JP5441621B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5441621B2 JP5441621B2 JP2009252906A JP2009252906A JP5441621B2 JP 5441621 B2 JP5441621 B2 JP 5441621B2 JP 2009252906 A JP2009252906 A JP 2009252906A JP 2009252906 A JP2009252906 A JP 2009252906A JP 5441621 B2 JP5441621 B2 JP 5441621B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- heating
- interference sound
- control unit
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Induction Heating Cooking Devices (AREA)
Description
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、各加熱コイルの動作周波数の差分により被加熱物間で発生する干渉音を低減できる誘導加熱調理器を得ることを目的とする。
図1は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の構成を示すブロック図、図2は実施の形態1に係る誘導加熱調理器のマイクロホンおよびスピーカーの配置図である。
図1、2において、渦状に巻かれてなる加熱コイル3,4,5は、キッチン22に組み込まれた本体1内に配置され、それぞれ共振コンデンサ6,7,8と直列に接続されている。そのうち、加熱コイル3は、本体1を手前側から見てトッププレート2の上面左側に設けられた左加熱口の下方に設置され、加熱コイル4は、トッププレート2の上面右側に設けられた右加熱口の下方に設置されている。加熱コイル5は、左加熱口と右加熱口のほぼ中央で、かつトッププレート2の上面後部に設けられた中央加熱口の下方に設置されている。トッププレート2上に設けられた各加熱口は、被加熱物21の載置位置を示すためのもので、リング状あるいは円形状に形成されている。
図3は実施の形態1の誘導加熱調理器による干渉音の低減のための動作を示すフローチャートである。
主制御部17の干渉音制御部17aは、本加熱調理器の加熱動作中にマイクロホン18により干渉音が集音されると(S1)、その干渉音の電気信号を読み込んで周波数と位相、音圧を検出する(S2)。次いで、干渉音制御部17aは、3口の加熱口が使用されているかどうかを判定する(S3)。この判定は、操作部によって操作されたスイッチの状態から判定する。干渉音制御部17aは、全ての加熱口が使用されていると判定したときには、マイクロホン18からの電気信号から最も音圧の大きい干渉音の周波数と位相を検出する(S9)。そして、干渉音制御部17aは、検出した周波数と位相から干渉音を相殺する電気信号を生成する(S4)。また、干渉音制御部17aは、2口の加熱口が使用されていると判定したときには、2口の加熱口動作で発生する干渉音の周波数と位相とからこの干渉音を相殺する電気信号を生成する(S4)。
実施の形態2は、インバータを駆動する駆動信号の周波数から干渉音の周波数を算出するようにしたものである。
図4は本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器のトッププレートを上方から見て示す平面図である。なお、実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。
実施の形態2においては、干渉音制御部17aは、3つのインバータ11,12,13のうち少なくとも2つのインバータが各制御部により駆動されているとき、制御部から出力される各駆動信号の周波数を検出して相互の差分周波数を算出し、かつマイクロホン18からの電気信号より干渉音成分の位相を検出し、その差分周波数、及びマイクロホン18で検出の位相から干渉音を相殺する電気信号を生成してスピーカー19に出力し、音を発生させるようにしている。
図5は実施の形態2の誘導加熱調理器による干渉音の低減のための動作を示すフローチャートである。
干渉音制御部17aは、本加熱調理器の加熱動作中にマイクロホン18により干渉音が集音されると(S11)、その干渉音の電気信号を読み込んで干渉音成分の位相と音圧を検出する(S12)。次いで、干渉音制御部17aは、主制御部17の指令に基づいてインバータを駆動している各加熱口の駆動信号周波数を各制御部から検出する(S13)。干渉音制御部17aは、例えば図4に示すように、左加熱口30、右加熱口40および中央加熱口50上の各被加熱物21が誘導加熱されていた場合には、左インバータ11、右インバータ12および中央インバータ13に出力されている駆動信号の周波数を左制御部14、右制御部15および中央制御部16から検出する。
実施の形態3は、例えば実施の形態1の誘導加熱調理器において、所定条件を満たしたときにスピーカー19から干渉音を相殺する音を出さないようにしたものである。
前述の所定条件とは、1つの加熱コイル、つまり1つの加熱口のみが選択されたとき、あるいは2つ又は3つの加熱口に非磁性材(例えばSUS304系)の被加熱物21が載置されたときである。また、マイクロホン18からの電気信号の周波数が所定の周波数範囲(例えば、数百Hz〜約15kHz)から外れたとき、あるいはマイクロホン18からの電気信号の音圧が所定レベル(例えば30dB)より低いときである。これら4つの条件のうち何れか1つでも満たすものがあれば、スピーカー19から音が出ないようにする。前述した数百Hz〜約15kHzの周波数帯は、人間にとって耳障りと感じる音の範囲である。また、音圧の30dBは、人間にとって耳障りと感じない上限値である。
図6は実施の形態3の誘導加熱調理器による干渉音の低減のための動作を示すフローチャートである。なお、図3に示す実施の形態1のフローチャートと異なる動作(S21,S24,S32)だけを説明する。
実施の形態4は、例えば実施の形態3の誘導加熱調理器において、マイクロホン18からの電気信号より検出した干渉音の周波数が所定の周波数範囲(数百Hz〜約15kHz)内にあるときに、操作ガイドのための音声が出力されているときには、被加熱物21を誘導加熱している加熱コイルのうち火力の最も大きい加熱コイルの火力を小さくさせるようにしたものである。
図7は実施の形態4の誘導加熱調理器による干渉音の低減のための動作を示すフローチャートである。なお、図6に示す実施の形態3のフローチャートと異なる動作(S48,S54)だけを説明する。
なお、操作ガイドのための音声が発せられたときに、操作部により火力の最も大きい加熱コイルの火力を小さくする機能の有無を使用者が選択できるようにしても良い。
実施の形態1〜4では、マイクロホン18をトッププレート2に組み込み、スピーカー19を本体1内に設置したが、実施の形態5は、図8に示すように、誘導加熱調理器の上方に設置された換気扇(レンジフード)にマイクロホン18とスピーカー19を設けるようにしても良い。この場合、マイクロホン18をトッププレート2の上面に対向させて設置し、スピーカー19を本体1の前方に音が流れるように斜め下に向けて設置する。干渉音制御部17aは、換気扇の駆動による風切り音の周波数成分をデータとして有し、その周波数成分のみを除去するように構成されている。これにより、干渉音のピックアップ精度が向上する。
11 左インバータ、12 右インバータ、13 中央インバータ、14 左制御部、
15 右制御部、16 中央制御部、17 主制御部、17a 干渉音制御部、18 マイクロホン、19 スピーカー、21 被加熱物、22 キッチン、30 左加熱口、
40 右加熱口、50 中央加熱口。
Claims (8)
- 複数の加熱コイルと、
前記複数の加熱コイルによりそれぞれ誘導加熱される被加熱物の間で発生する干渉音を集音するためのマイクロホンと、
スピーカーと、
前記複数の加熱コイルのうち少なくとも2つの加熱コイルが加熱動作しているときに前記マイクロホンからの電気信号を入力し、該電気信号から干渉音の周波数と位相を検出し、その周波数と位相とから干渉音を相殺する電気信号を生成し、前記スピーカーに出力して音を発生させる干渉音制御部とを備え、
前記干渉音制御部は、前記マイクロホンからの電気信号より検出した干渉音の周波数が所定の周波数範囲内にあるときに、干渉音を相殺する前記電気信号を、前記スピーカーに出力して音を発生させるとともに、操作ガイドのための音声が出力されているかどうかを判定し、音声が出力されているときには被加熱物を誘導加熱している加熱コイルのうち火力の最も大きい加熱コイルの火力を小さくさせることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 前記干渉音制御部は、全ての加熱コイルにより各被加熱物が誘導加熱されているとき、前記マイクロホンからの電気信号より最も音圧の大きい干渉音の周波数と位相を検出し、その周波数と位相とから干渉音を相殺する電気信号を生成し、前記スピーカーに出力して音を発生させることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
- 複数の加熱コイルと、
前記各加熱コイルにそれぞれ接続された複数のインバータと、
前記各インバータに駆動信号を出力して直流電圧を高周波電圧に変換し、前記各加熱コイルにそれぞれ高周波電流を供給する制御部と、
前記複数の加熱コイルによりそれぞれ誘導加熱される被加熱物の間で発生する干渉音を集音するためのマイクロホンと、
スピーカーと、
前記複数のインバータのうち少なくとも2つのインバータが前記制御部により駆動されているとき、前記制御部から出力される各駆動信号の周波数を検出して相互の差分周波数を算出し、かつ前記マイクロホンからの電気信号より干渉音の周波数の位相を検出し、その差分周波数と位相とから干渉音を相殺する電気信号を生成し、前記スピーカーに出力して音を発生させる干渉音制御部とを備え、
前記干渉音制御部は、前記マイクロホンからの電気信号より検出した干渉音の周波数が所定の周波数範囲内にあるときに、干渉音を相殺する前記電気信号を、前記スピーカーに出力して音を発生させるとともに、操作ガイドのための音声が出力されているかどうかを判定し、音声が出力されているときには被加熱物を誘導加熱している加熱コイルのうち火力の最も大きい加熱コイルの火力を小さくさせることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 前記干渉音制御部は、前記複数の加熱コイルのうち1つの加熱コイルが選択されたとき、前記スピーカーから音が出ないようにすることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の誘導加熱調理器。
- 前記干渉音制御部は、誘導加熱される被加熱物が非磁性材であったとき、前記スピーカーから音が出ないようにすることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の誘導加熱調理器。
- 前記干渉音制御部は、前記マイクロホンからの電気信号より検出した干渉音の周波数が所定の周波数範囲から外れているとき、前記スピーカーから音が出ないようにすることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の誘導加熱調理器。
- 前記干渉音制御部は、前記マイクロホンからの電気信号より干渉音の音圧を検出し、該音圧が所定レベルより低いときに前記スピーカーから音が出ないようにすることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の誘導加熱調理器。
- 前記マイクロホンと前記スピーカーを換気扇装置に設置したことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009252906A JP5441621B2 (ja) | 2009-11-04 | 2009-11-04 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009252906A JP5441621B2 (ja) | 2009-11-04 | 2009-11-04 | 誘導加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011100562A JP2011100562A (ja) | 2011-05-19 |
JP5441621B2 true JP5441621B2 (ja) | 2014-03-12 |
Family
ID=44191597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009252906A Expired - Fee Related JP5441621B2 (ja) | 2009-11-04 | 2009-11-04 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5441621B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102386128B1 (ko) * | 2020-12-29 | 2022-04-14 | 주식회사 엔씨엠 | 조리음기능을 탑재한 전기레인지 및 그의 제어방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013218015A1 (de) * | 2013-09-09 | 2014-10-23 | E.G.O. Elektro-Gerätebau GmbH | Induktionskochgerät, Anordnung von Induktionskochgeräten und Verfahren zum Betrieb eines Induktionskochgerätes |
FI128730B (fi) * | 2018-10-30 | 2020-11-13 | Safera Oy | Menetelmä ja järjestely liesityypin tunnistamiseksi |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0388293A (ja) * | 1989-08-31 | 1991-04-12 | Toshiba Corp | 電磁調理器 |
JP2008232493A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 換気空調装置 |
JP2008288062A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Panasonic Corp | 誘導加熱装置 |
JP4909817B2 (ja) * | 2007-06-19 | 2012-04-04 | 日立アプライアンス株式会社 | 誘導加熱調理器 |
-
2009
- 2009-11-04 JP JP2009252906A patent/JP5441621B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102386128B1 (ko) * | 2020-12-29 | 2022-04-14 | 주식회사 엔씨엠 | 조리음기능을 탑재한 전기레인지 및 그의 제어방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011100562A (ja) | 2011-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5909674B2 (ja) | 誘導加熱装置 | |
JP5495960B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP5938718B2 (ja) | 誘導加熱調理器とその制御方法 | |
CA2639157C (en) | An improved induction cooking appliance and a method for checking the cooking capabilities of a piece of cookware | |
JP2011044422A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP5441621B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2007335274A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2017168236A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2009004099A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP6827163B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
CN202505008U (zh) | 双加热式电饭锅 | |
JP5402663B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP5020360B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP6080419B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP4450813B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2008257971A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP4885298B1 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP3907550B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP5523410B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2010518550A (ja) | 誘導ホブ | |
JP5188610B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2016058176A (ja) | 誘導加熱装置 | |
JP4492559B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
CN109140543A (zh) | 一种电磁加热炊具的降噪方法 | |
JP5056750B2 (ja) | 誘導加熱調理器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120709 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130730 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130919 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131119 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |