JP5441516B2 - シート切断方法およびシート切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状材料を幅方向の途中位置で切断して細幅シートを得るためのシート切断方法およびシート切断装置に関するものである。
アルミニウム電解コンデンサなどを製造するにあたっては、電極箔およびセパレーターを円筒状に巻回したコンデンサ素子の外周面に素子止め用の粘着テープを巻回するのが一般的である。ここで、電極箔、セパレーターおよび粘着テープの幅寸法はコンデンサ素子の軸線方向の寸法(長さ寸法)に応じて設定される。このため、電極箔、セパレーターおよび粘着テープについては、一般に、広幅のシート状材料を幅方向の途中位置で切断してコンデンサ素子のサイズに応じた幅寸法をもった細幅シートとする。
かかる切断には、従来、回転刃を備えた切断装置が用いられている。しかしながら、回転刃を備えた切断装置の場合、切断すべき幅を変更するたびに回転刃の位置を調整する必要があり、かかる段取り作業には多大な手間がかかるという問題点がある。
一方、シート状部材を切断する方法に関しては、アルミニウム箔をYAGレーザービームで切断する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特公昭59−45212号公報
コンデンサを製造する場合には、高い生産性が要求される。このため、電極箔、セパレーターおよび粘着テープについては、所定の幅寸法に切断されたシートがロール状に巻回された細幅ロールになっていることが好ましく、かかる細幅ロールを用いれば、コンデンサ素子を製作するための加締機や巻取り機への給材を効率よく行なうことができる。
しかしながら、アルミニウム箔をレーザービームで切断する方法は、特許文献1に開示されているものの、細幅ロールを得るためのシート切断方法やシート切断装置に関しては、回転刃を備えたスリッター装置しか提案されておらず、細幅ロールを得る際の生産性については十分改善されていないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、広幅のシート状材料から、後工程で使用しやすい形態の細幅シートを効率よく得ることのできるシート切断方法およびシート切断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、シート状材料を幅方向の途中位置で切断して当該シート状材料よりも細幅の細幅シートを得るシート切断方法において、ロール状に巻回された前記シート状材料をレーザービームによって前記細幅シートに切断して前記細幅シートがロール状に巻回された細幅ロールを得るにあたって、前記シート状材料をロール状に巻回した広幅ロールの外周面に前記レーザービームを照射して前記広幅ロールを半径方向の途中位置まで切断するとともに、前記広幅ロールから前記細幅シートを引き出しながらロール状に巻回して前記細幅ロールを得ることを特徴とする。
本発明における「広幅」「細幅」とは、切断前後で幅寸法が相違することを意味し、幅寸法の大小の相対的な関係を意味する。
本発明に係るシート切断方法を実施するためのシート切断装置は、前記広幅ロールの外周面にレーザービームを照射して当該広幅ロールを半径方向の途中位置まで切断するレーザー装置と、前記レーザービームにより切断された前記細幅シートを前記広幅ロールから引き出すとともにロール状に巻き上げて前記細幅ロールとする巻き上げ用回転体と、を有することを特徴とする。
本発明では、ロール状で供給されたシート状材料をレーザービームによって切断して細幅シートがロール状に巻回された細幅ロールを得る。このため、切断すべき幅寸法を変更する際にはレーザービームの照射位置を変更すればよいので、回転刃を用いた方法と違って、段取り作業を効率よく行なうことができる。また、レーザービームを用いた切断によれば、回転刃を用いた方法と違って、切断個所にバリなどが発生しないという利点もある。また、シート状材料の広幅ロールにレーザービームを照射するので、広幅ロールの側に残った部分をそのまま、次回の切断に用いることができる。また、広幅ロールの半径方向の途中位置まで切断すればよいので、レーザービームのパワーが小さい場合でもシート状材料を確実に切断することができる。
本発明に係るシート切断方法では、前記シート状材料において前記レーザービームが照射される位置を吸引しながら前記シート状材料の切断を行なうことが好ましい。かかる構成によれば、レーザー切断時に発生する異物を吸引、除去することができるので、かかる異物がシート状材料や細幅シートに付着することを防止することができる。
本発明に係るシート切断方法では、前記シート状材料の表面あるいは前記細幅シートの表面に対して、前記レーザービームあるいは前記レーザービームとは別のレーザービームを照射して前記表面からの異物の除去あるいは前記表面へのマーキングを行なうことが好ましい。かかる切断方法は、本発明に係るシート切断装置において、前記シート状材料の表面あるいは前記細幅シートの表面に対して、前記レーザー装置あるいは前記レーザー装置とは別のレーザー装置からレーザービームを照射して前記表面からの異物の除去あるいは前記表面へのマーキングを行なうことにより実施することができる。かかる構成によれば、シート状材料の切断と同時に、細幅シートの表面からの異物の除去や、細幅シートの表面へのマーキングを行なうことができる。
本発明において、前記シート状材料としては、コンデンサ用電極箔、コンデンサ用セパレーター、およびコンデンサ用素子止め用粘着テープを挙げることができる。巻回形コンデンサの場合は特に、細幅シートに求められる幅寸法が多様であるため、本発明を適用した場合の効果が大きい。
本発明では、ロール状で供給されたシート状材料をレーザービームによって切断して細幅シートがロール状に巻回された細幅ロールを得るため、切断すべき幅を変更する際には、レーザービームの照射位置を変更すればよいので、回転刃を用いた方法と違って、段取り作業を効率よく行なうことができる。また、レーザービームを用いた切断によれば、回転刃を用いた方法と違って、切断個所にバリなどが発生しないという利点もある。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、シート状材料として、巻回形アルミニウム電解コンデンサ用電極箔(陽極箔および陰極箔)を切断する場合を中心に説明する。
[巻回形コンデンサ素子の構成および製造方法]
図1は、アルミニウム電解コンデンサ用のコンデンサ素子の構成を示す説明図であり、図1(a)、(b)は各々、コンデンサ素子を製作する方法を示す説明図、およびコンデンサ素子の構成を示す説明図である。
図1(a)、(b)に示すように、アルミニウム電解コンデンサ用のコンデンサ素子1を製作するにあたっては一般に、巻取機において陰極箔11、セパレーター14、陽極箔12およびセパレーター14を円筒状に巻回する。また、コンデンサ素子1は、巻回後、緩まないように外周面に粘着テープ19が巻回される。陽極箔12は、厚さが50〜120μm程度のアルミニウムエッチング箔に陽極酸化が施されたものである。陰極箔11は、厚さが20〜60μm程度のアルミニウムエッチング箔からなる。セパレーター14は、いわゆる電解紙からなる。ここで、陰極箔11、セパレーター14、陽極箔12および粘着テープ19の幅寸法は、コンデンサ素子1の軸線方向の寸法(長さ寸法)に応じて設定される。このため、電極箔(陰極箔11および陽極箔12)、セパレーター14および粘着テープ19ついては、コンデンサ素子1のサイズに応じた幅寸法をもった細幅シートS1の状態で巻取機に供給される。また、巻取機では陽極箔12および陰極箔11をコンデンサ素子1として巻回する前に、加締や溶接などの方法でリード端子17が接続される。
かかる巻取機に対して陰極箔11、セパレーター14、陽極箔12および粘着テープ19を連続供給するには、陰極箔11、セパレーター14、陽極箔12および粘着テープ19がロール状に巻回されていれば、これらの部材を効率よく供給することができる。
一方、コンデンサ素子1は様々なサイズのものがあるため、陰極箔11、セパレーター14、陽極箔12および粘着テープ19についても様々な幅寸法のものが必要である。このため、図2〜図5を参照して後述するように、陰極箔11、セパレーター14、陽極箔12および粘着テープ19などのシート状材料については、まず、広幅のシート状材料を製作した後、かかる広幅のシート状材料を幅方向の途中位置で切断してコンデンサ素子1のサイズに応じた幅寸法をもった細幅シートS1とする方式が採用されている。
本発明では、広幅のシート状材料を所定の幅寸法の細幅シートS1とするにあたって、以下に説明するシート切断方法およびシート切断装置20を用いる。
[参考例1]
(装置構成)
図2は、本発明の参考例1に係るシート切断装置の説明図であり、図2(a)、(b)は各々、本発明の参考例1に係るシート切断装置の全体構成を示す斜視図、およびその要部を示す説明図である。
図2(a)、(b)において、本発明の参考例1に係るシート切断装置20は、機台21上に、広幅のシート状材料S0をロール状に巻回した広幅ロールR0を回転させる原材側駆動装置30と、レーザー装置40とを備えている。原材側駆動装置30は、サーボモータ31と、このサーボモータ31の回転がベルト機構32を介して伝達される原材側回転体33と、原材側回転体33を回転可能に支持するベース34と、原材側回転体33の先端側に対峙して原材側回転体33との間に広幅ロールR0を保持するサポート38とを備えている。サポート38において、原材側回転体33と対峙する先端側は、回転可能な従動部になっており、かかる従動部は軸線方向に移動可能である。また、広幅ロールR0は、円筒状の芯材COの周りにシート状材料S0が巻回されている。このため、原材側回転体33のテーパ状先端部およびサポート38のテーパ状先端部は、両側から芯材COの内側に入り込んで広幅ロールR0を保持することができるとともに、原材側回転体33のテーパ状先端部とサポート38のテーパ状先端部とを離間させれば、広幅ロールR0を外すこともできる。かかるシート切断装置20の原材側駆動装置30において、サーボモータ31が回転すると、原材側回転体33が回転し、原材側回転体33とサポート38との間に保持された広幅ロールR0が軸線周りに回転する。
レーザー装置40は、X方向スライダ装置47およびY方向スライダ装置48上に搭載されたヘッド41を備えており、かかるヘッド41は、広幅ロールR0の外周面に向けてレーザービームLを出射する。レーザー装置40は、図示を省略するが、CO2レーザー源、YAGレーザー、エキシマレーザーなどを出射するレーザー光源と、レーザー光源から出射されたレーザービームLに対する光学系とを備えており、光学系は、レーザー光源から出射されたレーザービームLを収束光として広幅ロールR0の外周面に集光させる。また、光学系については、集光レンズ系の他、コリメートレンズやビームエキスパンダを備えている構成を採用してもよく、この場合、ヘッド41から広幅ロールR0の外周面に照射されるレーザービームLを線状ビームとすることができる。
本形態のシート切断装置20において、機台21の下方には集塵装置70およびレーザー装置用コントローラ80が設置されている。レーザー装置用コントローラ80は、X方向スライダ装置47およびY方向スライダ装置48の送り制御を行なうとともに、ヘッド41から出力されるレーザービームLのパワーなどを制御する。集塵装置70は、広幅ロールR0の外周面においてレーザービームLが照射される位置付近まで延びた吸引管71を備えており、かかる吸引管71の吸引口73は、広幅ロールR0に対するレーザービームLの照射位置近傍で開口している。
また、機台21上にはコントロールパネル50が設置されており、かかるコントロールパネル50は、サーボモータ31の回転数などを入力するとともに、レーザー装置用コントローラ80に対して、レーザービームLのパワーや走査位置などに関する入力を行なうための入力パネルである。
(切断方法)
本形態のシート切断装置20では、シート状材料S0を幅方向の途中位置で切断してシート状材料S0よりも細幅の細幅シートS1を得る際、ロール状に巻回されたシート状材料S0をレーザービームLによって細幅シートS1に切断して細幅シートS1がロール状に巻回された細幅ロールR1を得る。
より具体的には、まず、原材側駆動装置30によって広幅ロールR0を軸線周りに回転させながら、ヘッド41から出力されたレーザービームLを広幅ロールR0の外周面に照射して広幅ロールR0を細幅ロールR1に直接、分割する。その際、レーザービームLが収束光である場合には、切断個所が深くなるに伴ってヘッド41を広幅ロールR0の方に移動させて切断個所に焦点位置を合わせる。
このようにして広幅ロールR0に対する1回目の切断が終了した後は、広幅ロールR0の外周面に対するレーザービームLの照射位置を幅方向でずらし、再度、原材側駆動装置30によって広幅ロールR0を軸線周りに回転させながら、ヘッド41から出力されたレーザービームLを広幅ロールR0の外周面に照射する。そして、広幅ロールR0を再度、細幅ロールR1に直接、分割する。その際、広幅ロールR0の外周面に対するレーザービームLの照射位置の間隔によって、細幅ロールR1の幅寸法が規定される。
このようにして1本の広幅ロールR0から複数本の細幅ロールR1を得る際、複数本の細幅ロールR1においては、全て幅寸法が同一であっても、幅寸法を互いに相違させてもよい。
本形態において、広幅ロールR0は、円筒状の芯材COの周りにシート状材料S0が巻回された構成になっている。このため、芯材COを残して広幅ロールR0を切断すれば、芯材COに複数本の細幅ロールR1が保持された状態にあるので、かかる状態のまま、細幅ロールR1を巻取機に仕掛ければよい。
また、複数本の細幅ロールR1を異なる幅寸法で切り出す場合には、芯材COも含めて切断する。このように切断すれば、細幅ロールR1を原材側駆動装置30から外した際に細幅ロールR1同士が分離されるので、細幅ロールR1を各々、所定の巻取機に仕掛けることもできる。なお、本形態では、原材側回転体33のテーパ状先端部およびサポート38のテーパ状先端部が芯材COの内側に両側から入り込んだ構成を採用している。このため、芯材COを切断した後でも広幅ロールR0を回転させることができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のシート切断装置20およびシート切断方法では、ロール状で供給されたシート状材料S0をレーザービームLによって切断して細幅シートS1がロール状に巻回された細幅ロールR1を得る。このため、切断すべき幅寸法を変更する際にはレーザービームLの照射位置を変更すればよいので、回転刃を用いた方法と違って、段取り作業を効率よく行なうことができる。また、レーザービームLを用いた切断によれば、回転刃を用いた方法と違って、切断個所にバリなどが発生しないという利点もある。また、本形態では、広幅ロールR0をそのまま細幅ロールR1に分割するため、装置構成が簡素であるという利点がある。
また、本形態では、シート状材料S0の広幅ロールR0にレーザービームLを照射するので、広幅ロールR0の側に残った部分をそのまま、次回の切断に用いることができる。
また、本形態では、広幅ロールR0の外周面においてレーザービームLの照射により発生したガスを集塵装置70で吸引して広幅ロールR0および細幅ロールR1への異物の付着を防止する。このため、シート状材料S0としてアルミニウム電解コンデンサ用電極箔(陰極箔11および陽極箔12)を切断した場合でも、コンデンサ素子1においてショートなどの原因となる金属粉などの異物が細幅シートS1に付着しない。それ故、コンデンサ素子1を製作する際の歩留まりや、アルミニウム電解コンデンサの信頼性を向上することができる。
本発明の実施の形態
図3は、本発明の実施の形態に係るシート切断装置20の要部を示す説明図である。なお、本形態のシート切断装置20の基本的な構成は参考例1と同様であるため、共通する部分ついては同一の符号を付してそれらの図示や詳細な説明を省略する。
図3に示すように、本発明の実施の形態に係るシート切断装置20も、参考例1と同様、広幅のシート状材料S0をロール状に巻回した広幅ロールR0を回転させる原材側駆動装置30(矢印Tで示す)と、レーザー装置40(ヘッド41のみを示す)とを備えている。本形態において、シート切断装置20は、シャフト状の巻き上げ用回転体60を備えており、細幅シートS1を巻き上げ用回転体60に巻回して細幅ロールR1とする。なお、原材側駆動装置30から巻き上げ用回転体60に到る細幅シートS1の走行経路にはテンション印加用あるいはガイド用のローラ91が配置されている。
本形態のシート切断装置20でも、参考例1と同様、シート状材料S0を幅方向の途中位置で切断してシート状材料S0よりも細幅の細幅シートS1を得る際、ロール状に巻回されたシート状材料S0をレーザービームLによって細幅シートS1に切断して細幅シートS1がロール状に巻回された細幅ロールR1を得る。
より具体的には、まず、原材側駆動装置30によって広幅ロールR0を軸線周りに回転させながら、ヘッド41から出力されたレーザービームLを広幅ロールR0の外周面に照射して広幅ロールR0の半径方向の途中位置まで切断するとともに、巻き上げ用回転体60によって、広幅ロールR0から細幅シートS1を引き出しながらロール状に巻回して細幅ロールR1を得る。かかる切断を行なう際、本形態でも、広幅ロールR0の外周面においてレーザービームLが照射される位置には吸引口73が向いており、広幅ロールR0の外周面においてレーザービームLによる切断によって発生したガスを集塵装置70(図2(a)参照)で吸引する。
このように本形態でも、参考例1と同様、ロール状で供給されたシート状材料S0をレーザービームLによって切断して細幅シートS1がロール状に巻回された細幅ロールR1を得る。このため、切断すべき幅寸法を変更する際にはレーザービームLの照射位置を変更すればよいので、回転刃を用いた方法と違って、段取り作業を効率よく行なうことができる。また、レーザービームLを用いた切断によれば、回転刃を用いた方法と違って、切断個所にバリなどが発生しないという利点もある。
また、本形態でも、参考例1と同様、シート状材料S0の広幅ロールR0にレーザービームLを照射するので、広幅ロールR0の側に残った部分をそのまま、次回の切断に用いることができる。
さらに、本形態では、広幅ロールR0の半径方向の途中位置まで切断するので、レーザービームLのパワーが小さい場合でもシート状材料S0を確実に切断することができる。
参考例2
図4は、本発明の参考例2に係るシート切断装置20の要部を示す説明図であり、図4(a)、(b)は各々、本発明の参考例2に係るシート切断装置20の第1構成例、および第2構成例を示す説明図である。なお、本形態のシート切断装置20の基本的な構成は参考例1と同様であるため、共通する部分ついては同一の符号を付してそれらの図示や詳細な説明を省略する。
図4(a)に示すように、本発明の参考例2に係るシート切断装置20も、参考例1と同様、広幅のシート状材料S0をロール状に巻回した広幅ロールR0を回転させる原材側駆動装置30(矢印Tで示す)と、レーザー装置40(ヘッド41のみを示す)とを備えている。また、シート切断装置20は、シャフト状の巻き上げ用回転体60を備えており、細幅シートS1を巻き上げ用回転体60に巻回するようになっている。なお、原材側駆動装置30から巻き上げ用回転体60に到る細幅シートS1の走行経路にはテンション印加用あるいはガイド用のローラ91が配置されている。
本形態のシート切断装置20でも、参考例1と同様、シート状材料S0を幅方向の途中位置で切断してシート状材料S0よりも細幅の細幅シートS1を得る際、ロール状に巻回されたシート状材料S0をレーザービームLによって細幅シートS1に切断して細幅シートS1がロール状に巻回された細幅ロールR1を得る。
より具体的には、まず、広幅ロールR0からシート状材料S0を引き出すとともに、シート状材料S0の引き出し部分S5にレーザービームLを照射してシート状材料S0を細幅シートS1に切断しながら細幅シートS1を巻き上げ用回転体60の外周面に巻回して細幅ロールR1を得る。
また、本形態では、ヘッド41からのレーザービームLの出射方向をシート状材料S0の幅方向に走査させるとともに、かかる動作に連動して、ヘッド41からのレーザービームLの出射をオン・オフさせる。このため、レーザービームLは、シート状材料S0の幅方向の所定個所に照射されるので、1本の広幅ロールR0から複数本の細幅ロールR1を同時に得ることができる。かかる切断を行なう際、本形態でも、広幅ロールR0の外周面においてレーザービームLが照射される位置には吸引口73が向いており、広幅ロールR0の外周面においてレーザービームLによる切断によって発生したガスを集塵装置70(図2(a)参照)で吸引する。
このように本形態でも、参考例1と同様、ロール状で供給されたシート状材料S0をレーザービームLによって切断して細幅シートS1がロール状に巻回された細幅ロールR1を得る。このため、切断すべき幅寸法を変更する際にはレーザービームLの照射位置を変更すればよいので、回転刃を用いた方法と違って、段取り作業を効率よく行なうことができる。また、レーザービームLを用いた切断によれば、回転刃を用いた方法と違って、切断個所にバリなどが発生しないという利点もある。
また、本形態では、広幅ロールR0からシート状材料S0を引き出し部分S5でレーザービームLによる切断を行なう。このため、レーザービームLについては、1枚のシート状材料S0を切断可能なパワーでよいので、小型のレーザー装置40でもシート状材料S0を確実に切断することができる。
なお、図4(a)に示す構成では、シャフト状の巻き上げ用回転体60が1本であったが、図4(b)に示すように、2本の巻き上げ用回転体60を用いてもよい。かかる構成によれば、シート状材料S0から切り出された細幅シートS1のうち、奇数番目の細幅シートS1と偶数番目の細幅シートS1を各々、別の巻き上げ用回転体60に巻回することができる。
参考例2の変形例]
図5は、本発明の参考例2の変形例に係るシート切断装置20の要部を示す説明図である。なお、本形態のシート切断装置20の基本的な構成は参考例1と同様であるため、共通する部分ついては同一の符号を付してそれらの図示や詳細な説明を省略する。
図5において、本形態のシート切断装置20も、参考例2と同様、広幅のシート状材料S0をロール状に巻回した広幅ロールR0を回転させる原材側駆動装置30(矢印Tで示す)と、レーザー装置40(ヘッド41のみを示す)とを備えている。また、本形態では、シャフト状の巻き上げ用回転体60を備えており、細幅シートS1を巻き上げ用回転体60に巻回するようになっている。なお、原材側駆動装置30から巻き上げ用回転体60に到る細幅シートS1の走行経路にはテンション印加用あるいはガイド用のローラ91が配置されている。
本形態のシート切断装置20でも、参考例2と同様、広幅ロールR0からシート状材料S0を引き出すとともに、シート状材料S0の引き出し部分S5にレーザービームLを照射してシート状材料S0を細幅シートS1に切断しながら細幅シートS1を巻き上げ用回転体60の外周面に巻回して細幅ロールR1を得る。その際、参考例2では、レーザービームLをシート状材料S0の幅方向の複数個所に照射したが、本形態では、広幅ロールR0の幅方向の1箇所にレーザービームLを照射する。かかる切断を行なう際、本形態でも、広幅ロールR0の外周面においてレーザービームLが照射される位置には、吸引口73が向いており、広幅ロールR0の外周面においてレーザービームLによる切断によって発生したガスを集塵装置70(図2(a)参照)で吸引する。
このように本形態でも、参考例2と同様、広幅ロールR0からのシート状材料S0の引き出し部分S5でレーザービームLによる切断を行なう。このため、レーザービームLについては、1枚のシート状材料S0を切断可能なパワーでよいので、小型のレーザー装置40でも、シート状材料S0を確実に切断することができる。
また、図5に示す例では、幅寸法の異なる2種類の細幅シートS1(細幅ロールR1)を得ており、幅寸法の広い細幅シートS1(細幅ロールR1)については、そのまま、大型アルミニウム電解コンデンサ用のコンデンサ素子1の製作に用いてもよいが、原材側駆動装置30に仕掛けて、さらに幅寸法の狭い細幅シートS1(細幅ロールR1)の製作に用いてもよい。
[別の実施の形態]
本発明の実施の形態、および参考例2では、広幅ロールR0から細幅シートS1を引き出す構成を採用している。このため、図2に示すレーザー装置40、あるいは図2に示すレーザー装置40とは別のレーザー装置からレーザービームLを照射して細幅ロールR1表面からの異物の除去、あるいは細幅ロールR1表面へのロットナンバーなどのマーキングを行なってもよい。細幅ロールR1表面からの異物の除去とは、図1を参照して説明したリード端子17を陽極箔12に接続する際、レーザービームの照射によって、リード端子17を接続する部分からエッチング層や陽極酸化膜を除去する処理である。かかる処理を行なえば、リード端子17と陽極箔12とを好適に接続することができる。また、図1を参照して説明したリード端子17を陰極箔11に接続する際も、レーザービームLの照射によって、リード端子17を接続する部分からエッチング層を除去すれば、リード端子17と陰極箔11とを好適に接続することができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、シート状材料S0として、コンデンサ用電極箔(陽極箔12や陰極箔11)を例に説明したが、セパレーター14や素子止め用粘着テープ19を所定の幅寸法に切断するのに本発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、図1に示す巻回形コンデンサの製造に用いるシート状材料S0を例に説明したが、電気二重層コンデンサ用のシート状材料(電極箔、セパレーター、素子止めテープ)や、その他のシート状材料の切断に本発明を適用してもよい。
アルミニウム電解コンデンサ用のコンデンサ素子の構成を示す説明図である。 本発明の参考例1に係るシート切断装置の説明図である。 本発明の実施の形態に係るシート切断装置の説明図である。 本発明の参考例2に係るシート切断装置の説明図である。 本発明の参考例2の変形例に係るシート切断装置の説明図である。
1 コンデンサ素子
11 陰極箔
12 陽極箔
14 セパレーター
17 リード端子
19 粘着テープ
20 シート切断装置
30 原材側駆動装置
33 原材側回転体
40 レーザー装置
41 ヘッド
60 巻き上げ用回転体
70 集塵装置
73 集塵装置の吸引口
L レーザービーム
R0 広幅ロール
R1 細幅ロール
S0 シート状材料
S1 細幅シート

Claims (7)

  1. シート状材料を幅方向の途中位置で切断して当該シート状材料よりも細幅の細幅シートを得るシート切断方法において、
    ロール状に巻回された前記シート状材料をレーザービームによって前記細幅シートに切断して当該細幅シートがロール状に巻回された細幅ロールを得るにあたって、
    前記シート状材料をロール状に巻回した広幅ロールの外周面に前記レーザービームを照射して前記広幅ロールを半径方向の途中位置まで切断するとともに、前記広幅ロールから前記細幅シートを引き出しながらロール状に巻回して前記細幅ロールを得ることを特徴とするシート切断方法。
  2. 前記シート状材料において前記レーザービームが照射される位置を吸引しながら、前記シート状材料の切断を行なうことを特徴とする請求項1に記載のシート切断方法。
  3. 前記シート状材料の表面あるいは前記細幅シートの表面に対して、前記レーザービームあるいは前記レーザービームとは別のレーザービームを照射して前記表面からの異物の除去あるいは前記表面へのマーキングを行なうことを特徴とする請求項1または2に記載のシート切断方法。
  4. 前記シート状材料は、コンデンサ用電極箔、コンデンサ用セパレーター、およびコンデンサ用素子止め用粘着テープであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のシート切断方法。
  5. 請求項1に記載のシート切断方法を実施するためのシート切断装置であって、
    前記広幅ロールの外周面にレーザービームを照射して当該広幅ロールを半径方向の途中位置まで切断するレーザー装置と、
    前記レーザービームにより切断された前記細幅シートを前記広幅ロールから引き出すとともにロール状に巻き上げて前記細幅ロールとする巻き上げ用回転体と、
    を有することを特徴とするシート切断装置。
  6. 前記シート状材料の表面あるいは前記細幅シートの表面に対して、前記レーザー装置あるいは前記レーザー装置とは別のレーザー装置からレーザービームを照射して前記表面からの異物の除去あるいは前記表面へのマーキングを行なうことを特徴とする請求項5に記載のシート切断装置。
  7. 前記シート状材料は、コンデンサ用電極箔、コンデンサ用セパレーター、およびコンデンサ用素子止め用粘着テープであることを特徴とする請求項5または6に記載のシート切断装置。
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