JP5448664B2 - 冷却貯蔵庫の扉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレハブ式冷蔵庫等の冷却貯蔵庫に装備される扉装置に関する。
従来、プレハブ式冷蔵庫の扉装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、貯蔵庫本体の前面等に出入口用の開口部が形成されてこの開口部の上縁に沿って水平なレールが配設され、このレールにスライド扉の上縁に設けられた一対の車輪が転動可能に装着されるとともに、レールには、各車輪を個別に落とし込むことが可能で貯蔵庫本体側に接近するように斜め下向きに凹み形成された凹部が設けられた構造である。そしてスライド扉は、両車輪をレール上で転動させつつ開閉され、全閉されたときには、両車輪が対応する凹部に落とし込まれることでスライド扉が貯蔵庫本体側に接近して、スライド扉の内面の周縁部に設けられたパッキンを開口部の口縁に密着させることで密閉し、全閉状態から開放するときには、両車輪を対応する凹部から脱出させつつスライド扉を貯蔵庫本体から離間させた状態としてレールに沿って移動させるようになっている。
実公平2−18470号公報
上記のようにスライド扉を全閉位置から開ける場合には、両車輪を対応する凹部から脱出させつつ、言い換えるとスライド扉を持ち上げつつ開放操作する必要があり、特にこの種のプレハブ式冷蔵庫のスライド扉は相応に重いことから、開放時おいて大きな始動力が必要になるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、スライド扉の開放始動時における操作力を軽減するところにある。
本発明は、貯蔵庫本体の開口部の上縁に沿って水平なレールが配設され、このレールにスライド扉の上縁に設けられた複数の車輪が転動可能に装着されるとともに、前記レールには、前記各車輪を個別に落とし込むことが可能で前記貯蔵庫本体側に接近するように斜め下向きに凹み形成された凹部が設けられ、前記スライド扉は前記車輪を前記レール上で転動させつつ開閉され、全閉位置では、前記各車輪が対応する前記凹部に落とし込まれることで前記スライド扉が前記貯蔵庫本体側に接近して同スライド扉に設けられたパッキンを前記開口部の口縁に密着させ、開放時には、前記各車輪が対応する前記凹部から脱出して前記スライド扉が前記貯蔵庫本体から離間した状態で前記レールに沿って移動するようにした冷却貯蔵庫の扉装置において、前記各凹部は、前記スライド扉が全閉位置にあるときには対応する前記車輪を揃って落とし込んだ状態に維持し、かつ前記全閉位置から開放操作される場合には対応する前記車輪が当該凹部から脱出するタイミングが異なるような形態で設けられているところに特徴を有する。
スライド扉が全閉されたときには、各車輪が揃って対応する凹部に落とし込まれた状態に維持され、スライド扉は全面に亘って貯蔵庫本体側に接近することで開口部の口縁が確実に密閉される。スライド扉が全閉状態から開放される際には、各車輪が対応する凹部から時間差を持って脱出し、引き続いてレールに沿って移動して開放される。
スライド扉の開放始動時には、各車輪が時間差を持って対応する凹部から脱出し、そのためスライド扉の重量を分散して持ち上げつつ開放することになるから、開放時の始動力を軽減することができる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記凹部は、前記レールにおける前記車輪の転動面から所定深さ下がった位置にある底部と、同底部と前記転動面とを繋ぐ傾斜した昇降面とを備えてなり、前記各凹部ではそれぞれの底部について前記車輪の転動方向の長さを異にして形成され、かつ前記スライド扉が全閉位置にある場合に、前記各車輪は、対応する前記凹部の底部上における前記昇降面からの離間距離が互いに異なった位置に落とし込まれるようになっている。
全閉位置では、各車輪が揃って対応する凹部の底部に落とし込まれた状態にあり、スライド扉が全面に亘って貯蔵庫本体側に接近して開口部の口縁が全周に亘って密閉される。スライド扉が全閉状態から開放される際には、各車輪が対応する凹部の底部から時間差を持って昇降面を昇り、同様に重量を分散して持ち上げつつ開放することとなって、開放時の始動力が軽減される。また、全閉される場合も、各車輪は、時間差を持って対応する凹部の昇降面を降りることになるから、全閉動作を緩速度に抑えて行うことができる。
(2)前記車輪が胴部の両側に大径のリムを設けた形状であるのに対して、前記レールが、角材を断面略菱形をなす回動姿勢で水平方向に配することで形成されて、同レールの上部側の両斜面が前記車輪の各リムが転動する転動面となっており、この転動面のうち前記貯蔵庫本体に背を向けた側の斜面に、前記各凹部が凹み形成されている。レールを簡単な構造に留めた上で、開放時の始動力を軽減する機能を果たすことができる。
本発明によれば、スライド扉を全閉状態から開放始動する際の操作力を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係るプレハブ式冷凍冷蔵庫の閉扉状態の正面図 その部分側断面図 スライド扉の開閉構造部分の分解斜視図 レールの分解斜視図 スライド扉の開放状態における部分断面図 同全閉状態における部分断面図 車輪の移動動作を説明する概略正面図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図7によって説明する。この実施形態では、プレハブ式冷凍冷蔵庫を例示している。
図1において、符号10は貯蔵庫本体であって、複数枚の断熱パネルを組み付けた方形の断熱箱体から構成されている。貯蔵庫本体10の前面における正面から見た左半分の領域には、出入口となる開口部11がほぼ全高に亘って形成されているとともに、この開口部11を開閉する断熱性のスライド扉15が配設されている。このスライド扉15の表面における左側縁部には、同スライド扉15を開閉操作するための把手16が設けられており、また同スライド扉15の裏面の周縁部には、図2に示すように、上記した開口部11の口縁部に当接して同開口部11を密閉するためのパッキン17が装着されている。
続いて、スライド扉15の開閉構造を説明する。
貯蔵庫本体10の前面には、スライド扉15を走行案内するためのレール20が、開口部11の上縁に沿った位置において、水平姿勢でほぼ全幅に亘って装着されている。このレール20は、詳しくは後記するが、全体としては断面正方形をなす角材からなり、同角材が、図2、図3にも示すように、断面菱形をなす回動姿勢を採った状態において、長さ方向の両端部並びに中央部の都合3箇所を、貯蔵庫本体10の前面に設けられた支持金具22で受けられて支持されている。
支持金具22は、図5に示すように、上面板23の後縁から背面板24を垂下させ、同背面板24の下縁から45度の角度をなして貯蔵庫本体10から離間する手前側の斜め下方を向いた傾斜板25が折曲形成され、同傾斜板25の先端部25Aが斜め上方を向いて直角曲げされた形状である。そして、各支持金具22の背面板24がスペーサ26を挟んで貯蔵庫本体10の表面の所定位置に通しボルト27で固定され、レール20の下半分の山形部分が、傾斜板25の先端の90度をなす受け部28に嵌められてボルト29で固定されることによって、レール20は、貯蔵庫本体10の前面から所定寸法前方に離間した位置において、上記したように、断面菱形をなす回動姿勢を採って水平姿勢で支持されている。また、レール20と支持金具22の上面板23との間には、後記する車輪30の通過を許容するスペースが確保されている。
スライド扉15の上縁における左右両端部には、一対の車輪30A,30Bが配されている。なお、両車輪30A,30Bに共通した説明を行う場合は、添え字A,Bを付すことなく、車輪30として説明する場合がある。車輪30は、円弧形溝32が外周面に周設された胴部31の両面に、一対の大径のリム33X,33Yが設けられた形状である。スライド扉15の上縁の左右両端部には、それぞれL型ブラケット35が立てられ、その縦板の上端部の裏面側に、上記した車輪30が軸36を中心とした回転自由に支持されている。
このような両車輪30が上記したレール20に対して吊り下げ状態で載せられ、詳細には図5に示すように、車輪30の両リム33X,33Yが、レール20の上半分における表側と裏側の各斜面41X,41Yに載り、また胴部31の円弧形溝32の溝底がレール20の稜線42に載った状態で、各車輪30は転動可能に支持されている。従って、レール20における上半分の山形部分の両斜面41X,41Y(稜線42も含む)が、車輪30の転動面40となる。
また、このとき、スライド扉15の裏面に装着されたパッキン17は、貯蔵庫本体10の前面から所定寸法離間している。
すなわちスライド扉15は、両車輪30をレール20に沿って転動させつつ、図1に示すように、貯蔵庫本体10の開口部11を全閉する全閉位置と、図示はしないが上記の開口部11を全開する全開位置との間で往復移動可能となっている。なお図1の左端と右端の支持金具22には、それぞれ車輪30を当ててスライド扉15を全閉位置または全開位置で移動停止させるストッパ45が設けられている(図5)。
またこの間、図1,図2に示すように、スライド扉15の下縁に設けられたガイド18が、設置面に設けられたローラ19を挟んでいることにより、スライド扉15の下端側がばたつくことなく、スムーズに開閉される。
一方、スライド扉15が全閉位置に至ったときには、スライド扉15が貯蔵庫本体10側に接近してパッキン17により開口部11を密閉できるようにした手段が講じられている。
そのためレール20には、転動面40のうちの手前側の斜面41Xにおける長さ方向の左端部と中央部とに、それぞれ車輪30A,30Bを落とし込むための第1凹部56Aと第2凹部56Bとが形成されている。
詳細には、レール20は、図4に示すように、断面正方形をなす角パイプ状のレール本体50と、上記した第1凹部56Aを形成した第1落とし込み部材55Aと、第2凹部56Bを形成した第2落とし込み部材55Bとを備え、レール本体50はさらに2分割されている。
第1落とし込み部材55Aは、レール20全体の左端に配されるものであって、上記したレール本体50と同じ外形になる断面正方形の短寸の角棒を素材としており、同角棒の一面(配設時に上側の手前の斜面41Xとなる面)に、第1凹部56Aが全幅に亘って形成されている。この第1凹部56Aは、両側に緩傾斜のテーパ面57A,58を備えたV字溝として形成されており、車輪30Aが同第1凹部56Aに落とし込まれたときには、図7に示すように、手前側のリム33Xの下部側が、両テーパ面57A,58に倣って嵌るようになっている。
第1凹部56Aの両テーパ面57A,58のうち配設時に右側に来るテーパ面57Aが、車輪30Aのリム33Xが昇降する昇降面となり(以下、昇降面57Aという)、一方左側に来るテーパ面58は、言わば車輪30のリム33Xの逃がし面として機能する。
また、同第1落とし込み部材55Aの一端面(配設時の右端面)には、レール本体50の端部に緊密に嵌合される嵌合突部60が突出形成されている。
第2落とし込み部材55Bは、レール20全体の長さ方向の中央部に配されるものであって、第1落とし込み部材55Aと同様に、レール本体50と同じ外形になる断面正方形であるが、同第1落とし込み部材55Aよりも所定寸法長い角棒を素材として形成されており、同角棒の一面(配設時に上側の手前の斜面41Xとなる面)に、第2凹部56Bが全幅に亘って形成されている。この第2凹部56Bは、両側に緩傾斜のテーパ面57B,58を備えることは第1凹部56Aと同様であるが、谷底の部分に、所定長さのストレート面59が設けられている。このストレート面59の長さは、例えば第1凹部56Aの昇降面57Aの水平方向の長さに匹敵する長さが採られている。
また同様に、第2凹部56Bの両テーパ面57B,58のうち配設時に右側に来るテーパ面57Bが、車輪30Bのリム33Xが昇降する昇降面となり(以下、昇降面57Bという)、左側に来るテーパ面58は、同じく車輪30Bのリム33Xの逃がし面として機能する。第2落とし込み部材55Bでは、両端面に、レール本体50の端部に緊密に嵌合される嵌合突部60が突出形成されている。
図4に示すように、上記した第1落とし込み部材55Aの嵌合突部60が一方のレール本体50の左端部に嵌合され、また第2落とし込み部材55Bの両側の嵌合突部60が、上記した一方のレール本体50の右端部と、もう一方のレール本体50の左端部とにそれぞれ嵌合されることで、図3に示すように、1本に繋がったレール20が構成される。そして同レール20は、第1凹部56Aと第2凹部56Bとが、上部の表側の斜面41Xに位置するような回動姿勢を採って、上記したように支持金具22によって水平姿勢で支持されている。
そして、スライド扉15が全閉位置にあるときには、左右の車輪30A,30Bが第1凹部56Aと第2凹部56Bの形成位置に対応し、図6に示すように、各車輪30A,30Bのそれぞれの表側のリム33Xが、第1凹部56Aまたは第2凹部56Bに落ち込むとともに、裏側のリム33Yが、裏側の斜面41Yの裾側に載置位置を移動させつつ、両車輪30A,30Bが共に貯蔵庫本体10側に接近するように斜め下向き移動し、これに伴いスライド扉15が、同じく貯蔵庫本体10側に接近するように斜め下向き所定寸法移動し、同スライド扉15の裏面に装着されたパッキン17が、開口部11の口縁部に弾縮しつつ押し付けられる設定となっている。
また、このようにスライド扉15が全閉位置にある場合、特に、第2凹部56Bに落ち込んだ右側の車輪30B(リム33X)は、図7の実線に示すように、第2凹部56Bの底部を構成するストレート面59のうちの、昇降面57Bから離間した端部側に載った状態となるように設定されている。
本実施形態は上記のような構造であって、スライド扉15が図1に示す全閉位置にあるときには、図6及び図7の実線に示すように、各車輪30A,30Bの表側のリム33Xが対応する第1凹部56Aと第2凹部56Bとにそれぞれ落ち込んだ状態にあり、スライド扉15は、貯蔵庫本体10側に接近するように斜め下方に移動し、裏面のパッキン17が貯蔵庫本体10の開口部11の口縁部に密着して同開口部11が密閉された状態にある。
スライド扉15を全閉状態から開放する場合は、把手16を持ってスライド扉15を図1の右方向に移動させることになる。ここで特筆すべきは、上記した全閉状態では、図7の実線に示すように、左側の車輪30Aは第1凹部56Aの谷底、すなわち昇降面57Aの下端に位置しているのに対して、右側の車輪30Bは、第2凹部56Bの底部を構成するストレート面59における昇降面57Bから最も離間した端部に位置している。
従って係る状態からスライド扉15を開放操作すると、初めは左側の車輪30Aのリム33Xが第1凹部56Aの昇降面57Aを昇り、この間右側の車輪30Bのリム33Xは第2凹部56Bのストレート面59を転動し、図7の鎖線に示すように、左側の車輪30Aのリム33Xが昇降面57Aを昇り切って転動面40に達すると、右側の車輪30Bのリム33Xが第2凹部56Bの昇降面57Bの下端に至り、引き続いてある程度加速度が付いた状態で同昇降面57Bを昇って転動面40に達する。
言い換えるとスライド扉15は、開放のし始めでは、左側の車輪30Aのリム33Xが第1凹部56Aの昇降面57Aを昇ることによって、主に左側の部分が貯蔵庫本体10から離間するように斜め上方に持ち上げられつつ開放され、続いて、右側の車輪30Bのリム33Xが第2凹部56Bの昇降面57Bを昇ることにより、残りの右側の部分が貯蔵庫本体10から離間するように斜め上方に持ち上げられて、図5に示すように、スライド扉15の裏面のパッキン17が全周に亘って開口部11の口縁から離間する。そののちスライド扉15は、両車輪30がレール20の転動面40を転動しつつ、貯蔵庫本体10の前面との間で摩擦抵抗を受けることがない状態でスムーズに開放される。
一方、スライド扉15が開放状態から閉じられる場合は、閉鎖動作の終盤になると、まず右側の車輪30Bのリム33Xが第2凹部56Bの昇降面57Bを降り、続いて左側の車輪30Aのリム33Xが第1凹部56Aの昇降面57Aを降り、降り切ったところで全閉位置に至って停止し、この間に右側の車輪30Bのリム33Xは、第2凹部56Bの底部であるストレート面59を転動して、その昇降面57Bから最も離間した端部に至った状態となる。
以上のように本実施形態によれば、スライド扉15が全閉状態から開放される際には、各車輪30A,30Bが対応する凹部56A,56Bから時間差を持って昇降面57A,57Bを昇りながら脱出し、そのためスライド扉15の重量を分散して持ち上げつつ開放することになるから、開放時の始動力を軽減することができる。
また、全閉される場合は、各車輪30A,30Bは、時間差を持って対応する凹部56A,56Bの昇降面57A,57Bを降ることになるから、全閉動作を緩速度に抑えて行うことができ、ひいては停止時の衝撃力を緩和することができる。
また上記実施形態では、レール20に設けられた左右の第1凹部56Aと第2凹部56Bのうち、スライド扉15の開放方向の前方である右側の第2凹部56Bにストレート面59を設けており、その意義は以下のようである。
左側の第1凹部56Aにストレート面を設けた場合は、開放始動の際に一番最初に抵抗となるのは第2凹部56Bの昇降面57Bであり、把手16からの距離が遠い。
これに対し、右側の第2凹部56Bにストレート面59を設けた場合は、開放始動の際に一番最初に抵抗となるのは、把手16の直上にある第1凹部56Aの昇降面57Aであって、把手16からの距離は近いと言える。すなわち、第2凹部56Bにストレート面59を設けた場合の方が、一番最初に抵抗となる昇降面57Aと把手16との距離が近くなるから、スライド扉15を開ける力がより小さくて済む利点が得られる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、スライド扉の開放方向の前方にある第2凹部にストレート面を設けた場合を例示したが、逆に第1凹部側にストレート面を設けた構造としてもよい。
(2)上記実施形態では、各車輪が時間差を持ちながらも連続して対応する昇降面を昇降できるように、ストレート面の長さ等を設定したのであるが、同ストレート面の長さ等を適宜に変更して、各車輪が時間的に多少ラップしてそれぞれの昇降面を昇降するようにしたり、逆に多少の時間間隔を開けてそれぞれの昇降面を昇降できるようにしてもよい。
(3)両凹部に形成された昇降面の傾斜角度は任意であり、また両昇降面で傾斜角度が異なっていてもよい。
(4)各凹部において、昇降面と対向した側は、必ずしもテーパ面とする必要はない。
(5)車輪の数ひいてはレールに設ける凹部の数は、3以上設けてもよい。
(6)上記実施形態では、レールにおいて山形の転動面を構成するために、レール本体の素材に角パイプを用いたのであるが、チャンネル材やアングル材を用いてもよい。
10…貯蔵庫本体 11…開口部 15…スライド扉 17…パッキン 20…レール 30,30A,30B…車輪 31…胴部 33X,33Y…リム 40…転動面 41X,41Y…斜面 56A…第1凹部 56B…第2凹部 57A,57B…昇降面 59…ストレート面

Claims (2)

  1. 貯蔵庫本体の開口部の上縁に沿って水平なレールが配設され、このレールに断熱性のスライド扉の上縁に設けられた複数の車輪が転動可能に装着されるとともに、前記レールには、前記各車輪を個別に落とし込むことが可能で前記貯蔵庫本体側に接近するように斜め下向きに凹み形成された凹部が設けられ、
    前記スライド扉は前記車輪を前記レール上で転動させつつ開閉され、
    全閉位置では、前記各車輪が対応する前記凹部に落とし込まれることで前記スライド扉が前記貯蔵庫本体側に接近して同スライド扉に設けられたパッキンを前記開口部の口縁に密着させ、
    開放時には、前記各車輪が対応する前記凹部から脱出して前記スライド扉が前記貯蔵庫本体から離間した状態で前記レールに沿って移動するようにしており、
    前記スライド扉はその側縁部に把手を有した冷却貯蔵庫の扉装置において、
    前記各凹部は、前記スライド扉が全閉位置にあるときには対応する前記車輪を揃って落とし込んだ状態に維持し、かつ前記全閉位置から開放操作される場合には対応する前記車輪が当該凹部から脱出するタイミングが異なるような形態で設けられており、
    前記凹部は、前記レールにおける前記車輪の転動面から所定深さ下がった位置にある底部と、同底部と前記転動面とを繋ぐ傾斜した昇降面とを備えてなり、
    前記各凹部のうち、前記スライド扉が全閉位置にあるときに前記把手の上方に位置する第1凹部は、緩傾斜のテーパ面からなる前記昇降面によってV字状に形成されており、
    前記各凹部のうち、前記スライド扉が全閉位置にあるときに前記把手の上方から遠い位置に位置する第2凹部は、緩傾斜のテーパ面の谷底部分に、前記第1凹部の昇降面の水平長さに匹敵する長さのストレート面が形成されていることを特徴とする冷却貯蔵庫の扉装置。
  2. 前記車輪が胴部の両側に大径のリムを設けた形状であるのに対して、前記レールが、角材を断面略菱形をなす回動姿勢で水平方向に配することで形成されて、同レールの上部側の両斜面が前記車輪の各リムが転動する転動面となっており、この転動面のうち前記貯蔵庫本体に背を向けた側の斜面に、前記各凹部が凹み形成されていることを特徴とする請求項記載の冷却貯蔵庫の扉装置。
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