JP5437731B2 - シリンダー錠 - Google Patents
シリンダー錠 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5437731B2 JP5437731B2 JP2009180167A JP2009180167A JP5437731B2 JP 5437731 B2 JP5437731 B2 JP 5437731B2 JP 2009180167 A JP2009180167 A JP 2009180167A JP 2009180167 A JP2009180167 A JP 2009180167A JP 5437731 B2 JP5437731 B2 JP 5437731B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- auxiliary
- pin
- inner cylinder
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 29
- 230000009471 action Effects 0.000 claims description 16
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 6
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
ところで、従来のキーチェンジシステムのシリンダー錠は、構造が複雑なうえ極めて高価なものとなり、誤作動も多く、実用不可能なものであった。また鍵違いが多く設定できないという欠点もあった。
(第1の従来例) 図14乃至図18に基づいて、以下に第1の従来例を説明する。図14乃至図17は、第1のキーから新たな第2のキーを合鍵として設定するまでの動作を示す断面図で、図18は図15の一部拡大図である。図において、101は外筒、102は内筒である。該内筒102は外筒101に対してシャーラインSLで回動可能としている。103はキー穴である。104は前記外筒101に設けた外筒101の上ピン孔であり、105は内筒102の下ピン孔である。上下一対の連通するピン孔104と105は、複数(本例では6ヶ所)形成されている。このピン孔104と105に上ピン106と下ピン107が夫々収容され、また、適宜箇所には、上ピン106と下ピン107との間に補助ピン108が介在してある。前記上ピン106は天井部からバネ109により付勢保持されている。一方、下ピン107は内筒の下ピン孔105内に摺動可能に嵌装されている。なお、下ピン107の上端面107Aに嵌合凹部107Bを形成している。
そして、第1のキー110を図14において90度右に回動させると、図15の如く、下ピン孔105,105は図面上、左右の補助ポケット111,111に対応し、内筒102と共に回動した補助ピン108が補助上ピン112の磁石112Aに吸着される。したがって、作用ピン108Bの頭部108B2の一端が補助ピン112の本体112B内に嵌合するとともに、作用ピン108Bの軸部108B1が下ピン107の嵌合凹部107Bから脱出し、その結合を解除する。
すなわち、第2のキー120は、第1のキー110の上の鍵山110Aに対して回転中心から上の鍵山120Aまでの寸法が前記補助ピン108の筒体108Aの寸法だけ短く、また、第2のキー120の下の鍵山120Bまでの寸法は、第1のキー110の下の鍵山110Bまでの寸法よりも筒体108Aの寸法だけ長い。したがって、図16に示すように、左側の補助ポケット111には補助ピン108が下ピン107との係合を解かれた状態で補助ポケット111へ押し入り、補助ピン108と下ピン107との境界線GがシャーラインSLと一致する。また、図の右側の補助ポケット111では、補助ピン108が補助ポケット111から内筒102側へ押し出され、磁石112Aに吸着された作用ピン108Bの頭部108B2の一端が補助上ピン112の本体112Bに侵入した状態となる。
この状態では、頭部108B2がシャーラインSLを跨いだ状態となるので内筒の回動は阻止された状態となるが、第2のキー120により内筒に回動力を与えると、作用ピン108Bの頭部のテーパーの作用により、作用ピン108Bが本体112Bの磁石112Aより離反し、下ピン107に係合し補助ピン108と下ピン107との境界線GがシャーラインSLと完全に一致し、回動可能となる。そして第2のキー120を90度元の位置まで回動復帰させると図17に示す如くなる。図17と図14を対比すれば明らかなように、補助ピン108は各々対応する下ピン孔105と補助ポケット111において位置を変換されている。すなわち、図17では、解錠条件が変更されて、第2のキー120が合鍵として設定されたのである。
従って、シリンダー錠自体が極めて高価なものとなった。しかも、前記第2の態様に示すように、補助ピン108´のテーパー部108C´の部位でシャーラインSLと一致する解錠条件となっている場合、合鍵であるキー110をキー穴103に差し込んで内筒102を回そうとしてトルクをかけると、補助ピン108´と補助ポケット111´の周壁との間に隙間Hが生じていたため、補助ピン108´のテーパー部108C´の作用によって補助ピン108´が大きく傾き、補助ピン108´が補助ポケット111´内で転覆する虞れもあり、誤作動が起き易く、耐久性にも問題があった。
結局、第2の従来例も実用には不向きであった。
前記補助ポケットの全てあるいは任意の箇所に補助上ピンと補助ピンを収容し、且つ、補助ポケットが内筒に形成された下ピン孔と対向するリセット状態でセットするキーを挿入して、前記一定角度だけ戻して回動させてセット状態とし、キーをキー穴から抜き取ることによって、当該キーを合鍵として操作可能な状態にセットでき、更に新たなキーにセットする場合は、現在使用しているキーでリセット状態まで回動してキーを抜き、この状態で新たなキーを挿入して元のセット状態まで戻してキーを抜くことにより、新たなキーを合鍵としてセットできるシリンダー錠であって、後述する如く、請求項1〜3の構成を特徴とするシリンダー錠を提供する。
前記係合機構により下ピンに係合した補助ピンは、内筒の下ピン孔が補助ポケットに対向する内筒の回動位置(リセット状態位置)においては、補助ポケットの長さを補助ピンが移動可能な長さに設けることによりキーによる内筒の回動操作で前記係合機構の作用により補助ピンと下ピンとの係合が解除できるようにしてあるとともに、内筒の下ピン孔が上ピン孔に対向する内筒の回動位置(セット状態位置)においては、上ピン孔の長さを補助ピンが移動不可能な長さに設けてあることにより合鍵と異なるキーによる内筒の回動操作では補助ピンは下ピンとの係合が解除できないように構成してあることを特徴とする。
前記外筒には、第1の上ピン孔群と第2の上ピン孔群と第3の上ピン孔群のそれぞれの位置を基準として、キー穴にキーを挿入して内筒を時計方向に一定角度α回動した場合に、内筒の第1、第2、第3の下ピン孔群のそれぞれに対向する位置に、第1、第2、第3の3列の補助ポケット群を設けてなることを特徴とする。
リセットキーにより前記クラッチ機構の連係状態を解除して非連係状態とすることにより、錠のハブとは無関係に内筒が360°回動可能に構成してなることを特徴とする。
しかも、第1の従来例の如く磁石の使用による、鉄粉やホコリに基因する作動不良や誤動作が起きることもなく、耐久性にも優れたシリンダ−錠を提供できる。
また、セット状態位置において「上ピン孔の長さU2を補助ピン8が移動不可能な長さに設ける」とは、合鍵と異なるキーによる内筒4の回動操作では、補助ピン8は、下ピン7との係合機構(補助ピン8の凸部8Bと下ピン7の凹部7B)により下ピン7と係合したままで係合が解除できず内筒4を回動できないことを意味する。この上ピン孔の長さU2を補助ピン8が移動不可能な長さにする方法としては、実施例1の図1〜図8に示しているように、従来のものと同様に高くして上ピン6の長さを長くする方法、または図示していないが上ピン孔A1、B1、C1を閉塞する天井15を従来のものより低くする方法を採用するとよい。
この実施例のシリンダー錠1では、工場から出荷時の初期状態では、図1の(B)のリセット状態とされる運用が好ましく、最初に使用されるキーK1をこのリセット状態のキー穴に挿入し、セット状態まで回動してキーK1を抜き取ることにより、シリンダー錠はキーK1にセットされる。次に現在使用しているキーK1から新しいキーK2を合鍵としてセットする場合、キーK1でリセット状態まで回動し、そのリセット状態でキーK1を抜き取る。次に、新しいキーK2を差し込み、セット状態に回動し(元の位置に戻し)、キーK2を抜き取ることにより、新しいキーK2にセットすることができる。また、この実施例では、補助ポケット群を第1〜第3の補助ポケット群A´,B´,C´の3箇所で設ける構成としたが、1箇所だけに補助ポケット群を設ける構成としても良いし、3箇所以上に設けることも可能である。また、一つの補助ポケット群に対する補助ポケット9の数をこの実施例では、8個としているが、これを増減させることも任意である。しかしながら、補助ポケット9の数を減らすことで、新しいキーKに変更できる種類の数(鍵違いの数)が減少するので、鍵違いの数を増やすためには補助ポケットの数を増やすことが好ましい。さらに、補助ポケットの全てに補助ピンを介在させてもよく、任意の箇所に介在させてもよい。なお、鍵違いの数を増やすためには本実施例の如く補助ポケットの全てに補助ピンを介在すればよい。
なお、このリセット状態では予め設定したキー(K1,K2,・・・,KN)は全て回動可能であり、セット状態に戻してキーを抜くことにより、全てのどのキーにでもセットすることができる。
そして、上側KU(又は下側KD)の鍵山は、図1の(A)のセット状態で挿入した時は、図5の(A)の如く第1の上ピン孔群Aと対向する。なお、キーK1を図1の(B)のリセット状態で挿入した時は、図3の(A)の如く下側KD(又は上側KU)の鍵山が第1の補助ピン及び補助上ピン群A´に対向する。
図6の(B),(C)に示されるように、キーK1の右側KRに設けた鍵山(谷部KBや山部KA)は、180°回転対称位置であるキーK1の左側KLの部分にも設けられており、同様に図7の(B),(C)に示されるように、キーK1の左側KLに設けた鍵山は、180°回転対称位置であるキーK1の右側KRの部分にも設けられている。従って、キーK1は、上下(または左右)逆向きに挿入しても操作可能である。
なお、図1の(B)のリセット状態でキーK1を挿入した時も上記と同様に、キーK1の挿入部の右側KRの鍵山(谷部KBや山部KA)は第2の補助ポケット群B´に対向し、左側KLの鍵山(谷部KBや山部KA)は第3の補助ポケット群C´に対向するように設けられている。
また、図9の(A)はキーK1の平面図、(B)はその正面図を示すもので、上側KUに4ヶ所皿穴が形成されこれが鍵山の谷部KBであり、山部KAは皿穴が形成されていない平面部である。そして、図3の(A),(B),(C)に示すように、谷部KBと対向する部分では下ピン7がバネ10の付勢により谷部KBに落ち込み、補助ピン8と補助上ピン11との境界線FがシャーラインSLと一致し、内筒4は回動可能となる。
なお、キーK1の正面図の中央より少し下の部分に5ヶ所の鍵山(谷部KB)が形成されているが、これはキーK1の右側KRの中央より少し上部に設けられた右側の鍵山(谷部KB)の180°回転対称位置に設けられている鍵山である。
従って、キ−K1を逆向きに挿入した場合でも、上側の上ピン孔群AにはキーK1の下側の鍵山が対向し、中央より少し上の部分にある右側の上ピン群Bには、キーK1の左側KLの鍵山が対向し、左側の上ピン孔群CにはキーK1の右側KRの鍵山が対向することとなり、キーK1の操作が可能である。
そして、補助ポケット群A´,B´,C´の全ての補助ポケット9の長さ(深さ)は上記のように設けてあり、補助ポケット群A´,B´,C´に対向する位置(リセット状態)では全ての補助ピン8は補助ポケット9内に移動可能である。
即ち、リセット状態では、このシリンダー錠1に設定したキー(チェンジキー)K1〜KNの全てで内筒4の回動が可能となるのである。
なお、図5の(D)は、このセット状態でキーK1を抜いた状態であり、シリンダー錠1はキーK1にセットされたことになる。
また、前記の通りキーK1の上側KUと下側KDの鍵山と、右側KRと左側KLの鍵山はそれぞれ180°回転対称位置に設けてあるので、このキーK1は逆向きに挿入しても内筒4の回動が可能である。つまり、キー操作が可能である。
図5の(D)のキーK1にセットされた状態で別のキーK2をキー穴3に挿入した状態を示すのが図8である。図8の(A)は図1の(A)のA−a−b−A´断面図、(B)は図8の(A)のX1−X1´断面図、(C)は図8の(A)のX2−X2´断面図である。
また、図8の(A),(C)に示すようにキーK2のX2−X2´部位では、補助ピン8は介在しておらず、上ピン6の一部が内筒2の下ピン孔4Aに入り込んで上ピン6がシャーラインSLを跨いだ状態となっており、内筒2は回動できない。即ち、キーK1にセットされたシリンダー錠1を別のキーK2で操作することは不可能である。
なお、他の別のキーK3,・・・,KNでも、鍵山形状がキーK1と異なるので操作することは不可能である。
上記に説明した実施例1では、セットされたキー(例えばK1)は、360°回動可能であるので、キーK1をリセット位置まで回動して、その位置でキーを抜く事態が起り得る。そして、そのリセット位置で誤まって例えば別のキーK2を挿入してセット状態に回動してキーK2を抜くと、シリンダー錠1がキーK2にセットされてしまい、キーK1の使用ができないという不都合が生じる恐れがあった。
そこで、実施例2のシリンダー錠ではクラッチ機構を設け、通常使用するキー(K1,K2,・・・,KN)ではリセット位置まで回動できないようにし、リセット位置まで回動して新しいキーにセットするためには必ず特定のリセットキーを要するようにしたものである。従って、誤ってリセットされ新しいキーにセットされるという不都合を解消できる。
なお、このキーK1は前記の実施例1のシリンダー錠1で使用するキーK1と全く同じキーであるが、後述するようにこのキーK1ではクラッチ機構を解除できないので、リセット位置(即ち一定角度α)まで回動できない。
なお、座金30にはピン31,31が突設されており、クラッチ板40にはこのピン31が係合する穴42,42が設けられ、常に図11に示されるように、座金30のピン31,31がクラッチ板40の穴42,42に係合している連係状態にある。
従って、図11の状態(クラッチ機構20の連係状態)では、内筒4の回動により、座金30のピン31,31を介してクラッチ板40も一体に回動する。
ところで、キーK1による錠Mの施錠、解錠操作は通常の施錠、解錠操作と同じであり、キーK1を時計(反時計)方向に90°回してハブ60を回動させて施錠し、90°戻してキーK1を抜く。また、キーK1を反時計(時計)方向に90°回して解錠し90°戻してキーK1を抜く操作となる。
なお、時計(反時計)方向に90°回して施錠または解錠した時、ハブ60はそれ以上回らないように構成されている。即ち、キーK1では図1の(A)のセット状態から時計方向および反時計方向に90°しか回すことができないので、セット状態から時計方向に155°の一定角度で設けられているリセット位置までは回せないのである。
ところで、図示しないがカム50のカム片51とハブ60の係合穴60Aとの係合関係は、90°の遊びを設けてあり、90°キーを戻す時ハブは不動であり施錠および解錠状態が保持される周知の構造である。
次に、図13は図11のキーK1にセットされた状態でキーK1を抜き、リセットキーRK1を挿入した状態を示す。
リセットキーRK1の鍵山は前記の通りキーK1と全く同じに形成してあるので、鍵山
とピン群との動作はキーK1と同じであり、リセットキーRK1によっても内筒は回動可能である。
ところで、リセットキーRK1はキーK1より長く設けてあり、挿入した時その先端部がクラッチ板40の凸部43を押して、クラッチ板40をバネ54の付勢力に抗してカム50の方向に押し込む。そうすると、クラッチ板40の穴42,42と座金30のピン31,31との係合が解除され、クラッチ機構20は非連係状態となるので、座金30の回動は規制されなくなり、内筒は360°自由に回動可能となる。従って、リセットキーRK1では、リセット位置まで回動することができる。
(このキーチェンジ方法は、リセットキーRK1によりクラッチ機構を解除する以外、鍵山と下ピンや補助ピンおよび上ピン等の関係や動作は実施例1と全く同じである。)
なお、使用するキーに対応するリセットキーは管理人が管理し、住人の転出入等によるキーチェンジが必要となった都度管理人がリセットキーを用いてリセットし、新しいキーにキーチェンジを行うようにする運用が好ましい。
2 外筒
3 キー穴
4 内筒
4A、4B、4C 下ピン孔
5 バネ
6 上ピン
7 下ピン
7A テーパー部
7B 凹部
8 補助ピン
8A テーパー部
8B 凸部
9 補助ポケット
10 バネ
11 補助上ピン
15 天井
20 クラッチ機構
30 座金
40 クラッチ板
50 カム
60 ハブ
60A 係合穴
70 カバー
80 ケース
A 第1の上ピン孔群
A1 第1の上ピン孔
A´ 第1の補助ポケット群
B 第2の上ピン孔群
B1 第2の上ピン孔
B´ 第2の補助ポケット群
C 第3の上ピン孔群
C1 第3の上ピン孔
C´ 第3の補助ポケット群
K1 キー
K2 別のキー
RK1 リセットキー
D 扉
α 一定角度
M 錠
SL シャーライン
Claims (3)
- 長手方向に複数の上ピン孔を有するとともに該上ピン孔にはバネにより内筒方向に付勢された上ピンを有する外筒と、該外筒に回動自在に嵌挿されるとともに、キー穴を貫通し前記外筒の複数の上ピン孔と対向する複数の下ピン孔を有するとともに該下ピン孔には下ピンを有する内筒と、前記外筒の上ピン孔から一定角度の回動位置であって内筒の下ピン孔と対向する位置に設けた複数の補助ポケットと、前記補助ポケットの全てあるいは任意の箇所に、バネにより内筒方向に付勢された補助上ピンと補助ピンとを設けると共に、該補助ピンを前記下ピンに係合させる係合機構とを備えてなる、施解錠用のキーを変更することが可能なシリンダー錠であって、
前記係合機構により下ピンに係合した補助ピンは、内筒の下ピン孔が補助ポケットに対向する内筒の回動位置(リセット状態位置)においては、補助ポケットの長さを補助ピンが移動可能な長さに設けることによりキーによる内筒の回動操作で前記係合機構の作用により下ピンとの係合が解除できるようにしてあるとともに、内筒の下ピン孔が上ピン孔に対向する内筒の回動位置(セット状態位置)においては、上ピン孔の長さを補助ピンが移動不可能な長さに設けてあることにより、合鍵と異なるキーによる内筒の回動操作では補助ピンは下ピンとの係合が解除できないように構成してあることを特徴とするシリンダー錠。 - 外筒に形成した上ピン孔群は外筒の円周方向に間隔をおいて第1、第2、第3の3列設けるとともに、内筒には前記上ピン孔群に対向して第1、第2、第3の3列の下ピン孔群を設け、
前記外筒には、第1の上ピン孔群と第2の上ピン孔群と第3の上ピン孔群のそれぞれの位置を基準として、キー穴にキーを挿入して内筒を時計方向に一定角度α回動した場合に、内筒の第1、第2、第3の下ピン孔群のそれぞれに対向する位置に、第1、第2、第3の3列の補助ポケット群を設けてなることを特徴とする請求項1に記載のシリンダー錠。 - 前記長手方向に複数の上ピン孔を設けた上ピン孔群は、外筒の複数個所に設けてなり、それぞれの上ピン孔群を形成した位置を基準として、前記一定角度の回動位置に複数の補助ポケットからなる補助ポケット群をそれぞれ設ける一方、
キーによる内筒の回動により、クラッチ機構を介して常に連係状態にある錠のハブを連動して回動し、錠の施錠部材を作動して施錠、解錠するように設けると共に、
リセットキーにより前記クラッチ機構の連係状態を解除して非連係状態とすることにより、錠のハブとは無関係に内筒が360°回動可能に構成してなることを特徴とする請求項1または2に記載のシリンダー錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009180167A JP5437731B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | シリンダー錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009180167A JP5437731B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | シリンダー錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011032732A JP2011032732A (ja) | 2011-02-17 |
JP5437731B2 true JP5437731B2 (ja) | 2014-03-12 |
Family
ID=43762075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009180167A Active JP5437731B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | シリンダー錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5437731B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5844832B2 (ja) * | 1979-12-28 | 1983-10-05 | 株式会社 ゴ−ル | ピンタンブラ−錠 |
JPH0782934A (ja) * | 1993-09-16 | 1995-03-28 | Sanpourotsuku:Kk | シリンダー錠 |
JP4644529B2 (ja) * | 2004-09-09 | 2011-03-02 | 株式会社シブタニ | シリンダ錠 |
-
2009
- 2009-07-31 JP JP2009180167A patent/JP5437731B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011032732A (ja) | 2011-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5016485B2 (ja) | 鍵再設定可能な錠組立体 | |
TWI515355B (zh) | 鑰匙及圓盤鎖筒柱鎖 | |
US6758073B2 (en) | Lock assembly | |
US5634359A (en) | Removable core lock with latch alignment and limited latch rotation | |
EP0083638A1 (en) | CYLINDLE LOCK MECHANISM. | |
US20070193317A1 (en) | Programmable lock with integral change tooling | |
KR20060009915A (ko) | 신속 변경 자물쇠 | |
WO2009122226A1 (en) | Axial spring balancing pin tumbler lock | |
US2596720A (en) | Cylinder lock | |
US8485006B2 (en) | Disc tumbler cylinder lock and key combination | |
US20120204611A1 (en) | Exchangeable cylinder lock assembly | |
US10428556B2 (en) | High security locking system which forms a deviating picking path and associated deviated key | |
US3695073A (en) | Disc and sidebar cylinder lock | |
JP5437731B2 (ja) | シリンダー錠 | |
CN104179394B (zh) | 锁及钥匙 | |
JP5563358B2 (ja) | 可変式シリンダー錠 | |
JP4476008B2 (ja) | ピンタンブラー錠 | |
JP4530295B2 (ja) | キーコード変換式シリンダ錠 | |
JP2007277973A (ja) | 可変式シリンダ錠 | |
JPH0319347B2 (ja) | ||
JP4320332B2 (ja) | 可変式シリンダ錠 | |
JPH0340190B2 (ja) | ||
WO2005014961A2 (en) | “lock device” | |
JP4128375B2 (ja) | 施解錠装置 | |
JP6045020B2 (ja) | 防犯錠前装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120704 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130514 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5437731 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |