JP5446301B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP5446301B2
JP5446301B2 JP2009030692A JP2009030692A JP5446301B2 JP 5446301 B2 JP5446301 B2 JP 5446301B2 JP 2009030692 A JP2009030692 A JP 2009030692A JP 2009030692 A JP2009030692 A JP 2009030692A JP 5446301 B2 JP5446301 B2 JP 5446301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
optical fiber
pneumatic tire
cord
cords
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009030692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010184628A (ja
Inventor
寛之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2009030692A priority Critical patent/JP5446301B2/ja
Publication of JP2010184628A publication Critical patent/JP2010184628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5446301B2 publication Critical patent/JP5446301B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Optical Transform (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、タイヤを構成する各所の歪みや温度の変化を検出することのできる空気入りタイヤに関するものである。
空気入りタイヤは、リムに組み付けられ、内部に空気を充填した状態で車両に装着される。そして、車両の走行時、車両の運動に応じて転動し歪みを生じる。そして、このような車両に装着した状態での歪みを得ることが空気入りタイヤの性能を知るうえで望まれている。
従来、タイヤの固体部分に生じている歪みを検出するタイヤ歪み検出用センサシステムが知られている。かかるタイヤ歪み検出用センサシステムは、歪みに応じて反射波長が変化するファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)が形成された光ファイバを用い、この光ファイバをタイヤの内層に埋め込んだものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−15822号公報
上記特許文献1のタイヤ歪み検出用センサシステムでは、光ファイバのFBGの部分の光軸を、タイヤ径方向、タイヤ周方向、タイヤ軸方向に向けて配置すると示されている。さらに、特許文献1では、光ファイバを、タイヤ周方向に巻き回して配置する、タイヤ幅方向に一側から多側まで延ばしタイヤ周方向に所定ピッチずらせてからまたタイヤ幅方向に延ばしてジグザグに配置する、タイヤ幅方向に斜めに延ばしジグザグに配置すると示されている。
しかしながら、空気入りタイヤは、トレッド部、ショルダー部、サイドウォール部やビード部などをなすゴム材、およびカーカス層、ベルト層、ベルトカバー層、ビードコアや各補強層などをなすコードにより構成されている。そして、特許文献1のタイヤ歪み検出用センサシステムでは、これら各所の歪みを検出するような光ファイバの配置については示されていない。よって、特許文献1に示すセンサシステムにおいては、空気入りタイヤを構成する各所の歪みを状況や目的に合わせて検出することは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、空気入りタイヤを構成する各所の歪みを状況や目的に合わせて検出することのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、伸縮により光の反射波長が変化する回折格子部が形成された光ファイバを内部に埋設した空気入りタイヤにおいて、複数のコードを有する構造体について、前記コードの少なくとも1つを、複数のコードが撚られた撚りコードにおける当該コードに囲まれた中に前記光ファイバを設けてなる撚りコードに置換したことを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、撚りコードの少なくとも1つを光ファイバに置換したことで、コードが光ファイバのコアを保護する。このため、コードとコアとの間に介在する弾性体を極力少なくすることが可能になる。コードとコアとの間に介在する弾性体が多いと、撚りコード全体に生じた歪みが弾性体を介して回折格子部に伝わる際に、回折格子部への歪みの伝達に時間遅れを生じて検出精度が低下するおそれがある。この点、弾性体が少ないと、撚りコード全体に生じた歪みが回折格子部に直接的に伝わり易くなり、回折格子部への歪みの伝達に時間遅れを生じない。この結果、検出精度を向上できる。
この空気入りタイヤによれば、構造体に生じる歪みや温度の変化を状況や目的に合わせて検出できる。しかも、構造体のコードの少なくとも1つが光ファイバに置換されているので、構造体への力学的な妨げを最小限に止めることが可能である。
本発明にかかる空気入りタイヤは、空気入りタイヤを構成する各所の歪みを状況や目的に合わせて検出できる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの子午断面図である。 図2は、本発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの平面図である。 図3は、本発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤに埋設される光ファイバの概略図である。 図4は、本発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの光ファイバの配置を示す概略図である。 図5は、本発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの光ファイバの配置を示す概略図である。 図6は、本発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの光ファイバの配置を示す概略図である。
以下に、本発明にかかる空気入りタイヤの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
以下の説明において、タイヤ径方向とは、前記回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とは、タイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ幅方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示せず)と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)Cに向かう側、タイヤ幅方向外側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面Cから離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、前記回転軸を中心軸とする周方向である。
また、以下に説明する空気入りタイヤ1は、タイヤ赤道面Cを中心としてほぼ対称になるように構成されている。タイヤ赤道面Cとは、空気入りタイヤ1の回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。タイヤ幅は、タイヤ幅方向の外側に位置する部分同士のタイヤ幅方向における幅、つまり、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面Cから最も離れている部分間の距離である。なお、タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面C上にあって空気入りタイヤの周方向に沿う線をいう。本実施の形態では、タイヤ赤道線にタイヤ赤道面と同じ符号「C」を付す。そして、以下に説明する空気入りタイヤ1は、タイヤ赤道面Cを中心としてほぼ対称になるように構成されていることから、空気入りタイヤ1の回転軸を通る平面で該空気入りタイヤ1を切った場合の子午断面図(図1)においては、タイヤ赤道面Cを中心とした一側(図1において右側)のみを図示して当該一側のみを説明し、他側(図1において左側)の説明は省略する。
本実施の形態の空気入りタイヤ1は、図1に示すように、トレッド部2を有している。トレッド部2は、ゴム材からなり、空気入りタイヤ1のタイヤ径方向の最も外側で露出し、その表面が空気入りタイヤ1の輪郭となる。このトレッド部2の表面は、空気入りタイヤ1を装着する車両(図示省略)が走行した際に路面と接触する面であるトレッド面21として形成されている。
トレッド面21には、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ赤道線Cと平行なストレート溝である複数の主溝22が設けられている。本実施の形態における主溝22は、トレッド面21に4本設けられている。そして、トレッド面21には、これら複数の主溝22により、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ赤道線Cと平行なリブ状の陸部23が複数形成されている。
なお、トレッド面21においては、図2に示すように、主溝22に連通するラグ溝24により陸部23がブロック状に形成されている。また、1つの主溝22に連通しつつタイヤ幅方向に対して傾斜する突起溝25が設けられていてもよい。
また、トレッド部2のタイヤ幅方向両側には、図1に示すように、ショルダー部3、各ショルダー部3から順次連続するサイドウォール部4およびビード部5が設けられている。また、この空気入りタイヤ1は、その内部に、カーカス層6、ベルト層7およびベルト補強層8を含み構成されている。
ショルダー部3は、トレッド部2のタイヤ幅方向両外側の部位である。また、サイドウォール部4は、空気入りタイヤ1におけるタイヤ幅方向の最も外側に露出したものである。また、ビード部5は、ビードコア51とビードフィラー52とを有する。ビードコア51は、スチールワイヤであるビードコード51a(図4参照)をリング状に巻くことにより形成されている。ビードフィラー52は、カーカス層6の端部がビードコア51の位置でタイヤ幅方向外側に折り返されることにより形成された空間に配置されている。
カーカス層6は、一対のビード部5の位置で各タイヤ幅方向端部が折り返され、かつタイヤ周方向にトロイド状に掛け回されてタイヤの骨格を構成するものである。このカーカス層6は、有機繊維(ナイロンやポリエステルやレーヨンなど)や2以上の有機繊維の複合体やスチールなどのカーカスコード(図示せず)が、ゴム材で被覆されたものである。カーカスコードは、空気入りタイヤ1のタイヤ赤道線Cに直交してタイヤ子午線方向(タイヤ幅方向)に沿いつつタイヤ周方向に複数並設されている。なお、カーカスコードは、タイヤ赤道線C(タイヤ周方向)に対する角度が実質的に90[度]であって、タイヤ赤道線Cに対する90度を基準に−5[度]から+5[度]の範囲の角度を含む。また、カーカス層6は、図1で示すように1層で構成されているが、タイヤ剛性を向上するために多層構造としてもよい。
ベルト層7は、少なくとも2つのベルト71,72を積層した多層構造をなし、カーカス層6の外周であるタイヤ径方向外側に配置され、トレッド部2においてカーカス層6をタイヤ周方向に覆うものである。ベルト71,72は、有機繊維(ナイロンやポリエステルやレーヨンなど)や2以上の有機繊維の複合体やスチールなどのベルトコード(図示せず)がゴム材で被覆されたもので、該ベルトコードがタイヤ周方向、つまりタイヤ赤道線Cに対して、所定の角度をつけてバイアス方向に沿って配置されている。また、ベルト71,72は、タイヤ赤道線Cに対して、相互にコードを反対方向に傾けて配置されている。また、ベルト層7は、図1で示すように2層で構成されているが、タイヤ剛性を向上するために3層以上の構造としてもよい。
ベルト補強層8は、ベルト層7の外周であるタイヤ径方向外側に配置されてベルト層7をタイヤ周方向に覆うものである。ベルト補強層8は、有機繊維(ナイロンやポリエステルやレーヨンなど)や2以上の有機繊維の複合体やスチールなどの補強コード(図示せず)がゴム材で被覆されたもので、該コードがタイヤ周方向、つまりタイヤ赤道線Cに対して実質的に0度(タイヤ周方向に対する角度が±5[度]以下)の角度となるようにタイヤ周方向に沿って配置されている。このベルト補強層8は、1層で構成されていてもよいが、ベルト層7の端部をさらに補強するために、多層構造としてもよい。本実施の形態でのベルト補強層8は、図1で示すようにタイヤ幅方向両端側において2層のベルト補強層81,82で構成されている。
このような構成の本実施の形態の空気入りタイヤ1において、その内部には、図3に示す光ファイバ9が埋設されている。この光ファイバ9には、コア91に規則的な縞である回折格子が設けられた回折格子部としてのファイバブラッググレーティング(FBG:Fiber Bragg Grating)92が形成されている。ファイバブラッググレーティング92は、光ファイバ9のコア91中を一端側から入力され他端側に透過される光の様々な波長の中で、回折格子の周期(屈折率)に合う特定の波長だけが一端側に反射される。このファイバブラッググレーティング92の回折格子の周期は、歪みや温度によって伸縮し、この伸縮に伴い光の反射波長も変化する。このため、ファイバブラッググレーティング92が形成された光ファイバ9は、光の反射波長の変化を測定することで歪みや温度の変化を検出するセンサとして用いることができる。また、1本の光ファイバ9の長さ方向に、回折格子の周期(屈折率)が異なるファイバブラッググレーティング92を複数形成することで、光ファイバ9の1本の長さ方向にて複数箇所の歪みや温度の変化を検出することが可能である。なお、空気入りタイヤ1に埋設された光ファイバ9への入力光の出力や、反射光の測定は、空気入りタイヤ1に組み付けるリム(図示せず)を介して行うことができる。
以下、上記光ファイバ9の空気入りタイヤ1への配置について説明する。本実施の形態の空気入りタイヤ1では、複数のコードを有する構造体について、そのコードの少なくとも1つが光ファイバ9に置換されている。
複数のコードを有する構造体としては、ビードコア51、カーカス層6、ベルト層7およびベルト補強層8がある。すなわち、ビードコア51においては、ビードコード51aの少なくとも1つが光ファイバ9に置換されている。また、カーカス層6においては、カーカスコードの少なくとも1つが光ファイバ9に置換されている。また、ベルト層7においては、ベルトコードの少なくとも1つが光ファイバ9に置換されている。また、ベルト補強層8においては、補強コードの少なくとも1つが光ファイバ9に置換されている。
ビードコア51においては、ビードコード51aにおけるタイヤ周方向に生じる歪みや温度の変化を検出できる。また、カーカス層6においては、カーカスコードの延在方向(タイヤ幅方向)に生じる歪みや温度の変化を状況や目的に合わせて検出できる。また、ベルト層7においては、ベルトコードの延在方向(バイアス方向)に生じる歪みや温度の変化を検出できる。また、ベルト補強層8においては、補強コードの延在方向(タイヤ周方向)に生じる歪みや温度の変化を検出できる。
かかる空気入りタイヤ1によれば、コードを有する構造体に生じる歪みや温度の変化を状況や目的に合わせて検出することが可能になる。しかも、構造体のコードの少なくとも1つが光ファイバ9に置換されているので、構造体への力学的な妨げを最小限に止めることが可能である。
また、構造体のコードの少なくとも1つが光ファイバ9に置換される空気入りタイヤ1においては、複数束ねたコードの少なくとも1つが光ファイバ9に置換されていることが好ましい。例えば、図4に示すように、ビード部5において、ビードコア51のビードコード51aは、複数束ねられ、かつその周囲をシート状のラッピングゴム51bで被覆された形態でリング状に巻かれている。そして、このビードコード51aの少なくとも1つが光ファイバ9に置換されている。
かかる空気入りタイヤ1によれば、光ファイバ9は、通常、コア91の周囲が保護用の弾性体(ゴムなど)で覆われているが、ビードコード51aと共に光ファイバ9を束ねることで、ビードコード51aが光ファイバ9のコア91を保護する。このため、ビードコード51aとコア91との間に介在する弾性体を極力少なくすることが可能になる。ビードコード51aと共に光ファイバ9を束ねた場合、ビードコード51a全体に歪みが生じ、この歪みが光ファイバ9のファイバブラッググレーティング92に伝わる。ここで、ビードコード51aとコア91との間に介在する弾性体が多いと、ビードコード51a全体に生じた歪みが弾性体を介してファイバブラッググレーティング92に伝わる際に、ファイバブラッググレーティング92への歪みの伝達に時間遅れを生じて検出精度が低下するおそれがある。この点、弾性体が少ない方が、ビードコード51a全体に生じた歪みがファイバブラッググレーティング92に直接的に伝わり易くなり、ファイバブラッググレーティング92への歪みの伝達に時間遅れを生じない。この結果、検出精度を向上することが可能になる。
また、構造体のコードの少なくとも1つが光ファイバ9に置換される空気入りタイヤ1においては、コードは、複数のコードが撚られた撚りコードからなり、この撚りコードの少なくとも1つが光ファイバ9に置換されていることが好ましい。例えば、図5に示すように、複数のコード10aが撚られた撚りコード10について、コード10aに囲まれた中心のコードが光ファイバ9に置換されている。
かかる空気入りタイヤ1によれば、周囲の各コード10aが光ファイバ9のコア91を保護するので、コード10aとコア91との間に介在する弾性体を極力少なくすることが可能になる。このため、撚りコード10全体に生じた歪みが光ファイバ9のファイバブラッググレーティング92に直接的に伝わり易くなり、ファイバブラッググレーティング92への歪みの伝達に時間遅れを生じない。この結果、検出精度を向上することが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、図2に示すように、トレッド部2をなすトレッドゴム20の内部に、タイヤ周方向またはタイヤ幅方向もしくはバイアス方向に沿って光ファイバ9が配置されている。
かかる空気入りタイヤ1によれば、トレッドゴム20のタイヤ周方向またはタイヤ幅方向もしくはバイアス方向への歪みや温度の変化を検出することが可能になる。
特に、図1に示すように、トレッドゴム20が、ベルト補強層8覆うトレッドゴム層20aと、トレッド面21をなすトレッドゴム層20bとを異なる種類でタイヤ径方向に積層された2層構造である場合、各トレッドゴム層20a,20bの歪みや温度の変化を検出することが可能になる。
トレッドゴム20がレッドゴム層20aとトレッドゴム層20bとの2層構造である場合、図には明示しないが、以下のように光ファイバ9を配置することが考えられる。例えば、1本の光ファイバ9を、タイヤ周方向、タイヤ幅方向、またはバイアス方向に延在させつつ、各トレッドゴム層20a,20bにファイバブラッググレーティング92が位置するように、タイヤ径方向に蛇行させて配置する。また、例えば、複数の光ファイバ9を、タイヤ周方向に延在させつつ、各トレッドゴム層20a,20bにタイヤ幅方向で交互に配置する。また、例えば、複数の光ファイバ9を、タイヤ幅方向に延在させつつ、各トレッドゴム層20a,20bにタイヤ周方向で交互に配置する。また、例えば、複数の光ファイバ9を、バイアス方向に延在させつつ、各トレッドゴム層20a,20bにタイヤ周方向もしくはタイヤ幅方向で交互に配置する。このように光ファイバ9を配置することで、各トレッドゴム層20a,20bの歪みや温度の変化を分離して検出することや、トレッド部2のタイヤ径方向での歪みや温度の変化を検出することが可能になる。
また、トレッドゴム20の内部に、タイヤ周方向またはタイヤ幅方向もしくはバイアス方向に沿って光ファイバ9が配置される空気入りタイヤ1では、トレッド部2に設けられた溝直下にファイバブラッググレーティング92が位置するように、トレッドゴム20の内部に光ファイバ9が配置されていることが好ましい。例えば、図1では、主溝22の直下で、主溝22の延在方向に沿って光ファイバ9が配置されている。また、図には明示しないが、主溝22の他、ラグ溝24や突起溝25の直下で、ラグ溝24や突起溝25の延在方向に沿って光ファイバ9が配置されていてもよい。
溝直下のトレッドゴム20は、トレッド部2のうちでも歪みが大きくなることが多い。このため、溝直下で該溝の延在方向に沿って光ファイバ9を配置することがトレッドゴム20の歪みや温度の変化を検出するうえで有用である。
なお、溝直下にファイバブラッググレーティング92が位置するように光ファイバ9を配置する場合、溝の周囲にもファイバブラッググレーティング92が位置するように、溝の延在方向に沿いつつ蛇行させて光ファイバ9を配置させることが好ましい。この結果、溝周辺の歪みや温度の変化を検出することが可能になる。
また、トレッドゴム20の内部に、タイヤ周方向またはタイヤ幅方向もしくはバイアス方向に沿って光ファイバ9が配置される空気入りタイヤ1では、図6に示すように、トレッド面21に主溝22により陸部23が形成され、主溝22および陸部23がなす凹凸形状に沿って光ファイバ9が配置されていることが好ましい。また、主溝22に限らず、ラグ溝24または突起溝25と、陸部23とがなす凹凸形状に沿って光ファイバ9が配置されていてもよい。この場合、陸部23の位置である凸部にファイバブラッググレーティング92が位置する。
かかる空気入りタイヤによれば、空気入りタイヤ1を装着した車両の駆動時や制動時に、陸部23の歪みや温度の変化を検出することが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、図1に示すように、ショルダー部3をなすゴムの内部に、タイヤ周方向またはタイヤ径方向もしくはバイアス方向に沿って光ファイバ9が配置されている。
かかる空気入りタイヤ1によれば、ショルダー部3をなすゴムのタイヤ周方向またはタイヤ径方向もしくはバイアス方向への歪みや温度の変化を検出することが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、図1に示すように、サイドウォール部4をなすゴムの内部に、タイヤ周方向またはタイヤ径方向もしくはバイアス方向に沿って光ファイバ9が配置されている。
かかる空気入りタイヤ1によれば、サイドウォール部4をなすゴムのタイヤ周方向またはタイヤ径方向もしくはバイアス方向への歪みや温度の変化を検出することが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、図1に示すように、ビード部5をなすゴム(ビードフィラーゴム)の内部に、タイヤ周方向に沿って光ファイバ9が配置されている。
かかる空気入りタイヤ1によれば、ビード部5をなすゴムのタイヤ周方向への歪みや温度の変化を検出することが可能になる。
以上のように、本発明にかかる空気入りタイヤは、空気入りタイヤを構成する各所の歪みを状況や目的に合わせて検出することに適している。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
20 トレッドゴム
20a,20b トレッドゴム層
21 トレッド面
22 主溝
23 陸部
24 ラグ溝
25 突起溝
3 ショルダー部
4 サイドウォール部
5 ビード部
51 ビードコア
51a ビードコード
51b ラッピングゴム
52 ビードフィラー
6 カーカス層
7(71,72) ベルト層
8(81,82) ベルト補強層
9 光ファイバ
91 コア
92 ファイバブラッググレーティング(回折格子部)
10 撚りコード
10a コード
C タイヤ赤道面(タイヤ赤道線)

Claims (1)

  1. 伸縮により光の反射波長が変化する回折格子部が形成された光ファイバを内部に埋設した空気入りタイヤにおいて、
    複数のコードを有する構造体について、前記コードの少なくとも1つを、複数のコードが撚られた撚りコードにおける当該コードに囲まれた中に前記光ファイバを設けてなる撚りコードに置換したことを特徴とする空気入りタイヤ。
JP2009030692A 2009-02-13 2009-02-13 空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP5446301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009030692A JP5446301B2 (ja) 2009-02-13 2009-02-13 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009030692A JP5446301B2 (ja) 2009-02-13 2009-02-13 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010184628A JP2010184628A (ja) 2010-08-26
JP5446301B2 true JP5446301B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=42765552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009030692A Expired - Fee Related JP5446301B2 (ja) 2009-02-13 2009-02-13 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5446301B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019054210A1 (ja) * 2017-09-12 2019-03-21 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006015822A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Hitachi Cable Ltd タイヤ歪み検出用センサシステム
JP2009535699A (ja) * 2006-04-25 2009-10-01 ブリヂストン・フアイヤーストーン・ノース・アメリカン・タイヤ・エルエルシー ワイヤレス・マイクロ/ナノ・センサを有するエラストマー物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010184628A (ja) 2010-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6281598B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5446301B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2014205397A (ja) 空気入りタイヤ
JP2015105000A (ja) 空気入りタイヤ
US20070144649A1 (en) Overlay configuration for a tire
JP5977968B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2020049823A1 (ja) 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法
WO2021124662A1 (ja) 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法
WO2020217913A1 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP4749128B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5072187B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP6545090B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2996341B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
WO2020049822A1 (ja) 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法
JP2013100062A (ja) 空気入りタイヤ
EP3871904B1 (en) Pneumatic tire
JP7181077B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2018165064A (ja) 空気入りタイヤ
JP7238231B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP7194584B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6911628B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6668784B2 (ja) 空気入りバイアスタイヤ
WO2020084832A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP2010285034A (ja) 空気入りタイヤ
JPH09109619A (ja) 空気入りラジアルタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5446301

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees