JP5432780B2 - 描画装置及び基板の判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、描画装置及び基板の判定方法に係り、例えば、複数の種類の基板に使用可能な電子ビームを用いた描画装置およびかかる装置に搬入された基板の判定方法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図9は、可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式という。
近年、マスクを製造する際、様々な種類のマスクブランクスを使用するようになってきた。そして、ブランクスの種類によって、電子ビーム描画装置における描画条件や感度が違う。例えば、レジスト膜下の下地側のブランクスの種類として、最も一般的なバイナリ型の他、ハーフトーン型やEUV(Extreme Ultra Violet)型等がある(例えば、特許文献1参照)。また、同じ種類のマスクブランクスにおいても、さらに、組み合わせるレジスト種が異なる場合がある。そのため、レジストが塗布された状態の描画前のマスクブランクスの種類は非常に多い。今後もさらに種類が増加することが予想される。当然、条件を間違えて描画されたブランクスはフォトマスク(レチクル)として使用できないことになる。そのため、これらのマスクブランクスの種類を見分けることが必要となるが、描画前の段階でブランクスの種類を見分けることは非常に難しい。一旦、保管用ケースから取り出してしまうと見分けがつかない場合が多い。そのため、オペレータのミス等により誤ったブランクスに描画してしまう可能性があるといった問題があった。また、描画装置では複数のブランクスをセットできるものが存在するので、異なる種類のブランクスが1つの装置内で混在する場合があり、間違える可能性がさらに高くなってしまう。
ここで、描画前のブランクスにブランクスの種類を特定するための目印等を形成することも考えられるが、かかる目印を入れるとなると膜を削ることになるのでパーティクルの発生につながってしまう。
特開2007−212738号公報
上述したように、数多くの種類のレジストが塗布された状態の描画前のマスクブランクスが存在し、描画前の段階でブランクスの種類を見分けることは非常に難しい。そのため、誤ったブランクスに描画してしまう可能性があるといった問題があった。しかしながら、かかる問題を十分に解決する手法は従来確立されていなかった。
そこで、本発明は、かかる問題を克服し、描画前の段階でブランクスの種類を判定することが可能な描画装置およびその方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の描画装置は、
基板の種類に応じた複数の抵抗値を記憶する記憶装置と、
搬入された基板の抵抗値を測定する測定部と、
搬入された基板の基板情報を入力し、基板情報に基づいて対応する基板の種類の抵抗値を記憶装置に記憶された複数の抵抗値の中から取得する取得部と、
取得された抵抗値と測定された抵抗値とを比較し、基板情報に沿った基板の種類かどうかを判定する判定部と、
判定の結果、基板情報に沿った基板の種類であった場合に、荷電粒子ビームを用いて前記搬入された基板にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成により、描画前に搬入された基板が基板情報に沿った基板の種類かどうかを判定できる。
また、判定の結果、基板情報に沿った基板の種類であった場合に、測定された抵抗値を用いて、記憶装置に記憶された対応する基板の種類の抵抗値を更新する更新部をさらに備えると好適である。
また、判定部は、取得された抵抗値と測定された抵抗値との差に応じた大小2段階の閾値を用いて判定し、小さい方の閾値に達した場合には警告が出力され、大きい方の閾値に達した場合にはその場で描画処理が中止されるように構成すると好適である。
また、基板の種類として、ハーフトーン型のマスク基板とEUV(Extreme Ultra Violet)型のマスク基板とが含まれると好適である。
本発明の一態様の基板の判定方法は、
描画装置に搬入された基板の抵抗値を測定する工程と、
搬入された基板の基板情報を入力し、基板情報に基づいて対応する基板の種類の抵抗値を記憶装置に記憶された基板の種類に応じた複数の抵抗値の中から取得する工程と、
取得された抵抗値と測定された抵抗値とを比較し、基板情報に沿った基板の種類かどうかを判定し、結果を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、描画前に基板の種類を判定できる。その結果、間違った基板に描画を行うことを防止できる。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における搬入された基板と基板の抵抗値の測定の仕方を説明するための概念図である。 実施の形態1における基板の一例を示す断面概念図である。 実施の形態1における基板の他の一例を示す断面概念図である。 実施の形態1における基板の他の一例を示す断面概念図である。 実施の形態1における複数の基板種と抵抗値を示したグラフである。 図6のグラフを表で示した図である。 実施の形態1における基板の判定工程を含む描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
実施の形態1
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の他の荷電粒子を用いたビームでも構わない。
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例であり、図1では、特に可変成形型電子線描画装置の一例を示している。描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を有している。
そして、電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、及び偏向器208が配置されている。描画室103には、XYステージ105が配置される。XYステージ105には、基板101を昇降可能に支持する支持ピン106が配置され、支持ピン106上に試料となる基板101が配置される。基板101には、まだ何も描画されていない、レジスト膜が形成されたマスクブランクスを用いる。マスクブランクスは、描画された後に最終的に半導体装置を製造する際の露光用マスクとなる。基板101の種類として、例えば、ハーフトーン型のマスク基板とEUV(Extreme Ultra Violet)型のマスク基板とバイナリ型のマスク基板とが含まれる。そして、XYステージ105上には、基板101の抵抗値を測定するための導電性の複数の切り込み部材12,13が支持部材14,15によって支持されている。切り込み部材12,13は、例えば、先端がナイフエッジ形状となったものや、先端が先細りしたピン状になった部材を用いると好適である。
制御部160は、制御計算機110、磁気ディスク等の記憶装置140、外部インターフェース(I/F)回路124、測定器130、及び制御回路170を有している。制御計算機110、磁気ディスク等の記憶装置140、外部インターフェース(I/F)回路124、測定器130、及び制御回路170は、図示しないバスを介して互いに接続されている。制御計算機110内には、メモリ111、抵抗値測定部112、データベース(DB)値取得部114、判定部116、更新部118、描画処理部120、及び出力部122が配置される。抵抗値測定部112、データベース(DB)値取得部114、判定部116、更新部118、描画処理部120、及び出力部122は、それぞれ電気回路等のハードウェアで構成されてもよいし、これらの機能を実行するプログラム等のソフトウェアで構成されてもよい。或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより構成されてもよい。また、抵抗値測定部112、データベース(DB)値取得部114、判定部116、更新部118、描画処理部120、及び出力部122に入出力される情報および演算中の情報はメモリ111にその都度格納される。
XYステージ105上に基板101が搬入されると、複数の切り込み部材12,13が基板101の上方から基板101上に形成された膜を切り込み、導電性の膜に接続する。複数の切り込み部材12,13は、測定器130に接続され、複数の切り込み部材12,13間の抵抗値が測定器130によって測定される。測定された抵抗値は、抵抗値測定部112に出力される。図1では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分以外については記載を省略している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれることは言うまでもない。
図2は、実施の形態1における搬入された基板と基板の抵抗値の測定の仕方を説明するための概念図である。図1において、描画室103内に基板101が搬入され、XYステージ105上に基板101が載置された状態で2つの切り込み部材12,13が基板101の上方から基板101上に形成された膜を切り込み、導電性の膜に接続する。図2では、2つの切り込み部材12,13が切り込む位置をA,Bで示している。例えば、切り込み部材12がAで示す位置、切り込み部材13がBで示す位置で基板101上に形成された膜を切り込む。2つの切り込み部材12,13は、所定の間隔で配置される。例えば、50〜100mm程度の間隔で配置される。そして、描画処理を開始する前に、A,Bで示す2つの切り込み部材12,13間の基板抵抗値Rを測定する。
図3は、実施の形態1における基板の一例を示す断面概念図である。図3では、ハーフトーン型の基板の断面を示している。ハーフトーン型のマスクブランクスでは、ガラス基板230上にハーフトーン膜232が形成され、ハーフトーン膜232上に例えばクロム(Cr)等の遮光膜234が形成される。そして、遮光膜234上にレジスト膜236が形成されている。かかる状態で、2つの切り込み部材12,13がレジスト膜236下の遮光膜234或いはハーフトーン膜232まで切り込む。
図4は、実施の形態1における基板の他の一例を示す断面概念図である。図4では、EUV型の基板の断面を示している。EUV型のマスクブランクスでは、ガラス基板210上にモリブデン(Mo)とシリコン(Si)の例えば40層の積層膜212が形成され、積層膜212上に吸収体膜214が形成される。そして、吸収体膜214上にレジスト膜216が形成されている。かかる状態で、2つの切り込み部材12,13がレジスト膜216下の吸収体膜214或いは積層膜212まで切り込む。ここでは、キャップ膜や反射防止膜等の図示は省略している。
図5は、実施の形態1における基板の他の一例を示す断面概念図である。図5では、バイナリ型の基板の断面を示している。バイナリ型のマスクブランクスでは、ガラス基板220上に例えばクロム(Cr)等の遮光膜224が形成される。そして、遮光膜224上にレジスト膜226が形成されている。かかる状態で、2つの切り込み部材12,13がレジスト膜226下の遮光膜224まで切り込む。
ここで、発明者等は、かかる異なる種類のレジストと異なる種類のマスクブランクスの組合せによって、図2で示した測定法で測定した場合の基板抵抗値に差が生じることを見出した。
図6は、実施の形態1における複数の基板種と抵抗値を示したグラフである。図6において、異なる種類のレジストと異なる種類のマスクブランクスの組合せをNo.1〜5の5種類用意し、それぞれ5枚ずつその基板抵抗値を測定した結果を示している。同じ組み合わせでも多少の誤差は生じるが、組合せ種によって、抵抗値に違いがあることがわかる。特に、No.1,3,5の組合せ種とNo.2,4の組合せ種では、大きく抵抗値が異なっている。
図7は、図6のグラフを表で示した図である。図7では、2種類のレジストA,Bと3種類のマスクブランクスでの組み合わせによる抵抗値の測定結果の一例を示している。図7において、No.1の組合せ種は、ハーフトーン型の基板(マスクブランクス)にレジストAを塗布した基板であり、その抵抗値が2.35×10Ωとなっている。No.2の組合せ種は、EUV型の基板1(マスクブランクス)にレジストAを塗布した基板であり、その抵抗値が1.38×10Ωとなっている。No.3の組合せ種は、EUV型の基板2(マスクブランクス)にレジストAを塗布した基板であり、その抵抗値が2.22×10Ωとなっている。No.4の組合せ種は、ハーフトーン型の基板(マスクブランクス)にレジストBを塗布した基板であり、その抵抗値が2.54×10Ωとなっている。No.5の組合せ種は、EUV型の基板1(マスクブランクス)にレジストBを塗布した基板であり、その抵抗値が1.46×10Ωとなっている。ここでは、異なる種類のレジストと異なる種類のマスクブランクスの組合せ種のほんの一部の例を示したに過ぎないが、組合せ種によって基板抵抗値が異なることがわかる。
そこで、実施の形態1では、基板101を描画装置に搬入し、描画前の段階で搬入された基板101の抵抗値を測定することで、予め容易したデータベースと照合することでかかる基板101の種類を判定する。
図8は、実施の形態1における基板の判定工程を含む描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。まず、予め、異なる種類のレジストと異なる種類のマスクブランクスの組合せ種ごとに図2で示した方法で基板抵抗値を測定しておく。そして、かかる基板の組合せ種類に相関させた抵抗値テーブル50を作成しておく。かかる抵抗値テーブル50は、外部から描画装置100に入力され、記憶装置140に格納される。抵抗値テーブル50に定義された抵抗値は、例えば、1つのレジストと1つの種類のマスクブランクスの組合せ基板を複数枚用意し、測定された全ての基板抵抗値の平均値にすると好適である。但し、平均値に限るものではなく、例えば、中央値を用いてもよい。このように、記憶装置140は、基板の種類に応じた複数の抵抗値を記憶する。
また、基板101を描画するための描画処理登録を描画装置100に行なう際に、かかる基板101の基板情報を登録しておく。かかる基板情報には、レジストとマスクブランクスの組合せ種を識別する識別子が定義される。例えば、基板1と定義される。
抵抗値測定工程(S102)において、抵抗値測定部112は、描画装置100に基板101がセットされ、XYステージ105上に基板101が搬入されると、切り込み部材12,13と測定器130を用いて搬入された基板101の抵抗値を測定する。測定器130或いは抵抗値測定部112は、測定部の一例となる。
DB値取得工程(S104)において、データベース(DB)値取得部114は、搬入された基板101の基板情報を入力し、基板情報に基づいて対応する基板の種類の抵抗値を記憶装置140に記憶された複数の抵抗値の中から取得する。DB値取得部114は、取得部の一例となる。DB値取得部114は、データベースとなる記憶装置140に格納された抵抗値テーブル50を読み出し、基板情報に定義されたレジストとマスクブランクスの組合せ種を識別する識別子を基に、抵抗値テーブル50に定義された抵抗値を取得する。
判定工程(S106)において、判定部116は、データベース(DB)値となる取得された抵抗値と実際に測定された抵抗値とを比較し、基板情報に沿った基板の種類かどうかを判定する。具体的には、取得された抵抗値(DB値:R1)と測定された抵抗値Rとの差が所定の閾値内にあるかどうかを判定すると好適である。ここで、閾値は、大小2段階の閾値α,βを用いると好適である。そして、DB値R1と測定された抵抗値Rとの差の絶対値が小さい方の閾値αに達した場合(NG1の場合)には出力部122が警告を出力する。例えば、図示しないモニタやプリンタ等に警告を出力する。或いは、外部I/F回路124を介して外部装置に警告を出力してもよい。また、大きい方の閾値βに達した場合(NG2の場合)にはその場で描画処理が中止される。このように、2段階の判定基準を用いたことで、誤差が小さい場合には、ユーザに描画を中止するか或いは続行させるかを選択させることができる。また、誤差が大きい場合には、基板自体が描画予定の基板とは違っている可能性が高い。そのため、かかる場合は描画を中止する。かかる工程までが基板の判定方法となる。判定結果は、基板情報に沿った基板の種類であった場合(OKの場合)にもNGの場合と同様に出力されると好適である。
描画工程(S108)において、描画部150は、判定の結果、基板情報に沿った基板の種類であった場合(OKの場合)に、描画処理を開始する。そして、描画部150は、電子ビーム200を用いて搬入された基板101にパターンを描画する。まず、描画装置100は、外部から描画データを入力し、描画処理部120が複数段のデータ変換処理を行って、描画装置固有のショットデータを生成する。ショットデータは、制御回路170に出力され、制御回路170は入力されたショットデータに沿って描画部150を制御して描画部150に描画処理を実行させる。描画部150は以下のように動作する。
電子銃201から照射された電子ビーム200は、照明レンズ202により集光され、矩形例えば長方形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形例えば長方形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。かかる第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像の位置は、偏向器205によって制御され、ビーム形状と寸法を変化させることができる。そして、第2のアパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、偏向器208により偏向されて、移動可能に配置されたXYステージ105上の試料となる基板101の所望する位置に照射される。
また、電子鏡筒102内およびXYステージ105が配置された描画室103内は、図示していない真空ポンプにより真空引きされ、大気圧よりも低い圧力となる真空雰囲気となっている。
ここで、実施の形態1では、さらに、判定の結果、搬入された基板101が基板情報に沿った基板の種類であった場合に、測定された抵抗値を用いて、記憶装置140に記憶された対応する基板の種類の抵抗値を更新する。更新部118が記憶装置140に記憶された対応する基板の種類の抵抗値を更新する。抵抗値テーブル50には、基板の組合せ種類の識別子と抵抗値の他に、抵抗値の算出の基となる測定した基板枚数を平均値の母数として定義されている。そして、実際に描画装置100で描画対象となった基板101の判定結果がOKとなった場合に、XYステージ105上で測定された抵抗値を平均値の母数に加えて、新たな平均値に更新する。かかる構成により、より高精度な抵抗値のデータベースを作成できる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての描画装置、描画方法及び基板の判定方法は、本発明の範囲に包含される。
12,13 切り込み部材
14,15 支持部材
50 抵抗値テーブル
100 描画装置
101 基板
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
106 支持ピン
110 制御計算機
111 メモリ
112 抵抗値測定部
114 DB値取得部
116 判定部
118 更新部
120 描画処理部
122 出力部
124 外部I/F回路
130 測定器
140 記憶装置
150 描画部
160 制御部
170 制御回路
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203 第1のアパーチャ
204 投影レンズ
205,208 偏向器
206 第2のアパーチャ
207 対物レンズ
210,220,230 ガラス基板
212 積層膜
214 吸収体膜
216,226,236 レジスト膜
224,234 遮光膜
232 ハーフトーン膜
330 電子線
340 試料
410 第1のアパーチャ
411 開口
420 第2のアパーチャ
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (5)

  1. 基板の種類に応じた複数の抵抗値を記憶する記憶装置と、
    搬入された基板の抵抗値を測定する測定部と、
    搬入された基板の基板情報を入力し、前記基板情報に基づいて対応する基板の種類の抵抗値を前記記憶装置に記憶された複数の抵抗値の中から取得する取得部と、
    取得された抵抗値と測定された抵抗値とを比較し、前記基板情報に沿った基板の種類かどうかを判定する判定部と、
    判定の結果、前記基板情報に沿った基板の種類であった場合に、荷電粒子ビームを用いて前記搬入された基板にパターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする描画装置。
  2. 判定の結果、前記基板情報に沿った基板の種類であった場合に、測定された抵抗値を用いて、前記記憶装置に記憶された対応する基板の種類の抵抗値を更新する更新部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の描画装置。
  3. 前記判定部は、取得された抵抗値と測定された抵抗値との差に応じた大小2段階の閾値を用いて判定し、小さい方の閾値に達した場合には警告が出力され、大きい方の閾値に達した場合にはその場で描画処理が中止されることを特徴とする請求項1又は2記載の描画装置。
  4. 前記基板の種類として、ハーフトーン型のマスク基板とEUV(Extreme Ultra Violet)型のマスク基板とが含まれることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の描画装置。
  5. 描画装置に搬入された基板の抵抗値を測定する工程と、
    前記搬入された基板の基板情報を入力し、前記基板情報に基づいて対応する基板の種類の抵抗値を記憶装置に記憶された基板の種類に応じた複数の抵抗値の中から取得する工程と、
    取得された抵抗値と測定された抵抗値とを比較し、前記基板情報に沿った基板の種類かどうかを判定し、結果を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とする基板の判定方法。
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