JP5446039B2 - 集塵装置を有する穿孔機 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンマドリル等のようにコンクリートやレンガといった石材等に対し穿孔穴を開けるための電動モータやエンジン等で駆動される穿孔機に取り付けられる集塵装置に改良を施した穿孔機に関する。
コンクリートやレンガといった石材に対し穿孔穴を開けるために穿孔機が用いられる。穿孔機はドリル刃を駆動することにより被削材に穿孔穴を開けるものであり、一般的な回転ドリルや、ドリル刃を回転打撃させるハンマドリルや、振動ドリルなどがある。穿孔機を使用して穿孔作業を行う際には粉塵が発生するため、作業者は防塵マスクや保護眼鏡等を装着して作業をすることがある。近年、作業の際に発生する粉塵を取り除くために、粉塵を吸い取る集塵装置を設けたものが広く用いられるようになってきた。
特許文献1にはその一例を示す穿孔機が開示されており、その穿孔機に取り付けられる集塵装置の先端部の構造について図9を用いて説明する。従来の穿孔機の集塵アダプタ部110は、図示しない穿孔機の本体に取付けられ、被削材に穴あけする先端工具2の一部の外周と、先端工具2により空けられる被削材18の穴部付近を覆い、被削材18側を開口部とする。先端工具2による穴あけ作業により発生した粉塵は、吸塵口111bにより吸引され、接続部材112の内部に形成された集塵通路112bを通り、開口部112cに接続される集塵管(図示せず)を介して吸引される。
集塵アダプタ部110には、接続部材112の反被削材側(被削材と反対側、即ち、穿孔機側)にシール部材120が設けられる。シール部材120は、弾性材料によって構成され、先端工具2を貫通させる貫通穴120aと貫通穴から放射状に延びる切込みが形成される。シール部材120の外周側には、円周方向に連続する折り返し部120bが形成される。一方、接続部材112には、円環状に突出するリブ112aが形成され、折り返し部120bをこのリブ112aにはめ込むことによりシール部材120が接続部材112に固定される。
特開2009−66721号公報
上記した従来の集塵アダプタ部110に取り付けられるシール部材120は、ゴム等の弾性体で構成され、折り返し部120bをリブ112aにはめ込むだけで容易に固定できる。特に、集塵アダプタ部110の後方側から簡単に着脱することができて使いやすい。しかしながら、シール部材120はゴム製の薄い板状であるため、粉塵の漏れをできるだけ少なくして精度の良い集塵を行いたいという要求仕様を追求していくと、剛性の面で十分であるとは言い難くなってきた。最悪のケースでは、先端工具2の回転に巻き込まれて、シール部材120がリブ112aから脱落する恐れがあり得た。また、シール部材120の剛性の不足から破損に至ることがあり、結果として粉塵の漏れが多くなり、吸塵効率が悪くなることがあった。
一方、集塵アダプタ部110はドリル刃2を貫通させて、ドリル刃2の外周側に配置されるので、軸方向の厚さDができるだけ薄い方が好ましい。薄くすればドリル刃による有効切削深さを大きくとれるからである。しかしながら、シール部材120の装着のためにD1の分だけ厚みが必要となっており、この結果集塵アダプタ部110の軸方向の厚さDを薄くすることが困難であった。
さらに、シール部材120を取り外して交換するには、図9に示すようにドリル刃2を装着したままではシール部材120の取り外しが出来ないため、一旦ドリル刃2を穿孔機から外してからシール部材120を交換する必要があり、作業性が悪かった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、シール部材の剛性を上げることにより、シール部材が集塵アダプタ部から外れることがない集塵装置を有する穿孔機を提供することにある。
本発明の他の目的は、集塵アダプタ部の軸方向の厚さを薄くしてコンパクトにした集塵装置を有する穿孔機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ドリル刃を穿孔機から取り外すことなくシール部材を交換可能にした集塵装置を有する穿孔機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、駆動源と、駆動源の回転力を伝達して先端工具を駆動する伝達駆動部と、先端工具によって穿孔される被削材から生じる粉塵を吸引する集塵装置を有する穿孔機において、集塵装置に、先端工具を貫通させる貫通通路と、貫通通路中に形成され粉塵を吸引するための吸引口を有する集塵アダプタを設け、貫通通路の伝達駆動部側に、先端工具を貫通させる貫通穴と複数の切込みを有するシール部材を設け、シール部材を、剛性部材と剛性部材に固定される弾性部材で構成した。剛性部材はリング状の部材で、弾性部材はシート状の部材で構成することができる。
本発明の他の特徴によれば、弾性部材はシート状の部材に貫通穴と複数の切込みを形成したものであり、弾性部材の貫通穴及び切込みの有る領域以外の領域においてリング状部材に固定される。弾性部材は、接着又は焼付けによって剛性部材に固定される。また弾性部材は剛性部材と一体成形にて製造することも可能である。シール部材は、集塵アダプタの構成部材によって、先端工具の軸方向の前後方向から挟まれるようにして保持される。
本発明のさらに他の特徴によれば、集塵アダプタは、被削材側に開口するカップ状の形状を有するヘッドカバーに、被削材側からシール部材と、貫通通路を画定する覆い部材を装着する。シール部材には回り止め部が形成され、回り止め部がヘッドカバーの内壁に当接することにより、シール部材の回転方向への移動が防止される。覆い部材は弾性力のある合成樹脂により構成され、覆い部材により貫通通路と、貫通通路内に開口する吸引口が形成される。
請求項1の発明によれば、貫通通路の伝達駆動部側に、先端工具を貫通させる貫通穴と貫通穴から複数の切込みを有するシール部材を設け、シール部材を、剛性部材と、剛性部材に固定される弾性部材で構成したので、シール部材の貫通通路外周側の剛性を上げることができ、シール部材の脱落、破損を防ぎ、良好な吸塵効率を維持することが可能になる。また、切込みによって画定されているひだ部の外縁は曲率を有するので、貫通されるドリル刃2の刃部に引っかかって切れることを有効に防止することができる。
請求項2の発明によれば、剛性部材はリング状の部材であり、弾性部材はシート状の部材であるので、簡単な構造でシート部材の剛性アップを達成することができる。また、これらの構成によってもシール部材の厚さをほとんど増加させる必要がないので、設置面積を小さくすることができる。
請求項3の発明によれば、弾性部材の貫通穴及び切込みの有る領域以外の領域においてリング状部材に固定されるので、シート部材の切断されていない連続領域にてリング状部材に固定することができ、シール部材の剛性を十分高めることができる。また、リング状部材とシート部材の固定(接着)面に切込みが存在しないので、十分な耐久性を実現できる。
請求項4の発明によれば、弾性部材は、型抜きにより貫通穴と切込みが成形されたシート状の部材であり、切込みによって画定された複数のひだ部の外縁は一定の曲率を有するように縁取りされるので、貫通されるドリル刃2の刃部に引っかかって切れることを有効に防止することができ、弾性部材の耐久性を大幅に向上させることができる。
請求項5の発明によれば、貫通穴の形状は断面形状がぎざぎざ状の略円形の穴であるので、ドリル刃2との接触面積が減り、弾性部材がドリル刃の回転や軸方向の動きによって受ける力を低減させることができる。
請求項6の発明によれば、弾性部材は接着又は焼付けによって剛性部材に固定されるので、簡単な手段により確実に固定することができる。
請求項7の発明によれば、シール部材を一体成形としたことで、シール部材の大きさや厚さを小さくすることが可能となる。
請求項8の発明によれば、シール部材は、集塵アダプタの構成部材によって、先端工具の軸方向の前後方向から挟まれるようにして保持されるので、集塵アダプタの厚さを薄くすることができる。この結果、先端工具の移動ストロークを十分確保でき、より深い穿孔作業をすることができる。
請求項9の発明によれば、集塵アダプタは、被削材側に開口するカップ状の形状を有するヘッドカバーに、被削材側からシール部材と、貫通通路を画定する覆い部材を装着するので、穿孔機から先端工具を取り外すことなくシール部材の交換することができ、使い勝手の良い穿孔機を実現できる。しかも、穿孔作業中はヘッドカバーが被削材側に押しつけられるため、覆い部材が外れることが無い。
請求項10の発明によれば、シール部材には回り止め部が形成され、回り止め部がヘッドカバーの内壁に当接することにより、シール部材の回転方向への移動が防止されるので、簡単な構造でシール部材を確実に保持させることができる。
請求項11の発明によれば、覆い部材は弾性力のある合成樹脂により構成され、覆い部材により貫通通路と、貫通通路内に開口する吸引口が形成されるので、覆い部材がシール部材の保持具としての機能をしつつ、貫通通路や吸引口が形成する部材としての役割を果たすことができ、安価な製造コストを実現できる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係る穿孔機全体を示す断面図である。 集塵アダプタ部10の右側面図である。 図2のA−A部の断面図である。 集塵アダプタ部10の上部(ヘッドカバー部分)の分解図である。 右側ヘッドカバー12と左側ヘッドカバー13を分解した状態の正面図である。 シール部材20の外観を示す図であり、(1)は正面図、(2)は背面図、(3)は側面図である。 吸塵覆11の正面図である。 穿孔作業時の集塵アダプタ部10の状態を示す断面図である。 従来のシール部材を有する集塵アダプタの断面図である。 本発明の第2の実施例に係るシール部材の外観を示す図であり、(1)は正面図、(2)は背面図、(3)は図10(1)のB−B部の断面図である。 本発明の実施例に係るシール部材の製造方法を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は、本発明の実施例に係る穿孔機全体を示す断面図である。穿孔機1は、動作モードとして回転・打撃モード、回転モード、打撃モード及びニュートラルモードの4つの動作モードを備え、本体ハウジング3には、打撃機構部と、回転伝達機構部及び切替機構部を有する。本体ハウジング3の後端部にはハンドル部3aが形成され、このハンドル部3aにはトリガスイッチ4が設けられるとともに、給電用の電源コード5が接続される。本体ハウジングの前端部には工具保持部6が設けられ、工具保持部6にはドリル刃2が装着され、ドリル刃2が打撃力又は回転力或はその双方を受けて被削材に対し所要の作業を行う。ドリル刃2は、被削材18を破砕する先端部と、被削材18を破砕することで生じる粉塵を穿孔穴内で移動させる機能をもつ螺旋部を有する。
穿孔機1の先端部付近には、ドリル刃によって生じた粉塵を吸引し、また、ドリル刃に空気を吹き付ける機能をもつ集塵アダプタ部10が設けられる。集塵アダプタ部10は、集塵装置のスライダー部50により、ドリル刃2付近において、先端側が被削材18に接触するように保持される。スライダー部50は、アウター固定パイプ52と、それに内挿されるアウター可動パイプ51と、インナー固定パイプ54と、それに内挿されるインナー可動パイプ53を含んで構成され、これらにより集塵通路8と吹出通路9が形成される。内周側のパイプ内が集塵通路8となり、内周側パイプと外周側パイプの間が吹出通路9となり、2つの通路は同軸状に配置される2重構造となっている。スプリング55は、吹出通路9内に、即ち、アウター可動パイプ51とインナー固定パイプ54の間に設けられており、互いを離間する方向に付勢するので、アウター可動パイプ51の先端に固定される集塵アダプタ部10は被削材18の方向に付勢されることになる。集塵装置のスライダー部50の下部には吸引された粉塵混じりの空気を濾過する集塵フィルタ57が設けられる。集塵フィルタ57は、着脱可能に取り付けられる集塵ケース56内に配置される。
本体ハウジング3には駆動源としてのモータ31が縦置き状態、つまりその回転軸が鉛直になるように収納される。モータ31はロータ31a、ステータ31bを有するACモータであり、モータ31の上方へ延出する出力軸(モータ軸)の上端にはピニオン34が一体に形成される。モータ31の出力軸を挟んで前後両側には、クランク軸35と中間軸42がそれぞれ垂直且つ回転可能に支承されており、これらのクランク軸35と中間軸42の各中間高さ位置にはギヤがそれぞれ結着され、これらのギヤはピニオン34に噛合する。
本体ハウジング3の上部には、シリンダ36がその軸方向両端部をボールベアリング44とメタル軸受37によって回転可能に支承されて水平に配されており、このシリンダ36内にはピストン38と打撃子39が摺動可能に嵌装される。ピストン38は、コンロッド40を介してクランク軸35のクランクピン43に連結され、コンロッド40の一端は、ピストンピンを介してピストン38に連結される。
クランク軸35の回転は、クランクピン43とコンロッド40によってピストン38のシリンダ36内における前後方向の往復直線運動に変換され、ピストン38の往復運動によって空気室の内圧が変動するため、この内圧の変動によって打撃子39がシリンダ36内を前後方向に往復動して中間子41に間欠的に衝突するため、中間子41からドリル刃2に打撃力が伝達される。
以上説明したギヤ、クランク軸35、コンロッド40、シリンダ36、ピストン38、打撃子39、中間子41等が打撃機構部を構成しており、この打撃機構部によってモータ31の出力軸の回転がピストン38の往復運動に変換されてドリル刃2に打撃力が与えられる。ドリル刃2の単純な回転は、中間軸42から伝達される回転力が傘歯車機構を介してシリンダ36に伝わるもので、中間軸42を含む回転部分が回転伝達機構部を構成する。打撃機構部と回転伝達機構部は同時に、あるいは選択的に駆動させることができ、これらのすべて又は一部がドリル刃を回転または打撃させるための伝達駆動部を構成する。
回転・打撃モード作業時において、ドリル刃2の先端部から生じた粉塵は、ドリル刃2の回転と螺旋部の形状とあいまって、集塵アダプタ部10の内部へ導かれ、モータ31の回転軸に設けられた集塵ファン33の吸引力によって、矢印に示すような空気流に乗って、吸引口11bから集塵通路8へ導かれ、集塵ケース56内の集塵フィルタ57にて空気と粉塵に分離され、濾過された粉塵は集塵ケース56内へ貯蔵される。集塵ケース56は集塵装置より着脱可能に構成され、集塵ケース56内部に貯蔵された粉塵を容易に廃棄することができる。
集塵フィルタ57により濾過された空気は空気通路58を通過し集塵ファン33へ到達する。集塵ファン33に流入した空気の一部は、集塵ファン33の周囲を覆うカバーに形成される出口を介して、一部が本体ハウジング3内の伝達駆動部を冷却するための矢印19cの方向に流れ、残りはスライダー部50へ還流される。集塵ファン33から還流される空気は、図示しない流路を通って矢印19a、19bの箇所に流れ、吹出通路9を介して集塵アダプタ部10に送られる。
ドリル刃2を駆動する際に、モータ31は回転するとともに発熱する。モータ31の発熱を抑えるためにモータ31の回転軸には集塵ファン33と共に冷却ファン32が設けられ、冷却ファン32の吸引力により、モータ31の下部に設けられた図示せぬ冷却風取入口から冷却風を吸引しモータ31を冷却する。冷却風はモータ冷却後、冷却ファン32へ到達し、図示しない排出口より穿孔機1の外部へ排出される。
被削材18への穿孔作業では、作業者は穿孔機1のハンドル部3aを保持し、トリガスイッチ4を操作する。モータ31が駆動され、モータ31の回転力が伝達されることにより、穿孔機1の先端部に装着されたドリル刃2が回転・打撃する。作業者は穿孔機1を被削材の方向へ押し付けることにより、ドリル刃2が被削材18を破砕し、被削材に穿孔穴を生じさせる。
穿孔作業において、作業者は、穿孔穴が深くなるに伴い穿孔機1をさらに前方に押しつけ、穿孔機1は被削材18の方向へと移動する。穿孔機1が被削材18の方向へと移動するのに伴い、集塵アダプタ部10から受ける力によってスプリング55が押し縮められ、アウター可動パイプ51の一部がアウター固定パイプ52の内部に入り、同時に、インナー可動パイプ53の一部がインナー固定パイプ54の内部に入ることによって、スライダー部50の全長が収縮する。このように、集塵アダプタ部10は常に被削材18と接するように構成される。その際、スライダー部50はドリル刃2の長手方向と略平行になるように保持され、集塵アダプタ部10は穿孔機1に対して、ドリル刃2の軸方向後方に移動することになる。このように、スライダー部50は、伸縮可能に設けられる構成としたために、穿孔穴の深さに対応した集塵を効率よく行なうことができる。
次に、図2、3を用いて集塵アダプタ部10の構造を説明する。図2は、集塵アダプタ部10の右側面図であり、図3は図2のA−A部の断面図である。図2では、集塵アダプタ部10をスライダー部50から取り外した状態を示している。図2において、集塵アダプタ部10は上下方向に、ヘッドカバー部(14e付近よりも上側の部分)と接続部材14(14e付近よりも下側の部分)に2分割される。ヘッドカバー部の前側には、被削材に対面する開口部11cが形成される。接続部材14の側面には、集塵アダプタ部10の上部(ドリル刃2の貫通部)を接続するための凹部14eとアウター可動パイプ51を係止するための凸部14bが形成される。さらに接続部材14には、スライダー部50への取り付けのために2箇所の係止部14aが設けられ、その間の内周側にインナー可動パイプ53に嵌挿される内周側リブ14dと、アウター可動パイプ51に接続される外周側リブ14cが形成される。
図3において、集塵アダプタ部10の上部は、右側ヘッドカバー12と、左側ヘッドカバー13と、吸塵覆11によって分割して構成される。2つのヘッドカバー12、13と吸塵覆11の間にはシール部材が挿入されるが、図2の断面位置では図示されないので後述する。右側ヘッドカバー12、左側ヘッドカバー13、及び、接続部材14は、ラッチ手段12a、12b、13bによってこれらが相互に連結されため、分解するのも容易である。この結果、吸引口11bから集塵通路8(図1参照)を連結する集塵通路8aが画定され、集塵通路8aには矢印の方向(下方向)に塵埃混じりの空気が流れる。また、吹出通路9(図1参照)から吹出口11aに連結される吹出通路9aが画定され、矢印の方向(上方向)に清浄な空気が流れる。吹出口11aは、吸塵覆11の一部の形状として合成樹脂等の一体成型によって製造されもので、吹出口11aを介して集塵アダプタ部10から前方に空気を吹き出し、被削材に吹き付ける。
図4は、集塵アダプタ部10の上部(ヘッドカバー部分)の分解図であり、集塵アダプタ部10を前方側(被削材側)から見た図である。集塵アダプタ部10は、まず右側ヘッドカバー12と、左側ヘッドカバー13を矢印のように接合する。この接合はラッチ手段12aによって上側だけが固定される。下側において、ラッチ手段による右側ヘッドカバー12と左側ヘッドカバー13の固定は行われないが、この右側ヘッドカバー12と左側ヘッドカバー13の組み立て体を接続部材14に取り付けることにより、下側部分においても右側ヘッドカバー12と左側ヘッドカバー13が接合された状態で保持されることになる。
右側ヘッドカバー12と左側ヘッドカバー13を接合することによって、前方側(被削材)側から見たときにドリル刃2が貫通する部分がカップ状の形状(但し、底部中央には穴が空いている)となる。カップ状の形状部に前方からシール部材20を挿入する。シール部材20の外周部であって後方側の面(円環面)は、左側ヘッドカバー13の平面部13fに当接するように位置づけられる。尚、図4では右側ヘッドカバー12の平面部が見えないが、そこにシール部材20の外周部後面が当接するのは同様である。このようにシール部材20は、先端工具に対して直交するように設けられ、シール部材20に形成された貫通穴22aの中心がドリル刃2と同心になるように配置される。
次に、シール部材20を挿入後に、前方側からヘッドカバー12、13のカップ状の窪み部に吸塵覆11が挿入される。吸塵覆11は、例えば合成樹脂等の一体成型によって製造され、ある程度の弾力性を有する部材であることが好ましい。吸塵覆11に形成された突起部11dを、左側ヘッドカバー13に形成された溝部13eに嵌合させ、吸引口11bを形成する外枠部分11fを、左側ヘッドカバー13に形成された開口部13dに嵌合させることにより吸塵覆11が固定される。尚、吸塵覆11のヘッドカバー部への装着は、吸塵覆11を弾性変形させながら装着することになる。吸塵覆11を装着すると、吸塵覆11の後面11fがシール部材20の外周部前面に密着することになる。このように、シール部材20は吸塵覆11とヘッドカバー部(12、13)によってドリル刃2の軸方向(前後方向)に挟持されるようにして固定される。
尚、シール部材20とヘッドカバー部(12、13)、及び、シール部材20と吸塵覆11は、本実施例ではお互いに接着等により強固に固定する必要はない。これは、ドリル刃2と接触することによりシール部材20に前後方向に強い力が加わったとしても、シール部材20はヘッドカバー部(12、13)と吸塵覆11によって挟持されているため脱落することはないからである。また、集塵アダプタ部10を被削材18に押しつけることにより吸塵覆11が受ける力は、吸塵覆11を集塵アダプタ部10に取り付ける方向と同じであるので、吸塵覆11が集塵アダプタ部10から脱落する恐れもない。一方、シール部材20はヘッドカバー部(12、13)と吸塵覆11によって挟持されているだけなので、シール部材20を交換するのが容易である。
次に図5を用いて、右側ヘッドカバー12と左側ヘッドカバー13の構造をさらに説明する。図5も図4と同様、前方側から見た図である。右側ヘッドカバー12と左側ヘッドカバー13の上下方向に延びる分割面は、上側では左右のほぼ中央であるが、下側では中央ではなく左側にオフセットされている。これは、下側の分割面として集塵通路8aと吹出通路9aの間としたからである。右側ヘッドカバー12には、集塵アダプタ部10の後ろ側開口穴の一部を形成する穴部12cが形成され、左側ヘッドカバー13には、同様に穴部13cが形成される。右側ヘッドカバー12の上部付近にはラッチ手段12aが形成され、左側ヘッドカバー13の上部付近には、ラッチ手段12aと係合する係止部13a(図4参照)が形成される。左側ヘッドカバー13の内壁の上側には、水平面13fが形成される。この水平面13fは、シール部材20の後述する回り止め突起21b(図6参照)を当接させるために用いられる。
図6はシール部材20の外観を示す図であり、(1)は正面図、(2)は背面図、(3)は側面図である。(1)に示すように、シール部材20は穴の開いた鋼板21に弾性部材22が張り合わせたものである。弾性部材22は一枚のシート状のもので、例えばゴム製のシートである。弾性部材22の中央には、ドリル刃2を貫通させるための貫通穴22aが形成され、貫通穴22aから放射状に8本の切込み22bが形成される。鋼板21の上部には回り止めの役割を果たす部分として、回り止め突起21bと段差部21cが形成される。貫通穴22aの大きさは装着されるドリル刃2とほぼ同形または、やや小さいのが好ましく、切込み22bによって分割された各片が変形することにより回転するドリル刃2に接触し、ドリル刃2と弾性部材22の間からの空気の漏れを制限する。
図6(2)はシール部材20の背面図であり、背面から見ると鋼板21の外形と同じ外形の弾性部材22が、鋼板21の背面側に張り付けられる。鋼板21は外径の基本形状が円形であり、貫通穴21aが形成された、いわゆるリング状の形状である。弾性部材22は、鋼板21と同じ外径を持ち、中央付近には貫通穴22aと切込み22bが形成される。図から理解できるように、切込み22bは貫通穴22aから外周縁まで連続するのではなく、途中で途切れているため、切込み22bによって区画された8つの可動片がバラバラになりにくい。さらに連結されている外周部においては、鋼板21に張り付けられるため、シール部材20の剛性をある程度確保しつつ、シール部材20を比較的薄く形成することが可能となる。
図6(3)はシール部材20の側面図である。本実施例ではシート状の弾性部材22を鋼板21に焼付けることにより固定する。しかしながら、固定方法は焼付けだけに限られず、接着、ネジ締めによる固定、圧着による固定など、任意の固定方法を用いても良い。あるいは、弾性部材22と鋼板21の両部材を一体成形により製造しても良い。さらに、鋼板21は必ずしも金属製である必要はなく、要求される剛性を確保できるならば合成樹脂やその他の材料による薄板であっても良い。
図7は吸塵覆11の正面図である。吸塵覆11によって、ドリル刃2を貫通させると共に、集塵を行うための空間となる貫通通路を形成する。貫通通路は前方が開口部11cによって被削材側に開口し、後方がシール部材20によって区画され、円周方向の側方が吸塵覆11によって画定される空間である。吸塵覆11には、貫通穴11hが形成され、貫通穴11hから放射状の切込み11iが形成される。貫通穴11hは、シール部材20の貫通穴22aに比べて大きく形成されるもので、ドリル刃2に比べても大きく形成すると好ましい。吸塵覆11の上部には吹出口11aが形成され、図示していないが吸塵覆11の内部には点線で示す矢印の方向に吹出し用の空気が流れるような吹出通路が形成される。吸塵覆11の貫通通路の中央付近の下側には、吸引口11b(図4参照)が形成される。吸塵覆11には、さらに突起部11dと段差部11eが形成される。
図8は、穿孔作業時の集塵アダプタ部10の状態を示す断面図である。図8において、ドリル刃2を被削材3に押し付けて穿孔作業をし、穿孔作業が終了して作業者が穿孔機1を手前に引くとすると、集塵アダプタ部10がドリル刃2に対して前方側に移動するため、シール部材20の弾性部材21は図示のように中央が後方に撓むことになる。この場合、シール部材20は後方に引っ張られる力が作用するが、鋼板21によってヘッドカバー部(12、13)にて保持されるため、シール部材20が脱落する恐れはない。また、ドリル刃2を回転あるいは逆回転させても、シール部材20は一体成形された鋼板21が吸塵覆11に把持されているので、ドリル刃2の回転に巻き込まれ、脱落することもない。尚、穿孔作業中に発生する粉塵は、シール部材20によって、集塵アダプタ部10の後方側外部へ落下するのが防止され、接続部材14内の集塵通路8aへ良好に導かれる。
本実施例によれば、シール部材20の設置に要する軸方向の厚さとしてW1だけで済むので、高剛性を実現しつつ集塵アダプタ部10全体の厚さWを薄く構成することができる。このためドリル刃による有効切削深さを大きく確保でき、使いやすい穿孔機を実現できる。また、切削作業中においては、吸塵覆11の前方側には被削材があり、ヘッドカバー部(12、13)により後方側から押されるので、これらに挟持されるシール部材20が外れることがなく、粉塵の漏れを効果的に防止することができる。
次に、本発明の第2の実施例に係るシール部材70の構造を説明する。図10はシール部材70の外観を示す図であり、(1)は正面図、(2)は背面図、(3)は図10(1)のB−B部の断面図である。(1)に示すように、シール部材70は貫通穴21aの開いた鋼板21に弾性部材72を接合したものである。鋼板21は、第1の実施例と同じものであり、上部には回り止めの役割を果たす回り止め突起21bが形成され、下部には段差部21cが形成される。弾性部材72は一枚のシート状のもので、例えばゴム製の部材である。弾性部材72の中央には、ドリル刃2を貫通させるための略円形の貫通穴72aが形成され、貫通穴72aから放射状に16本の切込み72bが形成される。この切込み72bによって外周側から内周側に延びる16本のひだ部72cが形成される。貫通穴72aは、ひだ部72cの先端部が円周方向に整列することによって略円形になるように構成されるが、ぎざぎざな内周形状を有する。切込み72bによって分割される各ひだ部72cの外縁は、一定の曲率を有するように縁取り又は面取りされる。これは、型抜き法を用いて弾性部材72を構成することにより、必然的にこのような形状になってしまう理由が大きいが、このような面取りされたひだ部72cを採用することは、シール部材70の製造コスト、防風効率、耐久性の向上の面で好ましい結果をもたらす。
第2の実施例では、各ひだ部72cの外縁に直角部分がなくて曲率半径を有するように縁取りされているので、貫通されるドリル刃2等の回転時或いは取り付け、取り外し時に、ドリル刃2が弾性部材72に引っかかることを大幅に低減できる。そのため、ドリル刃2の刃の部分で弾性部材72を切ってしまうことを低減でき、シール部材70の耐久性を向上させることができる。
図10(2)はシール部材70の背面図であり、背面から見ると鋼板21と同じ外形の弾性部材72が、鋼板21の背面側に張り付けられた形となる。弾性部材72は、鋼板21と同じ外径を持ち、中央付近には貫通穴72aと切込み72bが形成される。図から理解できるように、切込み72bは貫通穴72aから外周縁まで連続して形成されるのではなく、途中で途切れているため、切込み72bによって区画された16個の可動片たるひだ部72cがバラバラになりにくい。さらに連結されている外周部においては、弾性部材72は鋼板21に張り付けられるため、シール部材70の剛性をある程度確保しつつ、シール部材70を比較的薄く形成することが可能となる。
第1の実施例においては、貫通穴21aだけを有するシート状の弾性部材22をゴムの焼き付け法により製造し、その後、刃型などで一度に切込みを入れること(プレス切断)により複数の切込み22bを形成した。しかしながら、第2の実施例においては、シート状の弾性部材72を構成する際に、貫通穴72aだけでなく切込み72bをも型抜きにより構成するようにした。図10(3)は、()のB−B部の断面図である。ゴムの焼き付け法を用いて、型抜きによって切込み72bを構成するので、弾性部材72の切込み72bによって分割される各ひだ部の外縁72dは、一定の曲率を有する。このような形状になるのは、型抜き用の型の形状に起因するところが大きいが、あえて曲率を有するように構成したことにより弾性部材72の耐久性を向上させることができた。尚、切込み72bは型抜きによって完全に分離するように型抜き製造するのが好ましいが、バリ等によって製造直後に隣接するひだ部72cがつながっていても、ドリル刃2を最初に貫通させる際に隣接するひだ部72cが容易に分離できれば問題ない。
次に図11の概略図を用いてシール部材20、70の製造手順を説明する。図11(1)において、弾性部材の形状、厚さを形づける金属型81に鋼板21を矢印の方向にセットする。セットされる鋼板21は、プレス加工等により図6、10で示した形に形成されたものである。この際、鋼板21の上側面(接着面)21dに、ゴムとの接合をよくするために接着剤を塗布しておくと接着効果の向上が図れるので好ましい。次に、図11(2)に示すように、金属型81の上部にもう一方の金属型82を載せて、2つの金属型81、82によって生ずる内部空間83に、加熱されて液体状になったゴムを注入する。注入する箇所、ゴムの温度、注入圧力等は、公知の方法を用いて適宜設定すれば良いのでその説明は省略する。尚、図11は製造方法の概略を示す模式図であるので、金属型81、82の型を形成する部分の形状を正しく図示していない。
その後、ゴムが冷えてシート状に固まったら鋼板21と弾性部材(ゴム)22を金属型81、82から抜き出す。このようにして作られたものが図11(3)で示すシール部材20である。このように、いわゆるゴムの焼き付け法により容易にシール部材20又は70を製造することができる。また、この製造方法によれば、金属型81及び82の形状を適宜設定することにより弾性部材22又は72の任意の形状の貫通穴や、任意の方向の切込み等を構成することができる。また、金属型の形状により、各部分を角ばった形状でなく所望の曲率を有するように縁取りされた形状とすることが容易である。
以上、本発明を示す実施例に基づき説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例においては集塵通路8と吹出通路9の両方を有する集塵装置の例で説明したが、吹出通路9がなくて集塵通路8だけを有する集塵装置や、吹出通路9だけの吹き付け装置にも本発明を同様に適用できる。
1 穿孔機 2 ドリル刃 3 本体ハウジング 3a ハンドル部
4 トリガスイッチ 5 電源コード 6 工具保持部
8、8a 集塵通路 9、9a 吹出通路
10 集塵アダプタ部 11 吸塵覆 11a 吹出口
11b 吸引口 11c 開口部 11d 突起部
11e 段差部 11f 外枠部分 11g 後面
11h 貫通穴 11i 切込み
12 右側ヘッドカバー 12a、12b ラッチ手段 12c 穴部
13 左側ヘッドカバー 13a 係止部 13b ラッチ手段
13c 穴部 13d 開口部 13e 溝部 13f 水平面
13f 平面部 14 接続部材 14a 係止部
14b 凸部 14c 外周側リブ 14d 内周側リブ 14e 凹部
18 被削材 20 シール部材 21 鋼板 21a 貫通穴
21b 回り止め突起 21c 段差部 21d 接着面
22 弾性部材 22a 貫通穴 22b 切込み
31 モータ 31a ロータ 31b ステータ
32 冷却ファン 33 集塵ファン 34 ピニオン
35 クランク軸 36 シリンダ 37 メタル軸受
38 ピストン 39 打撃子 40 コンロッド
41 中間子 42 中間軸 43 クランクピン
44 ボールベアリング
50 スライダー部 51 アウター可動パイプ
52 アウター固定パイプ部 53 インナー可動パイプ
54 インナー固定パイプ 55 スプリング
56 集塵ケース 57 集塵フィルタ
58 空気通路 70 シール部材 72 弾性部材
72a 貫通穴 72b 切込み 72c ひだ部 72d 外縁
81、82 金属型 83 空間
110 集塵アダプタ部 111 開口部 112 接続部材
112a リブ 112b 集塵通路 112c 開口部
120 シール部材 120a 貫通穴 120b 折り返し部

Claims (11)

  1. 駆動源と、該駆動源の回転力を伝達して先端工具を駆動する伝達駆動部と、前記先端工具によって穿孔される被削材から生じる粉塵を吸引する集塵装置を有する穿孔機において、
    前記集塵装置に、先端工具を貫通させる貫通通路と、該貫通通路中に形成され粉塵を吸引するための吸引口を有する集塵アダプタを設け、
    前記貫通通路の前記伝達駆動部側に、前記先端工具を貫通させる貫通穴と前記貫通穴から複数の切込みを有するシール部材を設け、
    前記シール部材を、剛性部材と、該剛性部材に固定される弾性部材で構成し
    前記弾性部材はシート状の部材であり、前記切込みによって画定されているひだ部の外縁は曲率を有することを特徴とする集塵装置を有する穿孔機。
  2. 前記剛性部材はリング状の部材であることを特徴とする請求項1に記載の集塵装置を有する穿孔機。
  3. 前記弾性部材は前記シート状の部材に前記貫通穴と前記複数の前記切込みを形成したものであり、
    前記弾性部材の前記貫通穴及び前記切込みの有る領域以外の領域において、前記弾性部材が前記リング状部材に固定されることを特徴とする請求項2に記載の集塵装置を有する穿孔機。
  4. 前記弾性部材は、型抜きにより前記貫通穴と前記切込みが成形され前記ひだ部の外縁は一定の曲率を有するように縁取りされ、
    前記弾性部材の前記貫通穴及び前記切込みの有る領域以外の領域において、前記弾性部材が前記リング状部材に固定されることを特徴とする請求項2に記載の集塵装置を有する穿孔機。
  5. 前記貫通穴の形状は、前記ひだ部の先端形状によって画定される、軸方向に見た形状がぎざぎざ状の略円形の穴であることを特徴とする請求項4に記載の集塵装置を有する穿孔機。
  6. 前記弾性部材は接着又は焼付けによって前記剛性部材に固定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の集塵装置を有する穿孔機。
  7. 前記弾性部材は前記剛性部材と一体成形にて製造されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の集塵装置を有する穿孔機。
  8. 前記シール部材は、前記集塵アダプタの構成部材によって、前記先端工具の軸方向の前後方向から挟まれるようにして保持されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の集塵装置を有する穿孔機。
  9. 前記集塵アダプタは、
    被削材側に開口するカップ状の形状を有するヘッドカバーに、被削材側から前記シール部材と、前記貫通通路を画定する覆い部材を装着することを特徴とする請求項8に記載の集塵装置を有する穿孔機。
  10. 前記シール部材には回り止め部が形成され、該回り止め部が前記ヘッドカバーの内壁に当接することにより、前記シール部材の回転方向への移動が防止されることを特徴とする請求項9に記載の集塵装置を有する穿孔機。
  11. 前記覆い部材は弾性力のある合成樹脂により構成され、該覆い部材により前記貫通通路と、前記貫通通路内に開口する前記吸引口が形成されることを特徴とする請求項10に記載の集塵装置を有する穿孔機。
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