JP5445366B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は洗浄ノズルより食器類に向けて洗浄水を噴射して食器類を洗浄するビルトイン型の食器洗い機に関するものである。
従来、この種の食器洗い機は図6、7のように構成している(例えば、特許文献1参照)。図6、7は、特許文献1に記載された従来の食器洗い機を示すものである。図に示すように、システムキッチンに収容され、前方に開口部を設けた金属製の筺体1の内部に設けた洗浄槽2は、上方に開口部2aを設け、内部に食器類3を収納する洗浄かご4を配置している。洗浄かご4の下方には洗浄ノズル5を回転自在に設けており、洗浄槽2内に溜めた洗浄水を洗浄ポンプ6によって循環させ、洗浄ノズル5より噴射して食器類3を洗浄する。また、洗浄槽2の下方にはレールなどで構成されるスライド機構7を固定し、前後方向へ平行移動可能に支持されている。
食器類3の出し入れを行う際には、洗浄槽2を筺体1から前方に引き出し、開口部2aより食器類3の収容をする。次に洗浄槽2を筺体1内に戻し、収納するとともに筺体1内の上部空間に待機していた蓋体8が筺体1内側面に配置したリンク機構9等により後方へ移動しつつ降下して洗浄槽2の開口部2aを閉塞するように構成している。
金属製の筺体1は、薄肉の圧延鋼板からなり、左右の側壁に段押し加工を施すことで形成したレール保持部1aによってスライド機構7を介して、食器類3を収容した洗浄槽2を保持する構成としている。
特開2004−154223号公報
しかしながら、前記従来の構成では、食器洗い機の大型化にしたがって、収容される食器類の数量が増えることで重量が増加するため、従来と同じ筺体1では、スライド機構7を介して洗浄槽2を支える部分の強度が不足し、洗浄槽2が下方に垂れ下がり、洗浄槽2上方の開口部2aを蓋体8で閉塞する部分の水密性が低下するおそれ等がある。そのため補強が必要であるが、筺体1の肉厚を上げればコストがかかるという課題を有していた。
また、筺体1の側壁の段押し加工の深さにも限界があり、段押しを深くすることで、加工が困難になったり変形が生じやすくなったりし、外郭構造としての機能を損なうという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、大型化する食器洗い機の筺体に必要な部分だけ補強し、コストをかけずに強度を確保しつつ、加工を容易にした筐体構造を備えた食器洗い機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、前方に開口する筺体内に設けられ、上方に開口部を有して収容した食器類を洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽の両側部下方に取り付けられ前記洗浄槽を前後方向に移動可能に支持するスライド機構と、前記スライド機構と前記筺体を固定するレール取付部材とを備え、前記洗浄槽は、少なくとも側面を構成する洗浄槽部材と、有底トレー状に形成されて少なくとも底部を構成する底部構成部材とを一体化して構成され、前記底部構成部材は、前記スライド機構の可動レール部が配置されるとともに、外周上端部にシール部が設けられ、前記洗浄槽部材は、最上部の前記開口部に左右の側壁部より外側に張り出して設けられたフランジ部を有し、前記左右の側壁部は、前記スライド機構が内方に位置するように前記シール部より上部が外方に拡大して形成され、前記レール取付部材は、前記筺体に取り付けた状態で、前記レール取付部材と前記筺体の側壁で形成される断面が箱状になるよう構成され、前記筺体の側壁と前記側壁部との間に前記フランジ部のための幅寸法を確保するものである。
これによって、大型化する食器洗い機の筺体に必要な部分だけ補強し、コストをかけずに強度を確保しつつ、加工を容易にした筐体構造を実現することができる。
本発明の食器洗い機は、大型化する食器洗い機の筺体に必要な部分だけ補強し、コストをかけずに強度を確保しつつ、加工を容易にした筐体構造を実現することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の縦断面図 同食器洗い機の正面断面図 同食器洗い機の要部の正面断面図 同食器洗い機と同じ底部構成部材を用いた他の食器洗い機の縦断面図 同他の食器洗い機の要部の正面断面図 従来の食器洗い機の縦断面図 同食器洗い機の正面断面図
第1の発明は、前方に開口する筺体内に設けられ、上方に開口部を有して収容した食器類を洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽の両側部下方に取り付けられ前記洗浄槽を前後方向に移動可能に支持するスライド機構と、前記スライド機構と前記筺体を固定するレール取付部材とを備え、前記洗浄槽は、少なくとも側面を構成する洗浄槽部材と、有底トレー状に形成されて少なくとも底部を構成する底部構成部材とを一体化して構成され、前記底部構成部材は、前記スライド機構の可動レール部が配置されるとともに、外周上端部にシール部が設けられ、前記洗浄槽部材は、最上部の前記開口部に左右の側壁部より外側に張り出して設けられたフランジ部を有し、前記左右の側壁部は、前記スライド機構が内方に位置するように前記シール部より上部が外方に拡大して形成され、前記レール取付部材は、前記筺体に取り付けた状態で、前記レール取付部材と前記筺体の側壁で形成される断面が箱状になるよう構成され、前記筺体の側壁と前記側壁部との間に前記フランジ部のための幅寸法を確保することにより、大型化する食器洗い機の筺体に必要な部分だけ補強し、コストをかけずに強度を確保しつつ、加工を容易にした筐体構造を実現することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記レール取付部材は、断面を略コの字状に形成し、その側部に、前記筺体に取り付けた状態において内方に突出し前記スライド機構を下方から支持するレール保持部を一体構成で備えたことにより、食器類を収容した洗浄槽の荷重をネジ固定した筐体側壁への取付部に集中させず、レール保持部と取付部とに分散することができるので、ネジ固定による取付部の構成を簡略化できる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、前記筐体は、前記レール取付部材の取り付け高さ位置を決定するとともに前記レール取付部材を下方から支持するレール取付部材支持部を、左右の側壁から内方に突出させて一体に形成されたことにより、左右の
スライド機構の高さ位置のばらつきを少なくし洗浄槽の前後方向への移動をスムーズにすることができるとともに、食器類を収容した洗浄槽の荷重によるレール取付部材の下方への変形を抑制することで洗浄槽の下方への垂れ下がりを抑制し、洗浄槽上方の開口部を蓋体で閉塞する部分の水密性を確保することができる。また、食器類を収容した洗浄槽の荷重をレール取付部材支持部と取付部とに分散することができるので、ネジ固定による取付部の構成を簡略化できる。
第4の発明は、上記第1〜第3のいずれかの発明において、前記筐体の左右の側壁に、前記レール取付部材を取り付ける上部取付部と下部取付部を内方へ突出させて形成し、前記上部取付部と前記下部取付部とで内方への突出に段差を持たせたことにより、筐体の側壁のレール取付部材を取り付ける部分を集中的に、かつ、コストをかけずに簡単な加工で効果的に補強することができる。
第5の発明は、上記第4の発明において、前記筐体の左右の側壁の前記上部取付部と前記下部取付部との間に、前記上部取付部と前記下部取付部のいずれよりも外方に突出させた外方凸部を設けたことにより、筐体の側壁のレール取付部材とで断面を箱状に形成する部分を集中的に、かつ、コストをかけずに簡単な加工で補強することができる。
第6の発明は、上記第1〜第5のいずれかの発明において、前記洗浄槽は、少なくとも前記洗浄槽の底部を構成する底部構成部材と、前記洗浄槽の少なくとも側面を構成する洗浄槽部材とを備え、前記スライド機構は前記底部構成部材に取り付けられる構成としたことにより、洗浄槽部材の部分を大型化したり、小型化したりすることで、底部構成部材を単一のものを使用しても、容量の異なる洗浄槽を得ることができるため、洗浄槽容量の異なる食器洗い機の生産に容易に対応することができ、製造効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜3は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機を示すものである。図1〜3において、被洗浄物である食器類3を収容し、前方に開口部を設けた金属製の筺体10の内部に収納される洗浄槽11は、上方に開口部11aを有し、両側部下方に固定されるスライド機構12により前後方向に移動可能に、筺体10の左右の内側側壁10aに設けられたレール取付部材13を介して支持されている。スライド機構12は、レール取付部材13に固定される固定レール部12aと洗浄槽11に固定される可動レール部12bとの間にあって転動する複数の転動体によって、可動レール部12bが固定レール部12aに対して長手方向(食器洗い機に組み込んだ状態で前後方向)に移動可能としている。
食器類3の出し入れを行う際には、洗浄槽11を筺体10から前方に引き出し、開口部11aより食器類3の収容をする。次に洗浄槽11を筺体10内に戻し、収納するとともに、筺体10内の上部空間に待機していた蓋体14が筺体10内側面に配置したリンク機構15により後方へ移動しつつ降下し、蓋体14の内面外周に設けたシール部材23を介して洗浄槽11の開口部11aを水密に閉塞するように構成している。
金属製の筺体10は、薄肉の圧延鋼板に曲げ加工を施して左右の側壁10aおよび底面が一体に形成され、左右の側壁10aの同じ高さ位置の複数箇所に段押し加工(より詳しくは上方が開放されたルーバ加工)を施すことで内方に突出させて形成したレール取付部材支持部10bによってスライド機構12とレール取付部材13を介して、食器類3を収容した洗浄槽11を下方から保持する構成とし、従来より幅、高さ共に大きく構成している。
レール取付部材13は、筺体10と同じ薄肉の圧延鋼板を曲げ加工等によって加工して断面略コの字状で長尺に形成され、筺体10の側壁10aに取り付けた状態で筺体10内方に位置する段部13aを設けつつ、筺体10に取り付けた状態で断面が箱状になるよう構成され、段部13aの最下部の複数箇所にはスライド機構12の固定レール部12aを下方から支えて保持するレール保持部13bを段押し加工(より詳しくは上方が開放されたルーバ加工)によって内方に突出させて一体構成している。
また、レール取付部材13は、断面略コの字状の部分の上下に上部フランジ部13cおよび下部フランジ部13dを備え、これらのフランジ部で筺体10の側壁10aに数本のネジにより固定する構成としている。
筺体10の側壁10aの上部フランジ部13cに対向する上部取付部10cと下部フランジ部13dに対向する下部取付部10dとは、それぞれ段押し加工を施して奥行方向ほぼ全長に亘って内方に凹めて形成して側壁10aの強度を向上させている。さらに上部取付部10cと下部取付部10dとでは、内方への突出に段差を持たせてある。すなわち、上部取付部10cを下部取付部10dより内側になるようにしてある。これに合わせて、レール取付部材13は、上部フランジ部13cを下部フランジ部13dより内側になるようにしてある。
また、上部取付部10cと下部取付部10dとの間には、段押し加工を施さないことによって形成される外方凸部10eを設けてある。この外方凸部10eも奥行方向ほぼ全長に亘って外方に突出させて形成してある。
洗浄槽11は、少なくとも側面を構成する樹脂製の洗浄槽部材16と、少なくとも底部を構成する樹脂製の底部構成部材17とで構成されている。底部構成部材17は有底トレー状に構成され、その外周上端部17aには、ゴム等の弾性体によりなるシール部材18が配置され、シール部材18を保持するための上方に開口された溝部17bが環状に構成されている。また、底部構成部材17には、スライド機構12の可動レール部12b、洗浄ノズル19、洗浄ポンプ20等、食器洗い機の動作制御に必要な電装部品および機構部品の大半を搭載してユニット化されており、大きさを変えた洗浄槽部材を取り付けても、食器洗い機としての機能を有するよう構成している。
洗浄槽部材16の前後左右の外周下端部16aには、シール部材18を上方から押さえ、底部構成部材17の溝部17bと共働して水密性を発揮するシールリブ16bがそれぞれ設けられている。底部構成部材17の外周上端部17aと洗浄槽部材16の外周下端部16aとは上下方向で接合され、この接合部には、溝部17b、シールリブ16bおよびシール部材18で構成されるシール部21を設けて、水密にシールしている。また、洗浄槽部材16の左右の側壁部16cは、シール部21の上方から幅方向にスライド機構12の取り付け位置を覆うように下方に延設している。
また、内部に食器類3を収納する洗浄かご22を、洗浄槽11内のシール部21より上方に配置し、洗浄かご22の下方には洗浄ノズル19を回転自在に設けており、洗浄槽11内に溜めた洗浄水を洗浄ポンプ20によって循環させ、洗浄ノズル19より噴射して食器類3を洗浄するよう構成してある。
以上のように構成された食器洗い機について、以下その動作、作用を説明する。まず、筐体10内に洗浄槽11を前後方向に移動可能に組み付ける方法について説明する。前述したように、レール取付部材13は、上部フランジ部13cと下部フランジ部13dとで幅方向の段差を持たせてあるので、左右対称の物を一対準備する。このレール取付部材13に、同じく左右対称の一対のスライド機構12を、固定レール部12aの底面をレール取付部材13のレール保持部13bの上端面に当接して位置決めをした状態で、固定レール部12aの側面をレール取付部材13の段部13aにネジで固定する。
次に、このスライド機構12を取り付けた左右一対のレール取付部材13を筐体10の左右の側壁10aに、上部フランジ部13cを上部取付部10cに、下部フランジ部13dを下部取付部10dにそれぞれ複数箇所でネジ固定する。この際、レール取付部材13の上面の内側面を筐体10の側壁10aに設けたレール取付部材支持部10bの上端面に載置した状態でネジ固定することによって、スライド機構12の高さ方向の位置決めを行っている。このようにして、左右のスライド機構12の筐体10の左右の側壁10aへの取り付けは完了する。
一方、洗浄槽11の組み立ては、以下のように行われる。洗浄槽部材16をシール部材18をセットした底部構成部材17の上方より挿着することで、側壁部16cの下方延設部に設けた係合部16dがそれ自身の弾性にて一時的に変形し、係合孔16eが底部構成部材17に設けた凸部17cに係合し、上下方向の規制がされ、洗浄槽部材16と底部構成部材17とを結合一体化して洗浄槽11が完成する。その際に、洗浄槽部材16のシールリブ16bがシール部材18を上方から押圧して規定の締め位置まで変形させ、シール部21を形成して接合部を水封している。
このようにして組み立てが完成した洗浄槽11を、筐体10に組み付けた左右のスライド機構12の可動レール部12b上に載置し、奥行方向の位置決めを行った状態で可動レール部12bにネジ等により固定することによって、洗浄槽11が筐体10に対し前後方向に移動可能に支持され固定される。
この状態において、断面略コの字状に形成されたレール取付部材13と筐体10の側壁10aとで断面を箱状に形成し、さらに、その断面箱状部分の側壁10a部分に外方凸部10eを位置させることによって、筐体10の側壁10aの食器類3を収容した洗浄槽11の荷重が掛かる部分を限定的かつ集中的に補強し、下方への変形強度を向上させ、洗浄槽11が下方に垂れ下がることを抑制している。
さて、ビルトイン型の食器洗い機が市場に普及するに従い大型化のニーズが高まっている。これに対応するように食器洗い機は、外郭を大きくするか、洗浄槽11に収納できる食器類3の容量を増やす必要がある。システムキッチンは、食器洗い機をビルトインするための決められたスペース(例えば、幅450、高さ800)が確保されているため、大型化するに当たって、外郭の幅を最大にし、高さ方向をできるだけ高くする。その中で、洗浄槽11の幅と、高さを高くすることで、容量を大きくする。
このとき、食器洗い機の外郭を構成する薄肉の圧延鋼板に曲げ加工を施して形成された筺体10の左右の側壁10aは、スライド機構12を介して食器容量増加分および増加した食器類3の洗浄性能を確保するために必要な洗浄水量と、それに対応するだけの強度が必要になるが、本発明によれば、断面略コの字状に形成されたレール取付部材13を取り付け、レール取付部材13と筐体10の側壁10aとで断面を箱状に形成することで、重量を増した洗浄槽11を支える必要な部分だけ補強することができるため、材料の圧延鋼板の肉厚を厚くするなどのコストをかけずに荷重に対する強度を向上させることができる。
このとき、レール取付部材13によって、側壁10aに対しスライド機構12が内方に位置していても、洗浄槽11は、洗浄槽部材16の左右の側壁部16cをシール部21の最外周から上方に立ち上げることでシール部21より上方の内部を拡大し、そこに洗浄かご22を配置しているため、収容できる食器類3の容量を大きくすることができる。また、筺体10の側壁10aにレール取付部材13の幅に相当する深い段押し加工を無理に行うことがないため、成型の際にひずみや破損が生じる心配もなく、加工を容易にすることができるとともに、形状寸法の安定した筐体10を得ることができる。
また、レール取付部材13は、曲げ加工だけの簡単な工程で形成し、筺体10の側壁10aに取り付けた状態で、断面が箱状になるよう構成されることで、容易に強度を確保できる構造体にすることができる。
また、レール取付部材13の側部に、筺体10に取り付けた状態において内方に突出しスライド機構12を下方から支持するレール保持部13bを備えているので、食器類3を
収容した洗浄槽11の荷重を、ネジ固定した筐体10の側壁10aへの上部および下部取付部10c、10dに集中させず、レール保持部13bと上部および下部取付部10c、10dとに分散することができるので、ネジ固定による取付部の構成を簡略化できる。
また、筐体10に、レール取付部材13の取り付け高さ位置を決定するとともにレール取付部材13を下方から支持するレール取付部材支持部10bを、左右の側壁10aから内方に突出させて設けたので、左右のスライド機構12の高さ位置のばらつきを少なくし洗浄槽11の前後方向への移動をスムーズにすることができるとともに、食器類3を収容した洗浄槽11の荷重をレール取付部材支持部10bの上端面で支え、レール取付部材13の下方への変形を抑制することで洗浄槽11の下方への垂れ下がりを抑制し、洗浄槽11上方の開口部11aを蓋体14で閉塞する部分の水密性を確保することができる。また、食器類3を収容した洗浄槽11の荷重をレール取付部材支持部10bと上部および下部取付部10c、10dとに分散することができるので、ネジ固定による取付部の構成を簡略化できる。
また、筐体10の左右の側壁10aにそれぞれ内方へ突出させて形成した上部取付部10cと下部取付部10dとで内方への突出に段差を持たせたことにより、筐体10の側壁10aのレール取付部材13を取り付ける部分を集中的に、かつ、コストをかけずに簡単な加工で効果的に補強することができる。
また、筐体10の左右の側壁10aの上部取付部10cと下部取付部10dとの間に、上部取付部10cと下部取付部10dのいずれよりも外方に突出させた外方凸部10eを設けたので、レール取付部材13とで断面を箱状に形成する筐体10の側壁10aの部分を集中的に、かつ、コストをかけずに簡単な加工で補強することができる。
なお、左右の側壁10aに形成したレール取付部材支持部10bおよびレール取付部材13の段部13aの最下部に形成したレール保持部13bは、いずれも食器洗い機の奥行方向に複数個設けてあるが、奥行方向に長い1個の突出部として形成してもよい。特にレール取付部材支持部10bを奥行方向に長い1個の突出部として形成すれば、上述した食器類3を収容した洗浄槽11の荷重によるレール取付部材13上面の下方への変形を抑制する効果を増すことができる。
さらに、本発明の食器洗い機は、洗浄槽11を洗浄槽部材16と底部構成部材17とに分割して構成し、底部構成部材17を電装部品および機構部品の大半を搭載してユニット化したことにより、洗浄槽部材16のシール部21より上方の部分を大型化したり、小型化したりすることで、底部構成部材17を単一のものを使用しても、容量の異なる洗浄槽を得ることができるため、洗浄槽容量の異なる食器洗い機の生産に容易に対応することができ、製造効率を向上させることができる。
ここで、本実施の形態の食器洗い機のさらなる特徴を、同じ底部構成部材を用いた他の食器洗い機と比較対照して説明する。図4は同じ底部構成部材を用いた他の食器洗い機の縦断面図、図5は同食器洗い機の要部の正面断面図である。なお、底部構成部材17等の実施の形態1と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
この食器洗い機は、図4に示すように、本実施の形態の食器洗い機より浅型のもので、食器洗い機の下方のシステムキッチン空間にキッチン用品等を収納する引出し25が設けられる。このような浅型の食器洗い機と本実施の形態のような深型の食器洗い機を機種揃えしておき、システムキッチンのプランニングに際して使用者が好みのものを選択できるようにして、システムキッチンの使い勝手の向上を図っている。
本実施の形態のような深型の食器洗い機は、洗浄槽内に収容できる食器類の量が大きいことを特徴として訴求するものであるので、浅型に較べて、深さが深いのみならず幅寸法も可能な限り広いことが必要とされ、筐体の幅寸法および洗浄槽の幅寸法がいずれも浅型より広く設定される。
具体的には、図3に示したように、洗浄槽部材16の左右の側壁部16cをシール部21の最外周から上方に立ち上げ、洗浄槽11の幅寸法を可能な限り大きくすることにより、洗浄槽11の内部容積を最大限大きくしてある。そして、使用時には、洗浄槽部材16の最上部の食器類3を出し入れする開口部11aを蓋体14で閉塞する必要があるが、食器類3の出し入れの利便性と洗浄槽部材16の樹脂成型の加工性との必要から、蓋体14がシール部材23を介して当接し閉塞する部分をフランジ部16fとして側壁部16cより外側に張り出して設ける必要がある(図2参照)。
すなわち、本実施の形態のような深型の食器洗い機に底部構成部材17を共用するに際しては、このフランジ部16fのための幅寸法を確保しつつ、スライド機構12の固定レール部12aを筐体10の側壁10aに取り付けるための構成が必要となる。
一方、浅型の食器洗い機の場合は、図5に示すように、底部構成部材17と接合して洗浄槽29を構成する洗浄槽部材40は、左右の側壁部40aをシール部54の最内周から上方に立ち上げれば洗浄槽部材40の最上部の開口部周りに張り出したフランジ部のための幅寸法を確保できるので、スライド機構12の固定レール部12aを筐体27の側壁27aに直接取り付けることができる。なお、溝部17b、シールリブ40bおよびシール部材18よりなるシール部54の構成は、本実施の形態の深型の食器洗い機のシール部21と同じ構成である。
したがって、本実施の形態におけるレール取付部材13は、深型の食器洗い機における高さの高い左右の側壁10aの必要部分を集中的に補強するのみならず、浅型の食器洗い機と底部構成部材17を共用するに際し、フランジ部16fのための幅寸法を確保しつつ、スライド機構12の固定レール部12aを筐体10の側壁10aに取り付けるための特徴ある構成として、大きな効果を発揮するものである。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、大型化する食器洗い機の筺体に必要な部分だけ補強し、コストをかけずに強度を確保しつつ、加工を容易にした筐体構造とすることが可能となるので、洗浄槽を引き出して食器類の出し入れを行うビルトイン型の食器洗い機等として有用である。
3 食器類
10 筺体
10a 側壁
10b レール取付部材支持部
10c 上部取付部
10d 下部取付部
10e 外方凸部
11 洗浄槽
12 スライド機構
12a 固定レール部
12b 可動レール部
13 レール取付部材
13a 段部
13b レール保持部
13c 上部フランジ部
13d 下部フランジ部
16 洗浄槽部材
17 底部構成部材

Claims (6)

  1. 前方に開口する筺体内に設けられ、上方に開口部を有して収容した食器類を洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽の両側部下方に取り付けられ前記洗浄槽を前後方向に移動可能に支持するスライド機構と、前記スライド機構と前記筺体を固定するレール取付部材とを備え、前記洗浄槽は、少なくとも側面を構成する洗浄槽部材と、有底トレー状に形成されて少なくとも底部を構成する底部構成部材とを一体化して構成され、前記底部構成部材は、前記スライド機構の可動レール部が配置されるとともに、外周上端部にシール部が設けられ、前記洗浄槽部材は、最上部の前記開口部に左右の側壁部より外側に張り出して設けられたフランジ部を有し、前記左右の側壁部は、前記スライド機構が内方に位置するように前記シール部より上部が外方に拡大して形成され、前記レール取付部材は、前記筺体に取り付けた状態で、前記レール取付部材と前記筺体の側壁で形成される断面が箱状になるよう構成され、前記筺体の側壁と前記側壁部との間に前記フランジ部のための幅寸法を確保する食器洗い機。
  2. 前記レール取付部材は、断面を略コの字状に形成し、その側部に、前記筺体に取り付けた状態において内方に突出し前記スライド機構を下方から支持するレール保持部を一体構成で備えた請求項1記載の食器洗い機。
  3. 前記筐体は、前記レール取付部材の取り付け高さ位置を決定するとともに前記レール取付部材を下方から支持するレール取付部材支持部を、左右の側壁から内方に突出させて一体に形成された請求項1または2記載の食器洗い機。
  4. 前記筐体の左右の側壁に、前記レール取付部材を取り付ける上部取付部と下部取付部を内方へ突出させて形成し、前記上部取付部と前記下部取付部とで内方への突出に段差を持たせた請求項1〜3のいずれか1項記載の食器洗い機。
  5. 前記筐体の左右の側壁の前記上部取付部と前記下部取付部との間に、前記上部取付部と前記下部取付部のいずれよりも外方に突出させた外方凸部を設けた請求項4記載の食器洗い機。
  6. 前記洗浄槽は、少なくとも前記洗浄槽の底部を構成する底部構成部材と、前記洗浄槽の少なくとも側面を構成する洗浄槽部材とを備え、前記スライド機構は前記底部構成部材に取り付けられる請求項1〜5のいずれか1項記載の食器洗い機。
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