JP5438395B2 - 診療報酬点数計算装置、診療報酬点数計算装置の処理方法及びプログラム - Google Patents

診療報酬点数計算装置、診療報酬点数計算装置の処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、診療報酬点数計算装置、診療報酬点数計算装置の処理方法及びプログラム等に関する。
近年、医療分野においてコンピュータ技術やネットワーク技術を駆使して医療事務処理作業等の効率化が進められており、例えば、診療行為等に対応した診療報酬点数が記載された電子レセプトを用いて診療報酬の請求が行われる。診療報酬点数(診療報酬保険点数)は、診療入力処理として医療機関において患者を診療した内容に応じた診療項目等に応じて求められ、診療報酬の請求は、求められた診療報酬点数等を電子レセプトに記載して健康保険組合等の保険者に対して行うものである。
このような診療報酬点数の計算処理については、高度な専門知識と複雑な点数計算処理が必要なため、点数計算の正確性や作業の効率化が望まれている。例えば非特許文献1には、診療予約、診療受付、診療履歴、及び会計処理等を一体的にシステムとして管理する一方、診療入力の内容が編集可能に構成されたシステムが開示されている。また、特許文献1には、電子カルテの指示せんに含まれる複数のサブカテゴリーの内容を同じ1つのシート上で編集できるようにした電子カルテ用指示せん作成システムが開示されている。この電子カルテ用指示せん作成システムでは、挿入ボタンによって既に指示せん上に作成された複数のサブカテゴリーの各行の間に新しい入力ユニットを自由に挿入してサブカテゴリーのレイアウトを容易化する等して、複数のサブカテゴリー相互の整合性を高く保つようにしている。更に、特許文献2には、種々の疾病毎に、時系列のクリニカルパス処置情報に基づいて、看護治療に必要な行為をクリニカルパス項目として表示させる看護医療支援システムが開示されている。このシステムでは、項目追加ボタンによって現在位置の行の上に行が挿入され、項目の追加記入を可能にしている。
特開2000−99610号公報 特開2003−108661号公報
株式会社イーエムシステムズの製品(Dr.ReceptyII)紹介のホームページ(http://www.emsystems.co.jp/medical/dr/index.html)
ところで、診療報酬点数は診療区分毎に計算される。そのため、処方や調剤の誤りを無くすために表示装置には区切り線で区切られた領域が表示され、この領域内において診療区分に対応した診療項目が入力される。このため、一般的に、医療機関の担当者が、診療区分と該診療区分に対応した診療項目を入力した後に、区切り線の設定を行う。
しかしながら、例えば医療機関の担当者が、同一診療区分内の医薬品名をすべて入力した後に、「用法」を入力し忘れたことに気付くことがある。この「用法」は、診療区分内の最下行に記載する必要がある。このため、非特許文献1、特許文献1及び特許文献2のように選択行の上に行が追加されてしまう場合には、既に区切り線に区切られた領域内に「用法」を追加して編集する作業は、煩雑化してしまう。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、診療入力の際に、診療区分内に診療項目を容易に追加挿入できる診療報酬点数計算装置、診療報酬点数計算装置の処理方法及びプログラム等を提供することにある。
(1)本発明の一態様は、診療区分毎に診療報酬点数の計算を行う診療報酬点数計算装置が、表示手段の表示領域内に、診療区分毎に区切り線により区切られた領域を設定する区切り線設定手段と、前記区切り線設定手段によって設定された前記領域内において、診療区分に対応した診療項目の入力欄を表示して該診療項目の入力を促し、所与の入力手段を介して前記診療項目の受付処理を行う診療項目受付処理手段と、前記診療項目受付処理手段によって受け付けられた前記診療項目に基づいて、前記診療区分毎に診療報酬点数の計算処理を行う診療報酬点数計算手段とを含み、前記区切り線設定手段によって設定された前記領域内の入力欄に診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して第1の操作情報が入力されたとき、前記診療項目受付処理手段は、前記入力欄の表示位置にかかわらず該入力欄が含まれる当該領域内に追加入力欄を表示し該追加入力欄への診療項目の入力を促し、前記診療報酬点数計算手段は、前記追加入力欄に対して入力された診療項目を用いて、当該診療区分の診療報酬点数の再計算処理を行う。
本態様によれば、現在位置にかかわらず該現在位置が含まれる当該診療区分内に追加の入力欄を設け、該入力欄で新たな診療項目を入力できるようにしたので、同一診療区分内での診療項目の入力や編集が簡素化できるようになる。従って、例えばユーザが、同一診療区分内の医薬品名をすべて入力した後に、「用法」を入力し忘れた場合であっても、簡素な操作で当該診療区分内に「用法」を追加挿入することができ、入力作業を大幅に効率化できる診療報酬点数計算装置を提供できるようになる。
(2)本発明の他の態様に係る診療報酬点数計算装置では、前記表示領域の水平方向に前記診療項目を表示し、前記表示領域の垂直方向に各診療項目を並べて表示し、前記水平方向の前記区切り線により診療区分毎に区切られた領域が形成される場合に、前記診療区分毎に区切られた領域内の最下行を選択行として前記診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して前記第1の操作情報が入力されたとき、前記診療項目受付処理手段は、前記選択行の下方向に位置する区切り線と前記選択行との間に追加行を設けて表示し、該追加行に診療項目の入力を促す。
本態様によれば、診療区分毎に区切られた領域内の最下行を選択行としているとき、選択行の下方向に位置する区切り線と該選択行との間に追加行を設けることができ、追加行に追加された診療項目の内容を加味して当該診療区分内の診療報酬点数を再計算することができるようになる。このため、同一診療区分内の医薬品名をすべて入力した後に、「用法」を入力し忘れた場合であっても、簡易な操作で当該診療区分内に「用法」を追加挿入することができ、診療報酬点数を正確に行えるようになる。
(3)本発明の他の態様に係る診療報酬点数計算装置では、前記診療区分毎に区切られた領域内の所与の行を選択行として前記診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して第2の操作情報が入力されたとき、前記診療項目受付処理手段は、前記選択行の上方向に追加行を設けて表示し、該追加行に診療項目の入力を促す。
本態様によれば、第1の操作情報を入力した場合と異なる挿入手段によって、診療項目の編集の効率化を図ることができるようになる。
(4)本発明の他の態様に係る診療報酬点数計算装置では、前記追加入力欄への診療項目を用いて診療項目を生成する診療項目生成手段を含み、前記診療報酬点数計算手段は、前記診療項目受付処理手段によって受け付けられた前記診療項目と、前記診療項目生成手段によって生成された前記診療項目とに基づいて、前記診療報酬点数の計算処理を行う。
本態様によれば、本発明に係る挿入処理によって新たに診療項目を追加すべき場合であっても、追加された診療項目に対応した診療報酬点数計算を行うことができ、簡易な操作で、複雑な診療報酬点数計算を正確に行うことができるようになる。
(5)本発明の他の態様に係る診療報酬点数計算装置では、前記診療項目生成手段によって生成された診療項目を表示手段に表示させた後、該診療項目の削除指示があったとき、該診療項目に対応した削除履歴を保持する削除履歴記憶手段と、前記診療項目生成手段によって生成された診療項目を前記削除履歴記憶手段に基づいて表示手段に表示すべきか否かを判断する表示可否判断手段とを含み、前記表示可否判断手段によって、前記表示手段に表示すべきと判断されたことを条件に、前記診療項目生成手段によって生成された診療項目を前記表示手段に表示させる。
本態様によれば、本発明に係る挿入によって追加された診療項目に起因して新たに追加すべき診療項目がある場合であっても、表示手段に表示されてしまう煩わしさを無くすことが可能となる。
(6)本発明の他の態様は、診療区分毎に診療報酬点数の計算を行う診療報酬点数計算装置の処理方法が、表示手段の表示領域内に、診療区分毎に区切り線により区切られた領域を設定する区切り線設定ステップと、前記区切り線設定ステップにおいて設定された前記領域内において、診療区分に対応した診療項目の入力欄を表示して該診療項目の入力を促し、所与の入力手段を介して前記診療項目の受付処理を行う診療項目受付処理ステップと、前記診療項目受付処理ステップにおいて受け付けられた前記診療項目に基づいて、前記診療区分毎に診療報酬点数の計算処理を行う診療報酬点数計算ステップとを含み、前記区切り線設定ステップにおいて設定された前記領域内の入力欄に診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して第1の操作情報が入力されたとき、前記診療項目受付処理ステップは、前記入力欄の表示位置にかかわらず該入力欄が含まれる当該領域内に追加入力欄を表示し該追加入力欄への診療項目の入力を促し、前記診療報酬点数計算ステップは、前記追加入力欄に対して入力された診療項目を用いて、当該診療区分の診療報酬点数の再計算処理を行う。
本態様によれば、現在位置にかかわらず該現在位置が含まれる当該診療区分内に追加の入力欄を設け、該入力欄で新たな診療項目を入力できるようにしたので、同一診療区分内での診療項目の入力や編集が簡素化できるようになる。従って、例えばユーザが、同一診療区分内の医薬品名をすべて入力した後に、「用法」を入力し忘れた場合であっても、簡素な操作で当該診療区分内に「用法」を追加挿入することができ、入力作業を大幅に効率化できる診療報酬点数計算装置の処理方法を提供できるようになる。
(7)本発明の他の態様に係る診療報酬点数計算装置の処理方法では、前記表示領域の水平方向に前記診療項目を表示し、前記表示領域の垂直方向に各診療項目を並べて表示し、前記水平方向の前記区切り線により診療区分毎に区切られた領域が形成される場合に、前記診療区分毎に区切られた領域内の最下行を選択行として前記診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して前記第1の操作情報が入力されたとき、前記診療項目受付処理ステップは、前記選択行の下方向に位置する区切り線と前記選択行との間に追加行を設けて表示し、該追加行に診療項目の入力を促す。
本態様によれば、診療区分毎に区切られた領域内の最下行を選択行としているとき、選択行の下方向に位置する区切り線と該選択行との間に追加行を設けることができ、追加行に追加された診療項目の内容を加味して当該診療区分内の診療報酬点数を再計算することができるようになる。このため、同一診療区分内の医薬品名をすべて入力した後に、「用法」を入力し忘れた場合であっても、簡易な操作で当該診療区分内に「用法」を追加挿入することができ、診療報酬点数を正確に行えるようになる。
(8)本発明の他の態様に係る診療報酬点数計算装置の処理方法では、前記診療区分毎に区切られた領域内の所与の行を選択行として前記診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して第2の操作情報が入力されたとき、前記診療項目受付処理ステップは、前記選択行の上方向に追加行を設けて表示し、該追加行に診療項目の入力を促す。
本態様によれば、第1の操作情報を入力した場合と異なる挿入方法によって、診療項目の編集の効率化を図ることができるようになる。
(9)本発明の他の態様に係る診療報酬点数計算装置の処理方法では、前記追加入力欄への診療項目を用いて診療項目を生成する診療項目生成ステップを含み、前記診療報酬点数計算ステップは、前記診療項目受付処理ステップにおいて受け付けられた前記診療項目と、前記診療項目生成手段によって生成された前記診療項目とに基づいて、前記診療報酬点数の計算処理を行う。
本態様によれば、本発明に係る挿入処理によって新たに診療項目を追加すべき場合であっても、追加された診療項目に対応した診療報酬点数計算を行うことができ、簡易な操作で、複雑な診療報酬点数計算を正確に行うことができるようになる。
(10)本発明の他の態様に係る診療報酬点数計算装置の処理方法では、前記診療項目生成ステップにおいて生成された診療項目を表示手段に表示させた後、該診療項目の削除指示があったとき、該診療項目に対応した削除履歴を保持する削除履歴記憶ステップと、前記診療項目生成ステップにおいて生成された診療項目を前記削除履歴に基づいて表示手段に表示すべきか否かを判断する表示可否判断ステップとを含み、前記表示可否判断ステップにおいて、前記表示手段に表示すべきと判断されたことを条件に、前記診療項目生成ステップにおいて生成された診療項目を前記表示手段に表示させる。
本態様によれば、本発明に係る挿入によって追加された診療項目に起因して新たに追加すべき診療項目がある場合であっても、表示手段に表示されてしまう煩わしさを無くすことが可能となる。
(11)本発明の他の態様は、コンピュータ読み取り可能なプログラムが、上記のいずれか記載の診療報酬点数計算装置の処理方法を、コンピュータに実行させる。
本態様によれば、診療入力の際に、診療区分内に診療項目を容易に追加挿入できる診療報酬点数計算装置を制御するプログラムを提供できるようになる。
本実施形態における診療報酬点数計算装置が適用される医療事務支援システムの処理例のフロー図。 本実施形態における診療報酬点数計算装置の構成例のブロック図。 本実施形態における診療区分の説明図。 本実施形態における当該診療区分内における追加挿入の例の説明図。 本実施形態における当該診療区分内における追加挿入の例の説明図。 本実施形態における当該診療区分内における追加挿入の例の説明図。 本実施形態における当該診療区分内における追加挿入の例の説明図。 本実施形態における診療報酬点数計算装置の処理例のフロー図。 図8のステップS34における挿入処理の詳細の処理例のフロー図。 図8のステップS40における区切り処理の詳細の処理例のフロー図。 本実施形態における診療報酬点数計算装置が実現する機能の一例の説明図。 本実施形態における診療報酬点数計算装置が実現する機能の一例の説明図。 本実施形態における診療報酬点数計算装置が実現する機能の一例の説明図。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
図1に、本発明に係る実施形態における診療報酬点数計算装置が適用される医療事務支援システムの処理例のフロー図を示す。
このシステムは、患者毎に、診療履歴等をデータベースに登録して、各患者の来院予約の受付処理から診療後の会計処理までを一元的に管理する。即ち、図1に示すように、このシステムは、予約受付処理として、医療機関にて診療を受ける日時の予約状況を管理する(ステップS10)。そして、診療受付処理において、予約受付処理において受け付けた患者が予約された日時に来院したとき、当該患者の診療履歴や電子カルテ情報等の管理情報を読み出し、診療を支援する情報を表示させる(ステップS12)。その後、診療入力処理において、診療行為や医薬品等の診療項目を入力して、診療区分毎に診療報酬点数計算を行う(ステップS14)。続いて、必要に応じて、病名入力処理において、当該患者の病名等を入力してデータベースに登録し(ステップS16)、最後に当該患者の会計処理を行う(ステップS18)。この会計処理では、患者や保険者に対して、ステップS14で計算した診療報酬点数に対応した請求が行われる。
本実施形態における診療報酬点数計算装置は、表示手段の表示領域内において区切り線により区切られた診療区分毎に診療報酬点数の計算を行うことができ、図1のステップS14の診療入力処理において、診療区分や診療区分内の診療項目の入力及び編集を容易化して、煩雑な診療報酬点数の計算処理の効率化を図るものである。従来では、現在位置によっては区切り線をまたいだ別の診療区分内に追加の入力欄が挿入されてしまうが、本実施形態では、現在位置にかかわらず該現在位置が含まれる当該診療区分内に追加入力欄を挿入でき、この追加入力欄に入力された情報を用いて診療報酬点数の再計算を行うことができるようになっている。
図2に、本実施形態における診療報酬点数計算装置の構成例のブロック図を示す。
診療報酬点数計算装置100は、表示手段としての表示装置10と、入力手段としての入力装置20と、記憶手段としての記憶装置30と、表示装置10と入力装置20と記憶装置30の制御を行う制御装置40とを含む。表示装置10は、制御装置40によって生成された画像情報に基づいて情報を表示する。入力装置20は、医療機関の担当者等のユーザの操作内容に対応した操作情報を制御装置40に出力する。記憶装置30は、予め登録情報が登録されたデータベースや制御装置40によって生成された情報を記憶する。制御装置40は、記憶装置30に記憶された情報や、入力装置20を介して診療入力の際の入力情報に基づいて制御装置40を構成する各部や診療報酬点数計算装置100を構成する各装置の制御情報や、表示装置10の画像情報を生成する。
表示装置10としては、CRT(Cathode-Ray Tube)、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイやプロジェクタ等の公知の表示装置を採用できる。入力装置20としては、キーボード、マウスやタッチパネル等のユーザの操作内容に対応した信号を生成できるものを採用できる。記憶装置30は、HDD(Hard Disk Drive)装置、DVD(Digital Versatile Disc)等の情報の読み出し又は書き込みが可能な装置を採用できる。制御装置40は、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)、読み出し専用メモリ(Read Only Memory:ROM)及びランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)を有し、ROM又はRAMに格納されたプログラムをCPUが読み込み、該プログラムに対応した処理をCPUが実行することで各種の機能を実現する装置を採用できる。
制御装置40において、所定のプログラムを読み込んだCPUが該プログラムに対応した処理を実行することで、区切り線設定部42、診療項目受付処理部44、診療項目生成部46、診療報酬点数計算部48及び表示可否判断部50の各部の機能を実現することができる。即ち、上記のプログラムをコンピュータにインストールして起動させることで、該コンピュータを診療報酬点数計算装置100として機能させることができる。なお、上記のプログラムを記録媒体に読み取り可能に構成したり、或いはネットワークを介してダウンロード可能な状態に構成したりするようにしてもよい。
区切り線設定部42(区切り線設定手段)は、表示装置10の表示領域内に、診療区分毎に区切り線により区切られる領域を設定する処理を行う。区切り線の設定は、ユーザからの操作情報により設定される。
診療項目受付処理部44(診療項目受付処理手段)は、区切り線設定部42によって設定された領域内において、診療区分に対応した診療項目の入力欄を表示して該診療項目の入力を促し、入力装置20を介した診療項目の受付処理を行う。そして、区切り線設定部42によって設定された領域内の入力欄に診療項目の入力が可能な状態で入力装置20を介して第1の操作情報が入力されたとき、診療項目受付処理部44は、この領域内において入力欄の表示位置にかかわらず該入力欄を含む当該領域内に追加入力欄を表示し該追加入力欄への診療項目の入力を促すことができる。
診療項目生成部46(診療項目生成手段)は、当該診療区分内の診療項目、又は上記の追加入力欄への入力によって新たに追加された診療項目を用いて診療項目を生成することができる。診療項目生成部46によって生成された診療項目は、当該診療区分又は別の診療区分内に表示装置10において表示される。
診療報酬点数計算部48(診療報酬点数計算手段)は、診療項目受付処理部44によって受け付けられた診療項目に基づいて、診療区分毎に診療報酬点数の計算処理を行う。また、診療報酬点数計算部48は、上記の追加入力欄に対して入力された診療項目を用いて、当該診療区分の診療報酬点数の再計算処理を行うことができる。更に、診療報酬点数計算部48は、診療項目受付処理部44によって受け付けられた診療項目と、診療項目生成部46によって生成された診療項目とに基づいて、診療区分毎に診療報酬点数の計算処理を行うことができる。この診療報酬点数の計算処理又は再計算処理においては、診療区分内の診療項目毎に、又は診療項目の組み合わせ等に対応した予め決められた診療報酬点数に数量と回数とを掛け合わせる等の所定の計算式によって診療報酬点数が求められる。
表示可否判断部50(表示可否判断手段)は、診療項目生成部46によって生成された診療項目を表示装置10に表示させるべきか否かの判断処理を行う。表示装置10に一度表示された、診療項目生成部46によって生成された診療項目に対するユーザの削除指示を履歴情報として保持しておき、表示可否判断部50は、この履歴情報に基づいて表示可否の判断を行う。
記憶装置30は、患者データベース32と、削除履歴テーブル34(削除履歴記憶手段)とを含む。患者データベース32には、診療入力対象の患者の診療履歴等の診療情報が記憶されており、少なくとも診療入力の際には患者データベース32に記憶される診療情報が読み出されて、診療入力後の情報が追加登録されて患者データベース32が更新される。削除履歴テーブル34には、診療項目生成部46によって生成された診療項目毎に、ユーザの削除指示の履歴が記憶されている。より具体的には、削除履歴テーブル34は、診療項目生成部46によって生成された診療項目を表示装置10に表示させた後、ユーザからの該診療項目の削除指示があったとき、該診療項目に対応した削除履歴を保持する。この削除履歴テーブル34は、患者データベース32に記憶される患者の来院毎に設けられることが望ましい。
以上のように、本実施形態では、現在位置にかかわらず該現在位置が含まれる当該診療区分内に追加の入力欄を設け、該入力欄で新たな診療項目を入力できるようにしたので、同一診療区分内での診療項目の入力や編集が簡素化できる。従って、例えばユーザが、同一診療区分内の医薬品名をすべて入力した後に、「用法」を入力し忘れた場合であっても、簡素な操作で当該診療区分内に「用法」を追加挿入することができ、入力作業を大幅に効率化できる診療報酬点数計算装置を提供できるようになる。
ここで、本実施形態における追加挿入の一例を表示装置10に表示された画面の一例を用いて説明する。
以下では、本実施形態における診療報酬点数計算装置100が、表示装置10の所定の表示領域内に、いわゆる表計算ソフトのように格子状にセルを表示し、1行を構成する各セルに診療項目が入力されるものとする。即ち、表示領域の水平方向に診療項目を表示し、表示領域の垂直方向に診療区分内の各診療項目を並べて表示し、水平方向の区切り線により診療区分毎に区切られた領域が形成されるものとする。この場合、当該診療区分は、水平方向に延びる区切り線によって他の診療区分と区切られて表示され、追加入力欄は、追加行としての行の挿入によって設けられる。
図3に、本実施形態における診療区分の説明図を示す。図3は、予め決められたコードに診療区分が対応づけられている様子を表している。
診療区分には、コード「11」に対応した「初診」、コード「12」に対応した「再診」やコード「21」に対応した「内服」等のように、コードと診療区分の内容が予め決められている。そして、診療区分に応じて、複数の診療項目が設定できるようになっている。このような診療区分には、例えば「診療行為」、「医薬品」、「特定器材」、「コメント」、「修飾語」、「用法」等の診療項目が設定できる。そして、診療項目、又は同一診療区分内の診療項目の組み合わせに応じて、診療報酬点数が決められており、これに「数量」や「回数」を掛け合わせることで、各診療区分内の診療報酬点数が求められる。
図4、図5、図6及び図7に、本実施形態における当該診療区分内における追加挿入の例の説明図を示す。図4〜図7は、表示装置10の画面の一例を表したものであり、それぞれ入力された診療項目が1行ずつ表示されている。画面の水平方向の実線が区切り線であり、この区切り線により区切られた領域に記載された診療項目が1つの診療区分内の診療項目となる。図4は、診療区分が「再診」、2種類の「内服」のそれぞれの診療項目が設定されている場合の表示装置10の画面G1の一例を表す。図5は、図4の画面G1の5行目を選択行として、「上挿入」の操作を行った後の画面G2の一例を表す。図6は、図4の画面G1の4行目を選択行として、「下挿入」の操作を行った後の画面G3の一例を表す。図7は、図6の画面G3の5行目に、「用法」を追加設定した後の画面G4の一例を表す。
診療入力の際、まず、ユーザは、制御装置40が生成した画像情報に基づいて表示装置10に表示された画面を見ながら1行ずつ診療項目を入力していく。図4では、「再診」の診療区分、「内服」の診療区分に、それぞれ診療項目が設定される。特に3行目と4行目で構成される「PL顆粒」等を診療項目とする診療区分は、5行目と6行目とで構成される「クラビット錠」を診療項目とする診療区分とは別の診療区分であり、2行目と3行目との間、4行目と5行目との間、6行目と7行目との間に、ユーザの操作により設定された区切り線が、実線で他の線と区別できるように表示されている。
ここで、図4の画面G1において、4行目と5行目とで構成される「PL顆粒」等を診療項目とする診療区分J1に、「用法」を追加する場合を考える。
例えば、図4の画面の5行目を選択行としてカーソルを移動させ、「上挿入」の操作を行うと、図5の画面G2に示すように選択行を空白行とし、図4の画面G1の5行目以降が1段ずつ下げられて表示される。この場合、「クラビット錠」を診療項目とする診療区分J2に行が追加されてしまうため、診療区分J1に「用法」を追加することはできない。
これに対して、図4の画面G1の4行目を選択行としてカーソルを移動させ、「下挿入」の操作を行うと、図6の画面G3に示すように、図4の画面G1の5行目が追加入力欄として複数のセルが並ぶ空白行(追加行)が挿入され、図4の画面G1の4行目と5行目との間の区切り線、図4の画面G1の5行目以降が1段ずつ下げられて表示される。これにより、診療区分J1に「用法」を追加することができるようになる。例えば、追加された空白行に、「用法」として「分3 毎食後」を入力すると、簡易な操作で、図7の画面G4に示すように診療区分の最下行に「用法」を追加で設定できるようになる。
なお、図4の画面G1の4行目を選択行としてカーソルを移動させ、「上挿入」の操作を行うと、図4の画面G1の4行目が追加入力欄として複数のセルが並ぶ空白行(追加行)が挿入され、図4の画面G1の4行目と5行目との間の区切り線、図4の画面G1の4行目以降が1段ずつ下げられて表示されることになる。
このように、選択行である現在位置にかかわらず、この選択行が位置する当該診療区分内に追加入力欄を挿入できるようにしたので、同一診療区分内の医薬品名をすべて入力した後に、「用法」を入力し忘れた場合であっても、簡素な操作で当該診療区分内に「用法」を追加挿入することができ、入力作業を大幅に効率化できるようになる。
このような本実施形態における診療報酬点数計算装置100の処理は、次のようなフローに従って行われる。
図8に、本実施形態における診療報酬点数計算装置100の処理例のフロー図を示す。図8は、診療入力の際に、行挿入処理にかかわる部分の処理例を表す。例えば、制御装置40を構成するROM又はRAMに図8に示す処理手順を指示するプログラムが記憶されており、制御装置40を構成するCPUがROM又はRAMから読み込んだプログラムに対応した処理を実行することで、ソフトウェア処理を実現できるようになっている。
図8の処理に先立って、例えば記憶装置30の患者データベース32から診療を受けた患者の情報が読み出されており、この患者の診療入力のための画面が表示装置10に表示されているものとする。
まず、例えば制御装置40の診療項目受付処理部44は、表示装置10の表示領域内に表示させたカーソルが位置するセルへの入力を促し、入力装置20を介した操作情報の入力待ち状態となる(ステップS30:N)。この入力待ち状態では、入力装置20を介して診療項目の内容の入力、挿入操作の入力、区切り設定の入力等を待つ。
ステップS30において、入力装置20を介して操作情報が入力されたとき(ステップS30:Y)、診療項目受付処理部44は、操作情報の解析を行う。より具体的には、入力装置20からの操作情報が、「下挿入」に対応する操作情報(第1の操作情報)又は「上挿入」に対応する操作情報(第2の操作情報)のとき(ステップS32:Y)、診療項目受付処理部44は、挿入処理を行う(ステップS34)。挿入処理では、選択行を基準に、上記したように行の「上挿入」や「下挿入」を行い、行の挿入後の画面を表示させる。挿入処理後、診療項目受付処理部44は、挿入した行が区切り線でとじられた領域内であるか否かを判別し(ステップS36)、区切り線でとじられて領域内ではないと判別したとき(ステップS36:N)、ステップS30に戻って、挿入された行を選択行として次の入力を待つ。
一方、ステップS32において、入力装置20からの操作情報が、「下挿入」に対応する操作情報(第1の操作情報)又は「上挿入」に対応する操作情報(第2の操作情報)ではないとき(ステップS32:N)、診療項目受付処理部44は、入力装置20からの操作情報が、「区切り線設定」に対応する操作情報であるか否かを判別する(ステップS38)。
ステップS38において、「区切り線設定」に対応する操作情報であると判別されたとき(ステップS38:Y)、区切り線設定部42は、区切り処理を行う(ステップS40)。この区切り処理では、既に診療項目が入力されている診療区分をとじたり、新規の診療区分の入力を開始させたりするものであり、少なくとも区切り線でとじられる診療区分の診療報酬点数計算処理を開始させるものである。
なお、ステップS36において挿入した行が区切り線でとじられた領域内にあると判別されたとき(ステップS36:Y)、ステップS40において、区切り線設定部42は、区切り処理を行う(ステップS40)。
ステップS40の区切り処理の終了後、診療報酬点数計算部48は、ステップS40で区切り線により区切られた診療区分の診療報酬点数や、ステップS34の挿入処理によって診療項目が挿入された診療区分の診療報酬点数の計算処理を行う(ステップS42)。その後、診療報酬点数計算部48は、ステップS42の計算処理の結果を、区切り内の診療報酬点数として表示装置10に表示させる処理を行い(ステップS44)、一連の処理を終了する(エンド)。
ステップS38において、「区切り線設定」に対応する操作情報ではないと判別されたとき(ステップS38:N)、診療項目受付処理部44は、入力装置20からの操作情報を受け付け、該操作情報に対応した処理を行い(ステップS46)、図8の一連の処理を終了する(エンド)。
図9に、図8のステップS34における挿入処理の詳細の処理例のフロー図を示す。例えば、制御装置40を構成するROM又はRAMに図9に示す処理手順を指示するプログラムが記憶されており、制御装置40を構成するCPUがROM又はRAMから読み込んだプログラムに対応した処理を実行することで、ソフトウェア処理を実現できるようになっている。
この挿入処理では、まず、診療項目受付処理部44は、入力装置20からの操作情報に基づいて「上挿入」に対応する操作情報であるか否かを判別し(ステップS50)、「上挿入」に対応する操作情報であると判別されたとき(ステップS50:Y)、選択行の直ぐ上が区切り線か否かを判別する(ステップS52)。選択行の直ぐ上が区切り線であると判別されたとき(ステップS52:Y)、区切り線の位置を保持したまま(ステップS54)、選択行以降のすべての行を1段下げる処理を行う(ステップS56)。一方、ステップS52において、選択行の直ぐ上が区切り線ではないと判別されたとき(ステップS52:N)、診療項目受付処理部44は、選択行以降のすべての行を1段下げる処理を行う(ステップS56)。
その後、診療項目受付処理部44は、選択行に空白行(追加行)を作成し(ステップS58)、この空白行にカーソルを移動させる処理を行って表示装置10に表示させることで、挿入された空白行への入力を促す(ステップS60)。
一方、ステップS50において、「上挿入」に対応する操作情報ではないと判別されたとき(ステップS50:N)、診療項目受付処理部44は、入力装置20からの操作情報に基づいて「下挿入」に対応する操作情報であるか否かを判別し(ステップS63)。ステップS63において、「下挿入」に対応する操作情報であると判別されたとき(ステップS63:Y)、選択行以降のすべての行を1段下げる処理を行う(ステップS64)。なお、ステップS63において、「下挿入」に対応する操作情報ではないと判別されたとき(ステップS63:N)、一連の処理を終了する(エンド)。
次に、診療項目受付処理部44は、選択行の直ぐ下が区切り線か否かを判別する(ステップS66)。選択行の直ぐ上が区切り線であると判別されたとき(ステップS66:Y)、下の区切り線を1段下げる処理を行う(ステップS68)。これにより、選択行より下に位置する区切り線もまた1段下げられる。
一方、ステップS66において、選択行の直ぐ上が区切り線ではないと判別されたとき(ステップS66:N)、診療項目受付処理部44は、選択行の1段下に空白行を作成し(ステップS70)、この空白行にカーソルを移動させる処理を行って表示装置10に表示させることで、挿入された空白行への入力を促す(ステップS60)。
ステップS62において、ステップS60で挿入された空白行への入力を受け付け(ステップS62:N)、例えば改行キー等が押下されて入力が終了したとき(ステップS62:Y)、一連の処理を終了する(エンド)。
このように、本実施形態によれば、診療区分毎に区切られた領域内の最下行を選択行として診療項目の入力が可能な状態で入力装置20を介して「下挿入」に対応する操作情報(第1の操作情報)が入力されたとき、診療項目受付処理部44は、選択行の下方向に位置する区切り線と該選択行との間に追加行を設けて表示し、該追加行に診療項目の入力を促すことができるようになる。そして、追加行に追加された診療項目の内容を加味して当該診療区分内の診療報酬点数を再計算することができるようになる。このため、同一診療区分内の医薬品名をすべて入力した後に、「用法」を入力し忘れた場合であっても、簡易な操作で「下挿入」によって当該診療区分内に「用法」を追加挿入することができ、診療報酬点数を正確に行えるようになる。
更に、本実施形態によれば、診療区分毎に区切られた領域内の所与の行を選択行として診療項目の入力が可能な状態で入力装置20を介して「上挿入」に対応する操作情報(第2の操作情報)が入力されたとき、診療項目受付処理部44は、選択行の上方向に追加行を設けて表示し、該追加行に診療項目の入力を促すことができる。このため、「下挿入」とは異なる挿入手段によって、診療項目の編集の効率化を図ることができるようになる。
図10に、図8のステップS40における区切り処理の詳細の処理例のフロー図を示す。例えば、制御装置40を構成するROM又はRAMに図10に示す処理手順を指示するプログラムが記憶されており、制御装置40を構成するCPUがROM又はRAMから読み込んだプログラムに対応した処理を実行することで、ソフトウェア処理を実現できるようになっている。
この区切り処理では、入力装置20から「区切り設定」に対応した操作情報が入力されたことを条件に、診療項目生成部46が、診療項目の解析処理を行う(ステップS80)。この解析処理においては、新たな診療項目の追加条件が予め決められた条件リスト(図示せず)を参照して、この条件リストに合致した診療項目又はその組み合わせを抽出する。ステップS80の処理の結果、条件リストに合致した診療項目又はその組み合わせが抽出されたとき新たな診療項目を追加すべきと判断して(ステップS82:Y)、当該診療区分内に診療項目と追加挿入する(ステップS84)、一連の処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS82において、ステップS80の処理の結果、条件リストに合致した診療項目又はその組み合わせが抽出されなかったとき(ステップS82:N)、一連の処理を終了する(エンド)。
このように、本実施形態によれば、本実施形態の「上挿入」又は「下挿入」によって挿入されて追加された診療項目を参照して診療項目を生成できるので、ユーザが追加すべき診療項目を検索する等の作業を省いて、より一層の効率化を図ることができるようになる。
なお、条件リストを参照する診療項目は、本実施形態の「上挿入」又は「下挿入」によって挿入されて追加された診療項目についても抽出対象となるため、診療項目生成部46は、追加された診療項目を用いて新たな診療項目を生成し、診療報酬点数計算部48は、診療項目受付処理部44によって受け付けられた診療項目と、診療項目生成部46によって生成された診療項目とに基づいて、当該診療区分の診療報酬点数の計算処理を行うことができるようになる。
続いて、図8〜図10で説明した処理により実現される本実施形態の他の機能の一例について、図11〜図13を参照しながら説明する。
図11、図12、及び図13に、本実施形態における診療報酬点数計算装置100が実現する機能の一例の説明図を示す。図11〜図13は、図4〜図7と同様に、表示装置10の画面の一例を表したものであり、それぞれ入力された診療項目が1行ずつ表示されている。図11は、診療区分が「再診」、2種類の「内服」、コードが「60」の「検査」のそれぞれの診療項目が設定されている場合の表示装置10の画面G10の一例を表す。図12は、図11の画面G10の14行目を選択行として、「下挿入」の操作を行った後の画面G12の一例を表す。図13は、図12の画面G11の15行目に、新たな診療項目を入力した後の画面G12の一例を表す。
図11の画面G10のうち「検査」の診療区分J10に着目すると、「Amy」、「γ−GTP」、「TG」、「TP」、「LDH」、「グルコース」、「UA」という7種類の診療項目が設定されている。この7種類の診療項目を設定し、入力装置20で「区切り設定」の操作情報を入力することで、診療項目生成部46は、これらの診療項目を解析し、「生化学検査Iまるめ5〜7項目」という診療項目を生成し、診療区分J10の最下行に挿入して表示装置10に表示させる。これにより、診療報酬点数計算部48は、上記の7種類の診療項目に新たに追加された診療項目に対応した診療報酬点数計算を行い、その結果である「100」を診療区分J10の診療報酬点数として表示装置10に表示させる。
ここで、診療区分J10において、新たな検査項目を追加する必要が生じた場合、ユーザは図11の画面G10の14行目を選択行として「下挿入」の操作情報を入力すると、診療項目受付処理部44は、図12の画面G11に示すように、図11の画面G10の15行目に空白行を生成すると共に、画面G10の15行目以降の診療項目を1段下げて表示させる。
図12の画面G11の15行目を選択行として、新たな検査項目「Alb」である診療項目を受け付けると、診療項目受付処理部44は、図13の画面G12に示すように診療区分J10内の診療項目を表示装置10に表示させる。このとき、診療項目生成部46は、診療区分J10内の診療項目を解析し、「生化学検査Iまるめ8〜9項目」を生成し、図11の画面G10及び図12の画面G11に表示されていた「生化学検査Iまるめ5〜7項目」に代えて、診療項目に新たに設定する。
そして、診療報酬点数計算部48は、「Amy」、「γ−GTP」、「TG」、「TP」、「LDH」、「グルコース」、「UA」という7種類の診療項目と、「Alb」の診療項目とにより生成される「生化学検査Iまるめ8〜9項目」という診療項目とに基づいて診療報酬点数を再計算する。「生化学検査Iまるめ5〜7項目」や「生化学検査Iまるめ8〜9項目」の診療項目については、予め診療報酬点数が決められているため、図11の画面G10では診療区分J10の診療報酬点数を、図13の画面G12に示すように「100」から「109」に更新でき、同一診療区分内の診療項目を追加で挿入した場合でも、正確な診療報酬点数計算を効率的な作業の中で行うことができるようになる。
ところで、診療項目生成部46によって生成される診療項目は、生成されるたびに表示装置10に表示されてしまうと、却って煩わしくなる場合がある。
そこで、例えば診療項目生成部46によって生成された診療項目が表示装置10に表示された後、入力装置20からの操作情報によりこの診療項目の削除を指示されたとき、診療項目受付処理部44は、当該診療区分内の削除履歴を保存する処理を行う。この削除履歴は、記憶装置30に削除履歴テーブル34として記憶される。そして、同様に診療項目生成部46によって診療項目が生成されたとき、表示可否判断部50は、記憶装置30に記憶された削除履歴テーブルを参照して、この診療項目を表示装置10に表示すべきか否かを判別し、表示すべきと判断したことを条件にこの診療項目を表示装置10に表示させる。
これにより、診療項目生成部46によって生成された診療項目を表示装置10に表示させた後、該診療項目の削除指示があったとき、該診療項目に対応した削除履歴を保持する削除履歴テーブル34を設けた場合に、表示可否判断部50によって、表示装置10に表示すべきと判断されたことを条件に、診療項目生成部46によって生成された診療項目を表示装置10に表示させることができる。
例えば、一度、削除を指示された診療項目については、診療項目生成部46によって同じ診療項目が生成されたとしても、この診療項目については表示装置10への表示を行わないようにすることが望ましい。こうすることで、診療項目生成部46によって生成された診療項目が表示装置10に表示されてしまう煩わしさを無くすことが可能となる。
以上、本発明を、診療報酬点数計算装置及びその処理方法等を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明を実現するための診療報酬点数計算装置の処理方法の処理手順が記述されたプログラムや、該プログラムが記録された記録媒体であってもよい。
また、本発明を上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記の実施形態では、入力欄としてセルを例に説明したが本発明はこれに限定されるものではない。また、上記の実施形態では、追加入力欄として、セルが水平方向に並ぶ行が挿入されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
(2)上記の実施形態では、表示装置10の表示領域にセルを表示させて、このセルに診療項目等を入力及び表示させるようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではない。
10…表示装置、 20…入力装置、 30…記憶装置、 32…患者データベース、
34…削除履歴テーブル、 40…制御装置、 42…区切り線設定部、
44…診療項目受付処理部、 46…診療項目生成部、 48…診療報酬点数計算部、
50…表示可否判断部、 100…診療報酬点数計算装置、
G1〜G4,G10〜G12…画面、 J1,J2,J10…診療区分

Claims (9)

  1. 診療区分毎に診療報酬点数の計算を行う診療報酬点数計算装置であって、
    前記診療報酬点数計算装置は、
    表示手段の表示領域内に、診療区分毎に区切り線により区切られた領域を設定する区切り線設定手段と、
    前記区切り線設定手段によって設定された前記領域内において、診療区分に対応した診療項目の入力欄を表示して該診療項目の入力を促し、所与の入力手段を介して前記診療項目の受付処理を行う診療項目受付処理手段と、
    前記診療項目受付処理手段によって受け付けられた前記診療項目に基づいて、前記診療区分毎に診療報酬点数の計算処理を行う診療報酬点数計算手段とを含み、
    前記区切り線設定手段によって設定された前記領域内の入力欄に診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して第1の操作情報が入力されたとき、
    前記診療項目受付処理手段は、前記入力欄の表示位置にかかわらず該入力欄が含まれる当該領域内に追加入力欄を表示し該追加入力欄への診療項目の入力を促し、前記診療報酬点数計算手段は、前記追加入力欄に対して入力された診療項目を用いて、当該診療区分の診療報酬点数の再計算処理を行う診療報酬点数計算装置であり、
    前記診療報酬点数計算装置は、
    前記追加入力欄への診療項目を用いて診療項目を生成する診療項目生成手段をさらに含み、
    前記診療項目生成手段は、前記追加入力欄に入力された新たな診療項目の解析を行い、予め決められた条件リストを参照して、前記新たな診療項目の追加条件が前記条件リストに合致した診療項目又はその組み合わせから新たな診療項目を生成し、
    前記診療報酬点数計算手段は、
    前記診療項目受付処理手段によって受け付けられた前記診療項目と、前記診療項目生成手段によって生成された前記新たな診療項目とに基づいて、前記診療報酬点数の計算処理を行う、
    ことを特徴とする診療報酬点数計算装置。
  2. 請求項1において、
    前記表示領域の水平方向に前記診療項目を表示し、前記表示領域の垂直方向に各診療項目を並べて表示し、前記水平方向の前記区切り線により診療区分毎に区切られた領域が形成される場合に、
    前記診療区分毎に区切られた領域内の最下行を選択行として前記診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して前記第1の操作情報が入力されたとき、前記診療項目受付処理手段は、前記選択行の下方向に位置する区切り線と前記選択行との間に追加行を設けて表示し、該追加行に診療項目の入力を促すことを特徴とする診療報酬点数計算装置。
  3. 請求項2において、
    前記診療区分毎に区切られた領域内の所与の行を選択行として前記診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して第2の操作情報が入力されたとき、前記診療項目受付処理手段は、前記選択行の上方向に追加行を設けて表示し、該追加行に診療項目の入力を促すことを特徴とする診療報酬点数計算装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記診療項目生成手段によって生成された診療項目を表示手段に表示させた後、該診療項目の削除指示があったとき、該診療項目に対応した削除履歴を保持する削除履歴記憶手段と、
    前記診療項目生成手段によって生成された診療項目を前記削除履歴記憶手段に基づいて表示手段に表示すべきか否かを判断する表示可否判断手段とを含み、
    前記表示可否判断手段によって、前記表示手段に表示すべきと判断されたことを条件に、前記診療項目生成手段によって生成された診療項目を前記表示手段に表示させることを特徴とする診療報酬点数計算装置。
  5. 診療区分毎に診療報酬点数の計算を行う診療報酬点数計算装置の処理方法であって、
    前記診療報酬点数計算装置の処理方法は、
    表示手段の表示領域内に、診療区分毎に区切り線により区切られた領域を設定する区切り線設定ステップと、
    前記区切り線設定ステップにおいて設定された前記領域内において、診療区分に対応した診療項目の入力欄を表示して該診療項目の入力を促し、所与の入力手段を介して前記診療項目の受付処理を行う診療項目受付処理ステップと、
    前記診療項目受付処理ステップにおいて受け付けられた前記診療項目に基づいて、前記診療区分毎に診療報酬点数の計算処理を行う診療報酬点数計算ステップとを含み、
    前記区切り線設定ステップにおいて設定された前記領域内の入力欄に診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して第1の操作情報が入力されたとき、
    前記診療項目受付処理ステップは、前記入力欄の表示位置にかかわらず該入力欄が含まれる当該領域内に追加入力欄を表示し該追加入力欄への診療項目の入力を促し、前記診療報酬点数計算ステップは、前記追加入力欄に対して入力された診療項目を用いて、当該診療区分の診療報酬点数の再計算処理を行う診療報酬点数計算装置の処理方法であり、
    前記診療報酬点数計算装置の処理方法は、
    前記追加入力欄への診療項目を用いて診療項目を生成する診療項目生成ステップをさらに含み、
    前記診療項目生成ステップは、前記追加入力欄に入力された新たな診療項目の解析を行い、予め決められた条件リストを参照して、前記新たな診療項目の追加条件が前記条件リストに合致した診療項目又はその組み合わせから新たな診療項目を生成し、
    前記診療報酬点数計算ステップは、
    前記診療項目受付処理ステップにおいて受け付けられた前記診療項目と、前記診療項目生成ステップによって生成された前記新たな診療項目とに基づいて、前記診療報酬点数の計算処理を行う、
    ことを特徴とする診療報酬点数計算装置の処理方法。
  6. 請求項5において、
    前記表示領域の水平方向に前記診療項目を表示し、前記表示領域の垂直方向に各診療項目を並べて表示し、前記水平方向の前記区切り線により診療区分毎に区切られた領域が形成される場合に、
    前記診療区分毎に区切られた領域内の最下行を選択行として前記診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して前記第1の操作情報が入力されたとき、前記診療項目受付処理ステップは、前記選択行の下方向に位置する区切り線と前記選択行との間に追加行を設けて表示し、該追加行に診療項目の入力を促すことを特徴とする診療報酬点数計算装置の処理方法。
  7. 請求項6において、
    前記診療区分毎に区切られた領域内の所与の行を選択行として前記診療項目の入力が可能な状態で前記入力手段を介して第2の操作情報が入力されたとき、前記診療項目受付処理ステップは、前記選択行の上方向に追加行を設けて表示し、該追加行に診療項目の入力を促すことを特徴とする診療報酬点数計算装置の処理方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれかにおいて、
    前記診療項目生成ステップにおいて生成された診療項目を表示手段に表示させた後、該診療項目の削除指示があったとき、該診療項目に対応した削除履歴を保持する削除履歴記憶ステップと、
    前記診療項目生成ステップにおいて生成された診療項目を前記削除履歴に基づいて表示手段に表示すべきか否かを判断する表示可否判断ステップとを含み、
    前記表示可否判断ステップにおいて、前記表示手段に表示すべきと判断されたことを条件に、前記診療項目生成ステップにおいて生成された診療項目を前記表示手段に表示させることを特徴とする診療報酬点数計算装置の処理方法。
  9. 請求項5乃至8のいずれか記載の診療報酬点数計算装置の処理方法を、コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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