JP5450267B2 - 放射線測定装置 - Google Patents

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この発明は、原子炉施設、使用済燃料再処理施設、放射性同位元素使用施設、粒子線使用施設等の放射線管理に用いられる半導体センサを有する放射線測定装置に関する。
原子炉施設、使用済燃料再処理施設、放射性同位元素使用施設、粒子線使用施設等の各種施設の放射線管理では、従来から半導体センサを使用した放射線測定装置が使用されている。
このような半導体センサを使用した放射線測定装置は、半導体センサから出力される電流パルス信号の1パルス当たりの電荷量は、ノイズと信号の識別境界レベルで10−15クーロンオーダと極めて微小である。そのために、外部から侵入する電磁誘導ノイズ(例えば、携帯電話や蛍光灯のアーク放電等の電磁波)の影響を受けると、放射線以外の要因によって誤った測定値を出力することになるため、このような電磁誘導ノイズを有効に除去する必要がある。
そこで、従来技術では、放射線を検出する半導体センサおよびこの半導体センサが検出した検出信号を増幅する前置増幅器とを備えた検出部と、この検出部で得られる検出信号を入力して計数率を測定する測定部と、検出部から測定部に検出信号を伝送する同軸ケーブルを内包した検出器ケーブルと、測定部による測定結果を表示したり結果に基づいて警報を出力する指示警報箱とを備えた放射線測定装置において、電磁誘導ノイズを有効に除去するために、次の対策を講じている。
すなわち、検出部を構成する半導体センサと前置増幅器とを共に導電性のセンサケース内に収納するとともに、さらにこれらの半導体センサ、前置増幅器、およびセンサケースを導電性の検出器カバーで覆って電気的に遮蔽している。そして、センサケースを当該センサケースを支持する架台から電気的に絶縁した状態で検出信号伝送用の同軸ケーブルのシールド(外部導体)に接続し、さらにこの同軸ケーブルを指示警報箱内を経由して検出器ケーブルに内包された同軸ケーブルのシールドに接続してノイズレベルの低い測定部で接地している。また、検出器カバーや架台は指示警報箱の導電性の外ケースに電気的に接続し、この指示警報箱の外ケースを放射線検出現場にて接地している(例えば、下記の特許文献1等参照)。
特開2009−174956号公報
このように特許文献1記載の従来の放射線測定装置は、検出部となる半導体センサと前置増幅器をセンサケース内に収め、さらにこれを導電性の検出器カバー内に収納してシールドしているものの、指示警報箱の外ケースや検出器カバーを他設備の接地と共用されることが多い放射線検出現場にて接地しているため、現場接地線から混入したノイズが、指示警報箱の外ケースおよびセンサケースとの間の浮遊容量を介して検出器ケーブルに内包されている検出信号伝送用の同軸ケーブルのシールドや電源ケーブルの0V線に静電結合して、最終的に前置増幅器にノイズが侵入することがあった。また、検出信号伝送用の同軸ケーブルを内包する検出器ケーブルの最外層は何等シールドされていないため、携帯電話や蛍光灯のアーク放電等の空中伝播ノイズが検出器ケーブルに内包されている同軸ケーブルを経由して半導体センサに侵入することがあった。
このように、従来技術では、現場接地線からのノイズ侵入や信号伝送における空中伝播ノイズ侵入を防止する対策が未だ不十分でノイズの影響を受け易く、半導体センサから出力される微小な電流パルス信号の検出精度を高めるのが難しいという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、耐ノイズ性を強化した信頼性の高い放射線測定装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、放射線を検出する検出部と、この検出部から出力される検出信号を入力して計数率を測定する測定部と、上記測定部による測定結果を表示したり測定結果に基づいて警報を出力する指示警報箱と、上記検出部から上記測定部に検出信号を伝送する同軸ケーブルを内包した検出器ケーブルとを備え、上記指示警報箱に上記検出部が設置されており、また上記検出部は、放射線検出用の半導体センサ、この半導体センサが検出した信号を増幅する前置増幅器、これらを収納する導電性のセンサケース、これらを支持する架台、およびこれらを覆う導電性の検出器カバーを有する放射線測定装置において、次の構成を採用している。
すなわち、本発明では、上記検出器カバーおよび上記架台を上記指示警報箱から絶縁するとともに、上記検出器ケーブルには最外殻シールド層を設ける一方、上記検出器カバーを上記架台に、この架台を上記検出器ケーブルに内包された接地線にそれぞれ電気的に接続し、これにより上記検出信号に対する第1アウタシールドを形成し、また、上記指示警報箱を上記検出器ケーブルの最外殻シールド層に電気的に接続し、これにより上記検出信号に対する第2アウタシールドを形成し、また、上記センサケースを上記架台と絶縁した状態で上記前置増幅器の検出信号のリターンであるコモン端子を経由して上記検出器ケーブルに内包される上記同軸ケーブルのシールドに電気的に接続し、これにより上記検出信号に対するインナシールドを形成し、上記第1アウタシールドを構成する上記接地線と、上記第2アウタシールドを構成する最外殻シールド層と上記インナシールドを構成する同軸ケーブルのシールドとを共に上記測定部にて1点接地することで、検出信号をノイズから電磁シールドにより保護することを特徴としている。
本発明によれば、第1、第2のアウタシールドとインナシールドとによる電磁シールドで検出信号を囲繞して各シールドをノイズレベルの低い測定部において1点接地しているので、現場接地から指示警報箱を経由して半導体センサにノイズが侵入したり、携帯電話や蛍光灯のアーク放電等の空中伝播ノイズが検出器ケーブルの最外殻シールド層や検出器ケーブルに内包された検出信号伝送用の同軸ケーブルを経由して半導体センサに侵入するのを確実に遮断することができる。そのため、検出部で得られる検出信号の耐ノイズ性が向上し、信頼性の高い放射線測定装置を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1における放射線測定装置の構成図である。 本発明の実施の形態2における放射線測定装置の要部構成図である。 本発明の実施の形態3における放射線測定装置の要部構成図である。 本発明の実施の形態4における放射線測定装置において、検出器ケーブルの最外殻シールド層の接続状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態5における放射線測定装置において、検出器カバーの構成を示す断面図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における放射線測定装置の構成図である。
この実施の形態1の放射線測定装置は、放射線を検出する検出部1と、この検出部1から出力される検出信号を入力して計数率を測定する測定部4と、検出部1から測定部4に検出信号を伝送する後述の同軸ケーブル31を内包した検出器ケーブル3と、測定部4による測定結果を表示したり結果に基づいて警報を出力する指示警報箱2とを備える。そして、検出部1は指示警報箱2の上に設置されている。
検出部1は、半導体センサ11、前置増幅器12、これらを収納するセンサケース13、これらを支持する架台17、さらにソレノイド14やシャッター15、およびこれらを覆う検出器カバー18を有する。
ここに、半導体センサ11は、放射線を検出して電流パルス信号を出力する。前置増幅器12はこの電流パルス信号を電圧パルス信号(以下、単に検出信号という)に変換増幅して信号出力端子121から出力し、コモン端子122からリターンさせる。半導体センサ11および前置増幅器12を動作させるための電源は、プラス電圧端子123、マイナス電圧端子124、0V端子125から供給される。
センサケース13は、放射線を透過する例えばアルミニュウム等の薄肉の導電性の材料からなり、半導体センサ11と前置増幅器12を内包して電気的に遮蔽している。また、架台17は、例えば鋼鉄製などの導電性金属からなるもので、センサケース13、ソレノイド14、シャッター15、および半導体センサ11の動作チェック用のチェック線源16を支持している。
ソレノイド14は、半導体センサ11の動作確認のためのチェック時に測定部4からの制御信号に応じて常時閉のシャッター15を開にし、チェック線源16から放出される放射線をセンサケース13に開口された照射穴131を通して半導体センサ11に照射する。
検出器カバー18は、放射線を透過する例えばプラスチック製のケース本体181の内面に導電層182を設けて構成されており、上記の半導体センサ11、前置増幅器12、センサケース13、架台17、ソレノイド14、シャッター15等を覆って電気的に遮蔽している。
指示警報箱2は、鋼鉄製などの導電性の外ケース21に、例えば測定部4で測定された放射線量を表示する指示計22や、放射線量高警報を報知するランプ23やブサー24が取り付けられるとともに、検出器ケーブル3を接続するコネクタ211が設けられている。
一方、測定部4は、検出部1から検出器ケーブル3を介して入力される検出信号に基づいて計数率を測定して放射線量に変換する。そして、放射線量の測定結果や放射線量が所定のレベルを超えた場合の放射線量高警報信号を検出器ケーブル3を介して指示警報箱2に出力する。また、測定部4は、検出部1に対して検出器ケーブル3を介して制御信号を出力することでソレノイド14を駆動する。
検出器ケーブル3は、その一端側が指示警報箱2に設けられたコネクタ211に、他端側が測定部4に設けられたコネクタ41にそれぞれ接続されており、検出部1から測定部4に検出信号を伝送する同軸ケーブル31、測定部4から半導体センサ11および前置増幅器12を動作させるためのDC電源を供給するDC電源ケーブル32、ソレノイド14に制御信号を伝送する制御信号ケーブル33、指示警報箱2に測定された放射線量を示す放射線量信号を伝送する放射線量信号ケーブル34、および放射線量高警報信号を伝送する警報信号ケーブル35を備えており、これらの各ケーブル31〜35が最外殻シールド層36に内包されて複合ケーブルとして構成されている。
次に、上記構成の放射線測定装置における各部の電気的な接続関係について具体的に説明する。
前置増幅器1は、その信号出力端子121が同軸ケーブル25の内部導体(以下、芯線という)251に、コモン端子122が同軸ケーブル25の外部導体(以下、シールドという)252にそれぞれ接続されている。そして、この同軸ケーブル25は、指示警報箱2の内部を通過し、コネクタ211を経由して検出器ケーブル3に内包される同軸ケーブル31の芯線311とシールド312にそれぞれ接続されている。
センサケース13は、架台17との間に介在された絶縁板191によって架台17と電気的に絶縁された状態で、図中の符号Bで示す箇所で前置増幅器12のコモン端子122に接続されている。そして、このコモン端子122は、上記のように同軸ケーブル25のシールド251に接続されるとともに、図中の符号Aで示す箇所でDC電源の0V端子125に接続されている。
そして、センサケース13、指示警報箱2内に設けられた同軸ケーブル25のシールド252、および検出器ケーブル3内の同軸ケーブル31のシールド312によって、検出信号に対するインナシールドXが形成されている。
一方、検出器カバー18の導電層182と架台17とは絶縁板192によって指示警報箱2から絶縁された状態で、図中の符号Cで示す箇所において検出器カバー18の内面側の導電層182が架台17に、また、図中の符号Dで示す箇所において架台17が指示警報箱2の外ケース21にそれぞれ電気的に接続され、さらに、この外ケース21は、図中の符号Eで示す箇所において検出器ケーブル3の最外殻シールド層36に電気的に接続されており、これによって検出信号に対するアウタシールドYが形成されている。
そして、インナシールドXを構成する同軸ケーブル31のシールド312とアウタシールドYを構成する最外殻シールド層36とを共にノイズレベルの低い測定部4において符号Fで示す箇所で1点接地することで、検出信号を2重の電磁シールドによりノイズから保護している。
以上のように、この実施の形態1では、アウタシールドYとインナシールドXとによる2重の電磁シールドで検出信号を囲繞してノイズレベルの低い測定部4において1点接地しているので、従来問題となっていた現場接地から指示警報箱2や検出器カバー18を経由して半導体センサ11にノイズが侵入したり、検出器ケーブル3の検出信号伝送用の同軸ケーブル31に携帯電話や蛍光灯のアーク放電等の空中伝播ノイズが侵入するのを確実に遮断することができる。その結果、前置増幅器12から出力される検出信号の耐ノイズ性は従来の10倍以上に強化することができ、信頼性の高い放射線測定装置を提供できる。
なお、制御信号ケーブル29,33、および警報信号ケーブル28,35が商用周波数のAC電源に接続されている場合には、図示してないが、それぞれツイスト線をシールドに内包したシールド線を使用して測定部4でシールドを1点接地するのが望ましいのは言うまでもない。また、DC電源ケーブル26,32についても同様に、図示してないが必要に応じてツイスト線をシールドに内包したシールド線を使用して測定部4でシールドを1点接地してもよい。
実施の形態2.
図2は本発明の実施の形態2における放射線測定装置の要部構成図であり、図1に示した実施の形態1と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
上記の実施の形態1では、検出器カバー18の導電層182を架台17に、この架台17を指示警報箱2の外ケース21にそれぞれ電気的に接続し、さらにこの外ケース21を検出器ケーブル3の最外殻シールド層36に接続して検出信号に対するアウタシールドYを構成している。
これに対して、この実施の形態2では、図2に示すように、検出器カバー18の導電層182と架台17とを絶縁板192によって指示警報箱2の外ケース21から絶縁した状態で、図中の符号Cで示す箇所で検出器カバー18の導電層182を架台17に、またこの架台17を検出器ケーブル3に内包された接地線39にそれぞれ電気的に接続し、これにより検出信号に対する第1アウタシールドY1を形成している。また、指示警報箱2の外ケース21を検出器ケーブル3の最外殻シールド層36に電気的に接続し、これにより検出信号に対する第2アウタシールドY2を形成している。
そして、第1アウタシールドY1を構成する接地線39と第2アウタシールドY2を構成する最外殻シールド層36とを共に検出器ケーブル3を介してノイズレベルの低い測定部4において1点接地することで、検出信号を電磁シールドによりノイズから保護している。
以上のように、この実施の形態2では、アウタシールドYとして、第1アウタシールドY1と第2アウタシールドY2とに区分して形成し、各シールドY1,Y2をそれぞれノイズレベルの低い測定部4で接地しているので、検出器ケーブル3の最外殻シールド層36に誘導されたノイズが、指示警報箱2の外ケース21から浮遊容量を介してセンサケース13に、さらにセンサケース13から半導体センサ11に結合して侵入するのを確実に防止することができ、実施の形態1の場合よりもさらに耐ノイズ性が向上する。
その他の構成および作用効果は、実施の形態1の場合と同様であるからここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態3.
図3は本発明の実施の形態3における放射線測定装置の要部構成図であり、図1に示した実施の形態1と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態3では、センサケース13に開口されたチェック線源16の照射穴131の外周部または内周部に、例えばアルミニュウム等でできた薄肉の金属シート132を導電性接着剤で固定して当該照射穴131を塞いでいる。
以上のように、この実施の形態3では、架台17から半導体センサ11に結合して侵入するノイズを金属シート132で抑制することができるので、実施の形態1の場合よりもさらに耐ノイズ性が向上する。
その他の構成および作用効果は、実施の形態1の場合と同様であるからここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態4.
図4は本発明の実施の形態4における放射線測定装置において、検出器ケーブルの最外殻シールド層の接続状態を示す説明図である。
この実施の形態4では、指示警報箱2のコネクタ211において、外ケース21と検出器ケーブル3の最外殻シールド層36との間を図中の符号Gで示す箇所において2点で接続している。また、図示していないが、測定部4側のコネクタ41についても、検出器ケーブル3の最外殻シールド層36を同様に2点で接続している。
このようにすれば、指示警報箱2のコネクタ211や測定部4のコネクタ41の接続箇所の接触不良でアウタシールドYの電磁シールド効果が不安定になるのを一層確実に防止できるので、信頼性の高い放射線測定装置を提供できる。
その他の構成および作用効果は、実施の形態1の場合と同様であるからここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態5.
図5は本発明の実施の形態5における放射線測定装置において、検出器カバーの構成を示す断面図である。
上記の実施の形態1では、検出器カバー18は、プラスチック製のケース本体181の内面に導電層182を設け、図1の符号Cで示す箇所で導電層182を架台17に電気的に接続している。
これに対して、この実施の形態5では、図5に示すように、検出器カバー18として、炭素繊維1831をプラスチック含浸剤1832で固めたCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)製のものを使用し、この検出部カバー18の炭素繊維1831に接地用のリード線184を導電性接着剤185で接着して外部に引き出し、このリード線184を架台17に電気的に接続している。
これにより、この実施の形態5では、CFRP製の検出器カバー18が空間を伝播する高周波ノイズに対して良好な遮蔽特性を有することから、高周波電磁ノイズに対して耐ノイズ性の良好な放射線測定装置を提供することができる。
なお、上記の各実施の形態1〜5では、放射線測定装置が指示警報箱2を備えた場合を示したが、指示警報箱2が省かれた構成のものもある。その場合には、検出器カバー18を密閉状態にするとともに、その導電層182または炭素繊維1831からのリード線184を直接に検出器ケーブル3の最外殻シールド層36に電気的に接続し、また、検出器ケーブル3内の放射線量信号ケーブル34や警報信号ケーブル36が省略される。その他の構成は実施の形態1〜5の場合と同様である。
また、本発明は、上記の実施の形態1〜5の個々について適用する場合に限定されるものではなく、実施の形態1〜5の構成態様を適宜組み合わせることも可能である。さらに、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、各種の変形を加えることも可能である。
1 検出部、11 半導体センサ、12 前置増幅器、121 信号出力端子、
122 コモン端子、125 0V端子、13 センサケース、131 照射穴、
132 金属シート、16 チェック線源、17 架台、18 検出器カバー、
1831 炭素繊維、1832 プラスチック含浸剤、184 リード線、
185 導電性接着剤、191,192 絶縁板、2 指示警報箱、21 外ケース、
211 コネクタ、3 検出器ケーブル、31 同軸ケーブル、
311 芯線(内部導体)、312 シールド(外部導体)、36 最外殻シールド層、X インナシールド、Y アウタシールド、Y1 第1アウタシールド、
Y2 第2アウタシールド、39 接地線、4 測定部、41 コネクタ。

Claims (4)

  1. 放射線を検出する検出部と、この検出部から出力される検出信号を入力して計数率を測定する測定部と、上記測定部による測定結果を表示したり測定結果に基づいて警報を出力する指示警報箱と、上記検出部から上記測定部に検出信号を伝送する同軸ケーブルを内包した検出器ケーブルとを備え、上記指示警報箱に上記検出部が設置されており、また上記検出部は、放射線検出用の半導体センサ、この半導体センサが検出した信号を増幅する前置増幅器、これらを収納する導電性のセンサケース、これらを支持する架台、およびこれらを覆う導電性の検出器カバーを有する放射線測定装置において、
    上記検出器カバーおよび上記架台を上記指示警報箱から絶縁するとともに、上記検出器ケーブルには最外殻シールド層を設ける一方、上記検出器カバーを上記架台に、この架台を上記検出器ケーブルに内包された接地線にそれぞれ電気的に接続し、これにより上記検出信号に対する第1アウタシールドを形成し、また、上記指示警報箱を上記検出器ケーブルの最外殻シールド層に電気的に接続し、これにより上記検出信号に対する第2アウタシールドを形成し、また、上記センサケースを上記架台と絶縁した状態で上記前置増幅器の検出信号のリターンであるコモン端子を経由して上記検出器ケーブルに内包される上記同軸ケーブルのシールドに電気的に接続し、これにより上記検出信号に対するインナシールドを形成し、上記第1アウタシールドを構成する上記接地線と、上記第2アウタシールドを構成する最外殻シールド層と、上記インナシールドを構成する同軸ケーブルのシールドとを共に上記測定部にて1点接地することで、検出信号をノイズから電磁シールドにより保護することを特徴とする放射線測定装置。
  2. 上記センサケースに開口されたチェック線源の照射穴を導電性接着剤で固定された薄い金属シートでカバーしていることを特徴とする請求項1に記載の放射線測定装置。
  3. 上記指示警報箱と上記検出器ケーブルの最外殻シールド層との間、および上記測定部と上記検出器ケーブルの最外殻シールド層との間の少なくとも一方側を2点以上で電気的に接続していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放射線測定装置。
  4. 上記検出器カバーは、炭素繊維をプラスチック含浸剤で固めたCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)製のものであって、上記炭素繊維に接地用のリード線を導電性接着剤で接着して外部に引き出されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の放射線測定装置。
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