JP5437210B2 - 液晶表示素子 - Google Patents

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Description

本発明は、マルチプレックス駆動される垂直配向型液晶表示素子に関する。
図11は、従来の垂直配向型液晶表示素子の基本構成例を示す。従来の垂直配向型液晶表示素子は、透明な上側基板4と、それに対向する透明な下側基板5とを備えており、両基板間に誘電率異方性が負(Δε<0)、複屈折率Δnの液晶材料を含むモノドメイン液晶層30が厚さdで設けられる。上側基板4の液晶層30側には上側透明電極11が、下側基板5の液晶層30側には下側透明電極15が設けられる。透明電極11,15を覆うように垂直配向膜12,14が設けられ、モノドメイン垂直配向型液晶セル9を構成する。なお、垂直配向膜12,14の少なくとも一方には配向処理が施される。上下基板4,5の液晶層30とは反対側に、それぞれ偏光板10、20がクロスニコルで配置される。
表示領域18は、透明電極11,15が液晶層30を挟んで重なり合う部分に画定される。電圧無印加時、液晶層30の液晶分子は透明基板4,5に対してほぼ垂直に配向しており、面内方向で屈折率がほぼ等方的であるため、クロスニコル配置の偏光板10,20と組み合わせることにより表示領域18の暗状態が実現される。液晶層30に透明電極11,15を介して電圧が印加されると、液晶層30の液晶分子が透明基板4,5に対して倒れて、面内方向で屈折率が異方的になるため、入射光がクロスニコル配置の偏光板10,20を透過して表示領域18の明状態が実現される。
液晶表示素子の駆動に用いられる電極構成として、セグメント電極構成(7セグメント表示や固定パターン表示などを含む)や単純マトリクス型ドットマトリクス電極構成がある。セグメント電極構成の場合、一方の透明基板にはその基板を覆うコモン電極が形成され、他方の透明基板には表示領域を画定するセグメント電極が形成される。単純マトリクス型ドットマトリクス電極構成の場合、一方の透明基板に形成される走査(コモン)電極と、他方の透明基板に形成される信号(セグメント)電極とからなる任意の交点(画素)に選択的に電圧印加することで文字や数字などの表示を実現する。
上記構成を有する液晶表示素子は、法線方向から観察した時には良好な表示が得られるが、法線方向から傾いた方向から観察したときには光透過率や色相が著しく変化することが一般的に知られている。
特許文献1には、図11における符号10,20に対応した上下偏光板と符号4,5に対応した上下透明基板間の一方または双方に、符号3a,3bに対応した負の一軸光学異方性を有する視角補償板(負の一軸フィルム)、または負の二軸光学異方性を有する視角補償板(負の二軸フィルム)を挿入した液晶表示素子が開示されている。この液晶表示素子によれば、斜め方向から観察した場合であっても、暗状態時の光透過率の上昇とコントラストの低下とが抑制され、良好な表示を実現することが可能である、と記載されている。
特許文献2,3には、液晶分子を複数の方向に配向させ、観察方向の違いによる屈折率変化を抑制するマルチドメイン垂直配向型液晶表示素子が開示されている。特許文献2には、特殊な形状の電極を形成し、液晶層内で斜め方向に電界を発生させ、その方向に液晶分子を配向制御する斜め電界配向制御法が記載され、特許文献3には、基板表面に形成した土手状突起により液晶分子の配向制御を行う方法が記載されている。
なお、特許文献4,5には、垂直配向膜に施す配向処理方法が開示されている。特許文献4には偏光した紫外線を垂直配向膜に所定の角度をもって照射する光配向処理法が記載され、特許文献5には特定の表面自由エネルギを有する垂直配向膜に対するラビング処理方法が記載されている。
特許2047880号公報 特許3834304号公報 特許2947350号公報 特許2872628号公報 特開2005−234254号公報
本発明の目的は、良好な表示を実現することのできる液晶表示素子を提供することである。
本発明の1観点によれば、マルチプレックス駆動により動作する単純マトリクス型ドットマトリクス液晶表示素子であって、対向して配置される第1および第2の透明基板と、前記第1の透明基板の対向面側に配置され、全体として第1の方向に延在する複数の第1の透明電極と、前記第2の透明基板の対向面側に配置され、全体として前記第1の方向と直交する方向に延在する複数の第2の透明電極と、前記第1および第2の透明基板の対向面側に前記第1および第2の透明電極を覆うように配置される第1および第2の垂直配向膜と、前記第1および第2の透明基板の対向面側に狭持して配置され、誘電率異方性が負でリターデーションが450nmより大きい液晶層と、前記第1および第2の透明基板の対向面側とは反対側に配置される第1および第2の視角補償板と、前記第1および第2の視角補償板の外側にクロスニコルで配置される第1および第2の偏光板と、を含み、前記第1および第2の垂直配向膜の少なくとも一方には、配向処理が施され、電圧無印加時における前記液晶層の厚み方向中央に位置する液晶分子の配向方向は、前記第1の方向成分を含む第2の方向であり、前記第1および第2の透明電極が前記液晶層を挟んで重なり合う画素は、前記第2の方向に直交する方向と交差する辺を2つ以上有し、前記第1の透明電極の前記画素に対応する領域には、前記第1の方向成分を含む方向に延在する開口部を備え、前記第1の偏光板または前記第2の偏光板のいずれかの吸収軸は、前記第2の方向に対して45°の方向に配置される液晶表示素子、が提供される。
本発明によれば、良好な表示を実現可能な液晶表示素子を提供することができる。
図1は、本発明者が提供する垂直配向型液晶表示素子の断面図である。 図2A〜2Cは、実施例1のセグメント電極パターン、コモン電極パターン、およびそれらを重ね合わせたときの画素の一部を示す平面図である。 図3A〜3Cは、実施例2のセグメント電極パターン、コモン電極パターン、およびそれらを重ね合わせたときの画素の一部を示す平面図である。 図4A〜4Cは、実施例3のセグメント電極パターン、コモン電極パターン、およびそれらを重ね合わせたときの画素の一部を示す平面図である。 図5A〜5Cは、実施例4のセグメント電極パターン、コモン電極パターン、およびそれらを重ね合わせたときの画素の一部を示す平面図である。 図6Aおよび6Bは、実施例1〜4の光透過率特性を示すグラフ、および色相変化を示すテーブルである。 図7A〜7Cは、1画素内の開口部数が異なる実施例5〜7のセグメント電極パターンを示す平面図である。 図8Aおよび8Bは、実施例5〜7の光透過率特性を示すグラフ、および色相変化を示すテーブルである。 図9Aおよび9Bは、電圧印加時の開口部エッジ付近における電界の様子を示す斜視図、および液晶層厚さ方向中央分子の配向状態を模式的に示す正面透視図である。 図10Aおよび10Bは、電圧印加時の画素エッジ付近における電界の様子を示す斜視図、および液晶層厚さ方向中央分子の配向状態を模式的に示す正面透視図である。 図11は、従来の垂直配向型液晶表示素子の断面図である。 図12Aおよび12Bは、従来の垂直配向型液晶表示素子における偏光板、視角補償板等の配置関係を示す概略斜視図である。 図13Aおよび13Bは、従来の垂直配向型液晶表示素子の光透過率特性を示すグラフ、および色相変化を示すテーブルである。
本発明者は、図11に示す従来液晶表示素子において、観察方向の違いによる光透過率変化、および色相変化のシミュレーション解析を行った。シミュレーション解析には、(株)シンテック製「LCDMASTER6.4」を使用した。
図12Aおよび図12Bは、シミュレーション解析を行った従来液晶表示素子のモデルを示す概略図である。
図12Aに示す第1の従来液晶表示素子は、クロスニコル配置された上側(または表側)偏光板10と下側(または裏側)偏光板20との間に、モノドメイン垂直配向型液晶セル9が配置される。モノドメイン垂直配向型液晶セル9は、上側基板(透明ガラス基板)4、下側基板(透明ガラス基板)5、及び両基板に挟持されたプレチルト角89.5°のモノドメイン垂直配向液晶層30を含んで構成される。なお、便宜上、上下基板4,5に配置される電極、および垂直配向膜は図示を省略しているが、実際には図11に示す液晶セル9を想定する。また、電極の形状はセグメント電極、コモン電極ともにベタ電極を想定する。モノドメイン垂直配向液晶層30は負の誘電率異方性Δεを有し、複屈折率Δnは0.15、厚さdは4μm、つまりリターデーションΔndは600nmとした。モノドメイン垂直配向液晶セル9の下側基板5と下側偏光板20間に、視角補償板3として負の二軸フィルムが1枚配置される。負の二軸フィルム3の面内位相差は50nm、厚さ方向の位相差は440nmとした。
上下偏光板10,20はそれぞれ、TAC(トリアセチルセルロース)ベースフィルム2上に偏光層1が配置された構成である。図示は省略したが、偏光層1上には、TACで形成された表面保護フィルムが配置される。偏光板TAC層の面内位相差は3nmでその遅相軸は偏光板吸収軸に平行とし、厚さ方向位相差は50nmとした。
図中に示す座標系において、上側基板4の配向処理方向Rubは270°、下側基板5の配向処理方向Rubは90°であり、液晶層30の厚さ方向中央の液晶分子配向方向(液晶ダイレクタ)は90°である。また、上側偏光板10の偏光層1における吸収軸ab、及びTACベースフィルム2の面内遅相軸TACslは135°方向、下側偏光板20のそれらは45°方向に配置する。負の二軸フィルム3の面内遅相軸Bslは、近接する偏光板の吸収軸と略直交に配置するため、その方向は135°である。
図12Bに示す第2の従来液晶表示素子は、下側基板5と下側偏光板20との間に視角補償板3aとして第1の負の二軸フィルムが、上側基板4と上側偏光板10との間に視角補償板3bとして第2の負の二軸フィルムが配置される。その他の構成は第1の従来液晶表示素子と同様である。
第1の負の二軸フィルム3aの面内遅相軸Bsl1は、近接する偏光板20の偏光層1の吸収軸abに略直交とされるため、その方向は135°である。また、第2の負の二軸フィルム3bの面内遅相軸Bsl2は、近接する偏光板10の偏光層1の吸収軸abに略直交とされるため、その方向は45°である。第1および第2の負の二軸フィルム3a,3bの面内位相差はともに25nm、厚さ方向位相差はともに220nmとした。
また、第3の従来液晶表示素子として、図12Bにおける視角補償板3aを面内位相差50nm、厚さ方向位相差220nmの負の二軸フィルムとし、視角補償板3bを面内位相差0nm、厚さ方向位相差220nmの負の一軸フィルム(Cプレート)としたモデルを想定した。その他の構成は第2の従来液晶表示素子と同様である。
液晶表示素子の左右方向を180°−0°(9時−3時)方向とし、法線方向を0°とした左右への傾き角度(観察角度)に対する光透過率特性、および色相変化について説明する。
図13Aは、第1〜3の従来液晶表示素子における光透過率特性(−60°〜+60°)を示すグラフである。グラフの横軸は左右への観察角度を単位「°」で表し、縦軸は明状態時の光透過率を単位「%」で表す。曲線αが第1の従来液晶表示素子(片面に負の二軸フィルム)の光透過率特性、曲線βが第2の従来液晶表示素子(両面に負の二軸フィルム)の光透過率特性、曲線γが第3の従来液晶表示素子(片面に負の二軸フィルム、片面にCプレート)の光透過率特性を示す。駆動条件としては、マルチプレックス駆動1/16duty、1/5biasで、最大コントラストが得られる電圧値とした。光源には標準光源D65を用いた。
このグラフより、第1の従来液晶表示素子では、左右方向観察角度に対する光透過率特性の非対称性が確認できる。また、第2の従来液晶表示素子では、光透過率特性の対称性は良好であるものの、大きい観察角度で光透過率の低下が確認できる。さらに、第3の従来液晶表示素子では、第2の従来液晶表示素子と同様に大きい観察角度で光透過率の低下が見られるとともに、光透過率特性の非対称性も確認することができる。
図13Bは、観察角度±50°および±60°における第1〜3の従来液晶表示素子のXYZ表色系xy色度を示すテーブルである。このテーブルより、第2および第3の従来液晶表示素子において、観察角度±50°でほぼ黄色である色相が、観察角度±60°で紫〜青色の色相へ変化していることが確認される。
以上のシミュレーション解析から、第2および第3の従来液晶表示素子のような、液晶セルの両面に視角補償板が配置されている場合、左右方向への大きな観察角度で光透過率が著しく低下し、大きな色相変化が生じることがわかった。このような視角特性の劣化は改善されることが望ましい。なお、本発明者の検討によれば、このような視角特性の劣化は、液晶層のリターデーションが約450nmより大きい場合で顕著に見られることが確認されている。本発明者は、液晶セルの両面に視角補償板が配置された垂直配向液晶表示素子の視角特性を改善する検討を行った。
図1は、本発明者が提供する垂直配向型液晶表示素子の構成例を示す断面図である。透明な上側基板4と、それに対向する透明な下側基板5とを備えており、両基板間にΔε<0の液晶材料を含む液晶層30がリターデーションΔnd>450nmで設けられている。上側基板4の液晶層30側には開口部17を有する所定形状のセグメント電極13が設けられている。また、下側基板5の液晶層30側には所定形状のコモン電極15が設けられている。さらに透明電極13,15を覆うように垂直配向膜12,14設けられている。また、垂直配向膜12ないし14には基板面内の一方向に配向処理が施され、電圧無印加時における液晶層30の配向状態はモノドメイン配向に規制されている。上下基板4,5の液晶層30とは反対側に、負の二軸フィルム3a,3bが配置され、さらにその外側に偏光板10、20がクロスニコルで配置されている。偏光板の吸収軸方向、視角補償板の遅相軸方向、垂直配向膜における配向方向ないし液晶ダイレクタの配置関係は、前述の第2の従来液晶表示素子と同等である。
なお、電圧印加初期におけるセグメント電極13間、コモン電極15間および開口部17(電極非対向領域)近傍の光抜け防止のため、それらを塞ぐようにブラックマスク6を設けても構わない。図のように、透明基板上にブラックマスク6を形成して、その上に平滑な電極を形成するための樹脂層7を形成しても構わないし、透明基板上に電極を形成して、電極非対向領域に直接ブラックマスクを形成しても構わない。また、ブラックマスクは、上下基板のそれぞれの電極非対向領域に設けても構わないし、図のように、上下基板のどちらか一方の基板の電極非対向領域に対応する領域に設けても構わない(図では便宜上、下側電極間に対応して設けられるブラックマスクは図示していない)。
以下、図1を参照しながら、本発明者が提供する垂直配向型液晶表示素子の作製例について説明する。
基板サイズ350mm×360mm、厚さ0.7mm、シート抵抗80Ω/□のITO(インジウム錫酸化物)透明電極付き青板ガラス基板に、ポジ型フォトレジスト(ロームアンドハース製)をロールコーターで塗布してフォトレジスト膜を形成する。石英ブランク上に所望形状のCr(クロム)パターンを有するフォトマスクのCrパターンをフォトレジスト膜上に密着配置し、紫外線によりフォトレジスト膜を密着露光する。120℃、10分間の焼成を行った後、KOH水溶液にてウェット現像処理を行い、露光された部分のフォトレジストを除去する。40℃の第2塩化鉄溶液でITO透明電極にエッチング処理を行い、フォトレジスト膜開口部のITO膜を除去する。最後に、NaOH水溶液にて残ったフォトレジストを除去する。このようにして、適宜所望パターンのフォトマスクを用いて、上下基板4,5上にそれぞれ、所望パターンのコモン電極15と、開口部17を有するセグメント電極13が形成される。なお、開口部17の詳細については後述する。
次に、フレキソ印刷法により、垂直配向膜(チッソ石油化学製)の材料液をセグメント電極13およびコモン電極15上に塗布し、これらをクリーンオーブン内で180℃、30分間焼成する。その後、各配向膜に対しラビング処理を施し、垂直配向膜12,14を完成させる。
次に、垂直配向膜12,14が形成された上側基板4または下側基板5の一方の基板に、粒径2〜6μmのシリカスペーサーが混入されたシール材(三井化学製)をスクリーン印刷法により所望のパターンで塗布する。また、他方の基板に、粒径2〜6μmのプラスチックスペーサーを乾式散布法により散布する。上下基板4,5を、垂直配向膜12,14が対向するように配置、かつ垂直配向膜12,14に施されたラビング方向がアンチパラレルになるように配置して張り合わせる。一定の加圧状態にて焼成した後、所望のサイズにカッティングして空セルを完成させる。なお実施例では、セル厚は約4μmであった。
次に、空セルに、誘電率異方性ε<0、複屈折率Δn=0.21(リターデーションΔndはおよそ840nm)の液晶材料(メルク社製)を真空注入法にて注入、封止する。その後、120°、60分間の焼成を行い、中性洗剤で洗浄して液晶セル9を完成させる。
最後に、液晶セル9の外側に、視角補償板3a,3bを配置し、さらにその外側に、吸収軸が略クロスニコルになるよう上下偏光板(ポラテクノ製SHC13U)10,20を配置する。実施例では、視角補償板3a,3bに面内位相差12nm、厚さ方向位相差350nmである負の二軸フィルムを用いた。
このようにして、電極に開口部を有する視角補償板付き垂直配向型液晶表示素子が完成する。なお、実施例では、上側基板4の電極非対向領域に対応する領域に、光抜け防止のためのブラックマスク6と、透明電極13,15の平滑形成および電気的絶縁のための樹脂層7とを設けた。ブラックマスクは、金属、顔料分散樹脂またはカーボン粒子分散樹脂等によって構成される。なお、ブラックマスクおよび樹脂層は形成しなくても構わない。
次に、図2〜5を用いて実施例1〜4の電極形状について説明する。
図2A〜2Cは、実施例1による液晶表示素子のセグメント電極パターン、コモン電極パターン、およびそれらを重ね合わせたときの画素の一部を示す平面図である。配向処理方向に沿って延在するセグメント電極13a、およびそれと直交する方向に延在するコモン電極15aは短冊状であり、幅Sおよび幅Cが0.42mm、間隔Ssおよび間隔Csが0.01mmである。画素18aは、セグメント電極13aとコモン電極15aが液晶層を挟んで重なり合う領域に矩形状として画定される。各開口部17aは、各画素18a内に配置されるようセグメント電極13aに形成される。各開口部17aは、セグメント電極13aの延在方向エッジと平行なエッジを有する矩形状であり、長手方向長さAl0.32mm、電極上に隣接する長手方向間距離As0.1mm、短手方向長さAw0.007mmである。なお、図面では便宜上、開口部が実際のスケールよりも誇張して描かれている。
図3A〜3Cは、実施例2による液晶表示素子のセグメント電極パターン、コモン電極パターン、およびそれらを重ね合わせたときの画素の一部を示す平面図である。配向処理方向に沿って延在するセグメント電極13bは鋸状であり、折れ角90°で折れピッチSw0.42mm、幅S0.43mm、間隔Ss0.01mmである。セグメント電極13bと直交する方向に延在するコモン電極15bは短冊状であり、幅C0.42mm、間隔Cs0.01mmである。画素18bは、セグメント電極13bとコモン電極15bが液晶層を挟んで重なり合う領域に逆「く」の字形状として画定される。各開口部17bは、各画素18b内に配置されるようセグメント電極13bに形成される。各開口部17bは、セグメント電極13bの延在方向エッジと平行なエッジを有する逆「く」の字形状であり、長手方向長さAl0.32mm、電極上に隣接する長手方向間隔As0.1mm、短手方向長さAw0.007mmである。なお、図面では便宜上、開口部が実際のスケールよりも誇張して描かれている。また、画素および開口部の形状は、順「く」の字形状でもよく、本発明では順「く」の字形状および逆「く」の字形状を総称して「く」の字形状とする。
図4A〜4Cは、実施例3による液晶表示素子のセグメント電極パターン、コモン電極パターン、およびそれらを重ね合わせたときの画素の一部を示す平面図である。配向処理方向に沿って延在するセグメント電極13cは短冊状であり、幅S0.42mm、間隔Ss0.01mmである。セグメント電極13cと直交する方向に延在するコモン電極15cは鋸状であり、折れ角90°で折れピッチCw0.42mm、幅C0.43mm、間隔Cs0.01mmである。画素18cは、セグメント電極13cとコモン電極15cが液晶層を挟んで重なり合う領域に逆V字形状として画定される。各開口部17cは、各画素18c内に配置されるようセグメント電極13cに形成される。各開口部17cは、セグメント電極13cの延在方向エッジと平行なエッジを有する矩形状であり、長手方向長さAl0.32mm、電極上に隣接する長手方向間距離As0.1mm、短手方向長さAw0.007mmである。なお、図面では便宜上、開口部が実際のスケールよりも誇張して描かれている。また、画素形状は、順V字形状でもよく、本発明では順V字形状および逆V字形状を総称してV字形状とする。
図5A〜5Cは、実施例4による液晶表示素子のセグメント電極パターン、コモン電極パターン、およびそれらを重ね合わせたときの画素の一部を示す平面図である。配向処理方向に沿って延在するセグメント電極13d、およびそれと直交する方向に延在するコモン電極15dは、折れ角90°で折れピッチSwおよびCwが0.42mm、幅SおよびCが0.43mm、間隔SsおよびCsが0.01mmの鋸状である。画素18dは、セグメント電極13dとコモン電極15dが液晶層を挟んで重なり合う領域に矩形状として画定される。各開口部17dは、各画素18d内に配置されるようセグメント電極13dに形成され、セグメント電極13dの延在方向エッジと平行なエッジを有する逆Z字形状である。なお、図面では便宜上、開口部が実際のスケールよりも誇張して描かれている。また、開口部の形状は、順Z字形状でもよく、本発明では順Z字形状および逆Z字形状を総称してZ字形状とする。
図6Aおよび6Bは、実施例1〜4と比較例の左右方向観察角度に対する明状態時の光透過率特性を示すグラフと、観察角度0°、40°および60°のXYZ表色系xy色度を示すテーブルである。ここで、比較例とは、前述第2の従来液晶表示素子と同様のサンプルである。実施例1〜4および比較例は、最大コントラストが得られる電圧値で、フレーム周波数250Hz、1/64duty、1/12biasのマルチプレックス駆動で動作させた。図6Aにおいて、実施例1〜4は、比較例よりも正面観察時(観察角度0°)の光透過率が低下していることがわかる。これは、実施例1〜4がセグメント電極に開口部を備えているため、実効開口率が低下したためだと考えられる。しかし、実施例1〜4はいずれも、左右方向への大きな観察角度で光透過率が向上しており、光透過率特性が全体としてフラットに近づいていることがわかる。また、図6Bにおいて、比較例の色相は、観察角度0°から60°にかけて白色から黄色、さらに青色と大きく変化している。一方、実施例1〜4はいずれも、明らかに色相変化が小さくなっていることがわかる。特に、観察角度40°から60°にかけての色相変化が、比較例よりも顕著に小さくなっていることがわかる。
以上より、液晶セルの両面に視角補償板を備えた垂直配向型液晶表示素子において、対向電極の一方にその電極の延在方向エッジと平行なエッジを有する開口部を設けることにより、左右方向観察角度に対する光透過率特性がフラットに近づき、色相変化が小さくなる、つまり視角特性が改善することがわかった。引き続き、本発明者は、電極に開口部を有する視角補償板付き垂直配向型液晶表示素子において、1画素内に配置される開口部数の影響について評価を行った。
図7A〜7Cは、実施例5〜7のセグメント電極パターンを示す平面図である。実施例5〜7は、実施例1と同等の構成であって、開口部がセグメント電極の延在方向ないし配向処理方向と直交する方向(左右方向)に1〜3つ配列されるサンプルである。実施例5は、図7Aに示すように開口部17が画素中央部に配置されるようセグメント電極13に形成される、つまり、実施例5は実施例1と同様のサンプルである。実施例6は、図7Bに示すように開口部を1画素内の左右方向に均等に2つ備えるサンプルであり、実施例7は、図7Cに示すように開口部を1画素内の左右方向に均等に3つ備えるサンプルである。なお、図面では便宜上、開口部が実際のスケールよりも誇張して描かれている。
図8Aおよび8Bは、実施例5〜7と比較例における左右観察角度に対する明状態時の光透過率特性を示すグラフ、および観察角度0°、40°および60°のXYZ表色系xy色度を示すテーブルである。これらのグラフから、実施例5〜7のいずれも、比較例よりも大きい観察角度で光透過率が向上し、色相変化が低減していることがわかる。また、1画素内に配置される開口部数の影響については、開口部数が多くなるにしたがって、左右方向への大きな観察角度で光透過率が向上し、色相変化が低減することがわかった。ただし、色相変化については、開口部数が多くなるにしたがい若干の黄ばみが視認された。
実施例における視角特性の改善は、次のようなメカニズムによるものと考えられる。
図9Aおよび9Bは、電圧印加時の開口部エッジ付近における電界の様子を示す斜視図、および液晶層厚さ方向中央分子の配向状態を模式的に示す正面透視図である。電圧無印加時、誘電率異方性が負の液晶分子は、基板面に対しほぼ垂直に配向している。電極を介して電圧が印加されると、上下電極が対向する領域においては、液晶分子は配向処理方向に沿って再配向して明状態を実現する。ただし、電極が上下基板のどちらか一方にしか存在しない開口部の中央領域においては、液晶分子は再配向せず、明状態にはならない。そのため、電極に開口部を形成すると、実効開口率が低下し、正面観察時の光透過率が低下したと考えられる。一方、開口部エッジ領域においては、開口部に対向する電極領域から発する電気力線が開口部のエッジに向かうことになり、図9Aに示すような斜め電界が発生することになる。開口部のエッジ付近に位置する液晶分子は、局所的にこの斜め電界に沿って再配向する。基板面において開口部エッジから離れるにしたがって、液晶分子の配向方向は徐々に配向処理方向に近づいていき、結果、電圧印加時の液晶層は、図9Bに示すように、マルチドメイン配向を構成すると考えられる。なお、図中では、開口部の長手方向エッジ付近の斜め電界および液晶分子配向方向について示しているが、実際には開口部の短手方向エッジ付近でも同様の現象が生じると考えられる。このように電極に開口部を形成すると、開口部のエッジ付近における斜め電界により、液晶層がマルチドメイン配向を構成するため、観察方向の違いによる屈折率変化が平均化し、比較例よりも視角特性が改善したと考えられる。特に、実施例3および4のような屈曲部を有する複雑な形状(「く」の字形状、Z字形状)の開口部であったり、実施例7のような1画素内に複数の開口部が形成されている場合には、電圧印加時のマルチドメイン配向領域が広くなり、顕著な視角特性の向上が見られたと考えられる。
図10Aおよび10Bは、電圧印加時の画素エッジ付近における電界の様子を示す斜視図、および液晶層厚さ方向中央分子の配向状態を模式的に示す正面透視図である。画素エッジ付近においても、開口部エッジ付近と同様の原理により、セグメント電極ないしコモン電極間領域に対向する電極領域から発する電気力線がそれぞれの電極エッジに向かって、図10Aに示すような斜め電界が発生すると考えられる。画素エッジ付近に位置する液晶分子は、局所的にこの斜め電界に沿って再配向し、図10Bに示すようなマルチドメイン配向を構成すると考えられる。画素エッジ付近に形成されるこのようなマルチドメイン配向領域も視角特性改善に寄与するものと考えられる。特に、実施例2および3のような配向処理方向に直交する方向と交差する辺をより多く含む画素形状(V字形状、「く」の字形状)である場合には、マルチドメイン配向領域が広くなり、視角特性の向上に寄与するものと考えられる。
なお、以上の考察から、左右方向への大きな観察角度に対する視角特性向上を重視する場合には、液晶層のマルチドメイン配向領域を広くするため、開口部の長手方向長さを配向処理方向に沿って長くし、かつ、短手方向長さおよび短手方向ピッチを短くして開口部を密に配置することが好ましいと考えられる。このとき、開口部の長手方向間距離を0とし、電極の延在方向に延びる連続した一つの開口部を形成してもよいであろう。また、開口部の形状は、全体として開口部が形成された電極の延在方向に沿って延在し、屈曲部を含む形状、例えば、X,U,S,O字形状などであってもよいであろう。
以上、電極に開口部を有する視角補償板付き垂直配向型液晶表示素子の有効性が確認されたが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、開口部は、実施例で説明したようにセグメント電極に形成してもよいし、セグメント電極ではなくコモン電極に形成してもよい。また、画素ごとに異なる電極に開口部を形成しても良いし、コモン電極およびセグメント電極の両方に形成してもよい。ただし、これらの場合、上下基板の張り合わせ時に精確な位置合わせを行う必要がある。このため、開口部はコモン電極、またはセグメント電極のどちらか一方に形成することが望ましいであろう。
また、電極ないし開口部の延在方向、配向処理方向、偏光板吸収軸等の配置関係もこれらに限らない。
さらに、実施例では、視角補償板3a,3bに負の二軸フィルムを用いたが、本発明の構成はこの限りではない。視角補償板3a,3bのどちらか一方、または両方を負の一軸フィルムにしても良いし、面内位相差ないし厚さ方向位相差などの光学特性が異なる視角補償板を用いてもよい。また、一般的に視角補償板の厚さ方向位相差は、液晶層のリターデーションの0.5〜1倍程度が好ましいことが知られているが、リターデーションが大きくなるような場合には、視角補償板を複数用いて厚さ方向位相差を調整しても構わない。
その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
3 視角補償板、
4 ガラス基板、
9 液晶セル、
10 偏光板、
11 セグメント電極、
12 垂直配向膜、
15 コモン電極、
17 開口部、
18 表示領域、
30 液晶層。

Claims (10)

  1. マルチプレックス駆動により動作する単純マトリクス型ドットマトリクス液晶表示素子であって、
    対向して配置される第1および第2の透明基板と、
    前記第1の透明基板の対向面側に配置され、全体として第1の方向に延在する複数の第1の透明電極と、
    前記第2の透明基板の対向面側に配置され、全体として前記第1の方向と直交する方向に延在する複数の第2の透明電極と、
    前記第1および第2の透明基板の対向面側に前記第1および第2の透明電極を覆うように配置される第1および第2の垂直配向膜と、
    前記第1および第2の透明基板の対向面側に狭持して配置され、誘電率異方性が負でリターデーションが450nmより大きい液晶層と、
    前記第1および第2の透明基板の対向面側とは反対側に配置される第1および第2の視角補償板と、
    前記第1および第2の視角補償板の外側にクロスニコルで配置される第1および第2の偏光板と、
    を含み、
    前記第1および第2の垂直配向膜の少なくとも一方には、配向処理が施され、
    電圧無印加時における前記液晶層の厚み方向中央に位置する液晶分子の配向方向は、前記第1の方向成分を含む第2の方向であり、
    前記第1および第2の透明電極が前記液晶層を挟んで重なり合う画素は、前記第2の方向に直交する方向と交差する辺を2つ以上有し、
    前記第1の透明電極の前記画素に対応する領域には、前記第1の方向成分を含む方向に延在する開口部を備え、
    前記第1の偏光板または前記第2の偏光板のいずれかの吸収軸は、前記第2の方向に対して45°の方向に配置される液晶表示素子。
  2. 前記第1の方向は、前記第2の方向と同じ方向である請求項1記載の液晶表示素子。
  3. 前記第1および第2の透明電極の形状は短冊状または鋸状であり、前記画素の形状は矩形状、「く」の字状またはV字状である請求項1または2記載の液晶表示素子。
  4. 前記開口部の形状は、前記第1の透明電極の延在方向エッジと平行なエッジを有する矩形状、ないし「く」の字またはZ字状である請求項3記載の液晶表示素子。
  5. 前記開口部の形状は、全体として前記第1の方向に延在し、屈曲部を1つ以上有する請求項1〜3いずれか1項記載の液晶表示素子。
  6. 前記第1の透明電極の前記画素に対応する領域毎に、同一形状の複数の前記開口部が配置される請求項1〜5いずれか1項記載の液晶表示素子。
  7. 前記第1の視角補償板は、負の二軸光学異方性を有する視角補償板であって、前記第1の視角補償板の遅相軸は、隣接する前記第1の偏光板の吸収軸と直交し、かつ、前記第2の方向と約45°をなす請求項1〜6いずれか1項記載の液晶表示素子。
  8. 前記第1および第2の視角補償板は、負の二軸光学異方性を有する視角補償板であって、前記第1および第2の視角補償板の面内遅相軸は互いに直交し、隣接する前記第1および第2の偏光板の吸収軸とも直交し、かつ、前記第2の方向とそれぞれ約45°をなす請求項1〜6いずれか1項記載の液晶表示素子。
  9. 前記第1および第2の視角補償板の厚さ方向位相差は、前記液晶層のリターデーションの0.5〜1倍である請求項1〜8いずれか1項記載の液晶表示素子。
  10. さらに、前記第1および第2の透明基板の少なくとも一方には、前記第1の透明電極間、前記第2の透明電極間および前記開口部を塞ぐようにブラックマスクが形成される請求項1〜9いずれか1項記載の液晶表示素子。
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