JP5440575B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
って打出強度を調整可能な打球槌によって遊技球を遊技盤に対して繰り返し打ち出すこと
により遊技が行われる。この打球槌は通常、その回動面の外周側の先端に突起を備えてお
り、当該突起には弾性体が取り付けられる。さらに、この打球槌は所定の弾性体によって
所定の回動方向に付勢されている。従って、通常状態で一方向に付勢されており、操作ハ
ンドルの操作に応じてモータを駆動し、上記打球槌に対して逆付勢力を作用させ、また、
逆付勢力を解除して打球槌を繰り返し揺動することによって上記突起に取り付けられた弾
性体で遊技球を打ち出すことができる。
突起が先端寄りに配設された打球槌を駆動するとともに当該突起を介して遊技球に対して打出力を作用させて遊技球を打ち出す遊技機であって、
前記打球槌の待機位置において前記突起の下側に配置され、前記打球槌によって打ち出される遊技球を保持する誘導レールと、
該誘導レールと共に遊技球を保持する部材であって前記打球槌の待機位置において前記突起の上側に配置された保持部材とを備え、
前記打球槌は、本体枠の一部である前面枠によって前面側を覆われており、所定の弾性体の付勢力によって前記待機位置に復帰する回動方向に付勢されており、
前記打球槌の回動範囲内においては、前記打球槌の突起が前記前面枠の上端面よりも下方或いは略同一面に位置しており、
前記打球槌を前記待機位置から所定量駆動させた位置であって前記打球槌の突起が前記保持部材の下側から移動した調整位置においては、前記打球槌の突起の上に前記保持部材が位置せず、
前記打球槌の回動経路内に配置可能であると共に前記打球槌より前記付勢力の作用方向側にて前記打球槌と当接することによって前記打球槌を前記調整位置に一時的に保持する部材であって前記待機位置に打球槌を保持する部材とは別部材により構成される係止具により前記付勢力の作用方向と逆方向に打球槌を回動させた状態とし、前記突起の配向方向を調整可能に構成され、
前記打球槌は、前記突起より上側に連続し、前記待機位置において前記突起の前面側を覆う部分の上端面より上方に連続する長さに形成されている構成としてある。
手段0
突起を備えた打球槌を駆動するとともに当該突起を介して遊技球に対して打出力を作用させて遊技球を打ち出す遊技機であって、
同遊技機の本体枠に配設されるとともに上記打球槌をその待機位置から所定量駆動させた調整位置にて当該打球槌に係合して当該調整位置を一時的に保持させる係止片を備えることを特徴とする遊技機。
手段1
上記打球槌が所定の弾性体の付勢力によって回動するように構成されており、上記係止片は上記打球槌を上記付勢力の作用方向と逆方向に所定量回動させた回動位置にて当該打球槌に係合して当該回動位置を一時的に維持するように構成しても良い。すなわち、回転可能に軸止された打球槌に対して弾性体を取り付け、所定方向に付勢力を作用させておけば、遊技球の打出に際して上記付勢力の逆方向に力を作用させ、当該力を解除することによって打球槌を付勢力方向に回動させて、遊技球を打ち出すことができる。かかる構成において、係止片によって打球槌を係合することにより、弾性体の付勢力によって所定の回動方向に付勢されている打球槌をその逆方向に回動させた所定の調整位置で保持することができる。
まうことを防止することができる。また、打球槌の調整具を打球槌の突起に対して装着し
、当該突起の配向方向を調整するに際して、打球槌を調整位置に維持させるために調整具
によって常に打球槌に逆付勢力を作用させる必要がない。このため、非常に容易に打球槌
の突起の配向方向を調整することができる。ここで、上記弾性体においては打球槌を回動
させる付勢力を作用させることができればよく、種々の部材を採用可能である。例えば、
螺旋状のバネによれば螺旋軸方向に付勢力を作用させることができる。他にも、筒状や柱
状に成形したウレタンゴム等、種々の部材によって弾性体を構成することができる。尚、
遊技球の打出に際して打球槌を駆動する駆動力は種々の構成によって生成することができ
る。すなわち、上記弾性体を利用する構成の他、ソレノイド等によって打球槌を駆動し、
その突起を介して遊技球を打ち出す構成等を採用可能である。
上記係止片の構成として、本体枠に設けられた溝に沿って打球槌の駆動経路と駆動経路
外とを進退する構成が採用可能である。打球槌の駆動経路上に係止片を配設させておけば
、打球槌の駆動後に所定の弾性体の付勢力によって打球槌の待機位置に復帰しないように
所定位置にとどめておくことができ、打球槌の突起を容易に調整することができる。また
、係止片が溝に沿って進退することにより、調整時以外には係止片を駆動経路から容易に
退避させておくことができる。
上記係止片の構成として、本体枠に押しボタンを設けるとともに当該ボタンの押し込み
操作によって打球槌の回動経路に係止片が突出するような構成が採用可能である。かかる
構成においても打球槌の駆動経路上に係止片を配設させておけば、打球槌の駆動後に所定
の弾性体の付勢力によって打球槌の待機位置に復帰しないように所定位置にとどめておく
ことができ、打球槌の突起を容易に調整することができる。
上記打球槌に備えられた突起の配向方向を容易に調整するための構成として本体枠に設
けられた溝に沿って進退する係止片を構成し、当該係止片の進退に際して打球槌を係合し
て駆動させることができるようにしても良い。かかる構成によれば、打球槌の周辺の空間
が狭い場合であっても容易に打球槌を駆動し、調整しやすい位置に配置することができる
。むろん、この係止片の進退を一時的にロックすることによって上述の係止片と同様に打
球槌を所定の駆動位置にて一時的に維持させるように構成しても良い。
上記本体枠の構成として、打球槌調整具の初期位置を位置決めする部材を配設しても良
い。たとえば、打球槌調整具の初期位置として好適な位置に隣接させて本体枠から突出し
た部材を形成すれば、当該突出した部材に打球槌調整具を押し当てることによって打球槌
調整具を非常に容易かつ確実に打球槌調整具の初期挿入位置決めを実施することができる
。位置決めのための部材の形状は特に限定されない。すなわち、打球槌調整具の初期挿入
位置を規定することができる限りにおいて任意の形状の部材を採用することができる。打
球槌周辺の狭い空間で構成するためには、当該部材の形状を打球槌調整具の先端形状と相
似形状に形成する構成が好ましい。
上記本体枠の構成として、打球槌調整具の動作をガイドするガイド部を形成しても良い
。たとえば、打球槌調整具によって打球槌を駆動させるとともに当該打球槌が備える突起
に所定の装着部を装着して配向方向を調整する構成においては、打球槌調整具の挿入、打
球槌調整具による打球槌の駆動、装着部の装着など一連の動作が必要になる。そこで、こ
の動作をガイドするような部材を構成すると好適である。この結果、調整時にはガイド部
材に沿って打球槌調整具を手元でひねるのみで上記突出部にて打球槌を駆動し、さらに、
駆動後に打球槌調整具を大きく移動させることなく装着部を突起に装着することができる
。ガイド部材の形状は特に限定されない。すなわち、打球槌調整具の動作をガイドするこ
とができる限りにおいて任意の形状の部材を採用することができる。動作をスムーズにガ
イドするためには打球槌調整具の外周部に沿った壁面を形成する構成が好ましい。ガイド
部の構成としては本体枠から手前側に突出する部材を形成しても良いし、本体枠側に凹部
を設けても良い。
上記本体枠の構成として、打球槌の突起の配向方向を調整する際に打球槌調整具を取り
回すための空間を形成する凹部あるいは切欠を形成しても良い。これら凹部や切欠が本体
枠に設けられていれば、突起調整時に打球槌調整具と本体枠とが干渉しづらく、打球槌調
整具を高い自由度で取り回すことができる。また、場合によっては凹部や切欠の端面に打
球槌調整具を当接させ、当該当接位置を支点にしててこの原理によって容易に突起に対し
て力を作用させることができ、少ない力で容易に突起の配向方向を調整することが可能に
なる。
さらに、上記打球槌調整具として、一方向に長い部材であるとともに一方の先端に打球
槌の突起に対して装着可能な装着部を有し、同装着部側の先端に上記打球槌の一部に係合
させつつ当該打球槌を通常状態の待機位置から上記付勢力の作用方向と逆方向に回動させ
ることが可能な突出部を形成したものを採用しても良い。すなわち、打球槌調整具は一方
向に長い部材であるとともに一方の先端に打球槌の突起に対して装着可能な装着部を備え
ており、さらに突出部を備えている。この突出部は打球槌調整具の装着部側の先端に構成
されており、同突出部を上記打球槌の一部に係合させることが可能である。そして、当該
打球槌を通常状態の待機位置から駆動させることが可能である。
である。さらに、調整具は装着部を備えており、上記突出部による打球槌への係合を解除
し後に打球槌の突起に上記装着部を装着させることができる。
また、打球槌調整具は一方向に長い部材であり、当該装着部はその一方の先端に配設さ
れているので、他方の先端寄りの部分を握りつつ打球槌調整具を移動させることによって
、容易に突起の配向方向を調整することができる。
手段9
上記突出部の構成として、上記装着部に対して上記突起を挿入する方向に延設した部材
で形成しても良い。上記突起は打球槌に対して垂設されていることが多く、これにより打
球槌の駆動にてその突起の移動方向に遊技球を打ち出すようになっている。従って、装着
部に対して突出部を延設すると当該突出部によって打球槌を係合して駆動させると同時に
、装着部を突起の挿入方向に配向させることができ、この係合を解除して上記付勢力によ
って打球槌を待機位置に復帰させるときに、上記装着部を容易に打球槌の突起に装着させ
ることができる。
上記突出部の構成として、薄板状の部材を形成しても良い。薄板状の部材を形成すれば
、打球槌の周辺の空間に余裕が少ない場合であってもその隙間に当該薄板状の部材を挿入
し、打球槌を駆動することができる。
上記突出部の構成として、屈曲した板状の部材を形成しても良い。屈曲した板状の部材
を形成すれば、当該屈曲した板の先端を打球槌に係合して駆動させることができ、この係
合を解除して上記付勢力によって打球槌を待機位置に復帰させるときに、打球槌を容易に
回避しつつ容易に当該打球槌の突起を上記装着部に装着させることができる。
上記突出部の構成として、鉤状の係合部と円弧状のガイド部とを備える部材を形成して
も良い。鉤状の部位を形成すれば容易に打球槌を係合させることができ同打球槌を駆動さ
せている途中に誤って係合を解除することが少なくなって操作性が向上する。円弧状の部
位を形成すれば、当該円弧状の部位に打球槌を当接させつつ摺動させ、打球槌およびその
突起と打球槌調整具との相対的な位置関係を容易に規定することができ、打球槌の突起を
確実に上記装着部へガイドすることができる。
上記打球槌調整具の構成として、装着部側の先端寄りの所定位置を屈曲させても良い。
装着部側の先端寄りの所定位置を屈曲させれば、狭く複雑な隙間を有する打球槌の周辺の
空間において高い自由度で打球槌調整具を移動させて打球槌に到達させることができると
ともに、高い自由度で打球槌の突起に装着した装着部を移動させて突起の配向方向を調整
することができる。むろん、屈曲は一箇所でも良いし二箇所以上でも良い。屈曲位置や屈
曲角度,屈曲の形状等は本体枠と打球槌の位置関係や打球槌およびその周辺の部材の形状
に対応させて変形することができる。
上記打球槌調整具の構成として、装着部側の先端寄りの所定位置に切欠を形成しても良
い。打球槌調整具に切欠が形成されていれば、狭く複雑な隙間を有する打球槌の周辺の空
間において、打球槌に対して打球槌調整具を到達させるために障害となりうる部材を容易
に回避し、高い自由度で打球槌調整具を移動させて打球槌に到達させることができるとと
もに、高い自由度で打球槌の突起に装着した装着部を移動させて突起の配向方向を調整す
ることができる。むろん、切欠は一箇所でも良いし二箇所以上でも良い。切欠の形成位置
や切欠の深さ,切欠の形状等は前面枠と打球槌の位置関係や打球槌およびその周辺の部材
の形状に対応させて変形することができる。
上記打球槌調整具の構成として、所定の位置に把手を装着する装着穴を形成しても良い
。装着穴を形成すれば、打球槌調整具に把手を装着することができ、上記装着部と反対側
の端部と把手とを握りつつ両手で打球槌調整具を移動させることができる。従って、打球
槌の突起の配向方向を微妙に調整することが可能になる。また、力加減を容易に調整する
ことができるし、突起に対してより大きな力を作用させることができる。この結果、非常
に高い操作性で打球槌を操作することができる。
上記装着部の構成として、円筒状の部材を形成することができる。円筒状の部材によれ
ば、当該円筒より径の小さな円柱状の突起や円錐状の突起に装着して当該突起の垂設方向
に略垂直な任意の角度に配向するように力を作用させることができ、高い自由度で突起の
配向方向を調整することができる。むろん、突起の配向方向を調整するに当たり、当該突
起に対して弾性体を装着したままの状態で装着部を装着しても良い。
上記装着部の構成として、断面略U字形の部材を形成することができる。断面略U字形
の部材は、当該断面略U字形の部材の内径より径の小さな円柱状の突起や円錐状の突起に
容易に脱着することができる。従って、突起配向方向の調整に際して装着部の脱着に手間
がかかることがない。むろん、突起の配向方向を調整するに当たり、当該突起に対して弾
性体を装着したままの状態で装着部を装着しても良い。
上記打球槌の構成として、上記突起が先端寄りの所定位置に配設される打球槌に対して
当該突起より先端側に延設された延設部を形成しても良い。当該延設部によれば、当該延
設部に対して打球槌の調整具に備えられた突出部等を容易に係合させ、打球槌を通常状態
の待機位置から駆動することができる。むろん、打球槌の調整具を利用することが必須で
はなく、上記延設部を指で操作して打球槌を駆動しても良い。以上のようにして、打球槌
の周囲の空間が狭くても、当該打球槌を駆動させて調整容易な場所まで打球槌を移動させ
ることができ、その突起の配向方向を容易に調整することができる。かかる構成は打球槌
の周辺の空間が狭いL枠では特に好適である。上記打球槌の突起が前面枠の端面からわず
かに上方に突出する状態は、その突出量が小さいことによって打球槌が駆動させづらくな
る状態であり、この限りにおいて突出量は限定されない。
上記打球槌が所定の弾性体の付勢力によって回動するように構成されており、当該付勢
力の作用方向と逆方向に打球槌を回動させるための部材を上記延設部に係合できるように
構成しても良い。すなわち、回転可能に軸止された打球槌に対して弾性体を取り付け、所
定方向に付勢力を作用させておけば、遊技球の打出に際して上記付勢力の逆方向に力を作
用させ、当該力を解除することによって打球槌を付勢力方向に回動させて、遊技球を打ち
出すことができる。かかる構成において、延設部に対して付勢力の作用方向と逆方向に打
球槌を回動させるための部材を係合可能であれば、当該部材によって非常に容易に打球槌
を回動させることができる。すなわち、調整可能な位置に打球槌を容易に移動させること
ができる。当該部材は打球槌の調整具に対して配設しておけばよい。ここでも、上記弾性
体においては打球槌を回動させる付勢力を作用させることができればよく、種々の部材を
採用可能である。また、遊技球の打出に際して打球槌を駆動する駆動力は種々の構成によ
って生成することができる。
上記打球槌の構成として、延設部を打球槌の駆動平面に略垂直に延設しても良い。すな
わち、打球槌によって遊技球を打ち出すために、通常は打球槌の駆動平面に対して平行に
突起を設け、当該突起で遊技球を打ち出すが、延設部が打球槌の駆動平面に平行でなくて
も当該延設部を介して打球槌を駆動させることができる。むろん、当該突起において突起
に対して略垂直に延設部を設けてもよいし、打球槌の本体において延設部を設けても良い
。尚、打球槌を回動させる場合に、上記駆動平面は打球槌の回動平面である。
上記打球槌の構成として、当該打球槌と別部材を装着可能に構成してもよい。別部材を
装着することができれば、打球槌の突起の調整時に必要に応じて装着し、打球槌を実質上
延設することができる。別部材を装着可能にする構成としては、例えば、打球槌の先端に
突起を延設し上記別部材において当該突起に嵌合可能な凹部を形成する構成を採用可能で
ある。むろん、打球槌に凹部を形成し別部材に突起を形成しても良いし、突起と凹部との
嵌合以外に種々の装着機構を採用可能である。また、打球槌を延設可能に構成できる限り
において別部材の形状も限定されず、矩形,板状,屈曲した部材等種々の形状を採用可能
である。
上記延設部の構成として、遊技機の前面枠端面より上方に露出する長さに形成しても良
い。すなわち、打球槌が遊技機の前面枠に対して回動可能に支持されており、打球槌の待
機位置では当該打球槌に設けられた突起の先端が遊技球の発射点に位置する状態であり、
さらに打球槌の回動範囲内では上記待機位置において打球槌の先端が最上位置になる状況
で、延設部を前面枠端面より上方に露出させる。かかる構成によれば、打球槌の待機位置
において当該打球槌と延設部との境界が上記前面枠の端面より下方あるいは略同一面に配
置されていても、延設部を介して非常に容易に打球槌を回動させることができる。
上記延設部の構成として、延設部を所定の位置にて屈曲させても良い。延設部が屈曲し
ていれば、打球槌の調整具をより簡単に係合させることができ、打球槌を容易に駆動する
ことができる。
上記延設部の構成として、延設部に切欠や凹部を形成しても良い。切欠や凹部によれば
、打球槌の調整具をより確実に係合させることができるし、係合して打球槌を駆動させて
いるときに当該係合が容易に解除されることを防止することができる。むろん、係合が容
易に解除されることを防止するため、滑り止めを形成しても良い。
上記打球槌の構成として、モータの回転駆動力を利用して突起調整のための調整位置へ
と駆動してもよい。すなわち、必ずしも打球槌の調整具によって打球槌を駆動する構成を
採用する必要はなく、モータの回転駆動力によって打球槌を調整用の初期位置に移動させ
ても良い。この場合の駆動量はほぼ一定であるため、サーボモータやソレノイドを利用し
て特定角度回転させるように駆動する構成等を採用可能である。
上記遊技機の構成として、遊技球誘導レールを遊技領域の周縁側に配置して同遊技球誘
導レールの曲率半径を増大させたものを採用しても良い。すなわち、L枠の遊技機におい
ては遊技球誘導レールを周縁方向に拡張することによって遊技領域として広い面積を確保
しており、かかる遊技機に対して本発明を適用することができる。他にも遊技球が最初に
遊技球誘導レールに到達する位置を遊技機の左方に移動することによって遊技領域を遊技
機の下方に拡張した構成や遊技球誘導レールの下端側の傾角を大きく(急斜面に)するこ
とによって遊技領域を遊技機の下方に拡張した構成に対して本発明を適用することが可能
である。L枠に対して本発明を適用するためには、上述の曲率半径が従来の遊技機の遊技
球誘導レールにおける曲率半径より大きく、また、上述の到達位置が従来の遊技機におる
遊技球誘導レールへの到達位置より左方であり、また、上述の傾角が従来の遊技機におけ
る遊技球誘導レール下端側の傾角より大きければよい。
ることができ容易に突起の配向方向を調整可能な遊技機を提供することができる。
また、手段1にかかる発明によれば、弾性体の付勢力によって回動する打球槌の突起を
調整しやすい回動位置で維持することができる。
さらに、手段2にかかる発明によれば、必要に応じて打球槌をその回動経路の所定位置
で保持することができる。
を維持することができ突起の配向方向の調整が容易になる。
さらに、手段4にかかる発明によれば、打球槌の駆動と所定駆動位置での維持とを容易
に実施することができる。
さらに、手段5にかかる発明によれば、打球槌調整具を初期位置に対して的確に配置す
ることができる。
に対して確実に装着することができる。
さらに、手段7にかかる発明によれば、打球槌調整具の取り回し作業が非常に楽になる
。
さらに、手段8にかかる発明によれば、打球槌の周囲の空間が狭い打球槌であっても容
易に調整を行うことが可能な遊技機の打球槌調整具を提供することができる。また、打球
槌調整具によって一連の動作で打球槌の回動と突起の調整を実施することができる。
さらに、手段10にかかる発明によれば、打球槌を容易に駆動させることができる。
さらに、手段11にかかる発明によれば、打球槌の駆動と装着部の突起への装着とが容
易になる。
ができる。
さらに、手段13および手段14にかかる発明によれば、打球槌調整具を容易に取り回
すことができ、突起の調整が容易になる。
さらに、手段15にかかる発明によれば、打球槌調整具を容易に取り回すことができ、
また、少ない力で突起の配向方向を変動させることができ、突起の調整が容易になる。
することができる。
さらに、手段17にかかる発明によれば、突起に対して装着部を容易に脱着することが
できる。
さらに、手段18にかかる発明によれば、打球槌の周辺が狭い遊技機において狭い空間
に打球槌の調整具を挿入して容易に打球槌を回動させることができる。
辺の空間が狭くても容易に打球槌を回動させることができる。
さらに、手段20〜手段22にかかる発明によれば、狭い空間に打球槌の調整具を挿入
し容易に打球槌を駆動させることができる。
さらに、手段23および手段24にかかる発明によれば、打球槌の調整具を打球槌に対
してより確実に係合させることができる。
さらに、手段25にかかる発明によれば、打球槌を適切な位置に自動で回動させること
ができる。
さらに、手段26にかかる発明によれば、本発明をL枠に対して適用することができる
。
図1は、本発明の一実施形態にかかるパチンコ機において前面のガラス枠を取り外した
状態を正面図により示している。すなわち、本パチンコ機においてはメンテナンス等のた
めにガラス枠を取り外したり開閉することが可能であり、同図に示すようにしてガラス枠
を取り外したり、開いた状態で本発明にかかる遊技機の打球槌の突起配向方向を調整する
。
ル21を手で持って右方向に回転させると、盤面下方から所定の周期で遊技球が連続的に
打ち出され、打ち出された遊技球は誘導レール11を通って遊技領域12に導出される。
遊技領域12に導出された遊技球が盤面中央付近に設置された始動口13に入賞すると、
液晶表示パネル14の表示内容が変動する。
この液晶表示パネル14には三つの数字が表示されるようになっており、数値が揃った
場合に大入賞口15が開放される。
よって多くの遊技球が提供される。そして、遊技者はパチンコ機10の前面に備えられた
図示しない上皿等に多くの遊技球を蓄積できるように遊技を行うようになっている。同図
に示すパチンコ機は、L枠と呼ばれるパチンコ機であり、遊技領域12の面積が従来のパ
チンコ機より上下左右に広い。従って、上記図示しない上皿が従来のパチンコ機より下方
に配置される。L枠であってもパチンコ機10を設置する遊技島の大きさは従来のものと
同一であることから、上皿や上記遊技球打出部20を配設するための領域は従来のパチン
コ機と比較して狭くなっている。従って、上皿や遊技球打出部20においては狭い領域を
効率的に利用して各機構が配設されている。
部20の主な機構を示す図であって背面側から眺めた状態で示している。遊技球打出部2
0においては、モータの回動力が打球槌22に伝達され、打球槌22の揺動によって繰り
返し遊技球を打ち出すようになっている。打球槌22は細長い薄板状の部材によって構成
されており、先端部分に突起22aを備えている。突起22aは打球槌22の長手方向に
対して略直角に垂設されており、全体として略L字型を形成している。突起22aと打球
槌22の本体とは別部材かつ別の素材によって形成されており、双方が硬い素材であるが
突起22aの方がやわらかい素材である。
の方が曲がりやすく、突起22aの配向方向を調整することができる。
むろん、これらの部材は硬いため、繰り返し遊技球を打ち出す際にはほとんどその配向
方向は変形しない。また、突起22aは先端に向けて徐々にその径が細くなるように形成
されており、当該突起22aの外周と略同一の内径を有するバネ22bが挿入される。
されるとともに、回動軸付近の側端面から略垂直方向に突出する爪片22cが形成されて
いる。さらに、打球槌22の概ね中程にて紙面右方向に打球力調節バネ23により牽引さ
れ、側端がストッパ24に突き当たって止まる構成となっている。従って、打球槌22は
打球力調整バネ23の付勢力によってストッパ24方向に付勢されており、通常状態では
ストッパ24に対して打球槌22が当接した状態で待機している。
動させるとモータ部25内の発射モータ25aが回転し、この発射モータ25aの回転軸
に取り付けられた概略勾状の回転体25bが紙面時計回りに回転するようになっている。
発射モータ25aの回転時において、回転体25bが所定の位置まで回転すると爪片22
cの先端に当接し、さらに回転が進むと打球力調節バネ23の牽引力に逆らうようにして
打球槌22を紙面反時計回り方向に回動させる。
ネ23の付勢力により紙面時計回り方向に勢いよく回動し、側端がストッパ24に突き当
たって止まる。すなわち、打球槌22は発射モータ25aの回転に応じて所定範囲内で往
復動を繰り返し、上記突起22aに取り付けられたバネ22bの先端を介してこの回動力
を遊技球に伝達する。従って、この動作に連動して遊技球が打ち出されるようになってお
り、遊技球が連続的に打ち出されることとなる。
されるバネ長調節片26の先端部分に固定されている。このバネ長調節片26は打球力調
節バネ23を固定した側とは別の端部付近にて回動可能に支持されるとともに、側端部に
ワイヤー26aが接続されている。さらに、このワイヤー26aの別の一端は操作ハンド
ル21の軸側に接続され、当該操作ハンドル21の回動角度に応じて紙面左方向に引っ張
られる。すると、バネ長調節片26は紙面時計回り方向に回動し、打球力調整バネ23が
伸張されて遊技球の打出力も大きくなる。従って、遊技者は所望の打出力を得るべく適宜
操作ハンドル21の回動角度を調整する。
おいて上記打球槌22の突起22a側の先端がガラス枠の下方かつ本体右側に位置してい
る。このパチンコ機においては、本体枠の一部として前面枠16を備えており、当該前面
枠16に遊技球を貯留する下皿等が配設されている。
同前面枠16は遊技盤の前面と略平行であり同前面枠16の裏側に上記打球槌22が軸
止されている。従って、打球槌22の回動平面と前面枠16の壁面とは略平行である。
壁面17の手前側に上皿等が配設される。この壁面17と前面枠16とが形成する平面の
間が打球槌22の回動平面であり、上記打球槌22の待機位置において打球槌22の突起
22aの先端には上記誘導レール11の一部が位置している。また、上記上皿からは貯留
された遊技球が図2に示す突起22aの先端位置に逐次供給されるようになっており、供
給された遊技球はこの誘導レール11と保持部材17aとの間に保持される。従って、打
球槌22が回動しても遊技球は保持部材17aと誘導レール11の間に保持されるが、打
球力調整バネ23の付勢力によって打球槌22が再び図2に示す待機位置に復帰したとき
にバネ22bの先端によって遊技球を誘導レール11方向に打ち出す。
起22aの配向方向とほぼ一致する。従って、打球槌22の待機位置は一定であっても、
バネ22bの配向方向は突起22aの配向方向によって異なり、図3に示すように突起2
2aの配向方向によって遊技球が打ち出される方向も異なってくる。本実施形態にかかる
パチンコ機10は上述のようにL枠であり、誘導レール11の経路も従来のパチンコ機よ
り長くなっているので、遊技球の初期打出方向によって遊技球が遊技盤に対して適切に供
給されたり、適切に供給されなかったりする。従って、L枠においては特に当該突起22
aの配向の調整が重要である。
側に位置しており、打球槌22の上先端は前面枠16の上端面より下方に位置している。
また、打球槌22の待機位置にて突起22aの周辺に各種部材が配設されているので、打
球槌22を回動させないとその突起22aを調整することができない。しかし、打球槌2
2は上述の打球力調整バネ23によって常に図2の紙面反時計回り方向に付勢されており
、この付勢力に抗して打球槌22を回動させ続けながら突起22aに対して打球槌調整具
を装着し、装着後にさらに突起の配向方向を調整するのは一般的には容易でない。本実施
形態のようなL枠のパチンコ機10においては打球槌22の周辺の空間が狭いので、作業
容易性は特に重要である。
維持させることができるように構成した。すなわち、壁面17の紙面右下かつ前面枠16
の端面より下方において水平方向の溝17bが設けてある。当該溝17bにおいては矩形
のストッパ18が手前側に露出しており、溝17bに沿ってスライド可能に構成されてい
る。また、ストッパ18が紙面右側に移動されているときに当該ストッパ18は打球槌2
2の回動経路上に存在しないが、ストッパ18が紙面左側に移動されているときに当該ス
トッパ18は打球槌22の回動経路上に存在する。従って、ストッパ18は後述のように
して打球槌22の回動を規制するストッパとして作用する。
よって調整される。同図は打球槌調整具30の分解斜視図である。打球槌調整具30は、
本体31と把手32,33を備えている。本体31は概略板状の部材によって形成されて
おり、中央からやや先端寄りにて屈曲部31aを有している。屈曲部31a側の先端には
装着部31bが取り付けられている。装着部31bは円筒状の部材であり、その内径は上
記打球槌22の突起22aに対して取り付けられるバネ22bの外径とほぼ同径である。
従って、バネ22bが取り付けられた状態の突起22aに対して装着部31bを装着する
ことができる。
て本体31は細くなっている。さらに、本体31の装着部31bと逆側の先端寄りには矩
形の穴31eが開けられている。この穴31eには、上記把手33を装着することができ
る。すなわち、把手33は板状の部材であるとともにその一端には上記穴31eの矩形の
内径と略同一の外径を有する突起33aが形成されており、当該突起33aを上記穴31
eに挿入して把手33を上記本体31に対して装着することができる。むろん、把手33
は穴31eのどちら側から装着しても良く、取り回しの容易性に鑑みて適宜選択すること
ができる。一方、把手32は概略円筒の部材であり、その端面に矩形の穴32aが形成さ
れている。当該穴32aの内径は、上記本体31の外径とほぼ同一径である。従って、本
体31の一端を穴32aに対して挿入して把手32を本体31に対して装着することがで
きる。
8の利用形態を説明する説明図である。同図においては、ガラス枠を取り外した状態のパ
チンコ機10において遊技球打出部20の上部を拡大して示しており、打球槌調整具30
は本体31を切断した状態で装着部31bを示している。打球槌調整具30においては、
把手32,33を本体31に対して装着し、それぞれの把手32,33を左右の手で握り
ながら調整操作を行う。
る部材が存在しないような回動位置まで打球槌22を回動させる必要がある。このために
まず、ストッパ18を紙面右側に移動させて打球槌22の回動経路上から待避させ、打球
槌22を紙面時計回りに回動させる。打球槌22を溝17bよりも下方に回動させたら、
ストッパ18を紙面左側に移動させて打球槌22を解放する。
調整バネ23によって紙面反時計回り方向に自動で回動するが、ストッパ18が溝17b
内で紙面左側に配置しているときには、打球槌22とストッパ18とが干渉し、当該干渉
位置にて打球槌22が維持される。従って、打球槌22の突起22aは静止しており、こ
の突起22aに対して上記打球槌調整具30の装着部31bを容易に装着することができ
る。
に力を作用させると、突起22aの配向方向が変動する。突起22aの配向方向を変動さ
せることによって、上記遊技球の打出方向を変動させることができるので、調整後に操作
ハンドル21を回転させて実際に遊技球を打ち出して確認することによって、遊技球の打
ち出し方向を調整することができる。
す突起22aと装着部31bとの装着状態において打球槌調整具30で突起22aの配向
方向を調整するに当たり、前面枠16や図2に示す右側の本体枠の端面を避けることがで
きる。すなわち、当該切欠31dが設けられていることによって、打球槌調整具30を取
り回す際に打球槌調整具30が他の部材と干渉しづらくしてあり、打球槌調整具30の取
り回しが非常に容易になる。切欠31dは、取り回しの容易性を向上するために設けられ
ているので、むろん、図4に示す位置には限定されず、調整対象となるパチンコ機10の
構成に応じて変更することが可能である。
で維持し、その突起22aの配向方向を容易に調整することができる。
このような効果を奏するための打球槌調整具としては上述のものに限定されない。例え
ば、ストッパが壁面にてスライド可能である構成が必須になるわけではない。図6は、押
しボタン方式のストッパを構成するための構成例を示す概略図である。この例においては
、壁面17に2つの矩形状の穴17c,17dを形成し、壁面17内で水平面を回動平面
として回動可能にストッパ部材181を支持する。
心から等距離にアーム181a,181bが形成されている。これらのアーム181a,
181bは回動中心を中心とした円弧状に形成されており、ストッパ部材181の回動と
ともにそれぞれのアーム181a,181bが上記穴17c,17dから手前,奥方向に
進退するように構成されている。また、壁面17の内部において、ストッパ部材181に
はバネ181cによる付勢力が作用している。バネ181cはストッパ部材181の回動
平面内に配設され、同ストッパ部材181の端面に対して当接し、図6において時計回り
に回動するようにストッパ部材181に対して付勢力を作用させている。
込まれたときに、壁面17内部にて当該壁面17と係合部181b1とが係合するように
なっている。すなわち、ストッパ部材181には上記バネ181cによって付勢力が作用
しているので、壁面17の内部にて当該壁面17と係合部181b1とが係合したときに
、通常状態ではこの係合が解除されずに維持される。
が可撓性のある部材で構成されているので、上記壁面17と係合部181b1とが係合し
た状態でアーム181bの端面を下方に押し下げると上記係合が解除し、上記バネ181
cの付勢力によってアーム181bが壁面17より手前側に露出する。すなわち、アーム
181bの端面の押し込み操作に応じて自由にアーム181aを壁面から露出させるか否
かを既定可能な押しボタン構造となっている。
動経路上に位置しないように開けられている。従って、打球槌22を回動させるときには
アーム181b側が壁面17の手前に露出するようにセットし、打球槌22の回動位置を
維持したいときにはアーム181a側が壁面17の手前に露出するようにセットする。こ
の結果、容易に打球槌22の回動位置を維持することができる。
打球槌を回動させるための部材と打球槌を所定の回動位置で維持するための部材を兼用し
た部材を構成した場合の説明図である。ここにおいて、上記第1実施例と共通の部材は同
符号にて示している。本実施例では、壁面17の手前側に突出する2つの矩形部材が設け
られており、一方が打球槌22を回動させるための部材および打球槌22の回動位置を維
持するための部材を兼用するストッパ182bであり、他方がこのストッパ182bの位
置を調整する操作片182aである。
させることができる溝172aが設けられており、当該溝172aの水平方向左側には上
記ストッパ182bを露出させて左右に摺動させることができる溝172bが設けられて
いる。尚、溝172aの右端においてはその上部が上方に向けて切り欠かれている。
されている。すなわち、図8に示すように操作片182aとストッパ182bとはかすが
い状部材182cの一部である。従って、操作片182aを溝172a内で左右に摺動さ
せると、それに連動してストッパ182bも溝172b内で左右に摺動する。また、かす
がい状部材182cは可撓性のある部材であり、操作片182aが溝172aの最右位置
にあるときに、当該操作片182aを上方に移動させると、溝172aの状部の切欠に係
合させることができる。
状態において操作片182aは打球槌22の回動経路上に存在しない。
従って、操作片182aの存在にかかわらず打球槌22は回動することができ、パチン
コ機10にて遊技を実施することができる。打球槌22の突起22aの配向方向を調整す
るためには、操作片182aを右方向に移動させる。操作片182aが右方向に移動され
ると、これに伴ってストッパ182bも右方向に移動する。
移動すると打球槌22の右側の端面と当接し、打球力調整バネ23の付勢力に抗して紙面
時計回り方向に打球槌22を回動させる。操作片182aが溝172aの右端に達したと
きに操作片182aを上方に移動させると、当該操作片182aが溝172aの切欠に係
合する。打球槌22は上記打球力調整バネ23によって付勢力が常に作用しており、この
付勢力はストッパ182bを介して操作片182aを左側に移動させる力として作用する
ので、操作片182aが溝172aの切欠に係合された状態が維持される。
具30等においてその装着部31bを突起22aに対して容易に装着することができる。
打球槌調整具30によって突起22aの配向方向を調整した後に操作片182aを下方に
移動させると、操作片182aは溝172aを左側に移動できるようになるので、上記打
球力調整バネ23による付勢力によって打球槌22が通常の待機位置に復帰する。
を突起に対して装着する必要があり、当該装着動作を実施する際の打球槌の位置が決まっ
ていれば、装着動作初期の打球槌調整具の位置も決まる。そこで、パチンコ機の本体枠側
に打球槌調整具の装着部の初期位置を規定する位置決め部を設けると便利である。
して形成した場合の実施例を説明する説明図である。この例において、パチンコ機の主な
構成および打球槌調整具の構成は上記第1実施例と同様であり、ここでも上記第1実施例
と共通の構成に対しては同一の符号を付して説明する。本例における保持部材173aは
、上記第1実施例とほぼ同様に、壁面17に対して紙面手前方向に垂設されており、その
左下の面と誘導レール11との間に遊技球を保持するようになっている。
延設部173bが設けられており、当該延設部173bの下部かつ保持部材173aの右
下の面Sは延設部173bの配向方向と略垂直に形成されている。打球槌調整具30にお
ける装着部31bは略円筒状であって角が略直角であることから、図9のようにして当該
装着部31bを上記延設部173bと面Sに当接させることができる。
て、装着部31bの円筒軸の延長線上が打球槌22の突起22aの配向方向と略平行であ
る。従って、延設部173bとストッパ18にて打球槌22を係止して回動を停止させた
状態において、装着部31bの初期位置を非常に容易かつ確実に決定しつつ打球槌調整具
30による突起22a配向方向の調整動作に移行することができる。
には上記図9に示す構成以外にも種々の構成を採用可能である。図10はこの実施例にお
ける打球槌調整具を示す斜視図であり、図11はこの打球槌調整具の初期位置を決定しそ
の移動経路をガイドするための構成を備えたパチンコ機を説明するための説明図である。
本実施例における打球槌調整具300の構成は、上記打球槌調整具30の構成とほぼ同様
であるが、装着部31bに対して突出部310cが設けられている点で異なっている。
して略平行に配向するように上記装着部31bに対して取り付けられている。また、同突
出部310cの幅Wは前面枠16と壁面17との間に形成される空間の幅より小さく、当
該空間に対して突出部310cを挿入することができる。さらに、突出部310cは薄板
状の部材であるから、図11に示すように打球槌22の待機状態にて保持部材17aと打
球槌22の先端との間に突出部310cの先端を挿入し、両者を係合させつつ打球槌22
を回動させることが可能になっている。
当該ガイド部材174以外の構成は上記第1実施例におけるものと同様である。
ガイド部材174は壁面17から垂設された板状の部材であるとともにその端面が前面
枠16の上方への延長線上に到達しないような幅となっている。すなわち、ガイド部材1
74は壁面17と前面枠16を延長した面と間の空間に位置している。
鉤状の部位174aから一旦上方に向かうとともに途中で緩やかにそのカーブが変化し、
保持部材17aの下端に向けて延設されている。ガイド部材174がこのような形状であ
ることにより、打球槌調整具300の初期位置を適切に決定し、さらに打球槌22を回動
させ、装着部31bを突起22aに対して装着する際の動作を適切にガイドすることがで
きる。
側の先端を上記鉤状の部位174aに係合させると、突出部310cの他方端が打球槌2
2に係合し、打球槌調整具300の初期位置が適切かつ容易に決定される。この状態から
打球槌調整具300を紙面反時計回りに回転させると、装着部31bおよび突出部310
cがガイド部材174に当接しながら摺動し、ガイド部材174のカーブに沿って移動す
る。このとき、突出部310cの他端においては打球槌22を回動させる。
0cがガイド部材174の左側の突端に位置したときに突出部310cの他端と打球槌2
2との係合が解除される。すると、打球槌22が打球力調整バネ23の付勢力によって反
時計回りに回動するが、このときの装着部31bおよび突出部310cの位置は突起22
aの回動経路上であり、この位置に装着部31bを保持して待機するのみで、突起22a
が装着部31bに対して装着される。従って、本実施例によれば、打球槌22の回動およ
び装着部31bの装着を非常に容易に、かつ一連の動作で実施することができる。
とにより、打球槌の突起の配向方向をさらに調整し易くすることも可能である。図12は
、かかる構成例を説明するための説明図である。同図においては打球槌を省略して示して
いるが、その配設位置や駆動機構は上記図2に示す構成と同様である。本実施例において
は、パチンコ機10の本体枠に対して切欠および凹部が設けられている。
の側面側の枠に切欠176が設けられている。切欠16a,176はそれぞれ前面枠16
の上端面およびパチンコ機10の側面側の枠において、打球槌の突起の配向方向を調整す
るに際して打球槌調整具が配置されうる位置に設けられている。例えば、上記図4に示す
打球槌調整具30を図5に示すように突起22aに対して装着し、突起22aに対して力
を作用させるためには把手32,33を手で把持しつつ打球槌調整具30を取り回す。
これらの切欠16a,176が設けられていることによって打球槌調整具30が前面枠1
6や側面側の枠と干渉することがない。また、切欠16a,176の端面に対して打球槌
調整具30を当接させつつ打球槌調整具30を取り回せば、打球槌調整具30とこれらの
切欠16a,176との当接点を力の作用点として突起22aに対して力を作用させるこ
とができる。従って、突起22aに作用させる力を微妙に調整することができ、突起の配
向方向を調整し易くなる。さらに、図12に示すパチンコ機10のように、壁面17に対
して凹部175が設けてもよい。この凹部175によれば、打球槌調整具30を取り回す
際に奥側方向への動きが規制されることがないので、打球槌調整具30の取り回し自由度
が大きくなり、より調整しやすくなる。
例えば、壁面17に対して溝を形成し、打球槌調整具において当該溝に挿入可能な挿入部
を形成する構成を採用可能である。すなわち、パチンコ機10の壁面17には図13に示
すように上記ガイド部材174と同様のカーブ形状を有した溝171が形成されている。
さらに、調整具側では図14に示す打球槌調整具301のように、装着部31bに対して
挿入部311が形成されている。
出部31cにおいて最大面積を有する面に対して略垂直であるとともに装着部31bの円
筒軸方向に対して略垂直である。従って、打球槌調整具301の突出部31cによって上
記打球槌22を係合し、また、装着部31bを突起22aに対して装着するための一連の
動作において、当該挿入部311の先端は壁面17の方向に配向する。
挿入部311は溝171に対してその先端を挿入した状態で突出部31cを打球槌22に
係合させ、また、装着部31bを突起22aに対して装着できるような長さに形成されて
いる。さらに、溝171のカーブ形状は上記ガイド部材174と同様であるので、挿入部
311の先端を溝171の右端に対して挿入し、挿入部311が溝171に沿って移動す
るように打球槌調整具301を操作すると、打球槌調整具301の初期位置を適切に決定
し、さらに打球槌22を回動させ、装着部31bを突起22aに対して装着する際の動作
を適切にガイドすることができる。
に限られない。例えば、本体枠に係止片が形成されていなくても打球槌調整具の形状を工
夫することによって容易に打球槌を回動させ、突起の配向方向を調整可能な構成にするこ
とができる。図15は係止片を備えていない状態における上記遊技球打出部20の上部を
拡大して示す斜視図である。この構成においては上記打球槌調整具300を利用して突起
の配向方向を調整することができる。
する説明図である。同図において、打球槌調整具300は本体31を切断した状態で装着
部31bおよび突出部31cを示している。状態Aは、突出部31cを打球槌22の先端
に係合させた状態を示しており、この状態Aにおいて突出部31cと打球槌22の先端と
を係合させつつ打球槌調整具300を図16における反時計回りに回動させる。この回動
の後、図16の状態Bより打球槌22をさらに時計回り方向に回動させ、突出部31cと
打球槌22の先端との係合を解除する。
に回動する。このとき、状態Bに示す装着部31bの位置、すなわち、上記突起22aの
回動経路上で装着部31bを待機させておけば、突起22aが装着部31bに挿入され、
装着部31bを突起22aに装着することができる。状態Bのようにして装着部31bを
突起22aに装着した状態で、打球槌調整具300の把手32,33を左右の手で取り回
しつつ突起22aに力を作用させると、突起22aの配向方向が変動する。従って、遊技
球の打ち出し方向を調整することができる。
に打球槌22を調整用の位置まで回動させ、その突起の配向方向を容易に調整することが
できる。このような効果を奏するための打球槌調整具としては上述のものに限定されない
。例えば、打球槌調整具の本体の屈曲角度や突出部等の構成に関して種々のものを採用す
ることができる。図17は、打球槌調整具を構成する本体の他の一例を示す斜視図である
。この例にかかる打球槌調整具は、上記第1実施例等と同様のパチンコ機10や打球槌2
2に対して適用することができる。また、上記打球槌調整具300とは主にその本体の構
成が異なっている。
る。この例にかかる打球槌調整具301の本体311は略板状の部材であるが、その屈曲
部311aの屈曲角は略直角である。また、本体311の一端には装着部311bと突出
部311cとが取り付けられているが、突出部311cは装着部311bと本体311と
の間に配設されている。
の装着までの動作において装着部31bは前面枠16の端面上方から徐々に下降する。従
って、状態Bに近づくにつれて本体31が本体枠の端面と干渉しやすくなる。この事情は
打球槌調整具301においても同様であるが、当該打球槌調整具301では屈曲部311
aが略直角であるため、状態Bにおいて屈曲部311aと装着部311bとの間の部位C
によって本体311の部位Dが前面枠16の端面からより上方にオフセットされ、両者が
干渉しづらくなっている。
調整具302の本体31を示す斜視図である。この例にかかる打球槌調整具でも、上記第
1実施例等と同様のパチンコ機10や打球槌22に対して適用することができる。また、
上記打球槌調整具300とは主にその本体31の先端の構成が異なっており、打球槌調整
具300と異なる部位については異なる符号で示している。
突出部312cは概略直方体であるが、その一端に鉤状の係合部312c1と円弧状のガ
イド部312c2とが設けられている。鉤状の係合部312c1は、直方体に形成された
部材の一端において矩形の一辺に沿って切欠を形成することによって作成されている。ま
た、円弧状のガイド部312c2は係合部312c1側から装着部31bに向けて傾斜を
徐々に変化させて円弧状の斜面を形成することによって作成されている。
上記図18に示す状態Aとほぼ同様の状態を形成することができ、状態Aから装着部31
bを反時計回りに回転させることによって打球槌22を回動させることができる。さらに
、打球槌22を回動させた後に係合を解除させるにあたり、ガイド部312c2と打球槌
22の先端とを当接,摺動させながら打球槌22を反時計回りに回動させることができ、
この結果、突起22aを確実に装着部31bに対してガイドすることができ、装着部31
bを突起に対して確実に装着することができる。
回動させることができればよく、その大きさや切欠の角度等が特定のものに限定されるわ
けではない。また、円弧状のガイド部312c2は、打球槌22を一旦回動させて係合を
解除した後に、打球槌22の一部に当接させながらその突起22aが装着部31bに装着
されるようにガイドすることができればよく、その円弧のカーブや長さ等が特定の形状に
限定されることはない。
調整具303の本体31を示す斜視図である。この例にかかる打球槌調整具303は上記
打球槌調整具300と比較して突出部の構成が異なっており、上記打球槌調整具300と
同様の構成については同一の符号にて示している。すなわち、本例にかかる突出部313
cは板状の部材にて形成されており、装着部31bの円筒軸方向と長手方向とが略平行で
あることに変わりはないが、突出部313cはその略中央に屈曲部313c1を有してい
る。
を係合させて打球槌22を容易に回動させることができる。また、打球槌22を回動させ
た後に両者の係合を解除し、打球力調整バネ23の付勢力によって打球槌22が逆方向に
回動する際に、上記屈曲部313c1によって突出部313cと突起22aとの干渉を防
止することができる。従って、突起22aの装着部31bに対する入射角がより自由にな
り、両者の装着が容易になる。
調整具304の本体31を示す斜視図である。この例にかかる打球槌調整具304は上記
打球槌調整具300と比較して装着部の構成が異なっており、上記打球槌調整具300と
同様の構成については同一の符号にて示している。すなわち、本例にかかる装着部314
bは断面略U字状の部材であり、当該U字状の部位で突起22aを覆うようにして装着す
ることができる。この装着部314bであっても突起22aに対して装着部314bを装
着した後に打球槌調整具304を取り回すことによって突起22aの配向方向を調整する
ことができる。
着時には突起22aの垂設方向に対して略平行に装着部314bを移動させて両者を装着
することができるし、突起22aの垂設方向に対して略直角方向から装着部314bのU
字状部位の開口部を接近させ、覆い被せるようにして両者を装着することが可能である。
さらに、両者を分離する場合にも突起22aの垂設方向に対して略平行に装着部314b
を移動させて両者を分離することができるし、突起22aの垂設方向に対して装着部31
4bを略直角方向に移動させて両者を分離することも可能である。上述のように打球槌2
2の周辺の空間が狭く、また、打球槌22に対しては打球力調整バネ23によって常に付
勢力が作用しているが、装着部314bが断面U字状であることによって突起22aに対
する脱着が非常に容易になる。
に限られない。例えば、図21に示すように打球槌に延設部を設け、当該打球槌を回動さ
せる際に使用しても良い。図21は、上記遊技球打出部20の上部を拡大して示す斜視図
であり、この実施例においてパチンコ機10の本体枠や遊技球打出部等の構成は上述のも
のと同様である。このパチンコ機10においても、打球槌22は先端部分が前面枠16の
奥側に位置しているが、同打球槌22の先端には延設部22dが設けられており、当該延
設部22dは前面枠16の端面より上方に位置している。延設部22dと打球槌22の本
体との境界は前面枠16の上端面より下方に位置している。
せることができる。すなわち、上記打球槌調整具300のような調整具の突出部を延設部
22dに対して容易に係合させつつ打球槌22を回動させることができる。また、当該延
設部22dを指で押さえながら打球槌22を回動させることができる。尚、本実施例にお
いては、打球槌22を回動させる際に突出部31cと延設部22dとの干渉を避けるため
に、図22に示すように突出部31cの中央に矩形の穴31fを形成すると好適である。
きる。図23は他の実施例にかかる打球槌220の動作を示しており、図24は当該打球
槌220の突起22aの配向方向を調整するための打球槌調整具305の本体を示す斜視
図である。図23において打球槌調整具305は本体31を切断した状態で示している。
この実施例では打球槌220の先端に略円柱状の延設部220dが設けられている。同延
設部220dは、打球槌220の先端部において図23の紙面手前側の面で突起22aに
対して略垂直となるように垂設されている。同延設部220dは打球槌220が回動する
際に前面枠16の上部端面と干渉しないような高さに形成されている。従って、打球槌2
20はパチンコ機10の操作ハンドル21の操作によって回動し、繰り返し遊技球を打ち
出すことができる。
なっている。すなわち、突出部310cは略角柱の細い部材によって構成されており、装
着部31bの外周に対して本体31寄りに取り付けられている。本例においては状態Eの
ようにして突出部310cを打球槌220の延設部220dに係合させ、突出部310c
と打球槌220の延設部220dとを係合させつつ打球槌調整具300を図23における
反時計回りに回動する。打球槌220を所定の位置まで回動させた後に突出部310cと
延設部220dとの係合を解除すると打球槌220は上記打球力調整バネ23の付勢力に
よって反時計回りに回動する。このとき、装着部31bを図23の状態Fに示す位置で待
機させること、打球槌220が回動して待機位置に復帰する動作をする過程で装着部3b
を突起22aに対して装着する。従って、この状態において突起22aの配向方向を容易
に調整することができる。
によって打球槌を実質上延設するようにしても良い。図25はかかる構成を採用した打球
槌の例を示す斜視図である。同図において打球槌221の先端には矩形の突起221aが
先端方向に向けて延設されている。また、延設部材221dは、略直方体であり、一面に
略矩形の凹部221d1が形成されている。打球槌221において突起22aの配向方向
を調整しようとする際には、延設部材221dの凹部221d1と突起221aとを向か
い合わせ、延設部材221dを打球槌221に対して装着する。
対して実質上延設され、上記打球槌調整具300等を利用して容易に回動させることがで
きる。むろん、図25に示したようにして別部材によって打球槌を延設する構成は一例で
あり、延設部22dに対して装着可能な部材を構成してさらに延設しても良い。また、延
設部材は打球槌に対して装着可能であればよいので、打球槌側に凹部を形成し、延設部材
にて突起を形成して両者を向かい合わせつつ装着するように構成しても良い。
6はかかる構成を採用した打球槌を示す図であり、図27は当該打球槌において突起の配
向方向を調整するための打球槌調整具の要部斜視図である。図26において、打球槌22
2の延設部222dは先端にて屈曲されている。また、延設部222dが前面枠16の上
端面より上方に突出している。従って、図27に示す打球槌調整具306によって容易に
打球槌222を回動させることができる。
出部316cが面Gに対して垂設されている。打球槌222を回動させる際には、打球槌
調整具306において装着部31bを上方に向けつつ面Gを下方に向けて状態Hとし、当
該突出部316cを延設部222dに対して係合させる。突出部316cと打球槌222
の延設部222dとを係合させつつ打球槌調整具306を図26における反時計回りに回
動させると、打球槌222は上記打球力調整バネ23の付勢力に抗して時計回りに回動す
る。打球槌調整具306の回動を続け、面Gが上方を向く状態Iで突出部316cと打球
槌222の延設部222dとの係合を解除すると打球槌222が反時計回りに回動する。
従って、図26の状態Iのようにして前面枠16の端面の下方にて打球槌222の突起2
2aを装着部31bに装着させることができる。
を形成することが可能である。図28は、上記図26に示す打球槌222の延設部222
dの先端に凹部222d1を形成した状態を示す斜視図である。かかる構成において打球
槌調整具の突出部先端が当該凹部222d1に嵌るように形成すれば、より確実に突出部
と延設部222dとを係合させることができる。むろん、上記図21に示す延設部22d
等において突出部に対応した切欠や凹部を形成しても良い。また、摩擦係数の大きな部材
を貼り付けたり延設部に傷を付けるなどして摩擦係数を増大させ、確実に係合させるよう
にしても良い。
打球槌の回動位置を維持可能に構成する。従って、打球槌の周辺の空間が狭くてもその突
起を容易に調整することができる。また、本体枠に打球槌調整具の位置決め等を実施する
ガイド部材を設けたり、取り回し領域を確保するための切欠を設けることも可能であり、
かかる構成においても打球槌の周辺の空間が狭い場合にその突起を容易に調整することが
できる。
11…誘導レール
12…遊技領域
13…始動口
14…液晶表示パネル
15…大入賞口
16…前面枠
16a…切欠
17…壁面
17a…保持部材
17b…溝
17c,17d…穴
18…ストッパ
20…遊技球打出部
21…操作ハンドル
22…打球槌
22a…突起
22b…バネ
22c…爪片
23…打球力調節バネ
24…ストッパ
25…モータ部
25a…発射モータ
25b…回転体
26…バネ長調節片
26a…ワイヤー
30…打球槌調整具
31…本体
31a…屈曲部
31b…装着部
31d…切欠
31e…穴
32…把手
32,33…把手
32a…穴
Claims (2)
- 突起が先端寄りに配設された打球槌を駆動するとともに当該突起を介して遊技球に対して打出力を作用させて遊技球を打ち出す遊技機であって、
前記打球槌の待機位置において前記突起の下側に配置され、前記打球槌によって打ち出される遊技球を保持する誘導レールと、
該誘導レールと共に遊技球を保持する部材であって前記打球槌の待機位置において前記突起の上側に配置された保持部材とを備え、
前記打球槌は、本体枠の一部である前面枠によって前面側を覆われており、所定の弾性体の付勢力によって前記待機位置に復帰する回動方向に付勢されており、
前記打球槌の回動範囲内においては、前記打球槌の突起が前記前面枠の上端面よりも下方或いは略同一面に位置しており、
前記打球槌を前記待機位置から所定量駆動させた位置であって前記打球槌の突起が前記保持部材の下側から移動した調整位置においては、前記打球槌の突起の上に前記保持部材が位置せず、
前記打球槌の回動経路内に配置可能であると共に前記打球槌より前記付勢力の作用方向側にて前記打球槌と当接することによって前記打球槌を前記調整位置に一時的に保持する部材であって前記待機位置に打球槌を保持する部材とは別部材により構成される係止具により前記付勢力の作用方向と逆方向に打球槌を回動させた状態とし、前記突起の配向方向を調整可能に構成され、
前記打球槌は、前記突起より上側に連続し、前記待機位置において前記突起の前面側を覆う部分の上端面より上方に連続する長さに形成されていることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技機は、パチンコ機であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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---|---|---|---|---|
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-
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- 2011-09-06 JP JP2011193591A patent/JP5440575B2/ja not_active Expired - Fee Related
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