JP5441435B2 - 貯蔵庫 - Google Patents

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Description

この発明は、前方および上方に開放する断熱箱体を備える貯蔵庫に関するものである。
所要形状の氷塊を連続的に製造する自動製氷機(特許文献1参照)が、喫茶店やレストラン等の施設その他の厨房において好適に使用されている。自動製氷機は、図8に示す如く、製氷機構10で製造された氷塊が貯蔵される貯氷室12を内部画成した貯氷庫14を備える。この貯氷庫14は、前方および上方に開放する断熱箱体16の内部に前記貯氷室12が画成されると共に、該貯氷室12の内部上方に前記製氷機構10が配設される。また断熱箱体16の前面上部には、前記貯氷室12と外部とを仕切って下側に該貯氷室12に連通する氷取出口16aを画成するフロントパネル20が、断熱箱体16における左右の側壁18,18間に複数のネジ38,40を介してネジ止め固定されている。このフロントパネル20は、左右の側壁18,18間に配設することで断熱箱体16を補強するべく機能すると共に、上端縁に形成されて前方に延出する係合片20aに、断熱箱体16の上部開口を閉成するよう上面に配設される天板26の前端部を係合することで、該天板26をに断熱箱体16に取付ける機能も有している。
前記断熱箱体16の前部には、前記フロントパネル20の配設位置より下方に画成されて貯氷室12に連通する前記氷取出口16aを開閉自在に閉成する開閉扉(図示せず)が配設される。この開閉扉は、氷取出口16aの閉成位置では、上端後面(貯氷室側の面)が前記フロントパネル20の前面下部に当接するよう構成される。またフロントパネル20の下端縁には、後方に向けて延出するように取付部20bが折曲形成されており、該取付部20bに、前記製氷機構10の下方に臨んで該製氷機構10からの排水を受ける排水皿44の前端部が着脱自在に固定されるようになっている。更に、フロントパネル20の前面には、閉成位置の開閉扉へ水滴等が滴下するのを防止すると共に、外観を良好とするための化粧パネルとして機能するフロントカバー28が配設されている。
前記フロントパネル20およびフロントカバー28の取付け構造を詳細に説明すれば、前記断熱箱体16における左右の側壁18,18の前面の夫々には、上方位置に上部ネジ孔30が形成されると共に、該上部ネジ孔30から下方に離間した位置に上下に離間して2つの下部ネジ孔32,32が形成されている(図9参照)。またフロントパネル20には、各側壁18における3つのネジ孔30,32,32に対応する1つの上部通孔34および2つの下部通孔36,36が形成されており、フロントパネル20を両側壁18,18の前面に当接した状態で、各通孔34,36,36に前側から挿通した上部ネジ38および下部ネジ40,40を対応するネジ孔30,32,32に螺挿することで、当該フロントパネル20が断熱箱体16に位置決め固定される。上部ネジ孔30に対応するフロントパネル20の上部通孔34に挿通される上部ネジ38は、上部ネジ孔30に螺挿された状態で軸部が所定長さだけフロントパネル20の前方に延出する状態となるよう設定される。そして、前記フロントカバー28に形成した係合孔(図示せず)を介してフロントカバー28を上部ネジ38の軸部に係止したもとで、該フロントカバー28の下部をフロントパネル20にネジ止めすることで、当該フロントカバー28は、フロントパネル20を介して断熱箱体16に位置決め固定されるよう構成されている。
特開2000−314587号公報
前記貯氷庫14の断熱箱体16は、中空成形された本体42の中空部にウレタン等を注入発泡して製造されるため、ウレタン発泡後徐々に左右の側壁18,18が相互に近接する方向(貯氷室内側)に変形する傾向がある。特に、断熱箱体16は前方および上方に開放しているため、両側壁18,18の上部側において変形度合いが大きくなる。そのため、自動製氷機の組立て時においては、断熱箱体16における側壁18,18の前面に設けられている前記上部ネジ孔30,30の左右方向の離間間隔L3が小さくなってしまう(図9参照)。従って、フロントパネル20を断熱箱体16に取付ける際には、フロントパネル20の上部通孔34,34と、側壁18,18の上部ネジ孔30,30との間隔が異なってしまい、ネジ止め作業が煩雑となっている。すなわち、上部ネジ孔30,30の間隔を、上部通孔34,34の間隔に合わせるために、適宜の手段によって両側壁18,18の間隔を広げるように保持したもとで、ネジ止めしなければならず、時間が掛かる作業となっている。
また、前記上部ネジ孔30と上部通孔34とが整合していない状態で、力ずくで上部ネジ38を螺挿すると、該上部ネジ38が直っ直ぐに取付けられずに、フロントパネル20から前方に延出する軸部や頭部が斜めとなってしまうおそれがある。この場合は、前記フロントカバー28の係合孔と上部ネジ38との相対的な位置関係もずれてしまうため、係合孔と上部ネジ38との係脱作業が円滑にできなくなる問題を招く。すなわち、自動製氷機の据付け後において、製氷機構等のメンテナンスに際してフロントカバー28を着脱する作業が煩雑となってしまう。
なお、両側壁18,18に形成する上部ネジ孔30,30の位置を、ウレタン発泡後に変形する量を予測して予めずらしておくことが考えられる。しかるに、発泡に起因する変形量にはばらつきがあるため、ずらす量も一定とすることができないばかりか、側壁18自体が変形して傾いた状態でフロントパネル20が固定されるために、該側壁18の上面と天板26との間に隙間を生ずるおそれもあり、実用には供し得ないのが実状である。
前記貯氷室12と外部との仕切りとして機能する前記フロントパネル20の後面には、断熱材が貼着されて、内外での断熱が図られている。しかるに、フロントパネル20の下端縁に形成されて前記排水皿44が固定される取付部20bが、所定長さで貯氷室12内に臨んでいるため、該取付部20bが室内冷気で冷されてしまい、これによってフロントパネル20の前面が冷却されることで該前面に露結するおそれがあった。この場合において、フロントパネル20は断熱箱体16の補強、および天板26を位置決めするための機能を有していることから所定の強度が必要であり、強度確保のために板厚を大きくすると、取付部20bを介してフロントパネル20の前面に伝わる冷熱量が増え、該フロントパネル20の前面で結露し易くなる難点がある。これに対し、フロントパネル20の板厚を小さくすることで、取付部20bを介してフロントパネル20の前面に伝わる冷熱量が少なくなると共に外気温の影響によりフロントパネル20が冷えるのは抑制され、結露の発生を抑えることができる。しかるに、フロントパネル20には所要の強度が必要であるため、板厚を小さくする場合には強度確保のためのリブや突起等を設ける補強構造とする必要があり、該フロントパネル20を断熱箱体16に取付けるための取付け部においても補強構造により構成が複雑になり、コストが嵩む問題を招く。
本発明は、従来の技術に内在する前記課題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、組立て作業が容易な貯蔵庫を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の貯蔵庫は、
中空部に発泡断熱材を充填発泡した壁からなり、前方および上方に開放する断熱箱体を備える貯蔵庫において、
前記発泡断熱材を充填発泡した後の前記断熱箱体における左右に離間する一対の側壁の間に亘り、該側壁の前部に着脱自在に配設される支持部材と、
前記支持部材の本体部に設けられて、両側壁間を後方に延出する嵌合部とを備え、
前記嵌合部には、両側壁の内側角部が当接可能な一対の当接面が、延出端に向かうにつれて相互に近接するように傾斜して形成され、
前記一対の当接面における本体部側の基端部の離間間隔を、両側壁の内側角部が一対の当接面の基端部に臨む状態で該両側壁が予め設定された間隔となる寸法に設定したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、支持部材に設けた嵌合部を両側壁間に嵌合するだけで、発泡断熱材の充填発泡により生ずる両側壁の変形を矯正することができ、他の手段で両側壁を矯正しつつ支持部材の組付けを行なう必要はなく、該支持部材の断熱箱体に対する組付け作業が容易になる。また、嵌合部における一対の当接面は、延出端に向かうにつれて相互に近接するように傾斜しているから、発泡断熱材の充填発泡により変形して離間間隔が狭くなっている両側壁の間に嵌合部を容易に嵌挿することができる。
請求項2に係る発明では、前記各側壁の前面にネジ孔が形成されると共に、前記支持部材の本体部における嵌合部を挟む両側で各側壁の前面に当接する部位に通孔が夫々形成され、前記当接面の基端部まで嵌合部を両側壁間に嵌合した状態で、前記各ネジ孔と対応する通孔とが夫々前後に整合し、各通孔に挿通したネジを対応するネジ孔に夫々螺挿することで、前記支持部材が断熱箱体に固定されることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、支持部材に設けた嵌合部を両側壁間に嵌合することで、両側壁の変形が矯正されて側壁のネジ孔と支持部材の通孔とが整合するから、ネジ止め作業が容易になると共にネジが斜めに取付けられるのも防止し得る。
請求項3に係る発明では、前記断熱箱体の前部には、前記支持部材の配設位置から下方に離間して、前記断熱箱体に内部画成される貯蔵室と外部とを仕切るフロントパネルが配設され、該フロントパネルの板厚は支持部材より薄く設定されることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、支持部材から離間して配設されるフロントパネルの板厚を薄くすることで、該フロントパネルの結露を抑制し得る。またフロントパネルを、支持部材とは別体としたから、断熱箱体の補強を支持部材で担わせることで、該フロントパネルの板厚を薄くしても強度確保のためにリブや突起等を設ける必要はなく、コストを低減し得る。
本発明に係る貯蔵庫によれば、組立て作業が容易となる。
実施例に係る貯氷庫が採用された自動製氷機を示す全体斜視図である。 実施例に係る貯氷庫を一部分解して示す要部概略斜視図である。 実施例に係る貯氷庫を縦断して示す要部概略側面図である。 実施例に係る支持部材を背面側から示す概略斜視図である。 実施例に係る断熱箱体に支持部材を取付ける工程を示す説明横断平面図である。 変更例に係る支持部材を背面側から示す概略斜視図である。 フロントカバーの取付構造の変更例を示す貯氷庫の要部縦断側面図である。 従来の技術に係るフロントパネルを採用した自動製氷機を一部分解して示す要部概略斜視図である。 断熱箱体を示す要部正面図である。
次に、本発明に係る貯蔵庫につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。実施例では、貯蔵庫として自動製氷機に用いられる貯氷庫を挙げて説明する。なお、自動製氷機の基本的な構成は、図8および図9を参照して従来の技術で説明した通りであるので、同一部材には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図1は、実施例に係る自動製氷機46を示すものであって、該自動製氷機46は、氷塊を貯蔵する貯氷室(貯蔵室)12が内部画成された貯氷庫48と、該貯氷庫48の一側部に並設されて内部に冷凍装置が収容されるキャビネット50とを備える。貯氷庫48を構成する断熱箱体16の上部には、図2および図3に示す如く、取付枠51に懸吊した製氷機構10が、貯氷室12の内部上方に臨むよう配設される。前記キャビネット50の内部(機械室)に、冷凍装置を構成する凝縮器,圧縮機,ファンモータ等の基礎部品や電装盤等(何れも図示せず)が配設され、製氷機構10に配設されて冷凍装置を構成する蒸発器に冷媒を循環することで、該製氷機構10で氷塊が製造されるよう構成される。また、前記断熱箱体16の前面側には、後述するフロントパネル62の下方位置に貯氷室12に連通する氷取出口16aが開設されると共に、該断熱箱体16の前面には氷取出口16aを閉成可能な開閉扉52が開閉可能に配設される。なお、断熱箱体16は、中空に形成された本体42の中空部に発泡断熱材を充填発泡して構成されるものであって、左右の側壁18,18、底壁および後壁から前方および上方に開放して、該断熱箱体16の内部に貯氷室12が画成される。
前記断熱箱体16における左右の側壁18,18の前側上部には、両側壁18,18の間に亘って延在して、該断熱箱体16を補強するべく機能する支持部材(天板固定部材)53が、両側壁18,18に着脱自在に配設される。なお、当該支持部材53は、後述する天板58を取付けるためにも機能する。この支持部材53は、図2および図4に示す如く、両側壁18,18の前面に当接可能な寸法で左右方向に延在する本体部54と、該本体部54の上端縁において後方(貯氷室側)に向けて折曲形成されて、両側壁18,18の上面に当接可能な上折曲部55と、本体部54の下端縁において後方に向けて折曲形成される下折曲部56とを備え、側面視において略コ字状を呈している。下折曲部56は、本体部54の後面および上折曲部55の下面の夫々を、側壁18,18の対応する前面および上面に当接した状態で、両側壁18,18の間に臨むよう寸法設定される。
前記支持部材53の本体部54における後面側には、左右方向に所定間隔離間して一対の嵌合片57,57が、後方に向けて所定長さで延出するように形成されている。一対の嵌合片57,57は、図5に示す如く、延出端に向かうにつれて相互に近接するように傾斜しており、その相互に離間する外側面が前記側壁18,18に当接する当接面57a,57aとなっている。そして、一対の嵌合片57,57における本体部54側の基端部であって、相互に離間する外側(本体部54の後面と嵌合片57の当接面57aとのなす隅部であって、以後は外側基端部Tと指称する)間の離間間隔L1は、前記断熱箱体16における両側壁18,18のウレタン(発泡断熱材)が充填される前の状態における内面側(貯氷室側)の離間間隔と同一に設定される。具体的には、両側壁18,18の内側角部が一対の当接面57a,57aの外側基端部T,Tに臨む状態で、両側壁18,18が設計上で予め設定された間隔となる寸法に離間間隔L1が設定される。実施例では、両側壁18,18の全体が略平行に位置する寸法に設定されている。また一対の嵌合片57,57における延出端間の離間間隔は、両側壁18,18がウレタン発泡により内側に変形した状態での内面側の離間間隔より小さく設定されている。実施例では、一対の嵌合片57,57により嵌合部が構成される。なお、両側壁18,18のウレタンが充填される前の状態における内面側の離間間隔について、以後は規定間隔Lと指称し、両側壁18,18がウレタン発泡により内側に変形した状態での内面側の離間間隔について、以後は変形時間隔L2と指称する。
前記嵌合片57の形成位置より外側の本体部54における各側壁18の前面に当接する部位には、対応する側壁18に形成された上部ネジ孔30と対応する上部通孔54aが形成されている。そして、各嵌合片57における外側基端部Tに、対応する側壁18の内側角部が整合した状態(図5(b)参照)で、前記上部ネジ孔(ネジ孔)30と上部通孔54aとが前後方向に整合するよう構成される。また本体部54には、図2に示す如く、上部通孔54a,54aの間において左右方向に離間して一対の天板用ネジ孔54b,54bが形成されている。なお、支持部材53は、両側壁18,18間に配設することで断熱箱体16の強度を十分に確保し得ると共に、両嵌合片57,57で側壁18,18が内側に変形するのを防止し得る十分な強度を確保し得る板厚に設定されている。
前記断熱箱体16およびキャビネット50の上面には、該断熱箱体16およびキャビネット50の上部開口を閉成する天板58が着脱自在に配設される。この天板58には、図3に示す如く、前端下縁に下側に向けて係止片59が折曲形成されると共に、該係止片59には前記支持部材53の天板用ネジ孔54b,54bに対応する位置に通孔59a,59aが形成されている(図3に一方のみ図示)。また天板58の後端部には、係着片60が前側に向けて折曲形成してある。前記断熱箱体16の本体42における後壁には、天板58の係着片60が挿脱可能な角孔42aが形成される。そして天板58は、係着片60を本体42の角孔42aに挿通して後部を本体42に係合した状態で、係止片59の各通孔59aに前側から挿通したネジ61を支持部材53の対応する天板用ネジ孔54bに螺挿することで、当該天板58が断熱箱体16の上面に位置決め固定される。
前記断熱箱体16の前面には、図2に示す如く、前記支持部材53とは別体のフロントパネル62が、該支持部材53の配設位置から所定間隔離間する下方位置に着脱自在に配設され、当該フロントパネル62と支持部材53との間に、前記製氷機構等に対するメンテナンス用の開口部Sが画成される。このフロントパネル62は、左右両端部に、断熱箱体16における両側壁18,18の前面に当接する当接片63,63が形成され、各当接片63に、対応する側壁18に形成された2つの下部ネジ孔32(図9参照)に対応する下部通孔(図示せず)が夫々形成されている。そして、フロントパネル62の両当接片63,63を両側壁18,18の前面に当接した状態で、各下部通孔に前側から挿通した下部ネジ40を対応する下部ネジ孔32に螺挿することで、当該フロントパネル62が断熱箱体16に位置決め固定されている。またフロントパネル62には、下端縁に後方に向けて延出する取付板62aが折曲形成されており、該取付板62aに、前記製氷機構10の下方に臨んで該製氷機構10からの排水を受ける排水皿44の前端部が下側からネジ73を介して固定されるようになっている(図3参照)。なお、フロントパネル62の後面には、所定厚みの断熱材64が貼着されている。
前記断熱箱体16の各側壁18の前面における上部ネジ孔30と上側の下部ネジ孔32との間に、軸部および頭部を側壁前面から所定長さだけ突出した状態で係止用ネジ65が夫々取付けられている。そして、前記支持部材53およびフロントパネル62の前面に、前記係止用ネジ65,65を介して前記メンテナンス用の開口部Sを覆うフロントカバー66が着脱自在に配設されるようになっている。すなわち、フロントカバー66における各係止用ネジ65と対応する位置に、該ネジ65に係脱可能な係合孔66aが夫々形成されると共に、該フロントカバー66の下面には、前記フロントパネル62の上部側の中央に形成されたネジ孔62bと対応する通孔67aを形成した取付部材67が設けられている。そして、フロントカバー66の両係合孔66a,66aを係止用ネジ65,65に係合した状態で、取付部材67の通孔67aに前側から挿通したネジ68をフロントパネル62のネジ孔62bに螺挿することで、当該フロントカバー66が支持部材53およびフロントパネル62の前面に取付けられる。なお、フロントカバー66の係合孔66aは、前記係止用ネジ65の頭部が挿脱可能な大径の孔と、該頭部の挿脱は不能であるが軸部の挿脱は許容する小径の孔とを上下に連通状態で形成した、いわゆるダルマ孔であって、上側の大径の孔を介して係止用ネジ65の頭部を挿通した後、フロントカバー66を上方にスライドして軸部を下側の小径の孔に臨ませることで、フロントカバー66が係止用ネジ65,65の頭部に係止されて脱落しないよう構成される。
前記フロントパネル62の前側にフロントカバー66を取付けた状態で、該フロントカバー66より下方に垂下するフロントパネル62の前面に、前記開閉扉52の上端後面が、前記氷取出口16aの閉成位置において当接するよう構成される。このフロントパネル62は、開閉扉52を閉成した際におけるフロントカバー66と開閉扉52との間に画成される隙間を覆って、前記貯氷室12と外部とを仕切るべく機能するものであって、前記支持部材53のような強度を必要とするものではなく、板厚は支持部材53より小さく設定されている。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る貯氷庫の作用につき説明する。
前記貯氷庫48における断熱箱体16は、中空に形成された本体42の中空部にウレタンを充填発泡させる構成で、かつ前方および上方に開放しているため、発泡後において前記両側壁18,18が内側に変形し、図5(a)に示す如く、両側壁18,18における内側の変形時間隔L2は、規定間隔Lより小さくなっている。特に、側壁18,18の前部は壁が存在しないため、該側壁18,18の前部が内側に変形して傾斜してしまう。この断熱箱体16に前記支持部材53を取付けるに際しては、該支持部材53における一対の嵌合片57,57を両側壁18,18の間に前側から挿入する。両嵌合片57,57の当接面57a,57aに側壁18,18の内側角部が当接した状態で、更に支持部材53を断熱箱体16に近接すると、両側壁18,18は当接面57a,57aの傾斜に沿って相互に離間する方向に変位される。そして、図5(b)に示す如く、両側壁18,18の内側角部が、嵌合片57,57の外側基端部T,Tに臨むと共に両側壁18,18の前面が本体部54の後面に当接することで、両側壁18,18の離間間隔が規定間隔Lとなって両側壁18,18は略平行に矯正される。また、支持部材53の上折曲部55を側壁18,18の上面に当接することで、各側壁18の上部ネジ孔30と支持部材53の対応する上部通孔54aとが前後方向に整合する。この状態で、各上部通孔54aに前側から挿通した上部ネジ(ネジ)38を上部ネジ孔30に螺挿することで、支持部材53は断熱箱体16に位置決め固定される。
すなわち、前記断熱箱体16に支持部材53をネジ止めする際に、ウレタン発泡により内側に変形した両側壁18,18を、別の手段等によって規定間隔Lとなるように押し広げる必要はなく、ネジ止め作業が容易となる。また、一対の嵌合片57,57における延出端間の離間間隔は、両側壁18,18がウレタン発泡により内側に変形した状態での内面側の離間間隔である変形時間隔L2より小さく設定されているから、両側壁18,18の間に嵌合片57,57を容易に挿入することができ、作業性は良好である。更に、上部ネジ孔30と上部通孔54aとが前後方向に整合しているから、上部ネジ38が斜めに螺挿されることもない。更にまた、前記嵌合片57,57により矯正された両側壁18,18の応力を、上部ネジ38,38だけでなく、嵌合片57,57によっても受けることができ、応力によって上部ネジ38,38が経時的に斜めになってしまうのも防止し得る。
前記断熱箱体16の前面に、支持部材53から下方に離間して前記フロントパネル62を、下部ネジ40を介して位置決め固定する。そして、前記フロントカバー66の各係合孔66aにおける上側の大径の孔に、側壁18から前面に突出している前記係止用ネジ65の頭部を挿通した後に上方にスライドさせ、係止用ネジ65の軸部を係合孔66aの下側の小径の孔に臨ませる。この状態で、フロントカバー66に配設されている前記取付部材67の通孔67aがフロントパネル62のネジ孔62bに整合するから、通孔67aに前側から挿通したネジ68をネジ孔62bに螺挿することで、前記メンテナンス用の開口部Sを前側から覆った状態でフロントカバー66が支持部材53およびフロントパネル62の前側に取付けられる。
前記係止用ネジ65,65が取付けられている側壁18,18は、前記支持部材53を側壁18,18に取付けることで矯正されて離間間隔は規制間隔Lとなっているから、係止用ネジ65,65の離間間隔も予め設定された間隔となっている。従って、係止用ネジ65,65に対してフロントカバー66の係合孔66a,66aを係合する作業は容易である。従って、自動製氷機46の据付け後において製氷機機等をメンテナンスする際に、該フロントカバー66を取外したり取付ける作業を簡単に行なうことができ、メンテナンスに要する時間を短縮し得る。また、支持部材53とフロントパネル62とを別部材として上下に離間して断熱箱体16に配設しているから、フロントカバー66を取外すことで、前記メンテナンス用の開口部Sが開放して、該開口部Sを介して前記製氷機構10の点検等を簡単に行なうことができ、メンテナンス性が良好となる。
また、前記両側壁18,18の変形を防止する強度を必要とする支持部材53とは別部材でフロントパネル62を形成したから、主に貯氷室12と外部との仕切りとして機能する該フロントパネル62の板厚を、支持部材53より小さくすることができるから、前記取付板62aからの熱伝導を抑えて、結露の発生を抑制することができる。しかも、フロントパネル62は、前述したように前記貯氷室12と外部とを仕切るように機能するものであって、求められる強度は支持部材53の強度よりは低く、板厚を小さくしても補強のためのリブや突起等を設ける必要はなく、構造を簡単にしてコストを低減することができる。また、前記支持部材53は断熱箱体16を補強し得る十分な板厚に設定されているために大きな冷熱量を有するが、該支持部材53とフロントパネル62とを離間することで、支持部材53からフロントパネル62への熱伝導によりフロントパネル62が冷されて結露し易くなるのを防止することができる。なお、支持部材53は常にはフロントカバー66で覆われて外部に露出することはないから、大きな冷熱量を有する板厚としても結露発生等の問題を生ずることはない。
〔変更例〕
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.実施例では、支持部材の本体部に左右に離間して一対の嵌合片を折曲形成し、両嵌合片の外側面(当接面)に側壁の内側角部を当接して矯正するよう構成したが、図6に示す構成を採用し得る。すなわち、支持部材69を構成する下折曲部56の左右の側端について、本体部54から後方へ所定長さで平行に延出する平行面56a,56aと、該平行面56a,56aの前端から延出端まで相互に近接するように傾斜する当接面56b,56bとから構成し、当接面56b,56bの本体部側の基端部の離間間隔、すなわち平行面56a,56aの離間間隔L1を前記両側壁18,18の規定間隔Lに一致させる。すなわち、図6に示す変更例の支持部材69においても、両側壁18,18の間に下折曲部56を挿入することで、両側壁18,18が当接面56b,56bに沿って相互に離間するように変位して、その離間間隔が規定間隔Lとなるまで矯正される。従って、変更例においては下折曲部56が、嵌合部となる。そして、変更例の支持部材69では、実施例と同様の作用効果を奏する他に、下折曲部(嵌合部)56の全体で両側壁18,18からの応力を受けることができるから、実施例より強度的に優れている。なお、図6に示す変更例の支持部材69について、実施例と同一部位には同じ符号を付してある。
2.断熱箱体における側壁を矯正する嵌合部は、実施例や前記変更例に限定されず、例えば実施例における嵌合片と下折曲部とが連設されて嵌合片の強度を向上したものや、変更例の下折曲部を複数上下方向に並設したものであってもよく、両側壁の間への挿入により矯正し得るものであればよい。
3.実施例では、支持部材の本体部を両側壁の前面に当接した場合で説明したが、本体部の左右方向の両端部に実施例の嵌合片を折曲形成したり、あるいは変更例の1.で述べた嵌合部としての下折曲部を採用した支持部材の本体部を該下折曲部の長さと同一とし、両側壁の間に嵌合片や下折曲部等の嵌合部を嵌合した状態で、該本体部を側壁の前面以外の部位にネジ等の適宜の固定手段で固定する構成を採用し得る。
4.天板と支持部材の取着形態に関しては、実施例のように支持部材に天板をネジ止め固定する形態の他に、天板の前端下縁に成形した係合片と支持部材の上端縁に成形した被係合片とを係合し、支持部材を断熱箱体にネジ止めすることで天板が位置決め固定される形態を採用し得る。また、支持部材を天板の取付けに用いることなく、天板を断熱箱体に直接ネジ止め固定してもよい。
5.断熱箱体に対するフロントカバーの取着形態に関しては、実施例のように側壁に取付けられた係止用ネジを利用する形態の他に、図7に示す如く、支持部材を断熱箱体に固定するための上部ネジを利用する形態も採用可能である。すなわち、図7に示す如く、上部ネジ38を、支持部材53を側壁18にネジ止めした状態で、軸部が所定長さだけ支持部材53の前方に延出する状態となるように設定する。また、フロントカバー70の後面上部における各上部ネジ38と対応する位置に、該上部ネジ38の頭部の挿通を許容する凹部71を上方に開放するように形成すると共に、該凹部71の後面側を覆う壁部に、上部ネジ38の頭部の挿通は許容しないが軸部の挿通は許容するスリット72を上方に開放するように形成する。この変更例では、上部ネジ38,38の下方に、フロントカバー70の両凹部71,71およびスリット72,72が臨むようにフロントカバー70を位置させた後、該フロントカバー70を上方にスライドすることで、各上部ネジ38の頭部および軸部が凹部71およびスリット72に挿通して位置決めされる。
図7に示す断熱箱体に対するフロントカバーの取着形態においても、両側壁18,18は支持部材53の嵌合片57,57により矯正されているから、前記上部ネジ38は上部ネジ孔30に対して真っ直ぐに螺挿され、該上部ネジ38に対する凹部71およびスリット72の挿脱作業は容易で、組立ておよびメンテナンス性が良好となるのは、実施例と同様である。
6.実施例では、貯蔵庫として自動製氷機に用いられる貯氷庫を挙げたが、製氷機構を備えていない貯氷庫、あるいは内部画成した貯蔵室を温める温蔵庫等、断熱箱体を用いるものであればよい。
12 貯氷室(貯蔵室),16 断熱箱体,18 側壁,30 上部ネジ孔(ネジ孔)
38 上部ネジ(ネジ),53 支持部材,54 本体部,54a 上部通孔
56 下折曲部(嵌合部),56b 当接面,57 嵌合片(嵌合部),57a 当接面
58 天板,62 フロントパネル,69 支持部材,T 外側基端部(基端部)
L 規定間隔(予め設定された間隔),L1 外側基端部の離間間隔

Claims (3)

  1. 中空部に発泡断熱材を充填発泡した壁からなり、前方および上方に開放する断熱箱体(16)を備える貯蔵庫において、
    前記発泡断熱材を充填発泡した後の前記断熱箱体(16)における左右に離間する一対の側壁(18,18)の間に亘り、該側壁(18,18)の前部に着脱自在に配設される支持部材(53,69)と、
    前記支持部材(53)の本体部(54)に設けられて、両側壁(18,18)間を後方に延出する嵌合部(56,57,57)とを備え、
    前記嵌合部(56,57,57)には、両側壁(18,18)の内側角部が当接可能な一対の当接面(56b,56b,57a,57a)が、延出端に向かうにつれて相互に近接するように傾斜して形成され、
    前記一対の当接面(56b,56b,57a,57a)における本体部(54)側の基端部(T,T)の離間間隔(L1)を、両側壁(18,18)の内側角部が一対の当接面(56b,56b,57a,57a)の基端部(T,T)に臨む状態で該両側壁(18,18)が予め設定された間隔(L)となる寸法に設定した
    ことを特徴とする貯蔵庫。
  2. 前記各側壁(18)の前面にネジ孔(30)が形成されると共に、前記支持部材(53)の本体部(54)における嵌合部(56,57,57)を挟む両側で各側壁(18)の前面に当接する部位に通孔(54a)が夫々形成され、前記当接面(56b,56b,57a,57a)の基端部(T,T)まで嵌合部(56,57,57)を両側壁(18,18)間に嵌合した状態で、前記各ネジ孔(30)と対応する通孔(54a)とが夫々前後に整合し、各通孔(54a)に挿通したネジ(38)を対応するネジ孔(30)に夫々螺挿することで、前記支持部材(53)が断熱箱体(16)に固定される請求項1記載の貯蔵庫。
  3. 前記断熱箱体(16)の前部には、前記支持部材(53)の配設位置から下方に離間して、前記断熱箱体(16)に内部画成される貯蔵室(12)と外部とを仕切るフロントパネル(62)が配設され、該フロントパネル(62)の板厚は支持部材(53)より薄く設定される請求項1または2記載の貯蔵庫。
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