JP5434864B2 - 部品の組付方法 - Google Patents

部品の組付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5434864B2
JP5434864B2 JP2010212910A JP2010212910A JP5434864B2 JP 5434864 B2 JP5434864 B2 JP 5434864B2 JP 2010212910 A JP2010212910 A JP 2010212910A JP 2010212910 A JP2010212910 A JP 2010212910A JP 5434864 B2 JP5434864 B2 JP 5434864B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assembly
punch
component
primary workpiece
assembling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010212910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012066275A (ja
Inventor
雄太 前田
宏司 小島
あゆみ 吉谷
清和 二見
章 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010212910A priority Critical patent/JP5434864B2/ja
Publication of JP2012066275A publication Critical patent/JP2012066275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5434864B2 publication Critical patent/JP5434864B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Description

本発明は、プレス装置を用いて分断された部品を被組付体に組み付ける部品の組付方法に関する。
従来、プレス装置を用いて一次加工物から部品を分断するとともに、分断された部品を被組付体に組み付ける工法が知られている。
例えば、特許文献1に開示された「金属部品の電子部品本体への取付方法」は、外周部から突出する連結部を介して取付板に連結されている金属部品について、ダイ及びパンチを用いて連結部を切断し電子部品本体へ取り付ける方法である。ここで、ダイはパンチ挿入孔を有し、一方パンチは刃を有し、且つ対向するパンチ挿入孔とパンチの刃のいずれか一方には凸部が設けられ、他方には凸部に噛み合う凹部が設けられる。そして、電子部品本体の上部にダイのパンチ挿入孔とパンチとをこの順番で配置し、パンチを下降して金属部品を介してパンチ挿入孔に挿入することで金属部品の連結部をパンチ挿入孔とパンチの刃によって切断し、同時に取付板から切り離した金属部品をパンチ挿入孔に設けた凸部または凹部にガイドさせながら降下させて電子部品本体上に配置させる。
特開2010−10385号公報
以下、「部品」、「一次加工物」、「被組付体」は、それぞれ、特許文献1の「金属部品」、「取付板」、「電子部品本体」に対応する。特許文献1の組付方法では、部品の外縁をダイのパンチ挿入孔の内壁でガイドして被組付体上に降下させる。そのため、ガイドされる部分を部品の外縁に設ける必要があり、摺動抵抗や、部品の分断面に付着したバリ等によって、部品がパンチ挿入孔の内壁に引っ掛かり、部品が傾いて被組付体に適正な姿勢で配置できないおそれがある。
さらに、部品の外縁とパンチ挿入孔の内壁との間には部品が移動するための隙間が必要となり、この隙間に起因して、部品を被組付体に配置する位置精度が低下する。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、組付時に部品の傾きを防止し、部品を被組付体に適正な姿勢で配置する部品の組付方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、プレス装置を用いて分断された部品を当該プレス装置を用いて被組付体に組み付ける部品の組付方法であって、セット工程、分断工程および組付工程を含む。ここで、「プレス装置」とは、プレス専用機に限らず、エアシリンダ、電動シリンダ等の汎用アクチュエータを利用し押圧作動可能な装置全般を含む。
セット工程では、ベースブロックに支持された被組付体の組付作業面側に、ダイ、一次加工物、パンチをこの順番で配置するとともに、支持部材により一次加工物を支持する。ダイは、固定され分断エッジを有する。一次加工物は、分断される部品が捨て部と一体に形成されている。パンチは、一次加工物から部品を分断可能な分断刃を有し、ダイに対して相対移動する。また、支持部材は、ベースブロックの穴部の内壁に外壁が嵌合しパンチの移動方向と直交方向の位置がベースブロックに対して位置決めされている。支持部材は、被組付体に形成される穴部または切り欠き部を貫通して設置され、パンチに連動して移動可能である。
分断工程では、パンチが部品に当接した状態でパンチを被組付体側に移動させ、分断刃と分断エッジとにより一次加工物から部品を分断する。
組付工程では、分断工程に連続して、または、分断工程の後、パンチをさらに被組付体側に移動させ、パンチが当接し且つ支持部材によって支持されている部品を被組付体に組み付ける。
そして、一次加工物は、支持部材に支持される被支持部が被組付体の組付作業面に対向する面に形成される。例えば、被組付体が略水平に設置され、被組付体の上方に一次加工物が略水平に設置される場合、一次加工物の下面に被支持部が形成され、支持部材は、一次加工物の下方から一次加工物および分断工程後の部品を支持することとなる。
したがって、ガイドされる部分を部品の外縁に設けないので、摺動抵抗や、部品の分断面に付着したバリ等によって部品が傾くおそれがなく、部品を被組付体に適正な姿勢で配置することができる。
請求項2に記載の発明によると、支持部材は、セット工程で一次加工物を支持部材に対して位置決めする位置決め部を設けている。
支持部材が被組付体に位置決めされるように設けられれば、セット工程で一次加工物が支持部材に位置決めされて支持されることにより、一次加工物が被組付体に対して位置決めされる。よって、一次加工物から分断される部品を被組付体に配置する位置精度が向上する。
請求項3に記載の発明によると、被組付体は、組付作業面に部品を挿着するための溝部を有し、被組付体または部品は、溝部の幅を該溝部に挿着される部品の幅に対して小さくする「しまり嵌め部」を設けており、組付工程において、部品は、パンチにより溝部に圧入される。
この場合、例えば、部品の幅を一定とし溝部の幅を局部的に小さくすることで、しまり嵌め部を被組付体側に設けてもよい。あるいは、溝部の幅を一定とし部品の幅を局部的に大きくすることで、しまり嵌め部を部品側に設けてもよい。また、しまり嵌め部を局部的に設けるのでなく、部品の挿着箇所の全長にわたって溝部の幅を部品の幅に対して小さくしてもよい。
また、部品の圧入を容易にするため、被組付体は、弾性を有する樹脂材料で成形されることが好ましい。しまり嵌めの適正寸法は、部品および溝部の幅寸法ならびに公差、被組付体の許容圧縮応力等から設定することが好ましい。
これにより、組付工程で部品が被組付体に固定される。したがって、後工程の運搬時、保管時、作業時等に部品の位置ずれを防止することができる。例えば、部品が組み付けられた被組付体を後工程で金型にセットして樹脂成形する場合に、部品が成形圧で変形したり動いたりすることを防止することができる。
請求項4に記載の発明によると、部品は、電気的導通可能な金属製のターミナルであり、被組付体は、樹脂で形成される。
これにより、本発明の部品の組付方法を、例えば、配線ユニットの製造方法として実施することができる。配線ユニットは、一般に、金属製のターミナルが絶縁性の樹脂成形体に内蔵されたものであり、電動アクチュエータやセンサ装置等が制御装置と一体化したモジュール等に用いられる。
請求項5に記載の発明によると、一次加工物は、棒状または帯状の複数のターミナルが並列に配置され、複数のターミナルの一方の端部が共通の捨て部に接合された櫛状を呈する。
一般に配線ユニットは、複数のターミナルを並列に配置するレイアウトを採用する場合が多い。そこで、複数のターミナルの一方の端部が共通の捨て部に接合された櫛状の一次加工物から複数のターミナルを分断し、一度に被組付体に組み付けることで、組付工程の効率を向上することができる。
さらに請求項6に記載の発明によると、一次加工物は、隣接する複数のターミナルを連結しターミナルと共に被組付体に組み付けられるタイバーを設けている。そして、部品の組付方法は、組付工程の後、タイバーを除去するタイバー除去工程を含む。
特に、ターミナルが細くて軽量の場合、1本ずつのターミナルが分離しているよりも、複数のターミナルがタイバーで連結されている方が安定した姿勢で被組付体に組み付けることができる。
本発明の第1実施形態によって製造される配線ユニットの(a)平面斜視図、(b)底面斜視図である。 本発明の第1実施形態によって製造される配線ユニットに係る電気的接続の構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態による(a)ターミナル(部品)、(b)支持部材の概略図である。 本発明の第1実施形態によるプレス装置の断面図であり、(a)セット工程、(b)分断工程、(c)組付工程を示す。 図4(a)、(b)、(c)のプレス装置をV方向から視た側面図である。 本発明の第1実施形態による台座(被組付体)の溝部を(a)天方向から視た拡大図、(b)側面から視た拡大図である。 本発明の第2実施形態による(a)ターミナル(部品)、(b)支持部材の概略図である。 その他の実施形態による(a)部品、(b)支持部材の概略図である。
本発明の実施形態による部品の組付方法を用いて製造される配線ユニットは、車両の自動変速機に用いられ、複数の摩擦要素を選択的に係合または開放するための制御信号または検出信号などの電気的接続を行うものである。
図1に示すように、配線ユニット80は、基部81、油圧コネクタ部82、外部コネクタ部83等を含む。基部81の底面側には、自動変速機を制御する制御ユニットとしてのTCU(トランスミッションコントロールユニット)85が搭載される。配線ユニット80は、基部81に形成される取付孔84を利用して、図示しないバルブボディに取り付けられる。
また、配線ユニット80は、センサハウジング90と結合されている。スライダ91は、レンジの選択に応じてセンサハウジング90に対して往復移動可能に設けられている。レンジセンサ92は、スライダ91の移動位置により自動変速機のレンジを検出する。また、回転数センサ93は、自動変速機の回転数を検出する。
図2に、配線ユニット80に係る電気的接続の構成を模式的に示す。TCU85は、基部81に直接搭載される。油圧コネクタ部82には、自動変速機の油圧を検出する油圧センサ86、及び、自動変速機の油圧を制御する電磁油圧制御手段としてのリニアソレノイド弁87からの配線が接続される。外部コネクタ部83には、ECU(電子制御装置)等88から、車速、エンジン回転数等の各種運転情報が通信される。ECU等88は、例えばCAN(コントローラエリアネットワーク)を含む。外部コネクタ部83には、また、電源89から電力が供給される。配線ユニット80は、さらに、センサハウジング90を経由してレンジセンサ92、回転数センサ93に接続される。
以上のように、配線ユニット80は、多数の配線をコンパクトなスペースに集約するものであり、配線スペース効率の向上とともに、断線や短絡を確実に防止するための高い信頼性が要求される。
以下、本発明の実施形態による部品の組付方法を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による部品の組付方法は、「部品」としての金属製のターミナルを、樹脂成形体である「被組付体」としての台座に組み付ける方法であり、配線ユニットの製造に用いられる。この部品の組付方法は、プレス装置を用いて実施され、セット工程、分断工程、組付工程を含む。
まず、第1実施形態の部品の組付方法における一次加工物および支持部材の形状等の特徴について、図3を参照して説明する。
図3(a)に示す一次加工物31は、例えば、順送プレスラインの前工程で金属板をプレス加工して成形される。一次加工物31は、3本のターミナル41が並列に配置されており、ターミナル41の先端部41aと反対側の端部41cが共通の捨て部39に接合されている。ターミナル41は、曲げ部41bでクランク状に曲げられている。また、3本のターミナルのうち、真ん中のターミナルを除く両側の2本には凹部41eが形成されている。ターミナル41の長手方向を仮にx方向とすると、凹部41eは、x方向と直交するy方向に凹んでいる。
図3(b)に示すように、支持部材71は、略直方体の本体71aの上面である支持面71sから2つの位置決め部71dが突出している。支持面71sは、ターミナル41の被支持部41sに当接して支持する。2つの位置決め部71dには、ターミナル41の凹部41eに対応する凸部71eが設けられる。2つの位置決め部71dは、y方向についてターミナル41同士の間隙に嵌入するとともに、x方向について凸部71eがターミナル41の凹部41eに嵌入して一次加工物31を位置決めする。
次に、図4、図5を参照して、セット工程、分断工程、組付工程の各工程について説明する。ここで、図4、図5の上方向は天方向を示し、下方向は地方向を示す。
図4(a)、図5(a)に示すように、プレス装置70は、ベースブロック77、ダイ75、パンチ74等から構成される。
ベースブロック77には、台座11を載せたワークパレット76が固定される。台座11の上面が組付作業面11aとなる。台座11、ワークパレット76、ベースブロック77には、上方から視て同じ位置に長方形の穴部11h、76h、77hが形成される。また、穴部11h、76hを貫通して、略直方体状の支持部材71が挿入される。支持部材71の外壁はベースブロック77の穴部77hの内壁に精度良く嵌合し、支持部材11は、水平方向の位置がベースブロック77に位置決めされて、天地方向に摺動可能である。
ベースブロック77の穴部77h内にはスプリング78が収容される。スプリング78は、上端が支持部材71の下面に当接し、下端がベースブロック77に固定されるプラグ79に当接する。スプリング78の付勢力により、支持部材71は上方に付勢される。
ダイ75は、工具鋼などの硬質金属で形成され、ベースブロック77の上面の端部寄りに固定される。ダイ75の上面と側面との交線は、分断エッジ75cを構成する。
パンチ74は、工具鋼などの硬質金属で形成され、図示しない油圧、空圧または電動等の駆動機構により天地方向に移動可能である。パンチ74は、ダイ75の分断エッジ75aに近接する辺に分断刃74cを有している。
セット工程では、図4(a)、図5(a)に示すように、台座11の組付作業面11a側に、ダイ75、一次加工物31、パンチ74がこの順で配置されるとともに、台座11の穴部11hを貫通する支持部材71が一次加工物31の被支持部41sを支持する。被支持部41sは、台座11の組付作業面11aに対向する面に形成される。また、パンチ74の下面は、一次加工物31のうちターミナル41の部分に当接する。一方、一次加工物31のうち捨て部39は、パンチ74の下面に当接せず、ダイ75の上面に当接する。
次に、分断工程では、図4(b)、図5(b)に示すように、パンチ74が下降するとともにターミナル41を押し下げることで、パンチ74の分断刃74cとダイ75の分断エッジ75cとにより、一次加工物31のターミナル41と捨て部39とが分断される。これにより、分断された端部41cが露出する。また、分断された後も、ターミナル41は、依然支持部材71によって支持されており、脱落等することはない。
続く組付工程では、図4()、図5(c)に示すように、パンチ74がさらに下降してターミナル41を押し下げ、台座11の溝部21にターミナル41を挿着する。なお、組付工程は、分断工程から連続して実行されてもよく、あるいは、分断工程の後、一時休止を経てから実行されてもよい。
ここで、台座11の溝部21の形状について、図6を参照して説明する。
台座11は、例えばPA(ポリアミド)等の樹脂材料で成形される。PAは、弾性を有し、ターミナル41の圧入に適している。また、PAは、絶縁性に優れるため、配線ユニットの台座として適当である。さらに、PAは、耐熱性および耐ガソリン性に優れるため、自動車の自動変速機等、高温で、かつガソリンに触れる環境での使用に適している。
図6(b)に示すように、溝部21には抜き勾配θが設定されており、開口側から底面側に向かい溝幅が狭くなっている。また、図6(a)に示すように、台座11は、溝部21の長手方向に複数の対向する縮幅部21cを設けている。縮幅部21cは、断面が略円弧状であり、溝部21の内壁から突出している。
縮幅部21cにおける溝部21の幅Wgは、ターミナル41の幅Wtに対してわずかに小さく、例えば0.02〜0.12mm小さく設定されている。これにより、ターミナル41は、溝部21に対して「しまり嵌め」となり、パンチ74によって圧入される。
したがって、ターミナル41が挿着される前の縮幅部21c0は、ターミナル41が挿着されることによって圧縮変形する。そして、圧縮された縮幅部21cの弾性によってターミナル41を押圧し、台座11に固定する。縮幅部21cは、特許請求の範囲に記載の「しまり嵌め部」に相当する。
(効果)
次に、第1実施形態の部品の組付方法の効果を説明する。
(1)支持部材11は、一次加工物31の下方から一次加工物31および分断工程後のターミナル41(部品)を支持する。したがって、ガイドされる部分をターミナル41の外縁に設けないので、摺動抵抗や、ターミナル41の分断面である端部41cに付着したバリ等によってターミナル41が傾くおそれがなく、ターミナル41を台座11に適正な姿勢で配置することができる。
(2)台座11は、ベースブロック77に固定され、支持部材71は、ベースブロック77の穴77hに精度良く嵌合するため、台座11と支持部材71とが位置決めされる。また、セット工程で一次加工物31が支持部材71に位置決めされて支持されることにより、一次加工物31が台座11に対して位置決めされる。よって、一次加工物31から分断されるターミナル41を台座11に配置する位置精度が向上する。
(3)溝部21に「しまり嵌め部」としての縮幅部21cが設けられるため、ターミナル挿着工程でターミナル41が台座11に固定される。したがって、後工程の運搬時、保管時、作業時等にターミナル41の位置ずれを防止することができる。例えば、後工程で台座11を金型にセットして成形する場合に、ターミナル41が成形圧で変形することや、ターミナル41同士が接触することを防止することができる。
(4)一次加工物31は、並列に配置された複数のターミナル41の一方の端部が共通の捨て部39に接合された櫛状に形成されているため、分断工程で、一次加工物31から複数のターミナル41を一度に分断し、組付工程で、複数のターミナル41を一度に台座11に組み付けることができる。よって、組付工程の効率を向上することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の部品の組付方法における一次加工物および支持部材の形状等の特徴について、図7を参照して説明する。以下の実施形態の説明では、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図7(a)に示す一次加工物32は、例えば、順送プレスラインの前工程で金属板をプレス加工して成形される。一次加工物32は、3本のターミナル42が並列に配置されており、ターミナル42の先端部42aと反対側の端部42cが共通の捨て部39に接合されている。ターミナル42は、曲げ部42bでクランク状に曲げられている。また、隣接するターミナル42は、タイバー42tによって連結されている。ターミナル42の長手方向を仮にx方向とすると、タイバー42tは、x方向と直交するy方向に延びている。
図7(b)に示すように、支持部材72は、略直方体の本体72aの上面である支持面72sから4つの位置決め部72dが突出している。支持面72sは、ターミナル42の被支持部42sに当接して支持する。4つの位置決め部72dは、y方向についてターミナル42同士の間隙に嵌入するとともに、x方向についてタイバー42tの両側に嵌入して一次加工物32を位置決めする。
第1実施形態と同様の分断工程および組付工程により、一次加工物32の捨て部39を残して3本のターミナル42がタイバー42tと共に分断され、被組付体としての台座に組み付けられる。その後、タイバー除去工程でタイバー42tが除去される。
例えば、タイバー42tが、押し切られて除去される場合、台座11の穴部11hは、タイバー42tの押し切りの逃がし穴として利用することができる。
第2実施形態では、第1実施形態の効果(1)〜(4)を共有する他、下記の効果(5)を奏する。
(5)ターミナル42が細くて軽量の場合であっても、複数のターミナル42がタイバー42tで連結されているので、安定した姿勢で台座に組み付けることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態の部品の組付方法における一次加工物および支持部材の形状等の特徴について、図8を参照して説明する。
図8に示す一次加工物33は、例えば、アルミニウムダイカストで成形される。このように、一次加工物33はプレス加工以外の工法で加工されたものであってもよい。一次加工物33は、部品43が端部43cで捨て部39に接合されている。部品43は、板状の本体43aに円筒状のボス部43bが形成されている。ボス部43bの穴の底面は平坦に形成され、被支持部43sとして機能する。
図8(b)に示すように、支持部材73は、先端が面取りされた円柱状であり、端面が支持面73sとして、部品43の被支持部43sを支持する。また、支持部材73の先端外周がボス部43bの穴に嵌入することで一次加工物33を位置決めする。
第3実施形態によると支持部材を単純な形状とすることができるため、プレス装置の製作が容易となる。また、異なる被組付体に対してワークパレットを交換することにより、プレス装置を汎用装置として使用することができる。
(その他の実施形態)
(ア)上記の実施形態では、支持部材71は、台座11に形成される穴部11hを貫通して設置される。しかし、支持部材71が貫通する空間は周囲が壁に囲まれる穴部に限らず、周囲の一部が開放された切り欠き部でもよい。
(イ)上記の実施形態では、一次加工物31等を台座(被組付体)に対して位置決めする「位置決め部」を支持部材に設けている。しかし、パンチの水平方向の位置が台座(被組付体)に対して位置決めされていれば、位置決め部をパンチ側に設けてもよい。
(ウ)上記の実施形態では、プレス装置のベースブロック、ダイおよび台座(被組付体)等が固定され、パンチが天地方向に移動する。しかし、パンチを固定し、ベースブロック、ダイおよび台座(被組付体)等を天地方向に移動させることにより、パンチとダイとを相対移動させるようにしてもよい。
(エ)上記の実施形態のプレス装置は、ワークパレットに置かれた被組付体が略水平に設置され、パンチが天地方向に移動する。しかし、被組付体および一次加工物を磁力等で支持することにより、プレス装置のパンチを天地方向以外の方向、例えば水平方向に移動するようにしてもよい。
(オ)上記の実施形態では、台座11の縮幅部21c(しまり嵌め部)は、ターミナル41が挿着される溝部21に局部的に設けられる。その他、縮幅部は溝部21の全長にわたって設けられてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
11 ・・・台座(被組付体)、
11a ・・・組付作業面、
11h ・・・穴部、
21 ・・・溝、
21c ・・・縮幅部(しまり嵌め部)、
31、32、33 ・・・一次加工物、
39 ・・・捨て部、
41、42 ・・・ターミナル(部品)、
43 ・・・部品、
41c、42c ・・・端部、
41e ・・・凹部、
41s、42s、43s・・・被支持部、
42t ・・・タイバー、
70 ・・・プレス装置、
71、72、73 ・・・支持部材、
71a、72a ・・・本体、
71d、72d ・・・位置決め部、
71e ・・・凸部、
71s、72s、73s・・・支持面、
74 ・・・パンチ、
74c ・・・分断刃、
75 ・・・ダイ、
75c ・・・分断エッジ、
76 ・・・ワークパレット、
77 ・・・ベースブロック、
80 ・・・配線ユニット、
85 ・・・TCU、
90 ・・・センサハウジング。

Claims (6)

  1. プレス装置を用いて分断された部品を当該プレス装置を用いて被組付体に組み付ける部品の組付方法であって、
    ベースブロックに支持された被組付体の組付作業面側に、固定され分断エッジを有するダイ、分断される部品が捨て部と一体に形成された一次加工物、及び、前記一次加工物から前記部品を分断可能な分断刃を有し前記ダイに対して相対移動するパンチ、をこの順番で配置するとともに、前記ベースブロックの穴部の内壁に外壁が嵌合し前記パンチの移動方向と直交方向の位置が前記ベースブロックに対して位置決めされた支持部材であって、前記被組付体に形成される穴部または切り欠き部を貫通して設置され前記パンチに連動して移動可能な支持部材により前記一次加工物を支持するセット工程と、
    前記パンチが前記部品に当接した状態で前記パンチを前記被組付体側に移動させ、前記分断刃と前記分断エッジとにより前記一次加工物から前記部品を分断する分断工程と、
    前記分断工程に連続して、または、前記分断工程の後、前記パンチをさらに前記被組付体側に移動させ、前記パンチが当接し且つ前記支持部材によって支持されている前記部品を前記被組付体に組み付ける組付工程と、
    を含み、
    前記一次加工物は、前記支持部材に支持される被支持部が前記被組付体の前記組付作業面に対向する面に形成されることを特徴とする部品の組付方法。
  2. 前記支持部材は、前記セット工程で前記一次加工物を前記支持部材に対して位置決めする位置決め部を設けていることを特徴とする請求項1に記載の部品の組付方法。
  3. 前記被組付体は、前記組付作業面に前記部品を挿着するための溝部を有し、
    前記被組付体または前記部品は、前記溝部の幅を該溝部に挿着される前記部品の幅に対して小さくするしまり嵌め部を設けており、
    前記組付工程において、前記部品は、前記パンチにより前記溝部に圧入されることを特徴とする請求項1または2に記載の部品の組付方法。
  4. 前記部品は、電気的導通可能な金属製のターミナルであり、
    前記被組付体は、樹脂で形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の部品の組付方法。
  5. 前記一次加工物は、棒状または帯状の複数の前記ターミナルが並列に配置され、複数の前記ターミナルの一方の端部が共通の捨て部に接合された櫛状を呈することを特徴とする請求項4に記載の部品の組付方法。
  6. 前記一次加工物は、隣接する複数の前記ターミナルを連結し前記ターミナルと共に前記被組付体に組み付けられるタイバーを設けており、
    前記組付工程の後、前記タイバーを除去するタイバー除去工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の部品の組付方法。
JP2010212910A 2010-09-23 2010-09-23 部品の組付方法 Active JP5434864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010212910A JP5434864B2 (ja) 2010-09-23 2010-09-23 部品の組付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010212910A JP5434864B2 (ja) 2010-09-23 2010-09-23 部品の組付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012066275A JP2012066275A (ja) 2012-04-05
JP5434864B2 true JP5434864B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=46164163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010212910A Active JP5434864B2 (ja) 2010-09-23 2010-09-23 部品の組付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5434864B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5907046B2 (ja) * 2012-11-15 2016-04-20 株式会社デンソー 自動変速機の配線装置
CN111941062B (zh) * 2020-07-15 2022-08-12 和氏工业技术股份有限公司 电动助力转向器总成装配工艺

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5122382B2 (ja) * 2008-06-26 2013-01-16 帝国通信工業株式会社 金属部品の電子部品本体への取付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012066275A (ja) 2012-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0698940A2 (en) Wiring circuit for an electrical connection box, method and apparatus for forming the wiring circuit
EP2472677A2 (en) Circuit board assembly, board device, and method for assembling a circuit board assembly
JP2007087710A (ja) コネクタ,それに用いる端子またはプレス部品およびその製造方法
US4887347A (en) Method of producing a contact spring structure of an electromagnetic relay
JP5434864B2 (ja) 部品の組付方法
JP4212511B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の組立方法
JP3173038U (ja) ピン打ち装置
JP2011049089A (ja) ターミナル部材
JP5631503B2 (ja) 電気回路装および電気回路装置の製造方法
JP2010073549A (ja) コネクタおよびその製造方法
CN108856593B (zh) 引脚成型装置
US7909621B1 (en) Socket connector having contact terminal tail with split solder ball retained thereon and method fabricating the same
JP2006320934A (ja) プレス加工装置
JP2007287381A (ja) 電気部品用ソケット
JP2011249285A (ja) Ledユニット
JP6307365B2 (ja) 端子、端子取付構造及び前記端子を備える電気接続箱
CN211907917U (zh) 端子调整设备
US8458901B2 (en) Electronic component embedded connector, and method and device for manufacturing the same
US9252518B2 (en) Electric connection structure of electronic component
JP3906562B2 (ja) モータ保持装置
JP2011048982A (ja) フローティングコネクタ
JP3414803B2 (ja) 電動機の製造方法
JP6186204B2 (ja) 半導体装置及びリードフレーム
JPH08148894A (ja) 電子部品組付装置
CN109382563B (zh) 组装系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131125

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5434864

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250