薬品、第2類医薬品および第3類医薬品のすべてにおいて、購入者からの相談があった場合に情報提供を行わなければならない旨が規定されている。
ところで、従来コンビニエンスストア、スーパーマーケットおよびドラッグストアなどでは、POS(Point Of Sales)端末などの商品販売データ処理装置を用いて商品の販売処理が行われている。商品販売データ処理装置は、付属のスキャナを用いた商品に付されたバーコードのスキャニングなどによる商品コードの入力を受け付け、入力された商品コードに基づいて商品価格などの商品データを取得し、この商品データに基づいて商品を販売処理する。商品販売データ処理装置の中には、クレジットカードなどによるカード決済に際して店舗情報や取引内容などに加え顧客による署名欄を印字したレシートをレシートプリンタから発行し、取引の真正を証明できるようにしたものも知られている。(例えば特許文献1を参照)
特開2006−99175号公報
上記のように、店舗側は、一般用医薬品の販売に際してリスク区分に応じた説明義務を有する。そのため、例え店舗側が適切に説明義務を履行していたとしても客との間で意見が食い違い、トラブルが生じる蓋然性がある。このような場合、店舗側が説明義務を履行したことを証明するのは容易ではない。
本発明は、上記のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、客が購入した商品が一般用医薬品である場合に店舗側によって薬事法上の義務が果たされたか否かを容易に判別でき、客と店舗との間にトラブルが生じることを未然に防止することが可能な商品販売データ処理装置およびその制御プログラムを提供することである。
本発明は、商品を販売処理する商品販売データ処理装置において、第1類医薬品について印字する第1のメッセージと、このメッセージとは異なる第2類または第3類医薬品について印字する第2のメッセージとを記憶した記憶部と、販売される商品に第1類医薬品が含まれ第2類または第3類医薬品が含まれない場合、取引日付、当該第1類医薬品の商品販売データ、および前記記憶部に記憶された前記第1のメッセージを含むレシートを印字し、販売される商品に第1類医薬品が含まれず第2類または第3類医薬品が含まれる場合、取引日付、当該第2類または第3類医薬品の商品販売データ、および前記記憶部に記憶された前記第2のメッセージを含むレシートを印字し、販売される商品に第1類医薬品と第2類または第3類医薬品とが含まれる場合、取引日付、当該第1類医薬品の商品販売データ、当該第2類または第3類医薬品の商品販売データ、および前記記憶部に記憶された前記第1のメッセージを含むレシートを印字するプリンタとを備えてなることを特徴としている。
かかる手段を講じた本発明によれば、客が購入した商品が一般用医薬品である場合に店舗側によって薬事法上の義務が果たされたか否かを容易に判別でき、客と店舗との間にトラブルが生じることを未然に防止することが可能な商品販売データ処理装置およびその制御プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態におけるPOS端末の制御回路を示す模式図。 同実施形態におけるメッセージテーブルのデータ構造の一例を示す模式図。 同実施形態における商品の販売処理にてCPUが実行する処理の流れ図。 同実施形態における店舗控えレシート印字釦の表示例を示す図。 同実施形態における店舗控えレシートの印字処理にてCPUが実行する処理の流れ図。 同実施形態における店舗控えレシートの一例を示す模式図。 一般用医薬品のリスク区分を説明するための図。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明にかかる商品販売データ処理装置であるPOS端末1の制御回路を示す模式図である。POS端末1は、制御の中枢としてCPU2を搭載している。このCPU2に対し、各種制御プログラムなどの固定的データを格納したROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、I/O(Input/Output)ポート5、LAN(Local Area Network)インターフェイス(I/F)6、ハードディスクドライブ(HDD)7、キーボードコントローラ8、ディスプレイコントローラ9、客面ディスプレイコントローラ10、プリンタコントローラ11、スキャナインターフェイス(I/F)12およびスピーカコントローラ13などを、例えばPCIバスなどのバスライン14を介して接続している。
そして、I/Oポート5にモードスイッチ5aとドロワ開放装置5bとを接続し、LANインターフェイス6にLANケーブル6aを接続し、キーボードコントローラ8にキーボード8aを接続し、ディスプレイコントローラ9にタッチパネル式ディスプレイ9aのタッチパネルセンサ9bとディスプレイ部9cとを接続し、客面ディスプレイコントローラ10に客面ディスプレイ10aを接続し、プリンタコントローラ11にレシートプリンタ11aを接続し、スキャナインターフェイス12にスキャナ12aを接続し、スピーカコントローラ13にスピーカ13aを接続している。
RAM4は、操作責任者の登録(以下、サインオンと称す)をした店員に関する情報を記憶する責任者登録エリア4aや買上商品の商品販売データを登録するための商品登録エリア4bなど処理場面に応じて各種の記憶領域を形成する。ドロワ開放装置5bは、CPU2からの指令に応じて図示しないドロワを開放する。LANインターフェイス6は、LANケーブル6aを介して接続される店舗サーバなどとのデータ通信を制御する。キーボードコントローラ8は、キーボード8aから操作されたキーに対応するキー信号を取り込みCPU2に通知する。ディスプレイコントローラ9は、CPU2からの指令によりディスプレイ部9cに各種の画面を選択的に表示させるとともに、タッチパネルセンサ9bの信号を取り込みタッチ位置座標を求めてCPU2に通知する。客面ディスプレイコントローラ10は、客の支払う合計金額等の表示データに対応した文字などを客面ディスプレイ10aに表示させる。プリンタコントローラ11は、レシートプリンタ11aによるレシート印字及びジャーナル印字を制御する。スキャナインターフェイス12は、スキャナ12aにてスキャニングされたバーコードデータを入力する。スピーカコントローラ13は、スピーカ13aによる音声の出力を制御する。なお、キーボード8aは、数値データを置数入力するための置数キーの他、PLUキー,小計キー,預/現計キー,合計キーなどの各種ファンクションキーを配設したものである。
ハードディスクドライブ7には、一般用医薬品のリスク区分に関連付けて後述の店舗控えレシートに署名欄とともに印字するメッセージを設定したメッセージテーブル7aが記憶されている(メッセージ記憶手段)。
図2は、メッセージテーブル7aのデータ構造の一例を示す模式図である。本実施形態においてメッセージテーブル7aに設定されるメッセージは、例えば第1類医薬品については積極的な情報提供が義務付けられているので“商品情報の説明を受けました。”のように情報提供が行われることを前提としたメッセージに設定し、第2類医薬品,指定第2類医薬品および第3類医薬品については積極的な情報提供が義務ではなく、客から相談があった場合のみ行えばよいので“商品情報の説明は不要です。”のように医薬品に関する説明を求められないことを前提としたメッセージを設定している。このようにメッセージテーブル7aに設定されるリスク区分に応じたメッセージは、設定により変更することができる。
次に、POS端末1による商品の販売処理について説明する。
図3は、商品の販売処理にてCPU2が実行する処理の流れ図である。この処理は、ROM3に記憶された動作プログラムに基づいて実行される。
先ず、CPU2は、ST(ステップ)101としてスキャナ12aによる商品に付されたバーコードのスキャニングやキーボード8aのキー操作による商品コードの入力を待つ。そして、商品コードが入力されたと判断したときには(ST101のYes)、ST102として入力された商品コードに基づいて商品マスタから商品データを取得する。上記商品マスタは、ハードディスクドライブ7に記憶しておいてもよいし、店舗サーバに記憶しておいてLANインターフェイス6を介して店舗サーバにアクセスし、商品コードに応じた商品データを取得するようにしてもよい。
そして、CPU2は、ST103として上記のように取得した商品データや買上点数などからなる商品販売データをRAM4に形成された商品登録エリア4bに登録し、ST104としてキーボード8aに設けられた小計キーが操作されているか否かを判断する。小計キーが操作されていないと判断したときには(ST104のNo)、再びST101の処理に戻って商品コードの入力を待つ。
一方、小計キーが操作されていると判断したときには(ST104のYes)、ST105として当該取引の合計金額の算出、算出した合計金額のタッチパネル式ディスプレイ9aおよび客面ディスプレイ10aへの表示、値引き/割引処理などを行い、ST106としてキーボード8aに設けられた締めキーの操作を待つ。そして、締めキーが操作されたときには(ST106のYes)、ST107として客からの預り金額から当該取引の合計金額を減算することで釣銭額を算出してタッチパネル式ディスプレイ9aおよび客面ディスプレイ10aに表示し、I/Oポート5を介してドロワ開放装置5bにドロワを開放させるなどの締め処理を実行する。
しかる後、ST108として当該取引の内容を印字したレシートを印字し、ST109として当該取引において一般用医薬品が販売されたか否かを判断する。上記商品マスタから取得される商品データには、当該商品が第1類医薬品、第2類医薬品、指定第2類医薬品、第3類医薬品または一般用医薬品以外の商品のいずれであるかを特定するためのリスク区分情報が含まれており、ST109の処理においては、商品登録エリア4bに登録された商品販売データ中の上記リスク区分情報に基づいて一般用医薬品が販売されたか否かが判断される。
ST109の処理にて当該取引において一般用医薬品が販売されたと判断したときには(ST109のYes)、ST110としてタッチパネル式ディスプレイ9aのディスプレイ部9cに客の署名欄を印字した当該取引の証明書である店舗控えレシートの発行を行うための店舗控えレシート印字釦30を表示する(発行指示受付手段)。図4は、店舗控えレシート印字釦30が表示されたタッチパネル式ディスプレイ9aの画面表示の一例を示す模式図である。店舗控えレシート印字釦30は、例えば“店舗控えレシート印字”のようなメッセージと共に表示される。キャッシャは、販売される商品に第1類医薬品が含まれており、薬剤師による商品情報の説明がなされた場合や、販売される商品に第2類医薬品、指定第2類医薬品または第3類医薬品が含まれており、客から商品情報の説明が求められていない場合に店舗控えレシート印字釦30をタッチ操作する。
店舗控えレシート印字釦30を表示した後、CPU2は、ST111として店舗控えレシート印字釦30がタッチ操作されたか否かを判断する。店舗控えレシート印字釦30がタッチ操作されたと判断したときには(ST111のYes)、ST112として店舗控えレシートの印字処理を実行し、当該商品販売処理を終了する。一方、店舗控えレシート印字釦30がタッチ操作されていないと判断したときには(ST111のNo)、店舗控えレシートの印字処理を実行せずに当該商品販売処理を終了する。
図5は、上記ST112の処理における店舗控えレシートの印字処理にてCPU2が実行する処理の流れ図である。この処理は、ROM3に記憶された動作プログラムに基づいて実行される。
先ず、CPU2は、ST201として当該取引にて販売された一般用医薬品のリスク区分を商品登録エリア4bに登録された商品販売データ中のリスク区分情報に基づいて特定する(商品区分判別手段)。販売された一般用医薬品が複数ある場合には、その中で最も上位のリスク区分を特定する。例えば、第1類医薬品と第2類医薬品とが商品登録エリア4bに登録されている場合には、最も上位のリスク区分である第1類医薬品が特定される。
ST201の処理にてリスク区分を特定した後、ST202としてST201の処理にて特定したリスク区分に応じたメッセージをメッセージテーブル7aから取得する(メッセージ取得手段)。そして、ST203としてRAM4に店舗控えレシートを発行するための作業用メモリエリアを形成して当該取引の内容に客の署名欄とメッセージテーブル7aから取得したメッセージとを加えた店舗控えレシートの印字データを作成する。しかる後、ST204として上記作業用メモリエリアに作成した印字データに基づいてレシートプリンタ11aを駆動制御して店舗控えレシートを発行する(証明書発行手段)。このようにして店舗控えレシートを発行した後、当該店舗控えレシートの印字処理を終了する。
店舗控え用レシートの印字処理にて印字されたレシートの一例を図6に示している。店舗控えレシート40には、コマーシャル情報などから構成されるヘッダ部分、取引日付“2009年04月01日”、レジナンバ“レジNo.0001”、キャッシャの店員コードおよび氏名、例えば一般用医薬品でない“抗菌ガーゼ”,第2類医薬品である“胃腸薬”および第3類医薬品である“頭痛薬”などの商品販売データ、ST203の処理にて印字データに追加された署名欄40aおよびメッセージ40bなどが印字されている。
なお、店舗控えレシート40が発行された取引においては、“胃腸薬”のリスク区分が第2類医薬品で最も上位のリスク区分となるので、メッセージテーブル7aに設定された第2類医薬品のメッセージ“商品情報の説明は不要です。”がメッセージ40bとして印字される。
このように、POS端末1は、一般用医薬品が販売された際には客の署名欄とリスク区分に応じた所定のメッセージを印字した店舗控えレシートを発行する。そして、この店舗控えレシートの署名欄に客が署名したものを店舗側で保管しておけば、後にリスク区分に応じた医薬品の説明義務が履行されたか否かについて客と店舗側との間でトラブルが生じることを未然に防止できる。
また、店舗控えレシート発行釦30をタッチパネル式ディスプレイ9aに表示し、そのタッチ操作がなされた場合に店舗控えレシートを発行する。そのため、店舗の運用やレジの状況に合わせて取引ごとに店舗控えレシートを発行するか否かをキャッシャが選択することができる。
また、店舗控えレシート発行釦30は、一般用医薬品が販売された場合にのみタッチパネル式ディスプレイ9aに表示されるので、一般用医薬品が販売されておらず客に署名を求める必要のない取引に対してまでキャッシャが店舗控えレシートを発行しようとするような無駄な動作を防止できる。このような機能は、特にキャッシャがPOS端末1の操作に不慣れな場合に顕著な効果を奏する。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階においては、その要旨を逸脱しない範囲内にて各構成要素を適宜変形して具体化することができる。
例えば、上記実施形態においては、店舗控えレシートに取引内容、署名欄および所定のメッセージなどが印字されるとしたが、その他の情報をさらに加えて印字するようにしてもよいし、取引内容などを印字せずに署名欄、メッセージおよびその取引を特定するための取引ナンバなどの情報を印字するようにしてもよい。このように取引内容などを印字せずに取引を特定するための情報を印字した場合であっても、POS端末1のハードディスクドライブ7や店舗サーバなどに取引の履歴を記憶しておけばその取引を特定できるので、取引内容などを印字した場合と同様の効果を奏する。
また、店舗控えレシート発行釦30は、キーボード8aやPOS端末1の本体に設置してもよい。この場合には、一般用医薬品が販売された取引以外の取引において店舗控えレシート発行釦30が操作されたとしても操作エラー扱いとするような制御手段を設ければ好適である。
また、情報提供が義務でない第2類医薬品、指定第2類医薬品または第3類医薬品が販売された場合には、商品の説明が行われた場合および商品の説明が行われていない場合の双方について選択的に店舗控えレシートを発行できるようにしてもよい。例えば、メッセージテーブル7aに第2類医薬品、指定第2類医薬品および第3類医薬品のそれぞれに“商品情報の説明を受けました。”,“商品情報の説明は不要です。”のような2つのメッセージを設定しておく。そして、店舗控えレシート発行釦30を説明済み釦および説明不要釦の2つの釦で構成し、キャッシャは客から医薬品の説明を求められた場合には説明済み釦をタッチ操作し、客から説明を求められなかった場合には説明不要釦をタッチ操作するようにする。このとき、上記説明済み釦がタッチ操作されたときにはメッセージテーブル7aから“商品情報の説明を受けました。”とのメッセージを取得し、上記説明不要釦が操作されたときにはメッセージテーブル7aから“商品情報の説明は不要です。”とのメッセージを取得して署名欄とともに店舗控えレシートに印字する。このように構成すれば、より店舗の状況に適した運用が可能となる。
また、薬事法やその関連規則などの改正に伴いリスク区分が変更されたり、新たな販売資格が生じたりした場合であっても、メッセージテーブル7aを適当に変更することにより、上記商品販売処理や店舗控えレシート印字処理などを実行することができる。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全体構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された各発明を、以下に付記する。
[1]客が購入する商品を販売処理する商品販売データ処理装置において、商品に割り当てられた所定の商品区分に関連付けて所定のメッセージを記憶したメッセージ記憶手段と、販売される商品の前記商品区分を判別する商品区分判別手段と、この商品区分判別手段により判別された前記商品区分に関連付けられたメッセージを前記メッセージ記憶手段から取得するメッセージ取得手段と、このメッセージ取得手段により取得したメッセージとともに、客の署名欄を印字した当該取引の証明書を発行する証明書発行手段とを備えてなることを特徴とする商品販売データ処理装置。
[2]前記証明書の発行指示を受け付ける発行指示受付手段をさらに備え、前記証明書発行手段は、前記発行指示受付手段により前記証明書の発行が指示されたことに応じて前記証明書を発行することを特徴とする上記[1]に記載の商品販売データ処理装置。
[3]前記発行指示受付手段は、取引において販売された商品の前記商品区分が所定の条件を満たしていることに応じて前記証明書の発行指示を受け付けることを特徴とする上記[2]に記載の商品販売データ処理装置。
[4]客が購入する商品を販売処理する商品販売データ処理装置において、販売される商品に割り当てられた所定の商品区分を判別する商品区分判別手段と、この商品区分判別手段により判別した前記商品区分が所定の条件を満たしていることに応じて客の署名欄を印字した当該取引の証明書の発行指示を受け付ける発行指示受付手段と、この発行指示受付手段により前記証明書の発行指示を受け付けたことに応じて前記証明書を発行する証明書発行手段とを備えてなることを特徴とする商品販売データ処理装置。
[5]前記所定の商品区分は、一般用医薬品に割り当てられたリスク区分であることを特徴とする上記[1]乃至[4]のうちいずれか1に記載の商品販売データ処理装置。
[6]前記所定の商品区分は、一般用医薬品に割り当てられたリスク区分であり、前記メッセージ記憶手段に記憶された所定のメッセージは、各リスク区分に属する医薬品についての情報提供義務の履行に関するメッセージであることを特徴とする上記[1]乃至[3]のうちいずれか1に記載の商品販売データ処理装置。
[7]取引内容を印字したレシートを発行するレシート発行手段を備え、客が購入する商品を販売処理する商品販売データ処理装置の制御プログラムであって、前記商品販売データ処理装置に、販売される商品に割り当てられた所定の商品区分を判別する商品区分判別機能と、この商品区分判別機能により判別された前記商品区分に応じたメッセージを前記商品区分に関連付けて所定のメッセージを記憶したメッセージ記憶手段から取得するメッセージ取得機能と、このメッセージ取得機能により取得したメッセージとともに、客の署名欄を印字した当該取引の証明書を前記レシート発行手段に発行させる証明書発行機能と、を実現させるための制御プログラム。
1…POS端末、2…CPU、3…ROM、4…RAM、7a…メッセージテーブル、9a…タッチパネル式ディスプレイ、11a…レシートプリンタ、30…店舗控えレシート印字釦、40…店舗控えレシート

Claims (6)

  1. 品を販売処理する商品販売データ処理装置において、
    第1類医薬品について印字する第1のメッセージと、このメッセージとは異なる第2類または第3類医薬品について印字する第2のメッセージとを記憶した記憶部と、
    販売される商品に第1類医薬品が含まれ第2類または第3類医薬品が含まれない場合、取引日付、当該第1類医薬品の商品販売データ、および前記記憶部に記憶された前記第1のメッセージを含むレシートを印字し、販売される商品に第1類医薬品が含まれず第2類または第3類医薬品が含まれる場合、取引日付、当該第2類または第3類医薬品の商品販売データ、および前記記憶部に記憶された前記第2のメッセージを含むレシートを印字し、販売される商品に第1類医薬品と第2類または第3類医薬品とが含まれる場合、取引日付、当該第1類医薬品の商品販売データ、当該第2類または第3類医薬品の商品販売データ、および前記記憶部に記憶された前記第1のメッセージを含むレシートを印字するプリンタと、
    を備えてなることを特徴とする商品販売データ処理装置。
  2. 前記レシートの発行指示を受け付けるレシート印字釦をさらに備え、
    前記プリンタは、前記レシート印字釦が操作されたことに応じて前記レシートを発行することを特徴とする請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
  3. 前記レシート印字釦は、医薬品が販売されたときに表示部に表示されることを特徴とする請求項2に記載の商品販売データ処理装置。
  4. 前記プリンタは、署名欄をさらに含む前記レシートを印字することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1に記載の商品販売データ処理装置。
  5. 前記プリンタは、当該商品販売データ処理装置の操作者に関する情報をさらに含む前記レシートを印字することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1に記載の商品販売データ処理装置。
  6. 第1類医薬品について印字する第1のメッセージと、このメッセージとは異なる第2類または第3類医薬品について印字する第2のメッセージとを記憶した記憶部を備え、商品を販売処理する商品販売データ処理装置の制御プログラムであって、
    前記商品販売データ処理装置に、
    販売される商品に第1類医薬品が含まれ第2類または第3類医薬品が含まれない場合、取引日付、当該第1類医薬品の商品販売データ、および前記記憶部に記憶された前記第1のメッセージを含むレシートをプリンタに印字させる機能と、
    販売される商品に第1類医薬品が含まれず第2類または第3類医薬品が含まれる場合、取引日付、当該第2類または第3類医薬品の商品販売データ、および前記記憶部に記憶された前記第2のメッセージを含むレシートを前記プリンタに印字させる機能と、
    販売される商品に第1類医薬品と第2類または第3類医薬品とが含まれる場合、取引日付、当該第1類医薬品の商品販売データ、当該第2類または第3類医薬品の商品販売データ、および前記記憶部に記憶された前記第1のメッセージを含むレシートを前記プリンタに印字させる機能と、
    を実現させるための制御プログラム。
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