JP5441950B2 - 光学機器および撮像システム - Google Patents
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Description
但し、ボールガイド式防振ユニットにおいては、防振動作を開始する前にボールがその可動範囲の中央又はその近傍である初期位置に配置されていることが望ましい。特許文献1の防振ユニットでは、ボールはベース部材に形成された上記可動範囲を決める凹部内に収容されている。そして、ボールが初期位置から大きく移動し、該凹部の側壁面に当接した状態では、側壁面との摩擦によってボールが転動し難くなる。これにより、可動ユニットの駆動抵抗が増加することになる。このようなボールの初期位置からのずれは、レンズ装置に衝撃が加わることによって発生することが多い。
このため、特許文献2,3には、ボールガイド式防振ユニットに防振動作を行わせる前に、可動ユニットを互いに直交する2方向、つまり垂直方向と水平方向の機械端まで駆動した後、可動中心位置まで戻すイニシャライズ動作を行わせる手法が提案されている。これにより、最初にボールが可動範囲内のどの位置にあっても、ボールを可動範囲の初期位置にリセットすることができる。
特許文献3では、ボール位置のイニシャライズ動作を、電源投入時におけるズームやフォーカスのリセット動作に引き続いて又はこれと同時に行うとよいことが提案されている。また、撮像装置の使用中(撮影映像のモニタ観察中や記録中)以外の状態で行ったりするとよいことも提案されている。
本発明は、防振ユニット(ボール位置)のイニシャライズ動作による被写体像の変位が電子ビューファインダを通して撮影者に見えないようにすることができる光学機器を提供することを目的の1つとしている。
さらに、本発明の他の側面としての撮像システムは、防振のために移動可能な可動ユニットおよび該可動ユニットの移動に伴い移動可能なボールを有する防振ユニットを有するとともに、可動ユニットの動作を制御する制御手段を有する光学機器と、該光学機器の装着が可能であり、該光学機器により形成される被写体像の画像を表示する電子ビューファインダを有する撮像装置とを備えた撮像システムである。制御手段は、防振ユニットに防振動作を行わせるために可動ユニットの動作を制御するとともに、光学機器が撮像装置に装着されたことに応じて該防振動作とは別の動作であってボールを該ボールの移動範囲の中心の領域に移動させるために可動ユニットにリセット動作を行わせる。そして、制御手段は、電源スイッチがオンからオフに切り換えられた後、所定時間が経過したことに応じて、可動ユニットに電子ビューファインダへの電力供給がなくなった状態でリセット動作を行わせることを特徴とする。
まず、カメラ101側の構成について説明する。カメラ101内には、ファインダ光学系106が設けられている。また、レンズ111からの光束をファインダ光学系106へと導くダウン位置(第1の位置)とレンズ111からの光路外に退避するアップ位置(第2の位置)とに移動可能な光学部材であるクイックリターンミラー107が設けられている。
また、カメラ101内には、レンズ111からの光量を測定するための測光部(不図示)や、レンズ111により形成された被写体像を光電変換するCCDセンサ又はCMOSセンサ等の撮像素子103が設けられている。123は撮像素子103の露光量を制御するシャッタであり、124はカメラ101の背面に設けられたディスプレイデバイスである。
撮像素子103から出力された撮像信号は、不図示の画像処理回路に入力され、ここで該撮像信号に基づいて画像信号が生成される。不図示のレリーズスイッチが半押し操作されて第1ストロークスイッチ(SW1)129aがオンすると、測光・AF等が行われる撮影準備状態になる。また、レリーズスイッチが全押し操作されて第2ストロークスイッチ(SW2)129bがオンすると、フォーカルプレーンシャッタ123が開閉動作し、撮像素子103からの出力に基づいて画像信号が生成される。この画像信号は、不図示の記録媒体(半導体メモリ、光ディスク等)に記録されるとともに、ディスプレイデバイス124に表示される。
さらに、カメラ101内には、撮像素子103からの出力信号に基づいてレンズ111内の撮影光学系の焦点状態を検出する焦点検出回路(不図示)が設けられている。126は撮影モード選択スイッチであり、このスイッチ126を操作することにより、単独撮影モードと連続撮影モードとを選択することができる。
カメラ101の各種動作は、カメラ制御マイクロコンピュータ102により制御される。また、カメラ101には、レンズ111とのシリアル通信を行うためのカメラ通信マイクロコンピュータ105が設けられている。
カメラ101とレンズ111とは電気接点150を介して電気的にも接続されている。カメラ通信マイクロコンピュータ105は該電気接点150のうち通信接点を介してレンズ111と通信を行う。また、カメラ101内には電源104が備えられており、該電源104からの電力はカメラ101内の各部に供給されるとともに、電気接点150のうち電源接点を介してレンズ111にも供給される。
次に、レンズ111側の構成について説明する。120は変倍レンズ、フォーカスレンズ、絞り等を含むレンズユニットである。L1は防振光学素子としての補正レンズである。これらレンズユニット120、補正レンズL1および不図示の絞りによって撮影光学系が構成される。
補正レンズL1は、撮影光学系(レンズユニット120)の光軸に対して直交する方向(ピッチ方向およびヨー方向)に移動することにより、撮影光学系によって撮像素子103上に形成される被写体像のピッチ方向およびヨー方向の像振れ補正(防振)を行う。なお、ここにいう光軸に対して直交する方向には、完全に光軸に直交する方向のみならず、光学的に光軸に直交するとみなせる方向も含む。また、ピッチ方向は垂直方向に、ヨー方向は水平方向に相当する。
112は変倍レンズ、フォーカスレンズおよび絞りの駆動制御を行うレンズ制御マイクロコンピュータである。このレンズ制御マイクロコンピュータ112は、レンズ通信マイクロコンピュータ113を介してカメラ101との間でシリアル通信を行う。
また、115は補正レンズL1を駆動する防振アクチュエータ116の動作を制御する防振制御マイクロコンピュータ115である。防振アクチュエータ116は、後述するようにコイル、マグネットおよびヨークにより構成される。この防振アクチュエータ116と、補正レンズL1を含む可動ユニットと、該可動ユニットをピッチ方向およびヨー方向に移動可能に保持するベース部材と、可動ユニットの移動をガイドするボールとにより防振ユニット200が構成される。防振ユニット200の具体的構成については後述する。
さらに、レンズ111内には、該レンズ111および撮像システム全体の手振れ等により振動を検出する振動センサ117が設けられている。振動センサ117は、角速度センサや加速度センサ等により構成され、ピッチ方向とヨー方向の振動に応じた電気信号を出力する。
その他、図示しないが、レンズ111には、絞りアクチュエータ、絞りドライバ、フォーカスアクチュエータ、フォーカスドライバ、フォーカス位置検出器、ズーム操作環およびズーム位置検出器が設けられている。
次に、上記各構成要素の動作について説明する。絞りドライバは、レンズ制御マイクロコンピュータ112からの指令に従って絞りアクチュエータを駆動し、絞りを作動させる。フォーカスドライバは、レンズ制御マイクロコンピュータ112からの指令に従ってフォーカスアクチュエータを駆動し、フォーカスレンズを光軸方向に駆動する。
防振制御マイクロコンピュータ115は、振動センサ117からの出力信号に基づいて防振アクチュエータ116(つまりは補正レンズL1)を駆動する。
また、ズーム操作環が操作されると、不図示の変倍レンズ駆動機構によって変倍レンズが光軸方向に駆動される。ズーム位置検出器は、最も広角側のズーム位置と最も望遠側のズーム位置との間のズーム範囲を所定数に分割したデジタル信号(ズーム位置信号)を出力する。また、フォーカス位置検出器は、最も至近側のフォーカス位置と最も無限遠側のフォーカス位置との間のフォーカス範囲を所定数に分割したデジタル信号(フォーカス位置信号)を出力する。
これらのズーム位置信号およびフォーカス位置信号は、一眼レフ用オートフォーカス(AF)方式として最も良く使われるTTLパッシブ方式において、AF用演算を精度良く行うために必要な焦点距離情報とフォーカス情報を得るために使用される。レンズ制御マイクロコンピュータ112は、これらの位置情報に基づいてレンズ制御マイクロコンピュータ112内のROM上に記憶されたテーブルデータからAF用演算に必要なデータを読み出す。該データはカメラ101側に送信され、該データを読み込んだカメラ制御マイクロコンピュータ102は、所定のAF用演算を行う。そして、カメラ制御マイクロコンピュータ102は、AF用演算の結果として得られたフォーカス駆動指令をレンズ111側に送信する。レンズ制御マイクロコンピュータ112は、該フォーカス駆動指令に応じてフォーカスレンズを駆動する。
次に、図2から図4を用いて、本実施例の防振ユニット200の具体的構成について説明する。図2は、防振ユニット200の断面図、図3および図4はそれぞれ、防振ユニット200の前側と後側から見たときの分解斜視図である。本実施例の防振ユニット200は、該防振ユニット200の不使用時(防振スイッチ125がオフの場合)に、可動ユニットを中心位置に保持するためのロック機構を有さない。ここにいう可動ユニットの中心位置は、補正レンズL1の光軸中心が撮影光学系の補正レンズL1以外の部分であるレンズユニット120の光軸に一致する位置若しくは光学的に一致しているとみなせる位置である。
防振ユニット200は、可動ユニット(補正レンズL1)をピッチ方向Pに駆動するピッチ方向防振アクチュエータと、ヨー方向Yに駆動するヨー方向防振アクチュエータとを有する。また、防振ユニット200には、可動ユニットのピッチ方向Pでの位置を検出するピッチ方向位置検出系と、ヨー方向Yでの位置を検出するヨー方向位置検出系とを有する。そして、両防振アクチュエータおよび両位置検出系はそれぞれ、同一の構成を有して90度配置が異なるだけである。このため、以下では、防振アクチュエータおよび位置検出系に関してはピッチ方向Pについてのみ説明する。
なお、図中において、添え字pが付された符号で示される構成要素はピッチ方向に関するものであり、添え字yが付された符号で示される構成要素はヨー方向に関するものである。
13は防振ユニット200の前側の固定部材であるベース部材であり、レンズ111の本体に固定される。14は圧縮コイルバネであり、その近傍に配置される後述する位置検出用および駆動用磁石に吸引されない材質、例えばリン青銅線により形成されている。コイルバネ14の一端部14aは、該コイルバネ14の径方向外方に折り曲げられている。
15は補正レンズL1を保持するシフト鏡筒である。該シフト鏡筒15には、圧縮コイルバネ14における光軸方向前側の端部が補正レンズL1の光軸と略同軸となるように係合し、該コイルバネ14の一端部14aはシフト鏡筒15に設けられたV溝部15dに係合している。
16a,16b,16cはベース部材13とシフト鏡筒15との間に挟まれた3つのボールである。各ボールは、その近傍に配置される駆動用磁石に吸引されない材質、例えばSUS304(オーステナイト系のステンレス鋼)により形成されている。ボール16a,16b,16cが当接している面は、ベース部材13側がそれぞれ13a,13b,13c、シフト鏡筒15側がそれぞれ15a,15b,15cである。各当接面は、撮影光学系の光軸に対して直交する面である。3つのボール16a,16b,16cの外径が同じ場合は、3箇所にて光軸方向に対向する当接面間の距離差を小さく抑えることにより、補正レンズL1を光軸に対して直交する姿勢を維持したままで、移動案内が可能となる。
17は後側の固定部材であるセンサベースであり、2本の位置決めピンで位置を決められ、2本のビスでベース部材13に結合される。圧縮コイルバネ14の後端部はセンサベース17に係合し、センサベース17に接着等で固定される。また、圧縮コイルバネ14は、シフト鏡筒15とセンサベース17との間で圧縮されている。これにより、シフト鏡筒15とベース部材13の各当接面が3つのボール16a,16b,16cに圧接する。
また、3つのボール16a,16b,16cと当接面との間には潤滑油が配置されている。潤滑油は、各ボールがベース部材13とシフト鏡筒15とにより挟持されていない状態でも、各ボールが当接面から容易に脱落しない程度の粘度を有する。これにより、コイルバネ14の付勢力を上回る慣性力がシフト鏡筒15に働き、ボールが非挟持状態になっても、ボールの位置が容易にずれるのを防止できる。
次に、ピッチ方向防振アクチュエータの構成について説明する。18pは光軸に対して放射方向に2極着磁された駆動用磁石である。19pは駆動用磁石18pの光軸方向前側の磁束を閉じるためのヨークである。20pはシフト鏡筒15に接着により固定されたコイルである。
21は駆動用磁石18pの光軸方向後側の磁束を閉じるためのヨークである。該ヨーク21は、駆動用磁石18pとの間にコイル20pが移動する空間を形成するように、ベース部材13に磁力により固定されている。これにより、閉磁気回路が形成される。
コイル20pに電流を流すと、駆動用磁石18pの着磁境界に対して略直交する方向に、磁石18pとコイル20pに発生する磁力線相互の反発によるローレンツ力が発生し、シフト鏡筒15を移動させる。この構成は、いわゆるムービングコイル型と呼ばれる。
そして、防振ユニット200には、以上のピッチ方向防振アクチュエータと同じ構成のヨー方向防振アクチュエータが配置されている。これにより、補正レンズL1およびシフト鏡筒15により構成される可動ユニットを光軸に直交し、かつ互いに直交するピッチ方向およびヨー方向に駆動することができる。
ここで、図5を用いて、ボール16bに対するベース部材13と可動ユニット(シフト鏡筒15)との関係について説明する。なお、他のボール16a,16cについても同一の関係となっている。
図5(a)では、シフト鏡筒15がその可動中心位置(補正レンズL1の光軸がレンズユニット120の光軸と一致又は実質的に一致する位置)にある。また、ボール16bも、ベース部材13の当接面13bの周囲に形成された枠部13dによって決められるボール移動範囲の中心に位置している。枠部13dは、ボール移動範囲を超えてボール16bが移動しないようにするための制限部である。
この状態からシフト鏡筒15が下向き矢印方向に駆動された状態を、図5(b)に示す。シフト鏡筒15は、ベース部材13に設けられた不図示の機械端まで駆動され、可動中心位置からaだけ移動している。
ボール16bはベース部材13およびシフト鏡筒15とによって挟持されているので、図5(a)の位置から矢印方向に転がって、図5(b)に示す位置に移動する。ボール16bの転がり摩擦は滑り摩擦に対して十分小さく、ボール16bと当接面13b,15bとは滑ることはない。このため、シフト鏡筒15は、ボール16bの転がりによってガイドされながらベース部材13に対して移動する。このとき、ボール16bの中心に対して、シフト鏡筒15とベース部材13とは相対的に反対方向に移動している。したがって、ベース部材13に対するボール16bの移動量は、シフト鏡筒15の移動量の半分となる。つまり、図5(b)に示すように、ボール16bの移動量bは、aの半分(a÷2)となる。
図5(c)は、図5(a)の状態を光軸方向後側から見たときのベース部材13とボール16bを示す。ボール16bは、ピッチ方向およびヨー方向の移動範囲の中心に位置している。ボール16bおよび当接面13bの周囲には、枠部13dが示されている。枠部13dの内側面間の距離、すなわちボール移動範囲のピッチ方向およびヨー方向の大きさは、ボール16bの半径をrとすると、中心から(r+b+c)で表わされる。なお、cは機械的な余裕量である。
ボール16bが図5(c)に示すボール移動範囲の中心からc以上ずれた位置にある場合において、図5(b)に示すようにシフト鏡筒15が駆動されると、ボール16bはシフト鏡筒15がaだけ動いて機械端に当接する前に枠部13dの内側面に当接する。そして、ボール16bが枠部13dの内側面に当接した後は、シフト鏡筒15はボール16bに対して滑りながら機械端まで駆動されることになる。この状態から、シフト鏡筒15を可動中心位置まで戻すと、ボール16bはボール移動範囲の中心からcの距離の位置まで転がって戻る。
このように、シフト鏡筒15を機械端まで駆動した後に可動中心位置まで戻すことにより、最初にボール16bがどの位置にあっても、図5(d)に示すように、ボール16bの中心はボール移動範囲の中心から距離cの辺を有する矩形領域内に位置する。すなわち、ボール16bは、ボール移動範囲の中心近傍である初期位置(リセット位置)に戻る。
この一連の動作を、本実施例では、ボールのリセット動作(イニシャライズ動作:第1の動作)という。なお、このイニシャライズ動作は、振動センサ117の出力に基づく防振ユニット200の防振動作とは別の動作として行われる。
シフト鏡筒15をピッチ方向およびヨー方向に同時に同じ量だけ駆動すると、ピッチ方向およびヨー方向に対して45度をなす方向に各方向の駆動量の√2倍の位置まで移動する。このため、実際の使用状態では、シフト鏡筒15はピッチ方向およびヨー方向に完全に独立に駆動されるわけではなく、他方の位置を考慮して、光軸を中心とした円形若しくは円形に近い多角形の範囲内でシフト鏡筒15の駆動が行われる。そして、3つのボール16a,16b,16cは、該範囲の形状に相似で、半分の大きさを有する範囲内で転がり運動をする。
なお、ボール移動範囲は、ピッチ方向とヨー方向に平行な辺を持つ矩形である。仮にボール移動範囲が、上述した実使用状態でのボールの動く範囲に従った円形又は多角形の形状であると、リセット動作を行ってもボールが枠部13dに当接する位置まで移動せずに、正しいリセット動作ができない場合が生じてしまうので、好ましくない。
本実施例では、ボール移動範囲を、ピッチ方向とヨー方向に平行な辺を持つ矩形としている。そして、ボールをボール移動範囲(枠部13d)の隣り合う2辺(隅部)に対して片寄せしたときに、該ボールと他の2辺との間の隙間が、シフト鏡筒15の該他の2辺方向への機械的な最大可動量又は実使用時の最大移動量の半分より若干大きくなるようにボール移動範囲を設定する。このような設定下でボールのリセット動作を行えば、実使用時にはボールが枠部13dに当たらず、ボールの転がりのみでシフト鏡筒15の案内が可能となる。
また、前述したように、ボールと当接面との間に潤滑油を配置することで、ボールと当接面との滑り摩擦を小さくし、可動ユニットの位置制御への影響を小さくすることができる。
なお、本実施例では、ボールの移動範囲を制限する枠部13dをベース部材13に設けた場合について説明したが、これをシフト鏡筒15に設けてもよい。また、本実施例では、3つのボールを使用した場合について説明したが、本発明においてボールの数はこれに限られない。
図2〜図4において、22pと22yはそれぞれ光軸を中心とする放射方向に2極に着磁された検出用磁石である。23pと23yは検出用磁石22p,22yの前側に配置された、磁束を閉じるためのヨークである。これら検出用磁石22p,22yおよびヨーク両23pと23yは、シフト鏡筒15に固定されている。
24pは磁束密度の変化を電気信号に変換するホール素子であり、センサベース17に位置決め固定されている。
25はピッチ方向位置検出系を構成するコイル20pおよびホール素子24pを外部回路に電気的に接続するためのフレキシブル基板である。該フレキシブル基板25は、25aの部分で折り返されている。また、26pの部分の光軸方向前側にはホール素子24pが実装されている。
上記折り返された部分はさらに3個所の曲げ部を有し、その先端部27pに形成された穴部28pには、シフト鏡筒15に形成されたピン29pが挿入されている。先端部27pはピン29pの周りにおいて回転自在である。さらに、先端部27pに設けられたランド部30p,31pには、コイル20pの端子が半田付けされる。
なお、ヨー方向位置検出系は、コイル20yおよびセンサベース17に固定されたホール素子24yにより構成され、これらもフレキシブル基板25によって外部回路に電気的に接続されている。
32はフレキシブル基板25をセンサベース17に固定するための押さえ板であり、1本のビスによりセンサベース17に固定されている。
以上のように構成された撮像システムにおいて、撮影者がファインダ光学系106を通して被写体観察を行っていないタイミングの1つとして、レンズ111をカメラ101に装着したときが挙げられる。
図6には、本実施例のレンズ111(レンズ制御マイクロコンピュータ112および防振制御マイクロコンピュータ115)におけるイニシャライズ動作シーケンスのフローチャートを示している。該動作は、各マイクロコンピュータに格納されたコンピュータプログラムに従って実行される。このことは、後述する他の実施例も同様である。
レンズ111のカメラ101への装着は、カメラ101のメインスイッチ(電源スイッチ)122のオン/オフにかかわらず行われる可能性がある。このため、本実施例では、カメラ101の電源のオン/オフに関係なく以下の動作を行う。
レンズIDの通信が行われたと判別したときは、ステップ1001へ進む。レンズIDの通信を行っていないと判別したときは、S1000を繰り返す。
ステップ1002では、防振制御マイクロコンピュータ115は、防振アクチュエータ116へ駆動信号を送り、防振ユニット200に防振イニシャライズ動作を行わせる。
こうしてイニシャライズ動作を行った後、カメラ101において第1ストロークスイッチ(SW1)129aがオンされると、防振ユニット200の防振動作が開始される。
以上説明したように、本実施例によれば、レンズ111のカメラ101への装着に応じて防振ユニット200(ボール位置)のイニシャライズ動作を行うため、該イニシャライズ動作による被写体の変位が撮影者に見えないようにすることができる。
但し、本実施例の防振ユニット200’は、該防振ユニット200’の不使用時(防振スイッチ125がオフの場合)に、可動ユニットを中心位置に保持するためのロック機構130を有する。該ロック機構130は、不図示のロックアクチュエータにより、可動ユニットをロックするためのロック動作と該ロックを解除するためのアンロック動作とを行う。
図8には、本実施例のレンズ111(レンズ制御マイクロコンピュータ112および防振制御マイクロコンピュータ115)におけるイニシャライズ動作シーケンスのフローチャートを示している。
ステップ2002では、防振制御マイクロコンピュータ115は、ロックアクチュエータへ駆動信号を送り、ロック機構130のアンロック動作を行わせる。
次に、ステップ2003では、ロック機構130のアンロック動作が完了したか否かを判別する。アンロック動作の完了は、ロック機構130を構成する部材がアンロック位置に移動したか否かをフォトインタラプタによって検出すること等により判別する。アンロック動作が完了した場合は、ステップ2004に進み、完了していない場合はステップ2002に戻る。
ステップ2004では、防振制御マイクロコンピュータ115は、防振アクチュエータ116へ駆動信号を送り、防振ユニット200’に防振イニシャライズ動作を行わせる。イニシャライズ動作は、実施例1にて説明したものと同じである。
こうしてイニシャライズ動作を行った後、カメラ101において第1ストロークスイッチ(SW1)129aがオンされると、防振ユニット200の防振動作が開始される。
以上説明したように、本実施例によれば、レンズ111のカメラ101への装着に応じて防振ユニット200’のロック解除およびイニシャライズ動作を行うため、該イニシャライズ動作による被写体の変位が撮影者に見えないようにすることができる。
なお、上記実施例1,2では、レンズのカメラへの装着後に初期通信が行われたことに応じて防振ユニットのイニシャライズ動作を行う場合について説明した。しかし、本発明におけるイニシャライズ動作のトリガはこれに限られない。例えば、レンズ又はカメラに、レンズのカメラに対する装着を検出するスイッチを設け、該スイッチにより検出信号に応じて防振ユニットのイニシャライズ動作を行うようにしてもよい。
但し、本実施例のカメラ101’には、バックアップ電池140が装填されている。バックアップ電池140は、カメラ101’の電源スイッチであるメインスイッチ122がオフ(電源非投入)状態のときに、カメラ制御、レンズ制御および防振制御マイクロコンピュータ102,112,115を動作させるために電力供給する。
そして、本実施例では、メインスイッチ122がオンからオフに切り換えられた後、所定時間が経過したときに防振ユニット200のイニシャライズ動作を行う。
具体的には、カメラ制御マイクロコンピュータ102が、メインスイッチ122がオフであり、かつオフへの切換後、所定時間が経過したと判別したときは、レンズ制御マイクロコンピュータ112にそのことを伝える通信を行う。該通信を受けたレンズ制御マイクロコンピュータ112は、防振制御マイクロコンピュータ115を介して防振ユニット200のイニシャライズ動作を行わせる。防振ユニット200のイニシャライズ動作は、実施例1にて説明したものと同じである。
次に、図10のフローチャートを用いて、上述したカメラ101’とレンズ111の動作シーケンスについて説明する。図中の左側の点線枠に囲まれたフローは、カメラ101’(カメラ制御マイクロコンピュータ102)の動作シーケンスを示す。また、右側の点線枠に囲まれたフローは、レンズ111(レンズ制御マイクロコンピュータ112および防振制御マイクロコンピュータ115)の動作シーケンスを示す。
ステップ3000では、カメラ制御マイクロコンピュータ102は、メインスイッチ122がオンからオフに切り換えられたか否かを判別する。オンからオフに切り換えられた場合はステップ3001に進み、切り換えられていない場合(オンの場合)はステップ3000に戻る。
次に、ステップ3002では、カメラ制御マイクロコンピュータ102は、所定時間のタイマーカウントが完了した(所定時間が経過した)か否かを判別する。完了した場合は、ステップ3003に進む。完了していない場合は、ステップ3002を繰り返す。
ステップ3003では、カメラ制御マイクロコンピュータ102は、バックアップ電池140又は電源104に、防振ユニット200にイニシャライズ動作を行わせるための電力の余裕があるか否かを判別する。電力余裕がある場合は、ステップ3004へ進み、電力余裕がない場合はそのまま本フローを終了する。
ステップ3004では、カメラ制御マイクロコンピュータ102は、メインスイッチ122がオフに切り換えられた後、所定時間が経過したことを示す信号をレンズ制御マイクロコンピュータ112に送信する。ここで送信される信号は、防振ユニット200のイニシャライズ動作を指示するコマンド信号でもよい。
ステップ3005では、レンズ制御マイクロコンピュータ112は、カメラ制御マイクロコンピュータ102から上記信号を受信する。
そして、ステップ3006では、レンズ制御マイクロコンピュータ112は、防振スイッチ125の状態に関わらず、防振制御マイクロコンピュータ115に防振ユニット200のイニシャライズ動作を行わせるための制御信号を送る。
ステップ3007では、防振制御マイクロコンピュータ115は、防振アクチュエータ116へ駆動信号を送り、防振ユニット200に防振イニシャライズ動作を行わせる。
以上説明したように、本実施例によれば、カメラ101のメインスイッチ122がオフの状態、すなわち通常は撮影者が被写体のファインダ観察を行わない状態において防振ユニット200のイニシャライズ動作を行う。このため、該イニシャライズ動作による被写体の変位が撮影者に見えないようにすることができる。
なお、本実施例は、クイックリターンミラーを有さず、電子ビューファインダでのみ被写体画像の観察が可能な(電源スイッチのオフ後、所定時間が経過して、電子ビューファインダへの電力供給がなくなる)カメラ(例えば、ビデオカメラ)に装着されるレンズ装置にも応用することができる。
ステップ4000では、カメラ制御マイクロコンピュータ102は、カメラ101に装填されていた電源(メイン電池)104が交換されたか否かを判別する。交換された場合はステップ4001に進み、交換されていない場合はステップ4000に戻る。電源104が交換されたか否かは、カメラ制御マイクロコンピュータ102への電源104からの電力が一旦供給されなくなった後、再び供給が開始されたことにより判別できる。また、不図示の電源装填スイッチが一旦オフになった(電源104が取り外された)後、再びオンになった(電源104が装填された)ことにより判別してもよい。
ステップ4002では、レンズ制御マイクロコンピュータ112は、カメラ制御マイクロコンピュータ102から上記信号を受信する。
そして、ステップ4003では、レンズ制御マイクロコンピュータ112は、防振スイッチ125の状態に関わらず、防振制御マイクロコンピュータ115に防振ユニット200のイニシャライズ動作を行わせるための制御信号を送る。
ステップ4004では、防振制御マイクロコンピュータ115は、防振アクチュエータ116へ駆動信号を送り、防振ユニット200に防振イニシャライズ動作を行わせる。
以上説明したように、本実施例によれば、カメラ101の電源104が交換されたとき、すなわち通常は撮影者が被写体のファインダ観察を行わない状態において防振ユニット200のイニシャライズ動作を行う。このため、該イニシャライズ動作による被写体の変位が撮影者に見えないようにすることができる。
なお、電源104が取り外されると、カメラ制御マイクロコンピュータ102においてそれまで保持していたレンズに関する情報がリセットされる場合がある。この場合、新たな電源104が装填されると、カメラ制御マイクロコンピュータ102はレンズ制御マイクロコンピュータ112にレンズIDの送信を要求することが多い。
このため、実施例1と同様に、レンズ制御マイクロコンピュータ112において、レンズIDの送信を判別し、防振ユニット200のイニシャライズ動作を行わせるようにしてもよい。
ガイド軸460は、図14に示す光軸方向視において、L字形状を有する。ガイド軸460のヨー方向軸部には、シフトベース413に設けられた係合部413aがガイド軸460のヨー方向への移動を許容しながら係合している。また、ガイド軸460のピッチ方向軸部には、シフト鏡筒415に設けられた係合部415aがガイド軸460のピッチ方向への移動を許容しながら係合している。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
16a,16b,16c ボール
18p,18y 駆動用磁石
19p,19y ヨーク
20p,20y コイル
21,23 ヨーク
200 防振ユニット
L1 補正レンズ
Claims (2)
- 防振のために移動可能な可動ユニットおよび該可動ユニットの移動に伴い移動可能なボールを有する防振ユニットと、
前記可動ユニットの動作を制御する制御手段とを有する光学機器であって、
該光学機器は、該光学機器により形成される被写体像の画像を表示する電子ビューファインダを有する撮像装置に装着が可能であり、
前記制御手段は、前記防振ユニットに防振動作を行わせるために前記可動ユニットの動作を制御するとともに、該光学機器が前記撮像装置に装着されたことに応じて該防振動作とは別の動作であって前記ボールを該ボールの移動範囲の中心の領域に移動させるために前記可動ユニットにリセット動作を行わせ、
前記制御手段は、電源スイッチがオンからオフに切り換えられた後、所定時間が経過したことに応じて、前記可動ユニットに前記電子ビューファインダへの電力供給がなくなった状態で前記リセット動作を行わせることを特徴とする光学機器。 - 防振のために移動可能な可動ユニットおよび該可動ユニットの移動に伴い移動可能なボールを有する防振ユニットを有するとともに、前記可動ユニットの動作を制御する制御手段を有する光学機器と、
前記光学機器の装着が可能であり、該光学機器により形成される被写体像の画像を表示する電子ビューファインダを有する撮像装置とを備えた撮像システムであって、
前記制御手段は、前記防振ユニットに防振動作を行わせるために前記可動ユニットの動作を制御するとともに、前記光学機器が前記撮像装置に装着されたことに応じて該防振動作とは別の動作であって前記ボールを該ボールの移動範囲の中心の領域に移動させるために前記可動ユニットにリセット動作を行わせ、
前記制御手段は、電源スイッチがオンからオフに切り換えられた後、所定時間が経過したことに応じて、前記可動ユニットに前記電子ビューファインダへの電力供給がなくなった状態で前記リセット動作を行わせることを特徴とする撮像システム。
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