JP5442059B2 - 水準器 - Google Patents

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Description

本発明は、被測定物の水平度や垂直度や傾斜角度などを測定可能な磁石付の水準器に関するものである。
例えば、特許第3571894号(特許文献1)のように、水準器本体の底面(測定基準面)に磁石部が設けられていて、この磁石部の吸着作用により水準器本体を被測定物に固定できる水準器が実施されている。
特許第3571894号公報
このような磁石付の水準器は、磁石が測定基準面から突出していると、測定基準面が狂ってしまう原因となり、また、磁石が測定基準面より没入しすぎていると、磁石の吸着作用が低下してしまうために、できるだけ磁石の外表面が測定基準面と面一状態に配置されていることが望ましい。
本発明は、このような磁石付の水準器において、簡単に磁石を測定基準面と面一状態若しくは測定基準面よりやや内方へ没入した状態に取り付け可能となる生産性に優れた水準器を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
気泡管測定部2を備えた水準器本体1に、被測定物aに当接させる測定基準面3を設けた水準器において、前記水準器本体1は、前記気泡管測定部2を有する気泡管取付ベース4を、この気泡管取付ベース4を収容可能なケース形であって前記気泡管測定部2を視認可能な視認窓部6と前記測定基準面3とを有する本体ケース5内に挿入固定した構成とし、この本体ケース5の前記測定基準面3に嵌入孔部7を設け、この嵌入孔部7に磁石8を嵌入し、この嵌入孔部7から本体ケース5内に嵌入した前記磁石8の内側端部が係合することで磁石8を嵌入孔部7に対して位置決め保持する係合部9を前記気泡管取付ベース4に設けると共に、この係合部9は、この係合部9に磁石8の内側端部が係合することで、磁石8の外側端部を前記測定基準面3と面一状態で前記嵌入孔部7に位置決め保持するか、若しくは磁石8の外側端部を前記測定基準面3よりやや内方へ没入した状態で嵌入孔部7に位置決め保持する構成としたことを特徴とする水準器に係るものである。
また、前記本体ケース5の前記測定基準面3に、管材などの被測定物aの外周面を収容可能な凹溝10を設け、この凹溝10に、角形の磁石8を本体ケース5内に嵌入可能な前記嵌入孔部7を設けると共に、この嵌入孔部7は前記磁石8を回り止め状態で嵌入可能な角孔形状に構成し、この磁石8の外側端部に溝部11を設け、前記係合部9は、この係合部9に磁石8の内側端部が係合することで、磁石8の前記溝部11を前記凹溝10と面一状態で嵌入孔部7に位置決め保持するか、若しくは磁石8の前記溝部11を前記凹溝10よりやや内方へ没入した状態で嵌入孔部7に位置決め保持する構成としたことを特徴とする請求項1記載の水準器に係るものである。
また、前記磁石8は、その前記溝部11の溝長さ方向を前記凹溝10の溝長さ方向と合致させた整列状態にして前記嵌入孔部7に嵌入し、前記係合部9は、この嵌入孔部7から本体ケース5内に嵌入した前記磁石8の内側端部が前記係合部9に係合することで、整列状態の前記溝部11と前記凹溝10とが面一状態となるように磁石8を嵌入孔部7に位置決め保持するか、若しくは前記溝部11が前記凹溝10よりやや内方へ没入した状態となるように磁石8を嵌入孔部7に位置決め保持する構成としたことを特徴とする請求項2記載の水準器に係るものである。
また、前記係合部9は、前記磁石8の内側端部が回り止め状態で係合可能する角形凹部に構成したことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の水準器に係るものである。
また、前記嵌入孔部7に嵌入した前記磁石8の内側端部を、前記係合部9に係合させて接着固定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水準器に係るものである。
また、前記嵌入孔部7は、前記磁石8の外形よりやや小さい孔形状に形成して、この嵌入孔部7に前記磁石8を圧入固定したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の水準器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、磁石を嵌入孔部に嵌入して係合部に係合させるだけで測定基準面から突出しないようにして磁石を取付でき、従ってこの磁石の取付作業に微妙な位置調整が不要であるから、この磁石取付作業を機械加工により自動化することもでき、製作を全て機械加工で賄っても測定基準面が磁石によって狂うことのない磁石付の水準器を量産可能となり、また、係合部を有する気泡管取付ベースも、例えば、嵌入孔部に嵌入する磁石のサイズに応じて、予め樹脂成形や金属成形により磁石の外側端部を前記測定基準面と面一状態、若しくは前記測定基準面よりやや内方へ没入した状態で嵌入孔部に位置決め保持可能な係合部を高精度に製作可能であり、磁石の吸着作用が良好に発揮される位置に磁石が位置決めされるように係合部を設計することも容易に実現可能であるなど、極めて実用性に優れた水準器となる。
また、請求項2,3記載の発明においては、測定基準面に管材などの被測定物の外周面を収容可能な凹溝を有する水準器において、この凹溝に溝部付の磁石を容易に且つ測定基準を害することなく取付できる極めて実用性に優れた構成となる。
また、請求項4記載の発明においては、嵌入孔部と係合部とで磁石を強固な回り止め状態で凹溝に固定でき、この磁石が嵌入孔部に対し回転して測定基準を害するような不具合を確実に防止できる一層実用性に優れた構成の水準器となる。
また、請求項5,6記載の発明においては、磁石を嵌入孔部に対して確固に且つ容易に嵌入固定できる一層実用性に優れた構成の水準器となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の分解斜視図である。 本実施例の気泡管取付ベースの分解斜視図である。 本実施例の、気泡管取付ベースを本体ケースに収容した後、磁石を嵌入孔部から嵌入しようとする状態を示す説明側断面図である。 図4の状態から、嵌入孔部に嵌入した磁石の内側端部を係合部に係合させた完成状態、並びに管材などの被測定物に対する本実施例の使用状態を示す磁石を一部省略した説明側断面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば、先ず、気泡管測定部2を有する気泡管取付ベース4を、前記気泡管測定部2を視認可能な視認窓部6と前記測定基準面3とを有するケース形の本体ケース5内に挿入固定して、気泡管測定部2と測定基準面3とを備えた水準器本体1を製作し、次いで、本体ケース5の測定基準面3に設けた嵌入孔部7に磁石8を嵌入することによって本発明の磁石8付の水準器を完成させるが、本発明においては、磁石8を嵌入孔部7に嵌入した際に、この嵌入孔部7から本体ケース5内に嵌入した前記磁石8の内側端部を前記気泡管取付ベース4に設けた係合部9に係合させると、磁石8の外側端部が前記測定基準面3と面一状態で嵌入孔部7に位置決め保持されるか、若しくは磁石8の外側端部が前記測定基準面3よりやや内方へ没入した状態で嵌入孔部7に位置決め保持されることになる。
即ち、磁石8の嵌入孔部7に対する取付位置の微調整を要することなく、単に、磁石8を嵌入孔部7に嵌入して係合部9に係合するまで押し込むだけで測定基準を害しないようにして磁石8が本体ケース5(測定基準面3の嵌入孔部7)に取付られるから、この磁石8の取付作業は機械加工により自動化して行うことも可能である。
また、係合部9を有する気泡管取付ベース4は、例えば、嵌入孔部7に嵌入する磁石8のサイズに応じて、予め樹脂成形や金属成形により磁石8の外側端部を前記測定基準面3と面一状態、若しくは前記測定基準面3よりやや内方へ没入した状態で嵌入孔部7に位置決め保持可能な係合部9を高精度に製作可能であり、磁石8の吸着作用が良好に発揮される位置(例えば磁石8の外側端部が測定基準面3と略面一となる嵌入孔部7位置)に磁石8が位置決めされるように係合部9を設計することも容易に可能である。
従って、本発明によれば、磁石8の位置調整作業は不要で、製作作業を全て機械加工で賄っても測定基準面3が磁石8によって狂うことのない水準器を量産可能である。
また、例えば、前記本体ケース5の前記測定基準面3に、管材などの被測定物aの外周面を収容可能な凹溝10を設けて成る水準器において、この凹溝10に、角形の磁石8を本体ケース5内に嵌入可能な前記嵌入孔部7を設けると共に、この嵌入孔部7は前記磁石8を回り止め状態で嵌入可能な角孔形状に構成し、この磁石8の外側端部に溝部11を設け、前記係合部9は、この係合部9に磁石8の内側端部が係合することで、磁石8の前記溝部11を前記凹溝10と面一状態で嵌入孔部7に位置決め保持するか若しくは磁石8の前記溝部11を前記凹溝10よりやや内方へ没入した状態で嵌入孔部7に位置決め保持する構成としても良い。
この場合、磁石8を嵌入孔部7に嵌入すると、磁石8が嵌入孔部7に対して回り止めされることになり、これによって磁石8を、その溝部11が凹溝10と整列状態となるようにして嵌入孔部7に取付することが容易に行われる。
即ち、磁石8自体に被測定物aを収容するための溝部11を有する構成は、凹溝10と磁石8の溝部11とが整列していないと、溝部11が部分的に凹溝10より外方へ突出して管材のような被測定物aに対しこの溝部11の突出部分だけが接して測定基準が狂ってしまうことがある。
凹溝10と溝部11とが整列していなくても、溝部11が凹部10より没入していれば測定基準を害することはないが、溝部11を没入させると、凹溝10に被測定物aを収容した際にこの溝部11(磁石8)と被測定物aとに間隔を生じて吸着作用の低下を招いてしまうために、磁石8の溝部11が凹溝10と整列状態で且つ溝部11と凹溝10とができるだけ面一状態に近づくように磁石8を嵌入孔部7に位置させることが望ましい。
この点、上記のように、磁石8が嵌入孔部7に対して嵌入するだけで回り止めされるような構成を採用すれば、磁石8が嵌入孔部7に対し水平方向に回転してしまって溝部11が凹溝10と整列しなくなるような状況を回避でき、簡単に凹溝10と溝部11とが整列状態となるように磁石8を嵌入孔部7に取付できる。
しかも、磁石8の内側端部が係合部9に係合することにより、磁石8の溝部11が前記測定基準面3の凹溝10と面一状態で嵌入孔部7に位置決め保持されるか、若しくは溝部11が凹溝10よりやや内方へ没入した状態で嵌入孔部7に位置決め保持されることになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、図1に示すように、複数(図面では七個)の気泡管測定部2を具備して、水平、垂直に加えて数種類の勾配測定(例えば1/50勾配,1/75勾配,1/100勾配,1/150勾配,1/200勾配など)が可能な水準器に適用した場合を示している。
具体的には、図2に示すように、前記気泡管測定部2を有する気泡管取付ベース4を、この気泡管取付ベース4を収容可能なケース形であって前記気泡管測定部2を視認可能な視認窓部6と前記測定基準面3とを有する本体ケース5内に挿入固定することによって、水準器本体1を構成している。
本実施例の気泡管取付ベース4は、図2,図3に示すように、三個の樹脂製のベースユニット12から成るものとしている。
このベースユニット12について更に詳しく説明すると、丸棒状(細長い円柱状)に形成し、このベースユニット12の長さ方向の両側に、気泡管測定部2を間隔を置いて直列状に配設した構成としている。即ち、一つのベースユニット12に気泡管測定部2を二個ずつ設けた構成としている。
そして、この三個のベースユニット12を束ね並設して図2に示すような略三角柱状の前記気泡管取付ベース4を構成している。即ち、本実施例の気泡管取付ベース4は、合計六個の気泡管測定部2を備えた構成とし、この六個の気泡管測定部2は、全てを異なる傾斜角度に配設した構成としている。
本実施例の本体ケース5は、金属製であって、図2に示すような両端が開口する角形(略三角形)筒体に構成して、この開口端部から前記気泡管取付ベース4を挿入収容し得るようにすると共に、この本体ケース5の外周面の三箇所(三角形の辺部分に相当する三箇所の外周面部)を、本体ケース5の長さ方向に沿った長さを有する平坦面に形成して、この各平坦面を前記測定基準面3としている。即ち、本体ケース5の三箇所に測定基準面3を設け、目的に応じて前記気泡管測定部2の読み取りに適した測定基準面3を適宜選択して使用できるようにしている。
また、この本体ケース5は、挿入収容した前記気泡管取付ベース4の前記気泡管測定部2に対応する複数箇所(図面では六箇所)を貫通形成してこの貫通部6を前記視認窓部6としている。
また、この本体ケース5の前記各測定基準面3に、本体ケース5の長さ方向に沿った溝長を有する凹溝10を設けている。
この各凹溝10は、各測定基準面3の長さ方向と直交する方向の中間位置に、V形溝を本体ケース5に一体成形して構成し、水準器本体1(本体ケース5)の測定基準面3を管材のような外方に向かって凸となる円弧状(曲面状)の外周面を有する被測定物aの外周面に当接させた際に、この凹溝10に被測定物aの凸状外周面が収容され、この凹溝10の左右両側の溝縁部が被測定物aに2本線で当接してこの凹溝10の溝縁部が測定基準面(線)として機能するように構成している(図1,図2参照。)。
また、本実施例の気泡管取付ベース4の本体ケース5への取付構造は、気泡管取付ベース4を本体ケース5内に挿入収容した後、本体ケース5の両端の開口部を蓋13で封止することによって気泡管取付ベース4が本体ケース5に抜け止め状態で取付られる構造としている。
また、この蓋13は、図1,図2に示すように、本体ケース5と同形状の略三角形状に形成すると共に、本体ケース5に取付た際に前記凹溝10の一部として機能するV形の切欠部14を各辺部分に形成した構成とし、更に、この蓋13のいずれか一方に、例えば垂直測定用の気泡管測定部2を設けている(この垂直測定用の気泡管測定部2を使用するときは、他方の蓋13が測定基準面となる。)。
本実施例は、前記本体ケース5の前記測定基準面3に嵌入孔部7を設け、この嵌入孔部7に磁石8を嵌入し、この嵌入孔部7から本体ケース5内に嵌入した前記磁石8の内側端部が係合することで磁石8を嵌入孔部7に対して位置決め保持する係合部9を前記気泡管取付ベース4に設けている。
具体的には、測定基準面3に設けた前記各凹溝10に、この凹溝10の溝長さ方向の中ほど位置に角形(図面では四角形)の嵌入孔部7を貫通形成している(各凹溝10の中ほど部分がその溝幅分そっくりと開口した角孔を貫通形成している。)。
一方、この嵌入孔部7に嵌入する磁石8は、立方体形状であって横断面形状が嵌入孔部7と略同形となる角形磁石8を採用し、この角形磁石8が嵌入孔部7に対して回り止め状態で嵌入されるように構成している。
また、この磁石8は、嵌入孔部7に嵌入した際にケース本体5外側に存する端部(外側端部)を、前記凹溝10の溝形状と略同一のV溝形に一体成形して、この外側端部のV溝を溝部11とし、この溝部11の溝長さ方向が凹溝10の溝長さ方向と合致する整列状態にして磁石8を嵌入孔部7に嵌入すると、溝11の溝底と凹溝10の溝底とが横方向に位置ずれせずに合致する状態となるように嵌入孔部7と磁石8とを設定構成し、これによりこの磁石8の溝部11が凹溝10の一部として機能してこの溝部11が管材のような被測定物aの外周面を収容可能であると共に、この磁石8の吸着作用によって鋼管などの被測定物aに固定される構成としている。
また、本実施例では、図4,図5に示すように、前記嵌入孔部7に前記磁石8を嵌入した際に、この嵌入孔部7から本体ケース5内に嵌入した磁石8の内側端部が係合することで磁石8を嵌入孔部7に対して位置決め保持する係合部9を前記気泡管取付ベース4に設けると共に、この係合部9は、この係合部9に磁石8の内側端部が係合することで、磁石8の外側端部の前記溝部11を前記測定基準面3の凹溝10と面一状態で嵌入孔部7に位置決め保持するか若しくは磁石8の外側端部の前記溝部11を前記測定基準面3の凹溝10よりやや内方へ没入した状態で嵌入孔部7に位置決め保持する構成としている(図面は、溝部11と凹溝10とが面一状態となる場合を示している。)。
具体的には、図2に示すように、前記気泡管取付ベース4に、前記磁石8の内側端部が係合可能な凹部9を樹脂成形により一体成形して、この凹部を前記係合部9としている。
即ち、嵌入孔部7に嵌入する磁石8のサイズに応じて、予め磁石8の外側端部が前記測定基準面3と面一状態、若しくは前記測定基準面3よりやや内方へ没入した状態で嵌入孔部7に位置決め保持可能となるような係合部9を有する前記気泡管取付ベース4(ベースユニット12)を樹脂成形する。
従って、本実施例によれば、磁石8の固定位置を気にせずに、磁石8が係合部9によって嵌入できなくなるまで磁石8を嵌入孔部7から内方へ押し込むだけで、磁石8の外側端部が前記測定基準面3と面一状態、若しくは前記測定基準面3よりやや内方へ没入した状態に位置決め保持することができる構成としている。よって、本実施例は、磁石8の嵌入孔部7に対する微妙な位置調整は不要であり、取付作業を機械加工により自動化して行っても、磁石8が測定基準を害することのない構成にできる。
また、この係合部9としての凹部9は、磁石8の内側端部(内側端面)の形状と略合致する角形凹部9として、この係合部9と前記嵌入孔部7とで磁石8を確固に回り止めする構成としている。
更に詳しくは、係合部9は、前記各ベースユニット12の長さ方向の中ほどであって、他のベースユニット12との並設側端部に、磁石8の内側端部の半分部分の形状に略合致する形状の凹所15を一体成形し、三本のベースユニット12を束ね並設すると、各ベースユニット12の隣接する凹所15同士が近接配設して、この隣接する二つ凹所15が磁石8の内側端部の形状に略合致する角形凹部9(係合部9)を形成する構成としている。
また、磁石8の嵌入孔部7への取付構造は、嵌入孔部7を磁石8の外形よりやや小さい孔形状に形成することによって、この嵌入孔部7に磁石8を圧入固定(無理嵌め)すると共に、磁石8の内側端部と前記係合部9とを接着することによって強固に取付固定する構造としている。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 水準器本体
2 気泡管測定部
3 測定基準面
4 気泡管取付ベース
5 本体ケース
6 視認窓部
7 嵌入孔部
8 磁石
9 係合部
10 凹溝
11 溝部
a 被測定物

Claims (6)

  1. 気泡管測定部を備えた水準器本体に、被測定物に当接させる測定基準面を設けた水準器において、前記水準器本体は、前記気泡管測定部を有する気泡管取付ベースを、この気泡管取付ベースを収容可能なケース形であって前記気泡管測定部を視認可能な視認窓部と前記測定基準面とを有する本体ケース内に挿入固定した構成とし、この本体ケースの前記測定基準面に嵌入孔部を設け、この嵌入孔部に磁石を嵌入し、この嵌入孔部から本体ケース内に嵌入した前記磁石の内側端部が係合することで磁石を嵌入孔部に対して位置決め保持する係合部を前記気泡管取付ベースに設けると共に、この係合部は、この係合部に磁石の内側端部が係合することで、磁石の外側端部を前記測定基準面と面一状態で前記嵌入孔部に位置決め保持するか、若しくは磁石の外側端部を前記測定基準面よりやや内方へ没入した状態で嵌入孔部に位置決め保持する構成としたことを特徴とする水準器。
  2. 前記本体ケースの前記測定基準面に、管材などの被測定物の外周面を収容可能な凹溝を設け、この凹溝に、角形の磁石を本体ケース内に嵌入可能な前記嵌入孔部を設けると共に、この嵌入孔部は前記磁石を回り止め状態で嵌入可能な角孔形状に構成し、この磁石の外側端部に溝部を設け、前記係合部は、この係合部に磁石の内側端部が係合することで、磁石の前記溝部を前記凹溝と面一状態で嵌入孔部に位置決め保持するか、若しくは磁石の前記溝部を前記凹溝よりやや内方へ没入した状態で嵌入孔部に位置決め保持する構成としたことを特徴とする請求項1記載の水準器。
  3. 前記磁石は、その前記溝部の溝長さ方向を前記凹溝の溝長さ方向と合致させた整列状態にして前記嵌入孔部に嵌入し、前記係合部は、この嵌入孔部から本体ケース内に嵌入した前記磁石の内側端部が前記係合部に係合することで、整列状態の前記溝部と前記凹溝とが面一状態となるように磁石を嵌入孔部に位置決め保持するか、若しくは前記溝部が前記凹溝よりやや内方へ没入した状態となるように磁石を嵌入孔部に位置決め保持する構成としたことを特徴とする請求項2記載の水準器。
  4. 前記係合部は、前記磁石の内側端部が回り止め状態で係合可能する角形凹部に構成したことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の水準器。
  5. 前記嵌入孔部に嵌入した前記磁石の内側端部を、前記係合部に係合させて接着固定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水準器。
  6. 前記嵌入孔部は、前記磁石の外形よりやや小さい孔形状に形成して、この嵌入孔部に前記磁石を圧入固定したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の水準器。
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