JP3795349B2 - 引出式食器洗浄機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器を洗浄する食器洗浄機に関する。特に、洗浄槽が洗浄機本体から引出される引出タイプの食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の引出式食器洗浄機を、図1と図2を参照して説明する。図1と図2に示されているように、洗浄機本体100は箱状であって、前面(図1と図2の左側。これに対し、右側を後側とする)が開放されている。洗浄機本体100の左右両側面内側には、左右一対の本体側レール104が前後方向に固定されている。本体側レール104の前端部には、本体側ローラ103が回転自在に固定されている。
洗浄槽108は、上部が開放された箱状であり、左右両側面外側には、左右一対の洗浄槽本体側レール107が前後方向に固定されている。洗浄槽側レール107の後端部には、洗浄槽側ローラ106が回転自在に固定されている。
洗浄槽側レール107は、本体側ローラ103と洗浄槽側ローラ106によって、本体側レール104に案内されて前後方向にスライドすることができる。この結果、洗浄槽108は洗浄機本体100に対して前後方向にスライドすることができる。
図1は、洗浄槽108が洗浄機本体100に収納された収容位置での概略側面図(洗浄機本体の側板を除去して示す)であり、図2は、洗浄槽108が洗浄機本体100から引出された引出位置での概略側面図である。
食器洗浄機115の使用者は、引出位置に引出された洗浄槽108の上部開放部から食器(図示省略)を出し入れする。
洗浄槽108の背面にポンプ111が固定されている。ポンプ111は吸込通路113と吐出通路112によって洗浄槽108と連通している。ポンプ111は洗浄槽108内の水を吸込通路113から吸込み、その水を加圧し、加圧された水を吐出通路112を介して洗浄槽108内に噴射する。
【0003】
図2に示す引出位置では、本体側ローラ103と洗浄槽側ローラ106間距離が接近し、洗浄槽108は本体側ローラ103を中心にして半時計回転方向に回転しようとする。このとき、ポンプ111の重量まで本体側ローラ103を中心とする半時計回転方向のモーメントとなると、半時計回転方向の合計モーメントが過大となり、レールやローラに無理がかかって耐久性が低下する。
そこで、引出位置まで引出されてもなおポンプ重心位置が本体側ローラ103よりも後方に留まり、ポンプ111の重量が半時計回転方向のモーメントとならないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の食器洗浄機では、洗浄槽108が引出位置まで引出されても、ポンプ111の重心位置が本体側ローラ103よりも後方に留まる関係におかれている。このために、洗浄槽108を洗浄機本体100から充分に引出せず、洗浄槽108の上部開放部の一部が洗浄機本体115の内部に留まっている状態で引出位置となる。このため、使用者が食器を出し入れするために利用できる洗浄槽108上部開放部が狭くなっている。
【0005】
したがって、洗浄槽108を洗浄機本体100からほぼ完全に引出せる食器洗浄機が望まれている。
従来の食器洗浄機で、洗浄槽108を洗浄機本体100からほぼ完全に引出せるようにすると、洗浄槽108に固定されている洗浄ポンプ111まで引出されることから、ポンプ111の重心位置が本体側ローラ103よりも前方に引出され、ポンプ111の重量が半時計回転方向のモーメントとなり、レールやローラに無理がかかって耐久性が低下してしまう。
洗浄槽108を洗浄機本体100からほぼ完全に引出せ、それでいて、ポンプ111の重心位置が本体側ローラ103よりも前方に引出されないようにするためには、ポンプ111を洗浄槽108後方により離して固定する必要がある。しかしながら、ポンプ111と洗浄槽108を離して固定すると、ポンプ111と洗浄槽108の間に余分なスペースが生じる。このため、洗浄槽108を従来と同じサイズに保つとすると、洗浄機本体100の奥行きを大きくしなければならず、洗浄機本体110の奥行きを従来と同じサイズに保つと、洗浄槽108を小型化する必要がある。
このように、ポンプ111と洗浄槽108に固定する構造では、(1)洗浄槽108を洗浄機本体100から充分に引出せない、(2)洗浄ポンプ111の重心位置が本体側ローラ103よりも前方に引出されてしまう、あるいは(3)洗浄槽108を小型化する必要があるという技術的制約を受ける。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、(1)洗浄槽を洗浄機本体から充分に引出せる、(2)洗浄ポンプの重心位置は本体側ローラよりも後方に留まる、さらに(3)洗浄槽を小型化する必要がない、という食器洗浄機を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
請求項1に記載の引出式食器洗浄機は、前面が開放されている箱状の洗浄機本体と、この洗浄機本体内に収容された収容位置と引出された引出位置との間でスライド可能であるとともに上部が開口している洗浄槽と、洗浄槽内の水を循環させるとともに洗浄機本体からの距離と洗浄槽からの距離の両者が伸縮可能な状態に洗浄機本体または洗浄槽によって支持されている洗浄ポンプと、洗浄槽と洗浄ポンプを離反させておく弾性体とを備えている。
本発明の引出式食器洗浄機は、洗浄機本体からの距離と洗浄槽からの距離の両者が伸縮可能な状態に洗浄機本体または洗浄槽によって支持されている洗浄ポンプと、洗浄槽と洗浄ポンプを離反させておく弾性体を備えている。洗浄機本体と洗浄ポンプ間の距離と洗浄槽と洗浄ポンプ間の距離の両者が伸縮可能であるために、収容位置では、弾性体が圧縮されて洗浄槽と洗浄ポンプ間の距離を縮めることによって、奥行きの短い洗浄機本体内に大きな洗浄槽を収容することができる。一方、引出位置では、弾性体の反発力で洗浄槽と洗浄ポンプ間の距離を離すことによって、洗浄ポンプの重心位置が本体側ローラよりも後方に留まった状態で洗浄槽を洗浄機本体から充分に引出すことができる。
【0008】
洗浄ポンプを洗浄槽に固定せず、洗浄槽と洗浄ポンプ間の距離を伸縮可能とする1つの好ましい構成は、洗浄ポンプを洗浄槽背面において洗浄槽からの距離が変位可能に取付けることである。
あるいは、洗浄機本体には本体側レールが固定され、洗浄槽には洗浄槽側レールが固定され、洗浄ポンプは洗浄槽側レールと独立して本体側レールによって案内される構成とすることもできる。
さらには、洗浄機本体には洗浄槽案内用の本体側レールと洗浄ポンプ案内用の本体側レールが固定され、洗浄槽は洗浄槽案内用の本体側レールに案内され、洗浄ポンプは洗浄ポンプ案内用の本体側レールに案内される構成とすることもできる。
上記の構成を備えていると、洗浄機本体からの距離と洗浄槽からの距離の両者が伸縮可能な状態で洗浄ポンプを支持しておくことができる。
洗浄ポンプとは別に洗浄槽内の水を排水する排水ポンプを備えている場合には、洗浄ポンプのみならず、排水ポンプまでもが洗浄槽に対して接近・離反可能であることが好ましい。
【0009】
本発明の食器洗浄機は、下記のように定義することもできる。即ち、前面が開放されている箱状の洗浄機本体と、この洗浄機本体内に収容された収容位置と引出された引出位置との間でスライド可能であるとともに上部が開口している洗浄槽と、洗浄槽内の水を循環させるとともに洗浄機本体からの距離と洗浄槽からの距離の両者が伸縮可能な状態に洗浄機本体または洗浄槽によって支持されている洗浄ポンプと、洗浄槽と洗浄ポンプを離反させておく弾性体とを備えており、収容位置では洗浄槽背面に洗浄ポンプが接近し、引出位置では洗浄槽背面から洗浄ポンプが離反するというものである。
本発明の引出式食器洗浄機は、洗浄機本体からの距離と洗浄槽からの距離の両者が伸縮可能な状態に洗浄機本体または洗浄槽によって支持されている洗浄ポンプと、洗浄槽と洗浄ポンプを離反させておく弾性体を備えている。洗浄機本体と洗浄ポンプ間の距離と洗浄槽と洗浄ポンプ間の距離の両者が伸縮可能であるために、収容位置では弾性体が圧縮されて洗浄槽背面に洗浄ポンプが接近し、引出位置では弾性体の反発力によって洗浄槽背面から洗浄ポンプが離反することによって、収容位置では大型の洗浄槽を収容でき、引出位置では洗浄ポンプの重心位置が本体側ローラよりも後方に留まっているという制約のなかで大型の洗浄槽を洗浄機本体から充分に引出すことが可能となる。
【0010】
特に、洗浄機本体には本体側レールが固定され、洗浄槽は本体側レールによって案内され、本体側レールの前端部にはローラが回転自在に固定されており、洗浄ポンプは洗浄槽によって支持されており、引出位置における洗浄ポンプの重心がローラよりも後方に留まることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
上述した各請求項に記載の食器洗浄機は、下記に示す形態で好適に実施することができる。
(形態1)
洗浄槽と洗浄ポンプの間に両者を離反させる弾性体を備えることが好ましい。この弾性体を用いると、引出位置では弾性体の反発力で洗浄槽と洗浄ポンプは離反し、収容位置では洗浄機本体の背面板によって弾性体が圧縮されて洗浄槽と洗浄ポンプは接近する。
【0012】
【実施例】
(第1実施例) 本発明の第1実施例に係る食器洗浄機について、図3〜図9を参照して説明する。なお、洗浄方法、送風、排水等の機構については、従来の食器洗浄機と特に変わるところはないので、ここでの説明は省略する。
図3は、洗浄槽が引出位置におかれた食器洗浄機の斜視図である。図4は、洗浄槽が収納位置におかれた食器洗浄機の概略側面図(洗浄機本体の側板を取外して図示している)である。図5は、洗浄槽が引出位置におかれた食器洗浄機の概略側面図である。図6は、図4のVI−VI線概略縦断面図である。図7は、食器洗浄機の概略背面図(洗浄機本体の奥板を取外して図示している)である。図8は、レールとローラ部分の拡大図である。
【0013】
まず、食器洗浄機15の全体構成について説明する。図3に示されているように、食器洗浄機15の洗浄機本体10は前方が開放された外箱状でおり、ここに洗浄槽8が収容される。なお、以下の説明において、前方とは洗浄槽8を引出す方向であり、後方とは洗浄槽8を収納する方向である。洗浄槽8は、前面に取っ手16aが形成された扉16を有し、上部が開放された箱状に形成されており、食器洗浄機15の使用者は、この上部開放部から食器5を出し入れする。
洗浄機本体10の両側板の内側には、図6〜図8に示されるように、レール固定板69が前後に長く固定されている。レール固定板69には、断面コの字形状の本体側レール4が前後に長く固定されている。この本体側レール4の前端部には、本体側ローラ3が回転軸3aによって回転自由に装着されている。また、洗浄機本体10の後方側下部には樹脂でできたストッパ35が固定されている(図5参照)。
図6〜図8に示されるように、洗浄槽8の両側板の外側に、断面L字形状の洗浄槽側レール7が前後に長く固定されている。洗浄槽側レール7は、洗浄槽8を越えて後方に突出している(図4参照)。洗浄槽側レール7後端部には、洗浄槽側ローラ6が回転軸6aによって回転自由に装着されている(図7参照)。
洗浄槽側レール7と洗浄槽側ローラ6は、図6と図7に示されるように、本体側レール4に差し込まれている。したがって、洗浄槽8は、本体側レール4に案内されて、図4に示される収納位置と図5に示される引出位置との間でスライド可能である。
洗浄槽8の背面中央部には、円筒形状の突出部材30の一端が水平に固定されている。突出部材30の他端には、突出部材30よりもその外径が小さい円筒形状のシャフト31の一端が固定されている。シャフト31は、ポンプ上部11aに設けられた口径がシャフト31の外径より大きい孔部を貫通している。この構成により、シャフト31はポンプ11をスライド自在に保持している。ポンプ11は、シャフト31に沿って前後に移動可能である。また、シャフト31には、突出部材30とポンプ上部11aとの間に、シャフト31より長い自由長を持つ圧縮コイルバネ32が嵌め込まれている。この圧縮コイルバネ32は、コイル直径が突出部材30の外径より小さく、ポンプ上部11aの孔部の口径より大きい。図4と図5より明らかなように、圧縮コイルバネ32は、自由長よりも短く圧縮された状態でシャフト31に嵌め込まれている。したがって、圧縮コイルバネ32は、ポンプ11を洗浄槽8から離反させる側に付勢している。シャフト31の他端であるシャフト頭31aは、その外径がポンプ上部11aの孔部より大きくなっている。これにより、圧縮コイルバネ32の弾性力でポンプ11が後方に移動し、シャフト31から外れることが防止されている。
【0014】
ポンプ11は、大径の円柱形状の上に小径の円柱形状が組合わされた形状を結うし、ポンプ上部11aはシャフト頭31aの外径よりやや大きい半円柱形状である。ポンプ11は、上部11aがシャフト31に保持されており、洗浄機本体10の床には接していない(図5と図7参照)。
ポンプ11の吐出口には、吐出配管12の一部である伸縮自在の吐出ジャバラ12aが接続されている。吐出配管12の他端は洗浄槽8下部の吐出連結部12bに連結されている。ポンプ11と洗浄槽8は吐出配管12によって連通している。また、ポンプ11の吸入口には、吸込配管13の一部である伸縮自在の吸込ジャバラ13aが配設されている。吸込配管13の他端は洗浄槽底部8aに連結されており、吸込配管13によってポンプ11と洗浄槽8は連通している。
ポンプ11は食器洗浄機15の洗浄能力を損なわない範囲で可能な限り小さく設計されている。さらに、洗浄槽8の背面形状は、洗浄槽8が洗浄機本体10に収納された状態で、ポンプ11と洗浄槽8ができるだけ近接できるように設計されている(図4参照)。洗浄槽8の背面にはポンプ11の外形形状を受入れる凹部が設けられている。
【0015】
また、洗浄槽8と洗浄機本体10の間には、洗浄槽8を収容位置に固定しておくロック機構(図示省略)が備えられている。このロック機構を備えることによって、収納位置におかれた洗浄槽8が圧縮コイルバネ32の弾性力やポンプ11の振動等により引き出されることを防止している。食器洗浄機15の使用者は、ロック機構によるロック状態を解除し、洗浄槽8を引き出す。
【0016】
以上、食器洗浄機15の構成について説明した。次は、洗浄槽8が収容位置から引出位置に移動する過程における洗浄槽8及びポンプ11の移動態様について図4、図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、洗浄槽8が引出位置にあるときには、ポンプ11は圧縮コイルバネ32に付勢されて洗浄槽8の背面から離反している。この状態から洗浄槽8が洗浄機本体10内に押込まれると、ポンプ11の背面がストッパ35に当接してそれ以上には後方にスライドすることができなくなる。しかしながら、圧縮コイルバネ32が縮むために洗浄槽8はさらに後方に移動することができる。図4が収容位置でのポンプ11と洗浄槽8の位置関係を示し、圧縮コイルバネ32が縮んで洗浄槽8の背面とポンプ11は接近している。接触していてもかまわない。このとき、シャフト31は、ポンプ上部11aより後方に突出している。また、吐出通路12及び吸込通路13における各ジャバラ12a,13aは縮んでいる。
ポンプ11が洗浄槽8に固定されていると、ポンプ11の背面がストッパ35に当接したときに洗浄槽8がそれ以上には後方にスライドすることができなくなる。従って、この位置関係で洗浄槽8が洗浄機本体10内に収容される大きさにしておかなければならない。本実施例では、ポンプ11が洗浄槽8から接近・離反可能であるために、ポンプ11の背面がストッパ35に当接したとき以降も洗浄槽8が後方にスライドすることができ、その分だけ大きな洗浄槽8を用いることができる。
食器洗浄機15の使用者が洗浄槽8を収納位置にロックするロック状態を解除し、取っ手16aを前方に引くと、洗浄槽8は引出される。洗浄槽8が収納位置から引き出される最初の過程では、ポンプ11には圧縮コイルバネ32の弾性力が加えられているためにストッパ35に接触した状態が維持されている。すなわち、最初の過程では、洗浄槽8のみが引き出される(この間、洗浄槽8とポンプ11が離れていく)。また、この過程では吐出ジャバラ12aと吸込ジャバラ13aが伸びる。
洗浄槽8が所定距離前方に移動すると、シャフト頭31aがポンプ上部11aに接触する。そのために、洗浄槽8とポンプ11はそれ以上には離反できず、洗浄槽8がさらに前方へ移動すると、ポンプ11はシャフト頭31aに支持されながら洗浄槽8とともに前方に移動する。そして、洗浄槽8とポンプ11は、圧縮コイルバネ32の弾性力により離反した状態を維持して引出位置まで移動する(図5参照)。このとき、ポンプ11の重心は本体側ローラ3より後方に位置している。ポンプ11の重量は本体側ローラ3の回りの時計回転方向モーメントとなり、洗浄槽8の重量による反時計回転方向のモーメントを相殺する。洗浄槽8とポンプ11は大きく離反しているために、ポンプ11の重心が本体側ローラ3よりも後方に留まっていながらも、洗浄槽8の大部分が洗浄機本体10から引出される。
【0017】
次に、洗浄槽8が引出位置から収容位置に移動する過程における洗浄槽8とポンプ11の移動態様について説明する。
洗浄槽8が引出位置から収納位置に移動される場合、圧縮コイルバネ32の後ろ方向への弾性力によって洗浄槽8とポンプ11は離反した状態を維持しながら後方に移動する。洗浄槽8が後方に一定距離移動すると、ポンプ11の下部がストッパ35に接触する。このため、これ以上にはポンプ11は移動できない。これ以降の過程では洗浄槽8のみが後方に移動する(洗浄槽8とポンプ11が接近する)。この過程では、吐出ジャバラ12aと吸込ジャバラ13aは縮む。そして、洗浄槽8は先述した収納位置に収まる。
【0018】
以上、第1実施例に係る食器洗浄機15の構成、洗浄槽8とポンプ11の移動態様について詳細に説明した。
第1実施例に係る食器洗浄機15によると、洗浄槽8が収納位置におかれた場合は洗浄槽8とポンプ11が接近(接触するまで接近しても良い)している。このため、洗浄槽8が収納位置にある場合には、ポンプと洗浄槽の間に余分なスペースできない。したがって、洗浄機本体10を大型化する必要がなく、あるいは、洗浄槽8を小型化する必要がない。
また、洗浄槽8が引出位置におかれた場合には洗浄槽8とポンプ11が離反する。このため、ポンプ11の重心を本体側ローラ3よりも後方に留めながら、洗浄槽8を大きく引出すことが可能である。
【0019】
(第2実施例)次に、第2実施例に係る食器洗浄機について図9〜図12を参照して説明する。なお、洗浄機本体、レール、ローラ等の構成は第1実施例と同様であるため重複説明を省略し、第1実施例と異なる部分のみ説明する。図9は、洗浄槽と洗浄槽レールとポンプとそれに関連する構造の概略平面図である。図10は、食器洗浄機の概略背面図である。図11は、洗浄槽が収納位置におかれた場合の概略側面図である。図12は、洗浄槽が引出位置におかれた場合の概略側面図である。
【0020】
まず、洗浄槽8、ポンプ11の構成について説明する。図9に示したように、左右一対の洗浄槽レール7は洗浄槽8の左右両側板の外面に前後方向に固定され、洗浄槽8の背面よりもさらに後方に伸びており、この延長部において、板状体40が左右一対の洗浄槽レール7に跨って固定されている。板状体40の中央部には、楕円形の孔部40aが設けられている。板状体孔部40aには、半円筒状であってその外径が板状体孔部40aの短径よりも小さいポンプ45の上部が挿通されている。ポンプ45は外径が板状体孔部40aの長径よりも大きい円形のフランジ45aを備え(図10参照)、この構成によりポンプ45は板状体40に対して前後方向に移動可能に保持されている。ポンプ45は、板状体孔部40aに案内されて板状体孔部40aの前端部と後端部間を前後方向に移動可能となっている。ポンプ45上部には、コの字形のバネ受け部材44が固定されている。洗浄槽8にも、同形のバネ受け部材43が取り付けられている。それらバネ受け部材43と部材44間には、図9に示す圧縮コイルバネ41が圧縮状態で嵌め込まれている。圧縮コイルバネ41は、洗浄槽8とポンプ45を離反される。
【0021】
次に、洗浄槽8のスライド過程における洗浄槽8とポンプ45の接近・離反の態様について説明する。
洗浄槽8が収納位置にある場合(図11)、ポンプ45の下部は洗浄機本体10に配設されたストッパ35に接触している。このとき、ポンプ45は、板状体孔部40aの前端部に位置して、洗浄槽8に接近している。吐出通路12及び吸込通路13におけるそれぞれのジャバラ12a,13aは縮んでいる。
洗浄槽8を収納位置から引出位置へ移動させる最初の段階では、ポンプ45は圧縮コイルバネ41によってストッパ35に接触した状態が維持される。この最初の過程では、洗浄槽8のみが引き出さる(洗浄槽8とポンプ45が離反する)。洗浄槽レール7に固定された板状体40が前方移動することによって、ポンプ45は板状体孔部40aの先端部から後端部方向に位置していく。また、この過程で、吐出ジャバラ12aと吸込ジャバラ13aが伸びる。
洗浄槽8が所定距離前方に移動すると、ポンプ45が板状体孔部40aの後端部に接触する。ここからさらに洗浄槽8を前方へ移動させると、ポンプ45は板状体40に支持されながら洗浄槽8と一緒に前方に移動する。そして、洗浄槽8とポンプ45は、圧縮コイルバネ41の弾性力によって離反した位置関係を維持しながら引出位置まで移動する(図12参照)。このとき、ポンプ45の重心は本体側ローラ3より後方に位置している。そして、洗浄槽8の大部分が洗浄機本体10の外部に露出した状態となっている。
【0022】
洗浄槽8が引出位置から収納位置に移動される場合、圧縮コイルバネ41の後ろ方向への弾性力により、洗浄槽8とポンプ45は一定の距離を保ちながら後方に移動する。この過程では、ポンプ45は板状体孔部40aの後端部に位置している。洗浄槽8が後方に一定距離移動されると、ポンプ45の下部がストッパ35に接触する。このため、これ以上はポンプ45は移動しない。ここからの過程では洗浄槽8のみが後方に移動する(洗浄槽8とポンプ45が近づいていく)。すなわち、この過程では、洗浄槽レール7に固定された板状体40が後方に移動することによって、ポンプ45は板状体孔部40aの後端部から先端部へと位置していく。また、この過程では、吐出ジャバラ12aと吸込ジャバラ13aが縮む。そして、大型の洗浄槽8は先述した収納位置に収まる。
【0023】
以上、第2実施例に係る食器洗浄機15の構成と、洗浄槽8とポンプ45の移動態様について説明した。
第2実施例に係る食器洗浄機15によると、洗浄槽8が収納位置におかれた場合には洗浄槽8とポンプ45が近接している。また、洗浄槽8が引出位置におかれた場合には、洗浄槽8とポンプ45が離れて位置している。さらには、食器洗浄機15は、洗浄槽8を引出す方向に弾性力を加える圧縮コイルバネ41を備えている。したがって、第2実施例に係る食器洗浄機15においても第1実施例に係る食器洗浄機と同様の効果が得られる。
【0024】
(第3実施例)次に、第3実施例に係る食器洗浄機について図13、図14を参照して説明する。第3実施例に係る食器洗浄機は、上述した第1、第2実施例とほぼ同様の構成を有する。ただし、第2実施例に係る食器洗浄機15では、ポンプ45が板状体孔部40aを前後に移動可能であったが、第3実施例では洗浄槽レール7に孔部を設け、板状体40が洗浄槽レール7上を前後に移動可能である点で異なる。以下、第1、第2実施例と異なる点のみ説明する。図13は、洗浄槽と洗浄槽レールとポンプとそれに関連する要素の概略平面図である。図14は、図13のXIV―XIV線概略縦断面図である。
【0025】
図13に示されるように、第3実施例に係る板状体40中央部には半円柱状の孔部が設けられ、ポンプ45が差し込まれている。板状体40の孔部とポンプ45の径はほぼ同じであり、ポンプ45は、板状体40に対して移動することはできない。洗浄槽レール7には長孔状の孔部7aが各レールについて2箇所づつ設けられている。洗浄槽レールの長孔状の孔部7aには、図14に示す断面形状を有するとともに板状体40に固定された部材49が嵌め込まれている。したがって、板状体40及び板状体40に固定されたポンプ45は、洗浄槽レールの長孔状の孔部7aに案内されて洗浄槽レール7上を前後にスライド可能である。
【0026】
以上の構成を有する第3実施例に係る食器洗浄機15の場合、ポンプ45が固定された板状体40が洗浄槽8に対して前後方向へスライドする。したがって、洗浄槽8が収納位置におかれた場合は洗浄槽8とポンプ45を近接させ、引出位置におかれた場合は洗浄槽8とポンプ45を離して位置させることができる。したがって、第2実施例と同様の効果を得ることができる。
【0027】
(第4実施例) 次に、第4実施例に係る食器洗浄機について図15〜図17を参照して説明する。なお、第4実施例においては、上記各実施例と異なる部分のみを説明する。図15は、食器洗浄機の概略背面図である。図16は、洗浄槽が収納位置におかれた場合の概略側面図である。図17は、洗浄槽が引出位置におかれた場合の概略側面図である。
【0028】
まず、第4実施例に係る食器洗浄機15の構成について説明する。図15に示されるように、本体側レール4を洗浄機本体10に固定しているレール固定板69の上部に断面コの字形状のポンプ誘導用本体側レール60が前後に伸びて固定されている。ポンプ誘導レール60には、図15に示す断面形状を有する板状体62に回転自由に装着されたポンプ誘導ローラ63が差し込まれている。ポンプ誘導ローラ63は、板状体62の前後に2個ずつ装着されている。板状体62は、その中央部に略円形状の孔部を有し、そこにポンプ66が固定されている。したがって、ポンプ66は、板状体62がポンプ誘導レール60に案内されることによって前後に移動可能となっている。この構成では、洗浄槽8を保持する支点は本体側ローラ3であり、ポンプ66の重量を保持するのは、ポンプ誘導ローラ63である。ポンプ66下部には、上述した第1実施例と同様に、吐出ジャバラ12aと吸込ジャバラ13aによって吐出配管12と吸込配管13が取り付けられている。ただし、第4実施例に係る各ジャバラ12a,13aの弾性力は、第1実施例の場合よりも大きい。洗浄槽8が収納位置におかれる場合では、各ジャバラ12a、13aは収縮状態にある。よって、各ジャバラ12a、13aはポンプ66下部に後方向の弾性力を加えている。そして、各ジャバラ12a、13aは、それぞれの配管12,13を介して洗浄槽8に前方向の弾性力を加えている。各ジャバラ12a、13aは、洗浄槽8とポンプ66を離反させるバネとしても機能する。
【0029】
第4実施例に係る食器洗浄機15の構成について説明した。次は、洗浄槽8のスライド過程における洗浄槽8とポンプ66の移動態様について説明する。
図16に示されるように、洗浄槽8が収納位置におかれた場合は、洗浄槽8とポンプ66は近接している。洗浄槽8が引出される最初の過程では、各ジャバラ12a,13aによる弾性力のため、ポンプ66はストッパ35に接触した状態が維持されている。したがって、この最初の過程では、洗浄槽8のみが前方に引き出される(洗浄槽8とポンプ66が離れていく)。洗浄槽8がさらに引出れるに従い各ジャバラ12a,13aの弾性力が弱くなり、ポンプ66は各ジャバラ12a、13aに引張られて前方に移動する。そして、洗浄槽8とポンプ66は、一定の間隔を維持しながら図17に示す引出位置まで移動する。
洗浄槽8を引出位置から収納位置に移動させる最初の過程では、各ジャバラ12a,13aが伸びた状態で、洗浄槽8とポンプ66は後方に移動する。すなわち、洗浄槽8とポンプ66は、一定の間隔を維持しながら後方に移動する。そして、洗浄槽8とポンプ66が所定距離移動すると、ポンプ66の下部がストッパ35に接触する。ポンプ66はこれより後方に移動することはできない。この状態からは、洗浄槽8のみが後方に移動する(洗浄槽8とポンプ66が近づく)。この過程では、各ジャバラが洗浄槽8の後方移動に伴い縮む。そして、洗浄槽8は上述した収納位置に収納する。
【0030】
以上、第4実施例に係る食器洗浄機15の構成と、洗浄槽8とポンプ66の移動態様について説明した。本実施例に係る食器洗浄機15は、洗浄槽8が本体側ローラ3を支点として保持され、ポンプ66は、ポンプ誘導ローラ63によって保持されている。洗浄槽重量とポンプ重量は、同一支点で保持されていないので、1つの部材に過大な負荷がかかることがなく、より耐久性の高い食器洗浄機15を提供することができる。
また、弾性力の大きい各ジャバラ12a、13aを利用することによって、バネを不要化している。
第4実施例の場合にも、洗浄槽8が収納位置におかれた場合は、洗浄槽8とポンプ66が近接するために大型の洗浄槽が利用できる。また、引出位置におかれた場合は、洗浄槽8とポンプ66は離反するために、ポンプ66の重心位置を本体側ローラ3よりも後方に留めおきながら、洗浄槽8を洗浄機本体10から大きく引出すことができる。
以上の実施例では、ポンプ誘導ローラ63が専用のレール60に案内されるようにしているが、これに代えて、ポンプ誘導ローラ63もまた洗浄槽を案内する固定側レール4に沿って案内されるようにしても良い。洗浄機本体に固定された本体側レールに対して、洗浄槽に固定された洗浄槽側レールと、洗浄ポンプ側に設けられたポンプ誘導ローラ63が、相互に独立して本体側レールに案内されるようにしても良い。
【0031】
(第5実施例) 次に、第5実施例に係る食器洗浄機について図18〜図20を参照して説明する。図18は、食器洗浄機の概略背面図である。図19は、洗浄槽が収納位置におかれた場合の概略側面図である。図20は、洗浄槽が引出位置におかれた場合の概略側面図である。
第5実施例に係る食器洗浄機15の構成は、上述した第4実施例とほぼ同様である。ただし、ポンプ誘導レール60を洗浄機本体10の床部に固定した点で異なる。以下、第4実施例と異なる部分に関連することのみ説明する。
【0032】
図18に示されるように、洗浄機本体10の床部には、ポンプ誘導レール60が前後に伸びて固定されている。ポンプ誘導レール60には、図18の断面形状を有するポンプ台70に回転軸73aを回転自由に固定されたポンプ誘導ローラ73が差し込まれている。ポンプ誘導ローラ73は、ポンプ台70に前後2個づつ装着されている。ポンプ台70には、ポンプ77の底部が固定されている。したがって、ポンプ台70に固定されたポンプ77は、ポンプ誘導レール60に案内されることによって前後に移動可能である。そして、洗浄槽8及びポンプ77は第4実施例と同様の移動態様で収納位置と引出位置を移動可能である(図19、図20参照)。
【0033】
第5実施例に係る食器洗浄機15では、ポンプ77はポンプ誘導ローラ73によってその重量が保持されている。このため、本体側ローラ3にはポンプ77の重量がかからない。したがって、第4実施例と同様の効果が得られる。
また、洗浄槽8が収納位置におかれた場合は、洗浄槽8とポンプ77が近接している。洗浄槽8が引出位置におかれた場合は、収納位置におかれた場合よりも洗浄槽8とポンプ77が離れている。したがって、第1実施例と同様の効果をも得られる。
【0034】
上記には、もっぱら洗浄ポンプと洗浄槽の関係について説明した。本実施例の技術は、排水ポンプと洗浄槽の間でも活用できる。洗浄槽と洗浄ポンプ間距離のみならず、洗浄槽と排水ポンプ間距離が伸縮可能であり、収容位置では洗浄槽背面に洗浄ポンプと排水ポンプが接近し、引出位置では洗浄槽背面から洗浄ポンプと排水ポンプが離反することが好ましい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、第4、第5実施例に係る食器洗浄機では、洗浄槽背面中央部とポンプ上部との間に紐を備え、洗浄槽とポンプが所定の間隔以上離れないようにすることが好ましい。このような形態によると、洗浄槽を引き出す際に吐出配管及び吸い込み配管に大きなテンションがかかることを防止することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納位置におかれた従来技術に係る食器洗浄機の概略側面図。
【図2】引出位置におかれた従来技術に係る食器洗浄機の概略側面図。
【図3】引出位置におかれた第1実施例に係る食器洗浄機の斜視図。
【図4】収納位置におかれた第1実施例に係る食器洗浄機の概略側面図。
【図5】引出位置におかれた第1実施例に係る食器洗浄機の概略側面図。
【図6】図4のVI−VI線概略縦断面図。
【図7】第1実施例に係る食器洗浄機の概略背面図。
【図8】第1実施例に係るレール及びローラ部分の拡大図。
【図9】第2実施例に係る食器洗浄機の洗浄槽と洗浄槽レールとポンプとそれに関連する要素の概略平面図。
【図10】第2実施例に係る食器洗浄機の概略背面図。
【図11】収納位置におかれた第2実施例に係る食器洗浄機の概略側面図。
【図12】引出位置におかれた第2実施例に係る食器洗浄機の概略側面図。
【図13】第3実施例に係る食器洗浄機の洗浄槽と洗浄槽レールとポンプとそれに関連する要素の概略平面図。
【図14】図13のXIV―XIV線概略縦断面図。
【図15】第4実施例に係る食器洗浄機の概略背面図。
【図16】収納位置におかれた第4実施例に係る食器洗浄機の概略側面図。
【図17】引出位置におかれた第4実施例に係る食器洗浄機の概略側面図。
【図18】第5実施例に係る食器洗浄機の概略背面図。
【図19】収納位置におかれた第5実施例に係る食器洗浄機の概略側面図。
【図20】引出位置におかれた第5実施例に係る食器洗浄機の概略側面図。
【符号の説明】
8 ・・洗浄槽
10・・洗浄機本体
11・・洗浄ポンプ
Claims (7)
- 前面が開放されている箱状の洗浄機本体と、この洗浄機本体内に収容された収容位置と引出された引出位置との間でスライド可能であるとともに上部が開口している洗浄槽と、洗浄槽内の水を循環させるとともに洗浄機本体からの距離と洗浄槽からの距離の両者が伸縮可能な状態に洗浄機本体または洗浄槽によって支持されている洗浄ポンプと、洗浄槽と洗浄ポンプの間に配置されている弾性体とを備え、
その弾性体は、洗浄槽が収容位置にあるときに圧縮され、洗浄槽と洗浄ポンプを離反させる側に付勢していることを特徴とする引出式食器洗浄機。 - 洗浄ポンプが、洗浄槽背面において洗浄槽からの距離が変位可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の引出式食器洗浄機。
- 洗浄機本体には本体側レールが固定され、洗浄槽には洗浄槽側レールが固定され、洗浄ポンプは洗浄槽側レールと独立して本体側レールによって案内されることを特徴とする請求項1に記載の引出式食器洗浄機。
- 洗浄機本体には洗浄槽案内用の本体側レールと、洗浄ポンプ案内用の本体側レールが固定され、洗浄槽は洗浄槽案内用の本体側レールに案内され、洗浄ポンプは洗浄ポンプ案内用の本体側レールに案内されることを特徴とする請求項1に記載の引出式食器洗浄機。
- 洗浄槽内の水を排水する排水ポンプを備え、洗浄槽と排水ポンプ間の距離が伸縮可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の引出式食器洗浄機。
- 前面が開放されている箱状の洗浄機本体と、この洗浄機本体内に収容された収容位置と引出された引出位置との間でスライド可能であるとともに上部が開口している洗浄槽と、洗浄槽内の水を循環させるとともに洗浄機本体からの距離と洗浄槽からの距離の両者が伸縮可能な状態に洗浄機本体または洗浄槽によって支持されている洗浄ポンプと、洗浄槽と洗浄ポンプの間に配置されている弾性体とを備えており、
その弾性体は、洗浄槽が収容位置にあるときに、洗浄槽と洗浄ポンプを離反させる側に付勢しており、
収容位置では洗浄槽背面に洗浄ポンプが接近し、引出位置では洗浄槽背面から洗浄ポンプが離反することを特徴とする引出式食器洗浄機。 - 「洗浄機本体には本体側レールが固定され、洗浄槽は本体側レールによって案内され、本体側レールの前端部にはローラが回転自在に固定されており、洗浄ポンプは洗浄槽によって支持されており、引出位置における洗浄ポンプの重心がローラよりも後方に留まることを特徴とする請求項6に記載の引出式食器洗浄機。
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