JP5448679B2 - 無線基地局装置 - Google Patents

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本発明は、携帯無線システムの無線アクセスネットワークにおいて、外部基準時刻源を用いて周波数制御を行う無線基地局装置に関する。
従来、携帯電話システムの無線基地局装置は、送信する無線信号の周波数を高い安定度で保つ(周波数を制御する)必要があり、高精度で高安定な発振器を用いて定期的に較正するか、または外部の基準発振器から受信した基準信号に同期することでこれを実現している。しかしながら、高精度で高安定な発振器は高価であり装置コストが増大するため、装置コストを抑えるには、通常、外部基準発振器に同期する方法を採用する。
たとえば、下記特許文献1には、IP通信網のように物理的にタイミング信号を伝送できない回線を介して接続される無線基地局装置が、外部基準時刻源から時刻情報パケットを受信して自装置内の時刻とのずれの量に基づいて自装置内のローカルクロックを同期化する際に、伝送遅延変動による同期精度の低下を防止するため、時刻情報パケットの往復遅延を基に外部基準時刻源から自装置への復路遅延を算出し、過度の遅延を有した時刻情報パケットを破棄する技術が開示されている。
特開2007−174676号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、外部基準時刻源と自装置との間の往復遅延を基にして復路遅延を算出しているため、算出された復路遅延には自装置から外部基準時刻源への片道伝送遅延に含まれる遅延変動による誤差も含まれる。そのため、周波数制御の同期精度が低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、時刻情報パケット取得の際に発生した遅延変動による誤差を抑制して高精度な周波数制御を実行可能な無線基地局装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、外部基準時刻源装置と接続し、当該外部基準時刻源装置から取得した時刻情報に基づいて、クロック周波数を制御する無線基地局装置であって、前記外部基準時刻源装置に対して周波数制御の実施毎に複数の時刻情報要求を送信し、当該外部基準時刻源装置から時刻情報を受信する毎に当該時刻情報受信時の自装置内時刻を取得する時刻情報取得手段と、前記時刻情報要求の送信時刻、当該時刻情報要求に対する応答である前記外部基準時刻源装置から受信した時刻情報、および当該時刻情報受信時の自装置内時刻、の組み合わせ毎に、当該時刻情報要求の送信時刻と当該時刻情報受信時の自装置内時刻とに基づいて伝送遅延時間を算出し、さらに、当該伝送遅延時間が許容範囲内の組み合わせを対象に、当該組み合わせを構成する時刻情報と自装置内時刻との差分を計算し、差分の計算を行った組み合わせの中から、当該差分を用いて前記外部基準時刻源装置から無線基地局装置への伝送遅延の変動が最小となる組み合わせを選択する遅延比較手段と、前記遅延比較手段により選択された組み合わせを構成する時刻情報と自装置内時刻とを用いて、周波数制御の実施毎に、自装置のクロック周波数に対する制御量を算出する制御量算出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、遅延変動が発生した場合においても高精度な周波数制御ができる、という効果を奏する。
図1は、無線基地局装置の構成例を示す図である。 図2は、複数の無線基地局装置が基準時刻源装置に接続されている構成を示す図である。 図3は、無線基地局装置毎のアクセス分散の様子を示す図である。 図4は、無線基地局装置の時刻情報取得動作を示す図である。 図5は、往復遅延の許容範囲を示す図である。 図6は、復路遅延変動による時刻応答受信間隔の変動を示す図である。
以下に、本発明にかかる無線基地局装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、無線基地局装置の構成例を示す図である。ここで、無線基地局装置1は、IP(Internet Protocol)通信網2と接続し、IP通信網2を介して基準時刻源装置3へ時刻情報を要求し、その応答として受信した時刻情報パケットを用いて自装置内動作クロックの周波数制御を行う。基準時刻源装置3は、高精度・高安定な基準クロックにより動作し、無線基地局装置1から受信した要求に応じて基準時刻情報を付与し生成した時刻情報パケットをIP通信網2経由で時刻情報の要求元(無線基地局装置1)へ送信する。
無線基地局装置1は、アクセス制御部10と、時刻情報取得部11と、時刻カウンタ部12と、遅延比較部13と、制御量算出部14と、可変発振部15と、を備える。アクセス制御部10は、自装置に固有の情報(例えば製造番号など)を基に基準時刻源装置3に対して時刻要求パケットの送信を行うことができるアクセス割当時間を決定し、時刻情報取得部11へ通知する。時刻情報取得部11は、通知されたアクセス割当時間に、基準時刻源装置3に対して時刻情報の要求を複数送信してそれに対する応答である時刻情報パケットを受信すると共に、応答受信時に時刻カウンタ部12から自装置内時刻を取得し、時刻情報要求の送信時間、受信した時刻情報および自装置内時刻の組み合わせを遅延比較部13へ通知する。時刻カウンタ部12は、可変発振部15から発振される周波数に従って時刻をカウントする。遅延比較部13は、通知された複数の情報から個々の時刻情報パケットの基準時刻源装置3と無線基地局装置1との間の往復遅延時間を比較し、許容範囲内の中から、さらに基準時刻源装置3から無線基地局装置1への伝送遅延(以下、復路遅延とする。)の変動が最小となるものを周波数制御に使用する情報として選択する。制御量算出部14は、遅延比較部13で選択された情報を用いて、可変発振部15が発振する動作周波数に対する制御量を算出する。可変発振部15は、無線基地局装置1における動作周波数の発振器である。
つづいて、無線基地局装置1において時刻情報を取得する動作について説明する。図2は、複数の無線基地局装置1−1〜1−nが同時に基準時刻源装置3へ接続される場合の構成を示す図である。複数の無線基地局装置1−1〜1−nのアクセス制御部10では、それぞれが持っている自装置に固有の情報(例えば製造番号など)を用いて基準時刻源装置3へ時刻要求パケットの送信を行うことができるアクセス割当時間を決定し、装置毎にアクセスする時間をずらして基準時刻源装置3に対するアクセスを分散する。
このときの各無線基地局装置に対するアクセス割当時間は図3のように周波数制御の実施間隔の中で分割される。図3は、アクセス制御部10による無線基地局装置毎のアクセス分散の様子を示す図である。ここでは、無線基地局装置1−1から1−nの順に並ぶようにアクセス割当時間が割り当てられる例を示しているが、乱数などを用いてランダムな順番に並ぶように割り当ててもよい。また、各アクセス割当時間には1台の無線基地局装置のみが割り当てられる例を図示しているが、基準時刻源装置3が遅延を増加させることなく処理できる範囲内であれば、1つのアクセス割当時間に複数の無線基地局装置を割り当ててもよい。
IP通信網2上で周期的なアプリケーションパケットが伝送される場合、時刻情報パケットの遅延変動を抑えるため、時刻要求パケットの送信タイミングに任意に変化する遅延を与え、周期的に伝送されるアプリケーションパケットとのIP通信網2上での衝突を回避しても、基準時刻源装置3に複数の無線基地局装置1−1〜1−nが接続された状態では、基準時刻源装置3への要求が重なって負荷が増加し遅延変動が発生する。この場合、複数の基準時刻源装置3を備える必要が生じ、設備投資を増加させてしまうことになるが、上述のようにアクセスを分散することで、基準時刻源装置3に複数の無線基地局装置1−1〜1−nが接続される場合でも、基準時刻源装置3の負荷増大による遅延変動を回避でき遅延変動による誤差を低減し、周波数制御の精度を向上することができる。
図4は、無線基地局装置1の時刻情報取得動作を示す図である。無線基地局装置1と基準時刻源装置3との間で時刻情報の要求および応答を送受信する様子を示すものである。
無線基地局装置1の時刻情報取得部11が、時刻Ta1において時刻要求S11aを送信し、基準時刻源装置3が、時刻Ta2で時刻要求S11aを受信する。基準時刻源装置3が、受信した時刻要求S11aに対して基準時刻情報を格納した時刻応答S12aを時刻Ta3で送信し、無線基地局装置1の時刻情報取得部11が、時刻応答S12aを受信する。このとき、時刻情報取得部11は、時刻応答S12a受信時の時刻Ta4を時刻カウンタ部12より取得する。同様に、Tb1〜Tb4間においても、無線基地局装置1および基準時刻源装置3との間で、時刻要求S11b、時刻応答S12bの送受信を行う。
なお、図示していないが、時刻情報取得部11は、時刻情報取得動作のタイミングにおいて、時刻情報の要求を複数回送信し、時刻情報要求の送信時刻(Ta1)、基準時刻源装置3から受信した複数の時刻情報(送信時刻:Ta3)、および、その個々に対応する装置内時刻(受信時刻:Ta4)の組を取得する。また、時刻情報取得部11は、周波数制御の実施間隔として、設定された間隔(図4における、時刻要求S11aの送信時刻Ta1と時刻要求S11bの送信時刻Tb1との間隔)で時刻情報の取得動作を繰り返し実行する。
遅延比較部13は、周波数制御の実施間隔毎に、複数の時刻情報要求の送信時刻、時刻情報、および、装置内時刻の組の中から、基準時刻源装置3と無線基地局装置1との間の往復遅延を比較し、これが予め設定された許容範囲内にあるものを有効と判定し、さらに、有効と判定した組の中から復路遅延の変動が最小の値となるものを選択する。
ここで、往復遅延とは、装置内時刻と時刻情報要求の送信時刻との差分であり、図4において、無線基地局装置1が、時刻要求S11aを送信してから時刻応答S12aを受信するまでの間隔「Ta4−Ta1」を指す。
図5は、遅延比較部13における往復遅延の許容範囲を示す図である。前記「Ta4−Ta1」の許容範囲を示すものである。例えば、前記往復遅延の比較を行う際には、時刻t1からt2の間の最小往復遅延量がd1であったとき、遅延変動が許容される幅をdaとすると往復遅延「Ta4−Ta1」がd1から「d1+da」の範囲内にあるものを有効と判定する。また、時刻t2からt3の間のように最小往復遅延量がd2に変わったときには、往復遅延「Ta4−Ta1」がd2から「d2+da」の範囲内にあるものを有効と判定する。ここで、時刻t2における最小往復遅延量の変化は、IP通信網2内の通信経路が変更されることにより通信経路上で経由する伝送機器の台数が増加することなどによって比較的長期的に発生するものであり、IP通信網2内のパケット同士の衝突による遅延変動が発生する時間に対して十分長い期間の遅延変動傾向を観測することによりパケット衝突による比較的短期的な遅延変動と区別することができる。
遅延比較部13は、基準時刻源装置3と無線基地局装置1との間の往復遅延を比較した結果、有効と判定した組の中から復路遅延の変動が最小の値となるものを選択する。復路遅延とは、装置内時刻と時刻情報との差分から、無線基地局装置1と基準時刻源装置3との間の周波数ずれによる時間差を除いたものとなる。装置内時刻と時刻情報との差分とは、図4において、基準時刻源装置3が時刻応答S12aを送信してから無線基地局装置1が受信するまでの間隔「Ta4−Ta3」を指す。
復路遅延の変動が最小の値となるものを選択する方法として、例えば、「Ta4−Ta3」の値を有効と判定した組の間で比較し、この値が最小となるものを選択する。これは、IP通信網2における短期間の伝送遅延の変動要因が主としてパケット同士の衝突によるネットワーク上の伝送機器における処理待ち時間に起因するものであり、複数のパケットを送受信することでパケット同士の衝突を回避できたものが最小の復路遅延となるパケットとして選択されることになるためである。または、有効と判定した組の中で「Ta4−Ta3」の値の分布状況を確認し、発生頻度が最も大きい値となるものを選択しても良い。これにより、有効と判定した組の中で最も発生確率の高いものを選択することになり、次の周波数制御を実施する際に、復路遅延の変動がより小さいものを選択できる確率が高くなる。
つぎに、制御量算出部14は、前記周波数制御の実施間隔毎に選択された組のうち時刻情報と装置内時刻(図4では、Ta3とTa4、および、Tb3とTb4)を用いて、時刻応答S12aと時刻応答S12bの送信間隔「Tb3−Ta3」と時刻応答S12aと時刻応答S12bの受信間隔「Tb4−Ta4」を比較して、基準時刻源装置3と自装置内クロックの周波数がどれだけずれているかを算出し、可変発振部15に対する制御量(以下、周波数制御量とする)を決定する。
このとき、算出に使用した周波数制御の実施間隔毎に選択された時刻情報と装置内時刻の組において、それぞれの復路遅延が同一の値であれば、算出される周波数制御量は誤差を含まないことになるが、現実のIP通信網2では前述のパケット同士の衝突などにより遅延の変動が生じ、この遅延変動が周波数制御量における誤差の要因となる。
図6は、誤差要因である復路遅延変動による時刻応答受信間隔の変動の様子を示す図である。例えば、時刻Ta3に送信された時刻応答S12aの復路遅延変動が最大値Zであり、時刻Tb3に送信された時刻応答S12bの復路遅延変動が0であった場合、時刻応答S12aと時刻応答S12bの受信間隔(Tb4(MIN)−Ta4(MAX))は最小となる。一方、時刻Ta3に送信された時刻応答S12aの復路遅延変動が0であり、時刻Tb3に送信された時刻応答S12bの復路遅延変動が最大値Zであった場合、時刻応答S12aと時刻応答S12bの受信間隔(Tb4(MAX)−Ta4(MIN))は最大となることを示している。
無線基地局装置1では、基準時刻源装置3から受信した時刻応答の復路遅延変動量を把握することにより、周波数制御量における誤差を算出することができる。誤差を算出することによって、制御量算出部14が決定した周波数制御量の精度を求めることができる。
誤差の算出方法としては、例えば、「今回の装置内時刻と時刻情報との差分(Tb4−Tb3)/前回の装置内時刻と時刻情報との差分(Ta4−Ta3)」として求めることができる。正確な数値は算出できないが、相対的な比較は可能である。なお、誤差の算出方法は、これに限定するものではなく、他の式に基づいて算出してもよく、また、上記の式の分母を「過去に周波数制御をしたうちの装置内時刻と時刻情報との差分の最小値」としてもよい。
ここで、実際に算出された周波数制御量が、前記時刻応答S12aと時刻応答S12bの受信間隔が最大値または最小値となったときの時刻情報を用いて周波数制御量を算出した場合に発生する誤差(即ち最大の誤差)と当該周波数制御の実施間隔において発生し得る周波数変動量との和を超えていた場合には、算出された周波数制御量が異常であると判断して破棄し、往復遅延を比較した結果有効と判定した組の中から復路遅延が次に最小の値となるものを選択して周波数制御量を再計算する。この再計算を予め設定された回数繰り返した結果、同様に異常と判定された場合は、取得済みの情報を全て破棄し次のアクセス割当時間となるのを待つこととする。
以上説明したように、本実施の形態では、無線基地局装置1において、時刻情報取得部11が、周波数制御の実施間隔毎に、時刻情報要求の送信時刻、時刻情報、および装置内時刻からなる複数の組を取得し、遅延比較部13が、時刻情報要求の送信時刻および装置内時刻に基づいて算出される往復遅延が許容範囲内となる組の中から、さらに、時刻情報と装置内時刻によって算出される復路遅延の変動が最小となる組を選択し、制御量算出部14が、隣接する実施間隔において選択した組の時刻情報および装置内時刻を用いて、時刻情報の差分、および装置内時刻の差分を算出し、算出した2つの差分に基づいて、周波数制御量を決定することとした。これにより、時刻情報パケットの取得において遅延変動が発生した場合でも遅延変動による誤差を最低限に抑えて周波数制御の精度を向上することができる。さらに、周波数制御に使用する情報とは異なる情報を用いて異常監視を行うため、周波数制御の信頼性を向上することができる。
また、アクセス制御部10の制御により、基準時刻源装置3に対するアクセスが分散されるよう動作するため、基準時刻源装置3に対して複数の無線基地局装置1−1〜1−nが同時に接続される場合であっても、基準時刻源装置3の負荷増大による遅延変動を回避できることとした。これにより、遅延変動による誤差を低減することができ、周波数制御の精度を向上することができると同時に基準時刻源装置3に対する設備投資の増加を防止することができる。
また、算出された周波数制御量が当該周波数制御の実施間隔で発生し得る最大値を超えた場合は異常と判断し、再計算、または取得した情報を破棄することとした。これにより、異常な周波数制御を実施することを防ぐことができ信頼性を向上することができる。
なお、時刻情報要求の送信時刻、時刻情報、装置内時刻の組を用いて遅延変動が発生した場合の遅延変動による誤差を抑える方法、および、アクセス制御部10の制御により、基準時刻源装置3に対するアクセスを分散させることによって、基準時刻源装置3の負荷増大による遅延変動を回避する方法、の2つについて説明したが、従来からの装置にいずれか1つを適用した場合においても、周波数制御における誤差を抑えることが可能である。
なお、無線基地局装置1の周波数制御に利用する場合について説明したが、これに限定するものではなく、IP通信網2のように物理的にタイミング情報を伝送できないネットワークに接続され、かつ、高精度・高安定のクロックを必要とする装置であれば、無線基地局装置1に関わらずその他の装置にも適用可能である。また、物理的にタイミング情報を伝送できないネットワークを、IP通信網に限定するものではない。
以上のように、本発明にかかる無線基地局装置は、携帯電話システムの無線基地局装置に有用であり、特に、外部装置からの時刻情報に基づいて周波数制御を行う無線基地局装置に適している。
1 無線基地局装置
2 IP通信網
3 基準時刻源装置
10 アクセス制御部
11 時刻情報取得部
12 時刻カウンタ部
13 遅延比較部
14 制御量算出部
15 可変発振部

Claims (7)

  1. 外部基準時刻源装置と接続し、当該外部基準時刻源装置から取得した時刻情報に基づいて、クロック周波数を制御する無線基地局装置であって、
    前記外部基準時刻源装置に対して周波数制御の実施毎の各送信タイミングで複数の時刻情報要求を送信し、当該外部基準時刻源装置から時刻情報を受信する毎に当該時刻情報受信時の自装置内時刻を取得する時刻情報取得手段と、
    前記時刻情報要求の送信時刻、当該時刻情報要求に対する応答である前記外部基準時刻源装置から受信した時刻情報、および当該時刻情報受信時の自装置内時刻、の組み合わせ毎に、当該時刻情報要求の送信時刻と当該時刻情報受信時の自装置内時刻とに基づいて伝送遅延時間を算出し、さらに、当該伝送遅延時間が許容範囲内の組み合わせを対象に、当該組み合わせを構成する時刻情報と自装置内時刻との差分を計算し、差分の計算を行った組み合わせの中から、当該差分を用いて前記外部基準時刻源装置から無線基地局装置への伝送遅延の変動が最小となる組み合わせを選択する遅延比較手段と、
    前記遅延比較手段により選択された組み合わせを構成する時刻情報と自装置内時刻とを用いて、周波数制御の実施毎に、自装置のクロック周波数に対する制御量を算出する制御量算出手段と、
    を備えることを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記遅延比較手段は、前記伝送遅延時間の最小値を継続的に観測し、長期的に発生する遅延変動を検出した場合は前記許容範囲を変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
  3. 前記制御量算出手段は、算出した制御量が所定のしきい値を超えた場合に異常と判断し、前記遅延比較手段から異なる組み合わせを取得して再計算を行う、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線基地局装置。
  4. 所定の回数の再計算を実施した結果、算出した制御量が前記所定のしきい値を超えた場合、
    前記制御量算出手段は、前記時刻情報取得手段に対して、今回の周波数制御の際に取得した時刻情報要求の送信時間、時刻情報、および時刻情報受信時の自装置内時刻を破棄するように指示し、
    前記時刻情報取得手段は、前記制御量算出手段からの指示に基づいて、今回の周波数制御の際に取得した時刻情報要求の送信時間、時刻情報、および時刻情報受信時の自装置内時刻を破棄する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線基地局装置。
  5. さらに、
    前記外部基準時刻源装置に対する時刻情報要求の送信タイミングを決定するアクセス制御手段、
    を備え、
    前記時刻情報取得手段は、前記アクセス制御手段が決定した送信タイミングに応じて前記外部基準時刻源装置に対する時刻情報要求を送信する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の無線基地局装置。
  6. 前記アクセス制御手段は、自装置固有の情報を用いて前記外部基準時刻源装置に対する時刻情報要求の送信タイミングを決定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線基地局装置。
  7. 前記アクセス制御手段は、乱数を用いて前記外部基準時刻源装置に対する時刻情報要求の送信タイミングを決定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線基地局装置。
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