JP5440402B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明の内燃機関の制御装置を具体化した一実施形態を、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
大気バルブ70内には、各々が異なる機能を有する二つのダイアフラム弁体74,75が設けられている。第1のダイアフラム弁体74は、その背面側の空間74aがパージライン71と連通しており、パージライン71が所定圧以下の負圧状態になると開弁して大気導入ライン72からキャニスター40内への外気の流入を許容する。一方、第2のダイアフラム弁体75は、キャニスター40内が所定圧以上の正圧に達すると開弁してキャニスター40から大気排出ライン73へ余分な空気を排出させる。
(1)本実施の形態にあってECU50は、吸気中へのパージを通じてベーパーを処理するベーパー処理装置を備える内燃機関10において、空燃比を目標空燃比とすべく、燃料噴射量の空燃比フィードバック制御を行うようにしている。またECU50は、ベーパーパージを行っていないときの空燃比フィードバック補正値に基づいて空燃比学習値の学習制御を行うようにしている。そしてECU50は、インジェクター温度の変化量が規定のリセット判定値よりも大きいことを条件に、ベーパーパージを中止して空燃比学習値の再学習を実行するようにしている。
次に、本発明の内燃機関の制御装置を具体化した第2の実施の形態を、図4及び図5を併せ参照して詳細に説明する。なお本実施の形態にあって、上記実施の形態と共通する構成については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図4は、そうした本実施の形態でのリセット判定値の設定態様を示している。同図に示すように、リセット判定値、重質燃料、軽質燃料のいずれにおいても、インジェクター温度が高いほど、小さい値が設定される一方で、インジェクター温度が同じときのリセット判定値は、軽質燃料の使用時には、重質燃料の使用時に比して小さい値が設定されるようになっている。このように本実施の形態では、軽質燃料の使用時には、重質燃料の使用時に比して、リセット判定値に小さい値を設定することで、空燃比学習値の再学習の頻度を高めている。
(3)本実施の形態では、使用中の燃料が軽質燃料であるときには、重質燃料であるときに比して、リセット判定値に小さい値を設定するようにしている。使用中の燃料が軽質燃料であるときには、揮発性が高く、インジェクターの噴孔部分にベーパーが発生し易いため、重質燃料であるときに比して、インジェクター温度の変化に伴う空燃比のずれが大きくなる。したがって本実施の形態によれば、空燃比学習値の再学習のためのベーパーパージの実行機会の減少を抑えながらも、インジェクター温度の変化による空燃比のずれが空燃比制御に与える悪影響を好適に防止することができるようになる。
次に、本発明の内燃機関の制御装置を具体化した第2の実施の形態を、図6及び図7を併せ参照して詳細に説明する。なお本実施の形態にあって、上記実施の形態と共通する構成については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図6は、そうした本実施の形態でのリセット判定値の設定態様を示している。同図に示すように、リセット判定値は、通常時、大量給油直後のいずれにおいても、インジェクター温度が高いほど、小さい値が設定される一方で、インジェクター温度が同じときのリセット判定値は、大量給油直後には、通常時に比して小さい値が設定されるようになっている。このように本実施の形態では、大量給油の直後には、そうでないときに比して、リセット判定値に小さい値を設定することで、空燃比学習値の再学習の頻度を高めている。
図7は、本実施の形態におけるインジェクター温度に関した燃料噴射補正量の設定態様を示している。同図に示すように、燃料噴射補正量は、通常時、大量給油直後のいずれにおいても、インジェクター温度が高いほど大きい値に設定される一方で、インジェクター温度が同じときの燃料噴射補正量は、大量給油の直後には、通常時に比して小さい値が設定されるようになっている。
本実施の形態によれば、上記(1)及び(2)の効果に加え、更に次の効果を奏することができる。
・第2の実施の形態では、重質燃料の使用時と軽質燃料の使用時とで、燃料噴射量のインジェクター温度補正の態様を異ならせるようにしていた。もっとも、インジェクター温度による空燃比のずれの度合が使用燃料の性状の違いによってあまり大きく変化しないのであれば、重質燃料の使用時も軽質燃料の使用時も、同様の態様で燃料噴射量のインジェクター温度補正を行うようにしても良い。
20…ベーパー処理装置、30…燃料タンク、31…燃料ポンプ、32…タンク内圧センサー、33…ブリーザー制御バルブ、34…ブリーザーライン、35…ベーパーライン、40…キャニスター、41…仕切板、42…第1吸着剤室、43…第2吸着剤室、44…通気性フィルター、45…キャニスター空気層、50…電子制御装置(ECU)、60…タンク内圧制御バルブ、61…ダイアフラム弁体、70…大気バルブ、71…パージライン、71a…パージ調整バルブ(VSV)、72…大気導入ライン、72a…大気導入バルブ、73…大気排出ライン、74…第1のダイアフラム弁体、74a…空間、75…第2のダイアフラム弁体、80…バイパスライン、80a…バイパス制御バルブ。
Claims (5)
- 吸気中へのパージを通じてベーパーを処理するベーパー処理装置を備える内燃機関に適用されて、空燃比を目標空燃比とすべく、燃料噴射量の空燃比フィードバック制御を行うとともに、ベーパーパージを行っていないときの空燃比フィードバック補正値に基づいて空燃比学習値の学習制御を行う内燃機関の制御装置において、
インジェクター温度の変化量が規定のリセット判定値よりも大きいことを条件に、ベーパーパージを中止して空燃比学習値の再学習を実行する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 当該制御装置は、ベーパーパージ中の空燃比フィードバック補正値に基づいてパージ濃度学習値の学習制御を行うものである
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。 - 現状の前記インジェクター温度が高いほど、前記リセット判定値に小さい値を設定する
請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。 - 使用中の燃料が軽質燃料であるときには、重質燃料であるときに比して、前記リセット判定値に小さい値を設定する
請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。 - 燃料の給油がなされた直後には、そうでないときに比して、前記リセット判定値に小さい値を設定する
請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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