JP5441655B2 - ステアリングホイール用ヒータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車、船舶などに使用されるステアリングホイールのホイール部を暖めるために使用されるヒータ装置に係り、特に、コード状ヒータの断線を防止でき、昇温特性に優れ、均一な加熱が可能なものに関する。
従来より、寒冷時に運転手の手を温めるために、ステアリングホイールのホイール部にヒータ装置を装着することが提案されている。図3に示すように、ステアリングホイール71は、ホイール部72、スポーク部73、ボス部74からなり、ホイール部72はホイール芯材77と合成樹脂、繊維製品、皮革などからなる被覆材78とから形成される。ヒータ装置31は、このホイール芯材77と被覆材78の間に設置され、スポーク部73及びボス部74を通されたリード線(図示しない)に接続されて給電される。
ステアリングホイールに設置されるヒータ装置としては、例えば、特許文献1〜3のような、簡易的なコード状ヒータパターンのものが知られているが、昇温特性の向上と均一な加熱が求められてきたため、より細かいコード状ヒータパターンが要求されてきている。このようなものとして、例えば、特許文献4,5が挙げられる。
特開昭61−218475号公報:豊田合成ほか 特開2003−317905公報:松下電器産業 特許第4150477号公報:日本プラスト 特開2007−284033公報:松下電器産業 特開2007−290685公報:松下電器産業
ここで、特許文献4,5によるヒータ装置は、図8に示すように、ホイール部の円周方向に沿って折り返しが繰り返されたパターン形状となっている(図8において左右方向がホイール部の円周方向となる)。通常のステアリングホイールは、図3にも示すとおり、円環状の形状をしているため、ヒータ装置を装着すると、ホイール部の外周部に該当する部分は伸ばされ、内周部に該当する部分は縮められることになる。これにより、外周部に該当する部分でコード状ヒータの引張りによる断線や、内周部に該当する部分でコード状ヒータの折れによる断線が起こる可能性がある。
また、ヒータ装置の設置に当たっては、従来より、ホイール芯材にヒータ装置を貼り付ける方法が取られていたが、昨今では作業性の向上のため、被覆材に予めヒータ装置を貼り付けておき、被覆材とともにヒータ装置をホイール芯材に設置するという方法が取られてきている。特に、被覆材とともにヒータ装置をホイール芯材に設置する方法の場合、シワを無くすため、被覆材及びヒータ装置はホイール芯材に対して小さめの形状とし、ホイール部の外周部から内周部に向けて強く引張りながら装着することになる。上記特許文献4,5のようなコード状ヒータのパターン形状であると、この引張りによってコード状ヒータの間隔が広がってしまうことになるため、加熱に分布が生じてしまい、均一な加熱がなされないことになってしまう。
本発明は、このような従来技術の欠点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、コード状ヒータの断線を防止でき、昇温特性に優れ、均一な加熱が可能なステアリングホイール用のヒータ装置を提供することにある。
上記目的を達成するべく、本発明の請求項1によるヒータ装置は、基材10と、該基材10上に配設されるコード状ヒータ1とからなり、ステアリングホイールのホイール部に設置されるヒータ装置であって、上記コード状ヒータ1は、屈曲を繰り返しながら第1方向D1に延在している第1ヒータ部11と、屈曲を繰り返しながら上記第1方向D1に延在し、上記第1ヒータ部11と異なる位置において上記第1方向D1と垂直な第2方向D2において上記第1ヒータ部11と配列されている第2ヒータ部12と、を有し、上記第1方向D1はホイール部の円周方向であり、上記第1ヒータ部11は、上記第2ヒータ部12に向かう凸部11Tと上記第2ヒータ部12から離れる方向の凸部11Lとが上記第1方向D1における位置をずらしながら交互に繋がることで形成されており、上記第2ヒータ部12は、上記第1ヒータ部11に向かう凸部12Tと上記第1ヒータ部11から離れる方向の凸部12Lとが上記第1方向D1における位置をずらしながら交互に繋がることで形成されており、上記第2ヒータ部12に向かう凸部11Tの少なくとも一部は、上記第2の方向D2における上記第1ヒータ部11と上記第2ヒータ部12との間の中央位置Cを越えており、上記第1ヒータ部11に向かう凸部12Tの少なくとも一部は、上記第1の方向D1における上記第1ヒータ部11と上記第2ヒータ部11との間の中央位置を越えていることを特徴とするものである。
また、請求項2記載のヒータ装置は、上記中央位置Cを越える上記第2ヒータ部12に向かう凸部11Tと上記第1ヒータ部11に向かう凸部12Tとは、上記第1の方向D1において交互に配列されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、昇温特性に優れた細かいコード状ヒータのパターン形状でありながら、ヒータ装置の装着時における引張りや折れによるコード状ヒータの断線を防止でき、且つ、コード状ヒータ間隔が部分的に広がることなく、均一な加熱が可能となる。
本発明の実施の形態を示す図で、ヒータ装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、図1における要部を拡大して示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、ヒータ装置をステアリングホイール内に埋め込んだ様子を一部切り欠いて部示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、コード状ヒータの構成をその一部を切り欠いて示す側面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、ホットプレス式ヒータ製造装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態を示す図で、コード状ヒータを所定のパターン形状に配設する様子を示す一部斜視図である。 本発明の実施の形態による温度分布を示すサーモビュアー画像であり、(A)は通電前、(B)は通電1分後を示す。 本発明の比較の形態を示す図で、ヒータ装置の構成を示す平面図である。 本発明の比較の形態を示す図で、ヒータ装置の構成を示す平面図である。 本発明の比較の形態を示す図で、図9の要部を拡大して示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態におけるコード状ヒータ1の構成から説明する。本実施の形態におけるコード状ヒータ1は図4に示すような構成になっている。まず、外径約0.2mmの芳香族ポリアミド繊維束からなるヒータ芯3の外周に、素線径0.08mmの錫銅合金線からなる導体素線5aを7本引き揃え、ピッチ1mmで螺旋状に巻装して発熱線7を構成する。なお、導体素線5aには、ポリウレタンからなる絶縁被膜5bが厚さ約0.005mmで被覆されている。この外周に、熱融着部9としての難燃剤が配合されたポリエチレン樹脂が0.25mmの厚さで押出・被覆されている。コード状ヒータ1はこのような構成になっていて、その仕上外径は0.9mmである。
次に、上記構成をなすコード状ヒータ1を接着・固定する基材10の構成について説明する。本実施例における基材10は、見かけ密度50kg/m、(JIS K7222準拠)、硬さ11.77(JIS K6400−2準拠)の発泡ウレタン樹脂からなる。
次に、上記コード状ヒータ1を基材10上に所定のパターン形状で配設して接着・固定する構成について説明する。図5はコード状ヒータ1を基材10上に接着・固定させるためのホットプレス式ヒータ製造装置13の構成を示す図である。まず、ホットプレス治具15があり、このホットプレス治具15上には複数個の係り止め機構17が設けられている。上記係り止め機構17は、図6に示すように、ピン19を備えていて、このピン19はホットプレス冶具15に穿孔された孔21内に下方より差し込まれている。このピン19の上部には係り止め部材23が軸方向に移動可能に取り付けられていて、コイルスプリング25によって常時上方に付勢されている。そして、図6中仮想線で示すように、これら複数個の係り止め機構17の係り止め部材23にコード状ヒータ1を引っ掛けながら所定のパターン形状にて配設することになる。
図5に戻って、上記複数個の係り止め機構17の上方にはプレス熱板27が昇降可能に配置されている。すなわち、コード状ヒータ1を複数個の係り止め機構17の係り止め部材23に引っ掛けながら所定のパターン形状にて配設し、その上に基材10を置く。その状態で上記プレス熱板27を降下させてコード状ヒータ1と基材10に、例えば、230℃/5秒間の加熱・加圧を施すものである。それによって、コード状ヒータ1の熱融着層9が融着することになり、その結果、コード状ヒータ1と基材10が接着・固定されることになる。尚、上記プレス熱板27の降下による加熱・加圧時には複数個の係り止め機構17の係り止め部材23はコイルスプリング25の付勢力に抗して下方に移動するものである。
上記作業を行うことにより、図1及び図2に示すようなステアリングホイール用のヒータ装置を得ることができる。なお、図2は図1の要部を拡大して示す図である。このヒータ装置は、図1の左右方向をステアリングホイールのホイール部の円周方向として設置されることになる。図1において、このホイール部の円周方向を第1方向D1すると、コード状ヒータ1のヒータパターンは以下のようになる。コード状ヒータは、第1ヒータ部11と第2ヒータ部12からなる。この第1ヒータ部11と第2ヒータ部12は、図1における上下方向に配列される。第1ヒータ部11は、屈曲を繰り返しながら第1方向D1に延在しており、第2ヒータ部12は、屈曲を繰り返しながら第1方向D1に延在しており、第1ヒータ部と第2ヒータ部は、図1における右部で接続される。第1ヒータ部11は、第2ヒータ部12に向かう凸部11Tと第2ヒータ部12から離れる方向の凸部11Lとが第1方向D1における位置をずらしながら交互に複数繋がることで形成されている。また、第2ヒータ部12も、第1ヒータ部11に向かう凸部12Tと第1ヒータ部11から離れる方向の凸部12Lとが第1方向D1における位置をずらしながら交互に複数繋がることで形成されている。そして、第2ヒータ部12に向かう凸部11Tの少なくとも一部は、第2の方向D2における第1ヒータ部11と第2ヒータ部12との間の中央位置Cを越えており、第1ヒータ部11に向かう凸部12Tの少なくとも一部は、第1の方向D1における第1ヒータ部11と第2ヒータ部11との間の中央位置Cを越えている。
このような構成により、それぞれの位置でコード状ヒータ間隔を一定にすることができる。また、第2ヒータ部に向かう凸部11Tと第1ヒータ部に向かう凸部12Tとの間隔部(図中、S1で示す)が入れ違いに存在することになるため、例えば、ヒータ装置を図1における上下方向に引張ったとしても、コード状ヒータが不存在になる箇所が生じることはない。例えば、図8のようなヒータ装置であると、図8の上下方向に引張ると、コード状ヒータの間隔が開いてしまうことがわかる。また、図9及び図10のようなヒータ装置であると、中央位置Cの部分で、第2ヒータ部に向かう凸部11Tと第1ヒータ部に向かう凸部12Tとの間隔部(図中、S2で示す)が大きく開いてしまい、コード状ヒータが不存在になる箇所が生じてしまうことになる。なお、図10は図9の要部を拡大して示す図である。また、本発明によれば、ホイール部の外周部に該当する部分(図1におけるヒータ装置の中央部)における伸びや、内周部に該当する部分(図1におけるヒータ装置の上下部)における縮みに対しても、凸部のRで緩衝され、断線するような力がかかることはない。そのため、昇温特性に優れた細かいコード状ヒータのパターン形状でありながら、ヒータ装置の装着時における引張りや折れによるコード状ヒータの断線を防止でき、且つ、コード状ヒータ間隔が部分的に広がることなく、均一な加熱が可能となる。
特に、図1で示すように、中央位置Cを越える第2ヒータ部12に向かう凸部11Tと第1ヒータ部11に向かう凸部12Tとは、第1の方向D1において交互に配列されていることが好ましい。これにより、間隔部S1が第1方向D1で並んでしまうことなく、第1方向D1に沿って、第1ヒータ部11側、第2ヒータ部12側と、順番に移っていくため、特にコード状ヒータ間隔が広がることを防止できる。
尚、上記ヒータ装置におけるコード状ヒータ1の両端は、基材10の裏側に引き出されてリード線35に接続され、このリード線35により、コード状ヒータ1、温度制御装置39、及び、コネクタ(図示しない)が接続されている。温度制御装置はコード状ヒータ1上に配置され、コード状ヒータ1の発熱によってヒータ装置の温度制御を行うこととなる。また、温度制御装置39及びコード状ヒータ1とリード線35との接続部は、衝撃等からの防御のため、基材の突出部10fで包まれて保護されることになる。そして、上記したコネクタを介して図示しない車両の電気系統に接続されることになる。又、上記構成をなすヒータ装置31は、図3に示すような状態で、ステアリングホイール71のホイール芯材77と被覆材78の間に設置されることになる。
基材10のコード状ヒータ1を配設しない側の面には、ヒータ装置31とステアリングホイールの被覆材78とを接着するための接着層(図示しない)が形成される。接着層の形成は、予め離型シート上に接着剤のみからなる接着層を形成し、該接着層を上記離型シートから上記基材10表面に転写することが好ましい。これにより、接着剤は基材10の内部には侵入せず、基材10の表面のみに接着層が形成されることになる。ヒータ装置と被覆材78とを接着する際、コード状ヒータ1を配設した側と被覆材78とを接着するより、コード状ヒータ1を配設しない側と被覆材78とを接着する方が好ましい。これは、コード状ヒータ1による凹凸が被覆材78表面に表れにくくなるためである。
上記のようにして得られたヒータ装置について、断線有無の検査、昇温特性の測定、及び、温度分布の測定を行った。断線有無は、ヒータ装置をステアリングホールに設置した後、導通試験を行って検査した。その結果、断線はなく、通常に通電していることが確認された。昇温特性は、−20℃から通電を行い、昇温速度を測定した。その結果、昇温速度は15℃/minであり、充分な昇温特性を有していることが確認された。温度分布は、サーモビュアーによって測定した。図7(A)は通電前、図7(B)は通電1分後の温度分布を示す。図7に示すように、均一な加熱がなされていることが確認された。
(実施の形態2)
上記実施の形態1において、基材10のコード状ヒータ1を配設した面にも接着層を形成し、この接着層によって、もう一つの基材10として、見かけ密度0.19g/cm(SRIS0101準拠)、硬さC25度(SRIS0101準拠)の発泡クロロプレンゴムを貼り付けたものを実施の形態2とした。ここで、これら実施の形態1及び実施の形態2によるヒータ装置を被覆材78に接着した状態で、ステアリングホイールに設置し、ステアリングホイール表面の手触りを確認した。これによると、実施の形態1は、実使用上問題ない程度だが、凹凸を感じ取られたのに対し、実施の形態2は、何ら凹凸を感じることがなく平滑な表面であった。
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。コード状ヒータ1には、従来公知の如何なるコード状ヒータも使用することができる。例えば、特許第4202071号公報に記載されているような、ヒータ芯の外周に発熱体素線を引き揃えて構成された発熱体が巻回され、その外周にFEPからなる絶縁体層、必要に応じてポリエチレンからなる熱融着層が形成されたコード状ヒータ、特願2007−158452明細書に開示されているような、ヒータ芯3が熱収縮性及び熱溶融性を有するものであるコード状ヒータ、特願2007−158453明細書に開示されているような、発熱体が絶縁被膜により被覆された導体素線を引き揃えたものから構成されたコード状ヒータ、特開2007−134341公報に開示されているような、発熱体が銅固溶体と銅銀共晶がファイバー状になった銀入り銅合金線の素線であるものから構成されたコード状ヒータなどを使用しても良い。
基材10についても、発泡ウレタン樹脂に限定されるものではなく、例えば、他の材質からなる発泡樹脂シート、発泡ゴムシート、ゴムシート、不織布、織布なども考えられる。特に伸縮性に優れるものが好ましく、表面にコード状ヒータの凹凸があらわれないように硬度を調節したものが好ましい。このようなものとして、発泡樹脂シートまたは発泡ゴムシートが好ましい。また、硬度を調節するには、発泡率を調整する、気泡の状態を独立気泡または連続気泡にする、目的に応じた硬度の材料を使用するなどの方法がある。材料としては、ウレタン、クロロプレン、シリコーン、ネオプレン、ジエン系ゴム、など、種々の樹脂、ゴム、熱可塑性エラストマーなどから選択すれば良い。また、基材10は複数用いても良い。上記実施の形態2のように、2枚の基材10によりコード状ヒータ1を挟みこむ形態としてもよく、複数の基材を層状に積層しても良い。複数の基材10によりコード状ヒータ1を挟み込む場合、ホイール芯材側に位置する基材よりも、被覆材側に位置する基材のほうが、柔らかいものとすることが好ましい。これにより、表面にコード状ヒータの凹凸が表れにくくなる。また、繊維間や気泡内など基材10の内部空隙にまで接着剤が侵入しないように接着層を形成すれば、基材10が硬化して伸縮性を損なうことはなく、風合いが悪化することもないため好ましい。
また、コード状ヒータ1を基材10に配設する際、加熱加圧による融着によって接着・固定する態様でなく、他の態様によりコード状ヒータ1を基材10に固定しても良い。例えば、縫製によりコード状ヒータ1を基材10に固定しても良いし、一対の接着剤付き基材10で挟持固定することでコード状ヒータ1を基材10に固定しても良いし、他の態様を用いても良い。
また、接着層としては、例えば、高分子アクリル系粘着剤からなりテープ基材を使用しない接着層や、ポリプロピレンフィルムの両面に接着剤を形成してなる接着層など種々のもの使用できる。それ単独でFMVSS No.302自動車内装材料の燃焼試験に合格するような難燃性を有するものであれば、ヒータ装置の難燃性が向上し好ましい。
本発明のヒータ装置によれば、特に、コード状ヒータの断線を防止でき、昇温特性に優れ、均一な加熱が可能とすることができる。このようなヒータ装置は、例えば、自動車、船舶、各種輸送用車両、各種農耕用車両、各種土木建設用重機などに使用されるステアリングホイールのホイール部を暖めるために使用されるヒータ装置として好適に使用することができる。
1 コード状ヒータ
10 基材
11 第1ヒータ部
12 第2ヒータ部
31 ヒータ装置
71 ステアリングホイール

Claims (3)

  1. 基材10と、該基材10上に配設されるコード状ヒータ1とからなり、ステアリングホイールのホイール部に設置されるヒータ装置であって、
    上記コード状ヒータ1は、屈曲を繰り返しながら第1方向D1に延在している第1ヒータ部11と、屈曲を繰り返しながら上記第1方向D1に延在し、上記第1ヒータ部11と異なる位置において上記第1方向D1と垂直な第2方向D2において上記第1ヒータ部11と配列されている第2ヒータ部12と、を有し、
    上記第1方向D1はホイール部の円周方向であり、
    上記第1ヒータ部11は、上記第2ヒータ部12に向かう凸部11Tと上記第2ヒータ部12から離れる方向の凸部11Lとが上記第1方向D1における位置をずらしながら交互に繋がることで形成されており、
    上記第2ヒータ部12は、上記第1ヒータ部11に向かう凸部12Tと上記第1ヒータ部11から離れる方向の凸部12Lとが上記第1方向D1における位置をずらしながら交互に繋がることで形成されており、
    上記第2ヒータ部12に向かう凸部11Tの少なくとも一部は、上記第2の方向D2における上記第1ヒータ部11と上記第2ヒータ部12との間の中央位置Cを越えており、
    上記第1ヒータ部11に向かう凸部12Tの少なくとも一部は、上記第1の方向D1における上記第1ヒータ部11と上記第2ヒータ部12との間の中央位置Cを越えており、
    上記中央位置Cが、上記ステアリングホイールのホイール部の外周部に該当する部分に位置するよう設置されるヒータ装置31。
  2. 上記中央位置Cを越える上記第2ヒータ部12に向かう凸部11Tと上記第1ヒータ部11に向かう凸部12Tとは、上記第1の方向D1において交互に配列されている、請求項1記載のヒータ装置31。
  3. 上記基材10が、伸縮性に優れるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヒータ装置31
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