JP5434517B2 - D/aコンバータ - Google Patents

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本発明は、電流ステアリング型のD/A変換器に使用される電流スイッチング回路に用いるオフセット電圧生成回路に関するものである。
図15に、電流ステアリングのD/Aコンバータ回路101を示す。電流ステアリングのD/Aコンバータ回路101は、同一の電流源Cur1ないしCurnを備える。また、電流源Cur1ないしCurnのそれぞれに対応して、差動スイッチング回路SW1ないしSWnを備える。差動スイッチング回路SW1ないしSWnは、電流源Cur1ないしCurnにより生成された電流Ioを、出力端子OUT1またはOUT2のいずれかに切替えて出力する役割を持つ。サーモメータデコーダ111には、デジタル入力D1ないしDmによりmビットのバイナリコードが入力される。サーモメータデコーダ111からは、バイナリコードから導出されたコード化信号T1ないしTnが出力され、スイッチドライバ112に入力される。スイッチドライバ112は、差動スイッチング回路SW1ないしSWnを駆動するための回路である。スイッチドライバ112からは、制御信号DT1ないしDTn、制御信号DT1BないしDTnBが出力され、差動スイッチング回路SW1ないしSWnの各々に入力される。
また、図16に、差動スイッチング回路SW1およびスイッチドライバ112の詳細な回路図を示す。差動スイッチング回路SW1は、スイッチ用のPMOSトランジスタであるトランジスタS1およびS2を備える。また、スイッチドライバ112は、スイッチドライバ用のドライバDrv1およびDrv2と、インバータINV1を備える。ドライバDrv1およびDrv2、インバータINV1は入力反転素子である。インバータINV1の入力端子にはコード化信号T1が入力され、反転されたコード化信号T1Bが出力される。ドライバDrv2にはコード化信号T1Bが入力され、コード化信号T1と同相の制御信号DT1が出力される。制御信号DT1は、トランジスタS2のゲート端子に入力される。また、ドライバDrv1の入力端子にはコード化信号T1が入力され、コード化信号T1と逆相の制御信号DT1Bが出力される。制御信号DT1Bは、トランジスタS1のゲート端子に入力される。また、トランジスタS1とS2のソース端子は、共通のノードN1に接続される。
サーモメータデコーダ102は、図17のグラフに示すように、デジタル入力D1ないしDmを、出力電流IOUT1およびIOUT2に変換する。そして、出力端子OUT1およびOUT2に負荷抵抗R1およびR2を接続しているため、出力電流IOUT1およびIOUT2を出力電圧VOUT1およびVOUT2に変換する事が可能となる。よって、D/A変換動作が実現される。
特開2002−280890号公報
差動スイッチング回路SW1では、出力電圧VOUT1とVOUT2の電圧値によって、トランジスタS1およびS2の動作状態が変化する。図16のトランジスタS1をオン、トランジスタS2をオフに設定し出力電圧VOUT1の電圧値を変化させた場合における、出力電圧VOUT1とトランジスタS1およびS2の動作状態との関係を、図18のグラフに示す。出力電圧VOUT1が変化し、トランジスタS1およびS2の動作状態が飽和状態から非飽和状態へ変わると、ノードN1の電圧値であるソース電圧VN1が変動する。すると、重要な性能であるSNDR(Signal-to-Noise and Distortion Ratio)特性を劣化させる原因となる。
本発明は前記背景技術の課題の少なくとも1つを解消するためになされたものであり、SNDR特性の劣化を防止する事が可能なD/Aコンバータを提供することを提案する。
本開示のD/Aコンバータは、デジタル入力信号に基づいて複数のコード信号を出力するデコーダと、複数の定電流源と、複数の定電流源のそれぞれに一端が接続され、コード信号に応じてオンオフする第1トランジスタおよび第2トランジスタを有する複数の差動スイッチと複数の差動スイッチの内のそれぞれの第1トランジスタの他端が接続される第1出力端子と、複数の差動スイッチの内のそれぞれの第2トランジスタの他端が接続される第2出力端子とを有し、コード信号に応じて複数の定電流源から出力される電流に基づいて、第1出力端子および第2出力端子のそれぞれに出力電圧を出力する出力回路と、第1レベル電圧および第2レベル電圧を生成する制御電圧生成回路と、第1電源線と第2電源線とに接続され、入力されコード信号に基づいて第1トランジスタおよび第2トランジスタのゲート端子のそれぞれに第1レベル電圧を有する第1信号および第2レベル電圧を有する第2信号を供給する1対のドライバ回路と、第1コンデンサおよび第2コンデンサを充放電する充放電回路と、第1コンデンサの一端と第1電源線とをオンして接続またはオフして切断する第1スイッチ素子と、第1コンデンサの他端と第2電源線とをオンして接続またはオフして切断する第2スイッチ素子とを有する第1スイッチ群と、第1コンデンサの一端と充放電回路の出力端子とをオンして接続またはオフして切断する第3スイッチ素子と、第1コンデンサの他端と接地電源線とをオンして接続またはオフして切断する第4スイッチ素子とを有する第2スイッチ群と、第2コンデンサの一端と第1電源線とをオンして接続またはオフして切断する第5スイッチ素子と、第2コンデンサの他端と第2電源線とをオンして接続またはオフして切断する第6スイッチ素子とを有する第3スイッチ群と、第2コンデンサの一端と充放電回路の出力端子とをオンして接続またはオフして切断する第7スイッチ素子と、第2コンデンサの他端と接地電源線とをオンして接続またはオフして切断する第8スイッチ素子とを有する第4スイッチ群と、を有し、コード信号に応じて、第1スイッチ群と第4スイッチ群がオンすると共に第2スイッチ群と第3スイッチ群がオフする第1状態と、第1スイッチ群と第4スイッチ群がオフすると共に第2スイッチ群と第3スイッチ群がオンする第2状態とを切り替えることを特徴とする。
本開示のD/Aコンバータによれば、SNDR特性の劣化を防止する事が可能なD/Aコンバータを提供することが可能になる。
D/Aコンバータ回路1における一実施例の詳細回路図である。 D/Aコンバータ回路1における一実施例のトランジスタの動作図(その1)である。 D/Aコンバータ回路1における一実施例の動作波形図(その1)である。 D/Aコンバータ回路1における一実施例のオフセット電圧のグラフである。 D/Aコンバータ回路1における一実施例の回路図である。 D/Aコンバータ回路1における一実施例の主要回路図(その1)である。 D/Aコンバータ回路1における一実施例の等価回路図(その1)である。 D/Aコンバータ回路1における一実施例の等価回路図(その2)である。 D/Aコンバータ回路1における一実施例の動作波形図(その2)である。 D/Aコンバータ回路1における一実施例の主要回路図(その2)である。 D/Aコンバータ回路1における一実施例の等価回路図(その3)である。 D/Aコンバータ回路1における一実施例の等価回路図(その4)である。 電荷補充回路における一実施例の変形例(その1)である。 電荷補充回路における一実施例の変形例(その2)である。 D/Aコンバータ回路101における一実施例の回路図である。 D/Aコンバータ回路101における一実施例の詳細回路図である。 D/Aコンバータ回路101における一実施例の出力電流図である。 D/Aコンバータ回路101における一実施例のトランジスタの動作図である。
まず、SNDR特性を改善させるための回路例を、図1を用いて説明する。図1は、差動スイッチング回路SW1、スイッチドライバ112、オフセット電源回路15の詳細な回路図である。オフセット電源回路15は、OTA(Operational Transconductance Amplifier)16およびデカップリングコンデンサCrfを備える。OTA16の反転入力端子にはオフセット電圧Voffが入力され、非反転入力端子には出力端子が接続される。OTA16およびデカップリングコンデンサCrfの出力端子は、ノードN2を介してスイッチドライバDRV1とDRV2の下側電源に接続される。オフセット電源回路15は、トランジスタS1およびS2の飽和状態を保つための下側オフセット電圧VN2を出力する。トランジスタS1およびS2は、ゲート容量Csw1およびCsw2をそれぞれもつ。また、ノードN1には寄生容量CPPが存在する。また、出力端子OUT1に負荷抵抗R1が接続される。なお、その他の構成は図16と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
図1の回路において、出力電圧VOUT1の電圧値を変化させた場合における、出力電圧VOUT1とトランジスタS1およびS2の動作状態との関係を、図2のグラフに示す。オフセット電源回路15によって下側オフセット電圧VN2が供給されることで、図2のグラフに示すように、トランジスタS1およびS2の飽和状態が保たれる領域を拡大することが可能となる。
図1の回路にて、トランジスタS1およびS2の出力切り替えを繰り返した場合の波形を、図3に示す。図3において、コード化信号T1がハイレベルの期間では、トランジスタS1がオン状態、トランジスタS2がオフ状態とされる。また、コード化信号T1がローレベルの期間では、トランジスタS1がオフ状態、トランジスタS2がオン状態とされる。図3に示すように、下側オフセット電圧VN2を一定電圧に保つ事は難しくなる。これは、トランジスタS1およびS2の切り替わりに応じて、ゲート容量Csw1およびCsw2が放電され、デカップリングコンデンサCrfに電荷の移動が生じるためである。そして、図3に示すように、下側オフセット電圧VN2の電圧変動によって、トランジスタS1およびS2のソース電圧VN1が変動していることが分かる。
ソース電圧VN1が変動すると、ノードN1の寄生容量CPPに充放電電流が必要になる。また、電流源Cur1に備えられるトランジスタMCur(不図示)のゲート電圧VB1を変動させる。よって、図3に示すように、出力電流IOUT1とIOUT2が変動するため、SNDR特性が劣化する。SNDR特性の劣化を押さえるためには、下側オフセット電圧VN2の電圧変動を抑えるために、ノードN2に接続されるデカップリングコンデンサCrfの容量値を大きくする方法が挙げられるが、コンデンサ面積の増加が問題となるため困難である。
次に、出力切り替わり時の下側オフセット電圧VN2の変動のピーク電圧Vpeakについて説明する。図1の回路において、トランジスタS1およびS2の切り替わり時に電流の移動が起こる。そして、下側オフセット電圧VN2の電圧は、図4の実線のように変化する。このとき、切り替わり時における、変化後の下側オフセット電圧VN2の電圧値は、下記の(式1)より求めることができる。
Figure 0005434517
ここでCrは、デカップリングコンデンサCrfの容量値である。またCswは、トランジスタS1、S2のゲート容量である。また、オフセット変化時のピーク電圧Vpeakの値は、下記の(式2)より求める事ができる。
Figure 0005434517
(式1)(式2)より、ピーク電圧Vpeakは、デカップリングコンデンサCrfのデカップリング容量Crと、トランジスタS1、S2のゲート容量Cswとの比によって決まることが分かる。なお、ドライバDrv1およびDrv2のオン抵抗やOTA16の電流等によって、実際の回路における実際のピーク電圧Vpeakの波形は、図4の破線の波形となる。
本開示のD/Aコンバータ回路1に係る第1実施形態を、図1ないし図9を用いて説明する。第1実施形態では、デカップリングコンデンサCrfの容量を大きくすることなく、下側オフセット電圧VN2の変動を抑えることが可能な回路を説明する。図5に、本実施形態に係るD/Aコンバータ回路1の回路図を示す。
D/Aコンバータ回路1は、同一の電流源Cur1ないしCurnを備える。また、電流源Cur1ないしCurnのそれぞれに対応して、差動スイッチング回路SW1ないしSWnを備える。差動スイッチング回路SW1ないしSWnは、電流源Cur1ないしCurnにより生成された電流Ioを、出力端子OUT1またはOUT2のいずれかに切替えて出力する役割を持つ。サーモメータデコーダ11には、デジタル入力D1ないしDmによりmビットのバイナリコードが入力される。サーモメータデコーダ11からは、バイナリコードから導出されたコード化信号T1ないしTnが出力され、スイッチドライバ12に入力される。
D/Aコンバータ回路1は、オフセット電圧生成回路13を備える。オフセット電圧生成回路13では、上側オフセット電圧VN3と下側オフセット電圧VN2が生成され、スイッチドライバ12に入力される。
D/Aコンバータ回路1は、電荷補充回路14を備える。電荷補充回路14には、コード化信号T1ないしTnが入力される。電荷補充回路14の出力端子は、ノードN2を介して供給経路22に接続されると共に、ノードN3を介して供給経路21に接続される。電荷補充回路14は、トランジスタS1およびS2の切り替わりに応じて、オフセット電圧生成回路13からスイッチドライバ12への上側オフセット電圧VN3の供給経路21と、下側オフセット電圧VN2の供給経路22に対して、補充電荷を供給する回路である。補充電荷の供給は、トランジスタS1およびS2の切り替わり時における、トランジスタS1およびS2のゲート容量Csw1およびCsw2の充放電による電荷移動を緩和するように行われる。なお、実際のD/Aコンバータ回路1においては、電流セグメント数だけ電荷補充回路14を備えることになる。
スイッチドライバ12は、差動スイッチング回路SW1ないしSWnを駆動するための回路である。スイッチドライバ12からは、制御信号DT1ないしDTn、制御信号DT1BないしDTnBが出力され、差動スイッチング回路SW1ないしSWnの各々に入力される。
第1実施形態に係るD/Aコンバータ回路1の主要な部分である、電荷補充回路14、オフセット電圧生成回路13、差動スイッチング回路SW1を接続した回路を、図6に示す。
差動スイッチング回路SW1は、スイッチ用のPMOSトランジスタであるトランジスタS1およびS2を備える。またスイッチドライバ用のドライバDrv1およびDrv2を備える。ドライバDrv1およびDrv2は入力反転素子である。ドライバDrv2にはコード化信号T1が反転されたコード化信号T1Bが入力され、コード化信号T1と同相の制御信号DT1が出力される。制御信号DT1は、トランジスタS2のゲート端子に入力される。また、ドライバDrv1の入力端子にはコード化信号T1が入力され、コード化信号T1と逆相の制御信号DT1Bが出力される。制御信号DT1Bは、トランジスタS1のゲート端子に入力される。また、トランジスタS1とS2のソース端子は、共通のノードN1に接続される。
オフセット電圧生成回路13は、ダイオード接続されたトランジスタM1およびM2と、電流源CC1を備える。オフセット電圧生成回路13からは、上側オフセット電圧VN3および下側オフセット電圧VN2が出力され、供給経路21および22を介してドライバDrv1およびDrv2へ入力される。
電荷補充回路14は、充放電回路17、トランジスタM11ないしM14、トランジスタM21ないしM24、コンデンサC1およびC2、を備える。充放電回路17は、コンデンサC1およびC2を充放電する。
トランジスタM11ないしM14について説明する。トランジスタM11ないしM14は、コンデンサC1の充放電を制御する素子である。トランジスタM11は、コンデンサC1のノードND11と充放電回路17とを接続する。トランジスタM12は、ノードND11と供給経路21とを接続する。トランジスタM11とM12とは相補に動作することで、ノードND11を、充放電回路17と供給経路21とに対して択一に接続する。トランジスタM14は、コンデンサC1のノードND12と接地電圧Vssとを接続する。トランジスタM13は、ノードND12と供給経路22とを接続する。トランジスタM14とM13とは相補に動作することで、ノードND12を、接地電圧Vssと供給経路22とに対して択一に接続する。
トランジスタM21ないしM24について説明する。トランジスタM21ないしM24は、コンデンサC2の充放電を制御する素子である。トランジスタM21は、コンデンサC2のノードND21と充放電回路17とを接続する。トランジスタM22は、ノードND21と供給経路21とを接続する。トランジスタM21とM22とは相補に動作することで、ノードND21を、充放電回路17と供給経路21とに対して択一に接続する。トランジスタM24は、コンデンサC2のノードND22と接地電圧Vssとを接続する。トランジスタM23は、ノードND22と供給経路22とを接続する。トランジスタM24とM23とは相補に動作することで、ノードND22を、接地電圧Vssと供給経路22とに対して択一に接続する。
そして充放電回路17によって、コンデンサC1のノードND11がND12に対して正電圧となるように充電が行われ、コンデンサC2のノードND21がND22に対して正電圧となるように充電が行われる。
図6の等価回路を、図7および図8へ示す。図7および図8の等価回路は、トランジスタS1およびS2のゲートをゲート容量Csw1およびCsw2で表し、トランジスタM11ないしM14とトランジスタM21ないしM24をスイッチで表した場合の等価回路である。図7の状態と図8の状態とは、トランジスタS1およびS2の切り替えに応じて、交互に切り替えられる。
図8の等価回路を説明する。図8は、トランジスタS1が導通状態とされ、トランジスタS2が非導通状態とされている場合を示す図である。ゲート容量Csw1は供給経路22に接続され、下側オフセット電圧VN2が供給される。またゲート容量Csw2は供給経路21に接続され、上側オフセット電圧VN3が供給される。コンデンサC1の接続先は供給経路21および22とされ、コンデンサC2の接続先は充放電回路17とされる。
また、図7の等価回路を説明する。図7は、トランジスタS1が非導通状態とされ、トランジスタS2が導通状態とされている場合を示す図である。ゲート容量Csw1は供給経路21に接続され、上側オフセット電圧VN3が供給される。また、ゲート容量Csw2は供給経路22に接続され、下側オフセット電圧VN2が供給される。コンデンサC1の接続先は充放電回路17とされ、コンデンサC2の接続先は供給経路21および22とされる。
トランジスタS2のオン状態からトランジスタS1のオン状態へ切り替わる場合の動作を説明する。この場合、図7の状態から図8の状態へ切り替わる。図7の状態では、ゲート容量Csw1は上側オフセット電圧VN3により充電状態とされ、ゲート容量Csw2は下側オフセット電圧VN2により放電状態とされる。またコンデンサC1は充放電回路17によって充電され、ノードND12に対してノードND11の電位が高くされている。
トランジスタS2のオン状態からトランジスタS1のオン状態へ切り替わると、図8の状態とされ、ゲート容量Csw1に蓄積されていた電荷が供給経路22へ放電される。また、供給経路22には、コンデンサC1のノードND12が接続される。よって、出力の切り替わり時にゲート容量Csw1から放電される電荷が、コンデンサC1で吸収される(図8、矢印Y11)。また、供給経路21からゲート容量Csw2に電荷が充電される。そして、供給経路21には、コンデンサC1のノードND11が接続される。よって、出力の切り替わり時にゲート容量Csw2に充電される電荷が、コンデンサC1のノードND11から供給される(図8、矢印Y12)。
次に、トランジスタS1のオン状態からトランジスタS2のオン状態へ切り替わる場合の動作を説明する。この場合、図8の状態から図7の状態へ切り替わる。図8の状態では、ゲート容量Csw2は上側オフセット電圧VN3により充電状態とされ、ゲート容量Csw1は下側オフセット電圧VN2により放電状態とされる。またコンデンサC2は充放電回路17によって充電され、ノードND22に対してノードND21の電位が高くされている。
トランジスタS1のオン状態からトランジスタS2のオン状態へ切り替わると、図7の状態とされ、ゲート容量Csw2に蓄積されていた電荷が供給経路22へ放電される。また、切り替えと同時に供給経路22には、コンデンサC2のノードND22が接続される。よって、出力の切り替わり時にゲート容量Csw2から放電される電荷が、コンデンサC2で吸収される(図7、矢印Y21)。また、供給経路21からゲート容量Csw1に電荷が充電される。そして、供給経路21には、コンデンサC2のノードND21が接続される。よって、出力の切り替わり時にゲート容量Csw1に充電される電荷が、コンデンサC2のノードND21からから供給される(図7、矢印Y22)。
トランジスタS1およびS2が交互に切り替えられる際の各ノードの波形を、図9に示す。まず比較として、電荷補充回路14を備えない場合の波形を、図9の波線部で示す。図9の破線部は、ゲート容量Csw1およびCsw2の充放電による電荷移動を緩和するように、補充電荷を供給しない場合の波形を表している。この場合には、トランジスタS1およびS2の切り替わり時には、ゲート容量Csw1とCsw2に下側オフセット電圧VN2および上側オフセット電圧VN3の電圧を変化させる電荷が生まれてしまう。よって、下側オフセット電圧VN2の電圧変動によって、差動スイッチング回路SW1のソース電圧VN1が変動してしまうため、SNDR特性が劣化する。
一方、電荷補充回路14を備える場合の波形を、図9の実線部で示す。電荷補充回路14を備えることにより、下側オフセット電圧VN2および上側オフセット電圧VN3の電圧変動を抑制することができることが分かる。これは、電荷補充回路14により、差動スイッチング回路SW1の切り替わり時に、ゲート容量Csw1とCsw2にて変化する電荷と反対方向の電荷を与えるためである。これにより、下側オフセット電圧VN2の電圧変動を抑制する事ができるため、差動スイッチング回路SW1のソース電圧VN1の電圧変動を抑制する事が可能となり、SNDR特性を劣化することを防止できる。
また、図7および図8の等価回路における、コンデンサC1の容量Cp1およびコンデンサC2の容量Cp2の最適値について説明する。電荷補充回路14が動作しない場合における、トランジスタS1およびS2の切り替わり時に移動する電荷Qswは、下記の(式5)で求められる。
Figure 0005434517
トランジスタS1およびS2が切替っても下側オフセット電圧VN2およびVN3が変化しないためには、電荷補充回路14が動作する事で下記の(式4)を満たす必要がある。
Figure 0005434517
ここでCaは下記の(式5)で求められる容量値である。また(式5)において、Cpは、Cp=Cp1=Cp2を満たす容量値である。
Figure 0005434517
また(式4)のQpは、コンデンサC1、C2の電荷であり、下記の(式6)で求められる。(式6)において、Vpは、コンデンサC1、C2の両端に印加される差電圧である。
Figure 0005434517
上記より電荷補充回路14に使用するコンデンサC1、C2の最適な容量Cp(=Cp1=Cp2)は、(式7)で求める事ができる。
Figure 0005434517
第1実施形態に係るD/Aコンバータ回路1の効果を説明する。第1実施形態では、電荷補充回路14を備えることにより、下側オフセット電圧VN2および上側オフセット電圧VN3の電圧変動を抑制することができる。これは、電荷補充回路14aにより、トランジスタS1およびS2の切り替わり時に、ゲート容量Csw1とCsw2にて変化する電荷と反対方向の電荷を与えるためである。これにより、ゲート容量とほぼ同量の小さなコンデンサを用いることで、大きい容量サイズのデカップリングコンデンサと同等の電圧変動抑制効果が得られる。よって、回路規模の増大を抑制しながら、SNDR特性の低下を防ぐ事が可能となる。
本開示のD/Aコンバータ回路1に係る第2実施形態を、図10ないし図12を用いて説明する。第2実施形態に係るD/Aコンバータ回路1の主要な部分である電荷補充回路14a、オフセット電圧生成回路13、差動スイッチング回路SW1を接続した回路を図10に示す。図10の回路は、第1実施形態に係る図6の回路の簡易化回路図である。
電荷補充回路14aは、トランジスタM13aおよびM14a、トランジスタM23aおよびM24a、コンデンサC1aおよびC2a、を備える。トランジスタM13aおよびM14aについて説明する。トランジスタM13aおよびM14aは、コンデンサC1aの充放電を制御する素子である。トランジスタM14aは、コンデンサC1のノードND12aと接地電圧Vssとを接続する。トランジスタM13aは、ノードND12aと供給経路22とを接続する。トランジスタM14aとM13aとは相補に動作することで、ノードND12aを、接地電圧Vssと供給経路22とに対して択一に接続する。
トランジスタM23aおよびM24aについて説明する。トランジスタM23aおよびM24aは、コンデンサC2aの充放電を制御する素子である。トランジスタM24aは、コンデンサC2aのノードND22aと接地電圧Vssとを接続する。トランジスタM23aは、ノードND22aと供給経路22とを接続する。トランジスタM24aとM23aとは相補に動作することで、ノードND22aを、接地電圧Vssと供給経路22とに対して択一に接続する。
図10の等価回路を、図11および図12へ示す。図11および図12の等価回路は、トランジスタS1およびS2のゲートをゲート容量Csw1およびCsw2で表し、トランジスタM13aおよびM14aとトランジスタM23aおよびM24aをスイッチで表した場合の等価回路である。図11の状態と図12の状態とは、トランジスタS1およびS2の切り替えに応じて、交互に切り替えられる。
図12の等価回路を説明する。図12は、トランジスタS1が導通状態とされ、トランジスタS2が非導通状態とされている場合を示す図である。ゲート容量Csw1は供給経路22に接続され、下側オフセット電圧VN2が供給される。またゲート容量Csw2は供給経路21に接続され、上側オフセット電圧VN3が供給される。コンデンサC1aの接続先は供給経路22とされ、コンデンサC2aの接続先は接地電圧Vssとされる。
また、図11の等価回路を説明する。図11は、トランジスタS1が非導通状態とされ、トランジスタS2が導通状態とされている場合を示す図である。ゲート容量Csw1は供給経路21に接続され、上側オフセット電圧VN3が供給される。また、ゲート容量Csw2は供給経路22に接続され、下側オフセット電圧VN2が供給される。コンデンサC1aの接続先は接地電圧Vssとされ、コンデンサC2aの接続先は供給経路22とされる。
トランジスタS2のオン状態からトランジスタS1のオン状態へ切り替わる場合の動作を説明する。この場合、図11の状態から図12の状態へ切り替わる。図11の状態では、ゲート容量Csw1は上側オフセット電圧VN3により充電状態とされ、ゲート容量Csw2は下側オフセット電圧VN2により放電状態とされる。またコンデンサC1aは接地電圧Vssによって放電される。
トランジスタS2のオン状態からトランジスタS1のオン状態へ切り替わると、図12の状態とされ、ゲート容量Csw1に蓄積されていた電荷が供給経路22へ放電される。また、供給経路22には、コンデンサC1aのノードND12aが接続される。よって、出力の切り替わり時にゲート容量Csw1から放電される電荷が、コンデンサC1aで吸収される(図12、矢印Y11a)。しかし、出力の切り替わり時にゲート容量Csw2に充電される電荷は吸収されない。
次に、トランジスタS1のオン状態からトランジスタS2のオン状態へ切り替わる場合の動作を説明する。この場合、図12の状態から図11の状態へ切り替わる。図12の状態では、ゲート容量Csw2は上側オフセット電圧VN3により充電状態とされ、ゲート容量Csw1は下側オフセット電圧VN2により放電状態とされる。またコンデンサC2aは接地電圧Vssによって放電される。
トランジスタS1のオン状態からトランジスタS2のオン状態へ切り替わると、図11の状態とされ、ゲート容量Csw2に蓄積されていた電荷が供給経路22へ放電される。また、切り替えと同時に供給経路22には、コンデンサC2aのノードND22aが接続される。よって、出力の切り替わり時にゲート容量Csw2から放電される電荷が、コンデンサC2aで吸収される(図11、矢印Y21a)。しかし、出力の切り替わり時にゲート容量Csw1に充電される電荷は供給されない。
第2実施形態に係るD/Aコンバータ回路1の効果を説明する。第2実施形態では、電荷補充回路14aを備えることにより、下側オフセット電圧VN2の電圧変動を抑制することができる。これは、電荷補充回路14aにより、トランジスタS1およびS2の切り替わり時に、ゲート容量Csw1とCsw2にて変化する電荷と反対方向の電荷を与えるためである。これにより、下側オフセット電圧VN2の電圧変動を抑制する事ができるため、差動スイッチング回路SW1のソース電圧VN1の電圧変動を抑制する事が可能となり、SNDR特性を劣化することを防止できる。なお、第2実施形態に係る電荷補充回路14aでは、上側オフセット電圧VN3の電圧変動を抑制する事はできない。しかし、上側オフセット電圧VN3は差動スイッチング回路のトランジスタをオフするだけの電圧であり、SNDR特性への影響は少ないため、上側オフセット電圧VN3の電圧変動の影響については無視することができる。
また、図11および図12の等価回路における、コンデンサC1aの容量Cp1およびコンデンサC2aの容量Cp2の最適値について説明する。スイッチ切り替わり後の下側オフセット電圧VN2の値である切替後下側オフセット電圧VN2’の値は、下記の(式8)で求められる。
Figure 0005434517
そして、下側オフセット電圧VN2の値と、切替後下側オフセット電圧VN2’の値が等しくなる場合に、コンデンサC1aおよびC2aの容量値が最適であると考えられる。よって、容量Cp1の最適値は、式(8)を整理することにより、下記の(式9)によって求める事ができる。
Figure 0005434517
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
電荷補充回路14の構成は、第1実施形態に係る図6の構成に限られない。例えば、図13に示す電荷補充回路14bの構成としてもよい。充放電回路17bは、オペアンプOP1およびOP2を備える。オペアンプOP1の非反転入力端子には基準電圧Vref1が入力され、非反転入力端子には出力端子が接続される。オペアンプOP1から出力されるリファレンス電圧VN5は、コンデンサC1bのノードND11bおよびコンデンサC2bのノードND21bに供給される。同様に、オペアンプOP2の非反転入力端子には基準電圧Vref2が入力され、非反転入力端子には出力端子が接続される。オペアンプOP2から出力されるリファレンス電圧VN4は、コンデンサC1bのノードND12bおよびコンデンサC2bのノードND22bに供給される。なお、その他の構成は、第1実施形態に係る電荷補充回路14(図6)と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。リファレンス電圧VN4およびVN5の値は、基準電圧Vref2およびVref1によって任意の値に設定することができる。よって、コンデンサC1bおよびC2bの両端に、任意の電圧を印加することが可能となる。
また例えば、図14に示す電荷補充回路14cの構成としてもよい。トランジスタM11cは、コンデンサC1cのノードND11cと電源電圧Vddとを接続する。トランジスタM14cは、コンデンサC1cのノードND12cと充放電回路17cとを接続する。また、トランジスタM21cは、コンデンサC2cのノードND21cと電源電圧Vddとを接続する。トランジスタM24cは、コンデンサC2cのノードND22cと充放電回路17cとを接続する。なお、その他の構成は、第1実施形態に係る電荷補充回路14(図6)と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。このように、電源電圧Vddを用いた回路構成としても、第1実施形態に係る電荷補充回路14と同様の効果を得ることができる。
また、オフセット電源回路15ではOTA16を用いる場合を説明したが、オペアンプを使用する場合においても下側オフセット電圧VN2が変動することは言うまでもない。
また、上側オフセット電圧VN3をオフセット電圧生成回路13から供給する場合を説明したが、この形態に限られず、電源電圧Vddを上側オフセット電圧VN3として用いても同様の効果が得られることは言うまでもない。
なお、サーモメータデコーダ11はデコーダの一例、負荷抵抗R1およびR2は電流−電圧変換回路の一例、電流Ioは単位電流の一例、電流源Cur1ないしCurnは定電流源の一例、トランジスタS1およびS2は差動スイッチ用トランジスタの一例、下側オフセット電圧VN2は第1レベル電圧の一例、上側オフセット電圧VN3は第2レベル電圧の一例、オフセット生成回路13は制御電圧生成回路の一例、トランジスタS1は第1トランジスタの一例、トランジスタS2は第2トランジスタの一例、トランジスタM11ないしM14は第1スイッチの一例、トランジスタM21ないしM24は第2スイッチの一例、ノードND11およびノードND21は第1端の一例、ノードND12およびノードND22は第2端の一例、負荷抵抗R1は第1変換回路の一例、負荷抵抗R2は第2変換回路の一例である。
1 D/Aコンバータ回路
11 サーモメータデコーダ
13 オフセット生成回路
14 電荷補充回路
S1およびS2 トランジスタ
VN1 ソース電圧
VN2 下側オフセット電圧
VN3 上側オフセット電圧
M11ないしM14 トランジスタ
M21ないしM24 トランジスタ
R1およびR2 負荷抵抗

Claims (4)

  1. デジタル入力信号に基づいて複数のコード信号を出力するデコーダと、
    複数の定電流源と、
    前記複数の定電流源のそれぞれに一端が接続され、前記コード信号に応じてオンオフする第1トランジスタおよび第2トランジスタを有する複数の差動スイッチと
    前記複数の差動スイッチの内のそれぞれの前記第1トランジスタの他端が接続される第1出力端子と、前記複数の差動スイッチの内のそれぞれの前記第2トランジスタの他端が接続される第2出力端子とを有し、前記コード信号に応じて前記複数の定電流源から出力される電流に基づいて、前記第1出力端子および前記第2出力端子のそれぞれに出力電圧を出力する出力回路と、
    第1レベル電圧および第2レベル電圧を生成する制御電圧生成回路と、
    電源線と第2電源線とに接続され、入力され前記コード信号に基づいて前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタのゲート端子のそれぞれに前記第1レベル電圧を有する第1信号および前記第2レベル電圧を有する第2信号を供給する1対のドライバ回路と、
    第1コンデンサおよび第2コンデンサを充放電する充放電回路と、
    前記第1コンデンサの一端と前記第1電源線とをオンして接続またはオフして切断する第1スイッチ素子と、前記第1コンデンサの他端と前記第2電源線とをオンして接続またはオフして切断する第2スイッチ素子とを有する第1スイッチ群と、
    前記第1コンデンサの一端と前記充放電回路の出力端子とをオンして接続またはオフして切断する第3スイッチ素子と、前記第1コンデンサの他端と接地電源線とをオンして接続またはオフして切断する第4スイッチ素子とを有する第2スイッチ群と、
    前記第2コンデンサの一端と前記第1電源線とをオンして接続またはオフして切断する第5スイッチ素子と、前記第2コンデンサの他端と前記第2電源線とをオンして接続またはオフして切断する第6スイッチ素子とを有する第3スイッチ群と、
    前記第2コンデンサの一端と前記充放電回路の出力端子とをオンして接続またはオフして切断する第7スイッチ素子と、前記第2コンデンサの他端と前記接地電源線とをオンして接続またはオフして切断する第8スイッチ素子とを有する第4スイッチ群と、
    を有し、
    前記コード信号に応じて、前記第1スイッチ群と前記第4スイッチ群がオンすると共に前記第2スイッチ群と前記第3スイッチ群がオフする第1状態と、前記第1スイッチ群と前記第4スイッチ群がオフすると共に前記第2スイッチ群と前記第3スイッチ群がオンする第2状態とを切り替えることを特徴とするD/Aコンバータ。
  2. 記第1スイッチ群と前記第2スイッチ群と前記第3スイッチ群と前記第4スイッチ群とは、前記コード信号の切り替わりに応じて、前記第1コンデンサまたは前記第2コンデンサに充電された電荷を前記第1電源線と前記第2電源線とに供給することを特徴とする請求項1に記載のD/Aコンバータ。
  3. 前記充放電回路は、
    前記第1レベル電圧が低位電圧であり前記第2レベル電圧が高位電圧である場合には、前記第1コンデンサまたは前記第2コンデンサを放電し、
    前記第1レベル電圧が高位電圧であり前記第2レベル電圧が低位電圧である場合には、前記第1コンデンサまたは前記第2コンデンサを充電し、
    前記第1スイッチ群と前記第2スイッチ群と前記第3スイッチ群と前記第4スイッチ群とは、
    前記第1トランジスタが非導通状態から導通状態へ切り替えられる際に、前記第1コンデンサの一端を前記充放電回路の出力端子との接続から前記第1電源線との接続へ切り替えると共に、前記第1コンデンサの他端を前記接地電源線との接続から前記第2電源線との接続へ切り替え、前記第2コンデンサの一端を前記第1電源線との接続から前記充放電回路の出力端子との接続へ切り替えると共に、前記第2コンデンサの他端を前記第2電源線との接続から前記接地電源線との接続へ切り替え
    前記第2トランジスタが非導通状態から導通状態へ切り替えられる際に、前記第2コンデンサの一端を前記充放電回路の出力端子との接続から前記第1電源線との接続へ切り替えると共に、前記第2コンデンサの他端を前記接地電源線との接続から前記第2電源線との接続へ切り替え、前記第1コンデンサの一端を前記第1電源線との接続から前記充放電回路の出力端子との接続へ切り替えると共に、前記第1コンデンサの他端を前記第2電源線との接続から前記接地電源線との接続へ切り替える
    ことを特徴とする請求項2に記載のD/Aコンバータ。
  4. 記充放電回路は、
    前記第1レベル電圧が低位電圧であり前記第2レベル電圧が高位電圧である場合には、前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの端が負電圧となり端が正電圧となるように充電を行い、
    前記第1レベル電圧が高位電圧であり前記第2レベル電圧が低位電圧である場合には、前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの端が正電圧となり端が負電圧となるように充電を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載のD/Aコンバータ。
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