JP5433690B2 - 抗−hiv薬としてのジケト縮合アゾロピペリジンおよびアゾロピペラジン - Google Patents
抗−hiv薬としてのジケト縮合アゾロピペリジンおよびアゾロピペラジン Download PDFInfo
- Publication number
- JP5433690B2 JP5433690B2 JP2011516575A JP2011516575A JP5433690B2 JP 5433690 B2 JP5433690 B2 JP 5433690B2 JP 2011516575 A JP2011516575 A JP 2011516575A JP 2011516575 A JP2011516575 A JP 2011516575A JP 5433690 B2 JP5433690 B2 JP 5433690B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- compound
- alkyl
- formula
- conr
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- UKJPUSRPOKIYGG-UHFFFAOYSA-N CC(C)(C)OC(N(CC[n]12)Cc1nc(N)c2[AlH2])=O Chemical compound CC(C)(C)OC(N(CC[n]12)Cc1nc(N)c2[AlH2])=O UKJPUSRPOKIYGG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- CFRROVZTUGGIRN-UHFFFAOYSA-N CC(C)(C)OC(N(CC[n]12)Cc1ncc2[AlH]C)=O Chemical compound CC(C)(C)OC(N(CC[n]12)Cc1ncc2[AlH]C)=O CFRROVZTUGGIRN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- NOESCOSQXJBDAR-UHFFFAOYSA-N C[AlH]c1c(N)nc2[n]1CCNC2 Chemical compound C[AlH]c1c(N)nc2[n]1CCNC2 NOESCOSQXJBDAR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 0 C[Al]c1c(N)nc(C2)[n]1CCN2C(C(*)=O)=O Chemical compound C[Al]c1c(N)nc(C2)[n]1CCN2C(C(*)=O)=O 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D487/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
- C07D487/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D487/04—Ortho-condensed systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/12—Antivirals
- A61P31/14—Antivirals for RNA viruses
- A61P31/18—Antivirals for RNA viruses for HIV
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D471/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
- C07D471/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D471/04—Ortho-condensed systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D519/00—Heterocyclic compounds containing more than one system of two or more relevant hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system not provided for in groups C07D453/00 or C07D455/00
Landscapes
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Virology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Oncology (AREA)
- AIDS & HIV (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
Description
本発明は、以下の式Iの化合物、それらの医薬的に許容される塩および/または溶媒和物(例えば水和物)、それらの医薬製剤、ならびにHIVなどのウイルスに罹患しているかもしくは罹患しやすい患者におけるそれらの使用を提供する。式Iの化合物、それらの医薬的に許容される塩および/または溶媒和物は、効果的な抗ウイルス薬(とりわけHIVの阻害剤として)である。それらはHIVおよびAIDSの治療において有用である。
Aは、式:
Bは、式:
aはH、ハロゲンおよびメトキシからなる群から選択され;
bおよびcは、Hおよびハロゲンからなる群から選択され;
dは、H、ハロゲン、メトキシおよび群Cからなる群から選択され;
eは、Hであり;
fおよびgは、H、(C1-C4)アルキル、および(C3-C6)シクロアルキル基からなる群から選択され、ここで、該アルキルもしくはシクロアルキル基は、F、OH、OR、NR1R2、COOR、およびCONR1R2の群から選択される1から3個の置換基で適宜置換されており;あるいは、
fおよびgは、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができ;
hおよびiは、H、(C1-C4)アルキル、および(C3-C6)シクロアルキル基からなる群から選択され、ここで、該アルキルもしくはシクロアルキル基は、F、OH、OR、NR1R2、COOR、およびCONR1R2の群から選択される1から3個の置換基で適宜置換されており;あるいは、
hおよびiは、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができ;
jおよびkは、H、F、(C1-C4)アルキル、および(C3-C6)シクロアルキル基からなる群から選択され、ここで該アルキルもしくはシクロアルキル基は、F、OH、OR、NR1R2、COOR、およびCONR1R2の群から選択される1から3個の置換基で適宜置換されており;あるいは、
jおよびkは、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができ;あるいは、
j + kは、C=Oであり;
lおよびmは、H、OH、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C1-C4)アルキル、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C3-C6)シクロアルキル、OR、ハロゲン(炭素のみに結合している)、OR、NR1R2、COOR、CONR1R2、および群Dからなる群から選択され;
nおよびoは、H、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C1-C4)アルキル、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C3-C6)シクロアルキル、COOR、CONR1R2および群Dからなる群から選択され;
Arは、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され;ここで、該フェニルおよびヘテロアリールは独立して、1から3個の同一もしくは異なるハロゲンかまたは群Eから選択される1から3個の同一もしくは異なる置換基で適宜置換されており;ヘテロアリールは、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、およびトリアゾリルからなる群から選択され;
群Cは、COOR、CONR1R2、および群Dからなる群から選択され;
群Dは、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され;ここで、該フェニルおよびヘテロアリールは独立して、1から3個の同一もしくは異なるハロゲンかまたは群Eから選択される1から3個の同一もしくは異なる置換基で適宜置換されており;ヘテロアリールは、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、およびトリアゾリルからなる群から選択され;
群Eは、OH、OR、NR1R2、CN、COOR、CONR1R2、(C1-C4)アルキル、(C3-C6)シクロアルキルからなる群から選択され、ここで該アルキルまたはシクロアルキル基は、F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される1から3個の置換基で適宜置換されており;
R、R1およびR2は独立して、H、(C1-C4)アルキル、(C3-C6)シクロアルキル基であり;あるいは、R1およびR2は、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができる]
の化合物、および医薬的に許容されるその塩に関する。
本発明の化合物は、不斉中心を有し、従ってジアステレオマーとエナンチオマーの混合物として存在しうるので、本発明には、それらの混合物に加えて、式Iの化合物の個々のジアステレオマー体およびエナンチオマー体が含まれる。
本願明細書において他に特に記載のない限り、以下の用語の1つ以上を本明細書で用いてもよく、以下の意味を有するものとする。
Aは、式:
Bは、式:
aは、H、ハロゲンおよびメトキシからなる群から選択され;
bおよびcは、Hおよびハロゲンからなる群から選択され;
dは、H、ハロゲン、メトキシおよび群Cからなる群から選択され;
eは、Hであり;
fおよびgは、H、(C1-C4)アルキル、および(C3-C6)シクロアルキル基からなる群から選択され、ここで、該アルキルもしくはシクロアルキル基は、F、OH、OR、NR1R2、COOR、およびCONR1R2の群から選択される1から3個の置換基で適宜置換されており;あるいは、
fおよびgは、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができ;
hおよびiは、H、(C1-C4)アルキル、および(C3-C6)シクロアルキル基からなる群から選択され、ここで、該アルキルもしくはシクロアルキル基は、F、OH、OR、NR1R2、COOR、およびCONR1R2の群から選択される1から3個の置換基で適宜置換されており;あるいは、
hおよびiは、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができ;
jおよびkは、H、F、(C1-C4)アルキル、および(C3-C6)シクロアルキル基からなる群から選択され、ここで該アルキルもしくはシクロアルキル基は、F、OH、OR、NR1R2、COOR、およびCONR1R2の群から選択される1から3個の置換基で適宜置換されており;あるいは、
jおよびkは、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができ;あるいは、
j + kはC=Oであり;
lおよびmは、H、OH、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C1-C4)アルキル、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C3-C6)シクロアルキル、OR、ハロゲン(炭素のみに結合している)、OR、NR1R2、COOR、CONR1R2、および群Dからなる群から選択され;
nおよびoは、H、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C1-C4)アルキル、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C3-C6)シクロアルキル、COOR、CONR1R2および群Dからなる群から選択され;
Arは、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され;ここで、該フェニルおよびヘテロアリールは独立して、1から3個の同一もしくは異なるハロゲンかまたは群Eから選択される1から3個の同一もしくは異なる置換基で適宜置換されており;ヘテロアリールは、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、およびトリアゾリルからなる群から選択され;
群Cは、COOR、CONR1R2、および群Dからなる群から選択され;
群Dは、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され;ここで、該フェニルおよびヘテロアリールは独立して、1から3個の同一もしくは異なるハロゲンかまたは群Eから選択される1から3個の同一もしくは異なる置換基で適宜置換されており;ヘテロアリールは、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、およびトリアゾリルからなる群から選択され;
群Eは、OH、OR、NR1R2、CN、COOR、CONR1R2、(C1-C4)アルキル、(C3-C6)シクロアルキルからなる群から選択され、ここで該アルキルもしくはシクロアルキル基は、F、OH、OR、NR1R2、COOR、およびCONR1R2の群から選択される1から3個の置換基で適宜置換されており;
R、R1およびR2は独立して、H、(C1-C4)アルキル、(C3-C6)シクロアルキル基であり;あるいは、R1およびR2は、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができる]
の化合物、および医薬的に許容されるその塩に関する。
抗ウイルス薬
本発明は、式Iの化合物、それらの医薬製剤、およびHIV感染症に罹患しているかもしくは罹患しやすい患者におけるそれらの使用を包含する。式Iの化合物は、医薬的に許容されるその塩を含む。式Iの化合物およびそれらの合成に有用な中間体を製造するための一般的な方法を以下のスキームに記載する(略語以降)。
以下の略語のうちの1つ以上、そのほとんどは、当業者に周知の通常の略語であり、本開示の説明および実施例の全体を通して用いられうる。
h = 時間
rt = 室温
mol = モル
mmol = ミリモル
g = グラム
mg = ミリグラム
mL = ミリリットル
TFA = トリフルオロ酢酸
DCE = 1,2-ジクロロエタン
CH2Cl2 = ジクロロメタン
TPAP = テトラプロピルアンモニウムペルルテナート
THF = テトラヒドロフラン
DEPBT = 3-(ジエトキシホスホリルオキシ)-1,2,3-ベンゾトリアジン-4(3H)-オン
DMAP = 4-ジメチルアミノピリジン
P-EDC = ポリマー担持 1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド
EDC = 1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド
DMF = N,N-ジメチルホルムアミド
ヒューニッヒ塩基 = N,N-ジイソプロピルエチルアミン
MCPBA = メタ-クロロ過安息香酸
アザインドール = 1H-ピロロ-ピリジン
4-アザインドール = 1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン
5-アザインドール = 1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン
6-アザインドール = 1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン
7-アザインドール = 1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
PMB = 4-メトキシベンジル
DDQ = 2,3-ジクロロ-5,6-ジシアノ-1,4-ベンゾキノン
OTf = トリフルオロメタンスルホンオキシ
NMM = 4-メチルモルホリン
PIP-COPh = 1-ベンゾイルピペラジン
NaHMDS = ヘキサメチルジシラザンナトリウム
EDAC = 1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド
TMS = トリメチルシリル
DCM = ジクロロメタン
DCE = ジクロロエタン
MeOH = メタノール
THF = テトラヒドロフラン
EtOAc = 酢酸エチル
LDA = リチウム ジイソプロピルアミド
TMP-Li = 2,2,6,6-テトラメチルピペリジニル リチウム
DME = ジメトキシエタン
DIBALH = 水素化ジイソブチルアルミニウム
HOBT = 1-ヒドロキシベンゾトリアゾール
CBZ = ベンジルオキシカルボニル
PCC = クロロクロム酸ピリジニウム
TBTU = O-(ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート
DEBPT = 3-(ジエトキシホスホリルオキシ)-1,2,3-ベンゾトリアジン-4(3H)-オン
BOP = ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシ-トリス-(ジメチルアミノ)-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート
典型的方法、および特定の実施例のキャラクタライズ:
他に特に記載のない限り、溶媒および試薬は、商業的供給源から得たそのままで用い、反応は窒素雰囲気下において実施した。フラッシュクロマトグラフィーは、シリカゲル 60(0.040-0.063 粒径; EM Scienceから入手)で実施した。1H NMRスペクトルは、Bruker DRX-500fにおいて500 MHzで(または、記載の通り、Bruker DPX-300BもしくはVarian Gemini 300において300 MHzで)記録した。化学シフトは、δTMS = 0に相対的なδスケールのppmで記録した。以下の内部標準を以下の溶媒中の残留プロトンに対して使用した:CDCl3 (δH 7.26)、CD3OD (δH 3.30)、およびDMSO-d6 (δH 2.50)。標準的なアクロニムを用いて、多重パターンを記載した:s(1重線)、d(2重線)、t(3重線)、q(4重線)、m(多重線)、b(ブロード)、app(見かけ上)。結合定数(J)はヘルツである。全ての液体クロマトグラフィー(LC)データをSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて島津LC-10AS液体クロマトグラフで記録し、ならびに質量分析(MS)データをエレクトロスプレーモードにおけるLC用MICROMASS(登録商標) Platformを用いて決定した。
LC/MSメソッド(すなわち、化合物同定)
メソッド1:
3分にわたって、開始%B=0, 最終%B=100のグラジエント(ラン後1分収集(1 minutes collected after run))
流速 = 4 mL/分
溶媒A = 5% ACN - 95% H2O - 10 mm 酢酸アンモニウム
溶媒B = 95% ACN - 5% H2O - 10 mm 酢酸アンモニウム
カラム: PHENOMENEX(登録商標) Luna 4.6 x 50 mm S10
メソッド2:
3分にわたって、開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント(ラン後1分収集)
流速 = 4 mL/分
溶媒A = 10% MeOH - 90% H2O - 0.1% TFA
溶媒B = 90% MeOH - 10% H2O - 0.1% TFA
カラム: PHENOMENEX(登録商標) Luna 10u C18 3.0 X 50 mm
メソッド3:
3分にわたって、開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント(ラン後1分収集)
流速 = 4 mL/分
溶媒A = 90% H2O - 10% ACN - 0.1% TFA
溶媒B = 10% H2O - 90% ACN - 0.1% TFA
カラム: SunFire C18 5u 4.6 x 50 mm
メソッド4:
2分にわたって、開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント(ラン後1分収集)
流速 = 4 mL/分
溶媒A = 90% H2O - 10% ACN - 0.1% TFA
溶媒B = 10% H2O - 90% ACN - 0.1% TFA
カラム: PHENOMENEX(登録商標) Luna 4.6 x 50 mm S10
メソッド5:
2分にわたって、開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント(ラン後1分収集)
波長 = 220
流速 = 4 mL/分
溶媒A = 90% H2O - 10% MeOH - 0.1% TFA
溶媒B = 10% H2O - 90% MeOH - 0.1% TFA
カラム: PHENOMENEX(登録商標) LUNA 4.6 x 30 mm S10
メソッド6:
2分にわたって、開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント(ラン後1分収集)
波長 = 220
流速 = 4 mL/分
溶媒A = 5% ACN - 95% H2O - 10 mm 酢酸アンモニウム
溶媒B = 95% ACN - 5% H2O - 10 mm 酢酸アンモニウム
カラム: PHENOMENEX(登録商標) LUNA 4.6 x 30 mm S10
メソッド7:
2分にわたって、開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント(ラン後1分収集)
流速 = 5 mL/分
溶媒A = 5% ACN - 95% H2O - 10 mm 酢酸アンモニウム
溶媒B = 95% ACN - 5% H2O - 10 mm 酢酸アンモニウム
カラム: PHENOMENEX(登録商標) 5u C18 4.6 x 30 mm S10
メソッド8:
3分にわたって、開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント(ラン後1分収集)
流速 = 4 mL/分
溶媒A = 10% MeOH - 90% H2O - 0.1% TFA
溶媒B = 90% MeOH - 10% H2O - 0.1% TFA
カラム: PHENOMENEX(登録商標) Luna 4.6 X 50 mm S10
メソッド9:
2分にわたって、開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント(ラン後1分収集)
流速 = 4 mL/分
溶媒A = 90% H2O - 10% MeOH - 0.1% TFA
溶媒B = 10% H2O - 90% MeOH - 0.1% TFA
カラム: PHENOMENEX(登録商標) LUNA 4.6 x 50 mm S10
メソッド10:
2分にわたって、開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント(ラン後1分収集)
波長 = 220
流速 = 4 mL/分
溶媒A = 5% H2O - 95% MeOH - 0.1% TFA
溶媒B = 95% H2O - 5% MeOH - 0.1% TFA
カラム: PHENOMENEX(登録商標) LUNA 3.0 x 50 mm S10
メソッド11:
2分にわたって、開始%B = 0, 最終%B = 30のグラジエント(ラン後1分収集)
波長 = 220
流速 = 4 mL/分
溶媒A = 90% H2O - 10% MeOH - 0.1% TFA
溶媒B = 10% H2O - 90% MeOH - 0.1% TFA
カラム: PHENOMENEX(登録商標) LUNA 4.6 x 30 mm S10
メソッド12:
2分にわたって、開始%B = 0, 最終%B = 50のグラジエント(ラン後1分収集)
波長 = 220
流速 = 4 mL/分
溶媒A = 90% H2O - 10% MeOH - 0.1% TFA
溶媒B = 10% H2O - 90% MeOH - 0.1% TFA
カラム: PHENOMENEX(登録商標) LUNA 4.6 x 30 mm S10
プレパラティブHPLCメソッド(すなわち、化合物精製)
精製メソッド: 20分かけて初期グラジエント(40% B, 60% A)から最終グラジエント(100% B, 0% A)に勾配、3分間ホールド(100% B, 0% A)
溶媒A: 10% MeOH / 90% H2O / 0.1% トリフルオロ酢酸
溶媒B: 10% H2O / 90% MeOH / 0.1% トリフルオロ酢酸
カラム: YMC C18 S5 20x100 mm カラム
検出器波長: 220 nm
トルエン(25 mL)中のA1-In-2(248 mg)および安息香酸ヒドラジド(136 mg)の混合液を、Dean-Stark trapを用いて、24時間還流加熱した。冷却後、該混合液を減圧濃縮し、該残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5% MeOH/CH2Cl2)により精製した後、Et2Oから結晶化させて、表題の化合物A-In-3を白色の結晶性物質として得た。
30% HBr/HOAc中のA1-In-3の混合液(1.7 mL)を室温で3時間撹拌した。減圧下で濃縮し、水溶液を得て、それをCH2Cl2(15 mL)で抽出した。有機層を、飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮した。該残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10%の、CH2Cl2中の10%c-NH4OH/MeOH)により精製して、A-In-4を白色の固形物として得た。
撹拌した、CH2Cl2(2 mL)中のA-In-4(30 mg)およびA-In-5(40 mg)の溶液に、N2下においてジイソプロピルエチルアミン(31 μL)を加え、該混合液を1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した後、該残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(10% MeOH/CH2Cl2)により精製し、次いでEt2Oからトリチュレートして、表題の化合物A1をオフホワイト色の結晶性の粉末として得た。
A-InおよびAのキャラクタライズ(表A):
表A
式1の化合物Bの製造
2-ケト酸(1当量)、3-フェニル-5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFもしくはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFもしくはTHFを減圧下においてエバポレートして除去し、該残渣を、酢酸エチルと、5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液との間に分配した。水層を、酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて、無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して、粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製した。
B-InおよびBのキャラクタライズ(表B):
表B
式1の化合物Cの製造
2-ケト酸(1当量)、3-ブロモ-5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFもしくはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFもしくはTHFを減圧下においてエバポレートして除去し、該残渣を、酢酸エチルと、5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液との間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて、無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それを、トリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製して、C-In-1を得た。
塩基(例えば、Cs2CO3、K2CO3、NaCO3、Na3PO4、NaH2PO4、Na2HPO4、Et3N、iPr2NEt、t-BuOK、t-BuONa)の存在もしくは非存在で、C-In-1(1当量)、ボロン剤もしくはスタンナン剤(1-10当量)およびパラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド)(0.05-1当量)を、DMFもしくはジオキサン中にて、水の存在もしくは非存在で合わせた。該反応液を、密閉した管の中で100℃〜200℃に加熱したか、またはマイクロ波シンセサイザで20分〜72時間処理した。該混合液をMeOHで希釈し、濾過した。該濾液を濃縮し、トリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製して、化合物Cを得た。
C-InおよびCのキャラクタライズ(表C):
表C
式1の化合物Dの製造
2-ケト酸(1当量)、D-In-1(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFまたはTHF中で合わせた。該混合液を、室温で17時間撹拌した。DMFもしくはTHFを減圧下でエバポレートにより除去し、残渣を、酢酸エチルと、5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液間に分配した。水層を、酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて、無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製した。
Dのキャラクタライズ(表D):
表D
式1の化合物Eの製造
丸底フラスコに、E-In-1(1当量)、CH2Cl2、メシチレンおよび塩化スズ(IV)(0.3当量)を充填した。該混合液を還流した後、アミノアセトアルデヒドジエチルアセタール(2当量)をゆっくりと加えた。該反応液を2 - 3日間還流した。該反応液をCH2Cl2で希釈し、活性炭により濾過し、該濾液をエバポレートして固形物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製して、E-In-2を得た。
丸底フラスコに、E-In-2(1当量)、CCl4およびN-ブロモスクシンイミド(1当量)を充填した。該溶液を30分間還流した後、冷却した。該CCl4溶液をデカンテーションして茶色の固形物を除き、エバポレートした。残渣をトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製して、E-In-3を得た。
塩基(例えば、Cs2CO3、K2CO3、NaCO3、Na3PO4、NaH2PO4、Na2HPO4、Et3N、iPr2NEt、t-BuOK、t-BuONa)の存在もしくは非存在で、E-In-3(1当量)、ボロン剤もしくはスタンナン剤(1-10当量)およびパラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド)(0.05-1当量)を、DMFもしくはジオキサン中において、水の存在もしくは非存在で、合わせた。該反応液を、密閉した管の中で100℃〜200℃に加熱したか、またはマイクロ波シンセサイザで20分〜72時間処理した。該混合液をMeOHで希釈し、濾過した。該濾液を濃縮し、HPLCもしくは再結晶化により精製して、化合物E-In-4を得た。
E-In-4を、TFA/ジクロロメタン(1%〜100%)溶液もしくはHCl/エーテル(2N)溶液に加えた。該反応混合液を、室温で30分〜18時間撹拌した。減圧下で濃縮して残渣を得て、それをシリカクロマトグラフィーもしくはHPLCにより精製して、E-In-5を得た。
2-ケト酸(1当量)、E-In-5(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFもしくはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFもしくはTHFを減圧下でエバポレートにより除去し、残渣を、酢酸エチルならびに5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製した。
E-InおよびEのキャラクタライズ(表E):
表E
式1の化合物Fの製造
2-ケト酸(1当量)、3-ブロモ-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFもしくはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFもしくはTHFを減圧下でエバポレートして除去し、残渣を、酢酸エチルと、5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製した。
塩基(例えば、Cs2CO3、K2CO3、NaCO3、Na3PO4、NaH2PO4、Na2HPO4、Et3N、iPr2NEt、t-BuOK、t-BuONa)の存在もしくは非存在で、F-In-1(1当量)、ボロン剤もしくはスタンナン剤(1-10当量)およびパラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド)(0.05-1当量)を、DMFもしくはジオキサン中において、水の存在もしくは非存在で、合わせた。該反応液を、密閉した管の中で100℃〜200℃に加熱したか、またはマイクロ波シンセサイザで20分〜72時間処理した。該混合液をMeOHで希釈し、濾過した。該濾液を濃縮し、HPLCもしくは再結晶化により精製して、化合物Fを得た。
F-InおよびFのキャラクタライズ(表F):
表F
式1の化合物Gの製造
丸底フラスコに、アセトニトリル、2-プロパノール、E-In-4(1当量)およびN-クロロスクシンイミドもしくはN-ブロモスクシンイミド(1.05当量)を充填した。該反応液を窒素下において0.25時間還流した。該反応液を、エーテルで希釈し、水で洗浄した後食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させて、エバポレートし、乳白色の粉末を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製した。
G-In-1を、TFA/ジクロロメタン(1%〜100%)もしくはHCl/エーテル(2N)溶液に加えた。該反応混合液を室温で30分〜18時間撹拌した。減圧下で濃縮し、残渣を得て、それをシリカクロマトグラフィーもしくはHPLCにより精製して、G-In-2を得た。
2-ケト酸(1当量)、G-In-2(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFもしくはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFもしくはTHFを減圧下でエバポレートにより除去し、残渣を、酢酸エチルならびに5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製した。
G-InおよびGのキャラクタライズ(表G):
表G
式1の化合物Hの製造
銅か、CuBrか、CuClか、もしくはCuIを、密閉した管中において、メタノール溶液(0.5 - 4N)中のH-In-1およびナトリウムメトキシドの混合液に加えた。該反応混合液を、100 - 150℃に30分〜18時間加熱した。次いで、1N HClを加えてpH値を7に調整した。該溶液を、EtOAcか、エーテルか、またはジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄した後、MgSO4で乾燥させた。減圧下で濃縮して残渣を得て、シリカクロマトグラフィーもしくはHPLCにより精製して、H-In-2を得た。
[1,3-ビス(ジフェニルホスフィノ)ニッケル(II)クロリドを、封をした管中において、トルエン中のH-In-1および2N トリメチルアルミニウムの混合液に加えた。該反応混合液を、100 - 150℃に30分〜18時間加熱した。次いで、1N HClを加えてpH値を7に調整した。該溶液を、EtOAcか、エーテルか、またはジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせて、食塩水で洗浄した後、MgSO4で乾燥させた。減圧下で濃縮して残渣を得て、それをシリカクロマトグラフィーもしくはHPLCにより精製して、H-In-4を得た。
H-In-2またはH-In-4を、TFA/ジクロロメタン(1%〜100%)またはHCl/エーテル(2N)溶液に加えた。該反応混合液を室温で30分〜18時間撹拌した。減圧下で濃縮して残渣を得て、それをシリカクロマトグラフィーまたはHPLCにより精製して、H-In-3またはH-In-5を得た。
2-ケト酸(1当量)、H-In-3またはH-In-5(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFまたはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFまたはTHFを減圧下でエバポレートにより除去して、残渣を、酢酸エチルと、5 - 10%Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて、無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製した。
H-InおよびHのキャラクタライズ(表H):
表H
式1の化合物Iの製造
3-ブロモ-1,1,1-トリフルオロアセトン(1当量)をピラジン-2-アミン(1当量)/ジオキサン溶液に加え、該混合液を40 - 110℃で20時間加熱した。固形物が形成され、それを濾過により集め、EtOAcで2回洗浄した。この固形物を、イソプロパノール中で3時間還流加熱した。反応混合液を室温に冷却し、酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液間に分配した。水相を、酢酸エチルで1回以上抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン、I-In-1を含有する固形物を得た。この物質は、トリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製するか、あるいはさらなる精製は行わずに用いることができた。
2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン、I-In-1を含有する粗物質を、MeOH中に溶解させ、Pd/Cおよび水素を用いて、1atmの圧にて処理した。該混合液を室温で2時間撹拌した。反応液をパールシェイカー(Parr shaker)反応器に移し入れ、50psi下において20時間維持した。溶液をセライト(登録商標)により濾過し、触媒を除去し、減圧濃縮した。2-(トリフルオロメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン、I-In-2を含有する残渣は、トリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製するか、あるいはさらなる精製は行わずにそのまま用いることができた。
2-(トリフルオロメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン(1当量)、ヒューニッヒ塩基(1 - 20当量)およびBOC2O(1 -5当量)の溶液を、CH2Cl2中で室温にて1 - 20時間撹拌した。容積を減圧で半分に減らし、次いで該溶液を酢酸エチルおよび0.5N HCl間に分配した。水相をEtOAcで2回抽出した。有機相を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルで精製して、I-In-3を得た。
I-In-3(1当量)/クロロホルムを0℃に冷却し、臭素(1当量)をゆっくりと加えた。該反応液をこの温度で30分間撹拌し、次いで室温で1.5時間置いた。臭素(1当量)を加え、2時間撹拌を続けた。該反応液を飽和NaHCO3水溶液でクエンチし、AcOEtで抽出し、Na2SO4で乾燥させ、シリカゲル(ヘキサン-10%EtOAc/ヘキサン)で精製して、I-In-4を得た。
塩基(例えば、Cs2CO3、K2CO3、NaCO3、Na3PO4、NaH2PO4、Na2HPO4、Et3N、iPr2NEt、t-BuOK、t-BuONa)の存在もしくは非存在で、I-In-4(1当量)、ボロン剤もしくはスタンナン剤(1-10当量)およびパラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド)(0.05-1当量)を、DMFもしくはジオキサン中において、水の存在もしくは非存在で、合わせた。該反応液を、密閉した管の中で100℃〜200℃に加熱したか、またはマイクロ波シンセサイザで20分〜72時間処理した。該混合液をMeOHで希釈し、濾過した。該濾液を濃縮し、HPLCもしくは再結晶化により精製して、I-In-5を得た。
I-In-5を、TFA/ジクロロメタン(1%〜100%)もしくはHCl/エーテル(2N)溶液に加えた。該反応混合液を室温で30分〜18時間撹拌した。減圧下で濃縮して残渣を得て、それをシリカクロマトグラフィーもしくはHPLCにより精製して、I-In-6を得た。
2-ケト酸(1当量)、I-In-6(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFまたはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFまたはTHFを減圧下でエバポレートにより除去し、残渣を、酢酸エチルと、5 - 10%Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それを、トリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製して、化合物Iを得た。
I-InおよびIのキャラクタライズ(表I):
表I
式1の化合物Jの製造
撹拌した、4, 7-ジメトキシアザインドール(1当量)/アニソール溶液に、オキシ臭化リン(phosphorus oxybromide)(1当量)を数回に分けて加え、該反応混合液をゆっくりと120℃に加熱した。反応混合液を120℃で約18時間撹拌した。次いで、該反応混合液を10℃に冷却し、氷-水混合物でゆっくりとクエンチした。得られた混合液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で中和し、その後、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該粗生成物を、60-120シリカゲルおよび溶出剤として15%酢酸エチル/ヘキサンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、J-In-2を得た。
撹拌した塩化アルミニウム(4当量)/乾燥ジクロロメタン溶液に、窒素雰囲気下において、J-In-2(1当量)を数回に分けて加え、該反応混合液を室温で2時間撹拌した。別個のフラスコにおいて、撹拌した塩化アルミニウム(6当量)/乾燥ジクロロメタン溶液に、窒素雰囲気下においてメトキシオキサリルクロリド(3当量)を滴下した。該反応混合液を、室温で2時間撹拌した。次いで、この反応混合液を、上記の反応混合液に約30分間ゆっくりと加え、室温で16時間撹拌した。該反応混合液を、酢酸アンモニウム溶液を用いてクエンチし、pH-7にした。得られた混合液を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。該粗生成物を、60-120シリカゲルおよび溶出剤として25%酢酸エチル/ヘキサンを用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、J-In-3を得た。
J-In-3(1当量)を、THF/水もしくはアセトン/水混合液(1:1)、LiOHもしくはNaOHもしくはK2CO3(2 - 10当量)中に溶解させ、該反応液を室温で20時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去し、該混合液を、希HClを用いて酸性化した(pH〜6)。得られた固形物を(J-In-4)濾過し、乾燥させ、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。
2-ケト酸(1当量)、J-In-4(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFまたはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFまたはTHFを減圧下でエバポレートにより除去し、残渣を酢酸エチルならびに5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて、無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製して、J-In-5を得た。
塩基(例えば、Cs2CO3、K2CO3、NaCO3、Na3PO4、NaH2PO4、Na2HPO4、Et3N、iPr2NEt、t-BuOK、t-BuONa)の存在もしくは非存在で、J-In-5 (1当量)、ボロン剤もしくはスタンナン剤(1-10当量)およびパラジウム触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド)(0.05-1当量)を、DMFもしくはジオキサン中において、水の存在もしくは非存在で、合わせた。該反応液を、密閉した管の中で100℃〜200℃に加熱したか、またはマイクロ波シンセサイザで20分〜72時間処理した。該混合液をMeOHで希釈し、濾過した。該濾液を濃縮し、HPLCまたは再結晶化により精製して、化合物Jを得た。
J-InおよびJのキャラクタライズ(表J):
表J
式1の化合物Kの製造
K-In-1(1当量)、Cs2CO3、K2CO3、NaCO3、Na3PO4、NaH2PO4、Na2HPO4、Et3N、iPr2NEt、t-BuOKもしくはt-BuONaから選択される塩基(1-10当量)、Cu、CuCl、CuBrもしくはCuIから選択される銅剤(0.01-2当量)、(1R,2R)-ジアミノメチルシクロヘキサン(0.02-4当量)、および臭化アリールもしくはヨウ化アリール(1-5当量)を、密閉可能なフラスコ中で合わせた。該混合液を1,4-ジオキサンで希釈した。該フラスコをN2でフラッシュし、密閉し、100℃に2-24時間加熱した。該混合液を室温に冷却し、セライト(登録商標)のパッドにより濾過し、固形物を除去した。有機溶液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカクロマトグラフィーもしくはHPLCにより精製して、K-In-2を得た。
K-In-2を、TFA/ジクロロメタン(1%〜100%)もしくはHCl/エーテル(2N)溶液に加えた。該反応混合液を室温で30分〜18時間撹拌した。減圧下で濃縮して残渣を得て、それをシリカクロマトグラフィーもしくはHPLCにより精製して、K-In-3を得た。
2-ケト酸(1当量)、K-In-3(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFまたはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFまたはTHFを減圧下でエバポレートにより除去し、残渣を、酢酸エチルと、5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製して、化合物Kを得た。
K-InおよびKのキャラクタライズ(表K):
表K
式1の化合物Lの製造
3-((ジメチルアミノ)メチレン)-4-オキソピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1当量)およびヒドラジン(1 - 2当量)をエタノール中で混合した。該反応混合液を115℃で16時間加熱した。減圧下で溶媒を除去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーまたは島津自動プレパラティブHPLCシステムを用いて精製し、L-In-1を得た。
L-In-1を、TFA/ジクロロメタン(1%〜100%)もしくはHCl/エーテル(2N)溶液に加えた。該反応混合液を室温で30分〜18時間撹拌した。減圧下で濃縮して残渣を得て、それをシリカクロマトグラフィーもしくはHPLCにより精製して、L-In-2を得た。
2-ケト酸(1当量)、L-In-2(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFまたはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFまたはTHFを減圧下でエバポレートにより除去し、残渣を、酢酸エチルと、5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製して、化合物Lを得た。
L-InおよびLのキャラクタライズ(表L):
表L
式1の化合物Mの製造
4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(1当量)をCH2Cl2中に溶解させ、TEA(2-10当量)、BOC-無水物(2当量)および触媒量のDMAP(0.01-1当量)で処理して、該混合液を室温で1-7日間撹拌した。該反応混合液を1N HClでクエンチし、次いでCH2Cl2で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。上記の両方のdiboc-位置異性体を含む粗生成物をMeOH中に溶解させ、アンモニア/MeOHで処理し、該混合液を60℃で2-8時間加熱した。減圧下で溶媒を除去し、M-In-1を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製した。クルードなM-In-1は、いずれの精製も行わずにさらなる反応に用いることができた。
M-In-1(1当量)、ボロン酸(1-5当量)、ピリジン(0.01-5当量)、Cu(OAc)2、(0.01-2当量)およびモレキュラーシーブ(4A)を、CH2Cl2中において室温にて、開放して(with open air)1-10日間撹拌した。該反応混合液を濾過して固形物を除去し、該濾液を減圧下で濃縮して残渣を得て、それをHPLCにより精製して、M-In-2を得た。
M-In-2を、TFA/ジクロロメタン(1%〜100%)もしくはHCl/エーテル(2N)溶液に加えた。該反応混合液を室温で30分〜18時間撹拌した。減圧下で濃縮して残渣を得て、それをシリカクロマトグラフィーもしくはHPLCにより精製してM-In-3を得た。
2-ケト酸(1当量)、M-In-3(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFまたはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFまたはTHFを減圧下でエバポレートにより除去し、残渣を、酢酸エチルと、5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて、無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製して、化合物Mを得た。
M-InおよびMのキャラクタライズ(表M):
表M
式1の化合物Nの製造
DMF中の2-(アミノメチル)ピラジン塩酸塩(1当量)[Dhar, T.G.M. et al., Bioorg. Med. Chem. Lett., 17, 5019-5024 (2007)によって記載されたとおりに製造した]およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2-10当量)の溶液に、25℃で、塩化アロイル(1-2当量)を加え、該混合液を25℃で24時間撹拌した。得られた混合液を減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶解させた。該溶液を水および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(溶出: 0-50% 酢酸エチル/塩化メチレン)により、N-In-1を得た。
N-In-1(1当量)/トルエンの懸濁液に、室温で、オキシ塩化リン(1-10当量)を滴下した。得られた混合液を2.5時間還流加熱した。室温に冷却した後、該反応混合液を酢酸エチルおよび水で希釈した。相を分離した。水相を、無水炭酸水素ナトリウム溶液を用いてpH 7に調整した後、酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせて、水および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルでのカラムクロマトグラフィー(溶出: 0-5% イソプロパノール/クロロホルム)により、N-In-2を得た。
メタノール中のN-In-2(1当量)および20%水素化パラジウム炭素(0.01-0.5当量)の混合液を、水素ガス下(1.00 atm)において、26時間、25℃にて撹拌した。該反応混合液を濾過し、該濾液を減圧下で濃縮してN-In-3を得た。
2-ケト酸(1当量)、N-In-3(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)を、DMFまたはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFまたはTHFを減圧下でエバポレートにより除去し、残渣を、酢酸エチルと、5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはH4Cl水溶液間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製し、化合物Nを得た。
N-InおよびNのキャラクタライズ(表N):
表N
式1の化合物Oの製造
3ツ口丸底フラスコに、ピペラジン-2-カルボン酸二塩酸塩(1当量)、塩化銅(II)(1.1当量)および水を充填した。該反応混合液を約2時間還流し、それをセライト(登録商標)ベッドにより濾過した。濃い青色の濾液を0℃に冷却し、炭酸水素ナトリウム(3.7当量)を該反応混合液に非常にゆっくりと加えた。該反応混合液を0℃で30分間撹拌し、クロロギ酸ベンジル(1.5当量)を該反応混合液に非常にゆっくりと加えた。該反応の進行をTLCによりモニタリングした。出発物質が消費された後、該反応混合液を濾過し、淡い青色の固形物を、冷たい水、エタノールおよびジエチルエーテルで洗浄した。淡い青色の該固形物を水に溶解させ、濃塩酸を加えた。この溶液に、H2Sガスを、室温にて撹拌しながら1時間パージした。窒素を30分間パージすることにより、過剰量のH2Sガスを除去した。該反応混合液をセライト(登録商標)ベッドにより濾過し、1.5N HClで洗浄した。無色の濾液を濃縮し、目的のO-In-1を得た。
3ツ口丸底フラスコに、O-In-1(1当量)、水酸化ナトリウム(2当量)およびアセトニトリルを充填した。該反応混合液を0℃に冷却し、Boc無水物(1当量)を該反応混合液に非常にゆっくりと加えた。該反応混合液を室温で16時間撹拌した。該反応の進行を、TLCによってモニタリングした。出発物質が消費された後、該反応混合液を石油エーテルで洗浄した。水層をクエン酸でpH〜6に酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせて食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機層を濾過し、濃縮して、O-In-2を得た。
3ツ口丸底フラスコに、O-In-2(1当量)、トリエチルアミン(2当量)および乾燥ジクロロメタンを、窒素雰囲気下において充填した。該反応混合液を0℃に冷却し、クロロギ酸メチル(1.3当量)を該反応混合液に非常にゆっくりと加えた。該反応混合液を-10℃で30分間撹拌し、-30℃にさらに冷却した。アンモニアガスを該反応混合液中に-30℃で30分間パージした。該反応混合液を室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後、氷-冷水を反応混合液に加えた。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせて水、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機層を濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物を、60-120 シリカゲルおよび溶出剤としてクロロホルム/メタノール(6%)を用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、O-In-3を得た。
3ツ口丸底フラスコに、O-In-3(1当量)/乾燥THFを、窒素雰囲気下において充填した。該反応混合液を0℃に冷却し、ボラン-ジメチルスルフィド(4当量)を該反応混合液に非常にゆっくりと加えた。該反応混合液を室温で16時間撹拌した。出発物質が消費された後、メタノールを該反応混合液に非常にゆっくりと加えた。該反応混合液を室温で30分間撹拌し、エバポレートして揮発性物質を除去した。残渣をジクロロメタンおよび氷冷水中に溶解させた。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせて水、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機層を濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物を60-120 シリカゲルおよび溶出剤としてクロロホルム/メタノール(10%)を用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、O-In-4を得た。
乾燥メタノール中に溶解させたO-In-5に、過剰量のメタノール性HClを0℃で加えた。該反応混合液を室温で3時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で完全に除去し、O-In-5をHCl塩として得て、それをいずれの精製も行わずにさらなる反応に用いた。
乾燥トリエチルアミン中に溶解したO-In-5(1当量)に、チオベンズアミド(2当量)を加えた。該反応混合液を3時間、100℃に加熱した。揮発性物質を減圧下で完全に除去し、残渣を水で希釈した。水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせて食塩水溶液で洗浄し、MgSO4で乾燥させて、エバポレートした。粗生成物を、60-120 シリカゲルおよび溶出剤としてクロロホルム/メタノール(8%)を用いたカラムクロマトグラフィーにより精製し、O-In-6を得た。
パラジウム炭素(0.01-0.5当量)を、O-In-6(1当量)/乾燥メタノール溶液に、窒素雰囲気下において加えた。該反応混合液を、水素雰囲気下において、2kg圧で16時間撹拌した。反応の完了後、該反応混合液をセライト(登録商標)ベッドにより濾過し、メタノールで繰り返し洗浄した。該濾液を減圧下で濃縮し、O-In-7を得た。
2-ケト酸(1当量)、O-In-7(1 - 5当量)、カップリング剤(TBTU、DEPBTもしくはBOP)(1 - 5当量)およびヒューニッヒ塩基(1- 100当量)をDMFまたはTHF中で合わせた。該混合液を室温で17時間撹拌した。DMFまたはTHFを減圧下でエバポレートにより除去し、残渣を、酢酸エチルと、5 - 10% Na2CO3または5% NaHCO3もしくはNH4Cl水溶液間に分配した。水層を酢酸エチルまたは塩化メチレンで抽出した。有機相を合わせて無水MgSO4で乾燥させた。減圧濃縮して粗生成物を得て、それをトリチュレートか、再結晶化か、シリカゲルカラムクロマトグラフィーか、または島津自動プレパラティブHPLCシステムにより精製して、化合物Oを得た。
O-InおよびOのキャラクタライズ(表O):
表O
・「μM」はマイクロモルを意味する。
・「mL」はミリリットルを意味する。
・「μl」はマイクロリットルを意味する。
・「mg」ミリグラムを意味する。
表1〜2で報告する結果を得るために用いた材料および実験手順を以下に記載する。
細胞:
・ウイルス産生−ヒト胎児由来腎臓細胞株、293Tを、10%ウシ胎仔血清(FBS、Sigma、米国ミズーリ州St. Louis)を含有するダルベッコ変法イーグル培地(Invitrogen、米国カリフォルニア州Carlsbad)で増殖させた。
・ウイルス感染−HIV-1受容体CD4を発現するヒト上皮細胞株、HeLaを、10%ウシ胎仔血清(FBS、Sigma、米国ミズーリ州St. Louis)を含有し、0.2mg/mLのジェネテシン(登録商標)(Invitrogen、米国カリフォルニア州Carlsbad)を補充したダルベッコ変法イーグル培地(Invitrogen、米国カリフォルニア州Carlsbad)で増殖させた。
・ウイルス−ヒト胎児由来腎臓293細胞を、HIV-1エンベロープDNA発現ベクターと、エンベロープ欠失突然変異およびHIV-1 nef配列の代わりに挿入したルシフェラーゼレポーター遺伝子を含有するプロウイルスcDNAで同時形質移入することによって、単回(single-round)感染性レポーターウイルスを得た(Chen et al., Ref. 41)。形質移入は、製造業者(Invitrogen、米国カリフォルニア州Carlsbad)によって記載されているようにリポフェクトアミンプラス試薬を用いて行った。
実験手順:
1.HeLa CD4細胞を、10%ウシ胎仔血清を含有するダルベッコ変法イーグル培地100μl中1×104細胞/ウェルの細胞密度で、96ウェルプレートに播き、終夜インキュベートした。
2.化合物をジメチルスルホキシド溶液2μlで加え、最終アッセイ濃度が≦10μMになるようにした。
3.次いで単回感染性レポーターウイルスを含むダルベッコ変法イーグル培地100μlを、播いた細胞および化合物におおよその感染多重度(MOI)0.01で加え、各ウェル当たり200μlの最終容量となった。
4.ウイルス感染した細胞は、CO2インキュベーター中において37℃でインキュベートし、感染の72時間後に回収した。
5.製造業者(Roche Molecular Biochemicals、米国インディアナ州Indianapolis)によって記載されている通り、ルシフェラーゼレポーター遺伝子アッセイキットを用いて感染した細胞中のウイルスDNAからのルシフェラーゼ発現を測定することによって、ウイルス感染をモニターした。感染した細胞の上清を除去し、各ウェル当たり溶解バッファー50μlを加えた。15分後、各ウェル当たり、新たに再構成したルシフェラーゼアッセイ試薬50μlを加えた。次いで、Wallac MICROBETA(登録商標)シンチレーションカウンターを用いてルミネセンスを測定することによって、ルシフェラーゼ活性を定量した。
6.各化合物の存在下で感染した細胞中のルシフェラーゼ発現のレベルを、化合物の不在下で感染した細胞で認められるルシフェラーゼ発現のパーセンテージとして定量し、こうして決定した値を100から引くことによって、各化合物のパーセント阻害を計算した。
7.EC50は、本開示の化合物の抗ウイルス効力を比較するための方法を提供する。50%阻害有効濃度(EC50)は、マイクロソフトエクセルXlフィットカーブフィッティングソフトウェア(Microsoft Excel Xlfit curve fitting software)で計算した。各化合物において、4パラメータロジスティックモデル(モデル205)を用いることによって10個の異なる濃度で計算したパーセント阻害からカーブを作成した。化合物のEC50データを表2に示す。表1は、表2のデータのキーである。
結果
表1
EC50についての生物学的データキー
Claims (14)
- 式I:
Aは式:
Bは式:
aは、H、ハロゲンおよびメトキシからなる群から選択され;
bおよびcは、Hおよびハロゲンからなる群から選択され;
dは、H、ハロゲン、メトキシおよび群Cからなる群から選択され;
eは、Hであり;
fおよびgは、H、(C1-C4)アルキル、および(C3-C6)シクロアルキル基からなる群から選択され、ここで該アルキルまたはシクロアルキル基は、F、OH、OR、NR1R2、COOR、およびCONR1R2の群から選択される1から3個の置換基で適宜置換されており;あるいは、
fおよびgは、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができ;
hおよびiは、H、(C1-C4)アルキル、および(C3-C6)シクロアルキル基からなる群から選択され、ここで、該アルキルまたはシクロアルキル基は、F、OH、OR、NR1R2、COOR、およびCONR1R2の群から選択される1から3個のの置換基で適宜置換されており;あるいは、
hおよびiは、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができ;
jおよびkは、H、F、(C1-C4)アルキル、および(C3-C6)シクロアルキル基からなる群から選択され、ここで該アルキルまたはシクロアルキル基は、F、OH、OR、NR1R2、COOR、およびCONR1R2の群から選択される1から3個の置換基で適宜置換されており;あるいは、
jおよびkは、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができ;あるいは、
j + kは、C=Oであり;
lおよびmは、H、OH、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C1-C4)アルキル、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C3-C6)シクロアルキル、OR、ハロゲン(炭素のみに結合している)、OR、NR1R2、COOR、CONR1R2、および群Dからなる群から選択され;
nおよびoは、H、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C1-C4)アルキル、1から3個の置換基(F、OH、OR、NR1R2、COOR、もしくはCONR1R2から選択される)で適宜置換された(C3-C6)シクロアルキル、COOR、CONR1R2および群Dからなる群から選択され;
Arは、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され;ここで、該フェニルおよびヘテロアリールは独立して、1から3個の同一もしくは異なるハロゲンかまたは群Eから選択される1から3個の同一もしくは異なる置換基で適宜置換されており;ヘテロアリールは、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、およびトリアゾリルからなる群から選択され;
群Cは、COOR、CONR1R2、および群Dからなる群から選択され;
群Dは、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され;ここで、該フェニルおよびヘテロアリールは独立して、1から3個の同一もしくは異なるハロゲンかまたは群Eから選択される1から3個の同一もしくは異なる置換基で適宜置換されており;ヘテロアリールは、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、およびトリアゾリルからなる群から選択され;
群Eは、OH、OR、NR1R2、CN、COOR、CONR1R2、(C1-C4)アルキル、(C3-C6)シクロアルキルからなる群から選択され、ここで該アルキルまたはシクロアルキル基は、F、OH、OR、N R1R2、COOR、およびCONR1R2の群から選択される1から3個の置換基で適宜置換されており;
R、R1およびR2は、独立して、H、(C1-C4)アルキル、(C3-C6)シクロアルキル基であり;あるいは、R1およびR2は、炭素、酸素、窒素もしくは硫黄原子によって結合して環を形成することができる]
の化合物、および医薬的に許容されるその塩。 - 1つ以上の医薬的に許容される担体、賦形剤もしくは希釈剤とともに、抗ウイルス有効量の1つ以上の請求項1に記載の式Iの化合物を含む、哺乳動物におけるHIVによる感染症の治療のための医薬組成物。
- 1つ以上の医薬的に許容される担体、賦形剤もしくは希釈剤とともに、抗ウイルス有効量の1つ以上の請求項2に記載の式Iの化合物を含む、哺乳動物におけるHIVによる感染症の治療のための医薬組成物。
- 1つ以上の医薬的に許容される担体、賦形剤もしくは希釈剤とともに、抗ウイルス有効量の1つ以上の請求項3に記載の式Iの化合物を含む、哺乳動物におけるHIVによる感染症の治療のための医薬組成物。
- 1つ以上の医薬的に許容される担体、賦形剤もしくは希釈剤とともに、抗ウイルス有効量の1つ以上の請求項4に記載の式Iの化合物を含む、哺乳動物におけるHIVによる感染症の治療のための医薬組成物。
- 1つ以上の医薬的に許容される担体、賦形剤もしくは希釈剤とともに、抗ウイルス有効量の1つ以上の請求項5に記載の式Iの化合物を含む、哺乳動物におけるHIVによる感染症の治療のための医薬組成物。
- (a)AIDS抗ウイルス薬;
(b)抗感染薬;
(c)免疫調節薬;および
(d)別のHIVエントリー阻害剤
からなる群から選択される抗ウイルス有効量のAIDS治療薬をさらに含有する、哺乳動物におけるHIVによる感染症の治療のための、請求項6に記載の医薬組成物。 - 抗ウイルス有効量の請求項1に記載の式Iの化合物、ならびにAIDS抗ウイルス薬、抗感染薬、免疫調節薬、および別のHIVエントリー阻害剤からなる群から選択される抗ウイルス有効量のAIDS治療薬を組み合わせて含有する、哺乳動物におけるHIVによる感染症の治療のための剤であって、該AIDS治療薬を請求項1に記載の式Iの化合物の投与の前、同時、または後で該哺乳動物に投与することを特徴とする、該剤。
- 前記触媒がパラジウムである、請求項13に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US7537408P | 2008-06-25 | 2008-06-25 | |
US61/075,374 | 2008-06-25 | ||
PCT/US2009/048427 WO2009158394A1 (en) | 2008-06-25 | 2009-06-24 | Diketo azolopiperidines and azolopiperazines as anti-hiv agents |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011526283A JP2011526283A (ja) | 2011-10-06 |
JP2011526283A5 JP2011526283A5 (ja) | 2012-07-26 |
JP5433690B2 true JP5433690B2 (ja) | 2014-03-05 |
Family
ID=41137086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011516575A Expired - Fee Related JP5433690B2 (ja) | 2008-06-25 | 2009-06-24 | 抗−hiv薬としてのジケト縮合アゾロピペリジンおよびアゾロピペラジン |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US7960406B2 (ja) |
EP (1) | EP2303876B1 (ja) |
JP (1) | JP5433690B2 (ja) |
CN (1) | CN102131810B (ja) |
ES (1) | ES2462403T3 (ja) |
WO (1) | WO2009158394A1 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101484406B (zh) | 2006-02-03 | 2014-01-22 | Grt公司 | 天然气转化为液体烃的连续方法 |
WO2012142080A1 (en) * | 2011-04-12 | 2012-10-18 | Bristol-Myers Squibb Company | Thioamide, amidoxime and amidrazone derivatives as hiv attachment inhibitors |
WO2013033061A1 (en) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Bristol-Myers Squibb Company | Fused bicyclic diamine derivatives as hiv attachment inhibitors |
US20150011565A1 (en) | 2012-01-25 | 2015-01-08 | Spinifex Pharmaceuticals Pty Ltd | Heterocyclic Compounds and Methods For Their Use |
JP6114314B2 (ja) * | 2012-02-08 | 2017-04-12 | ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニーBristol−Myers Squibb Company | Hiv付着阻害剤であるピペラジンプロドラッグ化合物の製造方法 |
JO3407B1 (ar) | 2012-05-31 | 2019-10-20 | Eisai R&D Man Co Ltd | مركبات رباعي هيدرو بيرازولو بيريميدين |
WO2014025852A1 (en) * | 2012-08-09 | 2014-02-13 | Bristol-Myers Squibb Company | Tricyclic alkene derivatives as hiv attachment inhibitors |
EP2978762A1 (en) * | 2013-03-27 | 2016-02-03 | Bristol-Myers Squibb Company | Piperazine and homopiperazine derivatives as hiv attachment inhibitors |
CN105283455B (zh) * | 2013-03-27 | 2017-06-16 | 百时美施贵宝公司 | 作为hiv吸附抑制剂的2‑酮基酰胺衍生物 |
GB201321748D0 (en) | 2013-12-09 | 2014-01-22 | Ucb Pharma Sa | Therapeutic agents |
JP6554542B2 (ja) * | 2014-12-18 | 2019-07-31 | ヴィーブ ヘルスケア ユーケー(ナンバー4)リミテッド | ボロキシンを使用してハロゲン化アザインドール化合物を調製するための方法 |
EP3233856A1 (en) * | 2014-12-18 | 2017-10-25 | Viiv Healthcare Uk (No. 4) Limited | A process for preparing halogenated azaindole compounds using pybrop |
US9518057B2 (en) * | 2014-12-30 | 2016-12-13 | Novira Therapeutics, Inc. | Derivatives and methods of treating hepatitis B infections |
US10153966B1 (en) * | 2015-03-12 | 2018-12-11 | Alarm.Com Incorporated | Hybrid mesh network monitoring signaling environment |
EP3464286B1 (en) * | 2016-05-24 | 2021-08-18 | Genentech, Inc. | Pyrazolopyridine derivatives for the treatment of cancer |
Family Cites Families (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4354924A (en) * | 1980-06-25 | 1982-10-19 | Chevron Research Company | Dual component chromia silicate cracking catalyst |
US4812462A (en) * | 1986-04-01 | 1989-03-14 | Warner-Lambert Company | 4,5,6,7-tetrahydro-1H-imidazo[4,5-c]pyridine-6-carboxylic acid analogs having antihypertensive activity |
US6469006B1 (en) | 1999-06-15 | 2002-10-22 | Bristol-Myers Squibb Company | Antiviral indoleoxoacetyl piperazine derivatives |
US6476034B2 (en) | 2000-02-22 | 2002-11-05 | Bristol-Myers Squibb Company | Antiviral azaindole derivatives |
US6573262B2 (en) | 2000-07-10 | 2003-06-03 | Bristol-Myers Sqibb Company | Composition and antiviral activity of substituted indoleoxoacetic piperazine derivatives |
US20040110785A1 (en) | 2001-02-02 | 2004-06-10 | Tao Wang | Composition and antiviral activity of substituted azaindoleoxoacetic piperazine derivatives |
RU2303038C2 (ru) | 2001-02-02 | 2007-07-20 | Бристол-Маерс Сквибб Компани | Азаиндолоксоуксусные производные пиперазины и фармацевтическая композиция на их основе |
US6825201B2 (en) | 2001-04-25 | 2004-11-30 | Bristol-Myers Squibb Company | Indole, azaindole and related heterocyclic amidopiperazine derivatives |
US20030236277A1 (en) | 2002-02-14 | 2003-12-25 | Kadow John F. | Indole, azaindole and related heterocyclic pyrrolidine derivatives |
US7348337B2 (en) * | 2002-05-28 | 2008-03-25 | Bristol-Myers Squibb Company | Indole, azaindole and related heterocyclic 4-alkenyl piperidine amides |
US20040063744A1 (en) | 2002-05-28 | 2004-04-01 | Tao Wang | Indole, azaindole and related heterocyclic 4-alkenyl piperidine amides |
AU2003273608A1 (en) | 2002-06-11 | 2003-12-22 | Bristol-Myers Squibb Company | Viral envelope mediated fusion assay |
US6900206B2 (en) | 2002-06-20 | 2005-05-31 | Bristol-Myers Squibb Company | Indole, azaindole and related heterocyclic sulfonylureido piperazine derivatives |
US20040063746A1 (en) | 2002-07-25 | 2004-04-01 | Alicia Regueiro-Ren | Indole, azaindole and related heterocyclic ureido and thioureido piperazine derivatives |
US20050054716A1 (en) | 2002-11-08 | 2005-03-10 | Gogate Uday Shankar | Pharmaceutical compositions and methods of using taxane derivatives |
US20050075364A1 (en) * | 2003-07-01 | 2005-04-07 | Kap-Sun Yeung | Indole, azaindole and related heterocyclic N-substituted piperazine derivatives |
KR20060037442A (ko) | 2003-08-14 | 2006-05-03 | 화이자 인코포레이티드 | Hiv 감염 치료용 피페라진 유도체 |
US7745625B2 (en) | 2004-03-15 | 2010-06-29 | Bristol-Myers Squibb Company | Prodrugs of piperazine and substituted piperidine antiviral agents |
US20050215543A1 (en) | 2004-03-24 | 2005-09-29 | Pin-Fang Lin | Methods of treating HIV infection |
US7776863B2 (en) | 2004-03-24 | 2010-08-17 | Bristol-Myers Squibb Company | Methods of treating HIV infection |
US20050215544A1 (en) | 2004-03-24 | 2005-09-29 | Pin-Fang Lin | Methods of treating HIV infection |
DE102004020908A1 (de) * | 2004-04-28 | 2005-11-17 | Grünenthal GmbH | Substituierte 5,6,7,8,-Tetrahydro-pyrido[4,3-d]pyrimidin-2-yl- und 5,6,7,8,-Tetrahydro-chinazolin-2-yl-Verbindungen |
US7449476B2 (en) * | 2004-05-26 | 2008-11-11 | Bristol-Myers Squibb Company | Tetrahydrocarboline antiviral agents |
WO2005121094A1 (en) | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Pfizer Limited | Piperazine and piperidine derivatives as anti-hiv-agents |
US7396830B2 (en) | 2005-10-04 | 2008-07-08 | Bristol-Myers Squibb Company | Piperazine amidines as antiviral agents |
US7851476B2 (en) | 2005-12-14 | 2010-12-14 | Bristol-Myers Squibb Company | Crystalline forms of 1-benzoyl-4-[2-[4-methoxy-7-(3-methyl-1H-1,2,4-triazol-1-YL)-1-[(phosphonooxy)methyl]-1H-pyrrolo[2,3-C]pyridin-3-YL]-1,2-dioxoethyl]-piperazine |
WO2007103456A2 (en) | 2006-03-06 | 2007-09-13 | Trimeris, Inc. | Piperazine and piperidine biaryl derivatives |
US7807671B2 (en) * | 2006-04-25 | 2010-10-05 | Bristol-Myers Squibb Company | Diketo-piperazine and piperidine derivatives as antiviral agents |
US7504399B2 (en) | 2006-06-08 | 2009-03-17 | Bristol-Meyers Squibb Company | Piperazine enamines as antiviral agents |
-
2009
- 2009-06-24 EP EP09770927.3A patent/EP2303876B1/en not_active Not-in-force
- 2009-06-24 WO PCT/US2009/048427 patent/WO2009158394A1/en active Application Filing
- 2009-06-24 ES ES09770927.3T patent/ES2462403T3/es active Active
- 2009-06-24 JP JP2011516575A patent/JP5433690B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2009-06-24 US US12/490,714 patent/US7960406B2/en active Active
- 2009-06-24 CN CN200980133292.3A patent/CN102131810B/zh not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-05-05 US US13/101,591 patent/US8124615B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7960406B2 (en) | 2011-06-14 |
JP2011526283A (ja) | 2011-10-06 |
US20110212971A1 (en) | 2011-09-01 |
US20100009993A1 (en) | 2010-01-14 |
US8124615B2 (en) | 2012-02-28 |
EP2303876B1 (en) | 2014-03-19 |
EP2303876A1 (en) | 2011-04-06 |
CN102131810B (zh) | 2014-02-26 |
CN102131810A (zh) | 2011-07-20 |
ES2462403T3 (es) | 2014-05-22 |
WO2009158394A1 (en) | 2009-12-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5433690B2 (ja) | 抗−hiv薬としてのジケト縮合アゾロピペリジンおよびアゾロピペラジン | |
US8039486B2 (en) | Indole, azaindole and related heterocyclic N-substituted piperazine derivatives | |
US8664213B2 (en) | Spiro bicyclic diamine derivatives as HIV attachment inhibitors | |
EP1943221A1 (en) | Piperazine amidines as antiviral agents | |
EP2895475B1 (en) | Tricyclic amidine derivatives as hiv attachment inhibitors | |
EP2895471B1 (en) | Piperidine amide derivatives as hiv attachment inhibitors | |
ES2616432T3 (es) | Derivados de alquenos tricíclicos como inhibidores de la unión del VIH | |
WO2002062423A1 (en) | Composition and antiviral activity of substituted azaindoleoxoacetic piperazine derivatives | |
JP5433691B2 (ja) | Hiv結合阻害剤としてのジケトピペリジン誘導体 | |
EP2601174A1 (en) | Substituted indole and azaindole oxoacetyl piperazinamide derivatives | |
EP1751161B1 (en) | Diazaindole-dicarbonyl-piperazinyl antiviral agents | |
US20040063746A1 (en) | Indole, azaindole and related heterocyclic ureido and thioureido piperazine derivatives | |
JP2016515579A (ja) | Hiv結合阻害剤としてのピペラジンおよびホモピペラジン誘導体 | |
US8685982B2 (en) | Thioamide, amidoxime and amidrazone derivatives as HIV attachment inhibitors | |
JP6533514B2 (ja) | Hiv結合阻害剤としての2−ケトアミド誘導体 | |
ES2347192T3 (es) | Derivados de alqueno piperidina como agentes antivirales. | |
ES2386740T3 (es) | PIPERAZIN-ENAMINAS como agentes antivirales | |
ES2368430T3 (es) | Indol, azaindol y derivados de piperazina n-sustituida heterocíclica relacionados. | |
WO2011159794A1 (en) | Deuterated hiv attachment inhibitors |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120605 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120605 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131112 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131114 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5433690 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |