JP5443184B2 - モルタル層の剥離方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート躯体表面のモルタル層を剥離させるモルタル層の剥離方法に関するものである。
コンクリート建築物のコンクリート躯体表面には、モルタルが塗着されている場合も多い。このモルタル層は、例えばコンクリート躯体の修理や補強作業に際して、或いはモルタル層自体の劣化等により新たにモルタルを塗着するために、剥離することが必要となる場合がある。
このようなモルタル層を剥離する方法として、例えば特許文献1にモルタル層の剥離具を用いた方法が開示されている。この剥離具は、油圧シリンダと、拡張ニードル(拡開操作用ロッド)と、先端部が拡開可能な筒状体とを備えたものである。そして、モルタル層に、剥離具を係止させる剥離具用係止孔(剥離具用係止部)を形成し、その剥離具用係止孔に筒状体の先端側を入れ、その状態から油圧シリンダを作動し、油圧シリンダに設けたラムを前進駆動させる。これにより、拡開操作用ロッドが筒状体内を先端側に進行し、この拡開操作用ロッドの進行に伴って拡開操作用ロッドの先細りの先端部が筒状体の先端部内に押し入り先端部を外周方向の外方に押し広げてモルタル層にひび割れを生じさせる。又、拡開操作用ロッドの先端が係止用孔の底のコンクリート躯体に突き当たり、その後は筒状体が拡開操作用ロッドに対して相対的に後退し、この後退力によってコンクリート躯体の表面からモルタル層に剥離が生じ、前記押し広げ力と相俟ってモルタル層にひび割れを生じ易くして剥離させる。
特開2002−70330号公報
しかしながら、特許文献1に開示の剥離方法においては、例えば図7に示すようにモルタル層101における剥離具用係止孔110の周部が、発生したひび割れ111に伴って小片状の破断片112に破断して散らばるようにして剥離し、隣接する剥離具用係止孔110同士の間に一部のモルタル層が残ってしまうおそれが生じる。しかも、小片状の破断片112に破断して散らばるため、散らばった破断片の後片付け作業が面倒であるとともに、作業に際して粉塵が生じ、剥離作業がし難い場合がある。
又、その際、剥離具用係止孔110を、隣接するもの同士を近接させるようにして形成することも考えられるが、その場合には、剥離具用係止孔110を数多く形成しなければならないとともに、剥離具用係止孔110ごとに剥離具を係止して操作しなければならず、作業時間が長くなって作業効率の悪いものになってしまう。
本発明は、コンクリート躯体の表面からモルタル層を効率良く、しかも簡単に剥離できるモルタル層の剥離方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、モルタル層剥離具を用いてコンクリート躯体表面に形成されたモルタル層を当該コンクリート躯体表面から剥離するモルタル層の剥離方法であって、前記モルタル層に、前記モルタル層剥離具を係止させるための複数の剥離具用係止部を、互いに距離をもたせるようにして形成するとともに、前記剥離具用係止部の夫々を囲むように前記モルタル層を切断してその切断部によって前記モルタル層を複数の切断区画部に区画形成する工程と、前記モルタル層の表面側に硬化樹脂層を、その表面の略全体に接着させるようにして形成する工程と、前記剥離具用係止部に前記モルタル層剥離具を係止するとともに、その係止したモルタル層剥離具を操作することによりその剥離具用係止部を囲んだ前記切断区画部をコンクリート躯体表面から引き離して剥離させる工程と、と含むことを特徴とするモルタル層の剥離方法を提供する。
請求項2の発明は、請求項1のモルタル層の剥離方法において、前記硬化樹脂層は、繊維状物を含んでいることを特徴とするモルタル層の剥離方法である。
本発明の請求項1によれば、剥離具用係止部にモルタル層剥離具を係止し、その係止したモルタル層剥離具を、例えば引き操作する。その際、その剥離具用係止部を囲んだモルタル層の切断区画部が他の切断区画部から切断されているため、切断区画部の全体を、コンクリート躯体表面から容易に引き離して剥離させることができる。又、モルタル層の表面に硬化樹脂層が形成されているため、モルタル層における剥離具用係止部の周部が小片状の破断片に破断し難いものにできる。又、仮に、モルタル層における剥離具用係止部の周部が小片状の破断片に破断した場合でも、硬化樹脂層によって破断片を繋ぎ留めておくことができる。
従って、モルタル層を、切断区画部ごとに順次コンクリート躯体表面から剥離させることができる。よって、モルタル層を、残すことなく確実にコンクリート躯体表面から剥離できるとともに、1つの剥離具用係止部にモルタル層剥離具を係止して剥離できるモルタル層の量を、切断区画部を形成していない場合に比して多くでき、剥離作業を効率の良いものにできる。
又、剥離具用係止孔の周部が小片状の破断片に破断して散らばることがないため、粉塵の発生を防止できるとともに、破断片の後片付け作業等を行なう必要のないものにでき、剥離作業を簡単に行なうことができる。
請求項2によれば、硬化樹脂層は、繊維状物を含んでいるため、硬化樹脂層を分断し難いように強化したものにできる。これにより、モルタル層を破断し難いものにできる。又、仮に、モルタル層における剥離具用係止孔の周部が小片状の破断片に破断した場合でも、硬化樹脂層によって確実に繋ぎ留めておくことができ、確実に切断区画部の全体をコンクリート躯体表面から剥離させることができる。
本発明のモルタル層の剥離方法において、モルタル層に、剥離具用係止孔及び硬化樹脂層を形成するとともに、モルタル層を複数の切断区画部に区画形成した状態のモルタル層の一部の正面図である。 図1のII−II線断面図である。 本発明のモルタル層の剥離方法に用いる一実施形態のモルタル層剥離具の断面図である。 剥離具用係止部にモルタル層剥離具の筒状体の先端部を入れた状態の要部拡大断面図である。 図4の状態からモルタル層剥離具の拡開操作用ロッドを筒状体に対して移動させ筒状体の先端部を拡開させて剥離具用係止孔の内周壁に係止した状態の要部拡大断面図である。 図5の状態から更に拡開操作用ロッドを筒状体に対して移動させた状態の要部拡大断面図である。 従来の方法によりモルタル層を剥離した際の説明図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明のモルタル層の剥離方法において、モルタル層に、剥離具用係止孔及び硬化樹脂層を形成するとともに、モルタル層を複数の切断区画部に区画形成した状態のモルタル層の一部の正面図、図2は、図1のII−II線断面図である。
本発明のモルタル層の剥離方法は、図1、図2に示すように、まず、モルタル層101に、複数の剥離具用係止部1及び硬化樹脂層2を形成するとともに、モルタル層101を複数の切断区画部3に区画形成する。
剥離具用係止部1は、後述するモルタル層剥離具201を係止させるためのもので、この実施形態の剥離具用係止部1は、モルタル層101を厚さ方向に貫通するようにして円形状に形成された孔11の内周壁とされている。
又、剥離具用係止部1は、夫々、切断区画部3の略中心部に配置されている。尚、剥離具用係止部1は、切断区画部3の略中心部に配置されているのが好ましいが、切断区画部3の中心から偏った位置に配置されたものであっても良く、適宜変更できる。
硬化樹脂層2は、モルタル層101を破断し難いものにするとともに、モルタル層101が小片状の破断片に破断した場合でも破断片を繋ぎ留めておくためのもので、モルタル層101よりも破断し難いものから構成されている。この実施形態では、樹脂材21と繊維状物とを有するものから構成されている。
樹脂材21としては、例えばエポキシ系樹脂を主成分としたものを挙げることができる。繊維状物は、硬化樹脂層2の破断強度を高めるためのもので、この実施形態では、繊維状物から構成された布部材22が用いられている。
この硬化樹脂層2は、例えば次のようにしてモルタル層101の表面全体に所定厚さで形成されている。まず、未硬化状態の液状の樹脂材21を、モルタル層101の表面全体に塗布する。そして、布部材22を、その塗布した樹脂材21に覆い被せるようにしてモルタル層101の表面の略全体を覆うように配設する。更に、布部材22に樹脂材21を塗布し、樹脂材21を硬化させる。
これにより、樹脂材21が硬化する際に、樹脂材21が有する接着能によってモルタル層101の表面全体に、布部材22を有する硬化樹脂層2を接着させて積層させることができる。
尚、この硬化樹脂層2の厚さは、特に限定されず、モルタル層101を破断し難いものにし、又、モルタル層101が小片状の破断片に破断した場合にそれらの破断片を繋ぎ留めておくことができる程度の厚さであれば良い。この実施形態では、3mm〜10mm程度にしている。
切断区画部3は、剥離具用係止部1夫々を囲むように、モルタル層101における剥離具用係止部1夫々の全周部を切断し、その切断部31によって1つの剥離具用係止部1を有するものに区画形成されている。従って、切断区画部3は、剥離具用係止部1と同じ数だけ形成されている。
この実施形態では、強制吸塵装置を有する乾式ダイヤモンドカッタを用いてモルタル層101に、縦横に複数の切断部31を形成することによって、モルタル層101の全体を、複数の四角形状の切断区画部3に区画形成している。
尚、切断区画部3の形状は、特に限定されず、例えばひし形状に形成する等、適宜変更できる。
以上のようにしてモルタル層101に、剥離具用係止部1、硬化樹脂層2及び切断区画部3を形成した後は、モルタル層剥離具201を用いて行なう。ここで、この本発明に用いるモルタル層剥離具201について説明する。
このモルタル層剥離具201は、図3に示すように、剥離具本体202と、剥離具本体202の先端側に設けられた筒状体203と、筒状体203内に配設された拡開操作用ロッド204とを備えている。
剥離具本体202は、この実施形態では、油圧シリンダから構成されており、シリンダ部221と、シリンダ部221内に配設されたピストン222及びピストン222に連結されたピストンロッド223とを備えている。
シリンダ部221は、流体としての油を流す油圧回路221aを備えている。又、この油圧回路221aには、筒状の流体加圧手段連結部材221bが設けられている。そして、この流体加圧手段連結部材221bに、パイプ等(図示せず)を介して流体加圧手段としての油圧ポンプ(図示せず)が連結されることにより、油圧ポンプの作動に伴い油圧回路221aに油が流れるようになっている。
又、この油の流れによって、ピストン222及びピストンロッド223が油圧(流体圧)を受けて、シリンダ部221内を、シリンダ部221の軸方向(図3のX−Y方向)に移動する。
筒状体203は、筒状体本体205と、その筒状体本体205の軸方向の先端(図1のX方向)に設けられた突部206とを備えている。筒状体本体205は、その軸方向の先端側に拡開部251を備えている。
拡開部251には、その先端から軸方向に沿って所定の長さで、所定幅で切り込まれた複数(この実施形態では4つ)のスリット252が設けられている。これらのスリット252によって拡開部251が4つの分割片253に分割されている。
また、拡開部251は、先端側の内周側に、先端に行くに従って漸次内周径が小さくなる径小部254を備えており、この径小部254が内周側から外周側に押圧されると拡開部251の外周方向に拡開するようになっている。
そして、この筒状体本体205は、その基端側が、シリンダ部221の軸方向の先端側に連結されている。この実施形態では、両者に設けたネジを螺合させることによって両者を連結し、これにより、筒状体本体205は、その軸心がシリンダ部221の軸心に合わされているとともに、シリンダ部221の先端側に突出されている。
突部206は、筒状体本体205の分割片253夫々の外周面253aにおける先端部の周方向の全体に外周方向に突出するように設けられており、筒状体本体205のほぼ全周にわたって配設されている。
又、突部206は、筒状体本体205の分割片253の先端側(図のX方向)に行くに従って、上記外周面253aからの突出高さが高くなるように構成されている。この実施形態では、突部206は、先端側に凹んだ湾曲面261を有するものとされているとともに、その突出先端が尖った尖部262を有するものから構成されている。
拡開操作用ロッド204は、筒状体本体205の先端側を拡開操作するもので、この実施形態では、円柱状のものから構成されている。拡開操作用ロッド204の外周径は、上記筒状体本体205の径小部254よりも径大に形成されている。
また、拡開操作用ロッド204は、その先端側に、拡開部251の径小部254を押圧操作する押圧操作部241を備えている。この実施形態の押圧操作部241は、先端側に漸次径小になるテーパー状に形成されている。
そして、この拡開操作用ロッド204は、その基端側が、剥離具本体202のピストンロッド223の先端に連結されている。この実施形態では、拡開操作用ロッド204の基端側に、雌ネジ部が設けられており、その雌ネジ部がピストンロッド23に設けられた雄ネジ部に螺合されるようにして連結されている。
この連結状態で、拡開操作用ロッド204は、その軸心がピストンロッド223及び筒状体本体205夫々の軸心に合わされた状態で、筒状体本体205内に配設されている。そして、ピストンロッド223の可動に伴い、拡開操作用ロッド204は、押圧操作部241が筒状体本体205内に没入して拡開部251の径小部254に当接した図3、図4に示す状態から、拡開部251の先端側に所定長さだけ突出した図6に示す状態までの範囲を、筒状体203に対して軸方向に出没可能に移動する。
以上のように構成されたモルタル層剥離具200を用いてモルタル層101を剥離するには、図4に示すようにモルタル層剥離具200の筒状体203の突部206及び拡開部51を、モルタル層101に形成した剥離具用係止部1に、筒状体203の先端面がコンクリート躯体100に当たるまで嵌挿する。
その状態から、油圧ポンプを作動させてピストンロッド223(図1参照)を先端側に移動させ、拡開操作用ロッド204を筒状体203内の先端側に移動させる。これにより、図5に示すように拡開操作用ロッド204の押圧操作部241が拡開部251の径小部254を先端側に摺動する。
そして、その摺動に際して、拡開部251が押圧操作部241に内側から押圧されて径外方向(外周方向)に拡開し、突部206の径が拡がる。又、その突部206の径が拡がるに際して、突部206の尖部262がコンクリート躯体100とモルタル層101との境界104に入り込んで突部206の湾曲面261がモルタル層101の剥離具用係止部1の奥部の内周壁及び周縁部に係止する。
更に、拡開操作用ロッド204が筒状体203に対して移動すると、拡開操作用ロッド204の先端面がコンクリート躯体100に当接する。この状態から更に、拡開操作用ロッド204が筒状体203に対して移動すると、図6に示すように拡開操作用ロッド204が筒状体203からの突出量を増すが、拡開操作用ロッド204はコンクリート躯体100に当接して移動できないため、筒状体203の突部206が拡開操作用ロッド204に対して移動してコンクリート躯体100に対して引き離れる方向に移動する。
その際、突部206のテーパー面61がモルタル層101に係止しているため、モルタル層101をコンクリート躯体100から引き離す方向に引っ張ることができる。又、その剥離具用係止部1を囲んだモルタル層101の切断区画部3が他の切断区画部から切断されているため、切断区画部3の全体を、コンクリート躯体表面100から容易に引き離して剥離させることができる。また、モルタル層101の表面に硬化樹脂層2が形成されているため、モルタル層101を破断し難いものにできる。又、仮に、モルタル層101の剥離具用係止部1の周部が小片状の破断片に破断した場合でも、硬化樹脂層2によって破断片を繋ぎ留めておくことができる。
従って、モルタル層101を、切断区画部3ごとに順次コンクリート躯体表面100から剥離させることができる。よって、モルタル層101を、残すことなく確実にコンクリート躯体100表面から剥離できるとともに、1つの剥離具用係止部1にモルタル層剥離具200を係止して剥離できるモルタル層の量を、切断区画部3を形成していない場合に比して多くでき、剥離作業を効率の良いものにできる。
又、モルタル層101における剥離具用係止部1の周部が小片状の破断片に破断して散らばることがないため、粉塵の発生を防止できるとともに、破断片の後片付け作業等を行なう必要のないものにでき、剥離作業を簡単なものにできる。
尚、上記実施形態では、モルタル層101に、切断区画部3を形成した後に、硬化樹脂層2を形成し、その後、剥離具用係止部1(孔11)を形成しているが、これらの剥離具用係止部1、硬化樹脂層2、及び切断区画部3の形成の先後の順は、特に限定されない。
例えば孔11を形成する前にモルタル層101の表面全体に硬化樹脂層2を形成し、その後、モルタル層101に、硬化樹脂層2とともに、孔11を形成するようにしても良い。ただし、剥離具用係止部1(孔11)を形成する前に、切断区画部3を形成し、その後に剥離具用係止部1(孔11)を形成するようにすれば、剥離具用係止部1(孔11)を、目視で切断区画部3の中心部に形成し易くなる点で、好ましい。
又、孔11を形成する前にモルタル層101の全体に所定の大きさの切断区画部3を形成し、その後、その切断区画部3の夫々に、孔11を形成するようにしても良い。
また、上記実施形態では、硬化樹脂層2の繊維状物として、シート状に形成した布部材22を用いているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。例えば、樹脂材21に繊維状物を散在させたものでも良い。又、使用する繊維状物の材質等は、特に限定されない。
又、硬化樹脂層2は、繊維状物を含む形態のものに限らず、繊維状物を含まない樹脂材21のみから構成されるものであっても良く、適宜変更できる。
また、上記実施形態では、切断区画部3を、一辺の長さが、50cm程度の大きさのものから形成しているが、例えばモルタル層剥離具201の操作でコンクリート躯体100から剥がすことができる大きさであれば良く、適宜変更できる。
又、上記実施形態では、モルタル層剥離具として、突部206を有する筒状体203を備えたものを用いているが、突部206を有しないものでも良い。また、本発明に用いるモルタル層剥離具は、上記実施形態のものに限らず、適宜変更でき、例えば剥離具用係止部1に係止でき、その係止した状態で手で引き操作するようなものであっても良い。
1 剥離具用係止部
2 硬化樹脂層
3 切断区画部
100 コンクリート躯体
101 モルタル層
201 モルタル層剥離具

Claims (2)

  1. モルタル層剥離具を用いてコンクリート躯体表面に形成されたモルタル層を当該コンクリート躯体表面から剥離するモルタル層の剥離方法であって、
    前記モルタル層に、前記モルタル層剥離具を係止させるための複数の剥離具用係止部を、互いに距離をもたせるようにして形成するとともに、前記剥離具用係止部の夫々を囲むように前記モルタル層を切断してその切断部によって前記モルタル層を複数の切断区画部に区画形成する工程と、
    前記モルタル層の表面側に硬化樹脂層を、その表面の略全体に接着させるようにして形成する工程と、
    前記剥離具用係止部に前記モルタル層剥離具を係止するとともに、その係止したモルタル層剥離具を操作することによりその剥離具用係止部を囲んだ前記切断区画部をコンクリート躯体表面から引き離して剥離させる工程と、
    を含むことを特徴とするモルタル層の剥離方法。
  2. 前記硬化樹脂層は、繊維状物を含んでいることを特徴とする請求項1記載のモルタル層の剥離方法。
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