JP5445704B2 - 薄膜コンデンサの製造方法 - Google Patents
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(薄膜コンデンサ)
第一実施形態の薄膜コンデンサ2は、図1に示すように、誘電体薄膜4と、誘電体薄膜4を間に挟み、平行に対向する一対の電極(下地電極6及び上部電極8)と、を備える。なお、図1は、下地電極6、誘電体薄膜4及び上部電極8の積層方向における薄膜コンデンサ2の断面図である。
CamZr1−xTixO3 (1)
化学式(1)中、0.9≦m≦1.1であり、0≦x<1である。
第一実施形態では、上述した第一の製造方法を用いて薄膜コンデンサ2を製造する場合について説明する。
第一積層工程では、まず、下地電極6を準備する。必要に応じて下地電極6の表面をCMP、電解研磨、バフ研磨等の方法により研磨してもよい。
CamZr1−xTixO3 (1)
化学式(1)中、0.9≦m≦1.1であり、0≦x<1である。
第一本焼成工程では、下地電極6上に積層された第一前駆体層20b及び第二前駆体層22bを850〜1000℃で本焼成する。本焼成により、第一前駆体層20b及び第二前駆体層22b中でCamZr1−xTixO3の結晶を成長させ、図2(E)に示す第一誘電体層10を下地電極6上に形成する。
第二積層工程では、図3(A)に示すように、第一積層工程と同様の方法で、第一誘電体層10の表面全体に金属溶液を塗布し、第三塗膜30aを形成する。次に、第一積層工程と同様の方法で、第一誘電体層10上に形成した第三塗膜30aを仮焼成する。これにより、図3(B)に示すように、第三前駆体層30bを第一誘電体層10上に形成する。そして、図3(C)に示すように、第一積層工程と同様の方法で、第三前駆体層30bの表面全体に、金属溶液を塗布し、第四塗膜32aを形成する。次に、第一積層工程と同様の方法で、第三前駆体層30b上に形成した第四塗膜32aを仮焼成する。これにより、図3(D)に示すように、第四前駆体層32bを第三前駆体層30b上に形成する。
第二本焼成工程では、第一本焼成工程と同様の方法で、第一誘電体層10上に積層された第三前駆体層30a及び第二前駆体層32bを本焼成する。これにより、第三前駆体層30b及び第二前駆体層22b中でCamZr1−xTixO3の結晶を成長させる。これにより、図3(E)に示すように、積層された第一誘電体層10と第二誘電体層12とを有し、厚さが200〜1000nmである誘電体薄膜4を下地電極6上に形成する。そして、誘電体薄膜4上に上部電極8を形成することにより、図1に薄膜コンデンサ2が完成する。また、第二本焼成工程では、第一誘電体層10と第二誘電体層12との間に平面状の界面14が形成される。
第二実施形態として、上述した第二の製造方法を用いて薄膜コンデンサ2を製造する場合について説明する。なお、以下では、第一実施形態と第二実施形態との共通事項については説明を省略し、それらの相違点についてのみ説明する。
以下では、第一実施形態と第三実施形態との共通事項については説明を省略し、それらの相違点についてのみ説明する。
第一積層工程では、図4(A)に示すように、下地電極6の表面全体に金属溶液を塗布し、第一塗膜10aを形成する。そして、下地電極6上に形成した第一塗膜10aを仮焼成することにより、図4(B)に示すように、第一前駆体層10bを下地電極6上に形成する。
第一本焼成工程では、下地電極6上に積層した第一前駆体層10bを本焼成する。これにより、図4(C)に示す第一誘電体層10cを下地電極6上に形成する。
図4(D)に示すように、第一誘電体層10cの表面全体に金属溶液を塗布し、第二塗膜12aを形成する。次に、第一塗膜10aと同様の方法で、第一誘電体層10c上に形成した第二塗膜12aを仮焼成することにより、図4(E)に示すように、第二前駆体層12bを第一誘電体層10c上に形成する。
第二本焼成工程では、第一本焼成工程と同様の方法で、第一誘電体層10c上に積層した第二前駆体層12bを本焼成することにより、積層された第一誘電体層10cと第二誘電体層12cとを有し、厚さが200〜1000nmである誘電体薄膜4cを下地電極6上に形成する。そして、誘電体薄膜4c上に上部電極8を形成することにより、図4(G)に薄膜コンデンサ2cが完成する。また、第二本焼成工程では、第一誘電体層10cと第二誘電体層12cとの間に平面状の界面14cが形成される。
<積層工程>
実施例1では、下地電極として、厚さが30μmであるNi箔を用いた。CMPで処理したNi箔の表面全体に、金属溶液をスピンコートにより塗布し、第一塗膜を形成した。なお、スピンコートは、3000rpmの条件下で20秒間行った。金属溶液としては、Ca、Zrそれぞれのオクチル酸塩をブタノールに溶解させたものを用いた。MCa/(MZr+MTi)を0.9となるように、金属溶液中のCa、Zrそれぞれのオクチル酸塩の含有量を調整した。また、金属溶液におけるTiの含有量を0モルとした。すなわち、MTi/(MZr+MTi)を0とした。なお、実施例1では、焼結助剤として機能する不純物を金属溶液に添加しなかった。したがって、ICP発光分光分析の金属溶液に含まれる不純物の含有量は金属溶液中の金属元素含有量に対して900ppm程度であった。
Ni箔上で積層した第一前駆体層及び第二前駆体層を赤外線加熱炉内に入れ、真空ポンプを用いて炉内を減圧し、室温において電離真空計で測定される炉内の圧力を0.01Paに調整した。そして、真空ポンプによる減圧を継続しながら炉内の温度を900℃まで昇温した。炉内の温度を900℃に維持した状態で、Ni箔上に積層した第一前駆体層及び第二前駆体層を30分間本焼成した。これにより、厚さが100nm程度である誘電体層をNi箔上に形成した。なお、以下では、本焼成時における炉内の温度を「本焼成温度」と記す。
実施例1の薄膜形成工程では、上述した積層工程と本焼成工程とを交互にそれぞれ3回行うことにより、Ni箔上に3つの誘電体層を積層した。これにより、積層された3つの誘電体層を有し、厚さが300nmである誘電体薄膜をNi箔上に形成した。そして、上部電極としてCuの電極を誘電体薄膜上に形成し、実施例1の薄膜コンデンサを得た。上部電極の形成は、スパッタリング法により行った。なお、以下では、誘電体薄膜の厚さを「TF」と記す。
XRFによる分析の結果、実施例1の誘電体薄膜は、下記化学式(1a)で表されることが確認された。
Ca0.9ZrO3 (1a)
実施例1の薄膜コンデンサの静電容量及びリーク電流をそれぞれ測定した。また、実施例1の静電容量から比誘電率εrを算出した。実施例1のεr及びリーク電流を表1に示す。
誘電体薄膜の温度を125℃に維持した状態での静電容量C125を、上記のC25と同様の方法で測定した。そして、下記式(A)で定義される静電容量の温度係数τcを算出した。実施例1のτcを表1に示す。
τc=106×(C125−C25)/{C25×(125℃−25℃)} (A)
表1に示す組成を有する誘電体薄膜を形成したこと以外は実施例1と同様の方法で、実施例2〜5、比較例1、2の各薄膜コンデンサを作製した。そして、実施例2〜5、比較例1、2の各薄膜コンデンサのεr、リーク電流及びτcを実施例1と同様の方法で求めた。結果を表1に示す。なお、表1に示すmは、金属溶液におけるMCa/(MZr+MTi)と等しく、表1にxは、金属溶液におけるMTi/(MZr+MTi)に等しい。
本焼成温度を1200℃に維持したこと以外は、実施例3と同様の方法で、比較例3の薄膜コンデンサを作製した。実施例3の同様の方法で、比較例3の誘電体薄膜の積層方向における断面を走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影した。
表2に示す組成を有する誘電体薄膜を形成したこと以外は実施例3と同様の方法で、実施例6〜15の各薄膜コンデンサを作製した。そして、実施例6〜15の各薄膜コンデンサのεr、リーク電流及びτcを実施例1と同様の方法で求めた。結果を表2に示す。なお、表2に示すmは、金属溶液におけるMCa/(MZr+MTi)と等しく、表2に示すxは、金属溶液におけるMTi/(MZr+MTi)に等しい。
本焼成温度を表3に示す温度としたこと以外は、実施例3と同様の方法で、実施例16〜19、比較例4、5の各薄膜コンデンサを作製した。そして、実施例16〜19、比較例4、5の各薄膜コンデンサのεr、リーク電流及びτcを実施例1と同様の方法で求めた。結果を表3に示す。
実施例20〜23、比較例6,7では、本焼成温度を表3に示す温度とした。また、実施例20〜23、比較例6,7では、1回の積層工程で厚さが50nmである1つの前駆体層を形成し、積層工程と本焼成工程とを交互に6回行うことにより、積層された6つの誘電体層を備え、厚さが300nmである誘電体薄膜を形成した。
実施例24では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とを2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に2回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を2層積層して、厚さが200nmである誘電体薄膜をNi箔上に形成した。
実施例25では、1回の積層工程で厚さが50nmである1層の前駆体層を形成し、積層工程と本焼成工程とを交互に4回行うことにより、厚さが50nmである誘電体層を4層積層して、厚さが200nmである誘電体薄膜を形成した。
実施例26では、1回の積層工程で厚さが20nmである1つの前駆体層を形成し、積層工程と本焼成工程とを交互に10回行うことにより、厚さが20nmである誘電体層を10層積層して、厚さが200nmである誘電体薄膜を形成した。
比較例8では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ4回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で4層積層し、厚さが200nmである1つの前駆体層を形成した。また、比較例8では、積層工程と本焼成工程とをそれぞれ1回行うことにより、厚さが200nmである誘電体薄膜を形成した。すなわち、比較例8の誘電体薄膜は、Ni箔上に積層された1層の誘電体層に相当する。
実施例27では、1回の積層工程で、塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ3回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で3層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に2回行うことにより、厚さが150nmである誘電体層を2層積層して、厚さが300nmである誘電体薄膜をNi箔上に形成した。
実施例28では、1回の積層工程で、塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に3回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を3層積層して、厚さが300nmである誘電体薄膜をNi箔上に形成した。
実施例29では、1回の積層工程で厚さが50nmである1つの前駆体層を形成し、積層工程と本焼成工程とを交互に6回行うことにより、厚さが50nmである誘電体層を6層積層して、厚さが300nmである誘電体薄膜を形成した。
比較例9では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ6回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で6層積層し、厚さが300nmである1つの前駆体層を形成した。また、比較例9では、積層工程と本焼成工程とをそれぞれ1回行うことにより、厚さが300nmである誘電体薄膜を形成した。すなわち、比較例9の誘電体薄膜は、Ni箔上に積層された1層の誘電体層に相当する。
実施例30では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ6回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で6層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に2回行うことにより、厚さが300nmである誘電体層を2層積層して、厚さが600nmである誘電体薄膜をNi箔上に形成した。
実施例31では、1回の積層工程で、塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ4回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で4層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に3回行うことにより、厚さが200nmである誘電体層を3層積層して、厚さが600nmである誘電体薄膜をNi箔上に形成した。
実施例32では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に6回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を6層積層して、厚さが600nmである誘電体薄膜を形成した。
比較例10では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ12回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で12層積層し、厚さが600nmである1つの前駆体層を形成した。また、比較例10では、積層工程と本焼成工程とをそれぞれ1回行うことにより、厚さが600nmである誘電体薄膜を形成した。すなわち、比較例10の誘電体薄膜は、Ni箔上に積層された1層の誘電体層に相当する。
実施例33では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に2回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を2層積層して、厚さが200nmである誘電体薄膜を形成した。
実施例34では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に3回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を3層積層して、厚さが300nmである誘電体薄膜を形成した。
実施例35では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に4回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を4層積層して、厚さが400nmである誘電体薄膜を形成した。
実施例36では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に5回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を5層積層して、厚さが500nmである誘電体薄膜を形成した。
実施例37では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に6回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を6層積層して、厚さが600nmである誘電体薄膜を形成した。
実施例38では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に7回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を7層積層して、厚さが700nmである誘電体薄膜を形成した。
実施例39では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に8回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を8層積層して、厚さが800nmである誘電体薄膜を形成した。
実施例40では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に9回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を9層積層して、厚さが900nmである誘電体薄膜を形成した。
実施例41では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に10回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を10層積層して、厚さが1000nmである誘電体薄膜を形成した。
比較例11では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に1回行うことにより、1層の誘電体層から構成され、厚さが100nmである誘電体薄膜を形成した。
比較例12では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に11回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を11層積層して、厚さが1100nmである誘電体薄膜を形成した。
比較例13では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ2回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で2層積層し、積層工程と本焼成工程とを交互に20回行うことにより、厚さが100nmである誘電体層を20層積層して、厚さが2000nmである誘電体薄膜を形成した。
金属溶液に含まれる焼結助剤(不純物)の含有量を金属溶液中の金属元素含有量に対して1100ppmに調整したこと以外は、実施例3と同様の方法で、比較例42の薄膜コンデンサを作製した。
実施例43では、1回の積層工程で塗膜の形成と仮焼成とをそれぞれ6回行うことにより、厚さが50nmである前駆体層をNi箔上で6層積層し、積層工程と本焼成工程とをそれぞれ1回行った。これにより、実施例43では、厚さが300nmである誘電体薄膜をNi箔上に形成した。すなわち、実施例43の誘電体薄膜は1層の誘電体層に相当する。
実施例3と同様の方法で、実施例44の薄膜コンデンサを作製した。
金属溶液に含まれる焼結助剤(不純物)の含有量を金属溶液中の金属元素含有量に対して1100ppmに調整したこと以外は、実施例43と同様の方法で、比較例14の薄膜コンデンサを作製した。
Claims (1)
- Ca及びZrの溶液から形成した塗膜の仮焼成を電極上で1回以上行うことにより、1つ以上の前駆体層を前記電極上に積層する積層工程と、
前記電極上に積層された1つ以上の前記前駆体層を850〜1000℃で本焼成して、誘電体層を前記電極上に形成する本焼成工程と、を備え、
前記溶液におけるTiの含有量を0モル以上とし、
前記Zrのモル数MZr及び前記Tiのモル数MTiの合計に対する前記Caのモル数MCaの比MCa/(MZr+MTi)を0.9〜1.1とし、
前記溶液における焼結助剤の含有量を前記溶液中の金属元素含有量に対して1000ppm以下とする、
薄膜コンデンサの製造方法。
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