JP5448966B2 - 災害時の車両の迂回路支援システム - Google Patents

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Description

本発明は,災害時の車両の迂回路支援システムに関する。主として,災害時における2輪救援部隊の活動を有効に支援できるようにする技術に関するものである。
従来,災害発生エリアにおける各道路(リンク)の安全性の高低を,実際の災害状況に鑑みて的確に評価した上で,ナビゲーション装置(以下,単にナビ装置ともいう)による自動車等の移動体の誘導を支援することができるようにした技術が知られている(例えば特許文献1)。
特許第4177422号公報
上述した従来の技術は,基本的に,4輪車からのプローブデータに基づいて道路交通情報を生成していた。そのため,従来技術では,4輪車が通れなければ2輪車も通れないという道路交通情報に基づく支援がなされていた。
一方,災害時においては,4輪車は通れなくても2輪車なら通れるという道路状況があり得る。
これに対し,従来の技術では,4輪車は通れなくても2輪車なら通れるという道路情報が得られないため,迂回の必要のない2輪救援部隊も迂回させてしまうことがあり,結果として,2輪救援部隊の活動を必ずしも有効には支援できていなかった。
したがって,本発明が解決しようとする課題は,2輪救援部隊の活動を有効に支援することができる,災害時の車両の迂回路支援システムを提供することである。
上記課題を解決するために本発明の災害時の車両の迂回路支援システムは,災害発生時に,契約車両の走行データ(プローブデータ)に基づいて,車両の迂回路を支援する災害時の車両の迂回路支援システムであって,
契約車両の4輪車と2輪車とにそれぞれプローブデータを得るためのプローブデータ収集装置を設けるとともに,このプローブデータ収集装置にて得られるプローブデータには4輪車と2輪車とを区別する車両種別IDを付加し,
4輪車,2輪車,それぞれのプローブデータ収集装置から得られた前記車両種別ID付プローブデータに基づいて,道路を,
4輪車と2輪車の両方とも通れない道路と,
4輪車は通れないが,2輪車なら通れる道路と,
4輪車と2輪車の両方が通れる道路と,
に区別した道路交通情報を作成するとともに、
前記プローブデータ収集装置は,契約に基づきアクセス可能となるシステムサーバーに対し,通信ネットワーク手段を介して通信接続される,前記契約車両に設けられたナビゲーション装置で構成し、
前記道路交通情報に基づき,前記契約車両の所有者が目的地設定を行なった場合に,前記4輪車用の支援ルートと2輪車用の支援ルートとを両方を作成し,前記契約車両のナビゲーション装置へ当該支援ルートを提供することを特徴とする.
この災害時の車両の迂回路支援システムによれば,4輪車は通れなくても,2輪車なら通れる道路の情報を得ることができ,2輪救援部隊の迅速な活動を支援することができる。
また、道路交通情報に基づき,前記契約車両の所有者が目的地設定を行なった場合に,前記4輪車用の支援ルートと2輪車用の支援ルートとを両方を作成し,前記契約車両のナビゲーション装置へ当該支援ルートを提供するするので、4輪救援部隊のための支援ルートと2輪救援部隊のための支援ルートとをそれぞれ明確化して,4輪救援部隊の活動と2輪救援部隊の活動とをそれぞれ有効に支援することができる。
た,前記道路交通情報は,災害発生地域を含むプローブデータ収集エリアの情報を,災害情報センターサーバーより入手し,当該エリアの前記契約車両の前記走行データ(プローブデータ)から作成することができる。
望ましくは,前記2輪車のための車両種別IDには,山間部の悪路走破性の高い,車両の最低地上高が高いオフロード車と,最低地上高はオフロード車より低く,平坦な道路が比較的多い都市部で高速走行性が高いオンロードバイクとを区別する識別子を含ませる。
このように構成すると,前記「4輪車は通れないが,2輪車なら通れる道路」が,さらに,どのタイプの2輪車が走行できる道路なのかが分かり,2輪救援部隊の一層迅速な活動を支援をすることができる。
望ましくは,前記車両種別IDは,当該車両種別IDが付与される車両の車体番号とするか,該車体番号を含むIDとする。
このように構成すると,車両種別IDによって,車種名,年式を自動的に特定することができ,したがって,前記2輪車がオフロード車なのかオンロード車なのかも自動的に識別することができる。
望ましくは,4輪車用の支援ルートは4輪車用のコストを用いて作成し,2輪車用の支援ルートは2輪車用のコストを用いて作成する。
このように構成すると,より適切な4輪車用の支援ルートと2輪車用の支援ルートとを作成することができる。
本発明に係る災害時の車両の迂回路支援システムの一実施の形態を示すシステム構成図。 同システムの作動説明図である。 (a)(b)(c)はリンクコストの評価方法の説明図。 (a)(b)はリンクコストの評価方法の説明図。 (a)(b)はリンクコストの評価方法の説明図。 (a)(b)は災害発生前後におけるナビルートに関する説明図。 (a)はオフロードタイプの二輪車を示す側面図,(b)はオンロードタイプの二輪車を示す側面図。 災害発生エリアの道路状態の一例を示す概略図で,(a)は災害発生前(平常時)の道路状態を示す図,(b)はそのリンクのコストの一例を示す図。 災害発生後の同エリアの道路状態の一例を示す概略図で,(a)は災害発生後の道路状態および同エリアから得られたプローブデータの一例を示す図,(b)はそのリンクのコスト評価の一例を示す図。
以下,本発明に係る災害時の車両の迂回路支援システムの実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は,本発明に係る災害時の車両の迂回路支援システムの一実施の形態を示すシステム構成図,図2は同システムの作動説明図である。
図1に示すように,この災害時の車両の迂回路支援システムは,それぞれネットワークに接続可能な,災害情報センターサーバ10と,ナビサーバ100と,自動車2に搭載されたナビ装置200とを備えている。
自動車2には,2輪車2bと,4輪車2cとが含まれている。2輪車2bに搭載されるナビ装置200と,4輪車2cに搭載されるナビ装置200は同一構成とすることができる(ただし車両識別ID等は別である)が,以下の説明では,必要に応じて,2輪車2bに搭載されたものをナビ装置200b,4輪車2cに搭載されたものをナビ装置200cということもある。またこれらを総称して単にナビ装置200ということもある。
図1に示されているナビサーバ100は,災害情報センターサーバ10と,ナビサーバに接続することにより,渋滞情報などの情報入手が可能となる契約を行なった所有者の契約車両である自動車又は自動二輪車2に搭載されているナビ装置(「プローブデータ収集装置」にも該当する。)200とのそれぞれと,ネットワーク経由で通信可能な一または複数のコンピュータにより構成されている。
ナビサーバ100は支援マップ格納部102と,道路交通情報格納部104と,第1支援処理部110と,第2支援処理部120とを備えている。
支援マップ格納部102には支援マップ情報が格納されている。支援マップ情報において,道路を構成する各リンクの位置,形状および姿勢等が,座標((緯度,経度)または(緯度,経度,高度))の列により表現され,かつ,各リンクには当該各リンクを識別するためのリンク識別情報が付されている。
なお,本明細書において「リンク」とは,道路網表現上のノードとノードとを連結する線分(道路)をいうものとする。ノードとは道路網表現上の結節点をいう。
道路交通情報格納部104にはナビ装置200からナビサーバ100に送信されたプローブデータや,道路交通情報センターのサーバ等からナビサーバ100に送信された道路交通情報が格納されている。
第1支援処理部110は自動車2に搭載されているナビ装置(プローブデータ収集装置)200から,当該自動車2の複数時点における位置を「プローブデータ」として受信する。プローブデータには自動車2を識別するための番号(VIN)が付されており,これにより,多数のプローブデータがいずれの自動車2のプローブデータであるかが識別されうる。
より具体的には,2輪車2bと4輪車2cに設けたプローブデータ収集装置200b,200cにて得られるプローブデータには4輪車と2輪車とを区別する車両種別IDを付加する。さらに,2輪車2bのための車両種別IDには,山間部の悪路走破性の高い,図7(a)に示すような,車両の最低地上高が高いオフロード車と,図7(b)に示すような,最低地上高はオフロード車より低く,平坦な道路が比較的多い都市部で高速走行性が高いオンロードバイクとを区別する識別子を含ませる。
その場合,車両種別IDは,当該車両種別IDが付与される車両の車体番号とするか,該車体番号を含むIDとすることにより,その車両種別IDによって,車種名,年式を自動的に特定することができるようにする。それによって,前記2輪車2bがオフロード車なのかオンロード車なのかも自動的に識別することが可能になる。
第1支援処理部110は道路交通情報センターのサーバ等から,各リンクの移動コスト等の道路交通情報を受信する。
第2支援処理部120は災害情報センターサーバ(災害情報源)10との通信に基づき,災害が発生したエリアに包含されるリンクを抽出し,当該抽出リンクのそれぞれについてプローブデータ等に基づいてコストを評価する。
このコストの評価は,2輪車2bに設けたプローブデータ収集装置200bから得られたプローブデータと,4輪車2cに設けたプローブデータ収集装置200cから得られたプローブデータとに基づいて2輪車用,4輪車用別々に評価し,2輪車用のコストと,4輪車用のコストとを作成する。さらに,2輪車用については,オフロード車(図7(a))から得られたプローブデータと,オンロード車(図7(b))から得られたプローブデータとに基づき,オフロード車用のコストと,オンロード車用のコストとを作成する。
第2支援処理部120は支援マップ情報と,上記各種のプローブデータ(および道路交通情報センターから得られた道路交通情報)と,上記各種のコストとに基づいて4輪車用,2輪車用,2輪車用についてはさらにオフロード車用とオンロード車用の道路交通情報を生成する。第2支援処理部120はナビ装置200に当該道路交通情報の一部または全部を送信する。すなわち,第2支援処理部120は2輪,4輪全てのナビ装置200に対して上記全種の道路交通情報を送信するように構成することもできるし,例えば,2輪車には2輪車用の道路交通情報を,4輪車には4輪車用の道路交通情報を送信するように構成することもできる。さらに,オフロード車にはオフロード車用の道路交通情報を,オンロード車にはオンロード車用の道路交通情報を送信するように構成することもできる。
ナビ装置200は自動車2に搭載されたハードウェアとしてのECUまたはコンピュータと,メモリに格納され,当該コンピュータに諸機能を付与するソフトウェアとしてのナビプログラムにより構成されている。なお,ナビプログラムは最初から車載コンピュータのメモリ(ROM)に格納されていてもよいが,車載コンピュータからのリクエストがあったとき等の任意のタイミングでこのプラグラムの一部または全部がサーバ(図示略)からネットワークや衛星放送を介して当該車載コンピュータにダウンロードまたは放送され,そのメモリ(EEPROM,RAM)等に格納されてもよい。
ナビ装置200は入力装置201と,出力装置202と,ナビマップ格納部204と,第1処理部210と,第2処理部220とを備えている。
入力装置201は4輪車のセンターコンソールや2輪車のバーハンドル等に取り付けられた操作ボタンやヘルメットに装着されたマイクロフォンにより構成することができ,ユーザの操作または発話による種々の設定を可能とする。
出力装置202は4輪車のセンターコンソールや2輪車のバーハンドル等に取り付けられたディスプレイ装置で構成でき,マップ情報等を表示または出力する。
ナビマップ格納部204には出力装置202に出力されるナビマップ情報等が格納されている。ナビマップ情報において,道路を構成する各リンクの位置,形状および姿勢等が,座標列により表現され,かつ,各リンクには当該各リンクを識別するためのリンク識別情報が付されている。ナビマップ情報と支援マップ情報とのスペックやデータ構造が異なるため,各マップ情報における座標列の定義等が異なっていても,同一のリンクに共通のリンク識別情報が付されることにより,リンクのマッチングが可能とされている。
第1処理部210はナビサーバ100との通信に基づき,自動車2の出発位置P1および目的位置P2を当該ナビサーバ100に認識させる。
第2処理部220はナビサーバ100との通信に基づき,当該ナビサーバ100において生成された上記各種の道路交通情報のうちの一部または全部を認識できるように構成することができる。第2処理部220は当該道路交通情報と,ナビマップ格納部202に格納されているナビマップ情報とに基づいてナビルートrを設定し,かつ,当該ナビルートrを出力装置202に出力させる。すなわち,ナビ装置200が2輪車に搭載されたナビ装置200bである場合,第2処理部220は2輪車用のナビルートrb(図6(b)参照)を設定し,ナビ装置200が4輪車に搭載されたナビ装置200cである場合,第2処理部220は4輪車用のナビルートrc(図6(b)参照)を設定する。さらに,ナビ装置200がオフロード車に搭載されたナビ装置である場合,第2処理部220はオフロード車用のナビルートr(図示せず)を設定できるし,ナビ装置200がオンロード車に搭載されたナビ装置である場合,第2処理部220はオンロード車用のナビルートr(図示せず)を設定できる。
なお,ナビサーバ100やナビ装置200の構成要素が情報を「認識する」とは,当該構成要素が情報を受信すること,情報をデータベースやメモリから探索または読み出すこと,受信等した基礎情報に基づいて演算処理によって情報を算定,推定,設定,決定,探索等すること,パケットをデコードして情報を顕在化させること,さらには算定等した情報をメモリに保存すること等,他の情報処理のために当該情報を準備しておくためのあらゆる情報処理を実行することを意味する。
上記構成の災害時の車両の迂回路支援システムの機能について図2を用いて説明する。
契約車両2の個々に装着されるナビ装置200において,第1処理部210により,GPS受信機(図示略)により受信されたGPS信号や,自動車2に搭載されている加速度センサおよびレートセンサ等(図示略)の出力に基づき,時刻tにおける自動車2の位置P(t)が一定時間間隔ごとに測定される(図2/S022)。複数時点における位置P(t)が,自動車2の識別情報が付された「プローブデータ」としてナビサーバ100に対して送信またはアップロードされる。自動車2の識別情報には前述した車両種別IDが含まれる。
これに応じてナビサーバ100において,第1支援処理部110により,自動車2のプローブデータが認識または交通情報格納部104に格納もしくは蓄積される(図2/S011)。蓄積されたプローブデータに基づき,第1支援処理部110によって,リンクごとの通行所要時間等のコストの統計演算結果が得られる。また,第1支援処理部110が道路交通情報センターサーバから道路交通情報を定期的に受信し,当該道路交通情報を先の道路交通情報に代えて交通情報格納部104に格納または記憶させる。道路交通情報センターから提供される道路交通情報には,各リンクにおける移動所要時間や移動距離などのほか,交通規制の有無に応じて高低が変化する各リンクのコストが包含されている。
この「リンクのコスト」とは,そのリンクのルートを通った場合の「距離」「時間」「通りやすさ」などを総合的に評価する指標であり,「そのリンク(ルート)を通るために費やす労力・費用・リスクの全般」を意味するものである。コストが小さいということは,通り易いということであり,費用や労力,リスクが大きいリンク(ルート)はコストが大きく設定される。例えば,国道などの主要幹線道はコスト1,県道などの主要道はコスト2,村道などの生活道はコスト4といった設定とされ,目的地までの走行ルートを設定する際には,リンクコストが低くなるようにルートが設定されて,契約車両のナビ装置にルート情報が提供されることになる。
また,ユーザによって入力装置201が操作されることによって,自動車2の目的位置P2が入力または設定される(図2/S024)。第1処理部210により,自動車2の目的位置P2と,当該目的位置P2の入力時刻t’における自動車2の位置P(t’)としての出発位置P1が,自動車2の識別情報が付された上でナビサーバ100に対して送信またはアップロードされる。
これに応じてナビサーバ100において,第1支援処理部110により,自動車2の出発位置P1および目的位置P2が認識される(図2/S012)。また,第1支援処理部110により,支援マップ格納部102から支援マップ情報が読み出され,道路交通情報格納部104からプローブデータ等が読み出され,かつ,当該読み出し情報に基づき,当該自動車2の出発位置P1および目的位置P2を結ぶ支援ルートRが設定される(図2/S013)。支援ルートRは,目的位置P2までの移動距離もしくは予測所要時間が最短である,または,目的位置P2までの走行に際して自動車2の燃費が最良である等の条件下で設定される。後述するように,災害発生時には第2支援処理部120によって評価される,災害発生エリアに包含されるリンクのコストが加味された上で支援ルートRが設定される。
さらに,第2支援処理部120により,支援ルートRを構成する複数のリンクから一部または全部のリンクが抽出される(図2/S014)。また,第2支援処理部120により,当該抽出リンクのリンク識別情報が,目的位置P2等に付された識別情報により識別される自動車2に搭載されているナビ装置200に宛てて送信またはダウンロードされる。
これに応じて,ナビ装置200において,第2処理部220により当該リンク識別情報と,ナビマップ格納部204により格納されているナビマップ情報と,自動車2の出発位置(目的位置P2の入力時刻とは異なる時刻における自動車2の現在位置であってもよい。)P1と,先に入力された目的位置P2とに基づき,図4に示されているようなナビルートrが設定され,かつ,出力装置202にナビマップ情報とともに出力される(図2/S026)。なお,ナビルートrに加え,自動車2の現在位置P(t)および進行方向(方位)を表すアイコン等が,ナビマップ情報とともに出力または表示される。さらに,第2処理部220により,ナビルートrを構成する全部のリンクのリンク識別情報が,自動車2の識別情報が付された上でナビサーバ100に送信またはアップロードされる。
これに応じて,ナビサーバ100において第2支援処理部120により当該リンク識別情報,ひいては当該リンク識別情報により識別されるリンクにより構成されるナビルートrが認識または記憶される(図2/S015)。
第2支援処理部120は災害情報センターサーバ10と定常的に通信することにより災害発生の有無を認識しており,災害が発生した場合または災害が発生する蓋然性が高い場合,当該災害発生エリアを認識する(図2/S016)。また,第2支援処理部120は支援マップ情報に基づき,災害発生エリアに包含されるリンクを抽出する(図2/S017)。
さらに,第2支援処理部120は当該抽出リンクのコストを評価する(図2/S018)。
このコスト評価は,4輪車2c,2輪車2b,それぞれのプローブデータ収集装置200c,200bから得られた車両種別ID付プローブデータに基づいて行なわれる。
たとえば第2支援処理部120は前記災害発生後に図3(a)に示されているように4輪車2c,2輪車2b,ともに通過した(次に述べるように進行方向を反転させた場合は除く。)頻度が高い道路に包含されるリンクL1のコストは4輪用,2輪用のいずれのコストも低く評価する。これは,災害発生後において4輪車,2輪車,ともに通過頻度が高い道路に包含されるリンクL1は災害による影響が少なく安全である蓋然性が高いことが勘案されたためである。
また,第2支援処理部120は災害発生後に図3(b)に示されているように4輪車2c,2輪車2b,ともに進行方向を反転またはUターンさせた頻度が高い道路に包含されるリンクL2のコストは4輪用,2輪用のいずれのコストも高く評価する。これは,災害発生後において4輪車,2輪車,ともに進行方向を反転させる頻度が高い道路に包含されるリンクL2は災害による影響を受けており,安全とはいえない蓋然性が高いことが勘案されたためである。なお,図3(b)におけるリンクL1は4輪車2c,2輪車2b,ともに通過したリンクであるから,そのコストは4輪用,2輪用のいずれのコストも低く評価する。
また,第2支援処理部120は災害発生後に図3(c)に示されているように,2輪車2bが通過した頻度は高いが,4輪車2cが進行方向を反転またはUターンさせた頻度が高い道路に包含されるリンクL2のコストは,2輪用については低く,4輪用については高く評価する。これは,災害発生後において,上記道路に包含されるリンクは災害による影響を受けていて4輪車2cは通過できないが,2輪車2bは通過できる蓋然性が高いことが勘案されたためである。さらに,2輪車用については,オフロード車(図7(a))から得られたプローブデータと,オンロード車(図7(b))から得られたプローブデータとに基づき,オフロード車用のコスト評価と,オンロード車用のコスト評価を行う。なお,2輪車用についてオフロード車用とオンロード車用の評価を行う点は,以下の評価についても同様である。
さらに,第2支援処理部120は図4(a)に示されているようにナビルートr(図2/S015参照)に包含されているにもかかわらず,災害発生後における4輪車2c,2輪車2b両者の走行ルート(2c)(2b)から外れている頻度が高い道路に包含されているリンクL2のコストは4輪用,2輪用のいずれのコストも高く評価する。これは,ナビルートrに含まれているにもかかわらず,災害発生後における4輪車2c,2輪車2b両者の走行ルート(2c)(2b)から外れている道路に包含されるリンクL2は,4輪車,2輪車ともにそこを回避せざるを得ない程度の災害による影響を受けており,安全とはいえない蓋然性が高いことが勘案されたためである。
また,第2支援処理部120は図4(b)に示されているようにナビルートr(図2/S015参照)に包含されており,災害発生後における4輪車2cの走行ルート(2c)から外れている頻度は高いが,2輪車2bの走行ルート(2b)から外れる頻度の低い道路に包含されているリンクL2のコストは,4輪用については高く,2輪用については低く評価する。これは,ナビルートrに含まれていて,災害発生後における,4輪車2cの走行ルート(2c)から外れ,2輪車2bの走行ルート(2b)からは外れない道路に包含されるリンクL2は,災害による影響を受けていて4輪車2cは通過できないが,2輪車2bは通過できるい蓋然性が高いことが勘案されたためである。
また,第2支援処理部120は災害発生の前後における4輪車2c,2輪車2bそれぞれのプローブデータの偏差を演算し,当該偏差が大きい道路に包含されているリンクのコストを高く評価する。これは,災害発生の前後においてプローブデータの偏差が大きい道路に包含されるリンクは災害による影響を受けており,安全とはいえない蓋然性が高いことが勘案されたためである。たとえば,同一の識別情報が付されているプローブデータであるにもかかわらず,図5(a)に示されているように災害発生前のプローブデータから演算される走行ルートのうち,災害発生後のプローブデータから演算される走行ルートと相違する道路に包含されるリンクL2のコストが高く評価される。図5(a)は4輪車,2輪車ともにリンクL2を回避した状態を示しており,図5(b)は4輪車2cはリンクL2を回避したが2輪車2bはリンクL2を回避しなかった状態を示している。図5(a)の場合,リンクL2は4輪用,2輪用のいずれのコストも高く評価され,図5(b)の場合,リンクL2は4輪用のコストは高く,2輪用のコストは低く評価される。
さらに,第2支援処理部120は,災害発生前のプローブデータから演算される自動車2の交通量や平均通行時間と,災害発生後のプローブデータから演算される自動車2の交通量や平均時間とが閾値を越えて相違するような道路に包含されるリンクのコストを高く評価する。
以上のように,第2支援処理部120は,リンクのコスト評価を,4輪車,2輪車,それぞれのプローブデータ収集装置200c,200bから得られた車両種別ID付プローブデータに基づいて行ない,道路(リンク)を,
4輪車と2輪車の両方とも通れない道路(リンク)と,
4輪車は通れないが,2輪車なら通れる道路(リンク)と,
4輪車と2輪車の両方が通れる道路(リンク)と,
に区別して評価し,その評価に基づいて道路交通情報を作成する。
また,2輪車が通れる道路については,さらに,オフロード車(図7(a))とオンロード車(図7(b))の両者とも通れる道路と,オフロード車のみ通れる道路とに区別して評価し,その評価に基づいて道路交通情報を作成する。
なお,災害発生後からの経過時間の長短に応じて,前記複数の手法が選択的に採用されてもよい。また,災害発生エリアに包含されるリンクのコストが,その初期値から,前記手法にしたがって増減されることにより最終的に評価されてもよい。災害発生後の各リンクのコストの初期値が,災害発生前までのプローブデータおよび道路交通情報センターの道路交通情報に応じたコストとは無関係に設定されてもよく,災害発生前までのコストに災害発生に応じたコストが加算されることによって設定されてもよい。さらに,同一のリンクであっても災害タイプの別に応じてコストが差別化されてもよい。たとえば,支援マップ情報部において,リンク識別情報に災害タイプおよびコストの組み合わせを表す情報が付され,第2支援処理部120によって災害発生エリアに加えて災害タイプ(地震,火事,水害等)が認識されたとき,当該エリアに包含される各リンクのコストが当該災害タイプに応じて初期設定された後,この初期値が前記のようにプローブデータに基づいて増減されることにより各リンクのコストが最終的に評価されてもよい。また,地震発生地域におけるリンクコストの初期値が,震度またはマグニチュードが大きいほど高く設定される等,災害発生地域に包含されるリンクのコストの初期値が,災害の程度に応じて設定されてもよい。さらに,災害発生地域に包含されるリンクのコストの初期値が,その他の地域のリンクよりも一律に高くなるように設定されてもよい。
そして,第2支援処理部120は当該コストが低いリンクを優先的に包含されるように,出発位置P1および目的位置P2を結ぶ支援ルートRを作成し,設定する(図2/S013)。この支援ルートRは,前記道路交通情報に基づき,4輪車用の支援ルートと2輪車用の支援ルートの両方が作成される。2輪車用についてはオフロード車用の支援ルートと,オンロード車用の支援ルートが作成される。また,第2支援処理部120は前記のように支援ルートRからリンクを抽出し(図2/S014),当該抽出リンクのリンク識別情報を災害発生に応じた道路交通情報としてナビ装置200に送信する。なお,自動車2の現在位置P(t)が災害発生エリアまたはその近傍エリアにある場合,支援ルートとは無関係に当該エリアに包含されるリンクのコストが,リンク識別情報とともに災害発生時の道路交通情報としてナビ装置200に送信されてもよい。
災害発生に応じた道路交通情報の送信対象となるナビ装置200としては,出発位置P1,目的位置P2,支援ルートR,または,プローブデータから把握される現在位置P(t)が災害発生エリアまたはその近傍範囲に包含される自動車2に搭載されているナビ装置200が選定される。
これに応じて,ナビ装置200において第2処理部220は例えば図6に一点鎖線で示されているような災害が発生していない通常時におけるナビルートrとは異なる,図6に実線で示されているようなナビルートrを災害発生時には設定かつ出力することができる。
第2処理部220は,リンクL2が4輪車2c,2輪車2bとも走行不能である場合には,4輪車2c,2輪車2bに対し図6(a)に示すようなナビルートrを設定して出力するし,リンクL2が4輪車2cは走行不能であるが2輪車2bは走行可能である場合には,図6(b)に示すように,4輪車2cにおいては4輪車2c用のナビルートrcを,2輪車2bにおいては2輪車2b用のナビルートrbを設定して出力する。また,2輪車用のナビルートrbについては,図示はしないが,オフロード車用のナビルートと,オンロード車用のナビルートとを区別して設定し,出力する。
前記機能を発揮するナビシステムによれば,災害発生エリアに包含されるリンクが抽出され,プローブデータに基づいて当該抽出リンクのそれぞれのコストが評価される(図2/S016〜S018,図3〜図5参照)。プローブデータにより表される自動車2の空間的かつ時間的な移動パターンには災害による影響が反映されている蓋然性が高い。したがって,災害発生エリアにおける各リンクの安全性の高低が,実際の災害状況および道路状況に鑑みて的確に当該各リンクのコストとして評価されうる。また,各リンクのコストに基づいて生成された道路交通情報がナビ装置200に送信されることにより,実際の災害状況および道路状況に鑑みて自動車2が当該災害の影響を回避しうるように,ナビ装置200に災害発生に応じたナビルートrの出力等によって当該自動車2を誘導させうる(図2/S026,図6参照)。
第2支援処理部120によるリンクのコスト評価および該評価に基づく支援ルート作成のさらなる具体例について以下に説明する。
図8は災害発生エリアの道路状態の一例を示す概略図で,(a)は災害発生前(平常時)の道路状態を示す図,(b)はそのリンクのコストの一例を示す図である。
例えば,簡便化のために,平常時のコストが下記のように距離によらず単純なものとなっていたとする(図8(b)参照)。
・幹線道(国道など) 図中の白抜き太線 ・・・ コスト=1
・主要道(県道など) 図中の中線 ・・・ コスト=2
・生活道(村道など) 図中の細線 ・・・ コスト=4
図8(a)に示すように,平常時の場合,支援本部(災害発生時に支援本部が設置される位置)から例えばA地区へ向かうルートは,4輪のルート(A1〜A4),2輪のルート(M1〜M4)とも,4ルート有り,各ルートのリンクコストは下記となる。
ルートA1(M1) : 12 ( =1+1+2+2+2+4)
ルートA2(M2) : 5 (=1+4)
ルートA3(M3) : 3 (=1+2)
ルートA4(M4) : 10 (=1+1+2+2+4)
ナビ装置は,リンクコストの低い順にルートを選ぶから,平常時の場合,ルートA3(M3)が選ばれる。
図9は災害発生後の同エリアの道路状態の一例を示す概略図で,(a)は災害発生後の道路状態および同エリアから得られたプローブデータの一例を示す図,(b)はそのリンクのコスト評価の一例を示す図である。図9(a)においては,上述したと同様,実線矢印2cは4輪車の走行軌跡を示しており,破線矢印2bは2輪車の走行軌跡を示している。
図9(a)に示すようなプローブデータに基づき,第2支援処理部120は,支援本部から例えば被災A地区へ向かうルートに関し例えば次のように判断することができる。
ルートA1(M1)は,4輪2輪とも通過できるので,該ルートに含まれるリンクのコストは変更する必要がない。
ルートA2(M2)は,4輪(2c)はリンクL2でUターンしているが,2輪(2b)は通過できるので,リンクL2のコストは4輪に関しては高くする必要があるが,2輪につ関しては変更する必要がない。
ルートA3(M3)は,4輪2輪ともリンクL3でUターンしているので,リンクL3のコストは4輪2輪いずれに関しても高くする必要がある。
ルートA4(M4)も同様に,4輪2輪ともリンクL4でUターンしているので,リンクL4のコストは4輪2輪いずれに関しても高くする必要がある。
例えば上記のような判断に基づいて,第2支援処理部120は,災害発生後の各リンクのコストを例えば図9(b)に示すように評価する。
リンクL2のコストは,4輪に関してのみ「4」から例えば「30」に変更する。
リンクL3,L4のコストは,4輪2輪いずれに関しても「2」から例えば「30」に変更する。
結果として,災害発生後,支援本部から被災A地区へ向かう各ルートのリンクコストは,次のようになる。
4輪車に関しては,
ルートA1 : 12 ( =1+1+2+2+2+4)
ルートA2 : 31 (=1+30)
ルートA3 : 31 (=1+30)
ルートA4 : 38 (=1+1+2+30+4)
2輪車に関しては,
ルートM1 : 12 (=1+1+2+2+2+4)
ルートM2 : 5 (=1+4)
ルートM3 : 31 (=1+30)
ルートM4 : 38 (=1+1+2+30+4)
したがって,第2支援処理部120は,災害後,四輪用のナビルートrcのための支援ルーとしてはルートA1のみを設定し,二輪用のナビルートrbのための支援ルートとしてはルートM1とM2とを設定することとなる。
上記の例では「二輪車だけが通れたリンク」L2の二輪向けコストを不変としたが,実際にはある程度の被害を受けていることも考えられるから,例えば「8」とか「10」程度に増しても良い。また,オフロード車に対してはコストを不変とするが,オンロード車に対しては例えば「8」とか「10」程度に増しても良い。
以上のような災害時の車両の迂回路支援システムによれば次のような作用効果が得られる。
(a)この災害時の車両の迂回路支援システムは,災害発生時に,車両のプローブデータに基づいて,車両の迂回路を支援する災害時の車両の迂回路支援システムであって,
4輪車2cと2輪車2bとにそれぞれプローブデータを得るためのプローブデータ収集装置200c,200bを設けるとともに,このプローブデータ収集装置にて得られるプローブデータには4輪車と2輪車とを区別する車両種別IDを付加し,
4輪車,2輪車,それぞれのプローブデータ収集装置200c,200bから得られた前記車両種別ID付プローブデータに基づいて,道路を,
4輪車と2輪車の両方とも通れない道路と,
4輪車は通れないが,2輪車なら通れる道路と,
4輪車と2輪車の両方が通れる道路と,
に区別した道路交通情報を作成するので,4輪車は通れなくても,2輪車なら通れる道路の情報を得ることができ,2輪救援部隊の迅速な活動を支援することができる。
(b)2輪車2bのための車両種別IDには,山間部の悪路走破性の高い,車両の最低地上高が高いオフロード車と,最低地上高はオフロード車より低く,平坦な道路が比較的多い都市部で高速走行性が高いオンロードバイクとを区別する識別子を含ませてあるので,「4輪車は通れないが,2輪車なら通れる道路」が,さらに,どのタイプの2輪車が走行できる道路なのかが分かり,2輪救援部隊の一層迅速な活動を支援をすることができる。
(c)前記車両種別IDは,当該車両種別IDが付与される車両の車体番号とするか,該車体番号を含むIDとすることにより,車両種別IDによって,車種名,年式を自動的に特定することができ,したがって,前記2輪車がオフロード車なのかオンロード車なのかも自動的に識別することができる。
(d)例えば図6(b)に示したように,道路交通情報に基づき,4輪車用の支援ルートrcと2輪車用の支援ルートrbとを両方を作成するので,4輪救援部隊のための支援ルートrcと2輪救援部隊のための支援ルートrbとをそれぞれ明確化して,4輪救援部隊の活動と2輪救援部隊の活動とをそれぞれ有効に支援することができる
(e)4輪車用の支援ルートrcは4輪車用のコストを用いて作成し,2輪車用の支援ルートrbは2輪車用のコストを用いて作成するので,より適切な4輪車用の支援ルートrcと2輪車用の支援ルートrbとを作成することができる。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
200 ナビゲーション装置(プローブデータ収集装置)
rc 4輪車用の支援ルート
rb 2輪車用の支援ルート

Claims (5)

  1. 災害発生時に,契約車両の走行データ(プローブデータ)に基づいて,車両の迂回路を支援する災害時の車両の迂回路支援システムであって,
    契約車両の4輪車と2輪車とにそれぞれプローブデータを得るためのプローブデータ収集装置を設けるとともに,このプローブデータ収集装置にて得られるプローブデータには4輪車と2輪車とを区別する車両種別IDを付加し,
    4輪車,2輪車,それぞれのプローブデータ収集装置から得られた前記車両種別ID付プローブデータに基づいて,道路を,
    4輪車と2輪車の両方とも通れない道路と,
    4輪車は通れないが,2輪車なら通れる道路と,
    4輪車と2輪車の両方が通れる道路と,
    に区別した道路交通情報を作成するとともに、
    前記プローブデータ収集装置は,契約に基づきアクセス可能となるシステムサーバーに対し,通信ネットワーク手段を介して通信接続される,前記契約車両に設けられたナビゲーション装置で構成し、
    前記道路交通情報に基づき,前記契約車両の所有者が目的地設定を行なった場合に,前記4輪車用の支援ルートと2輪車用の支援ルートとを両方を作成し,前記契約車両のナビゲーション装置へ当該支援ルートを提供することを特徴とする災害時の車両の迂回路支援システム。
  2. 前記迂回路支援システムは,災害発生地域を含むプローブデータ収集エリアの情報を,災害情報センターサーバーより入手し,当該エリアの前記契約車両の前記走行データ(プローブデータ)から前記道路交通情報を作成することを特徴とする請求項記載の災害時の車両の迂回路支援システム。
  3. 前記2輪車のための車両種別IDには,山間部の悪路走破性の高い,車両の最低地上高が高いオフロード車と,最低地上高はオフロード車より低く,平坦な道路が比較的多い都市部で高速走行性が高いオンロードバイクとを区別する識別子を含ませることを特徴とする請求項1または2に記載の災害時の車両の迂回路支援システム。
  4. 前記車両種別IDは,当該車両種別IDが付与される車両の車体番号とするか,該車体番号を含むIDとすることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の災害時の車両の迂回路支援システム。
  5. 前記4輪車用の支援ルートは4輪車用のコストを用いて作成し,前記2輪車用の支援ルートは2輪車用のコストを用いて作成することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の災害時の車両の迂回路支援システム。
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