JP5436254B2 - 磁気センサ - Google Patents

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Description

本発明は、外部磁界に対して電気抵抗が変動する磁気抵抗効果素子と、電気抵抗が変化しない固定抵抗素子とを備えた磁気センサに関する。
磁気センサに用いられる磁気抵抗効果素子と電気的に接続された固定抵抗素子に必要な特性(条件)は、外部磁界に対して抵抗変化せず、磁気抵抗効果素子と同等な電気抵抗値Rs(外部磁界がゼロのときの抵抗値)及び抵抗温度係数(TCR)を備えることである。これにより、安定した検出精度を得る事が可能になる。
従来では、下記の特許文献のように、例えば、磁気抵抗効果素子と固定抵抗素子とで積層の順番を変えて、外部磁界に対して抵抗変化しないように磁気抵抗効果素子と固定抵抗素子との電気抵抗値Rs及び抵抗温度係数(TCR)を同じとしていた。
しかしながら、上記従来の構造では、磁気抵抗効果素子と固定抵抗素子との積層数は同じであり、固定抵抗素子を成膜するために必要な時間やターゲットは磁気抵抗効果素子とほぼ同じとなり、固定抵抗素子に対する生産効率が悪かった。
特開2007−248054号公報 特開2007−263654号公報
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、固定抵抗素子を磁気抵抗効果素子よりも少ない積層数にて、電気抵抗値Rs及び抵抗温度係数(TCR)が磁気抵抗効果素子とほぼ同等になるように調整できる磁気センサを提供することを目的とする。
本発明における磁気センサは、
基板上に、反強磁性層、固定磁性層、非磁性材料層及びフリー磁性層が積層されて成る磁気抵抗効果素子と、前記磁気抵抗効果素子と電気的に接続された固定抵抗素子とを有し、
前記固定抵抗素子は、Fe単層と、前記Fe単層よりも抵抗温度係数(TCR)が低い非磁性層とを積層して構成され、前記磁気抵抗効果素子よりも積層数が少ないことを特徴とするものである。
本発明では少なくとも固定抵抗素子は、Fe単層と、Fe単層よりも抵抗温度係数(TCR)が低い非磁性層とを備えて構成される。Fe単層は、磁気センサに作用する印加磁場範囲では、非常に小さい抵抗変化率であり、固定抵抗として使用可能な磁性材料である。Fe単層は、磁気抵抗効果素子よりも抵抗温度係数(TCR)が大きくなるため、抵抗温度係数(TCR)の小さい非磁性層を積層することで、固定抵抗素子の抵抗温度係数(TCR)を磁気抵抗効果素子とほぼ同等となるように調整することができ、また電気抵抗値Rs(外部磁界がゼロのときの抵抗値)を、固定抵抗素子と磁気抵抗効果素子とでほぼ同等にすることが出来る。そして、少なくともFe単層及び非磁性層を備える本発明の固定抵抗素子は、反強磁性層、固定磁性層、非磁性材料層及びフリー磁性層を備える磁気抵抗効果素子よりも積層数を少なく出来る。このように本発明では、固定抵抗素子の積層数を磁気抵抗効果素子より少なくしても、固定抵抗素子の電気抵抗値Rs及び抵抗温度係数(TCR)を磁気抵抗効果素子とほぼ同等となるように適切且つ簡単に調整でき、したがって固定抵抗素子に対する生産効率を従来よりも向上させることが可能になる。
本発明では、前記磁気抵抗効果素子には、前記反強磁性層の下にシード層が形成されており、前記固定抵抗素子は、下から前記シード層、前記Fe単層、前記非磁性層、及び保護層の順で積層されている構成にできる。
また本発明では、前記非磁性層に代えて、印加磁場範囲内にて、実質的に抵抗変化しない磁性材料層が形成されてもよい。本発明では、前記非磁性層に代えて、Co100-xFex(xは、30at%〜70at%)層が形成されてもよい。
Co100-xFex(xは、30at%〜70at%)層もFe単層と同じように、磁気センサに作用する印加磁場範囲では、非常に小さい抵抗変化率であり、固定抵抗として使用可能な磁性材料である。よって、Fe単層とCo100-xFex層との各磁性層を重ねた構成でも、固定抵抗素子として適切に機能させることが出来る。
また本発明では、前記固定抵抗素子を、下から前記非磁性層、前記Fe単層、及び保護層の順で積層した構成にも出来る。かかる場合、前記磁気抵抗効果素子には、前記反強磁性層の下にシード層が形成されており、前記非磁性層は前記シード層と同じ材料の層で形成されるとともに前記シード層よりも厚い膜厚で形成されることが好ましい。
あるいは本発明における磁気センサは、基板上に、反強磁性層、固定磁性層、非磁性材料層及びフリー磁性層が積層されて成る磁気抵抗効果素子と、前記磁気抵抗効果素子と電気的に接続された固定抵抗素子とを有し、
前記固定抵抗素子は、Co100-yFey(yは、30at%〜70at%)層と、前記Co100-yFey層よりも抵抗温度係数(TCR)が低い非磁性層とを積層して構成され、前記磁気抵抗効果素子よりも積層数が少ないことを特徴とするものである。
本発明では、少なくとも固定抵抗素子は、Co100-yFey層と、Co100-yFey層よりも抵抗温度係数(TCR)が低い非磁性層とを積層して構成される。Co100-yFey層は、磁気センサに作用する印加磁場範囲では、非常に小さい抵抗変化率であり、固定抵抗として使用可能な磁性材料である。Co100-yFey層と、抵抗温度係数(TCR)の小さい非磁性層を積層することで、固定抵抗素子の抵抗温度係数(TCR)を磁気抵抗効果素子とほぼ同等となるように簡単且つ適切に調整することができ、また電気抵抗値Rsを、固定抵抗素子と磁気抵抗効果素子とでほぼ同等となるように調整することが出来る。そして、少なくともCo100-yFey層及び非磁性層を備える本発明の固定抵抗素子は、反強磁性層、固定磁性層、非磁性材料層及びフリー磁性層を備える磁気抵抗効果素子よりも積層数を少なく出来る。このように本発明では、固定抵抗素子の積層数を磁気抵抗効果素子より少なくしても、固定抵抗素子の電気抵抗値Rs及び抵抗温度係数(TCR)を磁気抵抗効果素子とほぼ同等となるように簡単且つ適切に調整でき、したがって固定抵抗素子に対する生産効率を従来よりも向上させることが可能になる。
また本発明では、CoFeにおけるFeの含有量が50at%〜70at%の範囲内であることが好ましい。これにより、Co100-yFey層の磁気センサの印加磁場範囲での抵抗変化率を、非常に小さくできる。
また本発明では、前記非磁性層は、NiFeCr、あるいは、Cu、Ta、IrMn、PtMn、Ruの少なくともいずれか1種で形成されることが好ましい。
また本発明では、前記非磁性層は、前記磁気抵抗効果素子を構成する各層のいずれかと同じ材料の層で形成されることが好ましい。これにより、固定抵抗素子に対する生産コストを低減でき、生産効率をより効果的に向上させることができる。
本発明の磁気センサによれば、固定抵抗素子を磁気抵抗効果素子よりも少ない積層数にて、電気抵抗値Rs及び抵抗温度係数(TCR)が磁気抵抗効果素子とほぼ同等になるように適切且つ容易に調整できる。
第1実施形態の磁気センサを示す部分斜視図、 図1のA−A線に沿って厚さ方向(高さ方向)にて切断し矢印方向から見たときの磁気センサの部分拡大縦断面図、 図2と異なる第2実施形態の磁気センサの部分拡大縦断面図、 図2、図3と異なる第3実施形態の磁気センサの部分拡大縦断面図、 本実施形態の磁気センサの回路構成図、 図5と異なる回路構成図、 Fe単層とCo50at%Fe50at%層とを積層した固定抵抗素子におけるCo50at%Fe50at%層の膜厚と固定抵抗素子の電気抵抗値Rs及び抵抗温度係数(TCR)との関係を示すグラフ。
図1は、第1実施形態の磁気センサを示す部分斜視図、図2は図1のA−A線に沿って厚さ方向(高さ方向)にて切断し矢印方向から見たときの磁気センサの部分拡大縦断面図、図3は、図2と異なる第2実施形態の磁気センサの部分拡大縦断面図、図4は、図2、図3と異なる第3実施形態の磁気センサの部分拡大縦断面図、図5は、本実施形態の磁気センサの回路構成図、図6は図5と異なる回路構成図、である。
図1に示す磁気センサ1は、磁気抵抗効果素子10と固定抵抗素子20および検出回路が一体化されたICパッケージであり、小型で且つ薄型に構成されている。この磁気センサ1は、例えば、マグネットMなどの磁界発生部材が接近したときに、パルス状のON出力を得ることができる。
磁気抵抗効果素子10は、磁気抵抗効果を利用して、外部磁界によって電気抵抗が変化するものである。固定抵抗素子20は、磁気抵抗効果素子10が抵抗変化する印加磁場範囲内にて、実質的に抵抗変化しない構成となっている。
磁気抵抗効果素子10は巨大磁気抵抗効果(GMR効果)を利用して外部磁界を検出するものである。図2に示すように、磁気抵抗効果素子10は、基板2上、下からシード層11、反強磁性層12、固定磁性層13、非磁性材料層14、フリー磁性層15及び保護層16の順に積層される。また図2に示す実施形態では、固定磁性層13が、下から第1固定磁性層13a、非磁性中間層13b及び第2固定磁性層13cの積層フェリ構造で形成される。また図2に示す実施形態では、フリー磁性層15が、第1磁性層15a、第2磁性層15c及び第3磁性層15cの3層構造で構成される。
シード層11は、その上に形成される各層の結晶配向性を整えるために設けられる。シード層11は、NiFeCrやCr等で形成される。シード層11は、NiFeCrで形成されることが好適である。シード層11をNiFeCrによって形成すると、シード層11は、面心立方構造(fcc)を有し、膜面と平行な方向に[111]面として表される等価な結晶面が優先配向しているものになる。また、シード層11をCrによって形成すると、シード層11は、体心立方(bcc)構造を有し、膜面と平行な方向に[110]面として表される等価な結晶面が優先配向しているものになる。なお、シード層11の下に、Ta,Hf,Nb,Zr,Ti,Mo,Wのうち1種または2種以上の元素などの非磁性材料で形成された下地層が設けられていてもよい。
反強磁性層12はIrMnやPtMn等で形成される。第1固定磁性層13a及び第2固定磁性層13はCoFe、NiFe、ホイスラー合金等で形成される。非磁性中間層13bは、Ru等で形成される。非磁性材料層14はCu等で形成される。フリー磁性層15を構成する第1磁性層15a及び第2磁性層15bは、Feの含有量が異なるCoFe等で形成される。また第3磁性層15cはNiFe等で形成される。保護層16はTa等で形成される。
図2に示す磁気抵抗効果素子10の積層構造は一例であり、他の積層構造であってもよい。
図1に示すように、磁気抵抗効果素子10は、その平面形状がミアンダパターンで形成されており、その基本的な電気抵抗値Rs(外部磁界がゼロのときの抵抗値)が高くなっている。反強磁性層12と固定磁性層13(第1固定磁性層13a)との反強磁性結合により、固定磁性層13の磁化方向が、図1に示すP方向に固定されている。図2に示すように固定磁性層13が積層フェリ構造で形成される場合、固定磁性層13の固定磁化方向(P方向)は、第2固定磁性層13cの固定磁化方向と定義される。
マグネットMが磁気センサ1に接近し、磁気抵抗効果素子10に固定磁性層13の固定磁化方向(P方向)と同方向の外部磁界が作用すると、フリー磁性層15の磁化方向が、固定磁性層13の固定磁化方向(P方向)と平行に近づき電気抵抗が小さくなる。一方、磁気抵抗効果素子10に固定磁性層13の固定磁化方向(P方向)と逆方向の外部磁界が作用すると、フリー磁性層15の磁化方向が、固定磁性層13の固定磁化方向(P方向)と反平行に近づき電気抵抗が大きくなる。
図2に示す固定抵抗素子20は、下から非磁性層21、Fe単層22、保護層23の3層構造で形成される。
非磁性層21は、Fe単層22に比べて抵抗温度係数(TCR)が小さい。この実施形態では、非磁性層21は、シード層11と同様にNiFeCrで形成され、非磁性層21の抵抗温度係数(TCR)は、50〜300ppm/℃程度である。シード層11及び非磁性層21を構成するNiFeCrは、組成式が(NizFe100-z100-wCrwで示され、原子比率を示すzは、77〜83、含有量wは、32.6〜38.6at%の範囲内であることが好適である。
この第1の実施形態における非磁性層21の膜厚H1は、200〜300Å程度である。図2に示すように、非磁性層21の膜厚H1は、磁気抵抗効果素子10を構成するシード層11やFe単層22に比べて十分厚くなっている。また、Fe単層22の膜厚H2は、30〜70Å程度である。
また保護層23は、磁気抵抗効果素子10の保護層16と同じ例えばTaで形成される。保護層23の膜厚H3は、磁気抵抗効果素子10の保護層16と同じ50Å程度である。
図1に示すように、固定抵抗素子20は、磁気抵抗効果素子10と同様にミアンダパターンで形成される。そして、磁気抵抗効果素子10と固定抵抗素子20の端部同士が電気接続層17により接続されている。
図5が、本実施形態における磁気センサ1の回路構成図である。図5に示すように磁気抵抗効果素子10と固定抵抗素子20は直列接続されており、磁気抵抗効果素子10と固定抵抗素子20との間に出力端子30が接続されている。また、磁気抵抗効果素子10及び固定抵抗素子20からなる直列回路の一方に入力端子31が接続され、他方にグランド端子32が接続されている。
あるいは図6に示すように、2つの磁気抵抗効果素子10,10と2つの固定抵抗素子20,20から成るブリッジ回路が構成されることが好適である。図6に示すように2つの出力端子33,34がブリッジ回路に接続されている。
図5,図6に示す出力端子30,33,34での電圧変化が図示しない制御部にて処理されてON/OFF信号が出力される。
図2に示す実施形態では、磁気抵抗効果素子10の積層数が10であるのに対して、固定抵抗素子20の積層数は3であり、固定抵抗素子20の積層数を従来に比べて大幅に少なくすることが出来る。
本実施形態における固定抵抗素子20は、磁気抵抗効果素子10とほぼ同等の電気抵抗値Rs(外部磁界がゼロのときの抵抗値)及び抵抗温度係数(TCR)となるように調整されている。
ここで本実施形態における固定抵抗素子20を構成するFe単層22の抵抗温度係数(TCR)は、磁気抵抗効果素子10の抵抗温度係数(TCR)よりも大きいが、非磁性層21と合わせることで、固定抵抗素子20の抵抗温度係数(TCR)を磁気抵抗効果素子10の抵抗温度係数(TCR)とほぼ同等となるように調整することが可能になる。なお、固定抵抗素子20の側面に図1に示す電気接続層17が接続されているから、固定抵抗素子20の内部では各層が並列回路を構成している。
ところで、磁気抵抗効果素子10の電気抵抗値Rsは、12〜25(Ω/□)、抵抗温度係数(TCR)は800〜2500(ppm/℃)程度である。このような特性を固定抵抗素子20にて得るには、磁性材料を用いることが好適である。
Figure 0005436254
表1には、図1に示す磁気抵抗効果素子10と同じ材質で且つ膜厚のシード層(NiFeCr)と保護層(Ta)との間に、1層の磁性材料層を形成した固定抵抗素子を形成し(すなわちシード層/磁性材料層/保護層の3層構造)、各固定抵抗素子の電気抵抗値Rs、抵抗温度係数(TCR)及び抵抗変化率(ΔR/R)を測定した実験結果が示されている。
なお各固定抵抗素子のパターン幅及びパターン長さは磁気抵抗効果素子10と同じとした。また、各磁性材料層の膜厚は表1に記載されているように100Åに統一した。また、抵抗変化率(ΔR/R)の実験では、±10Oe〜±50Oeの範囲内で行った。ここでプラス値の外部磁界は、磁気抵抗効果素子10を構成する固定磁性層13の固定磁化方向(P)と同方向から作用した大きさを示し、マイナス値の外部磁界は、前記固定磁性層13の固定磁化方向(P)と逆方向から作用した大きさを示している。
表1に示すように、抵抗温度係数(TCR)は、NiFe、Ni単層、Fe単層、及びCo単層を用いた固定抵抗素子では、いずれも2000ppm/℃を越えることがわかった。これに対して、磁性材料層にCoFeを用いた固定抵抗素子では、特にFe含有量を30at%〜70at%の範囲内とすることで、抵抗温度係数(TCR)が2000ppm/℃を下回りやすくなることがわかった。
表1に示すように、抵抗変化率(ΔR/R)は、NiFe、Ni単層、Co単層、Co90at%Fe10at%を用いた固定抵抗素子では、0.15%を上回りやすくなることがわかった。このため、これらの磁性材料層を備える固定抵抗素子では、外部磁界が作用した際に抵抗変化を十分に抑制できず、固定抵抗素子として使用するには不適切な磁性材料であることがわかった。
これに対し、Fe単層を用いた固定抵抗素子の抵抗変化率(ΔR/R)は、±10Oe〜±50Oeの印加磁場範囲内では、高くても0.04%程度となり、抵抗変化率(ΔR/R)が極めて低く固定抵抗素子を構成する磁性材料層として適していることがわかった。
また、CoFe(Fe含有量が30at%〜70at%)を用いた固定抵抗素子の抵抗変化率(ΔR/R)は、±10Oe〜±50Oeの印加磁場範囲内では、0.15%程度以下となり、特に、Fe含有量を50at%〜70at%としたCoFeを用いた固定抵抗素子では、抵抗変化率(ΔR/R)をより効果的に小さくでき、固定抵抗素子の磁性材料層として適していることがわかった。
磁気センサ1に作用する印加磁場範囲は−50Oe〜+50Oe程度である。そして、この印加磁場範囲内にて、抵抗変化率(ΔR/R)が0.16%以下、好ましくは0.15%より小さくなる磁性材料層を本実施形態では、「実質的に抵抗変化しない磁性材料層」と規定した。
図2に示す固定抵抗素子20は、下から非磁性層21、Fe単層22及び保護層23の順に積層されて構成される。なお非磁性層21の下に下地層が形成される等、3層以外の層があってもよい。固定抵抗素子20を構成する各層のうち、非磁性層21及び保護層23は非磁性であるため外部磁界の作用によっても抵抗変化しない。一方、磁性材料であるFe単層22は、表1に示すように−50Oe〜+50Oe程度の印加磁場範囲では極めて抵抗変化率(ΔR/R)が小さく固定抵抗素子20に問題なく使用でき、固定抵抗素子20は磁気センサを使用する際に作用する印加磁場範囲内で実質的に抵抗変化しない固定抵抗として機能させることが可能である。
次に、図2に示す構成の磁気抵抗効果素子10と固定抵抗素子20との電気抵抗値Rs及び抵抗温度係数(TCR)について一例を示す。
図2に示す磁気抵抗効果素子10を下から、シード層11;(Ni81Fe1964at%Cr36at%(42)/反強磁性層12;IrMn(60)/第1固定磁性層13a;Co70at%Fe30at%(14.6)/非磁性中間層13b;Ru(8.5)/第2固定磁性層13c;Co90at%Fe10at%(20)/非磁性材料層14;Cu(20)/第1磁性層15a;Co90at%Fe10at%(5)/第2磁性層15b;Co70at%Fe30at%(5)/第3磁性層15c;Ni81.5at%Fe18.5at%(20.1)/保護層16;Ta(30)の順に積層した。
また図2に示す固定抵抗素子20を下から(Ni81Fe1964at%Cr36at%(264)/Fe単層(56)/Ta層(30)の順に積層した。
上記における括弧内の数値は膜厚を示している。
上記により磁気抵抗効果素子10及び固定抵抗素子20の電気抵抗値Rsを約21.7(Ω/□)にでき、抵抗温度係数(TCR)を約1125.8(ppm/℃)に出来ることがわかった。
このように本実施形態では、固定抵抗素子20の積層数を、磁気抵抗効果素子10より少なくしても、Fe単層22と非磁性層21とを積層することで、固定抵抗素子20の電気抵抗値Rs及び抵抗温度係数(TCR)を磁気抵抗効果素子10にほぼ同等となるように適切且つ簡単に調整できる。したがって、固定抵抗素子20に対する生産効率を従来より向上させることが可能である。
図2に示す実施形態では、磁気抵抗効果素子10にNiFeCrから成るシード層11を備え、一方、固定抵抗素子20の非磁性層21もNiFeCrにて形成できる。このように、磁気抵抗効果素子10と固定抵抗素子20とで同じ層を用いることができ、固定抵抗素子20に対する生産コストを低減でき、生産効率をより効果的に向上させることができる。
図2に示す非磁性層21の部分は、Fe単層22に比べて抵抗温度係数(TCR)が低い非磁性層であり、NiFeCr以外であってもよい。例えばCu、Ta、IrMn、PtMn、Ruが挙げられる。このように、磁気抵抗効果素子10の電気抵抗値Rs及び抵抗温度係数(TCR)に基づいて、前記非磁性層の材質を適宜変更することが可能であるが、上記したNiFeCrのように磁気抵抗効果素子10にも使用される材質で非磁性層21を形成することが望ましい。
図2に示すように非磁性層21は、磁気抵抗効果素子10を構成するシード層11やFe単層22に比べて十分に厚い膜厚で形成される。非磁性層21は、シード層11と同じ材質で形成されることが好ましく、例えば上記したようにNiFeCrで形成される。
このように、図2に示す実施形態の非磁性層21は、磁気抵抗効果素子10のシード層41よりも十分に厚い膜厚となっており、このため非磁性層21は、Fe単層22に対するシード機能が非常に弱くなっており、Fe単層22の結晶配向性は、表1に示すFe単層に比べて低い。よって、図2に示すFe単層22の抵抗温度係数(TCR)は表1に示すものに比べてもっと低い値となっている。
例えば、図2に示す実施形態は、磁気抵抗効果素子10の抵抗温度係数(TCR)が、結晶配向性に優れた状態のFe単層に比べてかなり低いような場合に、Fe単層自体の抵抗温度係数(TCR)を小さくするために非常に膜厚を厚くしてシード層としての特性が低い非磁性層21を形成し、その上にFe単層22を形成して、固定抵抗素子20の抵抗温度係数(TCR)を磁気抵抗効果素子10の抵抗温度係数に適切且つ簡単に合うように調整している。
図3における第2の実施形態の固定抵抗素子40は、下から、シード層41、Fe単層42、非磁性層43及び保護層44の順に積層される。なおシード層41の下に下地層が形成される等、4層以外の層があってもよい。
図3に示す固定抵抗素子40のシード層41は、磁気抵抗効果素子10のシード層11と同じ層であり、NiFeCrで形成されることが好適である。そして、シード層41上に形成されるFe単層42の結晶配向性は優れた状態となっている。NiFeCr/Feの構成で、Feの結晶配向性が向上するのは格子定数等の関係で原子同士がマッチングしやすいためと考えられる。したがって図3に示すFe単層42の抵抗温度係数(TCR)は表1に示すFe単層のものとほぼ同じになっている。このため図3に示す実施形態では、磁気抵抗効果素子10の抵抗温度係数(TCR)に合わせるべく、抵抗温度係数(TCR)の低い非磁性層43を積層して、固定抵抗素子40内にてFe単層42に並列接続し、固定抵抗素子40全体の抵抗温度係数(TCR)を下げて、磁気抵抗効果素子10の抵抗温度係数(TCR)に合うように調整している。
図3に示す非磁性層43はNiFeCrやCu、Ta、IrMn、PtMn、Ruで形成されることが好適である。シード層41の膜厚H4は、40〜100Å程度、Fe単層42の膜厚H5は、40〜80Å程度、非磁性層43の膜厚H6は、10〜30Å程度、保護層44の膜厚H7は、50Å程度である。
図3における固定抵抗素子40の非磁性層43に代えて、磁気センサ1に作用する印加磁場範囲内にて、実質的に抵抗変化しない磁性材料層、具体的には、Co100-xFex(xは、30at%〜70at%)層を形成することも可能である。
図7は図3に示す非磁性層43を、Co50at%Fe50at%層に変更し、Co50at%Fe50at%層の膜厚と固定抵抗素子の電気抵抗値Rs及び抵抗温度係数(TCR)との関係を示すグラフである。
図7に示す実験は、Fe単層42の膜厚を80Å、90Å、100Åとした夫々の固定抵抗素子に対して行った。図7(a)に示すように、Co50at%Fe50at%層の膜厚が厚くなると徐々に電気抵抗値Rsが低下することがわかった。これは、Co50at%Fe50at%層の膜厚が厚くなるとCo50at%Fe50at%層の電気抵抗値Rsが徐々に低下していくためである。
一方、図7(b)に示すように、固定抵抗素子の抵抗温度係数(TCR)は、Co50at%Fe50at%層の膜厚が変化してもほとんど変化しないことがわかった。図7(b)に示すように、固定抵抗素子の抵抗温度係数(TCR)は、約2100〜2300(ppm/℃)の範囲内であった。
よって磁気抵抗効果素子10の抵抗温度係数(TCR)が、2000(ppm/℃)を上回るような形態では、Fe単層42とCo100-xFex(xは、30at%〜70at%)層とを積層した固定抵抗素子とすることで、抵抗温度係数(TCR)を適切且つ簡単に合わせ込むことが可能になる。
また、Co100-xFex層のFeの含有量xを50at%〜70at%の範囲内とすることで表1でも説明したように、−50Oe〜+50Oeの印加磁場範囲内にて、Co100-xFex層の抵抗変化率(ΔR/R)を0.15%よりも小さくでき、より効果的に固定抵抗素子として機能させることが可能である。
図4に示す実施形態における固定抵抗素子50は、下から、シード層51、Co100-yFey(yは、30at%〜70at%)層52、Co100-yFey層52よりも抵抗温度係数(TCR)が低い非磁性層53、保護層54の順に積層される。なお非磁性層21の下に下地層が形成される等、4層以外の層があってもよい。シード層51及び保護層54は磁気抵抗効果素子10に使用されるシード層11及び保護層16と同じ層である。
シード層51の膜厚H8は、40〜100Å程度であり、Co100-yFey層52の膜厚H9は、80〜100Å程度であり、非磁性層53の膜厚H10は、40〜60Å程度であり、保護層54の膜厚H11は、50Å程度である。
図4に示す実施形態では、固定抵抗素子50は、Co100-yFey層52と、Co100-yFey層52よりも抵抗温度係数(TCR)が低い非磁性層53とを積層して構成される。表1に示したように、Co100-yFey層52は、−50Oe〜+50Oe程度の印加磁場範囲内では、非常に小さい抵抗変化率であり、固定抵抗として使用可能な磁性材料である。Co100-yFey層52と、抵抗温度係数(TCR)の小さい非磁性層53とを積層することで、固定抵抗素子50の抵抗温度係数(TCR)を磁気抵抗効果素子10とほぼ同等になるように調整することが可能である。また膜厚調整等により電気抵抗値Rsを、固定抵抗素子50と磁気抵抗効果素子10とでほぼ同等にすることが出来る。そして、少なくともCo100-yFey層52及び非磁性層53を備える本実施形態の固定抵抗素子50は、反強磁性層、固定磁性層、非磁性材料層及びフリー磁性層を備える磁気抵抗効果素子10よりも積層数を少なく出来る。このように本実施形態では、固定抵抗素子50の積層数を磁気抵抗効果素子10より少なくしても、固定抵抗素子50の電気抵抗値Rs及び抵抗温度係数(TCR)を磁気抵抗効果素子10とほぼ同等となるように調整でき、したがって固定抵抗素子50に対する生産効率を従来よりも向上させることが可能になる。
図4に示す実施形態においても非磁性層53は、NiFeCr、あるいは、Cu、Ta、IrMn、PtMn、Ruで形成されることが好ましい。また非磁性層53は、磁気抵抗効果素子10を構成する各層のいずれかと同じ材料の層で形成されることが好ましい。これにより、固定抵抗素子50に対する生産コストを低減でき、生産効率をより効果的に向上させることができる。
図2、図3、図4に示す各固定抵抗素子のうち、どの固定抵抗素子を用いるかは、磁気抵抗効果素子10の抵抗温度係数(TCR)に基づいて決めることが出来る。例えば、図2に示す固定抵抗素子の構成は、図3に示す固定抵抗素子よりも抵抗温度係数(TCR)を小さくしやすい。また図4に示す固定抵抗素子の構成は、Co100-yFey層52を用いており、同じCoFe層を磁気抵抗効果素子でも使用する場合には、図4の構成とすることで図3よりも固定抵抗素子の生産効率を向上させることができる。このように、磁気抵抗効果素子10に使用される層構成や抵抗温度係数(TCR)により適宜、使用する固定抵抗素子の構成を変えることが出来る。
なお図2ないし図4に示した固定抵抗素子以外の構成であってもよい。例えば材質が異なる複数の非磁性層を積層することも可能であるし、Fe単層やCoFe層を複数層としてもよい。ただし、固定抵抗素子に使用される磁性材料層は、磁気センサに作用する印加磁場範囲内にて実質的に抵抗変化しない材質であり、しかも、固定抵抗素子の積層数は磁気抵抗効果素子の積層数よりも少ないことが条件である。
また磁気抵抗効果素子10に対しては反強磁性層12と固定磁性層13間で交換結合磁界(Hex)を生じさせるべく熱処理を施すが、固定抵抗素子に対しては熱処理を必要としない。
1 磁気センサ
2 基板
10 磁気抵抗効果素子
11、41、51 シード層
12 反強磁性層
13 固定磁性層
14 非磁性材料層
15 フリー磁性層
16、23、44、64 保護層
17 電気接続層
20、40、50 固定抵抗素子
21、43、53 非磁性層
22、42 Fe単層
30 出力端子
31 入力端子
32 グランド端子
52 Co100-yFey

Claims (13)

  1. 基板上に、反強磁性層、固定磁性層、非磁性材料層及びフリー磁性層が積層されて成る磁気抵抗効果素子と、前記磁気抵抗効果素子と電気的に接続された固定抵抗素子とを有し、
    前記固定抵抗素子は、Fe単層と、前記Fe単層よりも抵抗温度係数(TCR)が低い非磁性層とを積層して構成され、前記磁気抵抗効果素子よりも積層数が少ないことを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記磁気抵抗効果素子には、前記反強磁性層の下にシード層が形成されており、前記固定抵抗素子は、下から、前記シード層、前記Fe単層、前記非磁性層、及び保護層の順で積層される請求項1記載の磁気センサ。
  3. 前記非磁性層に代えて、印加磁場範囲内にて、実質的に抵抗変化しない磁性材料層が形成される請求項1記載の磁気センサ。
  4. 前記非磁性層に代えて、Co100-xFex(xは、30at%〜70at%)層が形成される請求項1ないし3のいずれか1項に記載の磁気センサ。
  5. 前記固定抵抗素子は、下から前記非磁性層、前記Fe単層、及び保護層の順で積層される請求項1記載の磁気センサ。
  6. 前記磁気抵抗効果素子には、前記反強磁性層の下にシード層が形成されており、前記非磁性層は前記シード層と同じ材料の層で形成されるとともに前記シード層よりも厚い膜厚で形成される請求項5記載の磁気センサ。
  7. CoFeにおけるFeの含有量が、50at%〜70at%の範囲内である請求項4に記載の磁気センサ。
  8. 前記非磁性層は、NiFeCr、あるいは、Cu、Ta、IrMn、PtMn、Ruの少なくともいずれか1種で形成される請求項1、2、5、6のいずれか1項に記載の磁気センサ。
  9. 前記非磁性層は、前記磁気抵抗効果素子を構成する各層のいずれかと同じ材料の層で形成される請求項1、2、5、6、8のいずれか1項に記載の磁気センサ。
  10. 基板上に、反強磁性層、固定磁性層、非磁性材料層及びフリー磁性層が積層されて成る磁気抵抗効果素子と、前記磁気抵抗効果素子と電気的に接続された固定抵抗素子とを有し、
    前記固定抵抗素子は、Co100-yFey(yは、30at%〜70at%)層と、前記Co100-yFey層よりも抵抗温度係数(TCR)が低い非磁性層とを積層して構成され、前記磁気抵抗効果素子よりも積層数が少ないことを特徴とする磁気センサ。
  11. CoFeにおけるFeの含有量が、50at%〜70at%の範囲内である請求項10に記載の磁気センサ。
  12. 前記非磁性層は、NiFeCr、あるいは、Cu、Ta、IrMn、PtMn、Ruの少なくともいずれか1種で形成される請求項10または11に記載の磁気センサ。
  13. 前記非磁性層は、前記磁気抵抗効果素子を構成する各層のいずれかと同じ材料の層で形成される請求項10ないし12のいずれか1項に記載の磁気センサ。
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